JP3251355B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP3251355B2
JP3251355B2 JP31301192A JP31301192A JP3251355B2 JP 3251355 B2 JP3251355 B2 JP 3251355B2 JP 31301192 A JP31301192 A JP 31301192A JP 31301192 A JP31301192 A JP 31301192A JP 3251355 B2 JP3251355 B2 JP 3251355B2
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真也 松井
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久始 森岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録ヘッドを搭載した
キャリッジの位置および速度を検出するための磁気式リ
ニアエンコーダを設けた記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、記録ヘッドを搭載したキャリ
ッジがガイドシャフトに沿って移動することにより印字
を行う記録装置において、キャリッジの位置および速度
検出を行うために、光学式エンコーダが用いられている
ことが一般に知られている。光学式エンコーダの構成で
は、装置本体側にスリット状のフィルムから成るスケー
ル部を設け、このスケール部に相対して移動するキャリ
ッジ上に透過型または反射型のセンサから成る読取り部
を搭載している。この光学式エンコーダは簡便である
が、ゴミやほこりに弱く、また高密度のスリットはエッ
チング方式やレーザ加工方式の加工では加工精度に限界
があり、高い加工精度を得るためには非常に高価になっ
てしまう。そこで、磁気式エンコーダが発明された。こ
の磁気式エンコーダの構成では、着磁したスケール部の
両端を装置本体側に固定し、このスケール部に相対して
移動するキャリッジ上にMR素子(強磁性体磁気抵抗効
果素子)から成る検出部がビス等により固定されてい
る。この磁気式エンコーダは非接触で読取り可能であ
り、ゴミやほこりに対しても光学式のものに比べて強
い。また着磁密度の高密度化が光学式に比べて容易であ
る。
【0003】また、別な観点から従来例の記録装置、特
に、磁気式リニアエンコーダのスケール部の記録装置本
体への取付け方法を見ると、以下の通りである。図14
において、記録ヘッド(以下、単にヘッドという場合も
ある)101はキャリッジ102に固定されている。こ
のキャリッジ102はガイド軸104、105によって
支持、案内されタイミングベルト(図示せず)等によっ
て駆動モータ(図示せず)により矢印A、B方向に駆動
され、記録媒体106に対して記録ヘッド101による
記録が行われる。ガイド軸104、105は記録装置本
体の側板103a、103bに固定されている。磁気式
リニアエンコーダのヘッド107はキャリッジ102に
対して位置決めされ固定されている。磁気式リニアエン
コーダのスケール部108は、その両端が支持部材10
8a、108bによって側板103a、103bに位置
決めされて固定されている。
【0004】また、磁気式リニアエンコーダのスケール
部の記録装置本体への取付け方法の別の従来例では、図
21に示すように、スケール部の一端が固定されてお
り、他端には、スケール部4に張力を与えるようにバネ
207が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、磁気式リニアエンコーダの検出部をビス等に
よりキャリッジに固定するために、ドライバ等の工具を
必要とした。また、磁気式リニアエンコーダのスケール
部は磁気を帯びた物体の接触によりその着磁情報が損な
われるという弱点があり、前述のように検出部の固定の
ためにドライバを使用するとき、誤ってドライバがスケ
ール部に接触してスケール部の着磁情報が乱れてしまう
という問題があった。
【0006】また、記録装置において、厚さの異なる記
録紙を使用した場合、キャリッジに搭載された記録ヘッ
ドと記録紙の表面との距離を一定に保つために、このキ
ャリッジをそのキャリッジ軸を中心に回転させる方法や
キャリッジ軸を記録紙に対して前後に移動させる方法が
とられる場合がある。この場合、検出部はキャリッジに
固定されているために、キャリッジの移動に伴って移動
するが、スケール部の両端は記録装置本体に固定されて
いるために、キャリッジの移動に伴っては移動しない。
したがって、スケール部の両端部とキャリッジ上の検出
部とが一直線上に位置しなくなり、その結果、キャリッ
ジの走査方向の移動に対して余分な負荷を与え、またス
ケール部の変形または検出部の両端の軸受部の摩耗の原
因になるという問題があった。
【0007】また、検出部は、MR素子と、このMR素
子の保持部と、この保持部の両端に圧入された含油軸受
