JP2001148152A - ディスク再生方法及びディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生方法及びディスク再生装置

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JP2001148152A
JP2001148152A JP32986899A JP32986899A JP2001148152A JP 2001148152 A JP2001148152 A JP 2001148152A JP 32986899 A JP32986899 A JP 32986899A JP 32986899 A JP32986899 A JP 32986899A JP 2001148152 A JP2001148152 A JP 2001148152A
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disk
speed
detecting
recording
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JP32986899A
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Naoya Yamakawa
尚哉 山川
Kaneo Watanabe
金雄 渡邉
Takeshi Kura
武 蔵
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/20Driving; Starting; Stopping; Control thereof
    • G11B19/28Speed controlling, regulating, or indicating
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B2220/00Record carriers by type
    • G11B2220/20Disc-shaped record carriers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクの偏芯、偏重心及び面振れを検出
し、再生速度を設定する。 【解決手段】 ステップS1〜S3で偏芯検出を行い、
48倍速再生が可能であれば面振れ検出に進み、不可能
であれば再生速度を32倍速に設定する。ステップS4
〜S6で面振れ検出を行い、48倍速再生が可能であれ
ば偏重心検出に進み、不可能であれば再生速度を32倍
速に設定する。ステップS7〜S9で偏重心検出を行
い、48倍速再生が可能であれば再生速度を48倍に設
定し、不可能であれば再生速度を32倍に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、偏芯、面振れ、偏
重心を含む記録ディスクを再生する再生方法及びその方
法を採用したディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルオーディオに用いられるコンパ
クトディスク(CD)は、コンピュータ機器での読み取
りが可能な各種デジタルデータを記憶するための読み出
し専用メモリ(CD−ROM)としても活用される。こ
のようなCDを再生するディスク再生装置においては、
ディスク上に記録された螺旋状の記録トラックをピック
アップが正しくトレースできるように、ディスクとピッ
クアップとの相対位置を制御するようにサーボ機構が設
けられる。
【0003】図3は、ディスク再生装置の概略を示すブ
ロック図である。
【0004】記録ディスク1は、少なくとも一方の面
に、螺旋状の記録トラックが形成され、この記録トラッ
クに沿って所定のフォーマットに従うデジタルデータが
記録される。スピンドルモータ2は、モータドライバ3
によって駆動され、記録ディスク1を所定の速度で回転
させる。モータドライバ3は、サーボ制御回路7から供
給される駆動信号RDに応答して、スピンドルモータ2
を回転駆動すると共に、回転角度に応じた回転表示信号
FGを発生する。例えば、回転表示信号FGは、記録デ
ィスク1が60°回転する毎に1クロックを発生し、1
回転で6クロックを発生するように構成される。
【0005】ピックアップ4は、レーザー光源及びセン
