JP2001213567A - 後処理装置、および、それを用いた画像形成装置 - Google Patents

後処理装置、および、それを用いた画像形成装置

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JP2001213567A
JP2001213567A JP2000023019A JP2000023019A JP2001213567A JP 2001213567 A JP2001213567 A JP 2001213567A JP 2000023019 A JP2000023019 A JP 2000023019A JP 2000023019 A JP2000023019 A JP 2000023019A JP 2001213567 A JP2001213567 A JP 2001213567A
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Toshio Urakawa
俊夫 浦川
Yoshitaka Matsumoto
良孝 松本
Minoru Tomii
稔 冨依
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙を良好に整合可能で、画像形成装置の後
処理を行う場合であっても、装置全体の設置面積を縮小
可能な後処理装置を実現する。 【解決手段】 ステープルトレイ7eは、略水平に配さ
れる平面85と、当該平面85よりも下方に傾斜する凹
部86・86とを備えている。さらに、平面85の搬送
方向には、可動部材89により移動可能なストッパ82
が設けられている。整合に先立って、ストッパ82は、
凹部86の後端壁面87との距離が転写紙Pよりも若干
長くなるように移動する。転写紙Pが搬送されると、転
写紙Pは、送り込みローラ81により、転写紙Pの先端
がつぶれない程度に整合される。この状態では、転写紙
Pが完全には整合していないが、全ての転写紙Pがステ
ープルトレイ7eに載置されると、ストッパ82が上記
距離が短くなるように移動して、転写紙Pを長さ方向に
完全に整合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、コの字型
の搬送路を有する画像形成装置などで好適に使用され、
用紙束を長さ方向に整合可能な後処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像形成装置において、ソー
ト処理やステープル処理などの後処理を行う後処理装置
が、広く使用されている。図20に示すように、従来の
後処理装置510は、画像形成装置500の側方に配さ
れ、画像形成装置500の排出口501と、後処理装置
510の搬送路とが連結されて、印字済みの用紙を受け
取るように構成されている。
【0003】さらに、上記後処理装置510は、斜め下
方に傾いて配された整合トレイ511を備えており、印
字された用紙は、当該整合トレイ511に収納される。
収納された用紙は、例えば、整合トレイ511の下方
(搬送方向)に設けられた端部揃え部材に対して、主と
して用紙の自重によって、各用紙の端部が揃えられる。
これにより、用紙束が搬送方向に整合されると、ステー
プルユニット512が用紙束をステープル処理し、その
後、用紙束は、用紙スタック部513に排出される。
【0004】上記構成では、整合トレイ511が斜め下
方に傾いて配されているので、整合トレイ511の面
積、すなわち、後処理可能な用紙の大きさに比べて、後
処理装置510の設置面積(上方から床面への投影面
積)を削減できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の後処理装置510では、依然として、画像形成装置
500の側方に配されるため、両装置500・510を
含む装置全体の設置面積が、画像形成装置500の設置
面積よりも大きくなるという問題を生ずる。
【0006】一方、装置全体の設置面積を縮小するため
に、図21に示すように、整合トレイ511を略鉛直に
配置した後処理装置510aでは、画像形成装置500
の排出口501を基準にして、整合トレイ511の長さ
に略等しいだけ低い位置に、整合トレイ511から用紙
スタック部513への排出口514を配する必要があ
る。ここで、用紙スタック部513の載置面513a
は、積載量を確保するために、排出口514よりも低く
配置可能に形成されている。したがって、当該後処理装
置510aでは、装置全体の高さが高くなってしまう。
【0007】さらに、例えば、特許番号第258359
4号公報には、整合トレイと用紙スタック部とに跨がっ
て用紙を載置して整合することで、整合トレイのみで整
合する場合よりもに整合トレイの大きさを削減した後処
理装置が開示されている。
【0008】しかしながら、当該構成であっても、画像
形成装置の側方に配されている点には変わりがなく、よ
り装置全体の設置面積を縮小可能な後処理装置が求めら
れている。なお、設置面積を縮小可能であっても、当然
ながら、後処理装置には、用紙が薄い場合であっても、
用紙端部のつぶれなどを防止することが要求される。
【0009】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、用紙を良好に整合可能で、画
像形成装置の後処理を行う場合であっても、装置全体の
設置面積を縮小可能な後処理装置を実現することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る後処理装置
は、上記課題を解決するために、略水平に保たれる載置
面および当該載置面よりも下方に凹んだ凹部が設けられ
た後処理トレイと、上記後処理トレイの載置面に積載さ
れる、面状の後処理対象物が、予め定める位置から搬送
方向へ進まないように阻止する先端規制部材と、上記凹
部の後端壁および先端規制部材の少なくとも一方を移動
させて、両者間の距離を変更する可動手段とを備え、上
記載置面に積載される後処理対象物を、上記後端壁と先
端規制部材とで挟んで整合することを特徴としている。
なお、後処理対象物は、例えば、用紙やフィルムなどの
面状の物である。
【0011】上記構成において、載置面および凹部を有
する後処理トレイに、後処理対象物が積載された後、可
動手段によって、上記凹部の後端壁および先端規制部材
の少なくとも一方が移動される。これにより、上記載置
面に積載される後処理対象物は、上記後端壁と先端規制
部材とで挟まれて整合される。
【0012】当該構成によれば、後処理対象物は、後端
壁と先端規制部材とで挟んで整合されるので、載置面が
略水平に保たれているにも拘らず、積載された後処理対
象物を整合できる。また、挟みつける際の後端壁と先端
規制部材との距離は、後処理対象物の長さによって決ま
るので、後処理対象物をローラで搬送して先端規制部材
に押しつけることで整合する場合と異なり、ローラの滑
りや、後処理対象物毎の搬送タイミングのバラツキなど
を考慮して、ローラの回転時間を高精度に制御しなくて
も、後処理対象物先端の潰れを防止できる。さらに、凹
部が載置面よりも凹んでいるので、後処理トレイに積載
された後処理対象物後端の最上面が、新たに搬送される
後処理対象物の搬送面よりも下にあれば、後処理対象物
を搬送された順番に積層できる。これにより、搬送面と
載置面との高低差を低く設定できる。
【0013】加えて、後処理トレイの載置面が略水平に
保たれているので、画像形成装置に使用した場合、後処
