JP3958953B2 - 画像記録装置および画像記録方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、原稿の画像データを印刷出力する、より詳しくは、画像データがスキャナ読み取り、ファクシミリ受信して印刷出力する画像記録装置において、パーソナルコンピュータ等外部からのプリンタデータに対しても画像データと同様のスムージング処理を実行できる画像記録装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術として、特開平10−187383号公報に開示された装置がある。この装置は、プリンタ記述言語にて指定された情報に応じた画像データ(以下、画データと呼称する)を出力するとともに、プリンタ記述言語にて指定された情報をもとに所定のパラメータ(制御信号)を生成するものである。画像処理装置は、記録制御部にこの制御信号のパラメータを設定して画像データを取り込む。そして、設定された制御信号のパラメータをもとに、入力された画像データに所定の画像処理を施す。
【0003】
画像記録装置は、CPU、ROM、RAM等の他に、操作表示部、原稿を読み取るスキャナ部、画データを印刷するプロッタ部、ページメモリ、相手ファクシミリ装置との間で通信をおこなう通信制御部、送/受信時に画像データを圧縮/復号化する符号化復号化部、PCからの画像データをプロッタ部に転送するプリンタコントローラ等を有して構成されている。
【0004】
図10は、上記のプロッタ部の内部構成を示すブロック図である。この図を用いて従来のプロッタ動作(印刷出力のための画像データの画像処理内容)を説明する。
【0005】
ファクシミリ受信、コピーの場合は、プロッタ部1001は、通信制御部1007で受信した画データ、またはスキャナ部1005で読み取った画データをページメモリ1009に蓄積する。ページメモリ1009に蓄積された画データは、図示せぬDMAコントローラによってプロッタ画像処理部1013に転送される。プロッタタイミング制御部1014では、プロッタ画像処理をおこなうための各種タイミング信号と、基準クロックである画素クロック(WCLK)を作成する。
【0006】
ファクシミリ受信の場合、受信する画データの画素密度は、
STDモード:8×3.85dot/mm(200×100dpi)
DTLモード:8×7.7dot/mm(200×200dpi)
SSFモード:8×15.4dot/mm(200×400dpi)
SFモード :16×15.4dot/mm(400×400dpi)
がある。
【0007】
装置が400dpiの記録が可能な場合は、プロッタ画像処理部1013で倍密処理をおこない、入力データを400dpiデータに変換する。たとえば、STDモードの場合は主走査2倍、副走査4倍に変換する。また、装置が600dpiの記録が可能な場合、たとえば、STDモードの場合は主走査3倍、副走査6倍に変換する。
【0008】
プロッタ画像処理部1013は、ページメモリ1009からDMA転送された画データを、順次ラインメモリに蓄積し、P/S変換部でP/S変換した後にスムージングマトリクス生成部にて所定数(たとえば5×5)のスムージングマトリクスを生成する。ラインメモリは複数のラインメモリ1〜4を有している。この後、スムージング処理部が、この5×5の周辺画素を参照し、その周辺画素のパターンに基づいて、ある所定の規則に従って中央画素を分割、補正をおこなう。
【0009】
分割された画データは、画データ出力部1015で選択され、LD画データとしてLD制御部1016に出力され、そのデータに従って発光ユニットのLD素子(不図示)をON/OFF制御し、画像を作成する。
【0010】
DTLモードで2倍スムージングをおこなう場合、副走査方向(ライン方向)については、DMAイネーブルによってDMA転送が開始し、DMA転送されたラインデータはラインメモリ1にライトされる。ラインメモリ1のデータはラインメモリ2に、ラインメモリ2のデータはラインメモリ3へと次々にシフトされる。副走査を2倍に倍密度変換するので、3ライン目以降は、2ラインずつ同じラインを転送するように制御される。
【0011】
スムージング処理は、参照データがそろったところから開始される。つまり、ラインメモリ2から1ライン目をリードするところから開始する。そして、DMA転送中のデータと、ラインメモリ1〜4からリードしたデータの計5ラインのデータをP/S変換し、順次、主走査方向にシフトしながら5×5のマトリクスを生成し、スムージング処理部で中央画素を縦横2倍にしたスムージングデータを作成する。
