JP3268327B2 - 給・排紙装置、シート検知装置を備える画像形成装置 - Google Patents

給・排紙装置、シート検知装置を備える画像形成装置

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JP3268327B2 JP19170793A JP19170793A JP3268327B2 JP 3268327 B2 JP3268327 B2 JP 3268327B2 JP 19170793 A JP19170793 A JP 19170793A JP 19170793 A JP19170793 A JP 19170793A JP 3268327 B2 JP3268327 B2 JP 3268327B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、印刷装置等に
用いられる給・排紙装置、シート検知装置及びこれを用
いた複写機、印刷機等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
〈従来の技術1〉従来、画像形成装置に使用されるシー
ト状原稿として、コンピュータフォームフィーダ等で使
用されているファンフォールドシートが使用される場合
があり、上記ファンフォールドシート(以下シートとい
う)は、その側端縁部に複数個の係合穴を有すると共
に、搬送方向に対して一定の長さで交互に折り畳まれた
状態にある。
【0003】上記シートを給送する給送装置において、
給送側の積載面に積載されたシートは、まずシートの穴
数を、給送装置又は画像形成装置の操作部により数えた
後に、シートの1折り頁分の穴数の設定により1頁分の
送り量を設定していた。 〈従来の技術2〉従来、像担持体にトナー像を形成し、
これをシートに転写する画像形成装置においては、像担
持体の非通紙部にも余分なトナーが付着していた。
【0004】特に、小さいサイズのシートを使用した場
合には、像担持体の非画像形成部(非通紙部)に相当す
る領域が増大し、必要のないトナーが大量に消費されて
いた。この余分なトナーは、シートに転写されないので
画像形成装置内を飛散して汚し、画像劣化や種々のトラ
ブルの原因になっていた。
【0005】そこで、このような問題を解決するため
に、図16に示すようにシートSを収納するカセット1
59にシートSのサイズごとに異なる位置に突起159
aを設け、また、画像形成装置側にスイッチ154a,
154b,154cが設けておき、上記スイッチ154
a,154b,154cの信号によりカセット159内
に収納されているシートSのサイズをあらかじめ検出
し、シャープカット手段(不図示)によって像担持体の
非画像形成部に相当する領域に不必要なトナー像が付着
することを防止する提案がなされている。 〈従来の技術3〉従来、複写機及び印刷装置等に使用さ
れるシート幅方向の位置の検知手段として、図26に示
すような構成の装置が提案されている。
【0006】同図において、検知手段222は、発光部
222aと、これに対向する部位に設けられた受光部2
22bとからなっている。これによって点線(図26参
照)で示すような光路を形成し、シート203の縁部2
03aが光路を通過して、光路を遮断することによりシ
ート203を検知する機構になっている。
【0007】また、シートの搬送方向の位置の検知手段
として、図27に示すような構成が提案されている。
【0008】同図において、検知手段222は、アクチ
ュエータ223と発光部222a及び受光部222b等
を有している。そして、矢印方向に搬送されて来たシー
ト203が、揺動が可能なアクチュエータ223に当接
すると、このアクチュエータ223は、回転軸224に
より回転し、光路を遮断することによって位置検出が行
なわれる。
【0009】図28は、これらを組み合わせてシート2
03の位置を検知する様子を示したものである。同図に
おいて、シート203の搬送方向(上向き矢印方向)と
シート203の幅方向(シート203の搬送方向と直角
方向)に検知手段222をそれぞれ配置し、シート20
3が搬送手段225によって検知手段222の位置まで
搬送されたことを検知する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
〈第1の発明の課題〉前述した〈従来の技術1〉におい
ては、シートの穴ピッチの違い又は穴数の設定間違い等
により、シートの積載不良や画像形成場所の間違い等を
誘発し易い構成となっていた。
【0011】また、積載されたシートが斜行していると
ジャムが発生し易く安定給送が困難であった。このた
め、斜行防止用のサイド規制手段を設けているが、シー
トの側端部にはミシン目が設けてあるので幅方向に折れ
易くサイド規制が困難であった。
【0012】さらに、シートの両側端部に設けられてい
る穴を使用してトラクタによりシートの給紙を行うため
シート側端縁部が粗れがちで、このため給紙時にシート
がサイド規制手段等に引っ掛かり易くジャムが発生し易
い問題があった。
【0013】第1の発明は、シートを積載手段上に載置
すると同時に、シートサイズを自動的に検知すると共
に、シートの載置位置を規制することで信頼性の高い給
・排紙装置及びこれを備えた画像形成装置を提供するこ
とを目的とするものである。 〈第2の発明の課題〉上述した〈従来の技術2〉におい
ては、カセット159の交換(シートサイズを変えるた
め)の手間を省くため多数のカセット159が同時に装
着できる装置のニーズが高まってきている。この場合、
全てのカセット挿入口にシートサイズ検出用のスイッチ
154a,154b,154cを設ける必要があり画像
形成装置のコストアップの要因になっていた。
【0014】第2の発明は、像担持体に不要なトナーが
付着するのを防止して、コンパクト且つ安価であって信
頼性の高い画像形成装置を提供することを目的とするも
のである。 〈第3の発明の課題〉 前述した〈従来の技術3〉において述べたシート検知方
法では、画像形成装置の利用(又は検知手段の利用)に
ともない、シート203の粉、飛散したトナー粉、チリ
及び埃等が、検知手段222の発光部222a及び受光
部222bに堆積して光路を遮断してしまう。これによ
り装置の誤動作(例えば、シートが無いのに、シート有
りの信号を出力する)を誘発する問題があった。
【0015】また、図27に示すアクチュエータ方式で
は、検知手段222の外見形状等(特にアクチュエー
タ)の影響を大きく受けて、検知手段222を用いる場
所により、最適なアクチュエータ形状及び関係部品(例
