JP3268289B2 - 折り畳み農作業機 - Google Patents

折り畳み農作業機

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JP3268289B2
JP3268289B2 JP2000046151A JP2000046151A JP3268289B2 JP 3268289 B2 JP3268289 B2 JP 3268289B2 JP 2000046151 A JP2000046151 A JP 2000046151A JP 2000046151 A JP2000046151 A JP 2000046151A JP 3268289 B2 JP3268289 B2 JP 3268289B2
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crushing
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節夫 中元
元紀 佐藤
勉 谷澤
博之 依田
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松山株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業時は作業幅を
延長し、非作業時は作業時の作業幅より幅を縮小するハ
ローや耕耘作業機等の折り畳み農作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の折り畳み農作業機として
は、たとえば、特開昭51−69003号公報に記載さ
れているように、作業機本体に砕土ロータリーを回転可
能に設け、前記作業機本体に延長作業機体を折り畳み可
能に設け、この延長作業機体に前記砕土ロータリーの作
業幅を延長する延長砕土ロータリーを回転可能に設け、
前記砕土ロータリー軸の端部に取り付けた連結部に複数
の係合孔をそれぞれ形成し、前記延長砕土ロータリーの
端部に前記各係合孔内に軸方向から挿入する複数の係合
ピンをそれぞれ突出する構成となっている。
【0003】また、特開平8−191609号公報に記
載されているように、砕土ロータリーのロータリー軸の
端部にクラッチ装置の一方の爪クラッチを突出し、前記
砕土ロータリーの作業幅を延長する延長砕土ロータリー
の延長ロータリー軸の端部に、前記一方の爪クラッチに
噛合する前記クラッチ装置の他方の爪クラッチを突出す
る構成が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記特開昭51−69
003号公報に記載された構成では、砕土ロータリーの
端部に延長砕土ロータリーを配置したとき、この砕土ロ
ータリー側の複数の係合孔と延長砕土ロータリーの複数
の係合ピンとの位置がずれている場合には複数の係合孔
に複数の係合ピンをそれぞれ挿入できないので、砕土ロ
ータリーに延長砕土ロータリーを連結することができ
ず、複数の係合孔に複数の係合ピンをそれぞれ位置合わ
せする操作を必要とし、したがって、砕土ロータリーに
延長砕土ロータリーを簡単に連結できないことがある。
【0005】また、特開平8−191609号公報に記
載された構成では、砕土ロータリーの端部に延長砕土ロ
ータリーを配置して一方の爪クラッチに他方の爪クラッ
チが噛合するときの衝撃により爪クラッチの爪が損傷す
るおそれがあり、また、互いに噛合する両爪クラッチを
有するクラッチ装置では砕土ロータリーのロータリー軸
と延長砕土ロータリー延長ロータリー軸との対向する端
部を連結する構成が複雑になり製造コストが高くなり易
い問題がある。
【0006】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、砕土ロータリーの端部に延長砕土ロータリーを
配置して砕土ロータリーの作業幅を延長した状態で、砕
土ロータリーを回転することにより延長砕土ロータリー
を確実に回転でき、この砕土ロータリーにて延長砕土ロ
ータリーを回転する構成が簡単で製造コストを低減でき
る折り畳み農作業機を提供することを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】求項記載の折り畳み
農作業機は、作業機本体と、この作業機本体に回転駆動
可能に設けられた砕土ロータリーと、前記作業機本体の
端部に折り畳み可能に設けられた延長作業機体と、この
延長作業機体に回転可能に設けられ前記砕土ロータリー
の作業幅を延長する延長砕土ロータリーとを具備し、前
記砕土ロータリーの作業幅を延長した状態でこの砕土ロ
ータリーの回転により前記延長砕土ロータリーを回転さ
せる折り畳み農作業機において、前記砕土ロータリー
は、ロータリー軸と、このロータリー軸の周面に突出さ
れた砕土爪と、前記ロータリー軸の端部に設けられこの
砕土ロータリーの回転方向側に係合面を形成した係合体
とを有し、前記延長砕土ロータリーは、延長ロータリー
軸と、この延長ロータリー軸の周面に突出された砕土爪
と、前記延長ロータリー軸の端部に設けられ前記砕土ロ
ータリーの回転により前記係合体の係合面が係合する被
係合面を形成した被係合体とを有し、前記係合体と前記
被係合体との少なくとも一方は、前記砕土ロータリーと
前記延長砕土ロータリーとの対向する端部間の残耕を砕
土する残耕砕土爪を有するものである。
【0008】そして、作業機本体の端部に延長作業機体
を配置して作業機本体の砕土ロータリーの端部に延長作
業機体の延長砕土ロータリーが配置されると、この砕土
ロータリーのロータリー軸の端部に設けられた係合体
と、延長砕土ロータリーの延長ロータリー軸の端部に設
けられた被係合体とは略同一面に位置した状態でこの延
長砕土ロータリーにて砕土ロータリーの作業幅が延長さ
れる。また、この状態で、砕土ロータリーが回転される
と、このロータリー軸の端部に設けられた係合体の係合
面が延長ロータリー軸の端部に設けられた被係合体の被
係合面に係合し、この係合体と被係合体とにより砕土ロ
ータリーの回転により延長砕土ロータリーが回転され
る。したがって、作業時は、砕土ロータリーの砕土爪と
この砕土ロータリーの作業幅を延長した延長砕土ロータ
リーの砕土爪とにより、延長された作業幅で耕土が砕土
される。つぎに、非作業時において、作業機本体に向か
って延 長作業機体が折り畳まれると、この延長作業機体
に設けた延長砕土ロータリーの被係合体の被係合面が作
業機本体に設けた砕土ロータリーの係合体の係合面から
外れる。そして、作業機本体に延長作業機体が折り畳ま
れることにより、農作業機の全体の幅が作業時の作業幅
より縮小される。
【0009】また、砕土ロータリーとこの砕土ロータリ
ーの作業幅を延長した延長砕土ロータリーとにより延長
された作業幅で耕土が砕土されるとき、残耕砕土爪にて
砕土ロータリーと延長砕土ロータリーとの対向する端部
間が砕土され、これらの間に残耕部分が生じることを防
止できる。
【0010】請求項記載の折り畳み農作業機は、作業
機本体と、この作業機本体に回転駆動可能に設けられた
砕土ロータリーと、前記作業機本体の端部に折り畳み可
能に設けられた延長作業機体と、この延長作業機体に回
転可能に設けられ前記砕土ロータリーの作業幅を延長す
る延長砕土ロータリーとを具備し、前記砕土ロータリー
の作業幅を延長した状態でこの砕土ロータリーの回転に
より前記延長砕土ロータリーを回転させる折り畳み農作
業機において、前記砕土ロータリーは、ロータリー軸
と、このロータリー軸の周面に突出された砕土爪と、前
記ロータリー軸の端部に設けられこの砕土ロータリーの
回転方向側に係合面を形成した係合体とを有し、前記延
長砕土ロータリーは、延長ロータリー軸と、この延長ロ
ータリー軸の周面に突出された砕土爪と、前記延長ロー
タリー軸の端部に設けられ前記砕土ロータリーの回転に
より前記係合体の係合面が係合する被係合面を形成した
被係合体とを有し、前記係合体の係合面と前記被係合体
の被係合面との少なくとも一方は緩衝材を有するもの
である。
【0011】そして、作業機本体の端部に延長作業機体
を配置して作業機本体の砕土ロータリーの端部に延長作
業機体の延長砕土ロータリーが配置されると、この砕土
ロータリーのロータリー軸の端部に設けられた係合体
と、延長砕土ロータリーの延長ロータリー軸の端部に設
けられた被係合体とは略同一面に位置した状態でこの延
長砕土ロータリーにて砕土ロータリーの作業幅が延長さ
れる。また、この状態で 、砕土ロータリーが回転される
と、このロータリー軸の端部に設けられた係合体の係合
面が延長ロータリー軸の端部に設けられた被係合体の被
係合面に係合し、この係合体と被係合体とにより砕土ロ
ータリーの回転により延長砕土ロータリーが回転され
る。したがって、作業時は、砕土ロータリーの砕土爪と
この砕土ロータリーの作業幅を延長した延長砕土ロータ
リーの砕土爪とにより、延長された作業幅で耕土が砕土
される。つぎに、非作業時において、作業機本体に向か
って延長作業機体が折り畳まれると、この延長作業機体
に設けた延長砕土ロータリーの被係合体の被係合面が作
業機本体に設けた砕土ロータリーの係合体の係合面から
外れる。そして、作業機本体に延長作業機体が折り畳ま
れることにより、農作業機の全体の幅が作業時の作業幅
より縮小される。
【0012】また、砕土ロータリーが回転されることに
より、この砕土ロータリーの係合体の係合面が延長砕土
ロータリーの被係合体の被係合面に係合するときの衝撃
が緩衝材にて緩衝され、係合面と被係合面との損傷が防
止される。
【0013】請求項記載の折り畳み農作業機は、作業
機本体と、この作業機本体に回転駆動可能に設けられた
砕土ロータリーと、前記作業機本体の端部に折り畳み可
能に設けられた延長作業機体と、この延長作業機体に回
転可能に設けられ前記砕土ロータリーの作業幅を延長す