【0012】
主走査方向は、1画素の入力データに対して、2画素のデータを出力するのでP/S変換部でシフトする間隔は、プロットする画素密度の画素クロックの2周期分となる。
【0013】
一方、プリンタ出力の場合は、図11は、従来のプリンタデータを出力する場合の主走査方向のタイミングチャート、図12は、同副走査方向のタイミングチャートである。プリンタコントローラ1011では、パーソナルコンピュータ(PC)1012から転送されるキャラクタデータをビットマップ変換し、内部のページメモリ(図示せぬ)に展開する。
【0014】
プロッタタイミング制御部1014では、プロットする画素密度に対応した画素クロック(WCLK、図11(a))を基準クロックとして、プリンタ画データ転送クロックであるPRCLK(プリンタクロック、(図11(b))、1ライン開始の同期信号であるPRSYNC(プリンタラインシンク、(図11(c),図12(b))、1ラインの有効幅を示すPRLGAT(プリンタLゲート、(図11(d),図12(c))、1ページ書込み有効期間であるPRFGAT(プリンタFゲート、(図12(d))等のタイミング信号を作成し、プリンタコントローラ1011へ出力する。
【0015】
プリンタコントローラ1011は、前記各タイミング信号に合わせて、プリンタ画データ(PRDAT、(図11(e),図12(e))を画データ出力部1015に出力する。画データ出力部1015では、その画データに同期検知信号を検出するために発光させる部分等を付加し、LDDAT(図11(f),図12(f))としてLD制御部1016に転送し、そのデータに従ってLD素子をON/OFF制御し、画像を作成する。
【0016】
装置が400dpi記録が可能の場合を説明すると、PC1012から400dpiの画データが転送された場合には、400dpiの画データをプロッタ部1010でそのままプロットすればよいが、PC1012から200dpiの画データが転送された場合には、プリンタコントローラ1011で200dpiから400dpiの密度変換をおこない、プロッタ部1001に転送しプロットするか、あるいは走査駆動するポリゴンモータの回転数を1/2、画素クロックを1/4にして、プロッタ部1001を200dpi記録の設定にしてプロットする。
【0017】
装置が600dpi記録が可能の場合も同様に、PC1012から200dpiまたは300dpiの画データが転送された場合には、プリンタコントローラ1011で3倍または2倍に密度変換し、600dpiのデータに変換するか、200dpiまたは300dpiのデータをそのままプロットする。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の画像記録装置においては、プリンタコントローラ1011にて、画素密度変換およびスムージング処理を実施するため、プリンタコントローラ1011の構成が複雑になり、高価となった。また、ファクシミリ、プリンタは、個別のスムージング処理部を有するため、構成の無駄が生じた。
【0019】
加えて、プリンタコントローラ1011からの低密度、たとえば200dpi、300dpiの画データをそのまま印字する際には、画素間に隙間ができてしまう等の不具合が発生した。発光ユニットの各LD素子のビーム系は、400dpiまたは600dpiに調整され印字ドットが小さいため、低密度の画データをそのまま印字すると、画素間に隙間ができるという欠点が生じた。
【0020】
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、コピー、ファクシミリ受信の機能を有する装置におけるプリントデータの出力品質の向上を簡素かつ低コスト化な構成で得られる画像記録装置および方法を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる画像記録装置は、原稿を読み取るスキャナと、ファクシミリ制御をおこなう通信制御手段と、前記スキャナで読み取った画像データ、および前記通信制御手段でファクシミリ受信した画像データを所定形式のデータで蓄積する蓄積手段と、前記画像データに対し所定の画像処理を施して印刷出力するデータ出力手段を備えた画像記録装置において、前記蓄積手段に蓄積された画像データをDMA転送で受け、所定の規則に従って高密度に