JP3268934B2 - 2−ハロゲノ−5−シアノ−ピリジン類の製造方法 - Google Patents

2−ハロゲノ−5−シアノ−ピリジン類の製造方法

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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D213/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D213/02Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D213/04Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having no bond between the ring nitrogen atom and a non-ring member or having only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom
    • C07D213/60Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having no bond between the ring nitrogen atom and a non-ring member or having only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D213/78Carbon atoms having three bonds to hetero atoms, with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals
    • C07D213/84Nitriles
    • C07D213/85Nitriles in position 3

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、メチレン−グルタコン酸ジニト
リルをハロゲン化水素と反応させることによる2−ハロ
ゲノ−5−シアノ−ピリジン類の製造方法に関するもの
である。
【0002】上記の型の化合物、例えば2−クロロ−5
−シアノ−ピリジン、は2−クロロ−5−アミノメチル
ピリジン用の重要な中間生成物であり(ドイツ公開明細
書37 26 993)、そして2−クロロ−5−アミノ
メチルピリジンはニトロメチレン種の殺昆虫剤の製造に
おける重要な化合物である(EP 163 855、EP
376 279、EP 425 030)。
【0003】ニコチン酸N−オキシド誘導体の塩素化は
好適には2−位置で起きるが(HU22 464、ケミ
カル・アブストラクツ(C.A)、103(198
5)、71 193wに引用されている)、15倍過剰
量の気体状塩素中に通しながら塩化ニコチノイルを露光
すると2−クロロ誘導体の他に6−クロロ−ニコチン酸
を与える(JP 01/42 467(1989)、ケミ
カル・アブストラクツ(C.A)、111(198
9)、57 553wに引用されている)。さらに、6
−クロロ−ニコチン酸はバクテリア性ヒドロキシル化お
よびその後の塩素化によっても得られる(EP 152
949、EP 72 777)。しかしながら、不適当な
空間−時間収率および異性体類のやっかいな分離のため
に、両方法とも工業的意図にはあまり適さない。
【0004】従って、ハロゲン化水素を用いるメチレン
−グルタコン酸ジニトリル類の環化により2−ハロゲノ
−5−シアノ−ピリジン類が高収率で且つ異性体類を含
まずに得られるということは驚くべきことである。
【0005】式 R1−CH=C(CN)−CH=CH−CN (II) [式中、R1は−OR2または−N(R2,R3)を表し、
ここでR2およびR3は、互いに独立して、直鎖状もしく
は分枝鎖状のC1−C8-アルキル、C3−C8-アルケニ
ル、C2−C8-アルコキシアルキル、C4−C8-アルコキ
シアルケニル、C3−C8-シクロアルキル、C6−C12-
アリール、C7−C10-アラルキルまたはN、OおよびS
よりなる群からの1もしくは2個のヘテロ原子を含有す
