JP3268329B2 - シート材位置ずれ修正装置、及び画像形成装置 - Google Patents

シート材位置ずれ修正装置、及び画像形成装置

Info

Publication number
JP3268329B2
JP3268329B2 JP27024994A JP27024994A JP3268329B2 JP 3268329 B2 JP3268329 B2 JP 3268329B2 JP 27024994 A JP27024994 A JP 27024994A JP 27024994 A JP27024994 A JP 27024994A JP 3268329 B2 JP3268329 B2 JP 3268329B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet material
roller pair
side end
detecting means
end position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP27024994A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08108956A (ja
Inventor
昌平 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP27024994A priority Critical patent/JP3268329B2/ja
Publication of JPH08108956A publication Critical patent/JPH08108956A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3268329B2 publication Critical patent/JP3268329B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機・プリンタ・フ
ァクシミリ等の画像形成装置に備えられるシート材位置
ずれ修正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機・プリンタ・ファクシミリ等の画
像形成装置において、画像形成装置本体内を移動するシ
ート材は、片側基準又は中央基準の何れかの搬送基準で
搬送されているのが普通である。
【0003】片側基準とは、シート材の搬送方向に対し
て直交する方向(以後、本明細書では、この方向を幅方
向と表現する)の一側端を搬送基準にすることである。
また、中央基準とは、シート材の幅方向の中心位置を搬
送基準にすることである。
【0004】しかし、片側基準を採用している画像形成
装置の場合においては、幅方向サイズの小さいシート材
に対して幅方向に均一な搬送力を伝えることが難しく、
従って、斜行や幅方向の位置ずれが生じ易い。
【0005】また、中央基準を採用している画像形成装
置の場合においては、種々の幅方向サイズのシート材に
対して均一な搬送力を伝えることができるので、搬送力
が原因しての斜行や位置ずれは生じ難いのであるが、両
面画像形成モードや多重画像形成モード時のように、シ
ート材が長い距離を搬送される場合に、斜行や幅方向の
位置ずれが生じ易くなる。
【0006】このようなことから、従来、中央基準を採
用している画像形成装置においては、両面画像形成や多
重画像形成を行うシート材(1回目の画像形成を終えた
シート材)を一時的に積載しておく中間トレイ内に、図
9に示すシート材位置ずれ修正装置100を備えること
により、幅方向の位置ずれを修正している。
【0007】シート材位置ずれ修正装置100は、中間
トレイ(不図示)内に積載されたシート材Sの幅方向の
両側端位置を規制する左右の規制板101,102と、
同規制板101,102を幅方向(矢印B1,B2方
向)に移動させる無端ベルト103と、同無端ベルト1
03を回転駆動させるモータ104と、を備えて構成さ
れている。
【0008】例えば、無端ベルト103を矢印A1方向
に回転駆動させると、規制板101,102は矢印B
1,B1方向に同じ距離移動し、無端ベルト103を矢
印A2方向に回転駆動させると、規制板101,102
は矢印B2,B2方向に同じ距離移動する。
【0009】中間トレイ内にシート材Sが排出される際
には、規制板101,102はセット位置(規制位置)
よりも所定距離外側の位置に退避しており、中間トレイ
内にシート材Sが排出された後、セット位置まで移動し
て排出されたシート材Sの幅方向の両側端位置を規制す
る。
【0010】上述の動作をシート材S毎に行うことによ
って、シート材Sの幅方向の位置ずれを修正する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例の
シート材位置ずれ修正装置100によってシート材Sの
幅方向の位置ずれを修正する場合、幅方向の位置ずれが
生じていないシート材Sに対しても修正動作を行わなけ
ればならないので、画像形成処理に要する時間を必要以