えば揺動用バネ、取付け板金等)の仕様・形状を、各々
決定しなけらばならなかった。従って、検知手段222
の機能及び信頼性の確認も、それぞれの構成に基づいて
行わねばならず多大な時間を必要としていた。
【0016】また、上記アクチュエータ方式では、アク
チュエータ223の回転方向が一方向であるので、シー
ト203の横位置、即ち搬送方向と直角な方向の位置の
検出には使用できないという欠点がある。これは、ジャ
ムを起こしたシート203の処理に対しても、そのアク
チュエータ223の回転方向側(シート203が搬送さ
れる側)から、ジャムを起こしたシート203を取り除
く必要があり、画像形成装置の搬送路の構成や、画像形
成部等の配置への影響、ジャム処理空間の確保等におい
て、画像形成装置の基本設計にも影響する問題となって
いた。
【0017】さらに、シート203の斜行や斜送等の状
態を、正確に画像形成装置の制御部又は操作者に知らせ
ることが不可能であった。そのため、画像形成装置のダ
ウンタイムを増加させて画像形成効率を下げ、装置の信
頼性を落としていた。
【0018】第3の発明は、シート搬送路内を搬送され
るシートを、その位置のみならずシートの搬送方向や搬
送状態までもシート搬送方向の全方向にわたって検知可
能なシート検知手段を提供することを目的とするもので
ある。
【0019】
【課題を解決するための手段】〈第1の発明の手段〉 本発明は、画像が形成されていて側端部に複数の係合穴
を有するファンフォールドシートを折り畳んで積載する
第1の積載手段と、該第1の積載手段から給送されるフ
ァンフォールドシートの画像を読み取る読取部と、該読
取部から排出されるファンフォールドシートを積載する
第2の積載手段と、備える画像形成装置において、前記
ファンフォールドシートの係合穴に遊嵌する突起部と前
記係合穴よりも大寸の当接部とを有していて前記第1の
積載手段の積載面から突出する向きに付勢されて進退自
在の複数の係合手段と、前記係合手段の退避を検知する
検知手段と、を有し、前記ファンフォールドシートの係
合穴を前記係合手段の突起部に係合してファンフォール
ドシートを位置決めすると共に該ファンフォールドシー
トの自重により押し込まれる係合手段の数を前記退避検
知手段により検知することによりファンフォールドシー
トの搬送方向長さを検知することを特徴とする。 〈第2の発明の手段〉 本発明は、原稿像に対応した潜像を現像してトナー像を
形成する像担持体と、前記潜像の一部を選択的に消去可
能の潜像消去手段と、前記像担持体に至りシートを搬送
するシート搬送路中に配設されたシートサイズ検知手段
と、該シートサイズ検知手段からの信号に基づいて、前
記潜像消去手段の消去作用を制御する制御手段とを備え
る画像形成装置において、前記シートサイズ検知手段
は、少なくとも1つの発光手段と複数の受光手段又は複
数の発光手段と少なくとも1つの受光手段を備えて複数
の検知光路を有する光センサと、前記シート搬送路のシ
ート搬送方向と直交する方向に配され、前記シート搬送
路を通過するシートにより選択的に押圧されて前記複数
の検知光路を選択的に遮断する複数の検知レバーと、を
備え、前記検知レバーにより選択的に遮断された検知光
路に応じた信号を前記制御手段に出力する、ことを特徴
とする。 〈第3の発明の手段〉 本発明は、画像形成装置のシート搬送路中の適宜の位置
に配設されていて、前記シート搬送路内を搬送されるシ
ートを検知するシート検知手段において、前記シート搬
送路中に突出していて傾動自在のアクチュエータと、該
アクチュエータをシート搬送面に対して全ての方向に傾
動自在に支持する球状回転手段と、前記球状回転手段に
設けられていて、前記アクチュエータの傾動動作と一義
的な関係を有して前記アクチュエータの方向を認識する
方向認識手段と、該方向認識手段の認識動作を検知して
前記シートの位置及び斜行状態を検知する検知手段と、
前記アクチュエータを付勢して該アクチュエータを元位
置に復帰させる復帰手段と、を有することを特徴とす
る。
【0020】
【作用】〈第1の発明の作用〉 折り畳まれた状態のファンフォールドシートが、積載手
段上に積載されると、ファンフォールドシートの係合穴
が係合手段の突起部にそれぞれ係合してファンフォール
ドシートが所定位置に位置決めされる。これと同時に、
ファンフォールドシートの自重により係合手段が載置面
から下方に押し込まれて退避すると共に、検知手段によ
り検知される。
【0021】積載手段の複数の係合手段のうち、上記の
ファンフォールドシートにより押し込まれた係合手段の
数は、各係合手段に対応する検知手段によりそれぞれ検
知される。これにより、ファンフォールドシートの位置
決め及び搬送方向長さの検知を容易にできて、ファンフ
ォールドシートの給送・排出を確実に行うことができ
る。 〈第2の発明の作用〉 シート搬送路中に、複数の検知光路を有する光センサ
と、シート搬送路のシート搬送方向と直交する方向に配
された複数の検知レバーとを備えたシートサイズ検知手
段を設け、シート搬送路を通過するシートによって選択
的に押圧された検知レバーにより複数の検知光路を選択
的に遮断する。
【0022】そして、遮断された検知光路に応じた信号
に基づき制御手段は、シートサイズを検知し、潜像消去
手段を制御して像担持体の非通紙部の潜像を選択的に消
去する。これにより、像担持体上に不要なトナーが付着
するのが防止されて、信頼性の高い画像形成装置を実現
される。 〈第3の発明の作用〉 シート搬送路内をシートが搬送されると、シート搬送路
中の適宜の位置設けられたアクチュエータがシートによ
り傾動され、この傾動動作と共に傾動する方向認識手段
により、アクチュエータの方向が認識される。また、シ
ートからアクチュエータが離脱した状態では、アクチュ
エータは、復帰手段により元位置に復帰される。
【0023】これにより、シートの位置のみならず搬送
方向や搬送状態を簡単な構成のシート検知装置により検
知することができ、且つ紙粉は塵等に左右されることな
く上記検知を行うことができる。
【0024】
【0025】
【実施例】
〈第1の発明の実施例1〉以下、第1の発明の一実施例
を図面に沿って説明する。図1は本発明が適用されてい
る画像形成装置の斜視図、図2,図3は係合部材を図1
において矢印A方向から縦断側面図をそれぞれ示してい
る。
【0026】同図において、画像形成装置としての複写
機1は、上部に読取部としてのプラテンガラス2と、そ
の上部に配設した原稿自動送り装置3と、給紙用のファ
ンフォールドシートSを積載する第1の積載台(第1の