サを含み、記録ディスク1の記録トラック面に対向し、
かつ、記録ディスク1の半径方向へ移動可能なように配
置される。アクチュエータ5は、ピックアップ4を支持
し、サーボ制御回路7から供給される駆動信号LDに応
答して、ピックアップ3を記録ディスク1の半径方向に
移動させる。これにより、ピックアップ4が、記録ディ
スク1の記録トラックに記録された情報を読み取り、記
録情報に応じた再生信号RFが取り出される。
【0006】信号処理回路6は、ピックアップ4から取
り出される再生信号RFを取り込み、波形整形、二値化
等の処理を施し、ディスク1の記録トラック上の凹凸に
対応してハイ/ロウを繰り返すEFM信号を生成する。
同時に、信号処理回路6は、ピックアップ4の読み取り
位置のずれを表すトラッキングエラー信号TEを生成す
る。このトラッキングエラー信号TEは、例えば、ピッ
クアップ4が記録ディスク1の記録トラック上の正しい
位置にあるときには「0」レベルを維持し、記録トラッ
クの内側へずれたとき負極性となり、逆に、記録トラッ
クの外側へずれたとき正極性となるように構成される。
さらに、信号処理部6は、ピックアップ4と記録ディス
ク1との読み取り距離のずれを表すフォーカスエラー信
号FEを生成する。このフォーカスエラー信号FEは、
例えば、ピックアップ4が記録ディスク1から適正な距
離だけ離れているときには「0」レベルを維持し、離れ
すぎたとき負極性となり、逆に、近づき記録トラックの
外側へずれたとき正極性となるように構成される。
【0007】サーボ制御回路7は、信号処理部6からE
FM信号を受けると共に、トラッキングエラー信号TE
及びフォーカスエラーFEを受け、さらに、モータドラ
イバ3から回転表示信号FGを受けて、スピンドルモー
タ駆動信号RD及びアクチュエータ駆動信号LDを生成
する。例えば、CLV(線速度一定)制御を行う場合、
EFM信号の周波数を所定値に維持するようにして、モ
ータドライバ3を動作させる駆動信号RDが生成され
る。同時に、トラッキングエラー信号TE及びフォーカ
スエラー信号FEを「0」に近づけるようにして、アク
チュエータ5を駆動する駆動信号LDが生成される。こ
れにより、記録ディスク1の回転を制御するスピンドル
サーボ、記録ディスク1とピックアップ4との相対位置
を制御するトラッキングサーボ、記録ディスク1とピッ
クアップとの距離を制御するフォーカスサーボがそれぞ
れ実現される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】記録ディスク1は、中
央部に設けられる穴を軸にして回転駆動されるが、ディ
スクの製造ばらつきや歪み等によって、穴がディスクの
中心からずれたり、重心が偏ったりする場合がある。こ
のような穴の位置ずれ(偏芯)や、重心の偏り(偏重
心)は、記録ディスク1の記録トラックとピックアップ
3との相対位置のずれや、回転駆動時の振動を招く。ま
た、記録ディスク1に反りが生じると、記録ディスク1
を回転させたときに面振れが生じるようになる。このよ
うな面振れが生じると、記録ディスク1とピックアップ
4との距離が一定に保たれなくなり、ピックアップ4の
読み取りエラーを招く要因となる。
【0009】記録ディスク1の再生速度が高速化される
と、記録ディスク1の偏芯、偏重心や、面振れの影響が
現れやすくなる。そこで、記録ディスク1の再生速度を
複数の段階に設定し、偏芯、偏重心、面振れの影響を確
認しながら、それらの影響を受けない範囲で再生速度を
設定する必要が生じる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために成されたもので、その特徴とするところ
は、螺旋状の記録トラックを有する記録ディスクから記
録情報を読み出すディスク再生方法において、ディスク
を第1の速度で回転させてディスクの偏芯を検出するス
テップと、前記ディスクを前記第1の速度よりも速い第
2の速度で回転させてディスクの偏重心を検出するステ
ップと、を有し、上記偏重心検出ステップは、上記ディ
スクの偏芯が所定の基準値に収まるときに実行され、上
記ディスクの偏重心が所定の基準値に収まるときには、
上記ディスクの偏芯あるいは偏重心が所定の基準値に収
まらないときよりも上記ディスクの回転速度を高速に設
定することにある。
【0011】そして、本発明のディスク再生装置は、記
