JP3270676B2 - 光ディスク再生装置 - Google Patents

光ディスク再生装置

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JP3270676B2
JP3270676B2 JP07979196A JP7979196A JP3270676B2 JP 3270676 B2 JP3270676 B2 JP 3270676B2 JP 07979196 A JP07979196 A JP 07979196A JP 7979196 A JP7979196 A JP 7979196A JP 3270676 B2 JP3270676 B2 JP 3270676B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータとりわけ、ラップトップ型のコンピュータに接続
し、大量の音声や文字、画像情報を記憶したCD−RO
M等の光ディスクの再生を行う光ディスク再生方法及び
光ディスク再生装置とりわけポータブル型の装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、オーディオ用CDをはじめとし
て、CD−ROM等が既に普及し、各分野で応用と高性
能化への開発努力がなされている。特に、大量のデータ
を高速に記録再生できる特徴から、最近ではコンピュー
タ用のデータ再生装置としてCD−ROMプレーヤ等の
光ディスク再生装置がマルチメディアの中心的存在とし
て急速に普及している。とりわけ、ラップトップ型パソ
コン用にインターフェースカード(PCMCIAカー
ド)等を介して接続可能な、外付けタイプ(ポータブル
型)のCD−ROMプレーヤが市場で人気を博してい
る。
【0003】そこで、CD−ROMを例にして、従来の
光ディスク再生装置としてのCD−ROMプレーヤに付
いて、以下に説明する。
【0004】図9は、従来のCD−ROMプレーヤの装
置ブロック図である。1は、光ディスクとしてのCD−
ROM、2はCD−ROM1を回転駆動するスピンドル
モータ。3はCD−ROM1に記録された情報を読み取
る光学的再生手段としての光ピックアップである。
【0005】図10は、従来の光ディスク再生装置とし
て、ラップトップ型パソコンにインターフェースカード
PCMCIAカード22)等を介して接続可能な外付
けタイプ(以降ポータブル型と称す)のCD−ROMプ
レーヤ21を示す外観斜視図である。23はCD−RO
M1から再生された音声情報を外部出力するためのヘッ
ドホン端子である。このヘッドホン端子23にヘッドホ
ン(図示せず)等を接続する事により音声再生が可能に
なる。
【0006】光ピックアップ3は、機構部と光学部から
構成され、機構部にはCD−ROM1の記録面に光を集
光させるための対物レンズ4と、これをCD−ROM1
の面に垂直な方向(以下フォーカス方向と称す)やCD
−ROM1の半径方向(以下トラッキング方向と称す)
に動かす為のアクチュエータが一体に構成された対物レ
ンズアクチュエータ5が構成されている。光学部は半導
体レーザーをはじめとする各種プリズム、及び光センサ
ー6で構成されている。7はリニアモータであって、ト
ラック間を大きく移動する際に、アクセス制御部10に
よって制御し、光ピックアップ3を目標トラックまで移
動させる。
【0007】光センサー6の信号は、フォーカスサーボ
制御部8、トラッキングサーボ制御部9、及び情報信号
検出部11へ供給されて、それぞれフォーカスエラー信
号、トラッキングエラー信号及び情報検出信号に生成さ
れ、対物レンズ4のフォーカス制御、トラッキング制御
及び信号処理回路12による信号処理が行われる。
【0008】13はインターフェース制御部であって、
コントローラ15によって情報処理を行った読み取り信
号をインターフェース制御部13及びPCMCIAカー
ド22を介してホスト機器(パソコン等)に信号送出す
る。情報信号検出部11で検出された信号の内、音声情
報に付いても信号処理回路12で、音声信号として生成
され、コントローラ15によってインターフェース制御
部13を介してまたはヘッドホン端子23を介して外部
音声出力装置へ送信され、音声出力される。
【0009】また、情報検出信号は、スピンドルモータ
制御部14に供給され、スピンドルモータ2を一定の回