上に長引かせる原因になっていた。
【0012】そこで本発明は、上述の如き事情に鑑みて
なされたもので、幅方向の位置ずれが生じているシート
材に対してのみ位置ずれの修正動作を行うことにより、
画像形成処理に要する時間を短縮することができるシー
ト材位置ずれ修正装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、シート材を挟持して中央基準で搬送するロ
ーラ対(2)と、前記ローラ対(2)に搬送されている
シート材の搬送方向に対して直交する方向の一側端位置
を検知するシート材側端位置検知手段(3)と、前記ロ
ーラ対(2)をシート材搬送方向に対して直交する方向
に移動させるローラ対用移動手段(4)と、前記シート
材側端位置検知手段(3)をシート材搬送方向に対して
直交する方向に移動させる検知手段用移動手段(5)
と、前記ローラ対(2)及び前記シート材側端位置検知
手段(3)のシート材搬送方向に対して直交する方向の
セット位置を制御する制御手段(6)と、を有したこと
を特徴とする。
【0014】また、前記制御手段(6)は、前記ローラ
対(2)がシート材の搬送を開始すると、前記検知手段
用移動手段(5)を駆動させてホームポジションに位置
している前記シート材側端位置検知手段(3)を所定の
検知位置へ移動させることを特徴とする。
【0015】また、前記制御手段(6)は、所定の検知
位置に到達した前記シート材側端位置検知手段(3)が
シート材の側端を検知した場合、前記検知手段用移動手
段(5)を駆動させて、前記シート材側端位置検知手段
(3)をホームポジションへ戻すことを特徴とする。
【0016】また、前記制御手段(6)は、前記シート
材側端位置検知手段(3)が所定の検知位置へ到達する
途中でシート材の側端を検知した場合、前記ローラ対用
移動手段(4)を駆動させて、前記シート材側端位置検
知手段(3)がシート材の側端を検知した位置から所定
の検知位置までの距離と等しい距離だけ、ホームポジシ
ョンに位置している前記ローラ対(2)を所定の検知位
置方向へ移動させることを特徴とする。
【0017】また、前記制御手段(6)は、前記シート
材側端位置検知手段(3)が所定の検知位置へ到達して
もシート材の側端を検知しない場合、前記ローラ対用移
動手段(4)を駆動させて、シート材の側端が前記シー
ト材側端位置検知手段(3)に検知されるまで、ホーム
ポジションに位置している前記ローラ対(2)を移動さ
せることを特徴とする。
【0018】
【作用】上記構成とした本発明のシート材位置ずれ修正
装置によれば、シート材側端位置検知手段(3)がロー
ラ対(2)によって搬送されているシート材の側端を所
定の検知位置で検知した場合にはシート材が幅方向に位
置ずれを起こしていないので、ローラ対(2)はシート
材の搬送を続ける。
【0019】また、シート材側端位置検知手段(3)が
ローラ対(2)によって搬送されているシート材の側端
を所定の検知位置へ移動する途中で検知した場合、又は
所定の検知位置へ到達しても検知しない場合には、シー
ト材が幅方向に位置ずれを起こしているので、ローラ対
(2)は駆動を停止して幅方向の位置ずれを修正するた
めの移動を行う。
【0020】このように、シート材が幅方向に位置ずれ
を起こしている場合にのみローラ対(2)が位置ずれを
修正する動作を行うので、シート材毎に位置ずれを修正
する動作を行う場合に比べて画像形成処理に要する時間
が短縮できる。
【0021】なお、上記カッコ内の符号は図面を参照す
るためのものであって、本発明の構成を何等限定するも
のではない。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0023】図1は本発明に係るシート材位置ずれ修正
装置の全体構成を示す。
【0024】本シート材位置ずれ修正装置1は、レジス
トローラ対2と、側端位置検知センサ3と、ローラ対移
動モータ4と、センサ移動モータ5と、制御手段として
のCPU(画像形成装置の全体の動作を制御する)6
と、を備えて構成されている。
【0025】レジストローラ対2の上側ローラ(駆動ロ
ーラ)2Aと下側ローラ(従動ローラ)2Bは左右の支
持板7,8によって回転可能に支持されている。この場
合、左側の支持板7は、ベース9上を幅方向(矢印X
1,X2方向)に移動可能になっており、右側の支持板
8は所定位置に固定されている。
【0026】上側ローラ2Aと下側ローラ2Bは、支持
板7に対して軸方向への移動が不可能となるように取り
付けられている。ローラ軸10,11上に位置固定され
ている規制部材12,13が軸方向への移動を阻止して
いる。また、上側ローラ2Aと下側ローラ2Bは、支持
板8に対して軸方向への移動が可能となるように取り付
けられている。
【0027】従って、支持板7を矢印X1,X2方向に
移動させると、上側ローラ2Aと下側ローラ2Bは支持
板7と一体的に移動するようになる。この移動が可能と
なる長さのローラ軸14,15が支持板8に支持されて
いる。
【0028】ベース9上にはCPU6によって駆動制御