録ディスクを回転駆動する回転機構と、記録ディスクの
記録トラックに記録された情報を読み出す読み出し機構
と、記録ディスクから読み出された情報に対して所定の
処理を施し、所定フォーマットの再生信号を得る信号処
理回路と、上記信号処理回路の出力に基づいて上記回転
機構及び上記読み出し機構の動作を制御する制御回路
と、を備え、上記制御回路は、上記信号処理回路の出力
に基づいて記録ディスクの偏芯を検出する偏芯検出部
と、上記信号処理回路の出力に基づいて記録ディスクの
偏重心を検出する偏重心検出部と、上記回転機構に対し
て回転速度を指示する回転制御部と、含み、上記偏芯検
出部の検出結果に応じて上記偏重心検出部を起動させる
と共に、上記回転制御部は、上記偏芯検出部または上記
偏重心検出部の検出結果に基づいて上記回転機構の回転
速度を指示することを特徴としている。
【0012】本発明によれば、記録ディスクの状態に応
じて回転速度を最適な値に設定することができる。この
とき、偏芯検出を先に行い、偏芯が所定の範囲に収まっ
ている場合のみ、偏重心の検出を行うようにしたこと
で、必要以上の検出動作を行わないようにすることがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のディスク再生方
法を説明するフローチャートである。この図において
は、ディスクを48倍速または32倍速で駆動する場合
を例示している。
【0014】第1ステップS1においては、記録ディス
クを低速、例えば、毎分2000回転で回転させ、記録
ディスクに記録された情報をピックアップで読み取る。
続く第2ステップS2では、ピックアップで読み取った
信号に基づいて得られるトラッキングエラー信号TEか
ら偏芯を検出する。即ち、記録ディスクに偏芯がある場
合、トラッキングエラー信号TEには、ピックアップの
位置ずれを短い周期で検出する高周波成分に加えて、記
録ディスクの回転周期に同期した低周波成分が現れるた
め、その低周波成分を取り出すことで偏芯を検出でき
る。そして、第3ステップS3において、第2ステップ
S2で検出した偏芯の程度が、48倍速での再生に耐え
得るものか否かを判定する。この判定は、第2ステップ
S2で取り出したトラッキングエラー信号TEの低周波
成分TLの最大振幅が予め設定された基準値以内に収ま
っているか否かによって判定する。そして、低周波成分
TLの最大値が基準値以内に収まっている場合には次の
第4ステップS4に進み、基準値を超えている場合には
第11ステップS11に進む。
【0015】第4ステップS4では、記録ディスクを再
度低速で回転させ、記録ディスクに記録された情報をピ
ックアップで読み取る。ここで、記録ディスクについて
は、第1ステップS1から第4ステップS4まで低速回
転を継続させるようにすればよい。続く第5ステップS
5では、ピックアップで読み取った信号に基づいて得ら
れるフォーカスエラー信号FEから面振れを検出する。
即ち、記録ディスクに反りがある場合、フォーカスエラ
ー信号FEには、偏芯があるときのトラッキングエラー
信号TEと同様に、記録ディスクの回転周期に同期した
低周波成分が現れるため、その低周波成分を取り出すこ
とで面振れを検出できる。そして、第6ステップS6に
おいて、第4ステップS4で検出した面振れの程度が、
48倍速での再生に耐え得るものか否かを判定する。こ
の判定は、第4ステップS4で取り出したフォーカスエ
ラー信号FEの低周波成分FLLの最大振幅が予め設定
された基準値以内に収まっているか否かによって判定す
る。そして、低周波成分FLの最大値が基準値以内に収
まっている場合には次の第7ステップS7に進み、基準
値を超えている場合には第11ステップS11に進む。
【0016】第7ステップS7においては、記録ディス
クを高速、例えば、毎分9600回転で回転させ、記録
ディスクに記録された情報をピックアップで読み取る。
続く第8ステップS8では、ピックアップで読み取った
信号に基づいて得られるフォーカスエラー信号FEから
偏重心を検出する。即ち、記録ディスクに偏重心がある
場合、記録ディスクを高速で回転させたときに振動する
ため、フォーカスエラー信号FEには、記録ディスクの
回転周期に同期した低周波成分が現れることになる。そ
こで、この低周波成分を取り出すことで偏重心を検出す
る。そして、第9ステップS9において、第8ステップ
