JP2003304703A - 折り畳み農作業機 - Google Patents

折り畳み農作業機

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JP2003304703A
JP2003304703A JP2003022258A JP2003022258A JP2003304703A JP 2003304703 A JP2003304703 A JP 2003304703A JP 2003022258 A JP2003022258 A JP 2003022258A JP 2003022258 A JP2003022258 A JP 2003022258A JP 2003304703 A JP2003304703 A JP 2003304703A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中央作業機部分に対し、左右の作業機部分を
折り畳み可能とし、左右の作業機部分の展開,折り畳み
動作で自動的に接断されるクラッチを設ける。 【解決手段】 中央作業機部分4と左右両側の作業機部
分5L,5Rとに3分割され、中央作業機部分4の側端
部に左右の作業機部分5L,5Rの内端部を回転支持部
材6によりほぼ180度回転可能に連結し、中央作業機
部分4の背面と左右の作業機部分5L,5Rの背面とを
重ね合わせるようにして折り畳み可能とし、.中央作
業機部分4に対し左右の作業機部分5L,5Rを作業位
置に展開したときに中央作業機部分4から左右の作業機
部分5L,5Rに動力が伝達され、左右の作業機部分を
折り畳んだときに動力が切断されるクラッチ11,12
を設けた。.クラッチ11,12は、中央作業機部分
4に対し左右の作業機部分5L,5Rを作業位置に展開
したとき自動的に接続状態となり、左右の作業機部分5
L,5Rを折り畳んだときに自動的に切断状態になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータリ代掻き作
業機のような左右方向の長さが長く、中央作業機部分に
対し、左右の作業機部分を折り畳み可能とし、左右の作
業機部分の展開,折り畳み動作により自動的に接断され
るクラッチを設けた農作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トラクタの後部に昇降可能の連結
装置を介して、農作業機の長さ方向中央部分を装着し、
前記トラクタから農作業機の中央部分に動力を伝達する
と共に、前記中央部分に対し、該中央部分から左右両側
に延出している作業機部分を、それぞれ中央部分側に折
り畳み可能とした,ロータリ代掻き作業機のような農作
業機が周知である(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開平7−303403号公報
【0004】上記ロータリ代掻き作業機においては、中
央作業機部分に対し左右の折り畳み作業機部分を作業位
置と折り畳み位置とに回転させる際に、相互に対接、離
間する部位に、中央作業機部分から左右の作業機部分へ
回転動力を接断するドッグクラッチを設けている。この
ドッグクラッチは、クラッチ接続時にクラッチの山部と
山部がぶつかるとクラッチが接続されないことになり、
手動により接続するようにしている。また、クラッチの
接続部分にクラッチを軸方向に押圧するスプリングを用
いて接続を行うようにしたものもあるが、大きなスペー
スを必要とし、クラッチ部分が長くなるので残耕幅が広
くなる。その場合、スプリング収容部(ブーツ)が常時
泥水に浸かっているため、ブーツの泥水処理が必要とな
り、その耐久性にも問題があった。また、上方への折り
畳みのため、機体高が大きくなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のロ
ータリ代掻き作業機においては、ドッグクラッチの接続
時にクラッチの山部と山部がぶつかるとクラッチが接続
されないことになり、手動により接続する必要があっ
た。また、クラッチの接続部分にクラッチを軸方向に押
圧するスプリングを用いて接続を行うようにしたもので
は、大きなスペースを必要とし、残耕幅が広くなり、ブ
ーツが常時泥水に浸かっているため、その泥水処理、耐
