JP6151066B2 - 農作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、適切な耕耘整地作業ができる農作業機に関するものである。
従来、例えば特許文献1に記載された農作業機が知られている。
この従来の農作業機は、トラクタ等の走行車に連結される作業部と、この作業部に回動可能に設けられ、一方向への回動により展開作業状態になり、他方向への回動により折畳非作業状態になる延長作業部とを具備している。
また、延長作業部は、内端側部(支持フレーム)および外端側部(チェン伝動ケース)を有する延長機体と、内端側部および外端側部にて回転可能に支持され回転しながら耕耘作業をする延長耕耘体と、この延長耕耘体の後方で整地作業をする延長整地体とを備えている。
そして、延長機体の外端側部(チェン伝動ケース)の下部前側には、残耕処理刃が緩衝材を介して取り付けられている。
特開平10−304703号公報(図5等)
しかしながら、上記従来の農作業機では、延長作業部の延長機体の内端側部に対応する圃場部分に残耕部が生じてしまい、適切な耕耘整地作業ができないおそれがある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、適切な耕耘整地作業ができる農作業機を提供することを目的とする。
請求項1記載の農作業機は、走行車に連結される作業部と、この作業部に回動可能に設けられ、一方向への回動により展開作業状態になり、他方向への回動により折畳非作業状態になる延長作業部とを具備し、前記延長作業部は、内端側部および外端側部を有する延長機体と、前記内端側部および前記外端側部にて回転可能に支持され、回転しながら耕耘作業をする延長耕耘体と、この延長耕耘体の後方で整地作業をする延長整地体と、前記内端側部に設けられた残耕処理刃とを備え、前記延長機体の前記内端側部は、土寄せ体を有し、前記残耕処理刃は、前記延長耕耘体の耕耘軸よりも前方に位置するように前記土寄せ体に取り付けられているものである。
請求項2記載の農作業機は、請求項1記載の農作業機において、残耕処理刃は、土寄せ体の作用面とは反対側の面に取り付けられているものである。
請求項3記載の農作業機は、請求項1または2記載の農作業機において、延長機体の内端側部は、ブラケット板を有し、土寄せ体は、前記ブラケット板に高さ調整可能に取り付けられているものである。
請求項4記載の農作業機は、請求項1ないし3のいずれか一記載の農作業機において、残耕処理刃は、土寄せ体に高さ調整可能に取り付けられているものである。
本発明によれば、延長作業部の延長機体の内端側部に残耕処理刃が設けられた構成であるため、その延長機体の内端側部に対応する圃場部分に残耕部が生じず、適切な耕耘整地作業ができ、しかも、雑物が残耕処理刃に引っ掛かった場合でも、延長作業部の折畳非作業状態時に、その引っ掛かった雑物を残耕処理刃から容易に除去できる。
本発明の一実施の形態に係る農作業機の展開状態時の正面図である。 同上農作業機の折畳状態時の正面図である。 同上農作業機の中央作業部の中央残耕処理刃の側面図である。 同上中央作業部の中央残耕処理刃の正面図である。 同上農作業機の延長作業部の残耕処理刃の側面図である。 同上延長作業部の残耕処理刃の正面図である。 本発明の他の実施の形態に係る農作業機の展開時の正面図である。 本発明のさらに他の実施の形態に係る農作業機の残耕処理刃および耕耘爪の側面図である。 本発明のさらに他の実施の形態に係る農作業機の展開状態時の正面図である。 同上農作業機の残耕処理刃、耕耘爪および土寄せ板の側面図である。 同上残耕処理刃の高さを変えた変形例を示す側面図である。 (a)および(b)は同上土寄せ板の変形例を示す側面図である。
本発明の一実施の形態について図1ないし図6を参照して説明する。
図1および図2において、1は農作業機で、この農作業機1は、例えば走行車であるトラクタ(図示せず)の後部に連結され、トラクタの前進走行により前方(進行方向)に移動しながら耕耘整地作業をする3分割構造の折畳式作業機である。