されるローラ対移動モータ4が固定されており、同モー
タ4のねじ軸(出力軸)16が支持板7のめねじに螺合
している。従って、モータ4を正逆方向に駆動させる
と、支持板7に支持されているレジストローラ対2が矢
印X1,X2方向に移動するようになる。この場合、支
持板7に取り付けられているフラグ(不図示)がベース
9に取り付けられているホームポジションセンサ(不図
示)に検知される位置がレジストローラ対2の矢印X
1,X2方向のホームポジションになっている。
【0029】上側ローラ2Aのローラ軸10上にはロー
ラ軸ギヤ17が取り付けられており、このローラ軸ギヤ
17には、不図示の駆動モータの駆動を伝達するギヤ列
18の最終ギヤ18Aが噛み合っている。この最終ギヤ
18Aはクラッチ19を介してギヤ軸20上に取り付け
られている。
【0030】上述のように、支持板7が矢印X1,X2
方向に移動する時、ローラ軸ギヤ17が位置固定されて
いる最終ギヤ18Aと常に噛み合っている状態を保つた
めに、ローラ軸ギヤ17を長尺にしている。
【0031】センサ3は、不図示のシート材を挟んで位
置している発光部3Aと受光部3Bを有している光セン
サであり、発光部3Aから発光している光がシート材に
よって遮光されると、受光部3BからCPU6へ検知信
号を出力するようになっている。
【0032】このセンサ3は、支持板8に取り付けられ
ていてCPU6によって駆動制御されるセンサ移動モー
タ5の長尺のねじ軸(出力軸)21に螺着されている。
ねじ軸21の先端は支持板8に取り付けられているアー
ム部材22に回転可能に支持されている。
【0033】従って、センサ移動モータ5を正逆方向に
駆動させると、センサ3がねじ軸21上を矢印X3,X
4方向に移動する。この際、センサ3は、発光部3Aと
受光部3Bが常にシート材を挟める位置になくてはなら
ないので、ガイド部3cがアーム部材22に係合しなが
ら移動する。また、この場合、センサ3に取り付けられ
ているフラグ(不図示)がアーム部22に取り付けられ
ているホームポジションセンサ(不図示)に検知される
位置がセンサ3の矢印X3,X4方向のホームポジショ
ンになっている。
【0034】次に、図2ないし図4を参照して、本シー
ト材位置ずれ修正装置1における位置ずれ修正方法を説
明する。なお、ここでは、レジストローラ対2がシート
材Sの搬送を開始した後に、側端位置検知センサ3が検
知動作を開始する場合について述べる。
【0035】レジストローラ対2がシート材Sの搬送を
開始したならば、ホームポジションに位置している側端
位置検知センサ3を矢印X4方向の検知位置(レジスト
ローラ対2に中央基準で搬送されているシート材Sの幅
方向サイズに対応する位置)に移動させる。図2に示す
ように、所定の検知位置まで移動した側端位置検知セン
サ3がシート材Sの側端を検知した場合は、レジストロ
ーラ対2に搬送されているシート材Sは位置ずれが生じ
ていないのでレジストローラ対2はシート材Sの搬送を
続行する。
【0036】しかし、図3に示すように、側端位置検知
センサ3が所定の検知位置へ到達する途中でシート材S
の側端を検知した場合には、シート材Sに右方向の位置
ずれが生じているので、位置ずれを修正しなくてはなら
ない。この場合、ホームポジションに位置しているレジ
ストローラ対2を矢印X1方向に距離L移動させて、右
方向に位置ずれしているシート材Sの側端を検知位置に
位置させる。
【0037】また、図4に示すように、側端位置検知セ
ンサ3が所定の検知位置へ到達してもシート材Sの側端
を検知しない場合には、シート材Sに左方向の位置ずれ
が生じているので、位置ずれを修正しなくてはならな
い。この場合、ホームポジションに位置しているレジス
トローラ対2を、側端位置検知センサ3が左方向に位置
ずれしているシート材Sの側端を検知するまで矢印X2
方向に移動させる。
【0038】次に、CPU6における種々の動作例を説
明する。図5に動作例1を示し、図6に動作例2を示
し、図7に動作例3を示す。
【0039】〈動作例1〉画像形成装置の電源がオンし
たならば、まず、操作部のサイズ指定キー23によって
選択されているシート材サイズ(幅方向サイズ)を確認
する(S1)。続いて、操作部のコピースタートキー2
4がオンされたか否かを確認(S2)する。この結果、
コピースタートキー24がオンされていない場合には、
選択されているシート材サイズに変更がないか否かを確
認(S3)して、変更がある場合には再びS1において
選択されているシート材サイズを確認する。
【0040】S2においてコピースタートキー24がオ
ンされていることを確認した場合は、レジストローラ対
2を駆動(S4)させ、続いて、ホームポジションに位
置している側端位置検知センサ3をセンサ移動モータ5
を駆動させてシート材サイズに対応した検知位置へ移動
させる(S5)。
【0041】次に、所定の検知位置へ到達する途中の側
端位置検知センサ3がシート材Sの側端を検知したか否
かを確認(S6)する。この結果、側端位置検知センサ
3がシート材Sの側端を検知したことを確認した場合
(図3のケース)には、レジストローラ対2の駆動を停