積載手段)5と、プラテンガラス2で画像を読取られた
シートSを積載する第2の積載台(第2の積載手段)6
等を備えている。
【0027】上記第1の積載台5の積積面5aの一側部
には、シートSの側部を規制する壁板7が配設されてお
り、この壁板7のシート搬送方向に沿って、複数の係合
部材(係合手段)9が後述するようにして上方の付勢さ
れて進退自在に配設されている。第1の積載台5上に積
載されるシートSは、その両側部に複数の係合穴10を
有しており、この係合穴10を係合部材9の後述する突
起部に係合させることにより、シートSは積載面5a上
に位置決めされるようになっている。
【0028】上記シートSは、コンピュータ等により画
像形成された連続紙からなっていて、搬送方向に一定の
長さで折り返して折り畳んだ状態になっている。第1の
積載台5上の下流部には、捌き板11が立設されてい
て、シートSの前縁部を規制すると共に給紙されるシー
トSの捌きを行なう。上記捌き板11は、図1において
矢印方向に回動可能になっていて、未使用時には倒され
て収納される。
【0029】捌き板11を乗り越えることにより捌かれ
たシートSは、搬入口3aから原稿自動送り装置3内に
搬入されて複写機本体1aのプラテンガラス2上で画像
を読み取られて排出口3bから第2の積載台6へ排出さ
れる。上記第2の積載台6には矢印方向に往復動自在の
後端規制板12が設けられていて、排出されて折り畳ま
れるシートSを整合する。
【0030】複写機本体1aは、折り畳まれた状態の連
続紙からなるコピーシートPを収納するコピーシートス
タッカ13が設けられており、上記画像読取部としての
プラテンガラス2で読取られた画像は上記コピーシート
Pに画像形成されて複写されるようにになっている。
【0031】次に、上記係合部材9部の詳細を図2、図
3に基づいて説明する。
【0032】同図において、係合部材9は係合部材9に
対して上下動自在にガイドされていて、その下部には検
知スイッチ(退避検知手段)20が設けられており、係
合部材9は、検知スイッチ20と固定部材21間に配設
された圧縮ばね22の弾力により上方に付勢されてい
る。なお、上記検知スイッチ20は、係合部材9の下方
への退避時に、圧縮ばね22により一定以上の力で加圧
されると、退避信号を出力するようになっている。
【0033】上記係合部材9の上部には突起部9aが形
成されていて、シートSを第1の積載手段5上に積載す
る時にシートSの係合穴10に係合してシートSの位置
決めを行なう。係合部材9の下方にはソレノイド23が
配設されていて、その作動部材23aは圧縮ばね25に
より上方に付勢されていて、不図示のストッパにより上
方への移動は規制されている。係合部材9の下端部9b
に形成された長孔9cには、作動部材23aに固着され
たピン26が係合していて、圧縮ばね22の付勢力によ
る係合部材9の上昇を規制している。
【0034】壁板7の内側には、支軸31により基部を
回動自在に支持された検知部材30が配設されていて、
両端を固定部材32と検知部材30とにそれぞれ掛止さ
れた捩りばね33の弾力により自由端30aが下降する
向きに付勢されている。この検知部材30の自由端30
aは、係合部材9に穿設されたスリット9aから第1の
積載台5側に延出していて、第1の積載台5上のシート
Sの上面に当接されてシートSの高さに応じて従動す
る。上記固定部材32にはフォトインタラプタからなる
シート高さ検知スイッチ(シート高さ検知手段)35が
固着されていて、検知部材30と一体的に形成されてい
るフラグ30bにより開閉される遮光部35aを有して
いる。第1の積載台5部の他の係合部材9も上記係合部
材9と同様に構成されている。
【0035】次に、シートSの積載時におけるその位置
決め及びシートサイズ検知について説明する。
【0036】シートSの係合穴10を係合部材9の突起
部9aに係合させた状態でシートSを第1の積載手段5
上に積載すると、シートSの自重によりシートSに対応
する箇所の係合部材9がシートSにより下方のた退避位
置へ押し込まれ、係合部材9の当接面(上面)9dは第
1の積載台5の積載面5aと同一面となる(図3参
照)。この状態では、シートSは係合部材9の突起部9
aにより、第1の積載手段5上の所定の位置に位置決め
された状態にある。
【0037】係合部材9と共に下降する検知スイッチと
しての検知スイッチ20が、圧縮ばね22により押し込
まれてON状態となってシートSの積載を検知する。シ
ートSの押圧により作動する検知スイッチ20は、シー
トSの係合穴10に対応して押圧されるもののであり、
従って、作動する検知スイッチ20の数のを知ることに
より積載されるシートSのサイズを自動的に検知するこ
とができる。
【0038】このようにして、上記係合部材9は、第1
の積載台5上に積載されるシートSの位置決め手段とし
て機能すると共に、シートSのサイズ検知手段としても
兼用して機能することができる。シートSの給紙を続け
ることにより第1の積載台5上のシートSは次第に減少
していき、これに従動して検知部材30の自由端30a
は次第に下降していく。シートSの減少により、係合部
材9の当接面9dが第1の積載台5の積載面5aから延
出していくと、シートSの側端部が傾斜することによ
り、給紙動作に支障をきたすことがあるので、シートS
の高さが減少した時には、係合部材9の当接面9dを積
載面5aと同じ高さにするか、これ以下に退避させるこ
とが望ましい。
【0039】ここで、シートSの高さをHs 、係合部材
9の突起部9aの高さをHaとして、Ha≧Hs の状態
になると、検知部材30のフラグ30bがシート高さ検
知スイッチ35の遮光部35aを遮断してシートSの所
定量以下の減少を検知する。このシート高さ検知スイッ
チ35の検知により、ソレノイド23がONして作動部
材23aが後退し、係合部材9を下降させて退避させ
る。この時点では、係合部材9の突起部9aは、図3中
の符号9d′の位置にあって、突起部9aはシートSの
係合穴10から外れた状態にあって、係合部材9がシー
トSの給送作用を妨害しないようになっている。
【0040】また、シート高さ検知スイッチ35により
検知されるシートSの高さ(量)に応じて、シートSの
搬送スピードを可変にしてもよく、シートSの給送開始
時に搬送スピードを遅くしてシートSを確実に送ること
により、第2の積載台6側におけるコシの弱いシートS
の積載性の向上を図ることができる。 〈第1の発明の実施例2〉次に、本発明の第2の実施例
について、図示を参照して説明する。なお、図1に示す