転速度で回転駆動する。コントローラ15はCD−RO
Mプレーヤ全体の動作を司る。
【0010】以上のように構成された従来のCD−RO
Mプレーヤに関し、特にそのサーボ制御動作について説
明する。CD−ROM1には情報信号が記録されている
情報トラックが螺旋状に形成されており、そのトラック
ピッチが非常に小さい為(1.6μm)、情報信号を正
確に検出するためには、回転中のCD−ROM1に対し
て光スポットを高精度に位置決め制御する必要がある。
【0011】そこで、図11に従来のフォーカスサーボ
制御部8の詳細構成図を示す。図において、15は図9
に示すコントローラ、16はサーボ系安定化の為の位相
補償フィルタ、17はサーボ増幅器、18はサーボゲイ
ン設定回路、19は駆動回路である。
【0012】以上のように構成された従来のフォーカス
サーボ制御部についてその動作を以下に説明する。光ピ
ックアップ3から得られたフォーカスエラー信号はサー
ボ系安定化の為の位相補償フィルタ16に入力されてサ
ーボ増幅器17、駆動回路19をへて、対物レンズアク
チュエータ5を駆動するための信号が出力される。
【0013】また、光ピックアップ3の光学信号や対物
レンズアクチュエータ5の感度のばらつきに関わらずサ
ーボゲインを一定に保つ為にサーボゲイン設定回路18
が備わっており、駆動回路19から所望の値が得られる
ようコントローラ15によりサーボ増幅器17の増幅率
を設定する。
【0014】次に、トラッキングサーボ制御について説
明する。図12は、トラッキングサーボの開ループ特性
図である。例えば、CD−ROM1の最大偏心量の規格
値は±70μmであるが、モータ軸やターンテーブルの
偏心等を考慮すると実際の機械的偏心は±120μm程
度となる。
【0015】一方、再生信号のエラーレートを低下させ
ないためには、トラック(光ピット)の位置ずれを±
0.1μm以下に抑える必要がある。
【0016】従って、図における低域周波数(30Hz
以下)の低域サーボゲインは20log(120/0.
1)=61.6dBに設定される。
【0017】また、高域サーボゲインについては、前述
の規格では最大偏心加速度は0.4Gであるが、光ディ
スク再生装置の耐震性向上と高次共振周波数の抑制のた
め、ゲイン交点は1kHz程度に設定される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】CD−ROM等の光デ
ィスクは前述の規格値にも説明したように、その真円度
と平面度とには誤差があり、光ディスク再生装置自身の
誤差とあいまって、わずかに半径方向に振動しながら回
転したり(以下偏心と称する)、わずかに上下動をしな
がら回転したり(以下面振れと称する)、している。し
かも、光ディスクの面振れ量や偏心量には個体ばらつき
があり、市場の中にはそれらの量が規格で定められてい
る値を越えているものも若干ながら存在する。また、外
付けタイプの従来の光ディスク再生装置においては、再
生する情報が音声情報の場合は、その音声出力をホスト
側へ送信するかあるいは、装置のヘッドホン端子等を通
じて外部スピーカ手段に送信していた。しかしながら、
外付けタイプの光ディスク再生装置のポータブル化にと
もない、携帯性を重視するため、音声情報出力用のスピ
ーカ手段を装置に内蔵した光ディスク再生装置が開発さ
れつつある。このような光ディスク再生装置において、
文字や、画像情報を再生する通常の使用状態(音声情報
の出力をヘッドホン端子を介して行う場合を含む。以後
同様。)と、内蔵されたスピーカ手段による音声情報出
力を行う使用状態では、光学的再生手段のサーボ制御に
加わる影響が異なる。即ち、内蔵されたスピーカ手段で
音声出力を行う場合、再生装置自体の大きさ、スペース
の問題から、スピーカ手段と、光学的再生手段(光ピッ
クアップ)とが隣接して設けられることになり、スピー
カ手段の振動による影響が生じる。そのため、サーボゲ
インの設定値が規格に沿って設計されていると、内蔵ス
ピーカ手段の振動による影響があるにも関わらず一定の
設定値で動作するから、光ディスクを再生しようとした
ときに、フォーカスエラーやトラッキングエラーが所定
の許容値よりも大きくなってしまい、正常な再生ができ
なくなってしまう。例えば、図13はフォーカスエラー
が許容値を越えた状態を表す図である。図に示すよう
