JP3046146U - Fg検出用ヘッドの固定構造およびブラシレスモータ - Google Patents

Fg検出用ヘッドの固定構造およびブラシレスモータ

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JP3046146U JP1997005220U JP522097U JP3046146U JP 3046146 U JP3046146 U JP 3046146U JP 1997005220 U JP1997005220 U JP 1997005220U JP 522097 U JP522097 U JP 522097U JP 3046146 U JP3046146 U JP 3046146U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FGヘッドを少ない部品点数で精度よく基板
に固定すること。 【解決手段】 ロータに設けられたマグネット部材から
発生される回転周波数信号を検出するためのFG検出用
ヘッド41を、ステータに固定された平板状の金属部材
43を所定形状に切り起こして形成した互いに同方向に
平行に突出する2つの切り起こし部43a,43bの間
に固定した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、VTR用キャプスタンモータ等の回転周波数信号を検出するFG検 出用ヘッドの固定構造およびFG検出用ヘッドを使用したブラシレスモータに関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、特開平8−109931号公報に記載されたような、VTR用のキ ャプスタン軸を回転駆動するためのキャプスタンモータとしてのブラシレスモー タ1が提案されている。図6に示すように、ブラシレスモータ1は、主に、軸受 ホルダ3に固定されたステータ4及び回路基板5と、回転軸6と、回転軸6の一 端に固定されたロータ7から構成されている。
【0003】 このようなブラシレスモータ1は、VTRのキャプスタン軸を駆動するという 用途の特徴から高速回転が求められていると共に、正確な回転速度を一定に保つ 必要性を有している。そのため、ロータ7に取り付けられた回転周波数発生用マ グネット(以下、FGマグネットという)Mから出力される回転周波数信号を正 確に検出するための高性能な感磁素子、例えばFG検出用ヘッド8を基板等に固 定した構成を有している。
【0004】 なお、FGマグネットMは、図7に示すように、例えば、円形状に形成された ロータ7の外周部分に固定された円形状のマグネットで、その突出部MAに0. 5mm程度のピッチごとにN極とS極が交互に着磁されており、720極で形成 されている。ブラシレスモータ1は、EPモード(3倍モード)とSPモード( 標準モード)の2モードを有しており、これらのモードによってロータ7の回転 速度が変わるようになっている。FGマグネットMは、EPモード(3倍モード )とSPモード(標準モード)の両モードに対応可能なように、すなわち、どち らのモードでロータ7が回転している場合でもワウ・フラッタが起こらないよう な着磁数となっている。
【0005】 軸受ホルダ3は、回転軸6を回転自在に挿通するためのスペースを内部に有す る筒部3aと、筒部3aの一端側より半径方向外側に突出するように形成された 鍔部3bを有している。筒部3aの内側には、メタル軸受9,9が固定されてお り、メタル軸受9,9によって回転軸6が2点で回転自在に支承されている。ま た、筒部3aには、テープを駆動するための他部品として設けられるピンチロー ラーRを、外部より回転軸6に摺接させるための窓3cが設けられている。
【0006】 また、鍔部3bの外側には、コイル10を巻回したステータコア11が固定さ れており、これらのコイル10及びステータコア11はステータ4を構成してい る。さらに、鍔部3bには、図8に示すように、複数のネジ孔3dが形成されて いる。このネジ孔3dは、ステータコア11及び回路基板5をネジ12により軸 受ホルダ3に固定したり、ブラシレスモータ1自体をVTR装置等のフレームに 固定するためのものである。
【0007】 一方、回転軸6の一端近傍には、ステータ4を一方側から覆うようなカップ形 状のロータ7が挿通固定されている。そして、さらに回転軸6の軸方向外側、す なわち先端部分には、ブラシレスモータ1の駆動力を図示しないベルトを介して 他部材にも利用するためのプーリー13が固定されている。ロータ7の半径方向 における外側端部分には、ステータ4のステータコア11と対向するようにロー タマグネット14が固定されている。ロータマグネット14は、ステータ4のコ イル10に電流を流してステータコア11を磁化させると、ステータコア11に 反発もしくは吸引されて回転する。これによって、ロータ7は、回転軸6を回転 中心として回転するようになっている。