から構成されており、この磁気式リニアエンコーダに最
も重要な要素であるMR素子とスケール部との間のギャ
ップは上記構成要素によって決定されるが、数10ミク
ロンの精度が要求されるために構成部品の数が多いだけ
精度が得られ難いという問題があった。
【0008】また、磁気式リニアエンコーダのスケール
部の記録装置本体への従来例の取付け方法では、磁気式
リニアエンコーダのスケール部の取付けがガイド軸と平
行になっていない場合や、磁気式リニアエンコーダのス
ケール部の支持部材の取付け位置とヘッドの取付け位置
とがズレている場合には、キャリッジの摺動負荷が側板
に近い位置では増大してしまうという問題があった。こ
のことを図15〜図17を参照して以下に詳述する。
【0009】図15は磁気式リニアエンコーダのスケー
ル部の取付けがガイド軸と平行になってない状態を示す
概略平面図であり、図16は磁気式リニアエンコーダの
スケール部の取付け位置とヘッドの取付け位置とがズレ
ている状態を示す概略平面である。
【0010】図15において、ガイド軸104と磁気式
リニアエンコーダのスケール部108が平行になってな
いために、キャリッジ102がガイド軸104に案内さ
れ、側板103aあるいは側板103bの近傍の領域
a、bに移動したとき、ヘッド107がキャリッジ10
2に固定されているためにスケール部108がそれぞれ
の領域で約l1 、l2 だけ撓むことになり、キャリッジ
位置に対するキャリッジの摺動負荷特性を示す図17に
示すように、キャリッジ位置に対するキャリッジの摺動
負荷は側板103a、103bの近傍で約La 、Lb
なり、キャリッジが中央付近に位置する場合の負荷Lo
よりもかなり増加することになる。
【0011】また、図16に示す磁気式リニアエンコー
ダのスケール部の取付け位置とヘッドの取付け位置がズ
レている場合も同様に、キャリッジ102がガイド軸1
04に案内され、側板103a、103bの近傍の領域
a、bに移動したとき、ヘッド107がキャリッジ10
2に固定されているため、スケール部108がそれぞれ
の領域で約l1 だけ撓むことになり、前述の場合と同様
に、キャリッジ位置に対するキャリッジの摺動負荷特性
を示す図17に示すように、キャリッジ位置に対するキ
ャリッジの摺動負荷は側板103a、103bの近傍で
約La 、となり、キャリッジが中央付近に位置する場合
の負荷Lo よりもかなり増加することになる。
【0012】前述のようなキャリッジの摺動負荷の変動
は、キャリッジが定速運動する場合に振動の原因とな
り、またキャリッジの移動時の騒音や印字品位の低下が
発生するなど、大きな問題となっていた。
【0013】さらに、磁気式リニアエンコーダのスケー
ル部とヘッド部の摺動負荷が変動するために(同時に摺
動負荷が大きくなるために)、ヘッドの軸受部が摩耗し
てしまい、MR素子と着磁部とのエアギャップが狭くな
ってMR素子を破壊してしまったり、広くなって読取り
不良が発生するなどなどの大きな問題もあった。
【0014】さらに、磁気式リニアエンコーダのスケー
ル部の記録装置本体への取付け方法の別の従来例では、
部品点数が多いことにより組み立てが面倒であり、また
キャリッジを走査方向へ移動案内する軸との平行度を保
つことが必要となり、コストアップの要因となる欠点が
あった。
【0015】したがって、本発明の目的は、磁気式リニ
アエンコーダの検出部をキャリッジに容易に取付け可能
にし、かつ取付けの際、スケール部の着磁情報の乱れを
発生させない記録装置を提供することにある。
【0016】本発明の他の目的は、厚みの異なる紙に対
応してキャリッジの位置が変化してもキャリッジの摺動
負荷が変わらず磁気式リニアエンコーダのスケール部の
変形および摩耗を極力抑えることができる記録装置を提
供することにある。
【0017】本発明のさらに他の目的は、MR素子とス
ケール部とのギャップが精度よく出せるような記録装置
を提供することにある。
【0018】また、磁気式リニアエンコーダのスケール
部の記録装置本体への取付けに関して、本発明の目的
は、キャリッジの負荷変動を減少させることにより、磁
気式リニアエンコーダのヘッドの軸受部の摩耗をなく
し、静かで印字品位の良い信頼性の高い記録装置を提供
することにある。
【0019】さらにまた、磁気式リニアエンコーダのス
ケール部の記録装置本体への取付け方法の別の従来例に
関しては、本発明の目的は、より簡単な構成で検出精度
を維持できる記録装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明は、記録ヘッドを搭載するためのキャリッ
ジと、前記キャリッジの位置および速度を検出するため
に、スケール部と、前記スケール部の情報を検出する検
出部と、からなる磁気式リニアエンコーダと、を有する
記録装置において、前記検出部の両端に爪が形成された
爪形成プレートと、前記キャリッジに前記爪形成プレー
トの爪と結合する爪結合部分と、を設け、前記検出部を
前記キャリッジに組み付ける際の前記爪形成プレートの
引き戻しにより、前記爪が前記爪係合部分に係合して前