に、面振れ量が規格で定められている値を越えて光ディ
スクを再生すると、フォーカスエラー信号が許容値以内
に納まらない。従って、このような場合、光ディスクに
対して正常な再生を行うためには、フォーカスサーボゲ
インを上げるか、サーボループゲイン(または位相補償
フィルタ)の特性を変更する必要がある。
【0019】サーボゲインを上げるにはサーボ増幅器の
増幅率を上げることが考えられる。しかしながらこの方
法では、サーボゲインが上がることによってフォーカス
エラー信号は抑えられるが、サーボ帯域よりも高域のゲ
インも同時に増加するため、光ディスク上に存在する傷
やノイズ等に敏感に反応し、通常のディスク再生(内蔵
スピーカ手段での音声出力を行わない)においての傷に
対するプレーヤビリティが劣化してしまう。また、ディ
スク自体の面振れ量が小さい光ディスクに対しては過剰
制御になるため、消費電力が増加してしまうという問題
が生じる。
【0020】また、位相補償フィルタの特性を変えて、
低域のみのゲインを上げることが考えられる。この方法
では高域のゲインは従来とほとんど変わらないため、プ
レーヤビリティの劣化は生じない。しかし、サーボ系の
低域ゲインを大きくすると、その分安定性が損なわれる
ため余り好ましい方法とは言えず、通常の光ディスク再
生に対する過剰制御と消費電力の問題が解決されない。
【0021】本発明は、上記問題点を解決するもので、
装置に内蔵されたスピーカ手段によって音声情報を再生
する場合に規格を越える誤差が生じる場合があっても正
常に再生することができ、且つ、通常のCD−ROMの
再生(使用状態)であっても安定して再生する事ができ
る光ディスク再生方法及び光ディスク再生装置を提供す
る事を目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、光ディスクに記録された情報を光学的に再
生する光学的再生手段と、光ディスクを回転駆動する回
転制御手段と、光学的再生手段を光ディスクに光学的に
焦点を合わせると共にトラックに追従させるサーボ制御
手段と、再生された情報のうち音声情報を出力するため
のスピーカ手段と、外部音声出力の為のヘッドホン端子
とを有し、光学的再生手段とスピーカ手段とを同一の本
体に内蔵した光ディスク再生装置であって、サーボ制御
手段はサーボ特性を変更するサーボ特性変更手段を含
み、光学的再生手段によって再生された情報が音声情報
を含むか否かを判別する情報判別手段と、スピーカ手段
を介して音声情報を出力するかヘッドホン端子を介して
音声情報を外部出力するかを判別する音声出力手段判別
手段と、各手段の動作を司るコントローラとを有し、コ
ントローラは、回転制御手段により光ディスクを回転さ
せて光学的再生手段を作動させ、再生された情報が音声
情報を含むことを情報判別手段によって判別し、かつ、
音声出力手段判別手段がスピーカ手段を介して音声情報
を出力することを判別した場合は、サーボ特性変更手段
により、サーボ特性のサーボ増幅器の増幅率を所定量だ
け高く設定し、またはサーボ特性の位相補償フィルタの
周波数特性を可変して光ディスクの情報を再生するよう
に制御することを特徴とする光ディスク再生装置とした
ものである。
【0023】また、光ディスク上のトラックから情報を
光学的に読み取る光学的再生手段と、光ディスクを所定
の回転数に回転駆動する回転制御手段と、光学的再生手
段をトラックに追従させるサーボ制御手段と、再生され
た音声情報を出力するためのスピーカ手段とを内蔵した
光ディスク再生装置であって、サーボ制御手段はサーボ
特性を変更するサーボ特性変更手段を含み、光ディスク
を回転させた時の制御目標値の変動量を検出する目標変
動量検出手段と、光学的再生手段によって再生された情
報が音声情報を含むか否かを判別する情報判別手段と、
情報判別手段で音声情報と判別された場合、再生された
情報をスピーカ手段に出力する音声変換手段と、各手段
の動作を司るコントローラとを有し、コントローラは、
予め回転制御手段により光ディスクを回転させて、光学
的再生手段を作動させて情報判別手段によって再生され
た情報が音声情報を含むか否かを判別し、情報判別手段
の判別結果により音声情報再生を行う場合の変動量と音
声情報再生を行わない場合の変動量とに基づいてサーボ
特性変更手段を動作させ、それぞれに適したサーボ特性
を有するようサーボ制御手段を変更した後、光ディスク
