JP3267491B2 - ファクシミリ機能付き文書処理装置 - Google Patents
ファクシミリ機能付き文書処理装置Info
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- JP3267491B2 JP3267491B2 JP30458295A JP30458295A JP3267491B2 JP 3267491 B2 JP3267491 B2 JP 3267491B2 JP 30458295 A JP30458295 A JP 30458295A JP 30458295 A JP30458295 A JP 30458295A JP 3267491 B2 JP3267491 B2 JP 3267491B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ機能
付き文書処理装置に関し、特に、送信データの符号化の
改善に関する。
付き文書処理装置に関し、特に、送信データの符号化の
改善に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スキャナで読み取ったイメージデ
ータを送信するファクシミリ装置で、原稿を送信する場
合、送信する原稿の後端部が余白ページでも、チェック
を行わずにイメージデータの白部分データをそのまま符
号化し送信している。従って、原稿の内容に拘わらず符
号化を行いデータ伝送を行っているので、余白ページま
で白部分データとして符号化されることになり、伝送時
間がかかり通信料金もかさんでしまうという問題があ
る。
ータを送信するファクシミリ装置で、原稿を送信する場
合、送信する原稿の後端部が余白ページでも、チェック
を行わずにイメージデータの白部分データをそのまま符
号化し送信している。従って、原稿の内容に拘わらず符
号化を行いデータ伝送を行っているので、余白ページま
で白部分データとして符号化されることになり、伝送時
間がかかり通信料金もかさんでしまうという問題があ
る。
【0003】前記問題を改善するため、例えば、特開平
5−130370号公報の記載によれば、スキャナで読
みとったイメージデータを送信する際に、原稿後端部ま
で全白イメージが連続する場合、イメージデータの全白
部分を削除して符号化することによりデータ伝送時間の
短縮が可能とするファクシミリ装置が提案されている。
また、特開平6−261168号公報に記載によれば、
スキャナで読みとったイメージデータを送信する際に、
送信情報中の有効ドット数が所定割合以下だった場合は
全白画像として認識し、送信一時停止などの操作を行う
ことで白紙データの送信を防止するファクシミリ装置が
提案されている。
5−130370号公報の記載によれば、スキャナで読
みとったイメージデータを送信する際に、原稿後端部ま
で全白イメージが連続する場合、イメージデータの全白
部分を削除して符号化することによりデータ伝送時間の
短縮が可能とするファクシミリ装置が提案されている。
また、特開平6−261168号公報に記載によれば、
スキャナで読みとったイメージデータを送信する際に、
送信情報中の有効ドット数が所定割合以下だった場合は
全白画像として認識し、送信一時停止などの操作を行う
ことで白紙データの送信を防止するファクシミリ装置が
提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−130370号公報のファクシミリ装置では、イメ
ージデータの全白部分を削除して符号化することにより
データ伝送時間の短縮が可能であるが、読み取ったイメ
ージデータにノイズ(例えば、斑点、カスレ等)が混在
していた場合は全白ページを検出することが困難であ
り、全白部分を削除して符号化することができない。ま
た、特開平6−261168号公報のファクシミリ装置
では、全白ページを判断する有効ドット数の割合設定数
を調節することで、イメージデータのノイズの混入によ
る影響を押えることができるが、ノイズが所定の割合を
越えて多数混入した場合や、全白ページではなく後部余
白などの検出は難しいので、全白部分を削除して符号化
することができない。。この問題はデータ伝送する際、
テキストデータ、イメージデータに拘わらず、一旦イメ
ージデータに変換した後、伝送データとして符号化して
送信するためである。
5−130370号公報のファクシミリ装置では、イメ
ージデータの全白部分を削除して符号化することにより
データ伝送時間の短縮が可能であるが、読み取ったイメ
ージデータにノイズ(例えば、斑点、カスレ等)が混在
していた場合は全白ページを検出することが困難であ
り、全白部分を削除して符号化することができない。ま
た、特開平6−261168号公報のファクシミリ装置
では、全白ページを判断する有効ドット数の割合設定数
を調節することで、イメージデータのノイズの混入によ
る影響を押えることができるが、ノイズが所定の割合を
越えて多数混入した場合や、全白ページではなく後部余
白などの検出は難しいので、全白部分を削除して符号化
することができない。。この問題はデータ伝送する際、
テキストデータ、イメージデータに拘わらず、一旦イメ
ージデータに変換した後、伝送データとして符号化して
送信するためである。
【0005】また、従来のコンピュータや日本語ワード
プロセッサなどのファクシミリ機能付き文書処理装置で
も、作成したデータの送信指示が出された場合には、デ
ータに全白ラインが連続した場合でもそのまま符号化
し、送信を行っていたため、伝送時間や記録紙の無駄を
招いていた。この問題を解決するために、テキストバッ
ファに何もデータが存在しない場合には、送信可能デー
タが存在しない旨を送信者に伝え、送信を行わない技術
が確立されている。しかし、テキストバッファに改行コ
ードのみが存在する場合や、送信データの途中に全白ペ
ージが存在する場合については符号化し送信するという
課題が残っている。
プロセッサなどのファクシミリ機能付き文書処理装置で
も、作成したデータの送信指示が出された場合には、デ
ータに全白ラインが連続した場合でもそのまま符号化
し、送信を行っていたため、伝送時間や記録紙の無駄を
招いていた。この問題を解決するために、テキストバッ
ファに何もデータが存在しない場合には、送信可能デー
タが存在しない旨を送信者に伝え、送信を行わない技術
が確立されている。しかし、テキストバッファに改行コ
ードのみが存在する場合や、送信データの途中に全白ペ
ージが存在する場合については符号化し送信するという
課題が残っている。
【0006】本発明は以上の事情を考慮してなされたも
のであり、例えば、データを送信する際、テキストバッ
ファに格納されているテキストデータから符号化データ
に変換することにより、処理の軽減と、ノイズ等の混入
による誤ったデータの符号化の回避を可能にし、かつ無
意味な白紙データを削除して経済的な送信を可能にする
ファクシミリ機能付き文書処理装置を提供することにあ
る。また、本発明の他の目的は、イメージデータを送信
する場合、文字認識を行い文字コードに変換することに
より、正確なテキストデータの符号化を可能にするファ
クシミリ機能付き文書処理装置を提供することにある。
のであり、例えば、データを送信する際、テキストバッ
ファに格納されているテキストデータから符号化データ
に変換することにより、処理の軽減と、ノイズ等の混入
による誤ったデータの符号化の回避を可能にし、かつ無
意味な白紙データを削除して経済的な送信を可能にする
ファクシミリ機能付き文書処理装置を提供することにあ
る。また、本発明の他の目的は、イメージデータを送信
する場合、文字認識を行い文字コードに変換することに
より、正確なテキストデータの符号化を可能にするファ
クシミリ機能付き文書処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、テキストデー
タを作成しこのテキストデータを送信することが可能な
ファクシミリ機能付き文書処理装置において、テキスト
データ及び送信指示を入力するためのキー入力部と、作
成したテキストデータとそのテキストデータを管理する
管理情報とを格納するテキストバッファと、テキストバ
ッファに格納されたテキストデータを検索する検索部
と、検索されたテキストデータのうち全白データを管理
情報により判断して全白データを削除するデータ削除部
と、削除処理後のテキストデータを符号化データに変換
する符号化部と、キー入力部からの送信指示に従い符号
化データを送信する送信部とを備えたことを特徴とする
ファクシミリ機能付き文書処理装置である。
タを作成しこのテキストデータを送信することが可能な
ファクシミリ機能付き文書処理装置において、テキスト
データ及び送信指示を入力するためのキー入力部と、作
成したテキストデータとそのテキストデータを管理する
管理情報とを格納するテキストバッファと、テキストバ
ッファに格納されたテキストデータを検索する検索部
と、検索されたテキストデータのうち全白データを管理
情報により判断して全白データを削除するデータ削除部
と、削除処理後のテキストデータを符号化データに変換
する符号化部と、キー入力部からの送信指示に従い符号
化データを送信する送信部とを備えたことを特徴とする
ファクシミリ機能付き文書処理装置である。
【0008】なお、本発明において、キー入力部はキー
ボード、ペン・タブレット、タッチパネル等で構成され
る。テキストバッファ、検索部、データ削除部、符号化
部は、CPU、ROM、RAM、I/Oポートからなる
マイクロコンピュータで構成される。特に、テキストバ
ッファは、RAMで構成される。また、ROMはCPU
が検索部、データ削除部、符号化部として機能する制御
プログラムが格納されている。また、送信部はモデム、
NCU(網制御装置)で構成される。
ボード、ペン・タブレット、タッチパネル等で構成され
る。テキストバッファ、検索部、データ削除部、符号化
部は、CPU、ROM、RAM、I/Oポートからなる
マイクロコンピュータで構成される。特に、テキストバ
ッファは、RAMで構成される。また、ROMはCPU
が検索部、データ削除部、符号化部として機能する制御
プログラムが格納されている。また、送信部はモデム、
NCU(網制御装置)で構成される。
【0009】本発明によれば、原稿の送信指示がなされ
た際、テキストバッファに格納されているテキストデー
タを符号化データに変換して送信するので原稿のカスレ
や斑点等のノイズの混入による符号化データの誤変換を
防止することができる。従って、テキストデータのうち
全白データ(表示されないデータ)を削除する際、ノイ
ズに影響されないで全白データを削除することができ
る。
た際、テキストバッファに格納されているテキストデー
タを符号化データに変換して送信するので原稿のカスレ
や斑点等のノイズの混入による符号化データの誤変換を
防止することができる。従って、テキストデータのうち
全白データ(表示されないデータ)を削除する際、ノイ
ズに影響されないで全白データを削除することができ
る。
【0010】原稿からイメージデータを光学的に読み取
るスキャナ部と、読み取ったイメージデータから文字を
認識しその認識した文字をテキストデータに変換する文
字認識部とをさらに備えた構成にすることが好ましい。
なお、本発明において、スキャナ部はCCDセンサ(固
体撮像素子)で構成される。文字認識部はマイクロコン
ピュータで構成される。
るスキャナ部と、読み取ったイメージデータから文字を
認識しその認識した文字をテキストデータに変換する文
字認識部とをさらに備えた構成にすることが好ましい。
なお、本発明において、スキャナ部はCCDセンサ(固
体撮像素子)で構成される。文字認識部はマイクロコン
ピュータで構成される。
【0011】このように構成にすれば、入力されたイメ
ージデータをテキストデータに変換し、変換したテキス
トデータを符号化データに変換することによりノイズの
混入による符号化データの誤変換を防止することができ
る。従って、テキストデータを送信するための符号化を
行う際に、従来技術ではイメージデータに展開した後に
符号化を行っていたが、テキストバッファに格納されて
いる文字コードから符号化データに変換することによ
り、処理の軽減と、ノイズ等の混入による誤ったデータ
の符号化の回避が可能である。
ージデータをテキストデータに変換し、変換したテキス
トデータを符号化データに変換することによりノイズの
混入による符号化データの誤変換を防止することができ
る。従って、テキストデータを送信するための符号化を
行う際に、従来技術ではイメージデータに展開した後に
符号化を行っていたが、テキストバッファに格納されて
いる文字コードから符号化データに変換することによ
り、処理の軽減と、ノイズ等の混入による誤ったデータ
の符号化の回避が可能である。
【0012】前記データ削除部は、前記符号化部がテキ
ストデータを符号化データに変換する際、テキストデー
タの管理情報を参照し、送信指示されたテキストデータ
のページ開始行から、改行コードが用紙サイズを越えて
連続している場合に全白ページ(表示されないページ)
と判断し、この全白ページのテキストデータを削除する
よう構成されることが好ましい。 このように構成すれ
ば、改行コードとその位置情報から全白ページが判断で
きるので、改行コードを含めて全白ページのテキストデ
ータを削除することできる。
ストデータを符号化データに変換する際、テキストデー
タの管理情報を参照し、送信指示されたテキストデータ
のページ開始行から、改行コードが用紙サイズを越えて
連続している場合に全白ページ(表示されないページ)
と判断し、この全白ページのテキストデータを削除する
よう構成されることが好ましい。 このように構成すれ
ば、改行コードとその位置情報から全白ページが判断で
きるので、改行コードを含めて全白ページのテキストデ
ータを削除することできる。
【0013】前記データ削除部は、前記符号化部がテキ
ストデータを符号化データに変換する際、テキストデー
タの管理情報を参照し、送信指示されたテキストデータ
のページ開始行から、文字フォントに影響しない文字コ
ードのみからなるラインと改行コードが用紙サイズを越
えて連続している場合に全白ページと判断し、この全白
ページのテキストデータを削除するよう構成されること
が好ましい。このように構成すれば、改行コードとライ
ン数から全白ページが判断できるので、改行コード等を
含め、表示しない全白ページのテキストデータを削除す
ることできる。
ストデータを符号化データに変換する際、テキストデー
タの管理情報を参照し、送信指示されたテキストデータ
のページ開始行から、文字フォントに影響しない文字コ
ードのみからなるラインと改行コードが用紙サイズを越
えて連続している場合に全白ページと判断し、この全白
ページのテキストデータを削除するよう構成されること
が好ましい。このように構成すれば、改行コードとライ
ン数から全白ページが判断できるので、改行コード等を
含め、表示しない全白ページのテキストデータを削除す
ることできる。
【0014】前記データ削除部は、前記符号化部がテキ
ストデータを符号化データに変換する際、テキストデー
タの管理情報を参照し、改ページコードと改ページコー
ドの間に文字フォントに影響しない文字コードのみから
なるラインと改行コードのみしか存在しない場合に全白
ページと判断し、この全白ページのテキストデータを削
除するよう構成されることが好ましい。このように構成
すれば、改行コードとライン数から全白ページを判断で
きるので、改行コード等を含め、表示しない全白ページ
のテキストデータを削除することできる。
ストデータを符号化データに変換する際、テキストデー
タの管理情報を参照し、改ページコードと改ページコー
ドの間に文字フォントに影響しない文字コードのみから
なるラインと改行コードのみしか存在しない場合に全白
ページと判断し、この全白ページのテキストデータを削
除するよう構成されることが好ましい。このように構成
すれば、改行コードとライン数から全白ページを判断で
きるので、改行コード等を含め、表示しない全白ページ
のテキストデータを削除することできる。
【0015】前記データ削除部は、前記符号化部がテキ
ストデータを符号化データに変換する際、改ページコー
ドの前に文字フォントに影響しない文字コードのみから
なるラインと改行コードが連続している場合に後部余白
と判断し、この後部余白のテキストデータを削除するよ
う構成されることが好ましい。このように構成すれば、
改行コードとライン数から後部余白ページ(1ページの
うち前部が表示される文字コードで構成され、後部が余
白で表示されないページ)を判断できるので、改行コー
ド等を含め、表示しない後部余白ページのテキストデー
タを削除することできる。
ストデータを符号化データに変換する際、改ページコー
ドの前に文字フォントに影響しない文字コードのみから
なるラインと改行コードが連続している場合に後部余白
と判断し、この後部余白のテキストデータを削除するよ
う構成されることが好ましい。このように構成すれば、
改行コードとライン数から後部余白ページ(1ページの
うち前部が表示される文字コードで構成され、後部が余
白で表示されないページ)を判断できるので、改行コー
ド等を含め、表示しない後部余白ページのテキストデー
タを削除することできる。
【0016】前記データ削除部は、前記符号化部が図形
データを含むテキストデータを符号化データに変換する
際、図形領域内に表示可能な図形データが存在しない場
合に余白と判断し、この余白のテキストデータを削除す
るよう構成されることが好ましい。このように構成すれ
ば、図形領域内の図形データを検索し図形データが存在
しない場合は余白として判断し、表示しない余白部分の
テキストデータを削除することできる。
データを含むテキストデータを符号化データに変換する
際、図形領域内に表示可能な図形データが存在しない場
合に余白と判断し、この余白のテキストデータを削除す
るよう構成されることが好ましい。このように構成すれ
ば、図形領域内の図形データを検索し図形データが存在
しない場合は余白として判断し、表示しない余白部分の
テキストデータを削除することできる。
【0017】従って、送信データに無意味な白紙部分が
存在した場合、白部分データを削除して符号化すること
で通信時間の短縮、記録紙の節約が可能になる。また、
テキストバッファに格納されている文字コードから符号
化データに変換することにより、処理の軽減と、ノイズ
等の混入による誤ったデータの符号化の回避を可能にす
る。イメージデータを送信する場合、文字認識を行い文
字コードに変換することで正確なデータの符号化が可能
となり、また、ノイズ等により白紙検出が困難という課
題を解決することが可能である。
存在した場合、白部分データを削除して符号化すること
で通信時間の短縮、記録紙の節約が可能になる。また、
テキストバッファに格納されている文字コードから符号
化データに変換することにより、処理の軽減と、ノイズ
等の混入による誤ったデータの符号化の回避を可能にす
る。イメージデータを送信する場合、文字認識を行い文
字コードに変換することで正確なデータの符号化が可能
となり、また、ノイズ等により白紙検出が困難という課
題を解決することが可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施例に基づいて
本発明を詳述する。なお、本発明はこれによって限定さ
れるものではない。
本発明を詳述する。なお、本発明はこれによって限定さ
れるものではない。
【0019】図1は本発明の一実施例であるシステム構
成を示すブロック図である。図1において、1はシステ
ム全体の動作制御を行うCPU、2はCPU1を動作さ
せるための制御プログラム等が格納されているROM、
3はCPU1を動作させるうえで必要なデータのRAM
(一時記憶メモリ)である。RAM3には、データ削除
処理に必要な作業用変数テーブル3aがあり、この作業
用変数テーブル3aには以下のような変数が格納されて
いる。
成を示すブロック図である。図1において、1はシステ
ム全体の動作制御を行うCPU、2はCPU1を動作さ
せるための制御プログラム等が格納されているROM、
3はCPU1を動作させるうえで必要なデータのRAM
(一時記憶メモリ)である。RAM3には、データ削除
処理に必要な作業用変数テーブル3aがあり、この作業
用変数テーブル3aには以下のような変数が格納されて
いる。
【0020】3a1:テキストバッファに格納されてい
るテキストデータの用紙サイズの最大ライン数PS。 3a2:テキストバッファに格納されているテキストデ
ータの用紙サイズの最大桁数CC。 3a3:テキストバッファに格納されているテキストデ
ータのページ先頭から何行目にCPU1がアクセスして
いるかを示すラインカウンタLL。 3a4:現在CPU1がアクセスしているラインから前
方に、全白ラインが何行連続しているかを示すラインカ
ウンタLW。
るテキストデータの用紙サイズの最大ライン数PS。 3a2:テキストバッファに格納されているテキストデ
ータの用紙サイズの最大桁数CC。 3a3:テキストバッファに格納されているテキストデ
ータのページ先頭から何行目にCPU1がアクセスして
いるかを示すラインカウンタLL。 3a4:現在CPU1がアクセスしているラインから前
方に、全白ラインが何行連続しているかを示すラインカ
ウンタLW。
【0021】5はテキストデータを蓄積するテキストバ
ッファであり、例えば、RAMで構成されている。テキ
ストバッファ5には、テキストデータの管理情報テーブ
ル5aがあり、この管理情テーブル5aは以下のような
情報が含まれている。 5a1:テキストバッファに格納されているテキストデ
ータの用紙サイズの最大ライン数LS。 5a2:テキストバッファに格納されているテキストデ
ータの用紙サイズの最大桁数CS。 5a3:図形領域フラグFF。ここで、FF=1のと
き、原稿データ中に図形領域が存在することを表す。 5a4:図形領域内で表示可能なデータ量を示す値F
S。
ッファであり、例えば、RAMで構成されている。テキ
ストバッファ5には、テキストデータの管理情報テーブ
ル5aがあり、この管理情テーブル5aは以下のような
情報が含まれている。 5a1:テキストバッファに格納されているテキストデ
ータの用紙サイズの最大ライン数LS。 5a2:テキストバッファに格納されているテキストデ
ータの用紙サイズの最大桁数CS。 5a3:図形領域フラグFF。ここで、FF=1のと
き、原稿データ中に図形領域が存在することを表す。 5a4:図形領域内で表示可能なデータ量を示す値F
S。
【0022】4は作成したテキストデータを送信するた
めに、データ入力を行うキー入力部であり、キーボー
ド、ペン・タブレット等で構成されている。6は送信原
稿をイメージデータとして読み取るためのスキャナ部で
あり、例えば、CCDセンサ(固体撮像素子)で構成さ
れる。7はスキャナ部6から入力されたイメージデータ
を蓄積しておく画像メモリであり、RAMで構成され
る。8は画像メモリ7に格納されたイメージデータをテ
キストデータに変換するための文字認識部、9は送信デ
ータの無意味な白部分データを削除するためのデータ削
除部、10は送信する際にテキストデータを符号化デー
タに変換するための符号化部であり、制御プログラムに
よりそれぞれ機能する。また、CPU1はテキストバッ
ファ5に格納されたテキストデータを検索する検索部と
して機能する。
めに、データ入力を行うキー入力部であり、キーボー
ド、ペン・タブレット等で構成されている。6は送信原
稿をイメージデータとして読み取るためのスキャナ部で
あり、例えば、CCDセンサ(固体撮像素子)で構成さ
れる。7はスキャナ部6から入力されたイメージデータ
を蓄積しておく画像メモリであり、RAMで構成され
る。8は画像メモリ7に格納されたイメージデータをテ
キストデータに変換するための文字認識部、9は送信デ
ータの無意味な白部分データを削除するためのデータ削
除部、10は送信する際にテキストデータを符号化デー
タに変換するための符号化部であり、制御プログラムに
よりそれぞれ機能する。また、CPU1はテキストバッ
ファ5に格納されたテキストデータを検索する検索部と
して機能する。
【0023】11はデータの送受信手段として機能する
モデム、12はNCU(網制御装置)である。また、N
CU12は、電話網をデータ通信等に使用するために、
その回線の端末に接続し、電話交換網の接続制御を行っ
たり、データ通信路への切り替えを行ったり、ループの
保持を行うものである。13は作成したテキストデー
タ、読み取ったイメージデータ、図形データ等を表示す
る表示部であり、CRTディスプレイ、LCD(液晶)
ディスプレイ等からなる表示装置で構成される。14は
作成したテキストデータ、読み取ったイメージデータ、
図形データ等を印刷する印刷部であり、サーマルプリン
タ、レーザプリンタ等からなる印刷装置で構成される。
モデム、12はNCU(網制御装置)である。また、N
CU12は、電話網をデータ通信等に使用するために、
その回線の端末に接続し、電話交換網の接続制御を行っ
たり、データ通信路への切り替えを行ったり、ループの
保持を行うものである。13は作成したテキストデー
タ、読み取ったイメージデータ、図形データ等を表示す
る表示部であり、CRTディスプレイ、LCD(液晶)
ディスプレイ等からなる表示装置で構成される。14は
作成したテキストデータ、読み取ったイメージデータ、
図形データ等を印刷する印刷部であり、サーマルプリン
タ、レーザプリンタ等からなる印刷装置で構成される。
【0024】読み取り原稿の送信が選択された場合
(“H”に設定)には、CPU1は、送信原稿をスキャ
ナ部6でイメージデータとして読み取り、画像メモリ7
に蓄積し、文字認識部8によりイメージデータをテキス
トデータに変換するよう制御する。変換されたテキスト
データをテキストバッファ5に格納し、データ削除部9
で白部分データを削除した後に符号化部10で符号化
し、モデム11およびNCU12を介して送信する。ま
た、文書処理装置で作成した原稿の送信が選択された場
合には、CPU1は、テキストバッファ5に格納されて
いるテキストデータを、上記同様、データ削除部9と符
号化部10でデータ処理を行い、モデム11およびNC
U12を介して送信する。
(“H”に設定)には、CPU1は、送信原稿をスキャ
ナ部6でイメージデータとして読み取り、画像メモリ7
に蓄積し、文字認識部8によりイメージデータをテキス
トデータに変換するよう制御する。変換されたテキスト
データをテキストバッファ5に格納し、データ削除部9
で白部分データを削除した後に符号化部10で符号化
し、モデム11およびNCU12を介して送信する。ま
た、文書処理装置で作成した原稿の送信が選択された場
合には、CPU1は、テキストバッファ5に格納されて
いるテキストデータを、上記同様、データ削除部9と符
号化部10でデータ処理を行い、モデム11およびNC
U12を介して送信する。
【0025】図2は本発明の実施例における全体動作を
示すフローチャートである。図2において、 ステップS2:送信動作が選択されたかどうかを判断す
る。 ステップS4:選択されなかった場合にはその他の処理
を行う。 ステップS6:送信動作が選択された場合には、送信す
る原稿は文書処理装置で作成したテキストデータを用い
るのか、スキャナ部6で読み取った原稿を用いるのかを
判断する。スキャナ読み取りが選択された場合にはステ
ップS12へ進み、テキストデータが選択された場合に
はステップS8の処理を行う。 ステップS8:作成したテキストデータの送信が選択さ
れた場合、テキストバッファ5にテキストデータが存在
するか否かを判断し、送信可能なデータが存在する場合
にはステップS24へ進み、無意味な白部分データ削除
処理を行う。 ステップS10:テキストバッファ5が空の場合には送
信データが存在しない旨のメッセージを表示し、ステッ
プS6に戻る。
示すフローチャートである。図2において、 ステップS2:送信動作が選択されたかどうかを判断す
る。 ステップS4:選択されなかった場合にはその他の処理
を行う。 ステップS6:送信動作が選択された場合には、送信す
る原稿は文書処理装置で作成したテキストデータを用い
るのか、スキャナ部6で読み取った原稿を用いるのかを
判断する。スキャナ読み取りが選択された場合にはステ
ップS12へ進み、テキストデータが選択された場合に
はステップS8の処理を行う。 ステップS8:作成したテキストデータの送信が選択さ
れた場合、テキストバッファ5にテキストデータが存在
するか否かを判断し、送信可能なデータが存在する場合
にはステップS24へ進み、無意味な白部分データ削除
処理を行う。 ステップS10:テキストバッファ5が空の場合には送
信データが存在しない旨のメッセージを表示し、ステッ
プS6に戻る。
【0026】ステップS12:また、スキャナ部6で読
み取った原稿の送信が選択された場合には、スキャナ部
6の原稿台に送信原稿がセットされているかどうかを判
断し、セットされている場合はステップS16へ進み、
セットされていない場合にはステップS14に進む。 ステップS14:原稿台への原稿セットを促す旨のメッ
セージを表示し、ステップS12へ戻り、原稿がセット
されるまで待機する。 ステップS16:スキャナ部6で原稿の読み取りを行
う。 ステップS18:獲得した送信原稿のイメージデータを
画像メモリ7へ一旦蓄積する。
み取った原稿の送信が選択された場合には、スキャナ部
6の原稿台に送信原稿がセットされているかどうかを判
断し、セットされている場合はステップS16へ進み、
セットされていない場合にはステップS14に進む。 ステップS14:原稿台への原稿セットを促す旨のメッ
セージを表示し、ステップS12へ戻り、原稿がセット
されるまで待機する。 ステップS16:スキャナ部6で原稿の読み取りを行
う。 ステップS18:獲得した送信原稿のイメージデータを
画像メモリ7へ一旦蓄積する。
【0027】ステップS20:蓄積したイメージデータ
の文字認識を行い、送信原稿をイメージデータからテキ
ストデータへ変換する。このステップS20において、
単にイメージデータから白部分データ(白ドットデー
タ)と黒部分データ(黒ドットデータ)を判定するだけ
でなく、ストローク情報を抽出してから文字を認識しテ
キストデータに変換を行うことにより、原稿読み取り時
に混入したノイズを削除し、その影響を押えることがで
きる。 ステップS22:テキストデータに変換した送信原稿デ
ータをテキストバッファ5に格納する。 ステップS24:キー入力部4、もしくはスキャナ部6
により入力された原稿データを検索し、無意味な白部分
データの削除を行う。
の文字認識を行い、送信原稿をイメージデータからテキ
ストデータへ変換する。このステップS20において、
単にイメージデータから白部分データ(白ドットデー
タ)と黒部分データ(黒ドットデータ)を判定するだけ
でなく、ストローク情報を抽出してから文字を認識しテ
キストデータに変換を行うことにより、原稿読み取り時
に混入したノイズを削除し、その影響を押えることがで
きる。 ステップS22:テキストデータに変換した送信原稿デ
ータをテキストバッファ5に格納する。 ステップS24:キー入力部4、もしくはスキャナ部6
により入力された原稿データを検索し、無意味な白部分
データの削除を行う。
【0028】ここで、ステップS8〜ステップS10の
動作は、送信データの検索機能と検索結果のメッセージ
表示機能を示す処理である。また、ステップS12〜ス
テップS22の動作は、イメージデータを文字認識によ
りテキストデータに変換して、原稿読み取り時に混入し
たノイズを削除し、その影響を押える処理である。 ステップS26:符号化部10において、テキストデー
タを送信するための符号化データへ変換する。 ステップS28:モデム11、NCU12を介して送信
を行う。
動作は、送信データの検索機能と検索結果のメッセージ
表示機能を示す処理である。また、ステップS12〜ス
テップS22の動作は、イメージデータを文字認識によ
りテキストデータに変換して、原稿読み取り時に混入し
たノイズを削除し、その影響を押える処理である。 ステップS26:符号化部10において、テキストデー
タを送信するための符号化データへ変換する。 ステップS28:モデム11、NCU12を介して送信
を行う。
【0029】図2におけるステップS24のデータ削除
処理に関して説明する。図3はデータ削除処理のルーチ
ン(1)を示すフローチャートである。図3において、
ステップS30:テキストデータ管理情報を作業用変
数に代入する。ここでは、管理情報の用紙サイズの最大
ライン数LSを作業用変数の最大ライン数PSへ、管理
情報の用紙サイズの最大桁数CSを作業用変数の最大ラ
イン数CCへ代入する。これらの値は、全白ページや後
部余白など、無意味な白部分データの検出及び削除処理
を行う際に用いられる。 ステップS32:ラインカウンタLLと全白ライン用ラ
インカウンタLWをそれぞれ0にセットする。
処理に関して説明する。図3はデータ削除処理のルーチ
ン(1)を示すフローチャートである。図3において、
ステップS30:テキストデータ管理情報を作業用変
数に代入する。ここでは、管理情報の用紙サイズの最大
ライン数LSを作業用変数の最大ライン数PSへ、管理
情報の用紙サイズの最大桁数CSを作業用変数の最大ラ
イン数CCへ代入する。これらの値は、全白ページや後
部余白など、無意味な白部分データの検出及び削除処理
を行う際に用いられる。 ステップS32:ラインカウンタLLと全白ライン用ラ
インカウンタLWをそれぞれ0にセットする。
【0030】ステップS34:テキストデータの読み出
しを行う。テキストバッファ5より、原稿の1行分を読
み出す。このとき、1行分とは文字コードを用紙サイズ
の最大桁数CC分読み出すか、もしくは改行コードが現
れるまでとする。 ステップS36:1行分の読み出しが終了したとしてラ
インカウンタLLを1インクリメントする。 ステップS38:読み出したテキストデータが全白ライ
ンか否かを判断する。全白ラインとは、行頭が改行コー
ドである、または行末までフォントに影響しない文字コ
ードのみが連続しているラインとする。
しを行う。テキストバッファ5より、原稿の1行分を読
み出す。このとき、1行分とは文字コードを用紙サイズ
の最大桁数CC分読み出すか、もしくは改行コードが現
れるまでとする。 ステップS36:1行分の読み出しが終了したとしてラ
インカウンタLLを1インクリメントする。 ステップS38:読み出したテキストデータが全白ライ
ンか否かを判断する。全白ラインとは、行頭が改行コー
ドである、または行末までフォントに影響しない文字コ
ードのみが連続しているラインとする。
【0031】ステップS40:ステップS38で全白ラ
インでないと判断された場合、つまり1ライン中に表示
可能なデータが含まれていると判断された場合には、全
白ライン用ラインカウンタLWを0にセットする。 ステップS42:ステップS38で全白ラインと判断さ
れた場合、全白ライン用ラインカウンタLWを1インク
リメントする。
インでないと判断された場合、つまり1ライン中に表示
可能なデータが含まれていると判断された場合には、全
白ライン用ラインカウンタLWを0にセットする。 ステップS42:ステップS38で全白ラインと判断さ
れた場合、全白ライン用ラインカウンタLWを1インク
リメントする。
【0032】図4はデータ削除処理のルーチン(2)を
示すフローチャートである。図4において、 ステップ
S44:現在まで読み出したライン数LLが最大ライン
数PSと等しい、つまり用紙の最終行までの読み出し終
了の判断を行う。読み出しラインが用紙の最終行であっ
た場合、ステップS46へ進み、後述のデータ削除処理
を行うか否かを判断し、最終行でなかった場合には、ス
テップS34へ戻り、次のラインの読み出しを行う。
示すフローチャートである。図4において、 ステップ
S44:現在まで読み出したライン数LLが最大ライン
数PSと等しい、つまり用紙の最終行までの読み出し終
了の判断を行う。読み出しラインが用紙の最終行であっ
た場合、ステップS46へ進み、後述のデータ削除処理
を行うか否かを判断し、最終行でなかった場合には、ス
テップS34へ戻り、次のラインの読み出しを行う。
【0033】ステップS46:ラインカウンタLLと全
白ライン用ラインカウンタLWの比較を行う。この2変
数を比較することにより、削除するべき全白ページの存
在を知ることができる。ここでラインカウンタLLと全
白ライン用ラインカウンタLWが等しい場合、現在、読
み出しが終了した原稿ページは全白ページであることが
わかり、ステップS48へ進む。前記2変数が異なる場
合は、全白ページではなく、表示可能な文字が存在する
ページであると判断されるため、データの削除は行わ
ず、ステップS54へ進み、次データの検索を行うかど
うかの判断をする。
白ライン用ラインカウンタLWの比較を行う。この2変
数を比較することにより、削除するべき全白ページの存
在を知ることができる。ここでラインカウンタLLと全
白ライン用ラインカウンタLWが等しい場合、現在、読
み出しが終了した原稿ページは全白ページであることが
わかり、ステップS48へ進む。前記2変数が異なる場
合は、全白ページではなく、表示可能な文字が存在する
ページであると判断されるため、データの削除は行わ
ず、ステップS54へ進み、次データの検索を行うかど
うかの判断をする。
【0034】ステップS48:テキストバッファから現
在読み出したラインのテキストデータを削除する。 ステップS50:全白ライン用ラインカウンタLWを1
デクリメントする。 ステップS52:全白ライン用ラインカウンタLWと0
を比較し、0ではない場合には、削除するべきデータ残
っているとしてステップS48に戻り、削除処理を繰り
返す。
在読み出したラインのテキストデータを削除する。 ステップS50:全白ライン用ラインカウンタLWを1
デクリメントする。 ステップS52:全白ライン用ラインカウンタLWと0
を比較し、0ではない場合には、削除するべきデータ残
っているとしてステップS48に戻り、削除処理を繰り
返す。
【0035】ステップS54:ステップS52でLW=
0の場合には、テキストバッファ5に検索するべきデー
タが存在するかどうかを調べる。次データが存在する場
合には、ステップS32へ進み、前述の処理を繰り返
し、次データが存在しない場合には、テキストデータの
全白ページ削除処理を終了する。以上の処理を行うこと
により、ファクシミリ原稿を送信する際に、無意味な全
白ページまで符号化し、送信することを回避することが
できる。
0の場合には、テキストバッファ5に検索するべきデー
タが存在するかどうかを調べる。次データが存在する場
合には、ステップS32へ進み、前述の処理を繰り返
し、次データが存在しない場合には、テキストデータの
全白ページ削除処理を終了する。以上の処理を行うこと
により、ファクシミリ原稿を送信する際に、無意味な全
白ページまで符号化し、送信することを回避することが
できる。
【0036】図5はデータ削除処理のルーチン(3)を
示すフローチャートである。図5においては、ページ終
端の判断基準として用紙サイズの最大ライン数PSでは
なく、改ページコードを用いてもよいことを示してい
る。ステップS40またはステップS42の処理を行っ
た後、ステップS56へ進み、最後に読み出した文字コ
ードが改ページコードであった場合、ページ終端である
と判断してステップS46の処理を行う。また、改ペー
ジコードではない場合には、1ページのデータが現在行
以降にも続くものとしてステップS34へ戻り、テキス
トデータの検索処理を行う。
示すフローチャートである。図5においては、ページ終
端の判断基準として用紙サイズの最大ライン数PSでは
なく、改ページコードを用いてもよいことを示してい
る。ステップS40またはステップS42の処理を行っ
た後、ステップS56へ進み、最後に読み出した文字コ
ードが改ページコードであった場合、ページ終端である
と判断してステップS46の処理を行う。また、改ペー
ジコードではない場合には、1ページのデータが現在行
以降にも続くものとしてステップS34へ戻り、テキス
トデータの検索処理を行う。
【0037】図6はデータ削除処理のルーチン(4)を
示すフローチャートである。図6においては、全白部分
を発見する際に、削除対称ページ全体だけではなく、原
稿後端部に余白が存在する場合には後部余白として削除
対象とすることを示している。ステップS44の処理が
終了した後、ステップS58へ進み、全白ライン用ライ
ンカウンタLWが0以上である場合、後部余白が存在す
るとしてステップS48へ進み白部分のデータ削除処理
を実行する。全白ライン用ラインカウンタLWが0の場
合には、後部余白が存在しない、つまり削除するべき白
部分データが存在しないため、ステップS54へ進む。
示すフローチャートである。図6においては、全白部分
を発見する際に、削除対称ページ全体だけではなく、原
稿後端部に余白が存在する場合には後部余白として削除
対象とすることを示している。ステップS44の処理が
終了した後、ステップS58へ進み、全白ライン用ライ
ンカウンタLWが0以上である場合、後部余白が存在す
るとしてステップS48へ進み白部分のデータ削除処理
を実行する。全白ライン用ラインカウンタLWが0の場
合には、後部余白が存在しない、つまり削除するべき白
部分データが存在しないため、ステップS54へ進む。
【0038】図7はデータ削除処理のルーチン(5)を
示すフローチャートである。図7においては、削除部分
を発見する手段として、図形領域のデータサイズを用い
る場合の動作のフローを示している。 ステップS60:データ削除処理が開始すると、テキス
トデータの管理情報テーブルより図形領域フラグFFを
参照する。ここで、図形領域フラグFFが1の場合、図
形が存在すると判断しステップS62へ進み、図形領域
フラグFFが0の場合には、図形が存在しないものとし
てデータ削除処理を終了する。
示すフローチャートである。図7においては、削除部分