理トレイと給紙カセットとが、上方から見て重なるよう
に配置でき、画像形成装置全体の設置面積を抑制でき
る。
【0014】ところで、凹部の数は、単数であっても複
数でもよいが、凹部が単数の場合、後処理装置が後処理
可能な後処理対象物の長さが長いときと短いときとの双
方で後処理できるためには、可動部による移動距離が長
くなる虞れがある。
【0015】したがって、上記構成の後処理装置におい
て、上記凹部は、複数設けられている方が好ましい。当
該構成によれば、凹部が複数設けられているので、凹部
のうち、後端壁と先端規制部材との距離が、次に整合す
る後処理対象物の長さに近いものを選択し、当該後端壁
と先端規制部材との距離を調整することで、可動部によ
る移動距離を短縮できる。なお、各凹部は、載置面より
も下方に設けられているので、搬送路の上流方向に凹部
が存在しても、何ら支障なく、下流の凹部へ後処理対象
物を搬送できる。
【0016】さらに、上記構成の後処理装置において、
上記載置面に積載される後処理対象物の長さを検知する
長さ検知手段を備え、後処理対象物を順次載置する際の
上記距離は、後処理対象物の後端と上記後端壁との間が
所定の長さに納まるように設定される方が望ましい。
【0017】また、別の好適な構成として、正逆転可能
で、上記後処理トレイの載置面へ後処理対象物を搬送で
きるローラを備え、当該ローラは、正転して後処理対象
物を載置面へ搬送した後、当該後処理対象物の後端と上
記後端壁との間が所定の範囲に納まるように逆転しても
よい。
【0018】これらの構成によれば、後端壁と先端規制
部材との距離調整、または、ローラの逆転によって、後
処理対象物の後端と上記後端壁との間が所定の長さに納
まるように設定される。したがって、新たに配送される
後処理対象物と、既に積載された後処理対象物との当接
を防止でき、後処理対象物の積載順序の混乱やジャムな
どを防止できる。
【0019】さらに、上述の各構成に加えて、上記後処
理トレイの載置面に積載される後処理対象物を、上記先
端規制部材側へ搬送する送り込みローラを備え、上記送
り込みローラの搬送力は、上記先端規制部材と後処理対
象物の先端とが当接しても、後処理対象物の先端が潰れ
ない大きさに設定されている方が望ましい。
【0020】当該構成によれば、送り込みローラの搬送
力が弱く設定されているので、薄い後処理対象物を後処
理する場合であっても、先端規制部材と後処理対象物の
先端との当接時に、後処理対象物の先端が潰れない。こ
の結果、先端規制部材と凹部の後端壁と距離を調整して
完全に後処理対象物を整合させる前に、後処理対象物を
保護しながら大まかに整合させることができる。
【0021】また、搬送力の設定に代わる別の好適な構
成として、上記後処理トレイの載置面に積載される後処
理対象物を、上記先端規制部材側に搬送する送り込みロ
ーラを備え、当該送り込みローラの動作タイミングは、
上記先端規制部材と後処理対象物の先端との間が予め定
められた範囲内に納まるように設定されていてもよい。
【0022】当該構成によれば、送り込みローラの動作
タイミングが先端規制部材と後処理対象物の先端との間
が所定の範囲内に納まるように設定されるので、先端規
制部材と後処理対象物とが確実に当接するようにタイミ
ング制御する場合に比べて、制御精度を向上させること
なく、後処理対象物の先端を保護できる。この結果、先
端規制部材と凹部の後端壁と距離を調整して完全に後処
理対象物を整合させる前に、後処理対象物を保護しなが
ら大まかに整合させることができる。
【0023】加えて、本発明に係る画像形成装置は、上
記課題を解決するために、用紙に画像を形成する画像形
成部と、上記画像形成部へ給紙する用紙を格納する給紙
カセットと、上方から見て、上記給紙カセットと重なる
位置に配されていると共に、上記画像形成部が画像を形
成した用紙を後処理する、上述のいずれかの構成の後処
理装置とを備えていることを特徴としている。
【0024】当該構成によれば、載置面が略水平に保た
れた後処理トレイと給紙カセットセットとが、上方から
見て重なるように配置されるので、画像形成装置全体の
設置面積を抑制できる。
【0025】
【発明の実施の形態】〔第1の実施形態〕本発明の一実
施形態について図1ないし図16に基づいて説明すると
以下の通りである。すなわち、図2に示すように、本実
施形態に係る画像形成装置1は、原稿を読み取る原稿読
み取り部3と、読み取られた原稿画像データに基づい
て、転写紙(後処理対象物)Pに画像を形成する画像形
成装置本体5と、画像が形成された転写紙Pを搬送する
と共に、例えば、ステープル処理やオフセット処理など
の後処理を行う搬送・後処理ユニット(後処理装置)7
と、搬送・後処理ユニット7から排出された転写紙Pを
保持する用紙スタック部9とを備えている。
【0026】上記画像形成装置1では、装置のコンパク
ト化を図るため、画像形成装置本体5において、画像形
成部5aが縦方向に延びるように形成されており、当該
画像形成部5aは、画像形成装置本体5の下方に配され
た給紙カセット5bから転写紙Pを縦方向に搬送する間
に画像を形成できる。
【0027】さらに、上記画像形成装置1では、上記用
紙スタック部9が画像形成部5aとは反対側の装置側方
に配置されており、搬送・後処理ユニット7は、再上部
に設けられた原稿読み取り部3の下方、かつ、画像形成
装置本体5の上方の位置に、後述する後処理用のステー
プルトレイ(収納整合トレイ)7eが略水平方向に転写
紙Pを載置するように設けられている。
【0028】ここで、図20・図21に示す従来技術の
ように、画像形成装置500の側面に設置された後処理
装置510(510a)内において後処理しようとする
と、画像形成装置500の設置面積の他に、後処理装置
510(510a)の設置面積が必要になるので、装置
全体の設置面積が増大してしまう。また、設置面積の増
大を抑えるために、図21に示すように、整合トレイ5
11を略鉛直に配したとしても、後処理装置510によ
る設置面積の増大を避けることができないだけではな
く、画像形成装置500の排出口501と、用紙スタッ
ク部513の載置面513aとの高低差は、整合トレイ
511の長さに、用紙スタック部513の載置量を加え
た高さになるので、装置全体の高さが高くなってしま
う。
【0029】これに対して、図2に示す構成では、給紙
カセット5bとステープルトレイ(後処理トレイ)7e
とが上下方向に重なるように配置されているので、後処
理装置(搬送・後処理ユニット7)が設けられているに
も拘わらず、画像形成装置1の設置面積は、略同一に保
たれている。また、ステープルトレイ7eが略水平に設
けられているので、搬送・後処理ユニット7の高さは、
斜めに設ける場合に比べて低く抑えられている。加え
て、ステープルトレイ7eの長さ方向(転写紙Pの搬送
方向)と、用紙スタック部9に転写紙Pを載置する方向
(鉛直方向)とが異なっている。したがって、後処理装
置を備えているにも拘わらず、コンパクトな画像形成装
置1を実現できる。
【0030】より詳細に説明すると、原稿読み取り部3
は、上面に透明なガラスなどからなる原稿台3aを備え
ており、原稿台3aの下方には、スキャナ光学系3bが
設けられている。スキャナ光学系3bは、原稿台3aに
載置される原稿に光を照射する露光用光源31と、原稿
からの反射光の光路上に配される結像レンズ32および
光電変換素子(CCD)33と、原稿からの反射光を、
例えば、図中、一点鎖線で示すように、上記結像レンズ