る延長砕土ロータリーとを具備し、前記砕土ロータリー
の作業幅を延長した状態でこの砕土ロータリーの回転に
より前記延長砕土ロータリーを回転させる折り畳み農作
業機において、前記砕土ロータリーは、ロータリー軸
と、このロータリー軸の周面に突出された砕土爪と、前
記ロータリー軸の端部に設けられこの砕土ロータリーの
回転方向側に係合面を形成した係合体とを有し、前記延
長砕土ロータリーは、延長ロータリー軸と、この延長ロ
ータリー軸の周面に突出された砕土爪と、前記延長ロー
タリー軸の端部に設けられ前記砕土ロータリーの回転に
より前記係合体の係合面が係合する被係合面を形成した
被係合体とを有し、前記係合体は、前記ロータリー軸の
端部に固定された連結盤に突設され、前記被係合体は、
前記延長ロータリー軸の端部に固定された被連結盤に突
設され、前記係合体の連結盤と前記被係合体の被連結盤
との少なくとも一方の対向面は緩衝材を有するもので
ある。
【0014】そして、作業機本体の端部に延長作業機体
を配置して作業機本体の砕土ロータリーの端部に延長作
業機体の延長砕土ロータリーが配置されると、この砕土
ロータリーのロータリー軸の端部に設けられた係合体
と、延長砕土ロータリーの延長ロータリー軸の端部に設
けられた被係合体とは略同一面に位置した状態でこの延
長砕土ロータリーにて砕土ロータリーの作業幅が延長さ
れる。また、この状態で、砕土ロータリーが回転される
と、このロータリー軸の端部に設けられた係合体の係合
面が延長ロータリー軸の端部に設けられた被係合体の被
係合面に係合し、この係合体と被係合体とにより砕土ロ
ータリーの回転により延長砕土ロータリーが回転され
る。したがって、作業時は、砕土ロータリーの砕土爪と
この砕土ロータリーの作業幅を延長した延長砕土ロータ
リーの砕土爪とにより、延長された作業幅で耕土が砕土
される。つぎに、非作業時において、作業機本体に向か
って延長作業機体が折り畳まれると、この延長作業機体
に設けた延長砕土ロータリーの被係合体の被係合面が作
業機本体に設けた砕土ロータリーの係合体の係合面から
外れる。そして、作業機本体に延長作業機体が折り畳ま
れることにより、農作業機の全体の幅が作業時の作業幅
より縮小される。
【0015】また、作業機本体の端部に延長作業機体を
配置し、ロータリー軸の連結盤に延長ロータリー軸の被
連結盤が対向して、連結盤の係合体に被連結盤が、また
は、被連結盤の被係合体に連結盤が接触するときの衝撃
が緩衝材にて緩衝される。
【0016】また、連結盤に被連結盤が接触するときの
衝撃が緩衝材にて緩衝されることにより、係合体と被係
合体とのそれぞれの損傷が防止される。
【0017】また、この状態で、砕土ロータリーが回転
されると、この砕土ロータリーの係合体の係合面が延長
砕土ロータリーの被係合体の被係合面に係合し、この係
合体と被係合体とにより砕土ロータリーの回転が延長砕
土ロータリーに伝達され、この延長砕土ロータリーが回
転される。
【0018】請求項記載の折り畳み農作業機は、作業
機本体と、この作業機本体に回転駆動可能に設けられた
砕土ロータリーと、前記作業機本体の端部に折り畳み可
能に設けられた延長作業機体と、この延長作業機体に回
転可能に設けられ前記砕土ロータリーの作業幅を延長す
る延長砕土ロータリーとを具備し、前記砕土ロータリー
の作業幅を延長した状態でこの砕土ロータリーの回転に
より前記延長砕土ロータリーを回転させる折り畳み農作
業機において、前記砕土ロータリーは、ロータリー軸
と、このロータリー軸の周面に突出された砕土爪と、前
記ロータリー軸の端部に設けられこの砕土ロータリーの
回転方向側に係合面を形成した係合体とを有し、前記延
長砕土ロータリーは、延長ロータリー軸と、この延長ロ
ータリー軸の周面に突出された砕土爪と、前記延長ロー
タリー軸の端部に設けられ前記砕土ロータリーの回転に
より前記係合体の係合面が係合する被係合面を形成した
被係合体とを有し、前記作業機本体は、前記砕土ロータ
リーにて砕土された泥土を整地する整地体を有し、前記
延長作業機体は、前記延長砕土ロータリーにて砕土され
た泥土を整地する延長整地体を有し、前記整地体と前記
延長整地体との対向する端部の一方に嵌合部を設け、他
方に前記嵌合部を嵌合する被嵌合部を設け、これら嵌合
部と被嵌合部とにより前記整地体と前記延長整地体との
対向する端部を連結するものである。
【0019】そして、作業機本体の端部に延長作業機体
を配置して作業機本体の砕土ロータリーの端部に延長作
業機体の延長砕土ロータリーが配置されると、この砕土
ロータリーのロータリー軸の端部に設けられた係合体
と、延長砕土ロータリーの延長ロータリー軸の端部に設
けられた被係合体とは略同一面に位置した状態でこの延
長砕土ロータリーにて砕土ロータリーの作業幅が延長さ
れる。また、この状態で、砕土ロータリーが回転される
と、このロータリー軸の端部に設けられた係合体の係合
面が延長ロータリー軸の端部に設けられた被係合体の被
係合面に係合し、この係合体と被係合体とにより砕土ロ
ータリーの回転により延長砕土ロータリーが回転され
る。したがって、作業時は、砕土ロータリーの砕土爪と
この砕土ロータリーの作業幅を延長した延長砕土ロータ
リーの砕土爪とにより、延長された作 業幅で耕土が砕土
される。つぎに、非作業時において、作業機本体に向か
って延長作業機体が折り畳まれると、この延長作業機体
に設けた延長砕土ロータリーの被係合体の被係合面が作
業機本体に設けた砕土ロータリーの係合体の係合面から
外れる。そして、作業機本体に延長作業機体が折り畳ま
れることにより、農作業機の全体の幅が作業時の作業幅
より縮小される。
【0020】また、砕土ロータリーの端部に延長砕土ロ
ータリーが配置された状態で、作業機本体の整地体と延
長作業機体の延長整地体との対向する端部が嵌合部と被
嵌合部とにより連結される。また、作業時は作業機本体
の整地体とこの整地体に連結した延長作業機体の延長整
地体とにて砕土ロータリーと延長砕土ロータリーとによ
り砕土された泥土の表面が整地され、この整地体と延長
整地体との対向する端部にて泥土の表面に段差が生じる
ことが防止される。
【0021】求項記載の折り畳み農作業機は、作業
機本体と、この作業機本体に回転駆動可能に設けられた
砕土ロータリーと、前記作業機本体の端部に折り畳み可
能に設けられた延長作業機体と、この延長作業機体に回
転可能に設けられ前記砕土ロータリーの作業幅を延長す
る延長砕土ロータリーとを具備し、前記砕土ロータリー
の作業幅を延長した状態でこの砕土ロータリーの回転に
より前記延長砕土ロータリーを回転させる折り畳み農作
業機において、前記砕土ロータリーは、ロータリー軸
と、このロータリー軸の周面に突出された砕土爪と、前
記ロータリー軸の端部に設けられこの砕土ロータリーの
回転方向側に係合面を形成した係合体とを有し、前記延
長砕土ロータリーは、延長ロータリー軸と、この延長ロ
ータリー軸の周面に突出された砕土爪と、前記延長ロー
タリー軸の端部に設けられ前記砕土ロータリーの回転に
より前記係合体の係合面が係合する被係合面を形成した
被係合体とを有し、前記作業機本体は、前記砕土ロータ
リーにて砕土された泥土を整地する整地体を有し、前記
延長作業機体は、前記延長砕土ロータリーにて砕土され
た泥土を整地する延長整地体を有し、前記整地体は、第
1の整地体と、この第1の整地体に上下方向に回動可能
に軸支された第2の整地体とを有し、前記延長整地体
は、第1の延長整地体と、この第1の延長整地体に上下
方向に回動可能に軸支された第2の延長整地体とを有
し、前記第1の整地体と前記第1の延長整地体との対向
する端部及び前記第2の整地体と前記第2の延長整地体
との対向する端部を嵌合部と被嵌合部とによりそれぞれ
連結するものである。
【0022】そして、作業機本体の端部に延長作業機体
を配置して作業機本体の砕土ロータリーの端部に延長作
業機体の延長砕土ロータリーが配置されると、この砕土
ロータリーのロータリー軸の端部に設けられた係合体
と、延長砕土ロータリーの延長ロータリー軸の端部に設
けられた被係合体とは略同一面に位置した状態でこの延
長砕土ロータリーにて砕土ロータリーの作業幅が延長さ
れる。また、この状態で、砕土ロータリーが回転される
と、このロータリー軸の端部に設けられた係合体の係合
面が延長ロータリー軸の端部に設けられた被係合体の被
係合面に係合し、この係合体と被係合体とにより砕土ロ
ータリーの回転により延長砕土ロータリーが回転され
る。したがって、作業時は、砕土ロータリーの砕土爪と
この砕土ロータリーの作業幅を延長した延長砕土ロータ
リーの砕土爪とにより、延長された作業幅で耕土が砕土
される。つぎに、非作業時において、作業機本体に向か
って延長作業機体が折り畳まれると、この延長作業機体
に設けた延長砕土ロータリーの被係合体の被係合面が作
業機本体に設けた砕土ロータリーの係合体の係合面から
外れる。そして、作業機本体に延長作業機体が折り畳ま
れることにより、農作業機の全体の幅が作業時の作業幅
より縮小される。
【0023】また、第1の整地体と第1の延長整地体と
の対向する端部及び第2の整地体と第2の延長整地体と
の対向する端部が嵌合部と被嵌合部とによりそれぞれ連
結される。また、作業時は第1の整地体と第1の延長整
地体及び第2の整地体と第2の延長整地体とにて砕土ロ
ータリーと延長砕土ロータリーとにより砕土された泥土
の表面が整地され、第2の整地体と第2の延長整地体と
の対向する端部にて泥土の表面に段差を生じることが防
止される。
【0024】請求項6記載の折り畳み農作業機は、請求
項1ないし5のいずれかに記載の折り畳み農作業機にお
いて、砕土ロータリーと延長砕土ロータリーとの対向す
る端 部の一方に他方に向かって開口した収容凹部を形成
し、この収容凹部に係合体及びこの係合体が係合した被
係合体を収容するものである。