る5−〜8−員の飽和もしくは不飽和複素環式環を表
し、ここでR2およびR3は、それらを置換基として担持
しているN原子と共に、N、OおよびSよりなる群から
のヘテロ原子をさらに含有していてもよい5−〜8−員
の環を形成することもできる]のメチレン−グルタコン
酸ジニトリル類を式 HX (III) [式中、Xは弗素、塩素、臭素またはヨウ素を表す]の
ハロゲン化水素と反応させることを特徴とする、式
【0006】
【化2】
【0007】[式中、Xは上記の意味を有する]の2−
ハロゲノ−5−シアノ−ピリジン類の製造方法が見いだ
された。
【0008】直鎖状もしくは分枝鎖状のC1−C8-アル
キルは、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル、イソブチル、ターシャリー−ブチル、異
性体状ペンチル類、ヘキシル類またはオクチル類であ
り、好適にはC1−C4-アルキル基が挙げられる。
【0009】直鎖状もしくは分枝鎖状のC3−C8-アル
ケニルは、例えば、アリル、異性体状ブテニル類、ペン
テニル類、ヘキセニル類またはオクテニル類であり、好
適にはC3−C4-アルケニル基が挙げられる。
【0010】直鎖状もしくは分枝鎖状のC2−C8-アル
コキシアルキルは、例えば、メトキシメチル、エトキシ
メチルおよび群C3−C9-からの他の基であり、ここで
CH2基はO原子により置換されている。
【0011】直鎖状もしくは分枝鎖状のC4−C8-アル
コキシアルケニルは、例えば、メトキシアリル、2−メ
トキシ−プロペニルおよび群C4−C9-アルケニルから
の他のものであり、ここでCH2基はO原子により置換
されている。
【0012】C3−C8-シクロアルキルは、例えば、シ
クロプロピル、メチルシクロプロピル、ジメチル−シク
ロプロピル、シクロブチル、メチル−シクロブチル、シ
クロペンチル、メチル−シクロペンチル、シクロヘキシ
ル、メチル−シクロヘキシル、ジメチル−シクロヘキシ
ル、シクロヘプチルまたはシクロオクチル、好適にはシ
クロプロピル、シクロペンチルおよびシクロヘキシル、
並びにそれらのメチルまたはジメチル誘導体類である。
【0013】C6−C12-アリールは、例えば、フェニ
ル、ナフチルまたはビフェニル、好適にはフェニル、で
ある。
【0014】C7−C10-アラルキルは、例えば、ベンジ
ル、1−フェニルエチル、2−フェニルエチルおよび当
業者に既知であるこの型の他の基、好適にはベンジル、
である。
【0015】N、OおよびSよりなる群からの1もしく
は2個のヘテロ原子を含有する5−〜8−員の飽和もし
くは不飽和複素環式環は、ピロール、フラン、チオフェ
ン、ピロリジン、ピラゾール、イミダゾール、チアゾー
ル、オキサゾール、ピリジン、ピリミジン、場合により
N原子上でC1−C4-アルキルもしくはヒドロキシ−C1
−C4-アルキルにより置換されていてもよいピペラジ
ン、モルホリン、ピラン、アゼピン、アゾシン、イソキ
サゾール、イソチアゾール、ピリダジンおよびピラジン
であることができる。当業者は、不飽和複素環式環は多
かれ少なかれ顕著な芳香族性を有するかもしれないこと
を知っている。そのような飽和もしくは不飽和複素環式
環の好適なものは、場合によりC1−C4-アルキルもし
くはヒドロキシ−C1−C4-アルキルにより置換されて
いてもよいモルホリン、ピロリジンおよびピペラジンで
ある。
【0016】R2およびR3は、それらの置換基を担持し
ているN原子と一緒になって、N、OおよびSよりなる
群からのヘテロ原子をさらに含有していてもよい5−〜
8−員の飽和もしくは不飽和環を形成することもでき
る。そのような環の例は、上記の複素環類である。
【0017】好適には、本発明に従う方法で使用される
メチレン−グルタコン酸ジニトリル類はR2、R3の位置
が置換基R12、R13により占められているものであり、
ここでR12、R13は互いに独立して直鎖もしくは分枝鎖
状のC1−C8-アルキル、シクロプロピル、シクロペン
チル、シクロヘキシル、フェニルまたはベンジルを示
し、ここでR12およびR13はそれらを担持しているN原
子と一緒になってN、OおよびSよりなる群からのヘテ
ロ原子さらにを含有していてもよい5−〜8−員の環を
形成することもできる。
【0018】特に好適には、本発明に従い使用されるエ