久性等に問題がある。また、機体高が大きくなり後方視
界が悪く、機体バランスも悪くなる、という解決すべき
課題があった。
【0006】本発明は、折り畳み作業機の回転動力伝達
部に設けられるクラッチの接続を確実に、かつ自動的に
行われるようにした農作業機を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、以下の構成を特徴としている。A.中央
作業機部分と左右両側の作業機部分とに3分割され、中
央作業機部分の側端部に対して左右の作業機部分の内端
部を回転支持部材によりほぼ180度回転可能に連結
し、中央作業機部分の背面と左右の作業機部分の背面と
を重ね合わせるようにして折り畳み可能とした農作業機
であって、前記中央作業機部分に対し左右の作業機部分
を作業位置に展開したときに中央作業機部分から左右の
作業機部分に動力が伝達され、左右の作業機部分を折り
畳んだときに動力が切断されるクラッチを設けた。
【0008】B.前記クラッチは、中央作業機部分に対
し左右の作業機部分を作業位置に展開したときに自動的
に接続状態となり、左右の作業機部分を折り畳んだとき
に自動的に切断状態になる。
【0009】
【作用】上記A.及びB.の構成により本発明の折り畳
み農作業機は、クラッチにより左右の作業機部分を作業
位置に展開したときに中央作業機部分から左右の作業機
部分に動力が伝達され、左右の作業機部分を折り畳んだ
ときに動力が切断され、しかもクラッチの接断操作が自
動的に、かつ確実に行われる。また、クラッチを軸方向
に押圧するスプリングを設けたものに比べ、設置スペー
スが小さく、残耕幅が狭く、軽量化できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
の図面を参照して具体的に説明する。図1ないし図3に
おいて、符号1は左右方向の長さが長く砕土・代掻機能
を持つ代掻ハローである。この代掻ハロー1の前部中央
作業機部分には、図示しないトラクタのトップリンクと
ロアーリンクとからなる周知の3点リンクヒッチ機構に
連結される連結部2が設けられ、代掻ハロー1はトラク
タの後部に3点リンクヒッチ機構により昇降可能に装着
される。また、トラクタのPTO軸から、ユニバーサル
ジョイント、伝動シャフト等を介して、代掻ハロー1の
前側中央部に設けられた変速ギヤボックス3に、図示し
ない入力軸を介して動力が伝達される。
【0011】代掻ハロー1は、トラクタのタイヤの間隔
よりやや作業幅の広い中央作業機部分4と左右の作業機
部分5L,5Rとに3分割され、中央作業機部分4の左
右の端部と左右の作業機部分5L,5Rの内端部とを、
後述するシールドカバー部位に設けられた回転支持部材
6,6によりほぼ180°回転可能に連結し、中央作業
機部分4の背面と左右の作業機部分5L,5Rの背面と
を重ね合わせるようにして折り畳み可能としている。従
って、中央作業機部分4は、トラクタのタイヤにより圃
場に付けられた車輪跡を消去可能な幅を有していること
になる。図1に示されるように、中央作業機部分4の長
さに対し左右の作業機部分5L,5Rの長さを2分の1
以下としている。作業機部分5L,5Rは左右対称であ
り、ほぼ同じ構成を有している。なお、図示しないが、
左右の作業機部分5L,5Rを作業位置に展開した状態
と中央作業機部分4側に折り畳んだ状態とにそれぞれ固
定するロック装置を設けている。
【0012】上記ギヤボックス4から左右両側に、本体
フレームを兼ね、伝動シャフトを内装した伝動フレーム
7と伝動シャフトを内装しない支持フレーム7aを設け
ている。この伝動フレーム7の中央作業機部分4の作業
機部分5L側の外側端にチェン伝動ケース8を、支持フ
レーム7aの中央作業機部分4の作業機部分5R側の外
側端に支持枠9をそれぞれ垂設して、該チェン伝動ケー
ス8と支持枠9の下端部間に砕土・代掻ロータ(ロータ
リ作業部)10を軸装している。この砕土・代掻ロータ
10の軸端はチェン伝動ケース8及び支持枠9から反対
側にわずかに突出しており、その突出部分に、図4〜図
6に示すように、ドッグクラッチ11,12を取付けて
いる。
【0013】ドッグクラッチ11,12はその外周に、
動力は伝達しないがクラッチ11,12を接続方向に案
内するテーパ状のクラッチガイド11aを3個、等間隔