なお、図1には農作業機1の展開状態が示され、図2には農作業機1の折畳状態が示されているが、この折畳状態でも耕耘整地作業が可能である。
農作業機1は、図示しないトラクタの後部の3点リンク部(作業機昇降装置)に連結される左右方向長手状の作業部である中央作業部2と、この中央作業部2の左右方向両端部に上下方向に回動可能に設けられ、一方向(展開方向)への180度回動により展開作業状態になり、他方向(折畳方向)への180度回動により折畳非作業状態になる左右の延長作業部3とを具備している。
つまり、各延長作業部(ウィング部)3は、中央作業部2に対して前後方向の軸(回動支点)4を中心として180度(略180度を含む)の回動角度をもって上下方向に回動可能となっている。
なお図示しないが、農作業機1は、延長作業部3を展開作業状態にロックする展開ロック手段と、延長作業部3を折畳非作業状態にロックする折畳ロック手段とを具備している。
中央作業部2は、トラクタの後部の3点リンク部に連結される左右方向長手状の機体6と、この機体6に回転可能に設けられトラクタのPTO軸側からの動力により所定方向に回転しながら耕耘作業をする耕耘体7と、機体6に上下方向に回動可能に設けられ耕耘体7の後方で整地作業をする整地体8とを備えている。
機体6は、トラクタのPTO軸にジョイント等を介して接続される入力軸10を回転可能に保持するミッションケース等の軸保持部11を左右方向中央部に有している。
軸保持部11から左右方向長手状のフレームパイプ部12が左右両側方に突出し、進行方向左側のフレームパイプ部12には突出板部13が上方へ突設され、この突出板部13に左側の延長作業部3が軸4を介して回動可能に設けられている。同様に、進行方向右側のフレームパイプ部12には突出板部13が上方へ突設され、この突出板部13に右側の延長作業部3が軸4を介して回動可能に設けられている。
また、機体6は、一端側支持部であるチェーンケース部(伝動ケース部)16を一側端部である左端部に有し、かつ、他端側支持部である板状のブラケット部17を他側端部である右端部に有している。なお、このブラケット部17は、前後方向に沿った板状である。
そして、機体6の左端部のチェーンケース部16は、その上部が左側のフレームパイプ部12の左端部に取り付けられ、その内部には伝動用のチェーン等が配設されている。
ここで、図3および図4にも示されるように、機体6のチェーンケース部16は、側面視矩形状のケース本体18を有し、このケース本体18の下部後側には側面視三角形状の突設板19が後方に向かって突設され、この突設板19には取付部材20が取付具(例えばボルトおよびナット)21にて脱着可能に取り付けられている。
そして、この取付部材20には、チェーンケース部16に対応する圃場部分(チェーンケース部16の通過部分)に残耕部が生じないようにするための1本の中央残耕処理刃23が取付具(例えばボルトおよびナット)24にて脱着可能に取り付けられている。つまり、機体(中央機体)6のチェーンケース部16の下部後側には、チェーンケース部16の下方の土を耕耘する中央残耕処理刃23が固設されている。中央残耕処理刃23は、側面視で略円弧状をなすもので、上部の取付部23aがチェーンケース部16の取付部材20に取付具24にて脱着可能に取り付けられている。また、中央残耕処理刃23の下部(先端側)の作用部23bは、チェーンケース部16の突設板19の下端部19aの下方に配設されている。
一方、機体6の右端部のブラケット部17は、その上部が右側のフレームパイプ部12の右端部に取り付けられている。そして、左右に互いに離間対向するチェーンケース部16の下部およびブラケット部17の下部間には、耕耘体7が回転可能に架設されている。つまり、チェーンケース部16およびブラケット部17にて耕耘体7が回転可能に支持されている。
耕耘体7は、チェーンケース部16内のチェーンからの動力により所定方向に回転する左右方向の回転軸である耕耘軸26を有し、この耕耘軸26の左端部がチェーンケース部16の下部にて回転可能に支持され、この耕耘軸26の右端部がブラケット部17の下部にて回転可能に支持されている。また、この耕耘軸26における軸方向に間隔をおいた複数箇所には、耕耘軸26とともに回転しながら耕耘作業をする耕耘爪27が脱着可能に取り付けられている。
そして、耕耘体7の上方部が機体6の板状の耕耘体カバー部30にて覆われており、この耕耘体カバー部30の後端部には整地体8が上下方向に回動可能に設けられている。この整地体8は、例えば耕耘体カバー部30の後端部に左右方向の軸を介して上下方向に回動可能に設けられた第1整地板(均平板)31と、この第1整地板31の下端部に左右方向の軸を介して上下方向に回動可能に設けられた第2整地板(レーキ)32とを有している。
各延長作業部3は、中央作業部2の機体6の突出板部13に前後方向の軸4を介して上下方向に回動可能に設けられた延長機体41と、この延長機体41に回転可能に設けられ、中央作業部2側からの動力がクラッチ手段45を介して伝達されることにより所定方向に回転しながら耕耘作業をする延長耕耘体42と、延長機体41に上下方向に回動可能に設けられ、延長耕耘体42の後方で整地作業をする延長整地体43とを備えている。
なお、クラッチ手段45は、互いに係脱可能な対をなす係合部材45a,45bにて構成されている。これら両係合部材45a,45bは、延長作業部3の展開作業状態時には互いに係合して中央作業部2側からの動力を延長作業部3へ伝達するが、延長作業部3の折畳非作業状態時にはその係合の解除により動力伝達を行なわない。
延長機体41は、左右方向長手状のフレームパイプ部46を有し、このフレームパイプ部46には突出板部47が上方へ突設され、この突出板部47が機体6の突出板部13に軸4を介して回動可能に連結されている。
また、延長機体41は、延長作業部3の展開作業状態時に中央作業部2の側端部(チェーンケース部16、ブラケット部17)と近接対向する内端側部(内端側支持部)である板状のブラケット部51を内端部に有し、かつ、延長作業部3の展開作業状態時に農作業機1の外端部に位置する外端側部(外端側支持部)であるチェーンケース部(伝動ケース部)52を外端部に有している。なお、ブラケット部51は、前後方向に沿った板状である。また、延長作業部3の展開作業状態時には、進行方向左側の延長機体41のブラケット部51は機体6のチェーンケース部16と近接対向し、進行方向右側の延長機体41のブラケット部51は機体6のブラケット部17と近接対向する(図1参照)。
そして、ブラケット部51の上部がフレームパイプ部46の内端部に取り付けられ、チェーンケース部52の上部がフレームパイプ部46の外端部に取り付けられ、このチェーンケース部52内には伝動用のチェーン等が配設されている。
また、これら左右に互いに離間対向するチェーンケース部52の下部およびブラケット部51の下部間には、延長耕耘体42が回転可能に架設されている。つまり、チェーンケース部52およびブラケット部51にて延長耕耘体42が回転可能に支持されている。
延長耕耘体42は、チェーンケース部52内のチェーンからの動力により所定方向に回転する左右方向の回転軸である耕耘軸53を有し、この耕耘軸53の外端部がチェーンケース部52の下部にて回転可能に支持され、この耕耘軸53の内端部がブラケット部51の下部にて回転可能に支持されている。また、この耕耘軸53における軸方向に間隔をおいた複数箇所には、耕耘軸53とともに回転しながら耕耘作業をする耕耘爪54が脱着可能に取り付けられている。
そして、延長耕耘体42の上方部が延長機体41の板状の耕耘体カバー部50にて覆われており、この耕耘体カバー部50の後端部には延長整地体43が上下方向に回動可能に設けられている。
延長整地体43は、例えば耕耘体カバー部50の後端部に左右方向の軸を介して上下方向に回動可能に設けられた第1延長整地板(均平板)56と、この第1延長整地板56の下端部に左右方向の軸を介して上下方向に回動可能に設けられた第2延長整地板(レーキ)57とを有している。
ここで、図5および図6にも示されるように、延長機体41の内端部のブラケット部51は、クラッチ手段45と干渉しないように折り曲げられた板状のブラケット板61を有しており、このブラケット板61は前後方向に沿った板状である。
そして、ブラケット板61の下部前側の所定箇所には、略4角形状で薄板状の補強板62がブラケット板61と重なり合うように取付具(例えばボルトおよびナット)63にて脱着可能に取り付けられている。
この補強板62は、ブラケット板61の下部における前後方向中央部に固着されたボス部材64に近接して配設され、そのボス部材64よりも前方に位置している。なお、このボス部材64にて、延長耕耘体42の耕耘軸53の内端部がベアリングを介して回転可能に軸支されている。
そして、取付部材である補強板62には、延長機体41の内端側に位置したブラケット部51に対応する圃場部分(ブラケット部51の通過部分)に残耕部が生じないようにするための1本の残耕処理刃66が取付具(例えばボルトおよびナット)67にて脱着可能に取り付けられている。つまり、延長機体41のブラケット部51の下部前側には、ブラケット部51の下方の土を耕耘する残耕処理刃66が延長耕耘体42の耕耘軸53よりも前方に位置するように固設されている。
延長残耕処理刃である残耕処理刃66は、側面視で略円弧状をなすもので、上部の取付部66aがブラケット部51の補強板62に取付具67にて脱着可能に取り付けられている。この取付部66aは、補強板62に溶接等で固定された1対の固定板68間に挟持されている。このため、取付部66aと固定板68との当接により、残耕処理刃66の補強板62に対する回動が規制される。なお、固定板68の厚さ寸法と、残耕処理刃66の板状の取付部66aの厚さ寸法とは略同じである。
また、図5および図6から明らかなように、残耕処理刃66の下部(先端側)の作用部66bは、ブラケット板61の下端部61aの下方に配設されている。また、残耕処理刃66の作用部66bの先端部は、側面視で延長耕耘体42の耕耘軸53の下方に位置している。
なお、図5および図6には、進行方向右側の延長作業部(右サイド部)3のブラケット部51およびこのブラケット部51に取り付けられた残耕処理刃66が示されているが、進行方向左側の延長作業部(左サイド部)3に関しても同様に、残耕処理刃66がブラケット部51に取り付けられている。
次に、農作業機1の作用等を説明する。
例えば農作業機1を使用して最大の作業幅で耕耘整地作業をする際には、左右両方の延長作業部3を中央作業部2に対して一方向へ回動させて展開作業状態にする。
延長作業部3が展開作業状態になると、クラッチ手段45の両係合部材45a,45bが互いに係合して動力伝達が可能となる。
そして、この状態でトラクタの走行により農作業機1を進行方向前方に移動させると、中央作業部2の耕耘体7および中央残耕処理刃23と、左右の延長作業部3の延長耕耘体42および残耕処理刃66とがそれぞれ耕耘作業をし、その後方では、中央作業部2の整地体8と左右の延長作業部3の延長整地体43とがそれぞれ整地作業をする。
このため、中央作業部2のチェーンケース部16の下方の土および左右の延長作業部3のブラケット部51の下方の土も耕耘され、その部分に残耕部は生じない。
なお、左右両方の延長作業部3を中央作業部2に対して他方向へ回動させて折畳非作業状態にして中央作業部2のみで作業することも可能であり、また、左右いずれか一方の延長作業部3を折畳非作業状態にして中央作業部2と左右いずれか他方の延長作業部3とで作業することも可能である。
そして、このような農作業機1によれば、延長作業部3の延長機体41の内端側のブラケット部51に残耕処理刃66が設けられた構成であるため、その延長機体41のブラケット部51に対応する圃場部分に残耕部が生じず、適切な耕耘整地作業ができる。
また、例えば草や稈等の雑物が残耕処理刃66に引っ掛かった場合でも、延長作業部3の折畳非作業状態時において、引っ掛かった雑物を残耕処理刃66から容易に除去できる。つまり、図2に示すように、延長作業部3の折畳非作業状態時、つまり農作業機1の折畳状態時には、残耕処理刃66は、180度の回動により上下反転した状態で、折畳状態の農作業機1の上部における側端部に位置するため、作業者は立った姿勢のまま、雑物を残耕処理刃66から容易に除去できる。