【0008】 回路基板5は、平板状の金属部材に直接所定の回路パターンが印刷されたもの や、あるいは軸受ホルダ3に金属部材をベースとして固定し、このベースに樹脂 部材で形成された回路基板5を接着固定したものなどが使用されている。この回 路基板5は、ステータ4及びロータ7の外周端より半径方向外側に一部が突出す るように軸受ホルダ3に固定されている。そして、回路基板5の突出している部 分には、ロータ7の回転時にFGマグネットMから発生する回転周波数信号を検 出する感磁素子としてのFG検出用ヘッド8が固定されている。ブラシレスモー タ1は、FG検出用ヘッド8で検出した回転周波数信号を回路内で処理してロー タ7の回転制御に利用するようにしている。
【0009】 このようなブラシレスモータ1におけるFG検出用ヘッド8の固定構造は、一 般的に次の2通りの構造のいずれかとなっている。
【0010】 まず、第1の固定構造について説明する。FG検出用ヘッド8は、図9(A) に示すように、取付金具15に溶接により固定され、この取付金具15を、ベー ス部材となる平板状の金属部材16aに2箇所でネジ止め固定することによって 、所定の位置に固定されている。この金属部材16aは、ステータコア11にネ ジ止め固定されたもので、かつ印刷回路基板16bの剛性を確保するために接着 固定したもので、印刷回路基板16bと協働して回路基板5を構成している。印 刷回路基板16bには、取付金具15を設置する位置に切欠き部17が形成され ている。取付金具15に固定されたFG検出用ヘッド8は、この切欠き部17内 に収まるように金属部材16aに固定されている。また、金属部材16aには、 印刷回路基板16bの切欠き部17と重なって露出している位置に、取付金具1 5を固定するための固定用ネジ18,18が挿通されるネジ孔19,19が設け られている。
【0011】 一方、取付金具15は、FG検出用ヘッド8を溶接固定する溶接面20と、こ の溶接面20の外周端から直角方向に湾曲されて形成された段部21,21と、 段部21,21から直角方向に湾曲されて溶接面20と平行に形成された取付面 22,22から形成されており、取付面22,22には固定用ネジ18,18を 挿通させるための挿通孔23,23が形成されている。
【0012】 そして、固定用ネジ18,18を取付金具15の挿通孔23,23及び金属部 材16aのネジ孔19,19に挿通させることによって、FG検出用ヘッド8を 金属部材16aに固定させるようにしている。なお、このFG検出用ヘッド8の 固定構造では、FG検出用ヘッド8を印刷回路基板16bに対して固定するので はなく、ベース部材となる金属部材16aに取付金具15を介して固定したもの であるが、印刷回路基板16bを金属部材で形成し直接回路パターンを印刷した ものに適応する場合は、取付金具15を印刷回路基板16bに直接固定すること となる。
【0013】 また、第2の固定構造は、FG検出用ヘッド8を、図9(B)に示すようにし て所定位置に固定する。すなわち、印刷回路基板25は、ベース部材となる金属 部材26に接着固定されていると共に、FG検出用ヘッド8を設置する位置に切 欠き部27が形成されている。FG検出用ヘッド8は、この切欠き部27内で一 方の内周端側に当接して寄るように配置されており、他方の内周端側はFG検出 用ヘッド8と印刷回路基板25との間にスペースが空くようになっている。すな わち、印刷回路基板25の切欠き部27の一方の内周端がFG検出用ヘッド8の 位置出し部となっている。
【0014】 なお、印刷回路基板25のFG検出用ヘッド8と当接している部位の近傍には 、取付金具28を固定するための固定用ネジ29を挿通するための挿通孔30が 設けられている。また、金属部材26の挿通孔30と重なる位置にも、固定用ネ ジ29を挿通するための挿通孔31が設けられている。
【0015】 一方、取付金具28は、FG検出用ヘッド8を印刷回路基板25及び金属部材 26と協働して囲むようにコの字状に折れ曲がった形状を有している。また、取 付金具28の両端部は、さらに折れ曲がって形成されており、この折れ曲がった 部分の一方は、印刷回路基板25に当接して固定される当接面28a、他方は金 属部材26に挿通されて引っかかる引掛け部28bとなっている。そして、当接 面28aには、固定用ネジ29を挿通するための挿通孔28cが設けられている 。FG検出用ヘッド8は、挿通孔28c,30,31内に固定用ネジ29を挿通 させることによって、所定の位置に固定されることとなる。