の情報を再生するように制御するものを備えたもので、
この構成により、音声情報を光ディスク再生装置に内蔵
されたスピーカ手段によって再生出力する場合と、文字
や画像情報を外部ホスト装置へ出力する場合とで、サー
ボ特性変更手段を作動させ、サーボ制御手段を可変する
ことで、装置の再生状況(使用状態)に適した変動量に
基づくサーボ制御を可能にする光ディスク再生装置が得
られる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載した発明
は、光ディスクに記録された情報を光学的に再生する光
学的再生手段と、光ディスクを回転駆動する回転制御手
段と、光学的再生手段を光ディスクに光学的に焦点を合
わせると共にトラックに追従させるサーボ制御手段と、
再生された情報のうち音声情報を出力するためのスピー
カ手段と、外部音声出力の為のヘッドホン端子とを有
し、光学的再生手段とスピーカ手段とを同一の本体に内
蔵した光ディスク再生装置であって、サーボ制御手段は
サーボ特性を変更するサーボ特性変更手段を含み、光学
的再生手段によって再生された情報が音声情報を含むか
否かを判別する情報判別手段と、スピーカ手段を介して
音声情報を出力するかヘッドホン端子を介して音声情報
を外部出力するかを判別する音声出力手段判別手段と、
各手段の動作を司るコントローラとを有し、コントロー
ラは、回転制御手段により光ディスクを回転させて光学
的再生手段を作動させ、再生された情報が音声情報を含
むことを情報判別手段によって判別し、かつ、音声出力
手段判別手段がスピーカ手段を介して音声情報を出力す
ることを判別した場合は、サーボ特性変更手段により、
サーボ特性のサーボ増幅器の増幅率を所定量だけ高く設
定し、またはサーボ特性の位相補償フィルタの周波数特
性を可変して光ディスクの情報を再生するように制御す
ることを特徴とする光ディスク再生装置である。
【0025】本発明の請求項2に記載の発明は、光ディ
スク上のトラックから情報を光学的に読み取る光学的再
生手段と、光ディスクを所定の回転数に回転駆動する回
転制御手段と、光学的再生手段をトラックに追従させる
サーボ制御手段と、再生された音声情報を出力するため
のスピーカ手段とを内蔵した光ディスク再生装置であっ
て、サーボ制御手段はサーボ特性を変更するサーボ特性
変更手段を含み、光ディスクを回転させた時の制御目標
値の変動量を検出する目標変動量検出手段と、光学的再
生手段によって再生された情報が音声情報を含むか否か
を判別する情報判別手段と、情報判別手段で音声情報と
判別された場合、再生された情報をスピーカ手段に出力
する音声変換手段と、各手段の動作を司るコントローラ
とを有し、コントローラは、予め回転制御手段により光
ディスクを回転させて、光学的再生手段を作動させて情
報判別手段によって再生された情報が音声情報を含むか
否かを判別し、情報判別手段判別の結果により音声情報
再生を行う場合の変動量と音声情報再生を行わない場合
の変動量とに基づいてサーボ特性変更手段を動作させ、
それぞれに適したサーボ特性を有するようサーボ制御手
段を変更した後、光ディスクの情報を再生するように制
御した光ディスク再生装置であって、これにより、音声
情報を光ディスク再生装置に内蔵されたスピーカ手段に
よって再生出力する場合と、文字や画像情報を外部ホス
ト装置へ出力する場合とで、サーボ特性変更手段を作動
させ、サーボ制御手段を可変することで、装置の再生状
況(使用状態)に適した変動量に基づくサーボ制御を可
能にすることができるという作用を有する。
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】以下、本発明の一実施の形態における光デ
ィスク再生装置としてCD−ROMプレーヤを例に取り
図面を参照しながら説明する。なお、従来のCD−RO
Mプレーヤと同一の構成要素については、同一の番号を
付し、説明を省略する。
【0037】図1は、本発明の一実施の形態におけるポ
ータブル型のCD−ROMプレーヤの外観を示す斜視図
で、図2は、そのCD−ROMプレーヤの断面を略式に
示した断面図である。本発明のCDーROMプレーヤに
は音声情報を出力する為にスピーカが内蔵されている。
101は、CD−ROMプレーヤ本体で、102がプレ
ーヤ内に内蔵されたスピーカである。103は、音声情