止させた後、側端位置検知センサ3がシート材Sの側端
を検知した位置から所定の検知位置までの距離(L)と
等しい距離だけ、ホームポジションに位置しているレジ
ストローラ対2を、ローラ対移動モータ4を駆動させて
矢印X1方向に移動させる(S7)。続いて、側端検知
センサ3がオフになったか否かを確認(S8)して、オ
フになったことを確認したならば、レジストローラ対2
の移動を停止させた後、レジストローラ対2を駆動させ
る(S9)。そして、レジストローラ対2がシート材S
の搬送を終えたならばレジストローラ対2の駆動を停止
させる(S10)。
【0042】S6において側端位置検知センサ3がシー
ト材Sの側端を検知したことを確認しない場合には、所
定位置へ到達した側端位置検知センサ3がシート材Sの
側端を検知したか否かを確認する(S11)。この結
果、シート材Sの側端を検知していないことを確認した
ならば(図4のケース)、レジストローラ対2の駆動を
停止させた後、ホームポジションに位置しているレジス
トローラ対2を、ローラ対移動モータ4を駆動させてシ
ート材S2の側端を側端位置検知センサ3が検知するま
で矢印X2方向へ移動させる(S12)。続いて、側端
位置検知センサ3がオンになったか否かを確認(S1
3)して、オンになったことを確認したならば、レジス
トローラ対2の移動を停止させた後、レジストローラ対
2を駆動させる(S9)。そして、レジストローラ対2
がシート材Sの搬送を終えたならばレジストローラ対2
の駆動を停止させる(S10)。
【0043】S11においてシート材Sの側端を検知し
たことを確認した場合(図2のケース)には、レジスト
ローラ対2がシート材Sの搬送を終えるのを待ってレジ
ストローラ対2の駆動を停止させる(S10)。
【0044】S10においてレジストローラ対2の駆動
を停止させたならば、続いて、レジストローラ対2をホ
ームポジションに戻し(S14)、側端位置検知センサ
をホームポジションに戻す(S15)。
【0045】次に、電源がオンになっているか否かを確
認(S16)して、電源がオンになっていることを確認
したならば再びS2に戻って上述の動作を繰り返す。ま
た、電源がオンになっていないことを確認した場合に
は、本シーケンスを終了する。
【0046】〈動作例2〉上記動作例1は、本発明のシ
ート材位置ずれ修正装置1を単位時間(1分間)当りの
コピー可能枚数が多い画像形成装置に適用した場合の動
作例である。同画像形成装置においてはシート材Sがレ
ジストローラ対2を通過する時間は非常に短いので、シ
ート材を搬送しながらシート材の位置ずれを修正するた
めにレジストローラ対2を移動させるだけの時間をとる
ことは難しい。従って、上記動作例1においては、レジ
ストローラ対2の駆動を停止(シート材Sの搬送を停
止)させた後、レジストローラ対2を所定位置まで移動
させるようにしている(S7,S12)。また、レジス
トローラ対2が所定位置まで移動した後には、レジスト
ローラ対2を駆動してシート材Sの搬送を続行するよう
にしている(S9)。
【0047】これに対して、本動作例2は、本発明のシ
ート材位置ずれ修正装置1を単位時間当りのコピー可能
枚数が少い画像形成装置に適用した場合の動作例であ
る。同画像形成装置においてはシート材Sがレジストロ
ーラ対2を通過する時間は比較的長いので、シート材を
搬送しながらシートの位置ずれを修正するためにレジス
トローラ対2を移動させるだけの時間をとることは容易
である。従って、本動作例2においては、レジストロー
ラ対2によってシート材Sの搬送を続けている状態でレ
ジストローラ対2を所定位置まで移動させるようにして
いる(S7,S12)。
【0048】〈動作例3〉画像形成装置の電源がオンし
たならば、まず、側端位置検知センサ3をホームポジシ
ョンへ戻す(S100)。続いて、操作部のサイズ指定
キー23によって選択されているシート材サイズ(幅方
向サイズ)を確認する(S101)。続いて、ホームポ
ジションに位置している側端位置検知センサ3をセンサ
移動モータ5を駆動させてシート材サイズに対応した検
知位置へ移動させる(S102)。
【0049】次に、操作部のコピースタートキー24が
オンされたか否かを確認(S103)する。この結果、
コピースタートキー24がオンされていない場合には、
選択されているシート材サイズに変更がないか否かを確
認(S104)して、シート材サイズに変更がある場合
には、側端位置検知センサ3を一度ホームポジションに
戻した後、変更されたシート材サイズに対応した検知位
置へ移動させる(S105)。
【0050】S103においてコピースタートキー24
がオンされていることを確認した場合は、レジストロー
ラ対2を駆動させ(S106)、その所定時間経過後に
側端位置検知センサ3がシート材Sの側端を検知したか
否かを確認(S107)する。この結果、シート材Sの
側端を検知しないことを確認した場合には、側端位置検
知センサ3がシート材Sの側端を検知するまでローラ対
移動モータ4を駆動させてレジストローラ対2を矢印X
2方向に移動させる(S108)。続いて、側端位置検