S8で検出した偏重心の程度が、48倍速での再生に耐
え得るものか否かを判定する。この判定は、第8ステッ
プS8で取り出した高速回転時のフォーカスエラー信号
FEの低周波成分FLHの最大振幅が予め設定された基
準値以内に収まっているか否かによって判定する。この
低周波成分FLHについては、低速回転時のフォーカス
エラー信号FEの低周波成分FLHと比較して、記録デ
ィスクの偏重心に起因する高速回転時の振動による変動
が頂上されている。そして、低周波成分FLHの最大値
が基準値以内に収まっている場合には次の第10ステッ
プS10に進み、基準値を超えている場合には第11ス
テップS11に進む。
【0017】第10ステップS10では、記録ディスク
の回転速度を48倍速に決定し、スピンドルサーボ系に
回転速度の指示を与えて処理を完了する。即ち、偏芯、
面振れ及び偏重心の全ての検出において48倍速の回転
が可能であると判定された場合のみ第10ステップS1
0に進むため、記録ディスクを48倍速で回転させて
も、偏芯、面振れ及び偏重心の影響は受けない。
【0018】第11ステップS11では、記録ディスク
の回転速度を32倍速に決定し、スピンドルサーボ系に
回転速度の指示を与えて処理を完了する。即ち、偏芯、
面振れ及び偏重心の何れかの検出において48倍速の回
転が不可であると判定された場合に第11ステップS1
1に進み、回転速度を下げて偏芯、面振れ及び偏重心の
影響が出ないように記録ディスクを32倍速で回転させ
る。
【0019】以上の処理動作においては、記録ディスク
の偏芯が48倍速での再生を不可能にする程度であった
場合、それ以降の判定動作を省略して回転速度を32倍
速に決定するようにしている。同様に、記録ディスクの
面振れが48倍速での再生を不可能にする程度であった
場合、それ以降の判定動作を省略して回転速度を32倍
速に決定するようにしている。従って、高速回転が不可
能な偏芯や面振れを含む記録ディスクに対しては、高速
回転させる偏重心の検出が行われなくなるため、ディス
クを破損させたり、回転系の機構に無理な負荷がかかる
のを防止できる。
【0020】尚、記録ディスクの偏芯検出と面振れ検出
との順序については、面振れ検出を先に行うようにして
もよい。即ち、最初に第4ステップS4から第6ステッ
プS6の処理を行い、第6ステップS6で48倍速が可
能であると判定されたときに、偏芯検出のための第1ス
テップS1に進むようにすることも可能である。この場
合、第3ステップS3で48倍速が可能であると判定さ
れた場合には、第7ステップS7に進むことになる。
【0021】また、記録ディスクの回転速度について
は、48倍速/32倍速の2段階とする他に、3段階以
上に設定することも可能である。この場合、第3ステッ
プS3あるいは第6ステップS6における判定基準値を
多段階に設定し、その記録ディスクにおいて可能な回転
数を選択するように構成すればよい。あるいは、48倍
速が不可能であると判定された後、判定基準を32倍速
に下げて判定動作を繰り返し、32倍速も不可能である
と判定された場合には、24倍速まで速度を下げるよう
に構成してもよい。このように、記録ディスクの回転速
度を多段階に設定すれば、偏芯や面振れの大きいディス
クであっても、問題なく再生できるようになる。
【0022】図2は、本発明のディスク再生装置の要部
の構成を示すブロック図である。この図においては、デ
ィスク再生装置を構成するサーボ制御回路の内部の構成
を示している。尚、ディスク再生装置自体の構成は、図
3と同一である。
【0023】本発明のディスク再生装置に用いるサーボ
制御回路は、RFアンプ11、12、偏芯検出部13、
面振れ検出部14、偏重心検出部15、判定部17〜1
8及び回転制御部19を含む。さらに、サーボ制御回路
は、回転制御部19の指示を受けてスピンドルモータ駆
動信号RD及びアクチュエータ駆動信号LDを生成する
駆動信号生成部(図示せず)を含む。
【0024】RFアンプ11、12は、ピックアップの
出力を処理する信号処理回路に接続され、ピックアップ
の出力に基づいて信号処理回路において生成されるトラ
ッキングエラー信号TE及びフォーカスエラー信号FE
をそれぞれ増幅する。偏芯検出部13は、ローパスフィ
ルタを含み、RFアンプ11を通して入力されるトラッ
キングエラー信号TEから、偏芯に起因する低周波成分