変換するとともに、該画像データを平滑化するスムージング処理をおこなうプロッタ画像処理手段と、外部入力されるプリンタデータを、前記所定形式のデータに変換し、プリンタ画像転送クロック、プリンタ主走査同期信号、プリンタ主走査有効画像領域信号、プリンタ副走査有効画像領域信号の制御信号に同期して、シリアルなプリンタデータとして出力するプリンタコントローラと、前記プリンタコントローラから出力されるシリアルなプリンタデータを1ライン分保持するプリンタラインメモリと、前記プリンタラインメモリから前記プリンタデータを読み出すタイミングを制御して、DMA転送される画像データとして扱い前記プロッタ画像処理手段に入力させるプリンタラインメモリ制御手段と、を備え、前記プリンタデータを前記プロッタ画像処理手段でスムージング処理させて高密度変換することを特徴とする。
【0022】
この発明によれば、ファクシミリ受信時、コピー時に使用するスムージング処理をプリンタ出力時にも共用できるようになり、プリンタコントローラの構成を簡単にして低コスト化が図れる。また、プリンタ時もスムージング処理を実行でき、印刷出力する画像の品質の向上を図ることができる。
【0023】
また、この発明にかかる画像記録装置は、前記プロッタ画像処理手段は、前記画像データあるいは前記プリンタデータのデータ種別、もしくは画像内容に応じて、前記スムージング処理のON/OFFを個別に設定可能なことを特徴とする。
【0024】
この発明によれば、ファクシミリ受信時、コピー時、プリンタ出力時のそれぞれ、もしくは選択した画像モードや画像の内容に応じて、スムージングのON/OFFを切り換えることができるため、ユーザは所望する画像品質を容易に得ることができるようになる。
【0025】
また、この発明にかかる画像記録装置は、前記外部機器との間で制御信号を送受するインターフェースを備え、前記インターフェースを介して前記外部機器によって、前記スムージング処理のON/OFFを設定可能なことを特徴とする。
【0026】
この発明によれば、外部のパーソナルコンピュータ側でスムージングのON/OFFを切り換えることができ、所望する画像品質を手間がかからず、容易な操作で得ることができるようになる。
【0027】
また、この発明にかかる画像記録方法は、スキャナ読み込みやファクシミリ受信で得た画像データを所定形式のデータで蓄積し、該画像データに対し所定の画像処理を施して印刷出力する画像記録方法において、前記蓄積した画像データをDMA転送させ、所定の規則に従って高密度に変換するとともに、該画像データを平滑化するスムージング処理をおこなうプロッタ画像処理工程と、外部入力されるプリンタデータを、前記所定形式のデータに変換し、プリンタ画像転送クロック、プリンタ主走査同期信号、プリンタ主走査有効画像領域信号、プリンタ副走査有効画像領域信号の制御信号に同期して、シリアルなプリンタデータに変換するプリンタデータ変換工程と、前記シリアルなプリンタデータを1ライン分ずつ保持して順次前記プロッタ画像処理工程に出力する読み出しのタイミングを制御して、DMA転送される画像データとして扱い前記プロッタ画像処理工程に渡すプリンタラインメモリ制御工程と、を含み、前記プリンタデータを前記プロッタ画像処理工程でスムージング処理させ高密度変換することを特徴とする。
【0028】
この発明によれば、ファクシミリ受信時、コピー時に使用するスムージング処理をプリンタ出力時にも共用できるようになり、プリンタコントローラの構成を簡単にして低コスト化が図れる。また、プリンタ時もスムージング処理を実行でき、印刷出力する画像の品質の向上を図ることができる。
【0029】
また、この発明にかかる画像記録方法は、前記プロッタ画像処理工程の前記スムージング処理は、前記画像データあるいは前記プリンタデータのデータ種別、もしくは画像内容に応じてON/OFFが個別に設定可能なことを特徴とする。
【0030】
この発明によれば、ファクシミリ受信時、コピー時、プリンタ出力時のそれぞれ、もしくは選択した画像モードや画像の内容に応じて、スムージングのON/OFFを切り換えることができるため、ユーザは所望する画像品質を容易に得ることができるようになる。
【0031】
また、この発明にかかる画像記録方法は、前記プロッタ画像処理工程の前記スムージング処理は、前記外部機器との間のインターフェースを介して制御信号を送受することによって、ON/OFFが設定可能なことを特徴とする。
【0032】