【0016】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した第1のFG検出用ヘッドの固定構造では、FG検出用 ヘッド8を固定する際に、まず取付金具15に溶接した後、この取付金具15を 2本の固定用ネジ18,18で金属部材16aに固定することとなり、FG検出 用ヘッド8の位置精度を出すのが困難となっている。また、固定用ネジ18も2 本必要となり、部品点数が多くなる。したがって、FG検出用ヘッド8の出力信 号が製品によってばらつき安定しないものとなる。また、精度を出そうとすると 、製造時間が長くなり製造効率が悪化してしまう。このため、部品コスト及び製 造コストが高いものとなっている。
【0017】 一方、第2の固定構造は、固定用ネジ29が1本ですむと共に、FG検出用ヘ ッド8の位置精度はよくなる。しかし、この第2のFG検出用ヘッドの固定構造 では、FG検出用ヘッド8を印刷回路基板25の切欠き部27の内周端に当接さ せて位置決めしているので、金属部材26を省略した構成、すなわち、印刷回路 基板25を金属製としこの印刷回路基板25に直接FG検出用ヘッド8を固定す るものには適用できない。
【0018】 また、第1及び第2の従来技術は共に、FG検出用ヘッド8を所定位置に固定 する際に、取付金具15,28を必要とするため、部品点数が多く、組立時間が 長くなると共にコストの高いものとなっている。
【0019】 本考案は、ブラシレスモータの有する回路基板が、平板状の金属部材で形成さ れている場合でも、また樹脂で形成されており剛性を保つため平板状の金属部材 に接着固定されている場合でも、共通して使用できるFG検出用ヘッドの固定構 造であって、従来に比して、少ない部品点数で精度よく固定することが可能なF G検出用ヘッドの固定構造およびFG検出用ヘッドを使用したブラシレスモータ を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上述した目的に鑑みて、請求項1記載のFG検出用ヘッドの固定構造において は、ロータに設けられたマグネット部材から発生される回転周波数信号を検出す るためのFG検出用ヘッドを、平板状の金属部材に固定したFG検出用ヘッドの 固定構造において、FG検出用ヘッドを、金属部材を所定形状に切り起こして形 成した互いに同方向に平行に突出する2つの切り起こし部の間に固定している。 また、請求項2記載のFG検出用ヘッドの固定構造においては、請求項1記載の 考案に加えて、切り起こし部は、外側から内側に向けて切り起こした構成とし、 その両切り起こし部の間に設けられる金属部材の載置部にFG検出用ヘッドを載 置している。
【0021】 また、請求項3記載のブラシレスモータは、請求項1または2記載のFG検出 用ヘッドを、ロータの外周に対向させて設置している。さらに、請求項4記載の ブラシレスモータは、請求項3記載の考案に加えて、FG検出用ヘッドを、印刷 回路基板が取り付けられると共にステータに固定される金属部材に設置している 。
【0022】 本考案では、FG検出用ヘッドを、金属部材を所定形状に切り起こして形成し た互いに同方向に平行に突出する2つの切り起こし部の間に固定している。具体 的には、切り起こし部の一方に当接させると共に、他方にネジ止め固定すること により、金属部材に固定している。したがって、取付用の部材としてネジ等を使 用するだけで、FG検出用ヘッドが、精度よく金属部材に固定されることとなる 。しかも、金属部材に回路パターンを直接印刷することによって、回路基板の剛 性保護用としての金属部材を廃止した構成のものにも同じく適用することが可能 である。
【0023】 また、このように取り付けられるFG検出用ヘッドをブラシレスモータのロー タの外周に対向させて設置すると、ロータとのギャップ調整が容易に行えると共 に精度よく取り付けることができる。このため、ブラシレスモータの回転制御の 精度がよくなると共に組立効率が向上する。
【0024】
【考案の実施の形態】
本考案のFG検出用ヘッドの固定構造およびブラシレスモータの実施の形態を 、図1から図4を用いて説明する。
【0025】 なお、本実施の形態のFG検出用ヘッドの固定構造を適用するブラシレスモー タ40は、全体の構成としては、従来技術で説明したブラシレスモータ1とほぼ 同様の構成を有している。そのため、本実施の形態において、図5に示された従 来技術のものと同様の構成については概略の説明を省略し、また同一部材につい ては同一符号を使用して説明するようにする。また、本実施の形態では、FG検 出用ヘッド41を固定する部位近傍のみ異なる構成を有しているので、FG検出 用ヘッド41の固定される近傍のみを主に説明する。