32を介して上記CCD33へ導く、複数の反射鏡34
とを備えている。
【0031】また、画像形成装置本体5の画像形成部5
aは、図示しないレーザスキャニンツユニット(LS
U)により照射されたレーザ光によって、表面に静電潜
像が形成されると共に、転写紙Pの搬送方向(下方から
上方)に合わせて、図中、矢印方向(反時計回り)に回
転駆動されるドラム形状の感光体51を備えている。さ
らに、感光体51の周囲には、レーザによって感光体5
1の表面に露光された静電潜像をトナーによって可視像
(トナー像)に現像する現像装置52と、感光体51上
のトナー像を転写紙Pに転写する転写チャージャ53
と、感光体51表面の残留トナーを除去するクリーニン
グ装置(図示せず)と、感光体51を所定の電位に帯電
させる主帯電器54と、感光体51のレーザ照射点に向
かってレーザ光を照射するLSUとなどが、当該照射点
から感光体51の回転方向に向かって順に設けられてい
る。上記LSUには、上記原稿読み取り部3のCCD3
3に読み取られた原稿画像データが画像処理された後で
入力され、これにより、画像形成部5aは、原稿に応じ
た画像を転写紙Pに形成できる。
【0032】さらに、上記画像形成装置本体5におい
て、転写紙Pを収納する給紙カセット5bの先端(画像
形成部5a側)には、転写紙Pを給紙するための呼び込
みローラ55と、例えば、ローラと摩擦シート部材ある
いは逆転ローラなどからなる用紙さばき部56とが設け
られている。また、画像形成部5aの側面のうち、上記
用紙スタック部9と反対側の側面には、転写紙Pを給紙
するための手差しトレイ57と給紙ローラ58とが設け
られている。なお、以下では、説明の便宜上、転写紙P
の搬送路での位置を説明する際、搬送方向に沿って、す
なわち、給紙カセット5bまたは手差しトレイ57側を
上流または前方、上記用紙スタック部9側を下流または
後方として説明する。また、以下では、転写紙Pは、搬
送方向に沿った長さを長さ、搬送方向と垂直な方向の長
さを幅と称し、搬送方向側の端部を先端、搬送方向とは
逆の端部を後端と称する。
【0033】上記給紙カセット5bまたは手差しトレイ
57から流れだした転写紙Pは、転写紙Pの通過を検知
するためのレジスト前センサ(長さ検知手段)59と、
当該レジスト前センサ59からの信号に基づいて、感光
体51上のトナー像と転写紙Pとの位置合わせを行うレ
ジストローラ60とを介して、上記画像形成部5aの感
光体51と転写チャージャ53との間に案内され、上述
したように、転写紙Pに画像が転写される。さらに、感
光体51の下流には、転写紙Pの上のトナー像を熱によ
り定着させる定着ローラ61と、画像形成部5aの側面
のうち、用紙スタック部9側から、転写紙Pを排紙する
ための排紙ローラ62とが設けられている。上記排紙ロ
ーラ62から排紙された転写紙Pは、画像形成部5aの
側方で、上記原稿読み取り部3の下方、かつ、給紙カセ
ット5bの上方に配された排紙部5cに排出される。な
お、図示しないが、上記定着ローラ61を転写紙Pが通
過したことを検知する定着紙検知スイッチ、排紙ローラ
62前で転写紙Pが通過したことを検知する排紙検知ス
イッチなどが設けられている。
【0034】また、上記定着ローラ61から排紙ローラ
62までの搬送路上には、転写紙Pの両面に画像を形成
する場合に、副搬送路63へ転写紙Pを導く切り換えゲ
ート64が設けられており、レジストローラ60の上流
に再度、転写紙Pを案内できる。さらに、上記両ローラ
61・62の間には、後処理する場合に、上記搬送・後
処理ユニット7へ転写紙Pを導く切り換えゲート65が
設けられている。これにより、画像形成装置本体5は、
転写紙Pの両面または片面に画像を形成した後、搬送・
後処理ユニット7を介して用紙スタック部9へ、また
は、排紙部5cへ転写紙Pを排出できる。
【0035】さらに、本実施形態に係る画像形成部5a
では、切り換えゲート65の前に、幅読み手段としての
用紙検知センサ66が設けられている。当該用紙検知セ
ンサ66の幅方向の位置は、例えば、A5縦送りとA4
横送りとのように、長さが同じで幅の異なる転写紙Pを
区別するために、一方(例えば、A4横幅)を検知可能
で、かつ、他方(例えば、A5縦幅)を検知できない位
置に設定されている。また、送り方向の位置(切り換え
ゲート65までの距離)は、転写紙Pの幅を検知した後
で、切り換えゲート65を当該転写紙Pに応じて切り換
えることができるように、切り換えゲート65の切り換
え時間などを見込んで設定されている。
【0036】一方、用紙スタック部9は、少量の出力に
対応した第1用紙スタックトレイ9aと、大量の出力や
ステープル処理された出力に対応した第2用紙スタック
トレイ9bとを備えている。上記第2用紙スタックトレ
イ9bは、上下方向に移動可能であり、第2用紙スタッ
クトレイ9bに載置された転写紙Pの最上面の位置を検
出する上下センサ(図示せず)により、搬送・後処理ユ
ニット7の排出位置と、当該最上面との位置を常に一定
に保つことができる。これにより、排紙性能の向上と大
容量のスタックとを両立している。さらに、第2用紙ス
タックトレイ9bは、前後(水平方向に、搬送・後処理
ユニット7から離反/近接する方向)に往復移動させる
ことができ、移動を制御することで、出力される転写紙
Pを部数毎に仕分けることができる。
【0037】ここで、本実施形態に係る搬送・後処理ユ
ニット7は、画像形成装置本体5の上部に設けられてお
り、画像形成装置本体5からの転写紙Pを受け取る排紙
ユニット7aと、排紙ユニット7aからの転写紙Pを横
方向に搬送する第1および第2搬送路7b・7cと、第
2搬送路7cを搬送された転写紙Pをステープル処理す
るステープルユニット7dとを備えている。上記第1搬
送路7bは、エスケープ搬送路であり、ステープル処理
を行わない転写紙P、あるいは、特殊紙や小サイズの紙
などのステープル処理が禁止されている転写紙Pを用紙
スタック部9に搬送する。一方、第2搬送路7cには、
複数枚の転写紙Pを載置し、幅および長さを整合するス
テープルトレイ7e(後述)が設けられており、上記ス
テープルユニット7dは、整合された転写紙束をステー
プル処理できる。
【0038】上記両搬送路7b・7cは、排紙ユニット
7aの後に設けられた搬送路切り換えゲート71にて切
り換えられる。また、第1搬送路7bの後には、搬送路
切り換えゲート72が設けられており、第1搬送路7b
を搬送された転写紙Pを、上記第1または第2用紙スタ
ックトレイ9b・9cの一方に案内できる。また、搬送
路切り換えゲート71の前方において、用紙検知センサ
66と同様の位置には幅読み手段としての用紙検知セン
サ73が設けられている。これにより、画像形成装置1
は、転写紙Pの幅に応じて搬送路切り換えゲート71を
切り換えることができる。
【0039】上記第1搬送路7bは、図3に示すよう
に、搬送路切り換えゲート71よりも前に設けられた排
紙ローラ74が排紙する転写紙Pを用紙スタック部9へ
送るローラ対75と、第1搬送路7bで搬送される転写
紙Pを幅方向に整合するための上下のペーパーガイド7
6とを備えている。上記ローラ対75は、例えば、ゴム
ローラおよびゴムローラ側へ加圧されたコロなどから構
成されており、それぞれのピッチは、第1および第2用
紙スタックトレイ9a・9bに許容される最小サイズ長
よりも短いピッチに設定されている。また、上下のペー
パーガイド76は、第1搬送路7bの側方にそれぞれ設