を発見する手段として、図形領域のデータサイズを用い
る場合の動作のフローを示している。 ステップS60:データ削除処理が開始すると、テキス
トデータの管理情報テーブルより図形領域フラグFFを
参照する。ここで、図形領域フラグFFが1の場合、図
形が存在すると判断しステップS62へ進み、図形領域
フラグFFが0の場合には、図形が存在しないものとし
てデータ削除処理を終了する。
【0039】ステップS62:図形データサイズFSを
参照する。 ステップS64:ステップS62において、データサイ
ズFSが0の場合、図形領域内に表示可能なデータが存
在しないため、図形領域フラグFFを0にセットし、デ
ータから図形部分を削除する。また、ステップS62に
おいて、図形データサイズFSが0より大きい場合には
削除を行わず、処理を終了する。
参照する。 ステップS64:ステップS62において、データサイ
ズFSが0の場合、図形領域内に表示可能なデータが存
在しないため、図形領域フラグFFを0にセットし、デ
ータから図形部分を削除する。また、ステップS62に
おいて、図形データサイズFSが0より大きい場合には
削除を行わず、処理を終了する。
【0040】図8はデータ削除前と削除後のテキストデ
ータの関連を示す説明図である。図9に示すように、例
えば、テキストデータの改ページコードと改ページコー
ドの間に改行コードとフォントに影響しない文字コード
のみが存在する場合、前の改ページコードまでのデータ
を削除し符号化する。これにより、全白ページ部分デー
タの削除ができる。
ータの関連を示す説明図である。図9に示すように、例
えば、テキストデータの改ページコードと改ページコー
ドの間に改行コードとフォントに影響しない文字コード
のみが存在する場合、前の改ページコードまでのデータ
を削除し符号化する。これにより、全白ページ部分デー
タの削除ができる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を奏する。 (1)作成したテキストデータを送信する際、テキスト
データから符号化を行うことでノイズの混入等による符
号化データの誤変換を防ぐことができる。 (2)スキャナで読み取ったイメージデータを送信する
際、読み取ったイメージデータの文字を認識し、テキス
トデータに変換して、さらに符号化を行うことで符号化
データの誤変換を防ぐことができる。 (3)テキストデータを符号化データに変換する際、ペ
ージ開始行から用紙サイズ以上に改行コードが連続して
いる場合、全白ページとして判断し、テキストデータか
ら削除することで無意味な全白ページの送信を防ぐこと
ができる。 (4)テキストデータを符号化データに変換する際、ペ
ージ開始行から用紙サイズ以上に全白ラインが連続して
いる場合、全白ページとして判断し、テキストデータか
ら削除することで無意味な全白ページの送信を防ぐこと
ができる。 (5)テキストデータを符号化データに変換する際、改
ページコードと改ページコードの間に全白ラインのみが
連続している場合、全白ページとして判断し、テキスト
データから削除することで無意味な全白ページの送信を
防ぐことができる。 (6)テキストデータを符号化データに変換する際、原
稿後端部に全白ラインが連続している場合、後部余白と
して判断し、テキストデータから削除することで無意味
な全白ページの送信を防ぐことができる。 (7)テキストデータを符号化データに変換する際、図
形領域内の図形データが存在しない場合、余白として判
断し、テキストデータから削除することで無意味な余白
ページの送信を防ぐことができる。従って、テキストバ
ッファに格納されているテキストデータから符号化デー
タに変換することにより、処理の軽減と、ノイズ等の混
入による誤ったデータの符号化の回避を可能にし、ま
た、無意味な全白ページを削除することで、経済的なデ
ータ送信を実現することができる。また、イメージデー
タを送信する場合、文字認識を行い文字コードに変換す
ることにより、正確なテキストデータの符号化を可能に
する。
データから符号化を行うことでノイズの混入等による符
号化データの誤変換を防ぐことができる。 (2)スキャナで読み取ったイメージデータを送信する
際、読み取ったイメージデータの文字を認識し、テキス
トデータに変換して、さらに符号化を行うことで符号化
データの誤変換を防ぐことができる。 (3)テキストデータを符号化データに変換する際、ペ
ージ開始行から用紙サイズ以上に改行コードが連続して
いる場合、全白ページとして判断し、テキストデータか
ら削除することで無意味な全白ページの送信を防ぐこと
ができる。 (4)テキストデータを符号化データに変換する際、ペ
ージ開始行から用紙サイズ以上に全白ラインが連続して
いる場合、全白ページとして判断し、テキストデータか
ら削除することで無意味な全白ページの送信を防ぐこと
ができる。 (5)テキストデータを符号化データに変換する際、改
ページコードと改ページコードの間に全白ラインのみが
連続している場合、全白ページとして判断し、テキスト
データから削除することで無意味な全白ページの送信を
防ぐことができる。 (6)テキストデータを符号化データに変換する際、原
稿後端部に全白ラインが連続している場合、後部余白と
して判断し、テキストデータから削除することで無意味
な全白ページの送信を防ぐことができる。 (7)テキストデータを符号化データに変換する際、図
形領域内の図形データが存在しない場合、余白として判
断し、テキストデータから削除することで無意味な余白
ページの送信を防ぐことができる。従って、テキストバ
ッファに格納されているテキストデータから符号化デー
タに変換することにより、処理の軽減と、ノイズ等の混
入による誤ったデータの符号化の回避を可能にし、ま
た、無意味な全白ページを削除することで、経済的なデ
ータ送信を実現することができる。また、イメージデー
タを送信する場合、文字認識を行い文字コードに変換す
ることにより、正確なテキストデータの符号化を可能に
する。
【図1】本発明の一実施例であるシステム構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】本発明の実施例における全体動作を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図3】データ削除処理のルーチン(1)を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図4】データ削除処理のルーチン(2)を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図5】データ削除処理のルーチン(3)を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図6】データ削除処理のルーチン(4)を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図7】データ削除処理のルーチン(5)を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図8】データ削除前と削除後のテキストデータの関連