ものと同じ機能のものは同一符号で表してその説明は省
略する。
【0041】本実施例においては、第2の積載台6部の
重ね合わ又は両側に、実施例1の係合部材9に相当する
係合部材40が配設されており、さらに第2の積載台6
の一側端部には、シートSの高さを検知する検知部材4
1が配設されている。
【0042】画像の読み取りを終えて排出されるシート
Sは第2の積載台6上に折り畳まれて折り畳まれて積載
されていくが、積載されるシートSの高さが小さい時に
は、係合部材9突起部9aは第2の積載台6の積載面6
aと同じ高さ又はそれ以下の位置に不図示のソレノイド
により退避される。これにより、係合部材9の突起部9
aがシ11Sの積載を妨げないようになり、シートSの
高さHs が突起部9aの高さよりも大きくなった場合
に、上記ソレノイドがOFF状態になって係合部材9を
解除し、シートSの係合穴10に突起部9aが係合して
シートSの位置決めを行なう。 〈第1の発明の実施例3〉図5は、本実施例の画像形成
装置の斜視図を示している。本実施例においては、複写
機本体1aのコピーシートスタッカ13に対し、第1の
積載台5部に設けた係合部材9及び検知部材30と同様
の係合部材50及び検知部材51がそれぞれ配設されて
いる。これにより、第1の積載手段5上のシートSと同
様に、コピーシートスタッカ13内のコピーシートP
も、係合部材50により位置決めされると共に、コピー
シートPのサイズを検知することができる。 〈第2の発明の実施例1〉以下、図面に沿って第2の発
明の一実施例を説明する。
【0043】図6は画像形成装置の縦断側面図を示して
いる。同図において、光源101よりの光は、原稿台1
02上の原稿に照射され、反射した光は移動光学系10
3の反射ミラーにより方向を変えて結像レンズ104に
入射する。そして、この結像レンズ104を透過した光
は、反射ミラー群105を介して感光ドラム(像担持
体)106上に結像される。この感光ドラム106は、
所定の感光材をその外周に保持し、移動光学系103と
同期して矢印方向に回転している。また、感光ドラム1
06の周囲には、一次帯電器、現像装置、転写電極、分
離装置、クリーニング装置等の電子写真工程を行うのに
必要な周知の各装置が設けられている。
【0044】感光ドラム106上の原稿像の結像位置よ
り少し離れた位置を直接照射する多数のLED(潜像消
去手段)110が、感光ドラム106の近傍の軸方向に
列設されている。そして、本体コントローラ(制御手
段)112によってLED110の発光が制御されてお
り、この制御されて照射される光は、感光体106の部
位に形成された潜像を、選択的に消去することが可能に
なっている。
【0045】上記感光ドラム106に至っていて、シー
トSを搬送する搬送路115には、感光ドラム106上
のトナー像とシートSとの位置合わせの為のレジストロ
ーラ対108a,108bが設けられている。このレジ
ストローラ対108a,108bの上流側近傍にはセン
サ(シートサイズ検知手段)120が配置されている。
上記センサ120には、後述する検知部材116、11
7及び118(図7参照)がシート搬送方向の幅方向に
沿って備えられている。
【0046】図7において、検知部材116は、シート
Sbの外側のシートScの領域内に配置され、また、検
知部材117は、シートSaの外側のシートSbの領域
内に配置されている。さらに、検知部材118は、シー
トSaの領域内に配置されている。これらの検知部材1
16,117,118は、軸119を中心に、それぞれ
独立に回転自在に支持されていると共に、それぞれ付勢
部材(不図示)により、軸119を中心にして図8〜図
10において時計回りのモーメントが与えられていて、
ストッパ(不図示)により停止位置及び回転量が規制さ
れ、それぞれ図8,図9,図10の位置で停止してい
る。
【0047】図8〜図10において、検知部材116は
検知レバー116aを、検知部材117は検知レバー1
17aを、検知部材118は検知レバー118aをそれ
ぞれ一体的に有している。上記各検知レバー116a,
117a,118aは、シートSをレジストローラ対1
08a,108bに案内するためのガイド部材115A
に、それぞれ対応して設けられた開口部115c,11
5d,115eから、突出するように設けられている。
これにより、ガイド部材115Aにより案内されてきた
シートSが、レバー116a,117a,118a又は
その一部を押圧し、検知部材116,117,118を
図8〜図10において反時計方向へ回転させてシートS
が通過した後には、検知部材116,117,118
は、付勢部材及びストッパにより再び元の位置に戻るよ
うになっている。
【0048】上記検知部材116の近傍には、図14
(a) に示すように、1つの発光部120Aと複数の受光
部120C,120Dとを有する光センサ120、又は
(b) 図に示すように複数の発光部120A,120Bと
1つの受光部120Cとを有する光センサ120が配設
されていて、何れの光センサも2つの検知光路120
a,120bを有している。
【0049】図8において、検知部材116には、上記
検知光路120aを遮断可能のフラグ116b及び検知
光路120bを遮断可能のフラグ116cが一体的にそ
れぞれ形成されており、さらにフラグ116bの下流側
には、検知光路120aを導通可能の開口部116dが
穿設されている。また、図9に示すように、検知部材1
17に立設されたピン117bは、検知部材116に穿
設された弧状の長孔116fに、そして図10に示すよ
うに検知部材118に立設されたピン118bは、検知
部材116に穿設された長孔116eにそれぞれ遊貫し
ている。
【0050】シートSの搬送により、後述するようにし
て検知部材116が回動すると、検知部材116に設け
られたフラグ116bが検知光路120aを遮り、さら
に回転するとフラグ116cが検知光路120bも遮
る。さらに検知部材116が回動すると、開口部116
dが検知光路120aのみを解放(導通)するようにな
っている。
【0051】また、シートSaが光センサ120部を通
過する際には、検知部材118のみが回動しピン118
bが長穴116eの一端を押圧して検知部材116も回
動し、フラグ116bがフォトインタラプタ120の検
知光路120aのみを遮るように、フラグ116b及び
長穴116eの形状が選択されている(図11参照)。
【0052】また、同様にしてシートSbが光センサ1
20部を通過する際には、図12に示すようにフラグ1
16b、116cがそれぞれ検知光路120a、120