報をヘッドホン等へ外部出力するためヘッドホン端子で
ある。図3は、本発明の一実施の形態におけるポータブ
ル型のCD−ROMプレーヤの装置ブロック図である。
104は、CD−ROM1から再生される情報が文字や
画像情報かあるいは音声情報か否かを判別するための情
報判別手段、12は、再生された音声情報信号を音声出
力に変換する音声変換手段である。
【0038】図4は、図3に示したフォーカスサーボ制
御部121の詳細構成図である。図4において121は
フォーカスサーボ制御部、115はコントローラ、12
2はサーボ系安定化のための位相補償フィルタ、123
はサーボ増幅器、124はサーボゲイン設定回路、12
5は駆動回路、126は振幅検出器である。
【0039】以上のように構成された本発明の請求項1
ないし3に記載の発明におけるフォーカスサーボ制御部
121の動作について以下に説明する。
【0040】まず、光ピックアップ3から得られたフォ
ーカスエラー信号はサーボ系安定化の為の位相補償フィ
ルタ122に入力されてサーボ増幅器123、駆動回路
125を経て、光ピックアップ3の対物レンズアクチュ
エータ5を駆動するための信号が出力される。
【0041】また、光ピックアップ3の光学信号や対物
レンズアクチュエータ5の感度のばらつきに関わらずサ
ーボゲインを一定に保つため、サーボゲイン設定回路1
24はサーボ増幅器123の増幅率を調整し、サーボゲ
インを所望の値に設定する。
【0042】コントローラ115は光ディスク再生装置
全体の動作を司ると共に、以下に説明するサーボゲイン
設定回路124の制御及び駆動回路125の動作のオン
・オフ制御を行う。
【0043】電源が投入されるかCD−ROM1の交換
が行われると、まず、光ピックアップ3をONにしてC
D−ROM1を回転させる。この状態において、情報判
別手段104によってCD−ROM1から再生される情
報が音声情報か否かを検出し、検出結果をコントローラ
115に出力する。コントローラ115は音声情報であ
ることを検出した場合にはサーボ増幅器123のゲイン
を予め設定した量だけ上げる。
【0044】即ち、CD−ROM1の情報は文字や画像
等の場合(通常の使用)は従来のサーボゲインに設定さ
れるが、音声情報の時にはサーボゲインを上げて(スピ
ーカ出力による振動を考慮して)フォーカスエラー信号
が所定の許容値以下に抑制される。
【0045】図5は、フォーカスエラー信号と許容値と
の関係を表す図である。図において、点線は、スピーカ
102によって音声出力を行っている時のCD−ROM
1の面振れ量が大きい状況で通常のサーボゲインに設定
して読み取った場合のフォーカスエラー信号を表す。
【0046】このとき、振幅検出器126によって検出
されるフォーカスエラー信号の振幅値は図に示す許容値
を超過している。よってこの場合は、コントローラ11
5はサーボゲイン設定回路124を制御してサーボ増幅
器123のゲインを所定量だけ上げる。その結果フォー
カスサーボゲインが高くなり、フォーカスエラー信号は
実線のように許容値以下となる。なお、通常の使用状態
(スピーカ102からの音声出力を行っていない)で
は、通常のサーボゲインでフォーカスエラー信号が許容
値内に納まるので、通常のサーボゲインによる動作を継
続する。
【0047】以上、フォーカスサーボ系について説明を
行ったが、トラッキングサーボ系についても同様の制御
方法を応用することができる。
【0048】図6は、本発明の一実施形態に基づくトラ
ッキングサーボ制御部131の詳細構成図である。図6
において、131は、トラッキングサーボ制御部、11
5はコントローラ、132はサーボ系安定化の為の位相
補償フィルタ、133は、サーボ増幅器、134は、サ
ーボゲイン設定回路、135は、駆動回路、136は、
横断トラック数検出器である。以上のように構成された
トラッキングサーボ制御部131の動作に付いて以下に
説明する。
【0049】まず、光ピックアップ3から得られたトラ
ッキングエラー信号はサーボ系安定化の為の位相補償フ
ィルタ132に入力されてサーボ増幅器133、駆動回
路135を経て、光ピックアップ3の対物レンズアクチ
ュエータ5を駆動するための信号が出力される。また、
光ピックアップ3の光学信号や対物レンズアクチュエー
タ5の感度のばらつきに関わらずサーボゲインを一定に