この発明によれば、外部機器側でスムージングのON/OFFを切り換えることができ、所望する画像品質を手間がかからず、容易な操作で得ることができるようになる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像記録装置および画像記録方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0034】
図1は、この発明の実施の形態にかかる画像記録装置の全体構成を示すブロック図である。この画像記録装置は、この装置全体を制御するCPU101と、CPU101の制御プログラムを格納したROM102と、この装置の動作に関する各種のデータを格納するRAM103を有し、データバス113を介して互いに接続されている。
【0035】
データバス113には、他に以下の各部が接続されている。装置の動作状態等の情報を表示するLCD等のディスプレイとともにオペレータが各種の入力操作をおこなうキーボード等の入力装置を備えた操作表示部104と、原稿の画像を光学的に読み取る画像読取部であるスキャナ部105と、記録紙に画データを印刷するレーザ記録のプロッタ部110と、プロットする画データをページ単位で蓄積するページメモリ109と、記録紙をプロッタ部110へ給紙する給紙部108である。
【0036】
また、通信回線を介して相手ファクシミリ装置との間でファクシミリ制御信号の交換をおこない制御手段を実行する通信制御部107と、送信時には画像情報を圧縮(符号化)し、受信時には符号化された画像情報を原データに再生(復号化)する符号化復号化部106と、PC112からのプリンタ画データをプロッタ部110に転送するプリンタコントローラ111が設けられる。
【0037】
図2は、この発明の実施の形態にかかる画像記録装置に設けられたプロッタ部110の内部構成を示すブロック図である。この図を用いてプロッタ部110の動作を説明する。
【0038】
(ファクシミリ受信、コピーの場合)
通信制御部107で受信した画データ(スキャナ画データ)、またはスキャナ部105で読み取った画データ(受信画データ)は、ページメモリ109に蓄積される。ページメモリ109に蓄積された画データは、プロッタ画像処理部213に転送される。プロッタタイミング制御部214では、プロッタ画像処理をおこなうための各種タイミング信号と、基準クロックである画素クロック(WCLK)を作成する。
【0039】
ファクシミリ受信の場合、受信する画データの画素密度は、
STDモード:8×3.85dot/mm(200×100dpi)
DTLモード:8×7.7dot/mm(200×200dpi)
SSFモード:8×15.4dot/mm(200×400dpi)
SFモード :16×15.4dot/mm(400×400dpi)
などがある。
【0040】
装置が400dpiの記録が可能な場合は、プロッタ画像処理部213で倍密処理をおこない、入力データを400dpiデータに変換する。たとえば、STDモードの場合は主走査2倍、副走査4倍に変換し、DTLモードの場合は主走査2倍、副走査2倍に変換する。また、装置が600dpiの記録が可能な場合は、600dpiデータに変換し、たとえば、STDモードの場合は主走査3倍、副走査6倍に変換し、DTLモードの場合は、主走査3倍、副走査3倍に変換する。
【0041】
図3は、プロッタ画像処理部213の内部構成を示すブロック図である。ページメモリ109からDMA転送された画データは、ラインメモリ316に蓄積される。ラインメモリ316は4ライン分の各ラインメモリ1〜4(316a〜316d)からなり、ラインメモリ制御部317によって画データが入出力制御される。ラインメモリ316に蓄積された画データは、P/S変換部319でP/S変換された後に、スムージングマトリクス生成部320にて所定画素列、たとえば、図4に記載の5×5のスムージングマトリクスを生成する。
【0042】
図4は、スムージング処理を説明するためのスムージングマトリクスを示す説明図である。スムージング処理部321では、5×5の周辺画素(A00〜A44)を参照し、その周辺画素のパターンに基づいて、ある所定の規則に従って中央画素A22の分割、補正をおこなう。
【0043】
図5は、図4のスムージングマトリクスに基づく中央画素A22の2倍スムージング(400dpi)の状態を示す説明図である。上記のSTDモードの場合、入力データを主走査2倍、副走査4倍とし、B00〜B31の計8画素に変換される。DTLモードの場合、入力データを主走査2倍、副走査2倍とし、B00〜B11の計4画素に変換される。