bを遮るように、フラグ116c及び長穴116fの形
状が選択されている。シートScが通過する場合には、
図13に示すように、開口116dが検知光路120a
を解放するように、開口116dの形状が選択されてい
る。
【0053】次に、上記構成における動作の説明を行
う。
【0054】コピースタートの指示により、感光ドラム
106、給紙部107、搬送ローラ114は駆動手段
(不図示)により回転をはじめる。この時、LED11
0は、本体コントローラ112により全て発光されてい
る。これにより、感光ドラム106上の潜像は消去さ
れ、感光ドラム106上に不要なトナー像が形成される
ことはない。この状態で、給紙部より搬送されてきたシ
ートSaがセンサ部に到達すると、先に説明した通りに
検知部材116は回動し、図15(a) に示すような信号
が得られる。同様にして、シートSb,Scが搬送され
てきた場合は、それぞれ図15(b) 、図15(c) のよう
な信号が得られる。
【0055】このようにして、光センサ120からの信
号を比較し、信号波形が図15(a)であればシートS
a、図15(b) のようであればシートSb、図15(c)
のようであればシートScというようにして、搬送され
てきたシートSのサイズを検出することができる。それ
と同時に、信号の最初の立ち上がりmにより、シートS
の先端を検知することができる。
【0056】さて、シートSの先端を検知して、光セン
サ120とレジストローラ対108a,108bまでの
距離を演算したタイマ手段112aにより、搬送ローラ
対114とレジストローラ対108a,108bの間に
適正なループを形成すべく、搬送ローラ対114の停止
タイミングを制御する信号が発生される。上記ループ
は、シートSの斜行送りを矯正する手段として形成され
ていることは公知のことであり、さらにシートSは感光
ドラム106に画像を露光する光学装置より発せられた
画像先端同期信号により、レジストローラ対108a,
108bを回転させる。
【0057】この時、画像先端がLED110に到達し
たら、あらかじめ全て発光させておいたLED110
を、本体コントローラ112によって発光領域を制御す
る。搬送されるシートSが、シートSaの場合は、この
サイズに対応した領域La1、La2(図7参照)、シ
ートSbの場合Lb1、Lb2、シートScの場合はL
c1、Lc2の領域のみの発光に変更する。これによ
り、感光ドラム106の各サイズのシートSの非通過領
域の潜像は、LED110により消去されて、非通過領
域に不要なトナーが付着することが防止されている。
【0058】このようにして、シートSは順次感光ドラ
ム106上に送り込まれて、トナー像がシート表面に転
写される。そして、シートSの後端が検知部材116,
117,118を通過すると、検知部材116,11
7,118は図示しない付勢部材により図8〜図10に
示す元の位置にそれぞれ戻る。
【0059】この時、図15(a) 〜(c) に示すような信
号が光センサ120より発せられ、それぞれのシートS
の後端を検知することができ、シートSの後端に相当す
るドラム106上の画像がLED110に到達したらL
ED110を本体コントローラ112により再度、全て
発光させて不要の潜像部を消去する。
【0060】以上のように、シートSは順次感光ドラム
106上に送り込まれてトナー像がその表面に転写さ
れ、その後定着装置111に送られてトナー像を定着し
て機外に送り出される。
【0061】なお、本実施例においては、シートSa,
シートSb,シートScの3種類のサイズが検出できる
装置として説明したが、検知部材の検知光路の数を増や
すことによって、一つのセンサ120が検知できるシー
トサイズを増やせることは言うまでもない。 〈第3の発明の実施例1〉 以下、図17ないし図22に基づいて、本発明の一実施
例を説明する。
【0062】図17において、本発明に係るシート検知
装置は、画像形成装置260のシート搬送路240中の
任意の位置に配設されている。上記シート搬送路240
は、上ガイド201,下ガイド202により構成されて
いて、シート203は 図17において、左方向に搬送
されるようになっている。
【0063】両ガイド201、202で形成される搬送
路を遮断するようにして、搬送路240に対して垂直方
向に、アクチュエータ204が配設されている。このア
クチュエータ204は、両ガイド201、202の切欠
穴201a、202aを貫通して配置されている。アク
チュエータ204の上端は、内部が中空構造又は軽量材
料で作られた球状回転部205を一体的に有し、この球
状回転部205はハウジング206に収納されて、36
0°の自由度で摺動自在に動きうるように構成されてい
る。上記球状回転部205及びハウジング206によ
り、アクチュエータ204の支持手段が構成されてい
る。
【0064】また、ハウジング206の上部には、一部
に切欠穴210aを持つ蓋部210が設けられていて、
この蓋部210は両端部210b、210cでハウジン
グ206と係合し、球状回転部205の上下動を規制し
ている。また、ハウジング206の下部には、アクチュ
エータ204の突出を妨げないように、切欠部210d
が設けられている。
【0065】アクチュエータ204の一部には、球状回
転部205の回転初期位置(シート無し時位置)を一定
に保つためのゼンマイばね(復帰手段)207が固定さ
れている。ゼンマイばね207の他端部は、装置の適宜
な固定壁208に固定されている。
【0066】図17に示すように、アクチュエータ20
4、球状回転部205の上方には、反射型のフォトセン
サ(検知手段)211が設置されており、このフォトセ
ンサ211の発光部211aから出た光は、蓋部210
の切欠210aを通って、球状回転部205の上部表面
上に形成された方向認識手段209で反射(又は吸収)
され、再び切欠210aを通って、受光部211bへ導
かれる。
【0067】図19は、上記球状回転部205の上面に
形成された方向認識手段209の詳細な図である。
【0068】同図において、略楕円状パターンが中心の
黒点に対して、同じように4つ描かれており、いずれの
パターンも、幅1〜2mm程度の細線によって形成され
ている。また、各パターン間隔は、中心0からの方向に
よって異なり、ベクトルor(図19参照)ではa、ベ
クトルot(図19参照)はb、ベクトルop(図19
参照)はc、任意の斜め方向のベクトルosではdに、
あらかじめ設定されている。ベクトルoqについては、
いずれの間隔長さもとらずその方向に対して一義的に決