【0026】 本実施の形態で用いるFG検出用ヘッド41は、いわゆるオーディオヘッドと 同様な構成を有するヘッドとなっている。そして、このFG検出用ヘッド41は 、ステータコア11に固定された平板状の金属部材43に取り付けられている。 金属部材43には、切り起こし部43a,43bが設けられている。切り起こし 部43a,43bは、金属部材43と一体的に形成されており、金属部材43よ り直角に同方向に平行に突出するように形成されている。なお、一方の切り起こ し部43aには、FG検出用ヘッド41を設置固定するための固定用ネジ44を 挿通させる挿通孔45が形成されている。
【0027】 また、金属部材43には、印刷回路基板42が切欠き部17内に切り起こし部 43a,43bを挿通させながら接着固定されている。すなわち、切り起こし部 43a,43bは、印刷回路基板42の切欠き部17内を通って、突出するよう になっている。
【0028】 なお、切り起こし部43a,43bは、図4に示すように、平板形状の金属部 材43にコの字形状の切込みX,X’を形成し、切込みX,X’を入れた部分を 矢示Y,Y’方向に直角になるまで起こすことによって成形されたものとなって いる。そして、その両切り起こし部43a,43bの間に、FG検出用ヘッド4 1の載置部43cが形成されている。
【0029】 上述したように、印刷回路基板42の切欠き部17内には、2つの切り起こし 部43a,43bが平行に立設されている。この切り起こし部43a,43bの 間には、FG検出用ヘッド41が配置されている。このFG検出用ヘッド41は 、略4角形の板状部材で形成されており、外周縁部分が底面41a、固定面41 b,案内面41c、ギャップ面41dとなっている。FG検出用ヘッド41は、 底面41aを金属部材43に当接させ、案内面41cを切り起こし部43bに当 接させることによって位置決めされるようになっている。そして、案内面41c に沿って図1で矢示Z方向、すなわちロータ7に近づけたり遠ざけたりする方向 に案内されるようになっている。
【0030】 この実施の形態におけるロータ7は、ロータケース7aの外周にアウトサート 成形されたプラスチックマグネットを有し、そのプラスチックマグネットの部分 がFGマグネットMとなっている。そして、外周面にNS交互に720極の着磁 がなされている。
【0031】 なお、ギャップ面41dは、FGマグネットMから発生される磁力Dを検出す る感磁部となっている。また、固定面41bには、図1の矢示Z方向に沿って長 く形成された有底孔46が設けられている。この有底孔46は、切り起こし部4 3aに形成された挿通孔45に挿通された固定用ネジ44の先端部分が進入する ようになっている。
【0032】 そして、固定用ネジ44を挿通孔45に挿通させ有底孔46に係止させること により、FG検出用ヘッド41は金属部材43に固定されることとなる。なお、 この固定を行う前に、FG検出用ヘッド41を案内面41cに沿って図1で矢示 Z方向に摺接させ、ロータ7とのギャップを調整する。この調整は、検出信号の 出力が所定の大きさとなっているか否かをチェックすることにより行う。この調 整によってロータ7とのギャップは100μm±30μm程度に整えられる。
【0033】 本実施の形態では、上述したような構成となっているため、簡単な構成で確実 に、しかも位置精度よくFG検出用ヘッド41を金属部材43に固定することが 可能となっている。なお、ブラシレスモータ40では、ロータ7の回転時に、図 1の矢示Eに示すように、若干、ロータマグネット14からの磁力も検出してし まうこととなる。しかしながら、このロータマグネット14からの磁力は、FG 検出用ヘッド41の載置部43cとなる金属部材43により吸収され、FG検出 用ヘッド41への入力が遮断されるため、本来の回転周波数信号Dの検出に影響 しないようになっている。そのため、本実施の形態では、FG検出用ヘッド41 が、確実に回転周波数信号Dを検出し、ロータ7の回転を正確に制御できるよう になっている。
【0034】 なお、上述の実施の形態は、本考案の好適な実施の形態の例であるが、これに 限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において、種々変形実 施が可能である。例えば、上述の実施の形態では、一方の切り起こし部43aに FG検出用ヘッド41をネジ止め固定しているが、他方の切り起こし部43bに も挿通孔を設けてネジ止め固定するようにしても良い。
【0035】 また、上述の実施の形態では、印刷回路基板42を樹脂製の基板とし、剛性の 保持のために平板状の金属部材43に接着固定するように構成したが、印刷回路 基板42を金属部材で形成し直接ステータコア11に固定すると共に、印刷回路 基板42に2つの切り起こし部を形成して、この切り起こし部の一方または双方 にネジを挿通し、FG検出用ヘッド41をネジ止め固定するようにしても良い。