TLを取り出す。面振れ検出部14は、偏芯検出部13
と同様に、ローパスフィルタを含み、RFアンプ12を
通して入力されるフォーカスエラー信号FEから、面振
れに起因する低周波成分FLLを取り出す。これら偏芯
検出部13及び面振れ検出部14のローパス特性は、記
録ディスクの低速回転(例えば毎分2000回転)に応
じて設定される。偏重心検出部15は、ローパスフィル
タを含み、RFアンプ12を通して入力されるフォーカ
スエラー信号FEから、偏重心に起因する低周波成分F
LHを取り出す。この偏重心検出部15のローパス特性
は、記録ディスクの高速回転(例えば毎分9800回
転)に応じて設定される。
【0025】第1の判定部16は、偏芯検出部13から
入力される低周波成分TLの振幅を検出し、その最大値
が所定の基準値に収まっているか否かを判定して回転制
御部19に、最初に設定される回転速度の可/不可の指
示を与える。第2の判定部17は、第1の判定部16と
同様に、面振れ検出部14から入力される低周波成分F
LLの振幅を検出し、その最大値が所定の基準値に収ま
っているか否かを判定して回転制御部19に、最初に設
定される回転速度の可/不可の指示を与える。これらの
判定部16、17は、回転制御部19が低速回転を指示
しているときに判定を行う。
【0026】第3の判定部18は、偏重心検出部15か
ら入力される低周波成分ELHの振幅を検出し、その最
大値が所定の基準値に収まっているか否かを判定して回
転制御部に、最初に設定される回転速度の可/不可の指
示を与える。この判定部18については、記録ディスク
を低速で回転し、第1及び第2の判定部16、17にお
いて、最初に設定される回転速度での回転が可能である
と判定され、回転制御部19が高速回転を指示している
ときに判定を行う。
【0027】回転制御部19は、駆動信号生成部に対し
て速度指定信号RCを供給し、偏芯検出及び面振れ検出
を行う最初の検出動作の際には記録ディスクの回転速度
を低速(例えば毎分2000回転)に設定し、偏芯検出
及び面振れ検出の後には偏重心検出の際に記録ディスク
の回転速度を高速(例えば9800回転)に設定する。
さらに、回転制御部19は、各判定部16〜18の判定
結果に基づいて、記録ディスクの回転速度を設定する。
例えば、記録ディスクを48倍速あるいは32倍速の何
れかで回転させる場合、全ての判定部16〜18におい
て、48倍速が可能であると判定されたときに48倍速
に対応する回転速度を指示する。そして、判定部16〜
18の何れかで48倍速が不可能であると判定されたと
きに32倍速を指示する。
【0028】ところで、記録ディスクの回転速度を3段
階以上に設定し、各検出動作を2回以上繰り返す場合、
回転制御部19は、各判定部16〜18の判定基準値を
2回目以降の判定動作において段階的に緩和する方向に
変更する。あるいは、2回目以降の判定動作では、記録
ディスクの回転速度を変更し、その回転速度の変更に応
じて各検出部13〜15のローパス特性を変更する。こ
れにより、記録ディスクの回転速度の判定を多段階で行
うことができるようになる。
【0029】以上の実施形態においては、記録ディスク
を最初に48倍速で再生する場合を例示したが、最初に
設定する再生速度は32倍速以下あるいは48倍速以上
でも本発明を適用することは可能である。尚、本発明
は、CD−ROMシステムの他、ディスクを記録媒体と
して用いるDVDシステムやMDシステム等にも適用で
きる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、ディスクの偏芯や偏重
心、面振れを効率よく検出し、そのディスクの状態に応
じた速度で再生することができる。このとき、高速で回
転させることができないディスクを不用意に高速回転さ
せることがないため、ディスクの破損を防止できると共
に、ディスクを回転させる回転機構に無理な負荷がかか
るのを防止できる。また、ディスクの偏芯や面振れ、さ
らには偏重心を検出してディスクの回転速度を決定して
いるため、ディスクの回転を安定させることができ、結
果的にシステム全体の動作を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク再生方法を説明するフローチ
ャートである。
【図2】本発明のディスク再生回路の要部を示すブロッ