に設けている。該クラッチガイド11aの設置位置は、
クラッチの山部11bの位置と合致しており、このドッ
グクラッチ11と同じ構造のドッグクラッチ12が、作
業機部分5L,5Rの対向部分に設けられ、ドッグクラ
ッチ11と接続・離脱するようにしている。クラッチガ
イド11aには逃がしαが形成され、クラッチ接続後は
クラッチガイド11a,12a同士は逃がしαにより接
触しないため、動力伝達はクラッチ11,12のみで行
われる。なお、ドッグクラッチ12の内側には耕耘爪取
付けフランジ56が設けられ、このフランジ56に残耕
処理爪57が取付けられて、ドッグクラッチ11,12
部分の残耕処理を行う。
【0014】作業機部分5L,5Rには、前記砕土・代
掻ロータ10と同様の機能を有する砕土・代掻ロータ1
3が、両側端部に設けた支持部14に軸支され、その回
転軸の内端側に前記ドッグクラッチ12を設けている。
そして、クラッチ11,12は、図1に示すように、中
央作業機部分4に対し左右の作業機部分5L(または5
R)を作業状態に展開したときは接続状態となり、図2
に示すように、作業機部分5L(または5R)を回転部
材6を中心に回動して中央作業機部分4上に折り畳んだ
ときは切断される。従って、代掻ハロー1は、中央作業
機部分4と左右の折り畳み作業機部分5L,5Rの全部
で作業する形態、中央作業機部分4に対し左右の作業機
部分5L,5Rを折り畳んで中央作業機部分4だけで作
業する形態、中央作業機部分4に対し左右の作業機部分
5L,5Rの何れかを折り畳んで中央作業機部分4と左
右の作業機部分5L,5Rの何れかで作業する形態とを
選択して作業することができる。
【0015】砕土・代掻ロ−タ11、13の上方は、シ
ールドカバー15,15aにより覆われており、このシ
ールドカバー15,15aの後端部に、エプロン16、
16aの前端部が、枢支軸16bを介して上下方向に回
動自在に枢着され、さらに、エプロン16、16aの後
端部に均平板17、17aの基端部が枢支軸17bによ
り枢支されている。本体フレームと均平板17の長さ方
向中央部に、均平板17が枢支軸17bにより自在に回
動して均平作業を行う均平作業状態と、均平板17の回
動を下方側で規制して代掻き土壌の土寄せを行う土寄せ
状態とに制御する均平板制御体18が、トラクタ操縦者
がトラクタに座ったまま操作可能に設けられている。
【0016】前記均平板17と均平板17a,17aと
の対向端部には、図7に詳細に示す均平板ロック装置1
9が設けられている。均平板17側に立設された支持板
20,20間に連結ピン21を左右摺動可能に支持し、
この連結ピン21にコイルバネ22を巻装し、連結ピン
21に係止ピン23を挿通して、連結ピン21を常時連
結側に付勢している。この連結ピン21と対応して、均
平板17a側に、該連結ピン21の先端部と当接する傾
斜案内板26により案内された連結ピン21を挿通して
連結する連結孔25を設けている。そして、均平板1
7、17a,17aは、折り畳み部分17a,17aを
折り畳み状態から作業状態に展開して、連結ピン21の
先端部を傾斜案内板26に当接させた状態で作業を開始
して均平板の中央作業機部分17と左右の折り畳み部分
17a,17aが接地抵抗により同じ高さになったと
き、連結ピン21が案内板26により案内されて連結孔
25に自動的に挿通され、連結される。また、折り畳み
部分17a,17aを折り畳むときは連結ピン21は連
結が自動的に解除される。さらに、均平板17aの外端
部に、延長均平板を起倒可能に設けている。
【0017】前記砕土・代掻ロ−タ11、13は、図8
に示すように、耕耘軸28の軸周に固設され、耕耘爪
(代掻き爪)30の取付け基部30aをボルト・ナット
29により着脱可能に取付けるためのホルダ27を設け
ている。このホルダ27は、図9〜図16に示されるよ
うに、1枚の板体(鋼板)を、打ち抜き、折曲し、プレ
スし、屈曲して、耕耘爪30の取付け基部30aを嵌挿
する取付け基部嵌挿穴31と、該嵌挿穴31の回転方向
前側外周に設けられる第1のリブ33と、この第1のリ
ブ33の反対側に設けられる後部リブ34と、取付けボ
ルト29を挿通する取付けボルト挿通穴32,32a
と、耕耘軸28への固着部(溶接部37)に臨んで設け
られる第2のリブ35,35と、を一体成型したもので