知センサ3がオンになったか否かを確認(S109)し
て、オンになったことを確認したならば、レジストロー
ラ対2の移動を停止させる(S110)。そして、レジ
ストローラ対2がシート材Sの搬送を終えたならばレジ
ストローラ対2の駆動を停止させる(S111)。
【0051】S107において側端位置検知センサ3が
シート材Sの側端を検知したことを確認した場合には、
レジストローラ対2がシート材Sの搬送を終えるのを待
ってレジストローラ対2の駆動を停止させる(S11
1)。
【0052】S111においてレジストローラ対2の駆
動を停止させたならば、続いて、レジストローラ対2を
ホームポジションへ戻し(S112)、電源がオンにな
っているか否かを確認(S113)する。この結果、電
源がオンになっていることを確認したならば再びS10
3に戻って上述の動作を繰り返す。また、電源がオンに
なっていないことを確認した場合には、本シーケンスを
終了する。
【0053】なお、本動作例3においては、S108に
おいて、レジストローラ対2によりシート材Sを搬送し
ている状態でレジストローラ対2を移動させているが、
S108において、レジストローラ対2の駆動を停止さ
せた後、レジストローラ対2を移動させる場合もある。
この場合には、S110において、レジストローラ対2
の移動を停止させた後、レジストローラ対2を駆動させ
てシート材Sの搬送を続行させるようにする。
【0054】図8に、本シート材位置ずれ修正装置1を
備えた画像形成装置(複写機)の全体構成例を示す。
【0055】給紙カセット30内に複数枚のシート材S
が積載収納されている。このシート材Sは矢印方向に回
転する給紙ローラ31によって最上位のシート材より1
枚ずつ繰り出されて回転停止中のレジストローラ対2へ
送られる。このレジストローラ対2は、本発明のシート
材位置ずれ修正装置1を構成している。
【0056】レジストローラ対2へ到達したシート材S
はシート材先端がレジストローラ対2のニップに突き当
たると、所定のループを形成して斜行状態が矯正され
る。
【0057】レジストローラ対2へ到達したシート材S
は矢印方向に回転している感光ドラム32上のトナー像
との位置を合わせるタイミングをとって回転するレジス
トローラ対2によって感光ドラム32と転写ローラ33
との間の転写部へ送られる。この時、本発明のシート材
位置ずれ修正装置1がシート材Sの幅方向位置のずれを
修正してシート材Sが正しく中央基準で搬送されるよう
にする。
【0058】転写部へ送られたシート材Sには、転写ロ
ーラ33により感光ドラム32上のトナー像が転写され
る。そして、トナー像の転写を終えたシート材Sは搬送
ベルト34によって定着ローラ対35へ送られ、同定着
ローラ対35によってトナー像が定着処理された後、排
紙ローラ対36によって機外の排紙トレイ(不図示)上
へ排紙される。
【0059】本画像形成装置においては、原稿台37上
にセットされている原稿38の画像が光学系39によっ
て走査され、感光ドラム32上へ投影される。これによ
り、感光ドラム32上に静電潜像が形成され、この潜像
は現像器40から供給されるトナーによって顕画化され
る。
【0060】なお、本発明のシート材位置ずれ修正装置
を構成するローラ対は、上記実施例のレジストローラ対
2に限ることなく、搬送ローラ対等であっても良いこと
は言う迄もない。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシート材
位置ずれ修正装置においては、ローラ対で中央基準で搬
送されているシート材が幅方向に位置ずれを起こしてい
る場合にのみローラ対を駆動停止させ幅方向に移動させ
て位置ずれの修正を行うものであるために、シート材毎
に位置ずれを修正する動作を行うものに比べて画像形成
処理に要する時間が短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るシート材位置ずれ修正
装置の全体構成を示す斜視図。
【図2】同シート材位置ずれ修正装置の位置ずれ修正方
法を説明する平面図。
【図3】同シート材位置ずれ修正装置の位置ずれ修正方
法を説明する平面図。
【図4】同シート材位置ずれ修正装置の位置ずれ修正方
法を説明する平面図。
【図5】同シート材位置ずれ修正装置におけるCPUの
制御動作例(1)を示すフローチャート。
【図6】同シート材位置ずれ修正装置におけるCPUの
制御動作例(2)を示すフローチャート。
【図7】同シート材位置ずれ修正装置におけるCPUの
制御動作例(3)を示すフローチャート。
【図8】同シート材位置ずれ修正装置を備えた画像形成
装置(複写機)の全体構成例を示す縦断側面図。
【図9】従来例の画像形成装置に備えられているシート
材位置ずれ修正装置の構成を示す斜視図。
【符号の説明】
2 レジストローラ対(ローラ対) 3 側端位置検知センサ(シート材側端位置検知手