記検出部が前記キャリッジにスナップ止めされることを
特徴とする記録装置を採用するものである。
【0021】また、本発明は、記録ヘッドを搭載するた
めのキャリッジと、前記キャリッジの位置および速度を
検出するために、スケール部と、前記スケール部の情報
を検出する検出部と、からなる磁気式リニアエンコーダ
と、を有する記録装置において、前記スケール部が貫通
する前記検出部の両端の穴を丸長穴とし、該丸長穴によ
り記録装置に装着された前記検出部が前記スケール部に
対して前記キャリッジの走査方向とは異なる所定方向に
のみ変位可能に構成されることを特徴とする記録装置を
採用するものである。
【0022】また、本発明は、第1の側板および第2の
側板に位置決めされたガイド部材に沿って移動するキャ
リッジと、前記キャリッジの位置および速度を検出する
ために、前記ガイド部材に対向して設けられたスケール
部と、前記キャリッジに搭載され前記スケール部の情報
を検出する磁気ヘッドと、からなる磁気式リニアエンコ
ーダと、を有する記録装置において、前記スケール部の
一端に固定され、前記第1の側板に対して移動可能に配
された第1の支持部材と、前記スケール部の他端に固定
されたスライダと、前記キャリッジの移動方向に対して
前記スライダを移動可能に保持し、前記第2の側板に対
して移動可能に配された第2の支持部材と、を有し、前
記キャリッジが移動することにより、前記磁気ヘッドに
対して前記スケール部が自動調芯されることを特徴とす
る記録装置を採用するものである。
【0023】また、本発明は、第1の側板および第2の
側板に位置決めされたガイド部材に沿って移動するキャ
リッジと、前記キャリッジの位置および速度を検出する
ために、前記ガイド部材に対向して設けられたスケール
部と、前記キャリッジに搭載され前記スケール部の情報
を検出する磁気ヘッドと、からなる磁気式リニアエンコ
ーダと、を有する記録装置において、前記磁気ヘッドの
一端を固定し、前記キャリッジに設けた第1のリブに対
して移動可能に配された第1の支持部材と、前記キャリ
ッジの移動方向に対して前記磁気ヘッドの他端を移動可
能に保持し、前記キャリッジに設けた第2のリブに対し
て移動可能に配された第2の支持部材と、を有し、前記
キャリッジが移動することにより、前記スケール部に対
して前記磁気ヘッドが自動調芯されることを特徴とする
記録装置を採用するものである。
【0024】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の好ましい実
施例を説明する。図1〜図4は、本発明の記録装置の実
施例1を示す。図4は、本発明の記録装置の実施例1の
要部斜視図である。図4において、符号1は記録を行う
ための記録紙を示し、2は記録紙1を搬送する紙送りロ
ーラを示し、3は紙送りローラ2に対向して設けられた
ガイドシャフトを示し、4はガイドシャフト3に対向し
て設けられた磁気式リニアエンコーダのスケール部を示
し、5はガイドシャフト3に沿って移動するキャリッジ
を示し、6はキャリッジ5上に搭載され記録紙1に対し
て記録を行う記録ヘッドを示し、7はガイドシャフト3
を中心に回動可能なキャリッジ5の姿勢を保持するサポ
ートシャフトを示す。
【0025】次に、前述の構成における動作を概略する
と、記録紙1は、紙送りローラ2が矢印2aの向きに回
転することにより、所定の位置まで搬送され、その後記
録ヘッド6による記録が1行行われる毎に、矢印1aの
方向に所定量搬送される。ガイドシャフト3に沿ってキ
ャリッジ5が矢印5aの向きに移動し、キャリッジ5の
位置および速度に合わせてキャリッジ5上に搭載した記
録ヘッド6により記録紙1に記録が行われる。このと
き、キャリッジ5の位置および速度の検出は、キャリッ
ジ5上に設置された磁気式リニアエンコーダの検出部8
(図4には図示せず、図1、図2、図3参照)が磁気式
リニアエンコーダのスケール部4の情報を検出すること
によって行われる。
【0026】次に、図1、図2、図3を用いて、磁気式
リニアエンコーダの検出部8がキャリッジ5上に設置さ
れている状態についてさらに詳しく説明する。図1は、
本発明の特徴を最も良く表す図面であり、同図は、図4
において矢印Bの方向からキャリッジ5を見た斜視図で
あり、磁気式リニアエンコーダの検出部8のキャリッジ
5上への設置の状態が良くわかるようにキャリッジ5上
の記録ヘッド6を取り外した状態を表している。なお、
図1において、図4で示す部品と同一機能の部品は同一
の符号で示している。図1において、磁気式リニアエン
コーダの検出部8にはその両端に爪81および82が設
けられ、即ち、爪81および82が上部に形成された爪
形成プレート79および80が両端に設けられており、
また検出部8の中央部に突起部83が設けられている。
一方、キャリッジ5には角穴51、52、丸穴53、座
54、55が形成されている。磁気式リニアエンコーダ
のキャリッジへの組み立ては、磁気式リニアエンコーダ
のスケール部4が通された磁気式リニアエンコーダの検
出部8を矢印8aの方向に進め、突起部83と丸穴53