ナミン類はR12、R3の位置が置換基R22、R23により
占められているものであり、ここでR22、R23は互いに
独立してC1−C4-アルキルを示し、ここでR22および
23はそれらを担持しているN原子と一緒になって場合
によりC1−C4-アルキルもしくはヒドロキシ−C1−C
4-アルキルにより置換されていてもよいモルホリン、ピ
ロリジンもしくはピペリジンを形成することもできる。
【0019】好適には、R1の位置は意味−(R2,R3
を有する置換基R11により占められており、ここでR2
およびR3は互いに独立して前記の意味を有する。
【0020】また好適には、Xの位置は塩素または臭素
の意味を有する置換基X1により占められており、そし
てX1の位置が置換基塩素により占められていることが
特に好適である。
【0021】本発明に従う反応は、例えば、下記の如く
表すことができる:
【0022】
【化3】
【0023】反応は−10℃〜80℃の温度において、
好適には20〜60℃において、行われる。反応期間は
温度および希釈剤に依存しており、そして30分間〜5
時間である。ハロゲン化水素は1〜40倍過剰量で使用
されるが、好適には1〜10倍である。環化はカルボン
酸類、カルボキサミド類、アルコール類、ケトン類、エ
ーテル類、脂肪族および芳香族(ハロゲノ)炭化水素類
またはそれらの混合物からなる群からの溶媒の中で行わ
れる。混合物状で使用することもできるそのような溶媒
の個々の例は、酢酸、プロピオン酸、ジメチルアセトア
ミド、ジメチルホルムアミド(DMF)、N−メチルピ
ロリドン、エタノール、ブタノール、アセトン、メチル
イソブチルケトン、メチルターシャリー−ブチルエーテ
ル、アニソール、テトラヒドロフラン、クロロホルム、
クロロエタン、ジクロロエタン、石油エーテル、トルエ
ンおよびクロロベンゼンである。反応を水の不存在下で
行おうとする時には、反応媒体に例えば無水酢酸の如き
ある種の酸無水物を加えることができる。
【0024】好適態様では、プロトン化可能なカルボニ
ル化合物、例えば、酢酸またはジメチルホルムアミド、
と不活性溶媒、例えばトルエンまたはクロロホルム、と
の混合物が使用される。
【0025】C6単位であるメチレン−グルタコン酸ジ
ニトリルを、塊状でまたは上記の溶媒の1種中に溶解さ
せて、HF、HCl、HBrまたはHIの溶液中に計量
添加する。逆の変法も可能である。
【0026】短い後−反応時間後に、過剰量の環化試薬
および溶媒を蒸留により除去する。選択される出発物質
がエナミンであるなら、計算された量の水を残渣に加え
てアミンハロゲン化水素塩の相対的に濃縮された水溶液
を得る。生成物はその中に不溶性であり、そして濾過に
より得られる。
【0027】環化では、エナミンを粗製生成物溶液の形
状で使用することもでき、それはそれの製法のために
(ドイツ公開明細書43 01 238)1当量の対応す
るアミン塩、例えばジメチルアミノメチレン−グルタコ
ノニトリルおよび酢酸ジメチルアンモニウムの氷酢酸中
溶液、を含有しているかもしれない。
【0028】反応用の成分が過剰となるなら、生成した
シアノピリジンの一部をさらに反応させてカルボキサミ
ドを与えることができる。後者を再び例えばPOCl3
を用いてニトリルに逆に転化させることができる。
【0029】
【実施例】実施例1 150mlの1,2−ジクロロエタンにHCl気体を飽
和させた。HClの添加を続けながら、60℃の熱い3
0gのβ−ジメチルアミノ−メチレングルタコノニトリ
ル(DIMER)の1,2−Cl2−エタン中飽和溶液を
50℃において1時間の期間にわたり滴々添加した。さ
らに1時間にわたりHCl中に通した後に(わずかな漏
出)、混合物を濃縮しそして20mlの水を残渣に加え
た。飽和NaHCO3溶液で中和した後に、生成物を吸
引濾別しそして洗浄した。20.7gの83.2%純度の
2−クロロ−5−シアノピリジンが得られ、それは理論
収率の60.9%に相当していた。エタノールからの再
結晶化後に、116℃の融点を有する結晶が得られた。
【0030】1H−NMR(DMSO):7.82(d);
8.40(dd);8.95(dd)。
【0031】実施例2 実施例1と同様にして、250mlの溶媒を最初に加
え、そしてDIMERを一部分ずつ固体状で加えた。ク