段) 3A 発光部 3B 受光部 4 ローラ対移動モータ(ローラ対用移動手段) 5 センサ移動モータ(検知手段用移動手段) 6 CPU(制御手段)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03G 15/00 516 G03G 15/00 516 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 9/14 B65H 7/10 B65H 9/00 B65H 43/04 B65H 85/00 G03G 15/00 516

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材を挟持して中央基準で搬送する
    ローラ対と、前記ローラ対に搬送されているシート材の
    搬送方向に対して直交する方向の一側端位置を検知する
    シート材側端位置検知手段と、前記ローラ対をシート材
    搬送方向に対して直交する方向に移動させるローラ対用
    移動手段と、前記シート材側端位置検知手段をシート材
    搬送方向に対して直交する方向に移動させる検知手段用
    移動手段と、前記ローラ対及び前記シート材側端位置検
    知手段のシート材搬送方向に対して直交する方向のセッ
    ト位置を制御する制御手段と、を有したことを特徴とす
    るシート材位置ずれ修正装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記ローラ対がシート
    材の搬送を開始すると、前記検知手段用移動手段を駆動
    させてホームポジションに位置している前記シート材側
    端位置検知手段を所定の検知位置へ移動させることを特
    徴とする請求項1記載のシート材位置ずれ修正装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記ローラ対がシート
    材の搬送を開始する前、前記検知手段用移動手段を駆動
    させてホームポジションに位置している前記シート材側
    端位置検知手段を所定の検知位置へ移動させることを特
    徴とする請求項1記載のシート材位置ずれ修正装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、所定の検知位置に到達
    した前記シート材側端位置検知手段がシート材の側端を
    検知した場合、前記検知手段用移動手段を駆動させて、
    前記シート材側端位置検知手段をホームポジションへ戻
    すことを特徴とする請求項2記載のシート材位置ずれ修
    正装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記シート材側端位置
    検知手段が所定の検知位置へ到達する途中でシート材の
    側端を検知した場合、前記ローラ対用移動手段を駆動さ
    せて、前記シート材側端位置検知手段がシート材の側端
    を検知した位置から所定の検知位置までの距離と等しい
    距離だけ、ホームポジションに位置している前記ローラ
    対を所定の検知位置方向へ移動させる、ことを特徴とす
    る請求項2記載のシート材位置ずれ修正装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記シート材側端位置
    検知手段が所定の検知位置へ到達してもシート材の側端
    を検知しない場合、前記ローラ対用移動手段を駆動させ
    て、シート材の側端が前記シート材側端位置検知手段に
    検知されるまで、ホームポジションに位置している前記
    ローラ対を移動させることを特徴とする請求項2記載の
    シート材位置ずれ修正装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記シート材側端位置
    検知手段が所定の検知位置へ到達する途中でシート材の
    側端を検知した場合又は前記シート材側端位置検知手段
    が所定の検知位置へ到達してもシート材の側端を検知し
    ない場合、前記ローラ対の駆動を停止させた後にホーム
    ポジションに位置している前記ローラ対を移動させ、移
    動を終えた前記ローラ対を駆動させることを特徴とする
    請求項5又は6記載のシート材位置ずれ修正装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記シート材側端位置
    検知手段が所定の検知位置へ到達する途中でシート材の
    側端を検知した場合又は前記シート材側端位置検知手段
    が所定の検知位置へ到達してもシート材の側端を検知し
    ない場合、前記ローラ対の駆動を続けた状態でホームポ
    ジションに位置している前記ローラ対を移動させること
    を特徴とする請求項5又は6記載のシート材位置ずれ修
    正装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、シート材の側端を検知
    した前記シート材側端位置検知手段を前記検知手段用移
    動手段を駆動させてホームポジションへ戻し、かつ、シ