【0025】そして、収容凹部に係合体及びこの係合体
が係合した被係合体を収容することにより、砕土ロータ
リーと延長砕土ロータリーとの対向する端部を近接した
状態で連結できるとともに、砕土ロータリーと延長砕土
ロータリーとの対向する端部間が砕土され、これらの間
に残耕部分が生じることを防止できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。
【0027】図1ないし図3において、1は折り畳み農
作業機で、この折り畳み農作業機1は、作業機本体2
と、この作業機本体2に回転駆動可能に設けられた砕土
ロータリー3と、前記作業機本体2の両端部にそれぞれ
折り畳み可能に設けられた延長作業機体4と、これら延
長作業機体4にそれぞれ回転可能に設けられ前記砕土ロ
ータリー3の作業幅を延長する延長砕土ロータリー5と
を具備している。
【0028】そして、前記作業機本体2は、主フレーム
6と、この主フレーム6の両端部にそれぞれ相対して固
定された側端板7と、前記主フレーム6に固定された伝
動ケース9と、前記主フレーム6の両側に設けられたロ
ワアーム10,11と、前記主フレーム6に設けられたミッ
ション装置12と、このミッション装置12に設けられたト
ップアーム13とを有している。
【0029】前記主フレーム6は、前記折り畳み農作業
機1の進行方向に対して左右方向を長手方向としたパイ
プ体にて形成されている。また、前記相対する側端板7
は、下端部に固定した軸受8をそれぞれ有している。ま
た、前記伝動ケース9は、前記主フレーム6にこの主フ
レーム6の中心部より一側寄りに位置して固定され、下
端部に軸受17を有している。この伝動ケース9の軸受17
は、前記相対する側端板7の軸受8に対向して同軸上に
位置している。
【0030】また、前記一方側のロワアーム10は、前記
伝動ケース9の上部に前記折り畳み農作業機1の進行方
向に向かって突出して固定されている。また、前記他方
側のロワアーム11は、前記主フレーム6にこの主フレー
ム6の中心部より他側寄りに位置して固定されている。
この他方側のロワアーム11は、前記折り畳み農作業機1
の進行方向に向かって突出し前記ロワアーム10に対向し
ている。
【0031】さらに、前記ミッション装置12は、前記他
方側のロワアーム11と前記伝動ケース9との間に固定さ
れている。また、前記トップアーム13は、前記ミッショ
ン装置12の上部に前記折り畳み農作業機1の進行方向に
向かって上向に突出して固定されている。そして、前記
両側部のロワアーム10,11及びトップアーム13の先端部
は図示しないトラクタの三点懸架機構に連結されるよう
になっている。
【0032】また、前記ミッション装置12は、前記折り
畳み農作業機1の進行方向に向かって突出した入力軸14
と、この入力軸14の回転により連動されるベベルギヤ機
構15と、このベベルギヤ機構15により回転される出力軸
16とを有している。そして、前記出力軸16の端部は前記
伝動ケース9の上部内に回転自在に突出されている。
【0033】そして、前記入力軸14は図示しないトラク
タのPTO軸からの出力により回転され、この入力軸14
にて前記ベベルギヤ機構15を介して前記出力軸16が回転
され、この出力軸16にて前記砕土ロータリー3が回転さ
れるようになっている。
【0034】つぎに、前記砕土ロータリー3は、ロータ
リー軸18と、このロータリー軸18の周面に突出された砕
土爪20と、前記ロータリー軸18の両端部に設けられこの
砕土ロータリー3の回転方向側に係合面24を形成した係
合体25とを有している。
【0035】そして、前記ロータリー軸18は、両端近傍
部が前記相対する側端板7の下端部の軸受8にて回転自
在に軸架されているとともに、このロータリー軸18の中
間部より一側寄りに位置した途中が前記伝動ケース9の
下端部の軸受17にて回転自在に軸架されている。
【0036】また、前記砕土爪20は、前記ロータリー軸
18の軸方向に所定の間隔をおいてそれぞれ固定された爪
ホルダー19にそれぞれ着脱可能に突出されている。
【0037】また、前記各砕土爪20のうちで、前記伝動
ケース9の下端部に固定した軸受17の両端部に位置する
各砕土爪20は前記伝動ケース9の下端部に固定した軸受
17の下方を砕土し、前記ロータリー軸18の両端部に位置
する各砕土爪20は前記相対する側端板7の下端部に固定
した軸受8の下方を砕土するようになっている。
【0038】また、前記伝動ケース9の上部内に突出し
た出力軸16にスプロケット21が固定され、前記伝動ケー
ス9の下端部の軸受17に軸架された前記ロータリー軸18
にスプロケット22が固定され、この出力軸16のスプロケ
ット21とロータリー軸18のスプロケット22との間に無端
チェーン23が掛け回されている。
【0039】そして、前記入力軸14にて前記ベベルギヤ
機構15を介して前記出力軸16が回転されると、この出力
軸16にて前記連動媒体(スプロケット21,22及び無端チ
ェーン23)を介して前記砕土ロータリー3が回転される
ようになっている。
【0040】さらに、前記ロータリー軸18の両端部に設
けられた係合体25は、図1、図4及び図5に示すよう
に、このロータリー軸18の両端部に固定された円盤状の
連結盤26にそれぞれ設けられ、この両連結盤26の外面に
この係合体25は前記ロータリー軸18を中心として略放射
状に突出されている。前記両連結盤26は中心部に前記ロ
ータリー軸18の両端部をそれぞれ嵌合固定した嵌合孔27
を有している。
【0041】また、前記係合体25は、前記連結盤26の径
方向に長手方向を有した所定の板厚の本体部材28を有
し、この本体部材28の基端側が前記連結盤26の外面に複
数のボルト29にて着脱可能に固定され、この本体部材28
の幅方向の両面に前記係合面24がそれぞれ形成されてい
る。
【0042】また、前記係合体25は、前記本体部材28の
先端部に前記連結盤26の外周面26aから突出し前記砕土
ロータリー3と前記延長作業機体4の延長砕土ロータリ
ー5との対向する端部間の残耕を砕土する残耕砕土爪30
を有している。
【0043】そして、前記係合体25は、前記砕土ロータ
リー3のダウンカット方向またはアップカット方向への
回転にも対応できるように前記本体部材28の幅方向の両
面に形成されている。また、前記残耕砕土爪30は、先端
部に前記本体部材28の幅方向両面の係合面24に向かって
拡開傾斜した山形状の案内面31を形成した爪先32を有し
ている。
【0044】つぎに、図1乃至図3に示すように、前記
作業機本体2の相対する側端板7のうち、その一方側の
側端板7と前記伝動ケース9の一面側との間及び他方側
の側端板7と前記伝動ケース9の他面側との間に前記砕
土ロータリー3の上方部を被覆する固定カバー体33がそ
れぞれ固定されている。
【0045】前記固定カバー体33は、前記砕土ロータリ
ー3の回転軌跡に対応して上方に向かって突出した突円
弧状に形成され、この固定カバー体33の後端部に前記砕
土ロータリー3の後上方に対向する状態に配置されたゴ
ム板等の弾性板34が固着されている。そして、これら固
定カバー体33にて前記砕土ロータリー3から放出される
泥土の飛散を防止するとともに、この泥土を弾性板34に
て前記折り畳み農作業機1の進行方向に対して後下方に
向かって案内するようになっている。
【0046】また、前記作業機本体2は、図2、図6及
び図7に示すように、前記砕土ロータリー3にて砕土さ
れた泥土を整地する整地体35を有している。
【0047】前記整地体35は、前記弾性板34の後端部に
固着された第1の整地体36と、この第1の整地体36の後
端部に支軸としてのボルト・ナット37にて上下方向に回
動可能に軸支された第2の整地体38とを有している。そ
して、前記第1の整地体36は均平板にて形成され、前記
第2の整地体38はレーキにて形成されている。
【0048】また、前記第1の整地体36の両側部は前記
固定カバー体33の両側部に支持された支持機構39にて上
下位置調節可能に支持されている。また、前記第2の整
地体38の中間部は前記主フレーム6の中間部に支持され
た上下調節機構40にて上下位置調節可能に支持されてい
る。
【0049】そして、前記上下調節機構40にて前記ボル
ト・ナット37のボルトを中心として前記第2の整地体38
が上下方向に回動され、この第2の整地体38が略水平状
に配置され泥土を整地する整地作業状態及び下方に向か
って回動され泥土を移動する土引き作業状態に調節設定
されるようになっている。
【0050】つぎに、前記整地体35の両端部にこの整地
体35の両端部が対向する後述する延長整地体の端部の被
嵌合部に嵌合する嵌合部41が設けられている。
【0051】前記嵌合部41は、図2、図6及び図7に示
すように、前記第1の整地体36の両端部に固定された側
端板42の前側にそれぞれ側方に向かって突設された第1
の嵌合部43と、前記ボルト・ナット37のボルトの軸線上
に位置して前記側端板42の後側にそれぞれ側方に向かっ
て突設された第2の嵌合部44と、前記第2の整地体38の
両端部に固定された側端板45にそれぞれ側方に向かって
突設された第3の嵌合部46とを有している。
【0052】そして、前記第1の嵌合部43は、前記側端
板42の外側面に沿って固定された円柱状部材47にて形成
され、また、前記第2の嵌合部44は、外側面に開口した
嵌合孔48を有する円筒状部材49にて形成され、さらに、
前記第3の嵌合部46は、外側面に開口した嵌合凹部50を
形成した上下の係合板51にて形成されている。また、前
記上下の係合板51は外側面側の端部に互いに反対方向に
向かって拡開傾斜した案内板部52をそれぞれ有し、この
上下の案内板部52にて前記嵌合凹部50の嵌合口が拡開し
て形成されている。
【0053】つぎに、図1乃至図4に示すように、前記
作業機本体2の両端部に作業機折畳み手段53にて前記延
長作業機体4がそれぞれ折畳み可能に設けられている。
【0054】そして、前記作業機折畳み手段53は、作業
機本体2の両端部に前記延長作業機体4をそれぞれ折畳
み可能に支持したリンク機構54と、これらリンク機構54
を介して前記延長作業機体4を、前記作業機本体2上に
折り畳んだ状態及び前記作業機本体2の砕土ロータリー
3の両端部に移動しこの延長砕土ロータリー5にて前記
砕土ロータリー3の作業幅を延長した状態に回動させる
シリンダー装置55とを有している。
【0055】また、前記リンク機構54は、前記主フレー
ム6の両端部に固定された一対の本体側固定リンク56
と、この一対の本体側固定リンク56に対向し前記延長作
業機体4の端部に固定された一対の延長側固定リンク57
と、前記一対の本体側固定リンク56の先端部と前記一対
の延長側固定リンク57の先端部とを回動自在に連結した
連結ピン58と、基端部を支軸59にて回動自在に軸支し一
方の先端部を前記一対の本体側固定リンク56に、他方の
先端部を前記一対の延長側固定リンク57にそれぞれ支軸
60にて回動自在に軸支した一対の可動リンク61とを有し
ている。
【0056】そして、前記一対の本体側固定リンク56と
前記一対の延長側固定リンク57とは略同形状で略三角形
状に形成され、これら先端部は前記作業機本体2と前記
延長作業機体4との対向する端部間に向かってそれぞれ
突出され、互いに重ね合わせた状態で前記連結ピン58に
て回動自在に連結されている。
【0057】また、前記一対の可動リンク61のうち、前
記一対の本体側固定リンク56に軸支した一方の可動リン
ク61は略く字形状に形成され、前記一対の延長側固定リ
ンク57に軸支した他方の可動リンク61は伸直状に形成さ
れている。
【0058】また、前記シリンダー装置55は、シリンダ
ー本体62と、このシリンダー本体62に進退自在に設けら
れたシリンダーロッド63とを有し、前記シリンダー本体
62の基端部は支軸64にて前記主フレーム6に回動自在に
軸支され、前記シリンダーロッド63の先端部が前記一対
の可動リンク61の基端部に支軸59にて回動自在に軸支さ
れている。前記シリンダー装置55は油圧シリンダー装置
にて形成されている。
【0059】つぎに、前記延長作業機体4は、図1及び
図2に示すように、前記作業機本体2の両端部に位置し
た状態でこの作業機本体2の主フレーム6の延長線上に
位置する延長主フレーム65と、この延長主フレーム65の
両端部に相対して固定された側端板66とを有している。
【0060】そして、前記延長主フレーム65は、前記折
り畳み農作業機1の進行方向に対して左右方向を長手方
向としたパイプ体にて形成されている。また、前記相対
する側端板66は、下端部に前記砕土ロータリー3のロー
タリー軸18の延長線上に位置して軸受67がそれぞれ固定
されている。
【0061】つぎに、前記延長砕土ロータリー5は、延
長ロータリー軸68と、この延長ロータリー軸68の周面に
突出された砕土爪70と、前記延長ロータリー軸68の端部
に設けられ前記砕土ロータリー3の回転により前記係合
体25の係合面24が係合する被係合面71を形成した被係合
体72とを有している。
【0062】そして、前記延長ロータリー軸68は、両端
部が前記相対する側端板66の軸受67にて回転可能に軸架
されている。この延長ロータリー軸68は、前記砕土ロー
タリー3の両端部に位置した状態でこの砕土ロータリー
3のロータリー軸18の延長線上に位置するようになって
いる。
【0063】また、前記砕土爪70は、前記延長ロータリ
ー軸68の周面に軸方向に間隔をおいて一体に突設された
爪ホルダー69に着脱可能に固定されている。そして、前
記各砕土爪70のうちで、前記延長ロータリー軸68の両端
部に位置する各砕土爪70が前記相対する側端板66に固定
された軸受67の下方をそれぞれ砕土するようになってい
る。
【0064】さらに、前記被係合面71を形成した被係合
体72は、図5に示した前記砕土ロータリー3の係合面24
を形成した係合体25と同一部品にて形成され、この係合
面24を形成した係合体25と同様に円盤状の被連結盤73に
固定され、この被連結盤73の中心部が前記延長ロータリ
ー軸68の一端部に固着されている。また、前記被係合体
72は、前記延長ロータリー軸68の端部に固定された被連
結盤73の前記連結盤26が対向する面に突設され、前記係
合体25と同一構成の残耕砕土爪72a を有している。この
残耕砕土爪72a は前記残耕砕土爪30と同一構成の被案内
面72b を有している。
【0065】また、前記被係合面71を形成した被係合体
72は、前記被連結盤73に前記ロータリー軸18の連結盤26
に固定した係合面24を形成した係合体25と同じ間隔で同
数個固定されている。そして、砕土ロータリー3の回転
により各係合体25の係合面24が各被係合体72の被係合面
71にそれぞれ係合されるようになっている。
【0066】そして、前記砕土ロータリー3の両端部に
前記延長砕土ロータリー5が位置した状態でこの延長砕
土ロータリー5にて前記砕土ロータリー3の作業幅が延
長され、この砕土ロータリー3の回転により前記各係合
体25の係合面24が延長砕土ロータリー5の各被係合体72
の被係合面71に係合し、砕土ロータリー3の回転により
延長砕土ロータリー5が回転されるようになっている。
【0067】さらに、図1及び図2に示すように、前記
延長作業機体4の相対する側端板66間に前記延長砕土ロ
ータリー5の上方部を被覆する固定カバー体74が固定さ
れている。この固定カバー体74は、前記延長砕土ロータ
リー5の回転軌跡に対応して上方に向かって突出した突
円弧状に形成され、この固定カバー体74の後端部に前記
延長砕土ロータリー5の後上方に対向する状態に配置さ
れたゴム板等の弾性板75が固着されている。
【0068】そして、前記砕土ロータリー3の両端部に
前記延長砕土ロータリー5が位置した状態で、前記固定
カバー体74が前記固定カバー体33の両端部に位置してこ
の固定カバー体33の作業幅を延長し、前記弾性板75が前
記弾性板34の両端部に位置してこの弾性板34の作業幅を
延長するようになっている。
【0069】また、この固定カバー体74にて前記延長砕
土ロータリー5から放出される泥土の飛散を防止すると
ともに、この泥土を弾性板75にて前記折り畳み農作業機
1の進行方向に対して後下方に向かって案内するように
なっている。
【0070】つぎに、前記延長作業機体4は、図2、図
6及び図7に示すように、前記延長砕土ロータリー5に
て砕土された泥土を整地する延長整地体76を有してい
る。
【0071】前記延長整地体76は、前記弾性板75の後端
部に固着された第1の延長整地体77と、この第1の延長
整地体77の後端部に支軸78にて上下方向に回動可能に軸
支された第2の延長整地体79とを有している。そして、
前記第1の延長整地体77は均平板にて形成され、前記第
2の延長整地体79はレーキにて形成されている。
【0072】また、前記第1の延長整地体77の一側部は
前記固定カバー体74の一側部に支持された支持機構80に
て上下位置調節可能に支持されている。また、前記第2
の延長整地体79の中間部は前記延長主フレーム65の中間
部に支持された上下調節機構81にて上下位置調節可能に
支持されている。
【0073】また、前記砕土ロータリー3の両端部に前
記延長砕土ロータリー5が位置した状態で、前記第1の
延長整地体77が前記第1の整地体36の両端部に位置して
この第1の整地体36の作業幅を延長し、前記第2の延長
整地体79が前記第2の整地体38の両端部に位置してこの
第2の整地体38の作業幅を延長するようになっている。
【0074】そして、前記上下調節機構81にて前記支軸
78を中心として前記第2の延長整地体79が上下方向に回
動され、この第2の延長整地体79が略水平状に配置され
泥土を整地する整地作業状態及び下方に向かって回動さ
れ泥土を移動する土引き作業状態に調節設定されるよう
になっている。
【0075】つぎに、前記延長整地体76の前記整地体35
の両端部に対向する端部に前記整地体35の両端部に設け
た嵌合部41を嵌合する被嵌合部82が設けられている。
【0076】前記被嵌合部82は、図2、図6及び図7に
示すように、前記第1の延長整地体77の端部に固定され
た側端板83に前記第1の嵌合部43に向かって突設されこ
の第1の嵌合部43を嵌合する第1の被嵌合部84と、前記
支軸78に前記第2の嵌合部44に向かって突設されこの第
2の嵌合部44を嵌合する第2の被嵌合部85と、前記第2
の延長整地体79の端部に固定され前記第3の嵌合部46に
向かって突設されてこの第3の嵌合部46を嵌合する第3
の被嵌合部86とを有している。
【0077】そして、前記第1の被嵌合部84は、前記第
1の嵌合部43の円柱状部材47を嵌合する内側面に開口し
たコ字形部材87にて形成されている。また、前記第2の
被嵌合部85は、前記第2の嵌合部44の嵌合孔48内に嵌合
する嵌合ピン88にて形成されている。さらに、前記第3
の被嵌合部86は、矩形状の嵌合部材89にて形成され、こ
の第3の被嵌合部86は、前記第3の嵌合部46の上下に位
置する係合板51にて形成した嵌合凹部50内に嵌合するよ
うになっている。
【0078】つぎに、前記実施の形態の作用を説明す
る。
【0079】図2は、作業機本体2上に両延長作業機体
4を折り畳んで折り畳み農作業機1の幅を縮小し、道路
走行や圃場の移動時等での非作業時の状態を示してい
る。
【0080】また、図2に示す状態から作業機本体2の
両端部または一端部に延長作業機体4の両方または一方
を砕土作業状態に配置するときは、シリンダー装置55を
作動してシリンダー本体62からシリンダーロッド63を進