ある。
【0018】即ち、ホルダ27は、1枚の板体からホル
ダ本体と共に第1のリブ33及び後部リブ34を含む外
形を打ち抜き、同時に取付けボルト挿通穴32,32a
を打ち抜く。次に、ホルダ本体から第1のリブ33及び
後部リブ34を一側に90度折曲し、プレスにより第2
のリブ35,35及び絞り部36,36を形成する。そ
して、ホルダ本体の半分位置及び第1のリブ33、後部
リブ34の中央位置にかけての屈曲部37から屈曲して
取付け基部嵌挿穴32を形成する。このとき、取付けボ
ルト挿通穴32,32aは間隔を置いて対向位置にあ
り、第2のリブ35,35は間隔を置いて対向して外側
(左右方向)に膨出しており、絞り部36,36は相互
に対接している。その後、第2のリブ35,35及び絞
り部36,36の下縁に形成される溶接部38を耕耘軸
28の軸周に溶着する。
【0019】このホルダ27においては、第2のリブ3
5,35が左右方向(外側)に膨らみを有しているの
で、ホルダ27が回転方向に対し左右方向に倒れるのが
第2のリブ35,35により支えられて防止される。ま
た、絞り部36,36は相互に対接しているので溶接を
行う必要がなく、第1のリブ33及び後部リブ34によ
る補強と相まって、ホルダ本体の肉厚を薄くしても強度
の向上が望め、重量の軽減化やコスト削減が図られる。
さらに、第1のリブ33は、ホルダ27が回転すると
き、耕耘爪30より先に土壌表面と接して表層部分を砕
土するよう対向面に広がりを有しており、この第1のリ
ブ33により、耕耘爪30の回転前側で砕土作業が行わ
れることになって耕耘爪30の耕耘反力によるホルダ2
7への負荷が緩和され、ホルダ27の割れや損傷が防止
される。
【0020】なお、ホルダ27には、耕耘爪30の取付
け基部30aが後部リブ34側から基部嵌挿穴31に嵌
挿されてボルト・ナット29により固定され、耕耘軸2
8により図8の矢印方向に回転して代掻き作業を行うよ
うになっている。これを、耕耘爪30の取付け基部30
aを第1リブ33側から基部嵌挿穴31に嵌挿してボル
ト・ナット29により固定し、耕耘軸28を逆転させて
アップカットによる耕耘・砕土作業を行うことも可能で
ある。また、耕耘爪30は、取付け基部30aに続いて
縦刃30bが設けられ、縦刃30bの先端側を一側に屈
曲させて横刃30cを形成している従来周知のものと同
様のものである。
【0021】図17ないし図26に示す本発明による第
2実施例のホルダ36は、上記第1実施例のホルダ27
に比べ、かなり小型化されたものである。図17におい
て、ホルダ46は、耕耘軸47の軸周に固設され、耕耘
爪(代掻き爪)49の取付け基部42aを嵌挿してボル
ト・ナット48により着脱可能に取付けられる。このホ
ルダ46は、図18〜図26に示すように、1枚の板体
(鋼板)を、打ち抜き、折曲し、プレスし、屈曲して、
耕耘爪49の取付け基部49aを嵌挿する取付け基部嵌
挿穴53と、該嵌挿穴53の回転方向前側外周に設けら
れる第1のリブ52と、取付けボルト48を挿通する取
付けボルト挿通穴51,51aと、耕耘軸47への固着
部(溶接部55)に臨んで設けられる第2のリブ53,
53と、を一体成型している。
【0022】即ち、ホルダ46は、1枚の板体からホル
ダ本体と共に第1のリブ52を含む外形を打ち抜き、同
時に取付けボルト挿通穴32,32aを打ち抜く。次
に、ホルダ本体から第1のリブ52一側に90度折曲
し、プレスにより第2のリブ53,53を形成する。そ
して、ホルダ本体の半分位置及び第1のリブ52の中央
位置にかけての屈曲部54から屈曲して取付け基部嵌挿
穴50を形成する。このとき、取付けボルト挿通穴5
1,51aは間隔を置いて対向位置にあり、第2のリブ
52,52は間隔を置いて対向して外側(左右方向)に
膨出している。その後、第2のリブ53,53及びホル
ダ本体の下縁に形成される溶接部55を耕耘軸47の軸
周に溶着する。
【0023】この第2実施例のホルダ46においては、
第2のリブ53,53が左右方向(外側)に膨らみを有
しているので、ホルダ46が回転方向に対し左右方向に
倒れるのが第2のリブ53,53により支えられて防止
される。また、第1のリブ52による補強と相まって、
ホルダ本体の肉厚を薄くしても強度の向上が望め、重量
の軽減化やコスト削減が図られる。さらに、第1のリブ
52は、ホルダ46が回転するとき、耕耘爪49より先
に土壌表面と接して表層部分を砕土するよう対向面に広
がりを有しており、この第1のリブ52により、耕耘爪
49の回転前側で砕土作業が行われることになって耕耘
爪49の耕耘反力によるホルダ46への負荷が緩和さ
れ、ホルダ46の割れや損傷が防止される。
【0024】なお、ホルダ46には、耕耘爪49の取付
け基部49aが基部嵌挿穴50に嵌挿されてボルト・ナ
ット48により固定され、耕耘軸47により図17の矢
印方向に回転して代掻き作業が行われる。また、耕耘爪
49は、取付け基部49aに続いて縦刃49bが設けら
れ、縦刃49bの先端側を一側に屈曲させて横刃49c
を形成している従来周知のものと同様のものである。
【0025】このような構成の代掻ハロー1において
は、図1に示すように、中央作業機部分4と左右の作業
機部分5L,5Rの全部で作業する形態、図2に示すよ
うに、中央作業機部分4に対し左右の作業機部分5L,
5Rを折り畳んで中央作業機部分5のみで作業する形
態、中央作業機部分4に対し右側の作業機部分5Rを折
り畳んで中央作業機部分4と左側の作業機部分5Lで作
業する形態、中央作業機部分4に対し左側の作業機部分
5Lを折り畳んで中央作業機部分4と右側の作業機部分
5Rで作業する形態の4通りの作業を、圃場の大きさ、
形状等に合わせて選択して実施する。代掻ハロー1がト
ラクタに装着されて路上を走行移動するとき、あるいは
倉庫に収納するときなどには、左右の作業機部分5L,
5Rを折り畳んだ状態にする。
【0026】狭い圃場において作業するときは、中央作
業機部分4に対し左右の作業機部分5L,5Rを折り畳
んで中央作業機部分4のみで作業したり、片方の作業機
部分5Lあるいは5Rを折り畳んで中央作業機部分4と
共に作業することにより、エプロン16と共に、均平板
17が自在に上下回動して、良好な砕土・均平作業を行
うことができる。また、作業が終了してトラクタ及び作
業機1が圃場から出る際には、中央作業機部分4により
トラクタの車輪跡が消去される。さらに、均平板17及
びその左右の均平板17aは、均平板制御体18をフリ
ーにすることにより枢支軸17bを中心に回動して均平
作業を行い、均平板制御体18により均平板17を下向
きに固定することにより土寄せ作業を行うことができ
る。
【0027】均平板17a,17aを折り畳み状態から
展開状態にして、連結ピン21の先端部を傾斜案内板2
6に当接させた状態で作業を開始して均平板の中央作業
機部分17と左右の折り畳み部分17a,17aが接地
抵抗により同じ高さになったとき、連結ピン21が案内
板26により案内されて連結孔25に自動的に挿通さ
れ、連結される。また、折り畳み部分17a,17aを
折り畳むときは連結ピン21は連結が自動的に解除され
る。また、中央作業機部分4に対し左右の作業機部分5
L(または5R)を回転部6を中心に回動して作業状態
に展開したときは、クラッチ11,12はクラッチガイ
ド11a,12aに案内されて接続状態となり、図2に
示すように、作業機部分5L(または5R)を回転部材
6を中心に回動して中央作業機部分4上に折り畳んだと
きはクラッチ11,12は自動的に切断される。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明の折り畳み農
作業機によれば、請求項1及び2の構成により以下の効
果を奏することができる。
【0029】.中央作業機部分に対し左右の作業機部
分を作業位置に展開したときに中央作業機部分から左右
の作業機部分に動力が伝達され、左右の作業機部分を折
り畳んだときに動力が切断されるクラッチを設けたの
で、クラッチにより、左右の作業機部分を作業位置に展
開したときに中央作業機部分から左右の作業機部分に動
力が伝達され、左右の作業機部分を折り畳んだときに動
力が切断される。しかもクラッチの接断操作は自動的
に、かつ確実に行われる。また、従来のクラッチを軸方
向に押圧するスプリングを設けたものに比べ、設置スペ
ースが小さく、残耕幅が狭くなり、機体を軽量化するこ
とができる。さらに、中央作業機部分の背面と左右の作
業機部分の背面とをほぼ180度重ね合わせるようにし
て折り畳むので、機体高が小さくなり、後方視界が良
く、機体バランスも良好となる。
【0030】.クラッチは、中央作業機部分に対し左
右の作業機部分を作業位置に展開したときに自動的に接
続状態となり、左右の作業機部分を折り畳んだときに自
動的に切断状態になるので、中央作業機部分に対し左右
の作業機部分を作業位置に展開し、また折り畳んだとき
に、クラッチは自動的に接続状態、または接断状態とな
り、能率良く、安全にクラッチを切り換えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による折り畳み式代掻ハロー全体の後方
からの斜視図である。
【図2】同左右の作業機部分を折り畳んだ状態の後方か
らの斜視図である。
【図3】同代掻ハロー全体の側面図である。
【図4】同中央作業機部分と作業機部分のドッグクラッ
チを接続状態にした断面図である。
【図5】同ドッグクラッチの正面図である。
【図6】(a)、(b)はドッグクラッチの接合行程を
示す説明図である。
【図7】(a)、(b)は均平板ロック装置の動作説明
図である。
【図8】耕耘爪ホルダ(第1実施例)を備えた代掻きロ
ータの側断面図である。
【図9】耕耘爪ホルダの第1実施例の斜視図である。
【図10】同正面図である。
【図11】同背面図である。
【図12】同平面図である。
【図13】同底面図である。
【図14】同左側面図である。
【図15】図10のA−A線断面図である。
【図16】図12のB−B線断面図である。
【図17】耕耘爪ホルダ(第2実施例)を備えた代掻き
ロータの側断面図である。
【図18】耕耘爪ホルダの第2実施例の斜視図である。
【図19】同正面図である。
【図20】同背面図である。
【図21】同平面図である。
【図22】同底面図である。
【図23】同左側面図である。
【図24】同右側面図である。
【図25】図19のC−C線断面図である。
【図26】図21のD−D線断面図である。
【符号の説明】
1 代掻ハロー 2 連結部 3 変速ギヤボックス 4 代掻ハローの中央作業機部分 5L 左作業機部分 5R 右作業機部分 6 回転支持部材 7 伝動フレーム 7a 支持フレーム 8 チェン伝動ケース 9 支持枠 10,13 砕土・代掻ロータ(ロータリ作業部) 11,12 ドッグクラッチ 11a,12a クラッ
チガイド 11b クラッチの山部 14 支持部 15,15a シールドカバー 16,16a エプロン 16b 枢支軸 17,17a 均平板 17b 枢支軸 18 均平板制御体 19 均平板ロック装置 20,24 支持板 21 連結ピン 22 コイルバネ 23 係止ピン 25 連結孔 26 傾斜案内板 27,46 耕耘爪ホルダ 28,47 耕耘軸 29,48 ボルト・ナット 30,49 耕耘爪(代掻き爪) 20a,49a 取
付け基部 20b,49b 縦刃 30c,49c 横
刃 31,50 取付け基部嵌挿穴 32,32a,51,51a 取付けボルト挿通穴 33,52 第1のリブ 34 後部リブ 35,53 第2のリブ 36 絞り部 37,54 屈曲部 38,55 耕耘軸への溶接部 56 耕耘爪取付けフランジ 57 残耕処理爪

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央作業機部分と左右両側の作業機部分
    とに3分割され、中央作業機部分の側端部に対して左右
    の作業機部分の内端部を回転支持部材によりほぼ180
    度回転可能に連結し、中央作業機部分の背面と左右の作
    業機部分の背面とを重ね合わせるようにして折り畳み可
    能とした農作業機であって、 前記中央作業機部分に対し左右の作業機部分を作業位置
    に展開したときに中央作業機部分から左右の作業機部分
    に動力が伝達され、左右の作業機部分を折り畳んだとき
    に動力が切断されるクラッチを設けたことを特徴とする
    折り畳み農作業機。
  2. 【請求項2】 前記クラッチは、中央作業機部分に対し
    左右の作業機部分を作業位置に展開したときに自動的に
    接続状態となり、左右の作業機部分を折り畳んだときに
    自動的に切断状態になることを特徴とする請求項1記載
    の折り畳み農作業機。
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