    ート材の搬送を終えた前記ローラ対を前記ローラ対移動
    手段を駆動させてホームポジションへ戻すことを特徴と
    する請求項5又は6記載のシート材位置ずれ修正装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記ローラ対がシー
    ト材の搬送を開始して所定時間経過後に前記シート材側
    端位置検知手段がシート材の側端を検知しない場合、前
    記ローラ対用移動手段を駆動させて前記シート材側端位
    置検知手段がシート材の側端を検知するまでホームポジ
    ションに位置している前記ローラ対を前記シート材側端
    位置検知手段側へ移動させることを特徴とする請求項3
    記載のシート材位置ずれ修正装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、前記ローラ対の駆動
    を停止させた後にホームポジションに位置している前記
    ローラ対を前記シート材側端位置検知手段側へ移動さ
    せ、移動を終えた前記ローラ対を駆動させることを特徴
    とする請求項10記載のシート材位置ずれ修正装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、前記ローラ対の駆動
    を続けた状態でホームポジションに位置している前記ロ
    ーラ対を前記シート材側端位置検知手段側へ移動させる
    ことを特徴とする請求項10記載のシート材位置ずれ修
    正装置。
  13. 【請求項13】 前記ローラ対は、シート材の斜行状態
    を矯正するためのレジストローラ対であることを特徴と
    する請求項1記載のシート材位置ずれ修正装置。
  14. 【請求項14】 前記シート材側端位置検知手段は、シ
    ート材を挟むように位置する発光部と受光部とを有する
    光センサであることを特徴とする請求項1記載のシート
    材位置ずれ修正装置。
  15. 【請求項15】 シート材を挟持して中央基準で搬送す
    るローラ対と、前記ローラ対に搬送されているシート材
    の搬送方向に対して直交する方向の一側端位置を検知す
    るシート材側端位置検知手段と、前記ローラ対をシート
    材搬送方向に対して直交する方向に移動させるローラ対
    用移動手段と、前記シート材側端位置検知手段をシート
    材搬送方向に対して直交する方向に移動させる検知手段
    用移動手段と、前記ローラ対及び前記シート材側端位置
    検知手段のシート材搬送方向に対して直交する方向のセ
    ット位置を制御する制御手段と、を有したシート材位置
    ずれ修正装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP27024994A 1994-10-06 1994-10-06 シート材位置ずれ修正装置、及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP3268329B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27024994A JP3268329B2 (ja) 1994-10-06 1994-10-06 シート材位置ずれ修正装置、及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27024994A JP3268329B2 (ja) 1994-10-06 1994-10-06 シート材位置ずれ修正装置、及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08108956A JPH08108956A (ja) 1996-04-30
JP3268329B2 true JP3268329B2 (ja) 2002-03-25

Family

ID=17483626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27024994A Expired - Fee Related JP3268329B2 (ja) 1994-10-06 1994-10-06 シート材位置ずれ修正装置、及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3268329B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6655023B1 (en) 1993-11-16 2003-12-02 Formfactor, Inc. Method and apparatus for burning-in semiconductor devices in wafer form
US8783440B2 (en) 2011-12-28 2014-07-22 Ricoh Company, Limited Sheet member position correcting device and image forming apparatus