けられていると共に、下のペーパーガイド76は、第1
搬送路7bよりも下方の第2搬送路7cの側面にまで延
設され、第2搬送路7cの幅整合ガイドとしても兼用さ
れている。
【0040】一方、第2搬送路7cには、ステープルト
レイ7eへ転写紙Pを送るための送り込みローラ81・
81と、ステープル処理が終了するまでの間、転写紙P
が用紙スタック部9へ排出されないように制止するスト
ッパ(先端規制部材)82とが設けられている。当該ス
トッパ82は、ステープルトレイ7eの載置面83に対
して垂直に立った壁であり、ステープル処理後に転写紙
Pの束(用紙束)を用紙スタック部9に排出する際に
は、図示しないソレノイドなどの動作により、回動や平
行移動してステープルトレイ7eの内部に引き込まれる
様に構成されている。なお、上記送り込みローラ81が
特許請求の範囲に記載のローラおよび送り込みローラに
対応する。
【0041】上記ストッパ82の位置は、上記排紙ロー
ラ74からストッパ82までの距離が、ステープルを許
容している最長の用紙サイズよりも長くなるような位置
に配置されている。また、両送り込みローラ81・81
は、上記排紙ローラ74と上流の送り込みローラ81と
の間、両送り込みローラ81・81間、並びに、下流の
送り込みローラ81とストッパ82との間が、それぞ
れ、ステープルユニット7dがステープル可能な最小の
転写紙Pの長さよりも短くなるように配置されている。
【0042】上記ステープルトレイ7eでは、複数枚の
転写紙Pを積載することが前提なので、上記送り込みロ
ーラ81は、ローラ対ではなく、ステープルトレイ7e
の上面のみに配置されている。当該送り込みローラ81
は、図2に示す給紙ローラ58と同様のものであり、位
置の上下動と回転のオン/オフとが制御できる。例え
ば、本実施形態では、図4および図5に示すように、ロ
ーラ81aは、ソレノイド81bによって、回動支点8
1cを中心に回動可能なローラアーム81dに取り付け
られており、図示しないクラッチ機構によって回転のオ
ン/オフが制御される。
【0043】当該構成では、待機状態において、図4に
示すように、ローラアーム81dが下がって、ローラ8
1aがステープルトレイ7eの載置面83(または、載
置された転写紙P)に当接している。この状態で、次の
転写紙Pが進入すると、進入タイミングに合わせて、ソ
レノイド81bがオンする。これにより、図5に示すよ
うに、ローラアーム81dが回動して、ローラ81aが
上昇する。さらに、ローラ81aは、転写紙Pがローラ
81aの下を通過したタイミングで下降して、図示しな
いクラッチ機構によって回転を開始する。これにより、
転写紙Pは、ストッパ82方向に向けて搬送される。
【0044】ここで、上述したように、送り込みローラ
81の搬送力で、転写紙Pをストッパ82へ当接させ
て、転写紙Pの束(用紙束)を長さ方向に揃えると、転
写紙Pの先端潰れなどが発生する。したがって、本実施
形態では、送り込みローラ81の搬送力は、転写紙Pが
ストッパ82へ当接しても先端が潰れない程度に弱く設
定されているか、あるいは、ストッパ82に当接する直
前で転写紙Pが停止するように、送り込みローラ81の
搬送タイミングが制御されている。なお、これらの場合
は、図1に示すように、送り込みローラ81の搬送力の
みでは、ステープルトレイ7e上の転写紙Pの先端を完
全に整合できないが、本実施形態では、後述するよう
に、用紙束をストッパ82と後端壁面87とで挟み込ん
で長さ方向に揃えるように構成されているので、何ら支
障なく用紙揃えできる。
【0045】一方、図3に示すように、ストッパ82の
両横には、転写紙Pを上方から押さえる用紙先端押えレ
バー84が設けられている。当該用紙先端押えレバー8
4は、ステープルトレイ7eと平行に近い緩やかな角度
で、転写紙Pの搬送方向の下流側に向かって、斜めに垂
れ下がっているか、あるいは、バネ力などで付勢されて
下がっている。これにより、転写紙Pの先端がカールし
ている場合であっても、当該転写紙Pを案内しながら押
さ込むことができる。また、用紙先端押えレバー84が
ストッパ82の両端に位置しているので、転写紙Pの先
端エッジに剛性感を持たせることができ、先端エッジが
ストッパ82に突き当たった際、転写紙Pの変形やダメ
ージと、これらに起因する整合のズレとを抑制できる。
なお、用紙先端押えレバー84の先端(転写紙Pと当接
する位置)には、ストッパ82の当接面に対して直交す
る方向に回転可能なコロ部材が設けられており、転写紙
Pの幅方向を整合する際の抵抗にならないように構成さ
れている。
【0046】上記送り込みローラ81の回転動作時間、
すなわち、転写紙Pの送り込み量は、例えば、用紙検知
センサ73、または、第2搬送路7cに設けられた用紙
検知センサ78の検知時点からのタイマ制御によって制
御してもよいし、例えば、転写紙Pのたわみに起因する
上記用紙先端押えレバー84の押し上げを検知して制御
してもよい。また、転写紙Pのストッパ82への接触を
検知して制御してもよい。さらに、用紙検知センサ78
のオンタイミングと、ステープルトレイ7eのストッパ
82近傍に設けられた用紙有無センサ79のオンタイミ
ングとを、1枚目の転写紙Pが入紙する際に学習し、2
枚目以降は、用紙検知センサ78のオンタイミングに学
習結果を反映させて、タイマ制御してもよい。このよう
に、学習結果を反映させれば、反映させない場合に比べ
て制御精度を向上できる。いずれの制御方法に拘らず、
ステープルトレイ7eに搬送された転写紙Pは、ストッ
パ82に接触または近傍に搬送され、上記用紙先端押え
レバー84により保持される。
【0047】ここで、本実施形態に係るステープルトレ
イ7eの載置面83は、略水平に保たれる平面85と、
当該平面85から下方に傾斜するように延設された凹部
86とを備えており、当該凹部86の最後端の壁面(後
端壁)87は、後述するように、積載される転写紙Pの
後端を揃えるための壁としても使用される。
【0048】当該構成では、凹部86によって、転写紙
Pの後端を平面85よりも低い位置に保つことができ
る。これにより、凹部86を設けない場合に比べて、平
面85から排紙ローラ74までの高さなど、平面85か
ら転写紙Pの搬送路までの高さを低く設定でき、搬送・
後処理ユニット7の厚みを抑制できる。
【0049】また、図4および図5に示すように、上記
送り込みローラ81のローラアーム81dには、ローラ
81aの両横に用紙カール押えレバー88が設けられて
いる。当該用紙カール押えレバー88は、ローラ81a
の軸を中心に回動可能であり、図5に示すように、ロー
ラ81aが上方に位置しているときは、ローラアーム8
1dの回動規制部81eによって、これ以上、p方向に
動かないように規制されている。これにより、用紙カー
ル押えレバー88は、ローラアーム81dと略平行の状
態のままで維持されている。一方、図4に示すように、
ローラ81aが下方に位置している場合、用紙カール押
えレバー88は、ローラアーム81dと共に、凹部86
に沿うように配される。これにより、用紙カール押えレ
バー88の先端部88aは、凹部86に沿って下がるよ
うに載置される転写紙Pの後端に当接し、転写紙Pのカ
ールを押さえ込むことができる。なお、上記回動規制部
81eは、用紙カール押えレバー88がp方向に動かな
いように規制しているが、逆のq方向には、規制してい
ないので、転写紙Pのカールによって一定量回動可能で
ある。また、上記先端部88aが用紙カールを押さえ込