ロロシアノピリジンが理論収率の52.9%の収率で得
られた。
【0032】実施例3 200mlのDMFにHCl気体を50℃で飽和させ
た。HCl中に通しながら、30gのDIMERを計量
スクリューを用いて1時間の期間にわたり計量添加し
た。15時間の後−反応時間後に、混合物を濃縮しそし
て実施例1と同様にして処理した。25.3gの87.1
%純度の生成物が得られ、それは理論収率の78.0%
に相当していた。
【0033】実施例4 13.2gのβ−ジメチルアミノ−アクリロニトリルを
30℃において22gのDMF/HCl付加物の100
mlのDMF中溶液に滴々添加した。2時間の後−反応
時間後に、HCl中に通しながらこの溶液を50℃のH
Cl気体のDMF中飽和溶液に滴々添加した。温度を冷
却により50℃に保った。一般的処理(40mlの水)
後に、2−クロロ−5−シアノ−ピリジンが、使用した
3単位を基にして、理論収率の77.7%で得られた。
【0034】実施例5 実施例3と同様にして、50℃のDIMERのDMF中
飽和溶液を滴々添加した。収率は理論収率の87.5%
であった。
【0035】実施例6 実施例1と同様にして、180mlの1,2−ジクロロ
エタンおよび20mlのDMFを最初に加えた。2−ク
ロロ−5−シアノピリジンが理論収率の89.4%で得
られた。
【0036】実施例7 反応は実施例6と同様にして70℃において行われた。
2−クロロ−5−シアノピリジン、カルボキサミドおよ
びN−ホルミル−カルボキサミドの混合物が得られた。
この混合物をSoc.1948、1959と同様にして
POCl3と反応させた。石油エーテルからの再結晶化
後に、純粋な2−クロロ−5−シアノピリジンが全体的
収率として理論収率の72.1%で得られた。
【0037】実施例8 195mlの氷酢酸と5mlの無水酢酸との混合物にH
Cl気体を20℃において飽和させた。1時間の期間後
に、30gのDIMERを計量スクリューを用いて加え
た。HCl気体を次にさらに30分間通し、そしてバッ
チを濃縮した。70mlの水と一緒に撹拌しそしてNa
HCO3溶液で中和した後に、生成物を濾別しそして水
で洗浄した。固体は理論収率の41.3%の2−クロロ
−5−シアノピリジンおよび23.8%のカルボキサミ
ドからなっていた。
【0038】実施例9 実施例8と同様にして、DIMERを200mlのHB
rの氷酢酸中30%強度溶液の中に計量添加した。GC
/MS組み合わせにより、2−ブロモ−5−シアノピリ
ジンが主成分であると同定された。
【0039】実施例10 30gのエトキシメチレン−グルタコノニトリルの30
0mlの氷酢酸中溶液を0℃に冷却しそしてHCl気体
を飽和させた。混合物を自然に室温に高め、そして一夜
放置した。それを濃縮し、そして残渣を70mlの水と
一緒に撹拌し、そしてNaHCO3溶液で中和した。濾
別しそしてエタノールから再結晶化させた後に、2−ク
ロロ−5−シアノピリジンが理論収率の73.5%で得
られた。
【0040】実施例11 実施例5と同様にして、ピロリジノメチレン−グルタコ
ノニトリルをHCl気体を用いて環化させた。2−クロ
ロ−5−シアノピリジンが理論収率の83.3%で得ら
れた。
【0041】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0042】1.式 R1−CH=C(CN)−CH=CH−CN [式中、R1は−OR2または−N(R2,R3)を表し、
ここでR2およびR3は、互いに独立して、直鎖状もしく
は分枝鎖状のC1−C8-アルキル、C3−C8-アルケニ
ル、C2−C8-アルコキシアルキル、C4−C8-アルコキ
シアルケニル、C3−C8-シクロアルキル、C6−C12-
アリール、C7−C10-アラルキルまたはN、OおよびS
よりなる群からの1もしくは2個のヘテロ原子を含有す
る5−〜8−員の飽和もしくは不飽和複素環式環を表
し、ここでR2およびR3は、それらを置換基として担持
しているN原子と共に、N、OおよびSよりなる群から
のヘテロ原子をさらに含有していてもよい5−〜8−員
の環を形成することもできる]のメチレン−グルタコン
酸ジニトリル類を式 HX [式中、Xは弗素、塩素、臭素またはヨウ素を表す]の
ハロゲン化水素と反応させることを特徴とする、式
【0043】