を嵌合させながら、爪81および爪82を角穴51およ
び角穴52を通した後、反対方向に引き戻し、座54、
55に爪81、82を引っかけて検出部8をキャリッジ
5へスナップ止めする。
【0027】図2は、図1における円Cの部分を拡大し
た斜視図であり、図3は磁気式リニアエンコーダの検出
部8の内部の構造を説明するために、MR素子86を取
り外した状態で示す斜視図である。なお、図2、図3に
おいて、図1で示す部品と同一機能の部品は同一の符号
で示している。図2、図3において、符号84、85は
検出部8の両端に設けられ、スケール部4に沿って検出
部8が移動する際の軸受を示し、これらの軸受は耐摩耗
性、摺動性に優れた材質で作られる。また、軸受84、
85は、検出部8を構成する上下のプレートの垂直な平
面87、88に対して精度良く位置決めされて検出部8
の両端の爪形成プレート79、80に取付けらており、
矢印8bに示すように、MR素子86を平面87および
88に密着させて検出部8に取付けるだけでスケール部
4とMR素子86との間のギャップが精度良くでるよう
になっている。また、磁気式リニアエンコーダの検出部
8からの出力信号はリード線(図示せず)あるいはフレ
キシブル基板(図示せず)等により外部に取り出される
ようになっている。
【0028】次に、図4〜図7を参照して実施例2を説
明する。再び図4を参照すると、記録紙1と記録ヘッド
6との距離は所定の距離に保たれており、記録紙1の種
類の違いによる厚さの変化により、その距離が変化する
ことがあり、その距離の変化を補正するために、記録装
置のなかには図4に示すようにサポートシャフト7を偏
心軸に形成して、このサポートシャフト7を矢印7aの
方向に回転させることにより、キャリッジ5の後部の位
置を変化させ、その結果図5に示すように、キャリッジ
5をガイドシャフト3を中心に矢印5cの方向に回転さ
せ、結果的に記録紙1と記録ヘッド6との距離の調整を
行うものもある。また、図4に示すように、矢印3aの
方向にガイドシャフト3を平行移動させることにより、
記録紙1と記録ヘッド6との距離の調整を行うものもあ
る。なお、図5は図4の線A−A断面図を示す。
【0029】前述した記録紙と記録ヘッドとの距離の調
整機構を備えた記録装置のうち、キャリッジの回転によ
り距離の調整を行う記録装置では、図5に示すように、
磁気式リニアエンコーダの検出部8内の軸受85はキャ
リッジ5の回転に伴い移動する。その移動量は図5にお
いて、水平方向では微小であるが、上下方向では数mm
の移動となる。なお、図4において、磁気式リニアエン
コーダのスケール部4は端部41および42が記録装置
本体のフレーム(図示せず)に固定されているために、
前述のような軸受85の移動により、キャリッジ5のガ
イドシャフト3に沿っての移動に対して不要な負荷を与
えることになる。また、軸受85およびスケール部4の
摩耗の増大の原因になる。そこで、図6に示すように、
軸受の形状として丸穴に代えて丸長穴を用いる。
【0030】前述のような構成をとることにより、キャ
リッジの回転に伴い、図6において、検出部8が上下方
向に変位してもスケール部4から負荷を受けない。ま
た、丸長穴の横方向の寸法はスケール部4の径に対して
スキマばめの関係になっているので、スケール部4とM
R素子86との距離は一定に保たれ、キャリッジの回転
に伴う検出部8の横方向の変位は微小なためスケール部
4からの負荷を受けない。
【0031】また、前述の記録紙と記録ヘッドとの距離
の調整機構を備えた記録装置のうち、ガイドシャフトの
平行移動により距離の調整を行う記録装置においても、
ガイドシャフトの平行移動に伴い、磁気式リニアエンコ
ーダの検出部の位置も変位し、その結果磁気式リニアエ
ンコーダのスケール部からの不要な負荷を受け、キャリ
ッジのガイドシャフトに沿っての移動への負荷となると
ともに、磁気式リニアエンコーダの検出部内の軸受およ
び磁気式リニアエンコーダのスケール部の摩耗の原因と
なる。そこで、図7に示すように、軸受84および対向
側の軸受85(図示せず)の内側の穴形状を丸穴から丸
長穴にする。このとき、MR素子86が図6に示すよう
な場所に位置すると、MR素子と磁気式リニアエンコー
ダのスケール部4との距離が一定に保たれないので、図
7に示すように、MR素子86が磁気式リニアエンコー
ダのスケール部4の下側に位置するような構成をとる。
前述のような構成をとることにより、記録紙と記録ヘッ
ドとの距離の調整のためにガイドシャフトを平行移動さ
せ、そのために磁気式リニアエンコーダの検出部が横方
向に変位しても、スケール部からの負荷を受けない。
【0032】次に、図8、図9を参照して、実施例3に
ついて説明する。前述した実施例1および実施例2にお
ける磁気式リニアエンコーダの検出部8には、前述のよ
うに、磁気式リニアエンコーダのスケール部とMR素子
との距離は非常に高い精度が要求されるので、耐摩耗
性、摺動性に優れた部材から成る軸受が圧入されてい
る。図8、図9に示すように、別部材からなる軸受を廃
止し、検出部において軸受を保持した爪形成プレート自
体を耐摩耗性、摺動性の優れた樹脂材料で成形してもよ
い。この場合には、軸受の圧入工程がなくなり、磁気式
リニアエンコーダの検出部の組み立てが容易になる。
【0033】その他の実施例としては以下のような構成
がある。実施例1、2、3では、磁気式リニアエンコー
ダの検出部に爪を設け、キャリッジにスナップ止めを行
ったが、磁気式リニアエンコーダの検出部の爪を廃止
し、キャリッジ側に爪を設けて磁気式リニアエンコーダ
の検出部をスナップ止めしてもよい。また、実施例1、
2、3では、磁気式リニアエンコーダの検出部のキャリ
ッジ上におけるキャリッジ走行方向の位置を決定するた
めに、検出部に1個の突出部、キャリッジに1個の丸穴
が設けられているが、検出部に2個の突出部、キャリッ
ジに1個の丸穴および1個の丸長穴を設けてもよい。こ
の場合、前述の実施例1、2、3よりも確実な位置決め
が可能になる。さらに、キャリッジ側に突出部を設け、
磁気式リニアエンコーダの検出部に穴を設けてもよい。
【0034】次に、キャリッジの摺動負荷を減少させる
ための実施例(実施例4〜7)を図10〜図13を参照
して以下に説明する。図10は本発明の磁気式リニアエ
ンコーダを用いた記録装置(実施例4)の概略斜視図で
あり、図11は実施例4における本発明の磁気式リニア
エンコーダのスケール部の取付け状態を示す断面図であ
る。
【0035】図10、図11において、一点鎖線で示す
キャリッジ5はワイヤドット方式、熱転写方式、インク
ジェット方式などの記録ヘッド6を搭載している。キャ
リッジ5はキャリッジガイド軸3、サポート軸7によっ
て案内され、支持されて駆動モータ(図示せず)とタイ
ミングベルト(図示せず)によって矢印5aの方向に往
復駆動され、紙送りローラ2の外周面に巻かれて搬送さ
れる記録媒体2に対して記録ヘッド6により記録を行
い、文字、画像等を形成するようになっている。
【0036】紙送りローラ2はシャーシ303の側板3
03a、303bに回動自在に軸支され、駆動モータ
(図示せず)によって回転駆動される。キャリッジガイ
ド軸3、サポート軸7は側板303a、303bに位置
決めされて固定さている。このように構成されたキャリ
ッジ5には、キャリッジの位置検出、移動量検出のため
の磁気式リニアエンコーダが設けられている。この磁気
式リニアエンコーダは、ワイヤ状に形成された磁性材料
に例えば180ドット/インチ(dpi)や360dp
iに相当するピッチ密度で着磁パターンを着磁したスケ
ール部4と、このスケール部4の着磁パターンを読み取
るためのMR素子から成る検出部とで構成されている。
【0037】スケール部4の一端には、支持部材503
bが固定されており、支持部材503bの側板303b
に対向する面には複数の凹部504が形成されており、
これらの凹部504には球505が配置されて、ころが
り軸受を構成している。一方、スケール部4の他端に
は、スライダ506が固定されており、このスライダ5
06は支持部材503aに嵌合している。支持部材50
3aの側板303aに対向する面には複数の凹部504
が形成されており、これらの凹部504には球505が
配置されて、ころがり軸受を構成している。スライダ5
06と支持部材503aの間にはテンションバネ507
が配置されており、スケール部501の弛みを取るため
に図中矢印Eの方向にスライダ506を付勢している。
【0038】支持部材503a、503bがころがり軸
受を構成しているため、側板303a、303bの外面
303aa、303bbの平面内で自由に移動可能であ
り、したがって、スケール部4の両端は平面303a
a、303bb内で自由に移動可能な構成となってい
る。スケール部4の長手方向は側板303bの外面30
3bbを基準として位置決めされ、スケール部4はテン
ションバネ507によって矢印E方向に付勢されてい
る。このため、スケール部4はたるむことなく基準面3
03bbに当接している。また、磁気ヘッド8はキャリ
ッジ5に固定されている。
【0039】このような構成であるので、支持部材50
3a、503bと磁気ヘッド8の取付け位置がズレてい
る場合(例えば、図11の二点鎖線の位置に磁気ヘッド
8がある場合)でもキャリッジ5が側板303a、30
3bの近傍に移動すると、支持部材503a、503b
が平面303aa、303bb内で自由に移動可能であ
るため、自動調芯がなされ、側板303a、303bの
近傍でキャリッジ5の摺動負荷が増大することはない。
【0040】また、振動、落下等でスケール部4の支持
部材503a、503bの位置が移動してしまっても、
キャリッジ5が側板303a、303bの近傍に移動す
ることにより再び自動調芯が行われるため、キャリッジ
5の摺動負荷は常に一定に保たれる。
【0041】自動調芯の効果を向上させるため、印字開
始前に1回または複数回、キャリッジ5の通常の移動範
囲(例えば、印字範囲)よりも外側、即ちさらに側板3
03a、303bに近い位置まで移動することが効果的
である。なお、スケール部4の両端の部材(503a、