む力は、用紙カール押えレバー88の長さ、重量、ある
いは、用紙カール押えレバー88に付勢するスプリング
力などによって任意に設定可能である。
【0050】ここで、上記凹部86の深さHは、各転写
紙Pを正しい順番で積載できるように、ステープル処理
が可能な、用紙束の最大厚みよりも大きく設定されてい
る。より詳細に説明すると、本実施形態のように、ステ
ープルトレイ7eが略水平方向に延設されている場合、
正しい順番すなわち後から搬送された転写紙P1が上に
なるように転写紙Pを積載するためには、図6に示すよ
うに、既に積載された用紙束の最上面が、転写紙Pの搬
送面よりも下に位置する必要がある。
【0051】これとは逆に、凹部86の深さHが、上記
最大厚みよりも小さい場合は、上記用紙カール押えレバ
ー88で転写紙Pの後端を押さえたとしても、図7に示
すように、用紙束の最上面P2が、新たに搬送される転
写紙P1の搬送面よりも上になってしまう。この結果、
転写紙P1が用紙束に当たって、搬送ジャムが発生す
る。
【0052】なお、凹部86の深さHが十分大きく設定
されていても、図8に示すように、用紙束の後端部と凹
部86の後端壁面87とが離れていると、用紙束の後端
部が十分下に押し下げられない。また、新たに搬送され
る転写紙P1は、下方にカールしている可能性もある。
これらの結果、用紙束の最上面が転写紙P1の搬送面よ
りも上になる虞れがある。したがって、本実施形態で
は、後述するように、ストッパ82と後端壁面87との
間の区間(積載区間)の長さを、転写紙Pの長さよりも
若干長くなるように調整して、転写紙Pの後端が後端壁
面87に接近させている。
【0053】さらに、本実施形態では、図1に示すよう
に、ストッパ82が搬送方向(A方向)に移動可能に形
成されており、ステープルトレイ7eに全ての転写紙P
が積載された後、ストッパ82と後端壁面87とで用紙
束を挟み込んで、用紙束を長さ方向に整合できる。
【0054】具体的には、例えば、図9に示すように、
ストッパ82を保持する可動部材(可動手段)89に
は、ラックギア89aが形成されており、さらに、図示
しないモータからの駆動力をラックギア89aに伝達す
るピニオン89bが設けられている。これにより、スト
ッパ82は、搬送方向に移動でき、ストッパ82と後端
壁面87との距離を変更できる。
【0055】ここで、搬送・後処理ユニット7には、例
えば、最小で、B5サイズ、最大でA3サイズのよう
に、種々の長さの転写紙Pをステープル処理することが
求められる。一方、本実施形態では、ストッパ82と凹
部86の後端壁面87とで挟み込んで、用紙束を長さ方
向に整合している。したがって、凹部86を一つのみ設
けた場合、全ての種類の転写紙Pを正しく整合するため
に、可動部材89の可動範囲を極めて大きく設定する必
要がある。この場合は、設計上の困難を伴うと共に、転
写紙Pの小サイズのときに、可動部材89の移動距離が
長くなり、長い移動時間を必要とする。この結果、特
に、小サイズの転写紙Pに対して、複数部数のステープ
ル処理を行う場合、処理時間が長くなってしまう。
【0056】これに対して、本実施形態では、凹部86
が2か所設けられており、上流方向に設けられた凹部8
6で、A3やB4サイズのように、比較的長い用紙束を
整合すると共に、下流方向に設けられた凹部86で、A
4やB5サイズのように、比較的短い用紙束を整合でき
る。
【0057】上記構成において、画像形成装置1がステ
ープル処理する際の動作について、図10に基づき説明
すると以下の通りである。すなわち、ステップ1(以下
では、S1のように略称する)において、画像形成装置
1に印字が要求されると、S2において、画像形成装置
1は、排紙時に、ステープル処理が要求されたか否かを
判断する。
【0058】ステープル処理が要求された場合(S2に
て、YES の場合)、S3において、可動部材84が可動
して、ストッパ82と後端壁面87との距離が、ステー
プル処理する転写紙Pの長さ+αになるように調整す
る。これにより、ステープルトレイ7eに搬送されてく
る転写紙Pは、長さ方向の整合が完全には取れていない
状態であっても、何ら支障なく、ストッパ82と後端壁
面87との間の区間(積載区間)に納まった状態で積層
できる。
【0059】いずれの後端壁面87との間を積載区間と
するかは、上述したように、用紙の長さによって選択す
る。例えば、図11では、転写紙PがA4の場合を例示
しており、下流側の後端壁面87とストッパ82との間
の区間が、積載区間として選択され、当該区間の距離
が、A4の長さ(299mm)+αに設定される。な
お、上記長さの余裕αは、完全に整合がとれていない転
写紙Pが積載区間に納まり、かつ、転写紙Pの後端が後
端壁面87にできるだけ接近するような値に設定され
る。
【0060】上記S3において、載置区間の長さが調整
されると、S4およびS5において、複数の転写紙Pに
渡る全ての印字が完了するまで、図2に示す画像形成装
置本体5は、各転写紙Pに画像を形成し、搬送・後処理
ユニット7へ送出する。搬出された各転写紙Pは、ステ
ープルトレイ7eの上記載置区間に順次積載される。
【0061】印字が完了し、全ての転写紙Pがステープ
ルトレイ7eに積載されると(S5にて、YES の場
合)、S6では、図12に示すように、可動部材89
が、積載区間を狭くする方向に可動する。これにより、
ストッパ82と後端壁面87との間で用紙束が挟み込ま
れ、図13に示すように、用紙束の先端のバラツキが除
去される。
【0062】なお、幅方向の整合は、ステープルユニッ
ト7dがステープル処理するまでの間(下記のS7より
も前の時点)に行われる。具体的には、転写紙Pの両横
に配されたペーパーガイド76(図3参照)の少なくと
も一方が、他方に対して押し込み動作を行い、転写紙P
を幅方向に整合する。なお、幅方向の整合が転写紙Pの
載置毎に行われる場合は、ペーパーガイド76の押し込
み動作は、設定枚数(出力枚数)回繰り返される。
【0063】上記S6にて、用紙束が長さ方向に整合さ
れると、S7において、ステープルユニット7dは、ス
テープルを行う。その後、S8において、例えば、図1
4に示すように、ストッパ82が回動して、用紙束の排
出の邪魔にならない位置に移動する。さらに、S9に
て、図3に示す送り出しローラ77の回転によって、用
紙束が排出され、一連の画像形成・排出処理(1ジョ
ブ:JOB)が終了する。なお、送り出しローラ77の
回転時間は、用紙束の長さに応じて設定される。
【0064】一方、ステープル処理が要求されていない
場合(上記S2にて、NOの場合)、画像形成装置1は、
S10において、図2に示す第1搬送路7bを介して用
紙スタック部9へ、あるいは、排紙ローラ62を介して
排紙部5cになど、他の排紙トレイへ、転写紙Pを排出
する。
【0065】なお、上記S2では、搬送・後処理ユニッ
ト7の動作を中心に説明するため、ステープル要求があ
ったか否かのみを示しているが、本実施形態に係る画像
形成装置1では、より適切に搬送路(7a・7b・6
2)を選択するために、例えば、ステープルユニット7
dが対応している転写紙Pか否かなども判断している。
具体的には、ステープル処理が指示された場合、画像形
成装置1は、図15のS21において、例えば、給紙カ
セット5bのサイズ検知や手差しトレイ57のサイズ検
知などから得られる用紙サイズ情報に基づいて、転写紙
Pのサイズが予め定められたステープル許容サイズか否
かを判定する。また、S22において、原稿読み取り部