さらに、中央作業部2に対する延長作業部3の回動時に、引っ掛かった雑物が残耕処理刃66から落ち易いため、作業者による雑物除去の作業を軽減できる。
また、延長作業部3の内端側の残耕処理刃66は、延長機体41のブラケット部51の下部前側に設けられ、延長耕耘体42の耕耘軸53よりも前方に位置するため、残耕処理刃66の作用部66bの先端部がブラケット部51から後方へ突出せず、安全性を容易に確保できる。
さらに、この残耕処理刃66は、延長機体41のブラケット部51の補強板62に脱着可能に取り付けられているため、破損等した残耕処理刃66を容易に交換でき、しかも補強板62でブラケット板61を補強できる。なお、例えば図示しないが、ブラケット板61が十分な強度を有する場合には、補強板62を用いずに、残耕処理刃66をブラケット板61に直接取り付けるようにしてもよい。
なお、上記農作業機1は、中央残耕処理刃23の作用部23bと残耕処理刃66の作用部66bとが互いに反対側を向くようにした構成であるが、この構成には限定されず、例えば図7に示すように、両作用部23b,66b同士が互いに向き合うようにしてもよい。
また、左右両方の延長作業部3が残耕処理刃66を備えた構成には限定されず、左右いずれか一方の延長作業部3のみが残耕処理刃66を備えるようにしてもよい。
さらに、例えば中央作業部2において、チェーンケース部16およびブラケット部17に中央残耕処理刃23を設けてもよく、また、延長作業部3において、チェーンケース部52およびブラケット部51に残耕処理刃66を設けてもよい。
また、延長作業部3の内側に設ける残耕処理刃66の本数は、1本でも複数本でもよい。
さらに、延長作業部3を中央作業部2に対して回動させる電動油圧シリンダ等の駆動手段を設けて、延長作業部3を電動で切り換えるようにしてもよい。
また、農作業機1は、左右両側に延長作業部3を備えた3分割式の構成には限定されず、例えば左右いずれか片側のみに延長作業部3を備えた2分割式の構成等でもよい。
さらに、延長耕耘体42の耕耘軸53の爪ホルダ部55に取り付けられた耕耘爪54と、延長機体41の内端側部(延長作業部の展開作業状態時に中央作業部2側に位置する部分)に取り付けられた残耕処理刃66との高さ関係に関し、例えば図8に示すように、耕耘爪54の下端(耕耘爪54の外径の下端)と残耕処理刃66の下端とが、同一(略同一を含む)の高さに位置するようにしてもよい。つまり、図1のように残耕処理刃66の下端が耕耘爪54の下端よりも低いと、圃場表面部に残耕処理刃66の跡が残るおそれがあるが、図8のように両刃54,66の下端が同一高さにある場合には、残耕処理刃66の跡が残ることがない。なお図示しないが、残耕処理刃66の下端が耕耘爪54の下端よりも高い位置に位置するようにしてもよい。
また、農作業機1は、図9および図10に示すものでもよい。
この農作業機1では、延長機体41の内端側部であるブラケット部51は、ブラケット板61と、このブラケット板61に取付具(例えばボルトおよびナット)70にて脱着可能でかつ高さ調整可能に取り付けられた板状の土寄せ体71とを有している。
土寄せ体71は、作業時にトラクタの走行により圃場表面部に形成される凸状の土盛上り部の土を、それに隣接して形成される走行跡凹部(トラクタのタイヤの通過部分に形成される凹状のタイヤ跡)側へ寄せる土寄せ板としてのタイヤ跡消し板(スライダー)である。
この土寄せ体71は、ブラケット板61に取り付けられた板状の取付部71aと、ブラケット板61の前端よりも前方に突出して位置しかつ前後方向に対して傾斜して位置する板状の作用部71bと、この作用部71bの作用面73とは反対側の面(裏面)に固着された爪ホルダ部71cとを有している。なお、取付部71aには、複数の高さ調整孔72が形成されている。
そして、土寄せ体71の爪ホルダ部71cには、ブラケット部51の下方の土を耕耘する残耕処理刃66が延長耕耘体42の耕耘軸53よりも前方に位置するように設けられている。つまり、所定形状の残耕処理刃66が爪ホルダ部71cに取付具(例えばボルトおよびナット)67にて脱着可能に取り付けられている。