出させると、このシリンダーロッド63の先端部にて一対
の可動リンク61の支軸59が押動され、この一対の可動リ
ンク61がそれぞれの支軸60を中心として回動されるとと
もに、連結ピン58を中心として延長作業機体4が作業機
本体2上から作業機本体2の両端部または一端部に向か
って下降回動される。
【0081】なお、作業機本体2の両端部に向かって延
長作業機体4をそれぞれ下降回動させるときは、両延長
作業機体4のシリンダー装置55をそれぞれ同時に作動さ
せることにより、両延長作業機体4がそれぞれ同時に作
業機本体2の両端部に向かって下降回動される。
【0082】そして、作業機本体2の端部に延長作業機
体4が配置されると、この作業機本体2の砕土ロータリ
ー3の端部に延長作業機体4の延長砕土ロータリー5が
配置され、この砕土ロータリー3のロータリー軸18の端
部に固定した連結盤26の係合体25と延長砕土ロータリー
5の延長ロータリー軸68の端部に固定した被連結盤73の
被係合体72とが略同一面に位置した状態で、この延長砕
土ロータリー5にて砕土ロータリー3の作業幅が延長さ
れる。また、係合体25を固定した連結盤26と被係合体72
を固定した被連結盤73とが係合体25と被係合体72とを介
して同軸上に対向される。
【0083】また、係合体25と被係合体72とは略同一面
に位置した状態になるとき、図8に示すように、係合体
25に設けた残耕砕土爪30の爪先32の一方側または他方側
の案内面31に被係合体72に設けた残耕砕土爪72a の爪先
32の被案内面72b が当接すると、図9(a)(b)に示すよう
に、この当接状態によって係合体25側の案内面31に沿っ
て被係合体72側の被案内面72b が案内されながら被係合
体72を固定した被連結盤73が回動される。
【0084】すなわち、この被連結盤73を固定した延長
ロータリー軸68の両端部が側端板66の軸受67に回転自在
に軸架されているので、案内面31に沿って被案内面72b
が案内されながら案内面31にて被案内面72b が押動され
ると、この被案内面72b を有する被係合体72を固定した
被連結盤73が回動される。
【0085】そして、これら案内面31及び被案内面72b
にて係合体25を固定した連結盤26に向かって被係合体72
が案内され、図10に示すように、連結盤26の係合体25
と被連結盤73の被係合体72とは略同一面に位置した状態
になる。
【0086】また、作業機本体2の端部に延長作業機体
4が配置されてこの作業機本体2の砕土ロータリー3の
端部に延長作業機体4の延長砕土ロータリー5が配置さ
れると、作業機本体2の整地体35と延長作業機体4の延
長整地体76との対向する端部が嵌合部41と被嵌合部82と
の嵌合により確実に連結される。
【0087】すなわち、第1の整地体36に設けた第1の
嵌合部43に第1の延長整地体77に設けた第1の被嵌合部
84が嵌合され、また、第1の整地体36に設けた第2の嵌
合部44に第1の延長整地体77に設けた第2の被嵌合部85
が嵌合され、さらに、第2の整地体38に設けた第3の嵌
合部46に第2の延長整地体79に設けた第3の被嵌合部86
が嵌合される。
【0088】そして、これら第1乃至3の嵌合部43,4
4,46と第1乃至3の被嵌合部84,85,86との嵌合によ
り作業機本体2の整地体35と延長作業機体4の延長整地
体76との対向する端部が略同一面で確実に連結され、こ
の延長整地体76にて整地体35の作業幅が連続的に延長さ
れる。
【0089】つぎに、トラクタの三点懸架機構に作業機
本体2の左右のロワアーム10,11及びトップアーム13を
それぞれ連結し、トラクタのPTO軸に動力伝達軸を介
して作業機本体2に設けたミッション装置12の入力軸14
を連結する。
【0090】そして、トラクタにて折り畳み農作業機1
が牽引され、トラクタのPTO軸から出力により動力伝
達軸を介して入力軸14が回転されると、この入力軸14に
てベベルギヤ機構15を介して出力軸16が回転され、この
出力軸16にて連動媒体(伝動ケース9内のスプロケット
21,22及び無端チェーン23)を介して作業機本体2の砕
土ロータリー3が回転駆動される。
【0091】また、この砕土ロータリー3が回転される
と、この砕土ロータリー3のロータリー軸18の両端部に
固定した連結盤26の各係合体25の係合面24が延長砕土ロ
ータリー5の端部に固定した被連結盤73の各被係合体72
の被係合面71にそれぞれ係合し、この各係合体25と各被
係合体72とにより砕土ロータリー3の回転により延長砕
土ロータリー5が回転される。
【0092】そして、砕土ロータリー3とこの砕土ロー
タリー3の作業幅を延長した延長砕土ロータリー5との
各砕土爪20,70により、延長された所定の作業幅で耕土
が砕土される。
【0093】また、この砕土ロータリー3と延長砕土ロ
ータリー5との各砕土爪20,70により耕土が砕土される
とき、各係合体25に設けた残耕砕土爪30と各被係合体72
に設けた残耕砕土爪72a とにて砕土ロータリー3と延長
砕土ロータリー5との対向する端部間の耕土が砕土さ
れ、この砕土ロータリー3と延長砕土ロータリー5との
対向する端部間に残耕が生じることを防止される。
【0094】さらに、作業機本体2に設けた伝動ケース
9の両面側に位置する各砕土爪20にてこの伝動ケース9
の下端部に固定した軸受17の下方の耕土が砕土される。
【0095】したがって、砕土ロータリー3とこの砕土
ロータリー3の作業幅を延長した延長砕土ロータリー5
との各砕土爪20,70及び残耕砕土爪30,72a により、延
長された所定の作業幅で耕土が連続的に砕土される。
【0096】また、作業機本体2の整地体35とこの整地
体35に連結した延長作業機体4の延長整地体76とにて砕
土ロータリー3と延長砕土ロータリー5及び残耕砕土爪
30,72a により砕土された泥土の表面が連続的に整地さ
れ、この整地体35と延長整地体76との対向する端部にて
砕土された泥土の表面に段差を生じることが防止され
る。
【0097】つぎに、シリンダー装置55を作動してシリ
ンダーロッド63を後退させると、このシリンダーロッド
63の先端部にて一対の可動リンク61の支軸59が牽引さ
れ、この一対の可動リンク61がそれぞれの支軸60を中心
として回動されるとともに、連結ピン58を中心として延
長作業機体4が作業機本体2に向かって折り畳み回動さ
れる。
【0098】そして、延長作業機体4が作業機本体2に
向かって折り畳まれると、この延長作業機体4に設けた
延長砕土ロータリー5の各被係合体72の被係合面71が作
業機本体2に設けた砕土ロータリー3の各係合体25の係
合面24から外れる。また、延長作業機体4に設けた延長
整地体76の各被嵌合部82が作業機本体2に設けた整地体
35の各嵌合部41から外れる。
【0099】また、延長作業機体4が作業機本体2上に
重ねた状態に折り畳まれることにより、農作業機の全体
の幅が延長作業機体4にて延長された作業幅より延長作
業機体4の分だけ縮小される。
【0100】そして、作業機本体2上にこの作業機本体
2の両端部の延長作業機体4がそれぞれ折り畳まれた状
態で、この作業機本体2の砕土ロータリー3が回転され
ると、この砕土ロータリー3の各砕土爪20にて耕土が砕
土される。
【0101】また、作業機本体2上にこの作業機本体2
の一端部の延長作業機体4が折り畳まれた状態で、この
作業機本体2の砕土ロータリー3が回転されると、この
砕土ロータリー3の回転で作業機本体2の他端部に配置
された延長作業機体4の延長砕土ロータリー5が回転さ
れる。そして、砕土ロータリー3の各砕土爪20と延長砕
土ロータリー5の各砕土爪70とにて所定の作業幅で耕土
が砕土される。
【0102】したがって、圃場の面積の大小等に応じて
作業機本体2の両端部又は一端部の延長作業機体4を折
り畳むことにより、所望の作業幅で耕土が砕土される。
【0103】また、非作業時には、作業機本体2上に、
この作業機本体2の両端部の延長作業機体4を折り畳む
ことにより、農作業機の全体の幅が縮小される。したが
って、道路走行や圃場の移動が容易になる。
【0104】つぎに、前記実施の形態では、各係合体25
に残耕砕土爪30が設けられるとともに、各被係合体72に
残耕砕土爪72a が設けられた構成について説明したが、
この実施の形態に限らず、前記実施の形態において、各
係合体25と各被係合体72との少なくとも一方は、砕土ロ
ータリー3と延長砕土ロータリー5との対向する端部間
の残耕を砕土する残耕砕土爪30または残耕砕土爪72a を
有する構成とすることもできる。
【0105】また、前記残耕砕土爪30または残耕砕土爪
72a は、図5に示す山形状の爪先32を有する構成に限ら
ず、たとえば、前記実施の形態の砕土爪20,70を用いる
構成とすることもできる。
【0106】つぎに、前記実施の形態では、各係合体25
の係合面24が各被係合体72の被係合面71に直接係合する
構成について説明したが、この実施の形態に限らず、前
記実施の形態において、各係合体25の係合面24と各被係
合体72の被係合面71との少なくとも一方は、緩衝材90を
有する構成とすることもできる。
【0107】この構成では、たとえば、図11(a)(b)に
示すように、各係合体25の幅方向の両係合面24に係合体
25の幅方向の中心部に向かって凹んだ取付凹部91がそれ
ぞれ形成され、これら取付凹部91に前記緩衝材90がそれ
ぞれ固定され、これら緩衝材90の当接面91a が前記係合
面24の位置より突出した位置に形成されている。前記緩
衝材90は、ゴム、合成ゴム等の弾性体にて形成されてい
る。なお、図中92はボルト29を挿通する挿通孔である。
【0108】このように構成することにより、砕土ロー
タリー3が回転されることにより、この砕土ロータリー
3のロータリー軸18の端面を含む面より突出された各係