3による原稿読み取り枚数が予め定められたステープル
許容枚数か否かを判定する。いずれかの判定でステープ
ルできないと判定した場合(S21またはS22で、非
許容サイズまたは非許容枚数の場合)、画像形成装置1
は、S23において、ステープル処理が要求されている
にも拘らず、ステープルモードを解除する。具体的に
は、搬送路切り換えゲート71に第1搬送路7b側を選
択させると共に、搬送路切り換えゲート72に第1用紙
スタックトレイ9a側を選択させて、ステープルユニッ
ト7dへの転写紙Pの出力を禁止させる。これにより、
転写紙Pは、第1搬送路7b(エスケープ搬送路)を搬
送されて、第1用紙スタックトレイ9aに排出される。
また、例えば、図示しない表示部に、転写紙Pの排出口
が変更された旨を表示して、オペレータへ報知する。な
お、ステープルモードの解除処理として、上記ゲート7
2・73の切り換え処理および表示処理に代えて、上記
表示部にステープルできないことを表示して、オペレー
タに指示を仰いでもよい。
【0066】上記画像形成前のサイズまたは枚数の判定
でステープル許容と判断されると(S21・S22で共
に、許容サイズ・許容枚数)、画像形成が開始される
(S24)。ただし、手差しトレイ57などでは、不定
形サイズの給紙が行われたり、サイズを検知しないもの
もある。また、幅のみを検知できても、長さを検知でき
ないものも存在する。したがって、本実施形態に係る画
像形成装置1は、さらに、S25・S27において、搬
送路中に設けられたセンサ59・66の出力に基づい
て、ステープル処理許容サイズか否かを判定している。
【0067】具体的には、S25において、画像形成装
置1は、図2に示すレジスト前センサ59のオン時間に
基づいて、転写紙Pの長さを測定し、ステープル許容サ
イズか否かを判定する。上記S25の判定がステープル
許容サイズの場合、画像形成装置1は、S26におい
て、切り換えゲート65を切り換えて、転写紙Pを搬送
・後処理ユニット7側に導く。
【0068】また、画像形成装置1は、S27におい
て、用紙検知センサ73の検知結果と上記S25で検知
された長さとに基づいて、転写紙Pのサイズがステープ
ル許容サイズか否かを判定する。さらに、上記S27の
判定がステープル許容サイズの場合、S28にて、搬送
路切り換えゲート71が切り換えられ、転写紙Pが第2
搬送路7c側に案内される。
【0069】その後、上記図10で詳述したように、ス
テープルトレイ7eにて、転写紙Pが収納および整合さ
れ、ステープルユニット7dが用紙束をステープル処理
した後(S29)、用紙束が第2用紙スタックトレイ9
bに排出される(S30)。
【0070】また、上記S25の判定がステープル許容
サイズでない場合、画像形成装置1は、S31におい
て、用紙検知センサ66の検知結果と上記S25で検知
された長さとに基づいて、転写紙Pのサイズが搬送・後
処理ユニット7へ出力可能なサイズか否かを判定する。
当該S31の判定が出力できないサイズの場合、画像形
成装置1は、切り換えゲート65を切り換えて、転写紙
Pを排紙ローラ62側へ導く。これにより、S33にお
いて、転写紙Pは、排紙部5cに排出される。
【0071】なお、上記S31の判定が搬送・後処理ユ
ニット7の許容サイズの場合、および、上記S27の判
定がステープル許容サイズでない場合、画像形成装置1
は、上記切り換えゲート65および搬送路切り換えゲー
ト71を切り換えて、転写紙Pを搬送・後処理ユニット
7の第1搬送路7bへ案内する(S34)。これによ
り、転写紙Pは、第1搬送路7bを介して、第1用紙ス
タックトレイ9aへ排出される(S35)。
【0072】一方、オペレータからオフセット機能の選
択が指示された場合、画像形成装置1は、図16に示す
S41において、上記S21と同様に、用紙サイズ情報
に基づいて、予め定められた、第2用紙スタックトレイ
9bへの出力許容サイズか否かを判定する。当該S41
の判定が出力許容サイズではない場合、上記S24と同
様に、例えば、出力を禁止したり、オペレータへ報知し
たりして、オフセットモードが解除される(S42)。
【0073】上記S41にて、出力許容サイズと判断さ
れた場合、画像形成装置1は、S43において、印字を
開始し、S44において、上記S25と同様に、レジス
ト前センサ59のオン時間に基づいて転写紙Pが第2用
紙スタックトレイ9bへの出力許容サイズか否かが判定
される。上記S44にて、出力許容サイズと判定された
場合、画像形成装置1は、S45において、切り換えゲ
ート65および搬送路切り換えゲート71を切り換え
て、搬送・後処理ユニット7の第1搬送路7bへ転写紙
Pを案内する。さらに、S46において、上記S26と
同様に、用紙検知センサ73により検出された転写紙P
の幅などに基づいて、転写紙Pが第2用紙スタックトレ
イ9bへの出力許容サイズか否かが判定される。この場
合、S47において、搬送路切り換えゲート72が切り
換えられ、転写紙Pが第2用紙スタックトレイ9bに案
内される。これにより、S48において、転写紙Pは、
オフセット処理のために、第2用紙スタックトレイ9b
にスタックされる。
【0074】一方、オフセット機能が選択されたにも拘
らず、上記S44にて、出力許容サイズではないと判断
された場合、あるいは、第1用紙スタックトレイ9aへ
の出力が選択された場合、S49において、画像形成装
置1は、上記S31と同様に、用紙検知センサ66によ
り検出された転写紙Pの幅などに基づいて、転写紙Pが
搬送・後処理ユニット7への出力許容サイズか否かを判
定する。出力許容サイズではないと判定された場合、画
像形成装置1は、上記S32・S33と同様に、切り換
えゲート65を切り換えて、転写紙Pを排紙ローラ62
に案内する(S50・S51)。
【0075】また、上記S49にて、搬送・後処理ユニ
ット7への出力許容サイズと判定された場合、あるい
は、上記S46にて、第1用紙スタックトレイ9aへの
出力許容サイズではないと判定された場合、画像形成装
置1は、S52において、出力枚数が第1用紙スタック
トレイ9aの許容枚数以下か否かを判定する。許容枚数
以下の場合、画像形成装置1は、S53において、搬送
路切り換えゲート72を切り換えて、転写紙Pを第1用
紙スタックトレイ9aへ案内する(S53)。これによ
り、転写紙Pは、第1用紙スタックトレイ9aへ排出さ
れる(S54)。
【0076】これとは逆に、上記S52の判定で出力枚
数が許容枚数を超えている場合、上記S47以降の処理
が行われ、転写紙Pが第2用紙スタックトレイ9bへ案
内される。この場合、画像形成装置1は、例えば、図示
しない表示部に表示するなどして、オペレータに出力口
が変更されたことを通知する。なお、上記では、第1用
紙スタックトレイ9aの許容積載量を超える大量の転写
紙Pが排出された場合、自動的に、第2用紙スタックト
レイ9bに切り換えた場合について説明したが、排紙部
5cへ切り換えてもよいし、例えば、一連の画像形成お
よび排出処理(ジョブ:JOB)の開始自体を取り止め
て、オペレータに出力不可能である旨を報知してもよ
い。
【0077】〔第2の実施形態〕ところで、上記第1の
実施形態では、ステープル処理する場合、転写紙Pを載
置している期間、ストッパ82と凹部86との間の距離
(載置区間の長さ)を転写紙Pの長さよりも長く設定し
ておき、全ての転写紙Pが載置された後、可動部材89
がストッパ82を移動させ、上記両部材82・86間の
距離を転写紙Pの長さにまで縮めることにより、上記両