図10に示されるように、この残耕処理刃66の下端は、延長耕耘体42の耕耘爪54の下端(耕耘爪54の外径の下端)と同一(略同一を含む)の高さに位置している。なお、図11に示すように、残耕処理刃66の下端が、延長耕耘体42の耕耘爪54の下端よりも高い位置に位置した構成でもよい。
また、例えば図12(a)および(b)に示すように、残耕処理刃66を保持する爪ホルダ部71cが、取付具(例えばボルトおよびナット)75にて作用部71bに高さ調整可能に取り付けられた構成でもよい。この爪ホルダ部71cの両側の板部分および作用部71bのホルダ取付部分には、複数の高さ調整孔76が形成されている。
そして、このような農作業機1であっても、延長機体41のブラケット部51に対応する圃場部分に残耕部が生じず、適切な耕耘整地作業ができる等、前記図1のものと同様の作用効果を奏することができ、しかも、トラクタのタイヤの走行により圃場表面部に形成される土盛上り部の土を、土寄せ体71によって崩して走行跡凹部側に寄せることができ、より一層適切な耕耘整地作業ができる。
また、例えば図示しないが、ブラケット板61に取り付けられた補強板62および土寄せ体71のそれぞれに、残耕処理刃66を設けた構成等でもよい。
さらに、図9のように正面視で中央残耕処理刃23の作用部23bと残耕処理刃66の作用部66bとが互いに重なる構成には限定されず、例えば作用部同士が正面視で重ならない構成でもよく、また作用部の向きが逆でもよい。
また、中央作業部2の機体6のチェーンケース部16の下部後側に中央残耕処理刃23が設けられた構成には限定されず、例えば中央残耕処理刃23がチェーンケース部16の下部前側に設けられた構成でもよい。
さらに、中央残耕処理刃23や延長残耕処理刃66等の形状は、略円弧状には限定されず、例えば略L字状や直線状等でもよい。
また、例えば延長作業部3がチェーンケース等の伝動ケースを有しない構成、つまり、延長作業部3の外端側部(外端側支持部)が板状のブラケット部にて構成され、かつ、中央作業部2の耕耘体7の耕耘軸26の軸方向端部と延長作業部3の延長耕耘体42の耕耘軸53の軸方向端部との間にクラッチ手段が設けられた構成でもよい。
1 農作業機
2 作業部である中央作業部
3 延長作業部
41 延長機体
42 延長耕耘体
43 延長整地体
51 内端側部であるブラケット部
52 外端側部であるチェーンケース部
53 延長耕耘体の耕耘軸
61 ブラケット
66 残耕処理刃
71 土寄せ体
73 土寄せ体の作用面

Claims (4)

  1. 走行車に連結される作業部と、
    この作業部に回動可能に設けられ、一方向への回動により展開作業状態になり、他方向への回動により折畳非作業状態になる延長作業部とを具備し、
    前記延長作業部は、
    内端側部および外端側部を有する延長機体と、
    前記内端側部および前記外端側部にて回転可能に支持され、回転しながら耕耘作業をする延長耕耘体と、
    この延長耕耘体の後方で整地作業をする延長整地体と、
    前記内端側部に設けられた残耕処理刃とを備え
    前記延長機体の前記内端側部は、土寄せ体を有し、
    前記残耕処理刃は、前記延長耕耘体の耕耘軸よりも前方に位置するように前記土寄せ体に取り付けられている
    ことを特徴とする農作業機。
  2. 残耕処理刃は、土寄せ体の作用面とは反対側の面に取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の農作業機。
  3. 延長機体の内端側部は、ブラケット板を有し、
    土寄せ体は、前記ブラケット板に高さ調整可能に取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の農作業機。
  4. 残耕処理刃は、土寄せ体に高さ調整可能に取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の農作業機。
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