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5799573B2 (ja) * 2011-05-12 2015-10-28 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置および記録材処理装置
JP5913907B2 (ja) * 2011-10-28 2016-04-27 理想科学工業株式会社 封書作成システム
JP6098877B2 (ja) 2012-06-13 2017-03-22 株式会社リコー シート材位置補正装置、及び、画像形成装置
JP5790609B2 (ja) * 2012-09-04 2015-10-07 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP2021130549A (ja) * 2020-02-20 2021-09-09 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6655023B1 (en) 1993-11-16 2003-12-02 Formfactor, Inc. Method and apparatus for burning-in semiconductor devices in wafer form
US8783440B2 (en) 2011-12-28 2014-07-22 Ricoh Company, Limited Sheet member position correcting device and image forming apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08108956A (ja) 1996-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5678127A (en) Sheet supply apparatus with control based on detected sheet length
JP2811952B2 (ja) シート搬送装置
JP3268329B2 (ja) シート材位置ずれ修正装置、及び画像形成装置
JPH1130884A (ja) 画像形成装置
JP2003146485A (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP2002060097A (ja) シート搬送装置
US7588248B2 (en) Sheet conveying device and image forming apparatus
JPH09142683A (ja) 給紙装置
JPS6382255A (ja) シ−ト搬送装置
JP3574764B2 (ja) 原稿搬送装置
JPH11208939A (ja) シート搬送装置並びにこれを備えた画像読取装置および画像形成装置
JP2001253595A (ja) 用紙搬送装置
JP3300957B2 (ja) 給紙装置
JPH0577951A (ja) 給紙装置
JP3340191B2 (ja) 用紙搬送位置検出装置
JP2002316748A (ja) 用紙搬送装置及び画像形成装置
JP3925128B2 (ja) 用紙搬送装置及び画像形成装置
JP3191233B2 (ja) 自動原稿搬送装置及び方法
JPH08295421A (ja) シート材供給装置および画像形成装置
JPH08225183A (ja) 画像形成装置
JP3890937B2 (ja) 用紙給送装置及び画像形成装置
JP2000095384A (ja) 画像処理装置の斜行補正装置
JP3925125B2 (ja) 用紙搬送装置及び画像形成装置
JPH07315637A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JPH0346946A (ja) 画像形成装置におけるシート搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090118

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090118

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100118

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110118

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120118

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130118

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140118

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees