JP3268269B2 - 作業車用アウトリガーにおける敷き板駆動装置 - Google Patents

作業車用アウトリガーにおける敷き板駆動装置

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JP3268269B2 JP15934698A JP15934698A JP3268269B2 JP 3268269 B2 JP3268269 B2 JP 3268269B2 JP 15934698 A JP15934698 A JP 15934698A JP 15934698 A JP15934698 A JP 15934698A JP 3268269 B2 JP3268269 B2 JP 3268269B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高所作業車等の
作業車に装備されるアウトリガーにおいて、アウトリガ
ーの接地部の接地状態を安定化させる敷き板を駆動する
敷き板駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術としては例えば実公平1−44
379号公報がある。この公報には、ジャッキシリンダ
の縮小動作および伸長動作に合わせて敷き板を内外方向
へ移動させるようにしたアウトリガー装置が開示されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の作業車両のアウ
トリガーでは敷き板を駆動する駆動機構および敷き板を
案内する案内機構が複雑で、故障し易い不具合がある。
本発明は、作業車用アウトリガーの敷き板を駆動する駆
動機構の構造を簡略化することを課題とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、車体
の側面付近に下向き状に設置されたジャッキシリンダの
ピストンロッドの下端に回動可能に結合されたパットベ
ースと、このパットベースの下側に重ね合わされた敷き
板とを、山形状に折れ曲がった屈折形態と、内外方向に
沿って伸長した伸長形態とに変形可能で、屈折形態から
伸長形態に変形するときに前記敷き板を格納位置に内進
移動させ、伸長形態から屈折形態に変形すときに前記敷
き板を進出位置に外進移動させるリンク対によって連結
し、前記敷き板の昇降軌道の上方には、前記敷き板が昇
降軌道の上端付近へ上昇したときに前記リンク対の頂部
が突き当って前記リンク対の形態を屈折形態から伸長形
態に変形させる当り面を設けた構成を有する。
【0005】請求項1の作業車用アウトリガーにおける
敷き板駆動装置では、ジャッキシリンダのピストンロッ
ドの下端に結合されたパットベースと、このパットベー
スの下側に重ね合わされた敷き板とを連結するリンク対
が前記ピストンロッドの上方への退動に伴って敷き板と
ともに折れ曲り形態で上昇する。リンク対の頂部が敷き
板の昇降軌道の上方に設けた当り面に当接すると、リン
ク対の形態が屈折形態から内外方向に沿って伸長した伸
長形態に変形し、リンク対の変形に伴って敷き板が内進
移動して格納位置へ退避する。ピストンロッドが下方へ
進動してリンク対の頂部が前記当り面から離れると、リ
ンク対の形態が伸長形態から屈折状態に復帰変形し、こ
のリンク対の復帰変形に伴って敷き板が進出位置へ外進
移動し、敷き板がリンク対の屈折動作に追従してリンク
対の屈折方向へ駆動されるので、敷き板の移動方向を規
定するガイド機構が不要となる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1記載の敷き板
駆動装置において、前記ジャッキシリンダのピストンロ
ッドの軸心を中心とする前記敷き板の回動動作が阻止さ
れるように前記敷き板を付勢して前記敷き板の移動方向
を規正する規正ばねを設けた構成を有する。
【0007】請求項2の発明では、ジャッキシリンダの
ピストンロッドの軸心を中心とする敷き板の回動動作、
および正規の移動方向とは異る方向への敷き板の不正移
動動作が、敷き板を付勢する規正ばねによって阻止さ
れ、敷き板が移動通路を正しい移動態様で移動する。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の1形態を図
面にしたがって説明する。作業車用アウトリガーは、作
業車での作業時に車体を接地反力によって地面から持上
げて安定に支える目的で高所作業車等に装備される。
【0009】作業車用アウトリガーにおいて、車体2の
両側面2a付近には、油圧によって駆動されて下方およ
び上方へ進退動するピストンロッド1aを有するジャッ
キシリンダ1がそれぞれ垂直状乃至若干傾斜して下向き
状に設置されている。
【0010】ジャッキシリンダ1のピストンロッド1a
の下端には、この下端に形成された球体状のボールジョ
イント3が密嵌状で摺転可能に嵌め込まれた球面状の受
け面4aを有する平板状のパットベース4がボールジョ
イント3を介して各方向への回動可能で共同昇降動可能
に結合されている。
【0011】パットベース4の下側には、ジャッキシリ
ンダ1のピストンロッド1aが下降端へ進動したときに
下降および外進移動して接地し、ピストンロッド1aが
上昇端へ退動したときに上昇および内進移動して格納さ
れる敷き板5が重ね合わされている。
【0012】敷き板5は、一端がパットベース4に繋止
されて他端が敷き板5に繋止された引きばね6によって
外方へ付勢されている。
【0013】パットベース4と敷き板5とは、敷き板5
がパットベース4とともに回動および昇降動し、敷き板
5が単独で内進移動および外進移動するように敷き板5
をパットベースに連繋する前後1対のリンク対7によっ
て連結されている。
【0014】各リンク対7は、屈伸動作可能に結合され
た外リンク8および内リンク9をそれぞれ備え、山形状
に折れ曲った屈折形態と、内外方向に沿って伸長した伸
長形態とに変形し、引きばね6によって屈折形態となる
方向へ付勢されている。
【0015】リンク対7の形態が屈折形態から伸長形態
に変形すると、敷き板5はリンク対7の変形に伴って内
進移動して敷き板5の移動通路の内端の格納位置に退避
し、リンク対7の形態が伸長形態から屈折形態に変形す
ると、敷き板5はリンク対7の変形に伴って外進移動し
て敷き板5の移動通路の外端の進出位置に進出する。
【0016】リンク対7の外リンク8の外端はパットベ
ース4に固定されたブラケット11にピン12によって
結合され、内リンク9の内端は敷き板5に固定されたブ
ラケット13にピン14によって結合され、外リンク8
の内端と内リンク9の外端とは連結ピン15によって結
合されている。
【0017】敷き板5の内端縁5aの中央部には、敷き
板5が進出位置と格納位置と間を結ぶ移動通路を正しく
内進移動および外進移動するように敷き板5の幅方向中
心部をその延長方向へ付勢して敷き板5の移動方向を規
正する規正ばね16の外端が繋止され、この規正ばね1
6の内端は敷き板5の移動通路の中心線を内方へ延長し
た位置で車体2に繋止されている。
【0018】規正ばね16はピストンロッド1aの軸心
を中心とする敷き板5の回動動作を阻止する目的で設け
られ、正規の移動方向とは異なる方向への敷き板5の不
正移動動作が規正ばね16によって阻止される。
【0019】敷き板5が昇降する昇降軌道の上方に設置
されて車体2に固定された当て板17の下面には、ジャ
ッキシリンダ1のピストンロッド1aが上方へ退動して
敷き板5が上昇端付近へ上昇したときに屈折形態で上昇
中のリンク対7の頂部7aが突き当ってこの頂部7aの
上昇を阻止し、リンク対7の形態を屈折形態から伸長形
態に変形させる当り面18が水平状に形成されている。
【0020】パットベース4の上面には、ジャッキシリ
ンダ1のピストンロッド1aが上昇端付近へ進動したと
きに当て板17の当り面18に突き当って敷き板5の上
昇端位置を規定するストッパ19が垂立状態で固定され
ている。
【0021】ジャッキシリンダ1のピストンロッド1a
が上昇端に退動した状態では、敷き板5が昇降軌道の上
端へ上昇してストッパ19およびリンク対7の頂部7a
が当り面18に当接し、リンク対7の形態が伸長形態で
保持されて敷き板5が移動通路の内端の格納位置に退避
した状態で保持される。
【0022】この状態で、ジャッキシリンダ1のピスト
ンロッド1aが下方へ進動して敷き板5が下降すると、
リンク対7が下降しながら引きばね6の弾発力によって
徐々に折れ曲り、敷き板5はリンク対7の折れ曲り動作
に伴って移動通路を外進移動する。
【0023】敷き板5がさらに下降してリンク対7の頂
部7aが当り面18から離れた時点で、リンク対7の形
態が元通りの屈折形態に復帰変形し、敷き板5は、移動
通路の外端の進出位置へ外進移動し、この状態で昇降軌
道の下端へ下降して地面Gに接する。
【0024】敷き板5が進出位置へ移動して地面Gに接
した状態で高所作業が行われる。
【0025】この状態でピストンロッド1aが上方へ退
動し、敷き板5が昇降軌道の上端付近へ上昇すると、リ
ンク対7の頂部7aが当り面18に突き当り、屈折形態
のリンク対7が徐々に伸長して敷き板5が格納位置側へ
内進移動する。
【0026】ピストンロッド1aが上昇端へ退動して敷
き板5が昇降軌道の上端へ上昇し、ストッパ19が当り
面18に当接した状態では、リンク対7の形態が伸長形
態に変形して敷き板5が移動通路の内端の格納位置に退
避する。
【0027】上記した実施の形態によれば、敷き板5が
リンク対7によって駆動されてリンク対7の屈伸方向へ
移動し、敷き板5の移動方向を規定する複雑なガイド機
構が不要となるので、敷き板5を駆動する駆動機構を簡
略化してその部品点数を削減し、敷き板駆動機構の製作
コストを節減することができる。
【0028】また、敷き板5が単純なリンクの屈伸動作
によって無理なく駆動されるので、敷き板駆動機構の故
障や誤動作を少くすることができる。
【0029】さらに、規正ばね16を設けてあるので、
敷き板5の移動方向を規正する機構を簡略化し、敷き板
の移動態様を簡単な機構によって適正化することができ
る。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、敷き板がリン
ク対によって駆動されてリンク対の屈伸方向へ移動し、
敷き板の移動方向を規定する複雑なガイド機構が不要と
なるので、敷き板を駆動する駆動機構を簡略化してその
部品点数を削減し、敷き板駆動機構の製作コストを節減
することができる。
【0031】また、敷き板が単純なリンクの屈伸動作に
よって無理なく駆動されるので、敷き板駆動機構の故障
や誤動作を少くすることができる。
【0032】請求項2の発明によれば、敷き板の移動方
向を規正する機構を簡略化し、敷き板の移動態様を簡略
な機構によって適正化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1形態を示す作業車用アウトリ
ガーの側面図である。
【図2】同じく、要部の正面図である。
【図3】敷き板が格納位置へ移動した状態を示す要部の
側面図である。
【図4】敷き板が進出位置へ移動して接地した状態を示
す要部の側面図である。
【図5】図4のX−X線矢視図である。
【符号の説明】
1 ジャッキシリンダ 2 車体 4 パットベース 5 敷き板 7 リンク対 16 規正ばね 18 当り面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 智博 愛知県名古屋市中区千代田2丁目15番18 号 日本電話施設株式会社内 (72)発明者 川部 直樹 愛知県名古屋市中区千代田2丁目15番18 号 日本電話施設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭51−91558(JP,A) 特開 平10−100871(JP,A) 実開 昭52−21609(JP,U) 実公 平1−44379(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 23/78

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の側面付近に下向き状に設置された
    ジャッキシリンダのピストンロッドの下端に回動可能に
    結合されたパットベースと、このパットベースの下側に
    重ね合された敷き板とを、山形状に折れ曲った屈折形態
    と、内外方向に沿って伸長した伸長形態とに変形可能
    で、屈折形態から伸長形態に変形するときに前記敷き板
    を格納位置に内進移動させ、伸長形態から屈折形態に変
    形するときに前記敷き板を進出位置に外進移動させるリ
    ンク対によって連結し、前記敷き板の昇降軌道の上方に
    は、前記敷き板が昇降軌道の上端付近へ上昇したときに
    前記リンク対の頂部が突き当って前記リンク対の形態を
    屈折形態から伸長形態に変形させる当り面を設けた作業
    車用アウトリガーにおける敷き板駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記ジャッキシリンダのピストンロッド
    の軸心を中心とする前記敷き板の回動動作が阻止される
    ように前記敷き板を付勢して前記敷き板の移動方向を規
    正する規正ばねを設けた請求項1記載の作業車用アウト
    リガーにおける敷き板駆動装置。
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