部材82・86の間に挟まれた用紙束を長さ方向に整合
させる場合について説明した。これに対して、本実施形
態では、ストッパ82の代わりに、凹部86を移動させ
ることで、用紙束を長さ方向に整合させる場合について
説明する。
【0078】すなわち、図17に示すように、本実施形
態に係る画像形成装置11では、ストッパ82が搬送路
方向に可動する可動部材89に代えて、ラックギア90
aおよびピニオン90bを有し、凹部86を搬送路方向
に可動する可動部材90が設けられている。なお、図1
7では、説明の便宜上、1つの凹部86のみを図示して
いるが、本実施形態では、上述したように、可動距離を
短縮するため、凹部86が2つ設けられているので、可
動部材90は、両凹部86を移動可能に形成されてい
る。具体的には、例えば、可動部材90を両凹部86と
一体に形成するなどして、1つのピニオン90bが2つ
の凹部86を移動させてもよいし、ピニオン90bを各
凹部86毎に設け、それぞれを移動させてもよい。
【0079】上記構成の画像形成装置11では、第1の
実施形態に係る画像形成装置1と略同様の処理が行われ
るが、図10に示すS3およびS6において、可動部材
90が凹部86の位置を調整して、載置区間の長さを調
整する。これにより、図18に示すように、ステープル
トレイ7eに積載された転写紙Pは、長さ方向に整合さ
れる。また、この場合は、ステープル処理後の用紙束を
排出する際、上記可動部材90を排出側へ移動させるこ
とで、排出時の補助的な搬送力として使用できる。
【0080】なお、上記第1および第2の実施形態で
は、可動部材89または90によって、ストッパ82お
よび後端壁面87の一方を長さ方向に可動する場合につ
いて説明したが、これに限るものではなく、例えば、両
可動部材89・90を設け、図19に示すように、両部
材82・87の双方を可動して、転写紙Pを長さ方向に
整合しても同様の効果が得られる。ただし、上記第1ま
たは第2の実施形態に示すように、一方のみを可動する
方が可動部材89(90)の数を削減できるので、より
構成を簡略化できる。
【0081】ところで、上記第1および第2の実施形態
では、図8に示す搬送ジャムの発生や、新たに搬送され
た転写紙P1と既に積載された転写紙Pとの当接を防止
するために、積載区間の長さを転写紙Pの長さ+αに設
定して、載置された転写紙Pの後端を後端壁面87に近
づける場合を例にして説明したが、これに限るものでは
ない。例えば、ステープルトレイ7eの搬送ローラ(送
り込みローラ81など)を正逆転可能に形成し、搬送ロ
ーラの正転によって、転写紙Pがストッパ82に当接す
る位置または略当接する位置まで搬送された後、当該搬
送ローラの逆転によって、転写紙Pを後端壁面87に当
接または略当接する位置に搬送してもよい。いずれの場
合であっても、ステープルトレイ7eに積載された転写
紙Pの後端が後端壁面87に接近していれば、上記各実
施形態と同様に、既に積載された転写紙Pとの当接や搬
送ジャムを防止できる。
【0082】なお、上記各実施形態では、搬送・後処理
ユニット7が画像形成装置1に設けられている場合を例
にして説明したが、これに限るものではない。本実施形
態に係る搬送・後処理ユニット7は、ステープルトレイ
7eの載置面83が略水平方向に保たれているにも拘ら
ず、良好に用紙(転写紙P)を揃えることができるの
で、さらに広い用途に使用できる。
【0083】ただし、本実施形態に係る搬送・後処理ユ
ニット7を画像形成装置1に使用すると、給紙カセット
5bと搬送・後処理ユニット7とを上下方向に重ねて使
用できるため、画像形成装置1の設置面積を増大させる
ことなく、搬送・後処理ユニット7を配することができ
る。また、用紙スタック部9の載置方向(上下方向)
と、ステープルトレイ7eの長さ方向とが異なっている
ため、画像形成装置1全体の高さを低く設定できる。し
たがって、特に、画像形成装置1に使用することが好ま
しい。
【0084】
【発明の効果】本発明に係る後処理装置は、以上のよう
に、略水平に保たれる載置面および当該載置面よりも下
方に凹んだ凹部が設けられた後処理トレイと、上記凹部
の後端壁および先端規制部材の少なくとも一方を移動さ
せて、両者間の距離を変更する可動手段とを備え、上記
載置面に積載される後処理対象物を、上記後端壁と先端
規制部材とで挟んで整合する構成である。
【0085】当該構成によれば、後処理対象物は、後端
壁と先端規制部材とで挟んで整合されるので、載置面が
略水平に保たれているにも拘らず、後処理対象物に過剰
な搬送力を付与することなく、積載された後処理対象物
を整合できるという効果を奏する。
【0086】本発明に係る後処理装置は、以上のよう
に、上記構成において、上記凹部は、複数設けられてい
る構成である。当該構成によれば、凹部が複数設けられ
ているので、凹部のうち、後端壁と先端規制部材との距
離が、次に整合する後処理対象物の長さに近いものを選
択し、当該後端壁と先端規制部材との距離を調整するこ
とで、可動部による移動距離を短縮できる。これによ
り、後処理装置の設計上、有利なだけではなく、整合に
要する時間を短縮できるという効果を奏する。
【0087】本発明に係る後処理装置は、上記構成の後
処理装置において、上記載置面に積載される後処理対象
物の長さを検知する長さ検知手段を備え、後処理対象物
を順次載置する際の上記距離は、後処理対象物の後端と
上記後端壁との間が所定の長さに納まるように設定され
る構成である。
【0088】また、本発明に係る後処理装置は、以上の
ように、上記構成の後処理装置において、正逆転可能
で、上記後処理トレイの載置面へ後処理対象物を搬送で
きるローラを備え、当該ローラは、正転して後処理対象
物を載置面へ搬送した後、当該後処理対象物の後端と上
記後端壁との間が所定の範囲に納まるように逆転する構
成である。
【0089】これらの構成によれば、後端壁と先端規制
部材との距離調整、または、ローラの逆転によって、後
処理対象物の後端と上記後端壁との間が所定の長さの範
囲に納まるように設定される。したがって、新たに配送
される後処理対象物と、既に積載された後処理対象物と
の当接を防止でき、後処理対象物の積載順序の混乱やジ
ャムなどを防止できるという効果を奏する。
【0090】本発明に係る後処理装置は、以上のよう
に、上記構成の後処理装置において、上記後処理トレイ
の載置面に積載される後処理対象物を、上記先端規制部
材側へ搬送する送り込みローラを備え、上記送り込みロ
ーラの搬送力は、上記先端規制部材と後処理対象物の先
端とが当接しても、後処理対象物の先端が潰れない大き
さに設定されている構成である。
【0091】当該構成によれば、送り込みローラの搬送
力が弱く設定されているので、薄い後処理対象物を後処
理する場合であっても、先端規制部材と後処理対象物の
先端との当接時に、後処理対象物の先端が潰れない。こ
の結果、先端規制部材と凹部の後端壁と距離を調整して
完全に後処理対象物を整合させる前に、後処理対象物を
保護しながら大まかに整合できるという効果を奏する。
【0092】本発明に係る後処理装置は、以上のよう
に、上記構成の後処理装置において、上記後処理トレイ
の載置面に積載される後処理対象物を、上記先端規制部
材側に搬送する送り込みローラを備え、当該送り込みロ
ーラの動作タイミングは、上記先端規制部材と後処理対
象物の先端との間が予め定められた範囲内に納まるよう
に設定されている構成である。
【0093】当該構成によれば、送り込みローラの動作