定されている。
【0069】上記フォトセンサ211によって検出され
た、それぞれの方向での信号パターンを、図20(イ)
〜(ホ)に示す。全ての信号パターンは、H(High
レベル)からL(Low レベル)までの振幅を持つ
パルス信号であり、パルス間隔がパターン間隔に相当す
る様になっている。
【0070】次に、上記シート検知装置の動作説明を行
う。
【0071】搬送されてきたシート203が、アクチュ
エータ204に当接すると同時に、球状回転部205は
アクチュエータ204の傾動にともない回動する。図1
8は、搬送されたシート203によって、アクチュエー
タ204がこれ以上は傾かない限界、つまり、球状回転
部205が回転しない状態を示したものであり、シート
203がこれ以上搬送されても、アクチュエータ204
はシート203上面に当接したままの状態を維持され
る。
【0072】そして、シート203の後端縁がアクチュ
エータ204に到達して、アクチュエータ204から離
れると同時に、アクチュエータ204は、ゼンマイばね
207によって、再びシートなし状態(図17参照)へ
戻され、つぎのシート203を待つ待機状態になる。こ
の一連の動作によって、フォトセンサー211からの検
知信号は、図20で表わされるいづれかのパターン又は
それ以外のパルス間隔を持つ信号パターンとなって、装
置本体のコントローラ250にシート203の位置及び
方向を出力する。このコントローラ250の信号に基づ
いて、画像形成装置260の不図示の制御部は、シート
203の搬送状態が正常な送りなのか、異状(斜行、斜
送等)なのか、異状であれば、どの程度異状なのかを定
量的(搬送されている方向に関して)に判断することが
可能になる。
【0073】図30は、サイズ l(縦方向長さ)を持つ
シート203の搬送状態を示したもので、のシート20
3が図30(a) 正常送り、図30(b) 斜行した場合、図
30(c) 斜送を意図的にさせた場合の3形態の場合につ
いて表わしている。
【0074】図30(a) の場合、検知手段231にシー
ト203の先端部X1が搬送手段228により当接し、
後端部X2で検知手段231とシート203とが非接触
状態になるまで、一点鎖線と矢印で表わされた線に沿っ
て搬送される。この時、コントローラ内では、シート2
03の長さ[t(X2 )−t(X1 )]・Spによって
計算される。ここで、t(X1 )はX1 を検知した時
間、t(X2 )はX2 を検知した時間、Spは装置のシ
ート203の搬送スピードを表している。この計算によ
って、シートサイズが計算される。
【0075】また、シート203の送り方向について
は、この時検知されたパルス信号パターンが、図20の
(イ)となるのでシート203はベクトルor、つまり
搬送方向に沿って送られていることがわかる。以上によ
って、図30(a) では搬送シート203はなんら問題な
く正常に搬送されていることが判断出来る。
【0076】図30(b) の場合は、斜行したシート20
3が右(左)斜行、つまり実線(2点鎖線)状態になっ
ており、図30(a) と同様に検知手段231によって1
点鎖線と矢印に沿ってシート203が検知される。この
時、シート203の先端部Y1 (Y3 )及び後端部Y2
(Y4 )が信号として出力される。コントローラ内で
は、シート203長さ=[t(Y2 orY4 )−t(Y
1 orY3 )]・Spが計算され、それが予めわかって
いるシート203の長さ lと比較することで短(長)い
ことが分かり、図30(b) のシート203が斜行してお
り、且つ、搬送方向には異常がないことが分かる。
【0077】この時、検出されたシート203の長さ
は、斜行の程度に依存するので、次工程で装置を停止さ
せるか、そのまま処理を続けるかを判断する。
【0078】図30(c) の場合は、矢印方向に適宜な角
度に回動可能な搬送手段230によって、搬送される場
合であるが、シート203はZ1で検知手段231に検
知され、あらかじめ決められた位置Z2まで斜めに搬送
される。
【0079】つぎに、搬送手段230は鎖線位置に回動
して、本来の搬送方向と平行(図30(c) では上下方
向)に搬送する。これにより、Z2からシート203の
後端部Z3まで搬送される。この一連の動作の間、検知
手段231はシート203の動きを追いかけ続け、コン
トローラ250が、シート203の長さが[t(Z2)
−t(Z1)]・Sp・cosθ+[t(Z3)−t
(Z2)]・Spであること、シート203送り方向が
θ(ベクトルos;図19参照)方向から垂直方向(ベ
クトルs’r’;図19参照)に変化したパルス信号を
送ることが可能である。
【0080】実際に図30(c) のようなシート203の
送りは、シート203の横シフトを可能にし、余白量は
[t(Z2)−t(Z1)]・Sp・sinθをあらか
じめ操作者が設定した時の余白モードとして使用出来
る。
【0081】また、搬送中での横レジストレーションと
しても利用可能である。さらに、片側基準の場合、シー
ト203をセンター基準へ移行させたり、その逆も可能
となり、基準変換モードも付加できる。
【0082】次に、方向認識パターンの別の実施例につ
いて図21、図22に基づいて説明する。
【0083】図17のシート検知装置において用いられ
た方向認識パターン209が、略楕円状の方向認識パタ
ーンであるのに対し、図21における本実施例では、図
21に示す略菱形形状の方向認識パターンが用いられて
いる。同図において、ベクトルor、ベクトルot、ベ
クトルopのそれぞれの方向に対する同心で形成される
菱形パターンの間隔は、a、b、cとなっており、それ
以外の任意な方向についても、一義的に間隔が決められ
ている。なお、方向認識パターンの線幅は1〜2mmが
好ましい。
【0084】この方向認識パターンを用いても、第3の
発明の実施例1と同じ効果が得られる。
【0085】図22は、方向認識パターンのさらに別の
実施例を示している。
【0086】同図における方向認識パターンは、中心0
の周りに展開された多数の小矩形穴からなっている。ベ
クトルor、ベクトルot、ベクトルopに対して、矩
形穴のピッチがそれぞれa、b、cで構成されている。 〈第3の発明の実施例2〉本発明の実施例2にを図23
ないし図25に基づいて説明する。
【0087】図23において、上ガイド201及び下ガ
イド202により構成されているシート搬送路240の
切欠穴201a,202aには、搬送路を遮断する垂直
方向から、シート203を検知する検知手段のアクチュ
エータ213が配置されている。アクチュエータ213