【0036】 また、図5に示すように、ブラシレスモータ40のステータコア11に取り付 けられる回路基板5ではなく、他の回路基板50に取り付けるようにしても良い 。このようにするとFG検出用ヘッド41が逆さとならず、長期間安定した状態 で取り付けられることとなる。
【0037】
【考案の効果】
請求項1記載の考案では、FG検出用ヘッドを、金属部材を所定形状に切り起 こして形成した互いに同方向に平行に突出する2つの切り起こし部の間で固定し ている。したがって、例えば、取付金具のような特別な部品を使用しなくとも、 確実に、しかも位置精度良く、FG検出用ヘッドが金属部材に固定することが可 能となる。また、切り起こし部が、駆動用のマグネットから発生する磁力を遮断 し、磁気シールドの役割を担うこととなり、精度の良い検出信号を得ることがで きる。
【0038】 また、請求項2記載の考案では、一方の切り起こし部がガイドとなるため取り 付け位置の精度がよくなると共にネジにより簡単に固定することが可能となる。 加えて、金属部材の載置部によって磁気シールドが一層完全となる。
【0039】 また、請求項3および4記載のブラシレスモータは、請求項1または2記載の FG検出用ヘッドを取り付けているので、ロータとのギャップ調整が容易に行え 、かつ駆動マグネットからの磁気ノイズも遮断できるものとなり、回転制御の精 度が向上し安定した回転を有するブラシレスモータとすることができる。
【提出日】平成9年10月9日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】 また、請求項3記載のブラシレスモータは、請求項1または2記載のFG検出 用ヘッドの固定構造において、前記FG検出用ヘッドを、ロータの外周に対向さ せて設置している。さらに、請求項4記載のブラシレスモータは、請求項3記載 の考案に加えて、FG検出用ヘッドを、印刷回路基板が取り付けられると共にス テータに固定される金属部材に設置している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態のFG検出用ヘッドの固定
構造を示した側面図である。
【図2】図1に示したFG検出用ヘッドの固定構造を矢
示II方向から見た正面図である。
【図3】図2の矢示III方向から見た平面図である。
【図4】図1に示したFG検出用ヘッドの固定構造にお
ける切り起こし部の加工成形を説明するための図で、切
り起こし部の加工前の金属部材の斜視図である。
【図5】本考案の実施の形態の変形例を示す側面図であ
る。
【図6】従来のブラシレスモータの全体構成を示した縦
断面図である。
【図7】図6に示したブラシレスモータのFGマグネッ
トの一部を表した斜視図である。
【図8】図6に示したブラシレスモータの軸受ホルダ及
びメタル軸受を示した分解斜視図である。
【図9】従来のFG検出用ヘッドの固定構造を示した図
で、(A)は、第1の従来技術の固定構造を示したもの
で、(B)は、第2の従来技術の固定構造を示したもの
である。
【符号の説明】
40 ブラシレスモータ 41 FG検出用ヘッド 42 印刷回路基板 43 金属部材 43a,43b 切り起こし部 M FGマグネット(マグネット部材)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータに設けられたマグネット部材から
    発生される回転周波数信号を検出するためのFG検出用
    ヘッドを、平板状の金属部材に固定したFG検出用ヘッ
    ドの固定構造において、前記FG検出用ヘッドを、前記
    金属部材を所定形状に切り起こして形成した互いに同方
    向に平行に突出する2つの切り起こし部の間に固定した
    ことを特徴とするFG検出用ヘッドの固定構造。
  2. 【請求項2】 前記切り起こし部は、外側から内側に向
    けて切り起こした構成とし、その両切り起こし部の間に
    設けられる前記金属部材の載置部に前記FG検出用ヘッ
    ドを載置したことを特徴とする請求項1記載のFG検出
    用ヘッドの固定構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のFG検出用ヘッ
    ドを、ロータの外周に対向させて設置したことを特徴と
    するブラシレスモータ。
  4. 【請求項4】 前記FG検出用ヘッドを、印刷回路基板
    が取り付けられると共にステータに固定される金属部材
    に設置したことを特徴とする請求項3記載のブラシレス
    モータ。
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