保つため、サーボゲイン設定回路134はサーボ増幅器
133の増幅率を調整し、サーボゲインを所望の値に設
定する。
【0050】コントローラ115はCD−ROMプレー
ヤ全体の動作を司ると共に、以下に説明するサーボゲイ
ン設定回路134のコントロール及び駆動回路135の
動作のオン・オフ制御を行う。
【0051】電源が投入されるかCD−ROM1の交換
が行われると、フォーカスサーボの設定の後に、トラッ
キングサーボをOFFにしてCD−ROM1を回転させ
る。この状態において、情報判別手段103によって再
生された情報が音声情報か否かが判別される。判別結果
が音声情報であった場合(内蔵スピーカでの音声出力が
ある場合)は、サーボ増幅器123の増幅率を予め設定
した量だけ上げる。
【0052】即ち、CD−ROM1が音声情報を有して
いない(内蔵スピーカでの出力がない)場合従来の通常
のサーボゲインに設定されるが、音声出力によってCD
−ROM1の偏心量が大きくなる(恐れがある)場合
は、サーボゲインを上げてトラッキングエラー信号が所
定の許容トラック数以下になるよう制御される。
【0053】トラッキングサーボ制御部131のゲイン
設定が終わるとトラッキングサーボをONしてCD−R
OM1の情報の読み取りを開始する。
【0054】図7(a)はトラッキングサーボOFFに
よる通常の状況(音声出力無し)でCD−ROM1を再
生したときのトラッキングエラー信号を表す図である。
図7(b)はトラッキングOFFによる内蔵スピーカ1
02により音声出力を行う状況でCD−ROM1を再生
したトラッキングエラー信号を表す図である。図におい
て、音声出力によるスピーカ102の振動によって偏心
量が大きくなる場合は、一定時間中に光ピックアップ3
がが横断するトラック数が多くなる。よって、横断トラ
ック数検出器136によって検出された横断トラック数
が所定の許容トラック数より少ないとき(通常の再生状
況)は、サーボゲイン設定回路134によってサーボ増
幅器133は通常の増幅率に設定されるが、許容トラッ
ク数を越える時(スピーカ102での音声出力を行う
時、即ち、情報判別手段104で再生情報が音声情報で
あると判別したとき)にはコントローラ115の制御に
よりサーボゲイン設定回路134によってサーボ増幅器
133の増幅率を所定量だけ高く設定する。よって、フ
ォーカスサーボ制御部121の場合と同様にトラッキン
グエラー信号を許容トラック数以下に抑制することがで
きる。
【0055】なお、本実施形態においては、サーボ増幅
器123、133の増幅率を抑制する例を説明したが、
サーボゲイン設定回路124、134の制御により位相
補償フィルタ122、132の周波数特性を設定するこ
とは、全く同様の制御により実現することができ、いず
れの応用についても本実施の形態から自明であるから説
明の重複を省略する。
【0056】図8は、本発明の他の実施の形態のCD−
ROMプレーヤの装置ブロック図である。106は、再
生された音声情報を内蔵されたスピーカ102で出力す
るかヘッドホン端子103を介して外部出力するか否か
を判別する音声出力手段判別手段である。ここで、本発
明の一実施の形態と共通の部分に付いては同じ番号を付
し説明を省略する。尚、本発明の一実施の形態に記載の
発明と、本発明の他の実施の形態に記載の発明の相違点
は、サーボ制御手段のサーボ制御変更手段の起動を情報
判別手段104の判定結果に基づいて行うか、音声出力
を内蔵されたスピーカ102で行うのかヘッドホン端子
103を介して行うかの判別を行う音声出力手段判別手
段106の判別結果に基づいて行うかの違いである。よ
って、具体的サーボ制御方法については、本発明の一実
施の形態で説明した内容と重複するため説明を省略す
る。
【0057】このように、本発明によれば、通常のディ
スク再生に際しても消費電力や安定性に関する性能を維
持したまま、面振れ量や、偏心量が大きくなる内部スピ
ーカによる音声出力再生時においてもフォーカスエラー
信号やトラッキングエラー信号を許容値以下に抑えるこ
とにより、安定した光ディスクの再生ができる光ディス
ク再生装置を提供することができる。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、音声情報
を光ディスク再生装置に内蔵されたスピーカ手段によっ