の一部には、球状回転部215と矩形穴パターン218
a〜218kを有する回動板218とが設けられてい
る。アクチュエータ213の上端部219と固定部材2
21の係止部220には戻しばね220が取り付けられ
ている。上記球状回転部215は、装置の固定壁216
に基部を固着されている支軸部214で支えられてい
る。さらに、回動板218を上下にはさむ様にしてフォ
トセンサ217が設けられていて、その発光部217a
から受光部217bまでの間で、回動板218の方向認
識パターンを検知する検知光路が形成されている。
【0088】つぎに、シート203の搬送時の動作につ
いて説明する。
【0089】図25(a) は、図23におけるA−A線断
面図を示している。同図においては、フォトセンサ21
7の検知光路は、矩形穴218fを貫通している(ここ
で、矩形穴218a〜218kの配置は、図22で示し
たパターンの中心周り9つの矩形穴を利用しているの
で、矩形穴間ピッチが方向によって一義的に決まってい
る)。
【0090】図24に示すように、シート203の先端
部がアクチュエータ213を回動させ(実線)、回動板
218の一部がセンサ217の発光部217aに近くな
った時には、図25(b) で表わされる様に、検知光路は
矩形穴218hへ相対的に移動する。同様に、アクチュ
エータ213が逆方向(図24、二点鎖線)へ回動した
時には、図25(c) の様に検知光路は矩形穴218bへ
移動する。また、回動板218がシート203の紙面垂
直方向の手前側へ傾くと、検知光路は矩形穴18eへ移
動する。このことによって、シート203が図25のベ
クトルor、ベクトルot、ベクトルopに搬送された
ことがわかる。
【0091】本実施例では、原理の説明上、小矩形穴を
9つとしたため、斜め方向に動くシート203は、略4
5°(ベクトルoq)と略135°(ベクトルos)し
かとらえることが出来ないが、小矩形穴をより細かく、
密に配置することにより、さらに正確な斜め任意方向へ
のシート203の移動も検知可能となる。
【0092】なお、本発明のシート検知手段の応用して
考えられるものに、縦・横レジ共用センサ、斜行検
知センサ、斜送量(余白量)検知センサ、シート2
03用型、ジャム検出センサ等が考えられる。
【0093】この内、は、図29でわかる様に、シー
ト基準226の内側に配置された本発明のシート検知手
段 227により、縦、横同時にひとつの検知手段でレ
ジストレーションを合わせることが可能になり、同図
(a)で見られるような別個の2つの検知手段は必要な
くなる。
【0094】上記については、第3の発明の実施例
1において、説明されている。また、については、シ
ート203搬送路中のシート203ジャム検出センサに
利用すれば360°どの方向からもジャム処理可能とな
り、また、従来の様にアクチュエータの形状も簡単に出
来、異なった場所へも同一のセンサで対応出来、設計効
率、サービス・メンテ効率も大幅に向上出来る。
【0095】
【発明の効果】
〈第1の発明の効果〉本発明によれば、コンピュータフ
ォームシートを原稿としたファンフォールドシートの給
紙装置部又は排紙装置部に、ファンフォールドシートの
位置決めを行なうと共に、ファンフォールドシートのシ
ートサイズを自動的に検知する係合部材及び検知部材を
設けたので、ファンフォールドシートの確実な給送・排
紙スタックを行うことができ、これによるファンフォー
ルドシートの給・排紙の信頼性を向上させることができ
る。また、1つの係合部材によりファンフォールドシー
トの位置決め及びシートサイズの検知を行うことができ
るようにしたので、構成が簡素化されると共に、斜行の
ない給紙を行うことができる。 〈第2の発明の効果〉本発明によれば、画像形成におけ
るシートサイズ検知の検知を、複数の検知光路を有する
1つのシート検知手段で構成することによって、複数の
シートサイズを1つのシート検知手段で検出でき、これ
によって像担持体上に不要なトナーが付着することが防
止でき、信頼性の高い装置が提供できる。また、画像形
成装置に装着できるカセットの数が、いくつになっても
シート検知手段は1つで良いから、部品点数を減少させ
ることができ、機構及び電気回路構成が簡略化されて、
装置コスト低減、装置の小型化を図ることが可能とな
る。 〈第3の発明の効果〉本発明によれば、シート搬送路内
を通過するシートにより傾動されるアクチュエータを球
状回転支持手段により支持してアクチュエータをシート
搬送面の全ての方向に傾動可能にすると共に、アクチュ
エータの傾動を方向認識手段により認識してこれを検知
手段により検知させるので、シート搬送路内を通過する
シートの位置のみならず、シートの斜行及び斜走状態
を、簡単な構成で検知できて、従来装置で生じていたシ
ート粉、トナー、埃等の異物に影響されないシート検知
装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施例を示す給・排紙装置を備
えた画像形成装置の縦断側面図
【図2】同じく図1を矢印A方向から見た係合部材部の
縦断側面図
【図3】同じシート積載時の係合部材部の縦断側面図
【図4】第1の発明の第2の実施例に係る画像形成装置
の斜視図
【図5】第1の発明の第3の実施例に係る画像形成装置
の斜視図
【図6】第2の発明の第1の実施例が適用可能の画像形
成装置の縦断側面図
【図7】同じく検知部材の検知レバー部の平面図
【図8】同じく光センサ及び検知部材部の縦断側面図
【図9】同じく他の検知部材部の縦断側面図
【図10】同じく他の検知部材部の縦断側面図
【図11】同じく光センサ及び検知部材の作用図
【図12】同じく光センサ及び検知部材の作用図
【図13】同じく光センサ及び検知部材の作用図
【図14】同じく(a) 図は1つの発光部と2つの受光部
を有する光センサの正面図、(b)図は2つの発光部と1
つの受光部とを有する光センサの正面図
【図15】同じく光センサが発生する信号のタイミング
チャート
【図16】従来のシートサイズ検知部の一例を示す斜視
【図17】第3の発明の実施例1に係るシート検知装置
の縦断正面図
【図18】同じくシート検知装置の作用図
【図19】同じく方向認識パターンの拡大平面図
【図20】同じくフォトセンサの信号パターンを示す図
【図21】同じく方向認識パターンの他の実施例を示す
平面図
【図22】同じく方向認識パターンのさらに他の実施例
を示す平面図
【図23】第3の発明の実施例2に係るシート検知装置
の縦断正面図
【図24】同じく図23の作用図
【図25】同じく方向認識パターンを有する回動板の平