【化4】
【0044】[式中、Xは上記の意味を有する]の2−
ハロゲノ−5−シアノ−ピリジン類の製造方法。
【0045】2.R2およびR3の位置が置換基R12およ
びR13により占められており、ここでR12およびR13
互いに独立して直鎖状もしくは分枝鎖状のC1−C8-ア
ルキル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキ
シル、フェニルまたはベンジルを示し、ここでR12およ
びR13はそれらを担持しているN原子と一緒になって
N、OおよびSよりなる群からのヘテロ原子をさらに含
有していてもよい5−〜8−員の環を形成することもで
きることを特徴とする上記1の方法。
【0046】3.R2およびR3の位置が置換基R22およ
びR23により占められており、ここでR22およびR23
互いに独立してC1−C4-アルキルを示し、ここでR22
およびR23はそれらを担持しているN原子と一緒になっ
て場合によりC1−C4-アルキルもしくはヒドロキシ−
1−C4-アルキルにより置換されていてもよいモルホ
リン、ピロリジンもしくはピペリジンを形成することも
できることを特徴とする上記2の方法。
【0047】4.R1の位置が意味−N(R2,R3)を有す
る置換基R11により占められており、ここでR2および
3は互いに独立して前記の意味を有することを特徴と
する上記1の方法。
【0048】5.反応を−10℃〜+80℃の温度にお
いて、好適には20〜60℃において、行うことを特徴
とする上記1の方法。
【0049】6.反応を1モルのメチレン−グルタコン
酸ジニトリル当たり1〜40モルの、好適には1〜10
モルのハロゲン化水素を用いて行うことを特徴とする上
記1の方法。
【0050】7.反応をカルボン酸類、カルボキサミド
類、アルコール類、ケトン類、エーテル類、脂肪族およ
び芳香族(ハロゲノ)炭化水素類またはそれらの混合物
よりなる群からの溶媒の中で行うことを特徴とする上記
1の方法。
【0051】8.Xの位置が塩素または臭素の意味を有
する置換基X1により占められていることおよび好適に
はX1の位置が置換基塩素により占められていることを
特徴とする上記1の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 591063187 Bayerwrk,Leverkuse n,BRD (56)参考文献 特開 昭64−42467(JP,A) YAMANAKA,H.,et a l.,Chem.Pharm.Bul l.,36(6),pp.2244−2247, (1988) FERRIS,J.P.,et a l.,SCIENCE,166,pp.765 −766,(1969) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 213/00 - 213/90 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 R1−CH=C(CN)−CH=CH−CN [式中、 R1は−OR2または−N(R2,R3)を表し、ここでR2
    よびR3は、互いに独立して、直鎖状もしくは分枝鎖状
    のC1−C8-アルキル、C3−C8-アルケニル、C2−C8
    -アルコキシアルキル、C4−C8-アルコキシアルケニ
    ル、C3−C8-シクロアルキル、C6−C12-アリール、
    7−C10-アラルキルまたはN、OおよびSよりなる群
    からの1もしくは2個のヘテロ原子を含有する5−〜8
    −員の飽和もしくは不飽和複素環式環を表し、ここでR
    2およびR3は、それらを置換基として担持しているN原
    子と共に、N、OおよびSよりなる群からのヘテロ原子
    をさらに含有していてもよい5−〜8−員の環を形成す
    ることもできる]のメチレン−グルタコン酸ジニトリル
    類を式 HX [式中、 Xは弗素、塩素、臭素またはヨウ素を表す]のハロゲン
    化水素と反応させることを特徴とする、式 【化1】 [式中、 Xは上記の意味を有する]の2−ハロゲノ−5−シアノ
    −ピリジン類の製造方法。
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