503b、505、506、507)を導電性材料で作
ると、スケール部4が、接地された側板303a、30
3bに電気的に接続することになり、放射ノイズ対策、
静電ノイズ対策が有効に行われることになる。
【0042】次に、図12を参照して本発明の記録装置
の実施例5について説明する。図12において、スケー
ル部4の一端には、材質が摺動性プラスチックである支
持部材513bが固定されており、側板303bに対向
する面には複数の突起514bが形成されており、側板
303bの外面303bb内で自由に移動可能なような
すべり軸受を構成している。
【0043】一方、スケール部4の他端には、スライダ
506が固定されており、このスライダ506は支持部
材513aに嵌合している。支持部材513aの側板3
03aに対向する面には複数の突起514aが形成され
ており、側板303aの外面303aa内で自由に移動
可能なようなすべり軸受を構成している。スライダ50
6と支持部材513aの間にはテンションバネ507が
配置されており、スケール部501の弛みを取るために
図中矢印Eの方向にスライダ506を付勢している。磁
気ヘッド8はキャリッジに固定されている。
【0044】このような構成であるので、キャリッジが
側板303a、303bの近傍に移動すると、スケール
部4の両端の支持部材513a、513bが自動調節さ
れ、キャリッジが側板303a、303bの近傍に移動
したときの摺動負荷の増大を防止できる。
【0045】支持部材513a、513bの材質に導電
性プラスチックを使用し、スライダ506、テンション
バネ507を導電性材料とすると、スケール部501が
スケール部4が、接地された側板303a、303bに
電気的に接続することになり、放射ノイズ対策、静電ノ
イズ対策が有効に行われることになる。
【0046】次に、実施例6を説明すると、実施例4、
5においては、スケール部の両端に軸受を設けることに
よって自動調芯機能を持たせていたが、キャリッジの移
動範囲が片側だけ側板から離れた位置である場合は、キ
ャリッジと側板が離れている方のスケール部の端部を側
板に固定しても実施例4、5と同程度の効果を得ること
ができる。この場合、側板に固定する側のスケール部の
端部を長手方向の基準とすることが精度を向上させる上
で好ましく、また固定する側でスケール部の回転方向の
位置決めもすることができる。
【0047】次に、図13を参照して、本発明の記録装
置の実施例7を説明する。図13において、スケール部
4の両端には保持部材523a、523bが側板303
a、303bに位置決めされて固定されている。キャリ
ッジ5には、磁気ヘッド固定用のリブ401a、401
bが設けられており、磁気ヘッド8は、その一端を支持
部材521aに固定されている。支持部材521aのリ
ブ401aの内面401aaに対向する面には、複数の
凹部524aが形成されており、これらの凹部524a
には球505が配置されて、ころがり軸受を構成してい
る。また、磁気ヘッド8は、その他端を支持部材521
bに嵌入しており、支持部材521bのリブ401bの
内面401bbに対向する面には複数の凹部524bが
形成されており、これらの凹部524bには球505が
配置されてころがり軸受を構成している。支持部材52
1a、521bの間には圧縮バネ526が配置されてお
り、支持部材521a、521bをそれぞれ図中矢印
F、Gの方向に付勢している。
【0048】リブ401aの内面401aaはキャリッ
ジ5に対する磁気ヘッド8の取付け基準面であり、支持
部材521aがころがり軸受であるので、基準面401
aa内では自由に移動可能でありかつ磁気ヘッド8の長
手方向の基準面に対して圧縮バネ526によって常に付
勢されているのでズレることはない。
【0049】また、支持部材521bもリブ401bの
内面401bbに対して付勢されているが、支持部材5
21bもころがり軸受であるため内面401bb内で自
由に移動可能であり、したがって、磁気ヘッド8は基準
面401aaに対して平面内で移動可能である。
【0050】このような構成であるので、キャリッジ5
が側板303a、303bの近傍に移動した場合、スケ
ール部4の支持部材523a、523bと磁気ヘッド8
の位置がズレていたとしても磁気ヘッド8が基準面40
1aaに対して平面内で自由に移動可能であるため、自
動調芯がなされ、キャリッジ5が側板303a、303
bの近傍に移動しても摺動負荷が増大することがない。
なお、磁気ヘッドの支持部材521a、521bを摺動
性プラスチックで成形し、すべり軸受としても同様の効
果を得ることができる。
【0051】次に、部品点数を減少させ、検出精度を維
持するための実施例(実施例8、9)を図18〜図20
を参照して説明する。図18は実施例8の斜視図であ
り、図19はその正面図である。図18、図19におい
て、磁気式リニアエンコーダのスケール部4の一端は、
例えばネジ204によって記録装置本体の側板に固定さ
れており、スケール部4の他端205は、側板には固定
されず、自由端部となっている。また、自由端部は記録