【0044】
図6は、図4のスムージングマトリクスに基づく中央画素A22の3倍スムージング(600dpi)の状態を示す説明図である。上記のSTDモードの場合、入力データを主走査3倍、副走査6倍とし、B00〜B52の計18画素に変換される。DTLモードの場合、入力データを主走査3倍、副走査3倍とし、B00〜B22の計9画素に変換される。
【0045】
分割された画データは、図2に示す画データ出力部215で選択され、LD画データとしてLDドライブ部216に出力し、そのデータに従って発光ユニットのLD素子(不図示)をON/OFF制御し、画像を作成する。
【0046】
図7は、DTLモードで2倍スムージングをおこなう場合の副走査方向(ライン方向)に関するタイミングチャートである。(a)プロッタ同期検知信号は一定間隔で発生する。(b)DMAイネーブルによって(c)DMAデータ転送が開始される。DMA転送されたラインデータは、(d)ラインメモリ1(316a)にライトされる。
【0047】
ラインメモリ1のデータは、(e)ラインメモリ2(316b)に、ラインメモリ2のデータは、(f)ラインメモリ3(316c)に、ラインメモリ3のデータは、(g)ラインメモリ4(316d)に、次々にシフトされる。副走査を2倍に倍密するので、3ライン目以降は、2ラインずつ同じラインを転送するように制御される。
【0048】
スムージング処理は、参照データがそろったところから開始される。つまり、(i)ラインメモリ2から1ライン目をリードするタイミング(t0)から開始される。DMA転送中のデータと、(h)〜(k)のラインメモリ1〜4からリードしたデータの計5ラインのデータをP/S変換し、順次、主走査方向にシフトしながら5×5のマトリクスを生成し、スムージング処理部321で中央画素を縦横2倍にした(l)スムージングデータを作成し、(m)LD画データとして出力される。
【0049】
主走査方向は、1画素の入力データに対して、2画素のデータを出力するのでP/S変換部319でシフトする間隔は、プロットする画素密度の画素クロックの2周期分とされている。
【0050】
(プリンタ出力の場合)
この発明の実施の形態では、図2に示すように、S/P変換部222を設け、プリンタコントローラ111からのプリンタデータ(プリンタシリアル画データ)を16ビット等のパラレルデータに変換する。また、プリンタラインメモリ制御部223を設け、1ライン分のプリンタ画データを格納できる容量を持つプリンタラインメモリ224に蓄積させる。
【0051】
プロッタタイミング制御部214は、プロッタ画像処理をおこなうための各種タイミング信号(PRCLK、PRSYNC、PRLGAT、PRFGAT、詳細は後述)と、基準クロックである画素クロック(WCLK)を作成する。
【0052】
図8はプリンタ画データを2倍スムージングする場合の副走査方向のタイミングチャートである。(a)プロッタ同期検知信号は一定間隔で発生する。プリンタコントローラ111は、1ページ書込み有効期間である(d)PRFGATがイネーブル「L」の期間中、1ライン開始の同期信号である(b)PRSYNCがアクティブ「H」、1ラインの有効幅を示す(c)PRLGATがアクティブ「L」になった場合に、(e)プリンタ画データを出力する。
【0053】
このため、プロッタタイミング制御部214は、副走査方向の2倍スムージングをする場合、図示のように、(b)PRSYNC、および(c)PRLGATを2ラインに1回発生させてプロッタ画像処理部213に出力する制御をおこなう。
【0054】
これによって、プリンタ出力時においても、ファクシミリ受信、コピー時と同様のハード構成を用いて、スムージング処理をおこなうことができるようになる。即ち、プリンタラインメモリ224からプリンタ画データをリードするタイミングを制御して、そのデータをファクシミリ受信時およびコピー時に実施するページメモリからプロッタ部110へのDMAで転送されたデータとして扱いプロッタ画像処理部213に入力させる。
【0055】
このように、ファクシミリ受信時、コピー時に使用しているスムージング処理(プロッタ画像処理部213の機能)をプリンタ出力時も共用するため、プリンタ出力時においても、スムージング処理を施した2倍または3倍のスムージングデータを得ることができる。
【0056】