合体25の係合面24が、延長砕土ロータリー5の延長ロー
タリー軸68の端面を含む面より突出された各被係合体72
の被係合面71に係合するときの衝撃が緩衝材90にて緩衝
される。そして、この緩衝材90にて各係合体25の係合面
24と各被係合体72の被係合面71との損傷が防止される。
【0109】また、前記緩衝材90を前記各被係合体72の
被係合面71に設ける構成も、前記各係合体25の係合面24
に緩衝材90を設ける構成と同様に構成することにより、
この緩衝材90にて衝撃が緩衝され、これら係合面24と被
係合面71との損傷が防止される。
【0110】つぎに、前記実施の形態では、図1に示す
ように、砕土ロータリー3のロータリー軸18を軸架した
側端板7の側方に係合面24を形成した各係合体25が突出
され、延長砕土ロータリー5の延長ロータリー軸68の端
部を軸架した側端板66の側方に前記各係合体25の係合面
24が係合する被係合面71を形成した各被係合体72が突出
された構成について説明したが、この実施の形態に限ら
ず、前記実施の形態において、砕土ロータリー3と延長
砕土ロータリー5との対向する端部の一方に他方に向か
って開口した収容凹部93が形成され、この収容凹部93内
に各係合体25及びこの各係合体25の係合面24が係合した
各被係合体72が収容される構成とすることもできる。
【0111】この構成では、たとえば、図12に示すよ
うに、砕土ロータリー3のロータリー軸18の両端部を軸
架した側端板7は、前記主フレーム6の両端部に固定し
た上部の固定板部94と、この固定板部94の上下方向の位
置より前記伝動ケース9側の内側方に位置し前記ロータ
リー軸18の両端部を軸架した下部の軸支板部95と、この
軸支板部95の上端部と前記固定板部94の下端部との間に
形成され上方に向かって突出された突円弧状板部96とを
有して略クランク状に形成されている。
【0112】そして、前記軸支板部95と前記突円弧状板
部96とにより前記延長砕土ロータリー5の端部に向かっ
て開口した前記収容凹部93が形成されている。
【0113】前記突円弧状板部96は、前記収容凹部93に
収容する各係合体25及びこの各係合体25の係合面24が係
合した各被係合体72の回転軌跡及び前記砕土ロータリー
3の端部に突出した砕土爪20の回転軌跡にそれぞれ対応
して突円弧状に形成されている。
【0114】このように構成した収容凹部93に各係合体
25及びこの各係合体25の係合面24が被係合面71に係合し
た各被係合体72を収容することにより、砕土ロータリー
3と延長砕土ロータリー5との対向する端部を近接した
状態で連結できるとともに、突円弧状板部96に沿って回
転する砕土ロータリー3の端部の砕土爪20にて砕土ロー
タリー3と延長砕土ロータリー5との対向する端部間の
耕土が砕土され、これらの間に残耕部分が生じることを
防止できる。
【0115】また、前記延長砕土ロータリー5の延長ロ
ータリー軸68の両端部を軸架した側端板66のうち、前記
砕土ロータリー3のロータリー軸18の端部に対向する側
端板66に、各係合体25及びこの各係合体25の係合面24が
被係合面71に係合した各被係合体72を収容する収容凹部
93が形成された構成の場合も、前記側端板7に収容凹部
93を形成した構成と同様に形成する。そして、前記側端
板7に収容凹部93を形成した構成と同様な作用が得られ
る。
【0116】つぎに、前記各実施の形態では、連結盤26
に係合面24を形成した係合体25を放射状に突設し、これ
ら係合体25の係合面24が係合する被係合面71を形成した
被係合体72を被連結盤73に放射状に突設し、これらを同
形状に形成する構成について説明したが、この実施の形
態に限らず、前記各実施の形態において、係合面24を形
成した係合体25及び被係合面71を形成した被係合体72
は、それぞれ連結盤26と被連結盤73とを用いることなく
ロータリー軸18の端部及び延長ロータリー軸68の端部よ
りそれぞれ突出する構成とすることもできる。
【0117】この構成では、たとえば、図13(a) に示
すように、係合体97は、中心部に前記ロータリー軸18の
端部を嵌合固定した嵌合孔98を有した十文字状の長手部
材99にて形成され、これら係合体97には前記砕土ロータ
リー3の回転方向側に係合面100が形成され、この係合
面100 は、前記砕土ロータリー3のアップカット方向へ
の回転及びダウンカット方向への回転に備えて前記係合
体97の幅方向の両面にそれぞれ形成されている。
【0118】また、前記係合体97には、被係合体101 に
対向する側面側に位置して前記両係合面100 に被係合体
101 を案内する案内面102 が形成され、この案内面102
は、前記両係合面100 に向かって拡開した山形状に形成
されている。
【0119】また、図13(b) に示すように被係合体10
1 は、中心部に前記延長ロータリー軸68の端部を嵌合固
定した嵌合孔103 を有した十文字状の長手部材104 の各
先端部にそれぞれ突出されている。
【0120】そして、前記各被係合体101の長手部材104
は、前記係合体97の係合面100 が係合する被係合面105
を両面に有したブロック状にそれぞれ形成され、これ
ら被係合体101 には前記係合体97に対向する側面側に位
置して前記案内面102 の一面側にて案内される略角錐状
の被案内面106 がそれぞれ形成されている。
【0121】このように構成することにより、作業機本
体2の砕土ロータリー3の端部に延長作業機体4の延長
砕土ロータリー5が配置されると、この砕土ロータリー
3の端面を含む面より突出した各係合体97と延長砕土ロ
ータリー5の端面を含む面より突出した各被係合体101
とは略同一面に位置した状態でこの延長砕土ロータリー
5にて砕土ロータリー3の作業幅が延長される。
【0122】また、この状態で、砕土ロータリー3が回
転されると、図13(c) に示すように、この砕土ロータ
リー3の各係合体97の係合面100 が延長砕土ロータリー
5の各被係合体101 の被係合面105 にそれぞれ係合さ
れ、この各係合体97と各被係合体101 とにより砕土ロー
タリー3の回転により延長砕土ロータリー5が回転され
る。
【0123】したがって、砕土ロータリー3とこの砕土
ロータリー3の作業幅が延長した延長砕土ロータリー5
とにより延長された作業幅で耕土が連続的に砕土され
る。
【0124】また、図13に示す実施の形態において、
図13(a) に示す十文字状の長手部材99にて形成した各
係合体97は、砕土ロータリー3のロータリー軸18の端面
を含む面より突出する構成に限らず、延長砕土ロータリ
ー5の延長ロータリー軸68の端面を含む面より突出し、
図13(b) に示す十文字状の長手部材104 の先端部に一
体に突設した各被係合体101 は、砕土ロータリー3のロ
ータリー軸18の端面を含む面より突出するようにしても
よい。
【0125】そして、図13に示す実施の形態では、各
係合体97は十文字状の長手部材99にて形成され、各被係
合体101 は十文字状の長手部材104 の先端部に突出さ
れ、この各係合体97と各被係合体101 との係合で砕土ロ
ータリー3の回転により延長砕土ロータリー5が回転さ
れる。
【0126】したがって、泥土を砕土する折り畳みハロ
ーでの砕土ロータリー3と延長砕土ロータリー5との連
結回転手段としてはもとより、耕土を耕起反転して砕土
する折り畳み耕耘ロータリーでの砕土ロータリー3と延
長砕土ロータリー5との連結回転手段として好適であ
る。
【0127】つぎに、前記各実施の形態では、各係合体
25の両係合面24と被係合体72の両被係合面71との少なく
とも一方は緩衝材90を有する構成について説明したが、
この実施の形態に限らず、前記各実施の形態において、
図15に示すように、各係合体25は、ロータリー軸18の
端部に固定された連結盤26の外面26bに突設され、被係
合体72は、延長ロータリー軸68の端部に固定された被連
結盤73の前記連結盤26と対向する面73aに突設され、前
記連結盤26の外面26bと前記被連結盤73の前記連結盤26
と対向する面73aとの少なくとも一方の対向面は緩衝材1
10を有する構成とすることもできる。
【0128】この構成は、たとえば、図14ないし図1
6に示すように、ロータリー軸18の連結盤26に形成した
嵌合孔27の開口縁部にこの連結盤26の外面26bより凹ん
だ環状凹部111が形成され、この環状凹部111に前記緩衝
材110を固定した環状の取付け板112が嵌合され、この取
付け板112が複数のねじ113にて前記嵌合孔27の開口縁部
に取り付けられている。
【0129】また、前記緩衝材110は、ロータリー軸18
の連結盤26に取り付けられた状態でこの連結盤26の外面
26bより突出され、この緩衝材110は、円弧状に形成され
た複数の分割緩衝材114にて形成されている。この複数
の分割緩衝材114は、前記環状の取付け板112にこの取付
け板112に沿って互いに対向する端部を離間した状態で
環状に固定され、この複数の分割緩衝材114の互いに離
間して対向した端部にて前記複数のねじ113を挿入操作
するねじ操作部115がそれぞれ形成されている。
【0130】また、前記複数の分割緩衝材114は、前記
取付け板112と反対側に前記延長ロータリー軸68の被連
結盤73の内面73aが当接する当接面116が環状に形成さ
れ、この当接面116は、図14に示すように、前記各係
合体25の外面25aより軸方向に突出されている。
【0131】前記複数の分割緩衝材114は、ゴム、合成
ゴム等の弾性体にて形成されている。
【0132】このように構成することにより、ロータリ
ー軸18の連結盤26に延長ロータリー軸68の被連結盤73を
対向させて作業機本体2の端部に延長作業機体4を配置
した状態では、緩衝材110が圧縮されて連結盤26の各係