装置本体の側板に形成された穴内に挿入されており、摺
動自在に案内されるようになっている。図20は実施例
9を示す正面図であり、この実施例では、スケール部4
の一端はナット206によって記録装置本体の側板に固
定されており、他端は実施例8と同様な自由端部となっ
ている。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、磁気式リニアエンコーダの検出部をキャリッ
ジに容易に取り付け可能にし、かつ取り付けの際、スケ
ール部の着磁情報の乱れを発生させない記録装置が得ら
れる。
【0053】また、異なる厚みの紙に対応してキャリッ
ジの位置が変化しても磁気式リニアエンコーダのスケー
ル部がキャリッジに対して余分な摺動抵抗を与えること
なく、磁気式リニアエンコーダのスケール部の変形およ
び摩耗を極力抑えることができる記録装置が得られる。
【0054】また、MR素子とスケール部との距離を精
度良く出せる記録装置が得られる。
【0055】また、キャリッジに搭載された磁気ヘッド
に対してスケール部が自動調芯されるため、側板の近傍
でキャリッジの摺動負荷が増大することがなく、キャリ
ッジの摺動負荷が一定に保たれる記録装置が得られる。
【0056】また、スケール部に対してキャリッジに搭
載された磁気ヘッドが自動調芯されるために、側板の近
傍でキャリッジの摺動負荷が増大することがなく、キャ
リッジの摺動負荷が一定に保たれる記録装置が得られ
る。
【0057】
【0058】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の磁気式リニアエンコーダの検
出部をキャリッジに取付ける状態を示した斜視図であ
る。
【図2】図2は、検出部の斜視図である。
【図3】図3は、検出部の内部を示す斜視図である。
【図4】図4は、本発明の磁気式リニアエンコーダを適
用する記録装置の要部斜視図である。
【図5】図5は、図4の線A−Aで切断した横断面図で
ある。
【図6】図6は、実施例2のうちの1例を示す斜視図で
ある。
【図7】図7は、実施例2のうちの他の1例を示す斜視
図である。
【図8】図8は、実施例3のうちの1例を示す斜視図で
ある。
【図9】図9は、実施例3のうちの他の1例を示す斜視
図である。
【図10】図10は、本発明の磁気式リニアエンコーダ
を適用する記録装置の概略斜視図である。
【図11】図11は、本発明の磁気式リニアエンコーダ
を適用する記録装置の実施例4の概略断面図である。
【図12】図12は、実施例5の概略断面図である。
【図13】図13は、実施例7の概略断面図である。
【図14】図14は、従来例の記録装置の概略断面図で
ある。
【図15】図15は、従来例の記録装置の説明図であ
る。
【図16】図16は、従来例の記録装置の説明図であ
る。
【図17】図17は、摺動負荷の変化を示すグラフであ
る。
【図18】図18は、実施例8の斜視図である。
【図19】図19は、実施例8の正面図である。
【図20】図20は、実施例9の側面図である。
【図21】図21は、従来例の記録装置の正面図であ
る。
【符号の説明】
1 記録紙 2 紙送りローラ 3 ガイドシャフト 4 磁気式リニアエンコーダのスケール部 5 キャリッジ 6 記録ヘッド 7 サポートシャフト 8 磁気式リニアエンコーダの検出部 51、52 角穴 53 丸穴 54、55 座 81、82 爪 83 突起部 84、85 軸受 86 MR素子 303a、303b 側板 503a、503b、513a、513b、523a、
523b 支持部材 521a、521b 磁気ヘッド支持部材 204 スケール部の一端 205 スケール部の自由端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 真也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 大西 敏之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 鹿志村 誠 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 佐藤 勝 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 森岡 久始 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 金光 伸二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 菊地 祥二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−148280(JP,A) 特開 昭62−127268(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 19/18 H04N 1/04

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドを搭載するためのキャリッジ