タイミングが先端規制部材と後処理対象物の先端との間
が所定の範囲内に納まるように設定されるので、タイミ
ング制御の精度を向上させることなく、後処理対象物の
先端を保護できる。この結果、先端規制部材と凹部の後
端壁と距離を調整して完全に後処理対象物を整合させる
前に、後処理対象物を保護しながら大まかに整合できる
という効果を奏する。
【0094】本発明に係る画像形成装置は、以上のよう
に、上記課題を解決するために、用紙に画像を形成する
画像形成部と、上記画像形成部へ給紙する用紙を格納す
る給紙カセットと、上方から見て、上記給紙カセットと
重なる位置に配されていると共に、上記画像形成部が画
像を形成した用紙を後処理する、上述のいずれかの構成
の後処理装置とを備えている構成である。
【0095】当該構成によれば、載置面が略水平に保た
れた後処理トレイと給紙カセットセットとが、上方から
見て重なるように配置されるので、画像形成装置全体の
設置面積を抑制できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであり、搬送・
後処理ユニットのストッパおよび凹部を詳細に説明する
模式図である。
【図2】上記実施形態に係る画像形成装置の要部構成を
示す構成図である。
【図3】上記搬送・後処理ユニットの要部構成を示す構
成図である。
【図4】上記搬送・後処理ユニットの送り込みローラを
示すものであり、送り込みローラが下がった状態を示す
構成図である。
【図5】上記搬送・後処理ユニットの送り込みローラを
示すものであり、送り込みローラが上がった状態を示す
構成図である。
【図6】上記搬送・後処理ユニットのステープルトレイ
を示す説明図である。
【図7】上記搬送・後処理ユニットのステープルトレイ
を示すものであり、深さが浅い場合を示す説明図であ
る。
【図8】上記搬送・後処理ユニットのステープルトレイ
を示すものであり、載置された転写紙の後端と凹部とが
離れている場合を示す説明図である。
【図9】上記搬送・後処理ユニットにおいて、ストッパ
を可動させる可動部を示す構成図である。
【図10】上記搬送・後処理ユニットの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図11】上記搬送・後処理ユニットのステープルトレ
イを示すものであり、整合前の状態を示す説明図であ
る。
【図12】上記搬送・後処理ユニットのステープルトレ
イを示すものであり、整合後の状態を示す説明図であ
る。
【図13】上記搬送・後処理ユニットのステープルトレ
イを示すものであり、整合中の動作を示す説明図であ
る。
【図14】上記搬送・後処理ユニットのステープルトレ
イを示すものであり、ステープル処理後の排出動作を示
す説明図である。
【図15】上記画像形成装置の動作を説明するものであ
り、ステープル処理が選択された場合の動作概略を示す
フローチャートである。
【図16】上記画像形成装置の動作を説明するものであ
り、オフセット処理または第1用紙スタックトレイへの
出力が選択された場合の動作概略を示すフローチャート
である。
【図17】本発明の他の実施形態に係る搬送・後処理ユ
ニットを示すものであり、ステープルトレイの凹部が可
動する場合を示す構成図である。
【図18】上記搬送・後処理ユニットを示すものであ
り、整合時の動作を示す説明図である。
【図19】上記搬送・後処理ユニットの変形例を示すも
のであり、ステープルトレイのストッパおよび凹部の双
方が可動する場合を示す構成図である。
【図20】従来の後処理装置の要部構成を示す構成図で
ある。
【図21】従来の他の後処理装置の要部構成を示す構成
図である。
【符号の説明】
1・11 画像形成装置 5a 画像形成部 5b 給紙カセット 7 搬送・後処理ユニット(後処理装置) 7e ステープルトレイ(後処理トレイ) 59 レジスト前センサ(長さ検知手段) 81 送り込みローラ(ローラ) 82 ストッパ(先端規制部材) 83 載置面 86 凹部 87 後端壁面(後端壁) 89・90 可動部材(可動手段) P 転写紙(後処理対象物)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 冨依 稔 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 3F054 AA01 AC01 BA02 BE04 BE09 BG11 BH07 BJ04 CA04 DA01 3F108 GA01 GB01 HA02 HA39 HA46 HA55

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略水平に保たれる載置面および当該載置面
    よりも下方に凹んだ凹部が設けられた後処理トレイと、 上記後処理トレイの載置面に積載される、面状の後処理
    対象物が、予め定める位置から搬送方向へ進まないよう
    に阻止する先端規制部材と、 上記凹部の後端壁および先端規制部材の少なくとも一方
    を移動させて、両者間の距離を変更する可動手段とを備
    え、 上記載置面に積載される後処理対象物を、上記後端壁と
    先端規制部材とで挟んで整合することを特徴とする後処
    理装置。
  2. 【請求項2】上記凹部は、複数設けられていることを特
    徴とする請求項1記載の後処理装置。
  3. 【請求項3】上記載置面に積載される後処理対象物の長
    さを検知する長さ検知手段を備え、 後処理対象物を順次載置する際の上記距離は、後処理対
    象物の後端と上記後端壁との間が所定の長さに納まるよ
    うに設定されることを特徴とする請求項1または2記載
    の後処理装置。
  4. 【請求項4】正逆転可能で、上記後処理トレイの載置面
    へ後処理対象物を搬送できるローラを備え、 当該ローラは、正転して後処理対象物を載置面へ搬送し
    た後、当該後処理対象物の後端と上記後端壁との間が所
    定の範囲に納まるように逆転することを特徴とする請求
    項1または2記載の後処理装置。
  5. 【請求項5】上記後処理トレイの載置面に積載される後
    処理対象物を、上記先端規制部材側へ搬送する送り込み
    ローラを備え、 上記送り込みローラの搬送力は、上記先端規制部材と後
    処理対象物の先端とが当接しても、後処理対象物の先端
    が潰れない大きさに設定されていることを特徴とする請
    求項1または2記載の後処理装置。
  6. 【請求項6】上記後処理トレイの載置面に積載される後
    処理対象物を、上記先端規制部材側に搬送する送り込み
    ローラを備え、 当該送り込みローラの動作タイミングは、上記先端規制
    部材と後処理対象物の先端との間が予め定められた範囲
    内に納まるように設定されていることを特徴とする請求
    項1または2記載の後処理装置。
  7. 【請求項7】後処理対象物に画像を形成する画像形成部
    と、 上記画像形成部へ給紙する後処理対象物を格納する給紙
    カセットと、 上方から見て、上記給紙カセットと重なる位置に配され
    ていると共に、上記画像形成部が画像を形成した後処理
    対象物を後処理する請求項1、2、3、4、5または6
    記載の後処理装置とを備えていることを特徴とする画像
    形成装置。
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