を示す説明図である。
を示す説明図である。
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 キー入力部 5 テキストバッファ 6 スキャナ部 7 画像メモリ 8 文字認識部 9 データ削除部 10 符号化部 11 モデム 12 NCU 13 表示部 15 印刷部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−61356(JP,A) 特開 平4−172752(JP,A) 特開 平5−211581(JP,A) 特開 平1−316060(JP,A) 特開 平1−251866(JP,A) 特開 昭63−231996(JP,A) 特開 平7−177279(JP,A) 特開 平6−98119(JP,A) 特開 平3−261268(JP,A) 特開 昭61−224771(JP,A) 特開 平6−44402(JP,A) 特開 平5−37700(JP,A) 特開 平1−115263(JP,A) 特開 昭60−190064(JP,A) 特開 昭59−117368(JP,A) 実開 平1−126763(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108
Claims (7)
- 【請求項1】 テキストデータを作成しこのテキストデ
ータを送信することが可能なファクシミリ機能付き文書
処理装置において、 テキストデータ及び送信指示を入力するためのキー入力
部と、 作成したテキストデータとそのテキストデータを管理す
る管理情報とを格納するテキストバッファと、 テキストバッファに格納されたテキストデータを検索す
る検索部と、 検索されたテキストデータのうち全白データを管理情報
により判断して全白データを削除するデータ削除部と、 削除処理後のテキストデータを符号化データに変換する
符号化部と、 キー入力部からの送信指示に従い符号化データを送信す
る送信部とを備えたことを特徴とするファクシミリ機能
付き文書処理装置。 - 【請求項2】 原稿からイメージデータを光学的に読み
取るスキャナ部と、読み取ったイメージデータから文字
を認識しその認識した文字をテキストデータに変換する
文字認識部とをさらに備えたことを特徴とする請求項1
記載のファクシミリ機能付き文書処理装置。 - 【請求項3】 前記データ削除部は、前記符号化部がテ
キストデータを符号化データに変換する際、テキストデ
ータの管理情報を参照し、送信指示されたテキストデー
タのページ開始行から、改行コードが用紙サイズを越え
て連続している場合に全白ページと判断し、この全白ペ
ージのテキストデータを削除することを特徴とする請求
項1記載のファクシミリ機能付き文書処理装置。 - 【請求項4】 前記データ削除部は、前記符号化部がテ
キストデータを符号化データに変換する際、テキストデ
ータの管理情報を参照し、送信指示されたテキストデー
タのページ開始行から、文字フォントに影響しない文字
コードのみからなるラインと改行コードが用紙サイズを
越えて連続している場合に全白ページと判断し、この全
白ページのテキストデータを削除することを特徴とする
請求項1記載のファクシミリ機能付き文書処理装置。 - 【請求項5】 前記データ削除部は、前記符号化部がテ
キストデータを符号化データに変換する際、テキストデ
ータの管理情報を参照し、改ページコードと改ページコ
ードの間に文字フォントに影響しない文字コードのみか
らなるラインと改行コードのみしか存在しない場合に全
白ページと判断し、この全白ページのテキストデータを
削除することを特徴とする請求項1記載のファクシミリ
機能付き文書処理装置。 - 【請求項6】 前記データ削除部は、前記符号化部がテ
キストデータを符号化データに変換する際、改ページコ
ードの前に文字フォントに影響しない文字コードのみか
らなるラインと改行コードが連続している場合に後部余
白と判断し、この後部余白のテキストデータを削除する
ことを特徴とする請求項1記載のファクシミリ機能付き
文書処理装置。 - 【請求項7】 前記データ削除部は、前記符号化部が図
形データを含むテキストデータを符号化データに変換す
る際、図形領域内に表示可能な図形データが存在しない
場合に余白と判断し、この余白のテキストデータを削除
することを特徴とする請求項1記載のファクシミリ機能
付き文書処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30458295A JP3267491B2 (ja) | 1995-11-22 | 1995-11-22 | ファクシミリ機能付き文書処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30458295A JP3267491B2 (ja) | 1995-11-22 | 1995-11-22 | ファクシミリ機能付き文書処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09149176A JPH09149176A (ja) | 1997-06-06 |
JP3267491B2 true JP3267491B2 (ja) | 2002-03-18 |
Family
ID=17934736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30458295A Expired - Fee Related JP3267491B2 (ja) | 1995-11-22 | 1995-11-22 | ファクシミリ機能付き文書処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3267491B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003298799A (ja) * | 2002-04-01 | 2003-10-17 | Pfu Ltd | 画像処理装置 |
JP5246221B2 (ja) * | 2010-08-26 | 2013-07-24 | ブラザー工業株式会社 | 画像形成装置 |
JP5246222B2 (ja) * | 2010-08-26 | 2013-07-24 | ブラザー工業株式会社 | 画像形成装置 |
-
1995
- 1995-11-22 JP JP30458295A patent/JP3267491B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09149176A (ja) | 1997-06-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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