ク図である。
【図3】ディスク再生装置の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 ディスク 2 スピンドルモータ 3 モータドライバ 4 ピックアップ 5 アクチュエータ 6 信号処理部 7 サーボ制御部 11、12 RFアンプ 13 偏芯検出部 14 面振れ検出部 15 偏重心検出部 16〜18 判定部 19 回転制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蔵 武 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5D109 DA03 DA11 KA15 KB22 KD18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 螺旋状の記録トラックを有する記録ディ
    スクから記録情報を読み出すディスク再生方法におい
    て、ディスクを第1の速度で回転させてディスクの偏芯
    を検出するステップと、前記ディスクを前記第1の速度
    よりも速い第2の速度で回転させてディスクの偏重心を
    検出するステップと、を有し、上記偏重心検出ステップ
    は、上記ディスクの偏芯が所定の基準値に収まるときに
    実行され、上記ディスクの偏重心が所定の基準値に収ま
    るときには、上記ディスクの偏芯あるいは偏重心が所定
    の基準値に収まらないときよりも上記ディスクの回転速
    度を高速に設定することを特徴とするディスク再生方
    法。
  2. 【請求項2】 上記ディスクを第1の速度で回転させて
    ディスクの面振れを検出するステップをさらに有し、上
    記偏重心検出ステップは、上記ディスクの偏芯及び面振
    れがそれぞれ所定の基準値に収まるとき実行され、上記
    ディスクの偏重心が所定の基準値に収まるときに、上記
    ディスクの偏芯、面振れあるいは偏重心が所定の基準値
    に収まらないときよりも上記ディスクの回転速度を高速
    に設定することを特徴とする請求項1に記載のディスク
    再生方法。
  3. 【請求項3】 上記偏芯検出ステップを実行し、上記デ
    ィスクの偏芯が所定の基準値に収まらないとき、上記面
    振れ検出ステップを省略することを特徴とする請求項2
    に記載のディスク再生方法。
  4. 【請求項4】 上記面振れ検出ステップを実行し、上記
    ディスクの面振れが所定の基準値に収まらないとき、上
    記偏芯検出ステップを省略することを特徴とする請求項
    2に記載のディスク再生方法。
  5. 【請求項5】 記録ディスクを回転駆動する回転機構
    と、記録ディスクの記録トラックに記録された情報を読
    み出す読み出し機構と、記録ディスクから読み出された
    情報に対して所定の処理を施し、所定フォーマットの再
    生信号を得る信号処理回路と、上記信号処理回路の出力
    に基づいて上記回転機構及び上記読み出し機構の動作を
    制御する制御回路と、を備え、上記制御回路は、上記信
    号処理回路の出力に基づいて記録ディスクの偏芯を検出
    する偏芯検出部と、上記信号処理回路の出力に基づいて
    記録ディスクの偏重心を検出する偏重心検出部と、上記
    回転機構に対して回転速度を指示する回転制御部と、含
    み、上記偏芯検出部の検出結果に応じて上記偏重心検出
    部を起動させると共に、上記回転制御部は、上記偏芯検
    出部または上記偏重心検出部の検出結果に基づいて上記
    回転機構の回転速度を指示することを特徴とするディス
    ク再生装置。
  6. 【請求項6】 上記制御回路は、上記信号処理回路の出
    力に基づいて記録ディスクの面振れを検出する面振れ検
    出部を含み、上記偏芯検出部あるいは上記面振れ検出部
    の検出結果に応じて上記偏重心検出部を起動させると共
    に、上記回転制御部は、上記偏芯検出部、上記面振れ検
    出部または上記偏重心検出部の検出結果に基づいて上記
    回転機構の回転速度を指示することを特徴とするディス
    ク再生装置。
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