合体25の外面25aに被連結盤73の連結盤26と対向する面7
3aが接触し、且つ、被連結盤73の各被係合体72にこの被
連結盤73と対向する連結盤26の外面26bが接触する。
【0133】そして、この緩衝材110の圧縮により、連
結盤26の各係合体25の外面25aに被連結盤73が、被連結
盤73の各被係合体72に連結盤26の外面26bが、それぞれ
接触するときの衝撃が緩衝材110にて緩衝され、連結盤2
6の各係合体25と被連結盤73の各被係合体72とのそれぞ
れの損傷が防止される。
【0134】また、この状態で、砕土ロータリー3が回
転されると、この砕土ロータリー3の各係合体25の係合
面24が延長砕土ロータリー5の各被係合体72の被係合面
71に係合し、この各係合体25と各被係合体72とにより、
砕土ロータリー3の回転により延長砕土ロータリー5が
回転される。
【0135】つぎに、前記図14ないし図16に示す実
施の形態では、緩衝材110は、ロータリー軸18の連結盤2
6の外面26bに突出する構成について説明したが、この構
成に限らず、緩衝材110は、延長ロータリー軸68の被連
結盤73の内面73aに突出する構成とすることもできる。
【0136】このように構成することにより、ロータリ
ー軸18の連結盤26に緩衝材110を突出した構成と同様
に、緩衝材110の圧縮により、各係合体25に被連結盤73
が、各被係合体72に連結盤26が、それぞれ接触するとき
の衝撃が緩衝され、各係合体25と各被係合体72とのそれ
ぞれの損傷が防止される。
【0137】したがって、緩衝材110は、ロータリー軸1
8の連結盤26と延長ロータリー軸68の被連結盤73との少
なくとも一方の対向面に設ける構成であればよい。
【0138】そして、本明細書において砕土ロータリー
3と延長砕土ロータリー5とによる砕土とはハローでの
泥土の砕土及び耕耘ロータリーでの耕土を耕起反転する
砕土を意味している。
【0139】本実施の形態によれば、連結盤26に係合面
24を形成した係合体25を放射状に突設し、これら係合体
25の係合面24が係合する被係合面71を形成した被係合体
72を被連結盤73に放射状に突設し、これらを同一部品に
て形成したので、これらを共通の係合手段として用いる
ことができ、この係合面24を形成した係合体25と被係合
面71を形成した被係合体72との一方を、砕土ロータリー
3のロータリー軸18の端部に、他方を延長砕土ロータリ
ー5の延長ロータリー軸68の端部にそれぞれ突出するこ
とができ、これら係合手段の構成が簡単で製造性を向上
でき、この組み付け作業性を向上でき、全体としてコス
トを低減することができる。
【0140】また、本実施の形態によれば、ロータリー
軸18の端部に設けられた各係合体25の幅方向両係合面24
または延長ロータリー軸68の端部に設けられた各被係合
体72の幅方向両被係合面71に緩衝材90をそれぞれ設けた
ので、砕土ロータリー3がダウンカット方向またはアッ
プカット方向に回転される構成にも対応でき、この砕土
ロータリー3がダウンカット方向またはアップカット方
向に回転されても、砕土ロータリー3の回転方向側に位
置する各係合面24の緩衝材90または砕土ロータリー3の
回転方向と反対側に位置する各被係合面71の緩衝材90に
て、各係合面24と各被係合面71との損傷を防止できる。
【0141】また、第1の整地体36に設けた第1の嵌合
部43に第1の延長整地体77に設けた第1の被嵌合部84を
嵌合し、また、第1の整地体36に設けた第2の嵌合部44
に第1の延長整地体77に設けた第2の被嵌合部85を嵌合
し、さらに、第2の整地体38に設けた第3の嵌合部46に
第2の延長整地体79に設けた第3の被嵌合部86を嵌合し
たので、第1の整地体36と第1の延長整地体77との対向
する端部及び第2の整地体38と第2の延長整地体79との
対向する端部をそれぞれ略同一面で確実に連結すること
ができる。
【0142】また、第2の整地体38の端部に設けた第3
の嵌合部46及び第1の延長整地体77に設けた第1の被嵌
合部84は嵌合側に開口を有した略コ字形状に形成したの
で、この第3の嵌合部46及び第1の被嵌合部84内に泥土
が入り込んでも、これらの泥土を簡単に排除することが
できる。
【0143】さらに、第2の嵌合部44の嵌合孔48内に第
2の被嵌合部85の嵌合ピン88を嵌合したので、第1の整
地体36と第1の延長整地体77との対向する端部が上下方
向に、第2の整地体38と第2の延長整地体79との対向す
る端部が前後方向にそれぞれ位置ずれすることがなく、
これらを連結した状態に確実に保持できる。
【0144】したがって、第1乃至3の嵌合部43,44,
46と第1乃至3の被嵌合部84,85,86との嵌合により作
業機本体2の整地体35と延長作業機体4の延長整地体76
との対向する端部を略同一面に連結した状態に確実に保
持でき、延長された作業幅で連続的に整地することがで
きる。
【0145】
【発明の効果】求項の発明によれば、砕土ロータリ
ーの端部に延長砕土ロータリーを配置して砕土ロータリ
ーの作業幅を延長した状態で、砕土ロータリーの回転に
より延長砕土ロータリーを確実に回転でき、また、砕土
ロータリーの回転により延長砕土ロータリーを回転する
構成が簡単で製造コストを低減できる。さらに、残耕砕
土爪にて砕土ロータリーと延長砕土ロータリーとの対向
する端部間を砕土でき、この砕土ロータリーと延長砕土
ロータリーとの対向する端部間に残耕部分が生じること
を防止できる。
【0146】請求項の発明によれば、砕土ロータリー
の端部に延長砕土ロータリーを配置して砕土ロータリー
の作業幅を延長した状態で、砕土ロータリーの回転によ
り延長砕土ロータリーを確実に回転でき、また、砕土ロ
ータリーの回転により延長砕土ロータリーを回転する構
成が簡単で製造コストを低減できる。さらに、砕土ロー
タリーの係合体の係合面が延長砕土ロータリーの被係合
体の被係合面に係合するときの衝撃を緩衝材にて緩衝で
きるとともに騒音の発生を防止でき、この延長砕土ロー
タリーの非回転駆動時に延長砕土ロータリーが空転して
も係合体の係合面と被係合体の被係合面との衝撃を緩衝
材にて緩衝でき、係合体の係合面と被係合体の被係合面
との損傷を確実に防止できる。
【0147】請求項の発明によれば、砕土ロータリー
の端部に延長砕土ロータリーを配置して砕土ロータリー
の作業幅を延長した状態で、砕土ロータリーの回転によ
り延長砕土ロータリーを確実に回転でき、また、砕土ロ
ータリーの回転により延長砕土ロータリーを回転する構
成が簡単で製造コストを低減できる。さらに、ロータリ
ー軸の連結盤に延長ロータリー軸の被連結盤が近接して
対向するときの衝撃を緩衝材にて緩衝できるとともに騒
音の発生を防止でき、この延長砕土ロータリーの非回転
駆動時には衝撃を緩衝した緩衝材にて延長砕土ロータリ
ーの空転を防止でき、係合体と被係合体とのそれぞれの
損傷を確実に防止できる。
【0148】請求項の発明によれば、砕土ロータリー
の端部に延長砕土ロータリーを配置して砕土ロータリー
の作業幅を延長した状態で、砕土ロータリーの回転によ
り延長砕土ロータリーを確実に回転でき、また、砕土ロ
ータリーの回転により延長砕土ロータリーを回転する構
成が簡単で製造コストを低減できる。さらに、砕土ロー
タリーの端部に延長砕土ロータリーが位置した状態で作
業機本体の整地体と延長作業機体の延長整地体との対向
する端部を嵌合部と被嵌合部とにより確実に連結でき、
また、作業時は作業機本体の整地体と延長作業機体の延
長整地体とは一体となって砕土ロータリーと延長砕土ロ
ータリーとにより砕土された泥土の表面を確実に整地で
き、この整地体と延長整地体との対向する端部にて泥土
の表面に段差が生じることを防止できる。
【0149】求項の発明によれば、砕土ロータリー
の端部に延長砕土ロータリーを配置して砕土ロータリー
の作業幅を延長した状態で、砕土ロータリーの回転によ
り延長砕土ロータリーを確実に回転でき、また、砕土ロ
ータリーの回転により延長砕土ロータリーを回転する構
成が簡単で製造コストを低減できる。さらに、第1の整
地体と第1の延長整地体との対向する端部及び第2の整
地体と第2の延長整地体との対向する端部を嵌合部と被
嵌合部とによりそれぞれ確実に連結でき、作業時は第1
の整地体と第1の延長整地体及び第2の整地体と第2の
延長整地体とは一体となって砕土ロータリーと延長砕土
ロータリーとにより砕土された泥土の表面を確実に整地
でき、第2の整地体と第2の延長整地体との対向する端
部にて泥土の表面に段差が生じることを防止できる。
【0150】請求項6の発明によれば、収容凹部に係合
体及びこの係合体が係合した被係合体を収容することに
より、砕土ロータリーと延長砕土ロータリーとの対向す
る端部を近接した状態で連結でき、砕土ロータリーと延
長砕土ロータリーとの対向する端部間に残耕部分が生じ
ることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す整地体及び延長整
地体を省略し一方の延長作業機体を折り畳んだ状態の折
り畳み農作業機の背面図である。
【図2】同上作業機本体の両側の延長作業機体を折り畳
んだ状態の折り畳み農作業機の背面図である。
【図3】同上側面図である。
【図4】同上係合体及び被係合体を示す拡大側面図であ
る。
【図5】同上係合体及び被係合体を示す拡大斜視図であ
る。
【図6】同上整地体及び延長整地体の対向する端部の連
結前の状態を示す拡大平面図である。
【図7】同上整地体及び延長整地体の対向する端部の連
結後の状態を示す拡大平面図である。
【図8】同上係合体に被係合体が係合する状態を示す説
明図である。
【図9】(a)(b)は係合体の残耕砕土爪が被係合体の残耕
砕土爪を案内する状態を示す説明図である。
【図10】同上係合体と被係合体との係合状態を示す説
明図である。