面図
【図26】従来のシート幅方向検知装置の正面図
【図27】同じくシート搬送方向検知装置の斜視図
【図28】同じくシート幅方向、搬送方向検知装置部の
平面図
【図29】第3の発明に係るシート検知装置及びシート
の平面図
【図30】同じくシートの検知状態を示し、(a) 図は正
常状態、(b) 図は斜行図、(c) 図は斜走状態を示す図
【符号の説明】
1 複写機(画像形成装置) 1a 複写機本体 2 プラテンガラス(読取部) 3 原稿自動送り装置 5 第1の積載台(積載手段) 5a 積載面 6 第2の積載台(積載手段) 6a 積載面6a 9,40,50 係合部材(係合手段) 9a 突起部 S ファンフォールドシート 10 係合穴 13 コピーシートスタッカ P コピーシート 20 検知スイッチ(退避検知手段) 30,41,51 検知部材 35 シート高さ検知スイッチ(シート高
さ検知手段) S シート 106 感光ドラム(像担持体) 108 レジストローラ 110 LED(潜像消去手段) 112 本体制御部(制御手段) 112a タイマ手段 115 シート搬送路 120 光センサ(シート検知手段) 120A,120B 発光部(発光手段) 120C,120D 受光部(受光手段) 120a,120b 検知光路 204 アクチュエータ 205 球状回転部(球状回転手段) 206 ハウジング(球状回転手段) 207 ゼンマイばね(復帰手段) 209 方向認識パターン(方向認識手段) 211 フォトセンサ(検知手段) 213 アクチュエータ 215 球状回転部(球状回転手段) 217 フォトセンサ(検知手段) 218 回動板 218a〜218k 方向認識パターン(方向認識手
段) 220 戻しばね(復帰手段) 231 シート検知装置 240 シート搬送路 250 コントローラ 260 画像形成装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−97276(JP,A) 特開 平5−69993(JP,A) 特開 平5−58511(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 7/02 B65H 23/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像が形成されていて側端部に複数の係
    合穴を有するファンフォールドシートを折り畳んで積載
    する第1の積載手段と、該第1の積載手段から給送され
    るファンフォールドシートの画像を読み取る読取部と、
    該読取部から排出されるファンフォールドシートを積載
    する第2の積載手段と、備える画像形成装置において、 前記ファンフォールドシートの係合穴に遊嵌する突起部
    と前記係合穴よりも大寸の当接部とを有していて前記第
    1の積載手段の積載面から突出する向きに付勢されて進
    退自在の複数の係合手段と、 前記係合手段の退避を検知する検知手段と、 を有し、 前記ファンフォールドシートの係合穴を前記係合手段の
    突起部に係合してファンフォールドシートを位置決めす
    ると共に該ファンフォールドシートの自重により押し込
    まれる係合手段の数を前記退避検知手段により検知する
    ことによりファンフォールドシートの搬送方向長さを検
    知することを特徴とする給・排紙装置。
  2. 【請求項2】 前記積載手段上のファンフォールドシー
    ト上面に当接していて移動可能の検知部材と、 前記ファンフォールドシートが所定高さ以下になったと
    きにこれを検知するシート高さ検知手段と、 該シート高さ検知手段による所定高さの検知により、前
    記係合手段の当接面を前記積載手段の積載面下方に退避
    させる駆動手段と、 を有することを特徴とする請求項1に記載の給・排紙装
    置。
  3. 【請求項3】 前記積載手段上のファンフォールドシー
    トが所定量以上であることを前記シート高さ検知手段に
    より検知されている場合には、前記ファンフォールドシ
    ートの送り速度を低速にすることを特徴とする請求項1
    に記載の給・排紙装置を備えた画像形成装置。
  4. 【請求項4】 原稿像に対応した潜像を現像してトナー
    像を形成する像担持体と、前記潜像の一部を選択的に消
    去可能の潜像消去手段と、前記像担持体に至りシートを
    搬送するシート搬送路中に配設されたシートサイズ検知
    手段と、該シートサイズ検知手段からの信号に基づい
    て、前記潜像消去手段の消去作用を制御する制御手段と
    を備える画像形成装置において、 前記シートサイズ検知手段は、少なくとも1つの発光手
    段と複数の受光手段又は複数の発光手段と少なくとも1
    つの受光手段を備えて複数の検知光路を有する光センサ
    と、前記シート搬送路のシート搬送方向と直交する方向
    に配され、前記シート搬送路を通過するシートにより選
    択的に押圧されて前記複数の検知光路を選択的に遮断す
    る複数の検知レバーと、を備え、前記検知レバーにより
    選択的に遮断された検知光路に応じた信号を前記制御手
    段に出力する、ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記シート検知手段は、搬送されるシー
    トを一旦停止させてループを形成しその後再びシート材
    を搬送するレジスト手段の上流側近傍に配設したことを
    特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 画像形成装置のシート搬送路中適宜の
    位置に配設されていて、前記シート搬送路内を搬送され
    るシートを検知するシート検知手段において、 前記シート搬送路中に突出していて傾動自在のアクチュ
    エータと、 該アクチュエータをシート搬送面に対して全ての方向に
    傾動自在に支持する球状回転手段と、 前記球状回転手段に設けられていて、前記アクチュエー
    タの傾動動作と一義的な関係を有して前記アクチュエー
    タの方向を認識する方向認識手段と、 該方向認識手段の認識動作を検知して前記シートの位置
    及び斜行状態を検知する検知手段と、 前記アクチュエータを付勢して該アクチュエータを元位
    置に復帰させる復帰手段と、 を有することを特徴とするシート検知装置。
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