    と、 前記キャリッジの位置および速度を検出するために、ス
    ケール部と、前記スケール部の情報を検出する検出部
    と、からなる磁気式リニアエンコーダと、 を有する記録装置において、 前記検出部の両端に爪が形成された爪形成プレートと、
    前記キャリッジに前記爪形成プレートの爪と結合する爪
    結合部分と、を設け、前記検出部を前記キャリッジに組
    み付ける際の前記爪形成プレートの引き戻しにより、前
    記爪が前記爪係合部分に係合して前記検出部が前記キャ
    リッジにスナップ止めされることを特徴とする記録装
    置。
  2. 【請求項2】 前記キャリッジの走査方向と垂直な方向
    で前記検出部および前記キャリッジのいずれか一方に設
    けられた少なくとも1つの突起部と、前記検出部および
    前記キャリッジのいずれか他方に設けられた少なくとも
    1つの凹部または穴部と、を有し、前記突起部と前記凹
    部または穴部との嵌合によって、前記キャリッジの走査
    方向における前記キャリッジに対する前記検出部の位置
    を決定することを特徴とする請求項1に記載の記録装
    置。
  3. 【請求項3】 記録ヘッドを搭載するためのキャリッジ
    と、 前記キャリッジの位置および速度を検出するために、ス
    ケール部と、前記スケール部の情報を検出する検出部
    と、からなる磁気式リニアエンコーダと、 を有する記録装置において、 前記スケール部が貫通する前記検出部の両端の穴を丸長
    穴とし、該丸長穴により記録装置に装着された前記検出
    部が前記スケール部に対して前記キャリッジの走査方向
    とは異なる所定方向にのみ変位可能に構成されることを
    特徴とする記録装置。
  4. 【請求項4】 前記検出部はMR素子と該MR素子を保
    持する保持部からなり、該保持部が摺動性に優れた樹脂
    で形成されることを特徴とする請求項3に記載の記録装
    置。
  5. 【請求項5】 第1の側板および第2の側板に位置決め
    されたガイド部材に沿って移動するキャリッジと、 前記キャリッジの位置および速度を検出するために、前
    記ガイド部材に対向して設けられたスケール部と、前記
    キャリッジに搭載され前記スケール部の情報を検出する
    磁気ヘッドと、からなる磁気式リニアエンコーダと、 を有する記録装置において、 前記スケール部の一端に固定され、前記第1の側板に対
    して移動可能に配された第1の支持部材と、 前記スケール部の他端に固定されたスライダと、 前記キャリッジの移動方向に対して前記スライダを移動
    可能に保持し、前記第2の側板に対して移動可能に配さ
    れた第2の支持部材と、 を有し、 前記キャリッジが移動することにより、前記磁気ヘッド
    に対して前記スケール部が自動調芯されることを特徴と
    する記録装置。
  6. 【請求項6】 前記スケール部の弛みを取るために、前
    記スライダを付勢するバネを設けたことを特徴とする請
    求項5に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記支持部材と前記側板との間にころが
    り軸受を設けたことを特徴とする請求項5に記載の記録
    装置。
  8. 【請求項8】 前記支持部材と前記側板との間にすべり
    軸受を設けたことを特徴とする請求項5に記載の記録装
    置。
  9. 【請求項9】 第1の側板および第2の側板に位置決め
    されたガイド部材に沿って移動するキャリッジと、 前記キャリッジの位置および速度を検出するために、前
    記ガイド部材に対向して設けられたスケール部と、前記
    キャリッジに搭載され前記スケール部の情報を検出する
    磁気ヘッドと、からなる磁気式リニアエンコーダと、 を有する記録装置において、 前記磁気ヘッドの一端を固定し、前記キャリッジに設け
    た第1のリブに対して移動可能に配された第1の支持部
    材と、 前記キャリッジの移動方向に対して前記磁気ヘッドの他
    端を移動可能に保持し、前記キャリッジに設けた第2の
    リブに対して移動可能に配された第2の支持部材と、 を有し、 前記キャリッジが移動することにより、前記スケール部
    に対して前記磁気ヘッドが自動調芯されることを特徴と
    する記録装置。
  10. 【請求項10】 前記支持部材を前記リブに付勢するた
    めのバネを設けたことを特徴とする請求項9記載の記録
    装置。
  11. 【請求項11】 前記支持部材と前記リブとの間にころ
    がり軸受を設けたことを特徴とする請求項9に記載の記
    録装置。
  12. 【請求項12】 前記支持部材と前記リブとの間にすべ
    り軸受を設けたことを特徴とする請求項9に記載の記録
    装置。
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