て再生出力する場合と、文字や画像情報を外部ホスト装
置へ出力する場合とで、サーボ制御ステップを可変する
ことで、装置の再生状況(使用状態)に適したサーボ制
御を可能にすることができる。
【0059】また、音声情報を光ディスク再生装置に内
蔵されたスピーカ手段によって再生出力する場合と、
ッドホン端子を介して出力をする場合とで、サーボ特性
変更手段を作動させ、サーボ制御手段を可変すること
で、装置の再生状況(使用状態)に適した変動量に基づ
くサーボ制御を可能にすることができる光ディスク再生
装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるCD−ROMプレ
ーヤの外観斜視図
【図2】本発明の一実施の形態によるCD−ROMプレ
ーヤの断面図
【図3】本発明の一実施の形態によるCD−ROMプレ
ーヤの装置ブロック図
【図4】本発明の一実施の形態によるフォーカスサーボ
制御部の詳細構成図
【図5】本発明の一実施の形態によるフォーカスエラー
信号と許容値との関係を示す図
【図6】本発明の一実施の形態によるトラッキングサー
ボ制御部の詳細構成図
【図7】本発明の一実施の形態によるトラッキングエラ
ー信号を表す図
【図8】本発明の他の実施の形態によるCD−ROMプ
レーヤの装置ブロック図
【図9】従来のCD−ROMプレーヤの装置ブロック図
【図10】従来のCD−ROMプレーヤの外観斜視図
【図11】従来のフォーカスサーボ制御部の詳細構成図
【図12】トラッキングサーボの開ループ特性図
【図13】フォーカスエラーの許容値を超えた状態を表
す図
【符号の説明】
101 CD−ROMプレーヤ 102 スピーカ 103 ヘッドホン端子 104 情報判別手段 106 音声出力手段判別手段 121 フォーカスサーボ制御部 131 トラッキングサーボ制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 楢原 修二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 古川 文信 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−291056(JP,A) 特開 昭64−76577(JP,A) 特開 平5−314744(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/09,7/085

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスクに記録された情報を光学的に再
    生する光学的再生手段と、光ディスクを回転駆動する回
    転制御手段と、前記光学的再生手段を光ディスクに光学
    的に焦点を合わせると共にトラックに追従させるサーボ
    制御手段と、再生された情報のうち音声情報を出力する
    ためのスピーカ手段と、外部音声出力の為のヘッドホン
    端子とを有し、前記光学的再生手段と前記スピーカ手段
    とを同一の本体に内蔵した光ディスク再生装置であっ
    て、 前記サーボ制御手段はサーボ特性を変更するサーボ特性
    変更手段を含み、前記光学的再生手段によって再生され
    た情報が音声情報を含むか否かを判別する情報判別手段
    と、前記スピーカ手段を介して前記音声情報を出力する
    か前記ヘッドホン端子を介して前記音声情報を外部出力
    するかを判別する音声出力手段判別手段と、各手段の動
    作を司るコントローラとを有し、 前記コントローラは、前記回転制御手段により光ディス
    クを回転させて前記光学的再生手段を作動させ、再生さ
    れた情報が音声情報を含むことを前記情報判別手段によ
    って判別し、かつ、前記音声出力手段判別手段が前記ス
    ピーカ手段を介して前記音声情報を出力することを判別
    した場合は、前記サーボ特性変更手段により、前記サー
    ボ特性のサーボ増幅器の増幅率を所定量だけ高く設定
    し、または前記サーボ特性の位相補償フィルタの周波数
    特性を可変して光ディスクの情報を再生するように制御
    することを特徴とする光ディスク再生装置。
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