【図11】(a) は他の実施の形態を示す係合体及び被係
合体の正面図、(b) は同上側面図である。
【図12】他の実施の形態を示す砕土ロータリーのロー
タリー軸と延長砕土ロータリーの延長ロータリー軸との
係合部を示す断面図である。
【図13】(a) は他の実施の形態を示す係合体の斜視
図、(b) 他の実施の形態を示す被係合体の斜視図、(c)
同上係合体が被係合体に係合した状態を示す説明図であ
る。
【図14】更に他の実施の形態を示す緩衝材を有する円
盤の正面図である。
【図15】同上円盤の斜視図である。
【図16】同上ロータリー軸の係合体と延長ロータリー
軸の被係合体との係合状態を示す説明図である。
【符号の説明】
2 作業機本体 3 砕土ロータリー 4 延長作業機体 5 延長砕土ロータリー 18 ロータリー軸 20,70 砕土爪 26 連結盤 24,100 係合面 25,97 係合体 30 残耕砕土爪 35 整地体 36 第1の整地体 38 第2の整地体 41 嵌合部 68 延長ロータリー軸 71,105 被係合面 72,101 被係合体 73 被連結盤 76 延長整地体 77 第1の延長整地体 79 第2の延長整地体 82 被嵌合部 90,110 緩衝材 93 収容凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 依田 博之 長野県小県郡丸子町大字塩川5155番地 松山株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−130903(JP,A) 特開 平8−191609(JP,A) 特開 平7−303403(JP,A) 実開 平4−133103(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01B 33/00 A01B 33/02 A01B 73/00 A01B 73/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機本体と、この作業機本体に回転駆
    動可能に設けられた砕土ロータリーと、前記作業機本体
    の端部に折り畳み可能に設けられた延長作業機体と、こ
    の延長作業機体に回転可能に設けられ前記砕土ロータリ
    ーの作業幅を延長する延長砕土ロータリーとを具備し、
    前記砕土ロータリーの作業幅を延長した状態でこの砕土
    ロータリーの回転により前記延長砕土ロータリーを回転
    させる折り畳み農作業機において、 前記砕土ロータリーは、ロータリー軸と、このロータリ
    ー軸の周面に突出された砕土爪と、前記ロータリー軸の
    端部に設けられこの砕土ロータリーの回転方向側に係合
    面を形成した係合体とを有し、 前記延長砕土ロータリーは、延長ロータリー軸と、この
    延長ロータリー軸の周面に突出された砕土爪と、前記延
    長ロータリー軸の端部に設けられ前記砕土ロータリーの
    回転により前記係合体の係合面が係合する被係合面を形
    成した被係合体とを有し、 前記 係合体と前記被係合体との少なくとも一方は、前記
    砕土ロータリーと前記延長砕土ロータリーとの対向する
    端部間の残耕を砕土する残耕砕土爪を有することを特徴
    とする折り畳み農作業機。
  2. 【請求項2】 作業機本体と、この作業機本体に回転駆
    動可能に設けられた砕土ロータリーと、前記作業機本体
    の端部に折り畳み可能に設けられた延長作業機体と、こ
    の延長作業機体に回転可能に設けられ前記砕土ロータリ
    ーの作業幅を延長する延長砕土ロータリーとを具備し、
    前記砕土ロータリーの作業幅を延長した状態でこの砕土
    ロータリーの回転により前記延長砕土ロータリーを回転
    させる折り畳み農作業機において、 前記砕土ロータリーは、ロータリー軸と、このロータリ
    ー軸の周面に突出された砕土爪と、前記ロータリー軸の
    端部に設けられこの砕土ロータリーの回転方向側に係合
    面を形成した係合体とを有し、 前記延長砕土ロータリーは、延長ロータリー軸と、この
    延長ロータリー軸の周 面に突出された砕土爪と、前記延
    長ロータリー軸の端部に設けられ前記砕土ロータリーの
    回転により前記係合体の係合面が係合する被係合面を形
    成した被係合体とを有し、 前記 係合体の係合面と前記被係合体の被係合面との少な
    くとも一方は、緩衝材を有することを特徴とする折り畳
    み農作業機。
  3. 【請求項3】 作業機本体と、この作業機本体に回転駆
    動可能に設けられた砕土ロータリーと、前記作業機本体
    の端部に折り畳み可能に設けられた延長作業機体と、こ
    の延長作業機体に回転可能に設けられ前記砕土ロータリ
    ーの作業幅を延長する延長砕土ロータリーとを具備し、
    前記砕土ロータリーの作業幅を延長した状態でこの砕土
    ロータリーの回転により前記延長砕土ロータリーを回転
    させる折り畳み農作業機において、 前記砕土ロータリーは、ロータリー軸と、このロータリ
    ー軸の周面に突出された砕土爪と、前記ロータリー軸の
    端部に設けられこの砕土ロータリーの回転方向側に係合
    面を形成した係合体とを有し、 前記延長砕土ロータリーは、延長ロータリー軸と、この
    延長ロータリー軸の周面に突出された砕土爪と、前記延
    長ロータリー軸の端部に設けられ前記砕土ロータリーの
    回転により前記係合体の係合面が係合する被係合面を形
    成した被係合体とを有し、 前記 係合体は、前記ロータリー軸の端部に固定された連
    結盤に突設され、前記 被係合体は、前記延長ロータリー軸の端部に固定さ
    れた被連結盤に突設され、 前記係合体の連結盤と前記被係合体の被連結盤との少な
    くとも一方の対向面は緩衝材を有することを特徴とす
    る折り畳み農作業機。
  4. 【請求項4】 作業機本体と、この作業機本体に回転駆
    動可能に設けられた砕土ロータリーと、前記作業機本体
    の端部に折り畳み可能に設けられた延長作業機体と、こ
    の延長作業機体に回転可能に設けられ前記砕土ロータリ
    ーの作業幅を延長する延長砕土ロータリーとを具備し、
    前記砕土ロータリーの作業幅を延長し た状態でこの砕土
    ロータリーの回転により前記延長砕土ロータリーを回転
    させる折り畳み農作業機において、 前記砕土ロータリーは、ロータリー軸と、このロータリ
    ー軸の周面に突出された砕土爪と、前記ロータリー軸の
    端部に設けられこの砕土ロータリーの回転方向側に係合
    面を形成した係合体とを有し、 前記延長砕土ロータリーは、延長ロータリー軸と、この
    延長ロータリー軸の周面に突出された砕土爪と、前記延
    長ロータリー軸の端部に設けられ前記砕土ロータリーの
    回転により前記係合体の係合面が係合する被係合面を形
    成した被係合体とを有し、 前記 作業機本体は、前記砕土ロータリーにて砕土された
    泥土を整地する整地体を有し、前記 延長作業機体は、前記延長砕土ロータリーにて砕土
    された泥土を整地する延長整地体を有し、 前記整地体と前記延長整地体との対向する端部の一方に
    嵌合部を設け、他方に前記嵌合部を嵌合する被嵌合部を
    設け、これら嵌合部と被嵌合部とにより前記整地体と前
    記延長整地体との対向する端部を連結することを特徴と
    る折り畳み農作業機。
  5. 【請求項5】 作業機本体と、この作業機本体に回転駆
    動可能に設けられた砕土ロータリーと、前記作業機本体
    の端部に折り畳み可能に設けられた延長作業機体と、こ
    の延長作業機体に回転可能に設けられ前記砕土ロータリ
    ーの作業幅を延長する延長砕土ロータリーとを具備し、
    前記砕土ロータリーの作業幅を延長した状態でこの砕土
    ロータリーの回転により前記延長砕土ロータリーを回転
    させる折り畳み農作業機において、 前記砕土ロータリーは、ロータリー軸と、このロータリ
    ー軸の周面に突出された砕土爪と、前記ロータリー軸の
    端部に設けられこの砕土ロータリーの回転方向側に係合
    面を形成した係合体とを有し、 前記延長砕土ロータリーは、延長ロータリー軸と、この
    延長ロータリー軸の周面に突出された砕土爪と、前記延
    長ロータリー軸の端部に設けられ前記砕土ロータリーの
    回転により前記係合体の係合面が係合する被係合面を形
    成した被係合体 とを有し、 前記作業機本体は、前記砕土ロータリーにて砕土された
    泥土を整地する整地体を有し、 前記延長作業機体は、前記延長砕土ロータリーにて砕土
    された泥土を整地する延長整地体を有し、 前記 整地体は、第1の整地体と、この第1の整地体に上
    下方向に回動可能に軸支された第2の整地体とを有し、前記 延長整地体は、第1の延長整地体と、この第1の延
    長整地体に上下方向に回動可能に軸支された第2の延長
    整地体とを有し、 前記第1の整地体と前記第1の延長整地体との対向する
    端部及び前記第2の整地体と前記第2の延長整地体との
    対向する端部を嵌合部と被嵌合部とによりそれぞれ連結
    することを特徴とする折り畳み農作業機。
  6. 【請求項6】 砕土ロータリーと延長砕土ロータリーと
    の対向する端部の一方に他方に向かって開口した収容凹
    部を形成し、この収容凹部に係合体及びこの係合体が係
    合した被係合体を収容する ことを特徴とする請求項1な
    いし5のいずれかに記載の折り畳み農作業機。
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