以降は、ファクシミリ受信、コピー時と同様の動作をおこない、200dpiまたは300dpiのプリンタデータを400dpiまたは600dpiのLD画データに変換し、プロットすることになる。
【0057】
図9は、プリンタ出力時における主走査方向のタイミングチャートである。2倍スムージングの場合は、(b)PRCLKを、(a)スムージング処理クロック(WCLK)の1/2クロックに切り換えるだけで、(e)PRDAT、(f)LDDATの各出力タイミングを合わせることができる。3倍スムージングの場合も、同様に(b)PRCLKを、(a)スムージング処理クロック(WCLK)の1/3クロックに切り換えれば同様にタイミングを合わせることができる。
【0058】
上記実施の形態の構成によれば、プリンタコントローラ111の構成を簡単にできコストダウンが可能であり、プリンタ時もスムージング処理をおこない出力画像の品質を向上できるようになる。
【0059】
ところで、上記実施の形態によれば、ファクシミリ受信、コピー、プリンタでそれぞれスムージング処理をおこなうことが可能である。しかし、入力する画像によって、たとえばハーフトーン画像などはスムージング処理をおこなうと画像の細部が予期せぬ形状に変形することがあるため、スムージングをOFFして使用する場合もある。このため、ユーザは、操作表示部104にて入力する画像(所望する画像記録モード)に応じてスムージングをON/OFFで切り換えることができる構成としてもよい。また、ファクシミリ受信時、コピー時、プリンタ出力時、それぞれの異なる条件でスムージングのON/OFFを切り換え可能としてもよい。
【0060】
また、上記実施の形態で説明した、プリンタコントローラ111とパーソナルコンピュータ(PC)112とのインターフェースにおいて、画像記録装置内のRAM103の値をPC112から制御できる構成としてもよい。これによって、ユーザは、PC112を操作して使用する画像記録モードに応じ、スムージングON/OFFの設定を変更することが可能となる。
【0061】
なお、本実施の形態で説明した画像記録装置におけるコピー、ファクシミリ受信時、および、プリンタ出力時、それぞれの画データをスムージングする方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フロッピー(R)ディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、上記記録媒体を介して、インターネット等のネットワークを介して配布することができる。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、ファクシミリ受信時、コピー時に使用するスムージング処理をプリンタ出力時にも共用できるようになり、プリンタコントローラの構成を簡単にして低コスト化が図れる。また、プリンタ時もスムージング処理を実行でき、印刷出力する画像の品質の向上が図れるという効果を奏する。
【0063】
また、ファクシミリ受信時、コピー時、プリンタ出力時のそれぞれ、もしくは選択した画像モードや画像の内容に応じて、ユーザは所望する画像品質を容易に得ることができるという効果を奏する。
【0064】
また、所望する画像品質を手間がかからず、容易な操作で得ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の本実施の形態にかかる画像記録装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の本実施の形態にかかる画像記録装置に設けられるプロッタ部の内部構成を示すブロック図である。
【図3】 プロッタ部に設けられるプロッタ画像処理部の内部構成を示すブロック図である。
【図4】 スムージング処理を説明するためのスムージングマトリクスを示す説明図である。
【図5】 スムージングマトリクスを用いた中央画素の2倍スムージングの状態を示す説明図である。
【図6】 スムージングマトリクスを用いた中央画素の3倍スムージングの状態を示す説明図である。
【図7】 DTLモードで2倍スムージングをおこなう場合の副走査方向のタイミングチャートである。
【図8】 プリンタ画データを2倍スムージングする場合の副走査方向のタイミングチャートである。
【図9】 プリンタ画データを2倍スムージングする場合の主走査方向のタイミングチャートである。
【図10】 従来装置におけるプロッタ部の内部構成を示すブロック図である。
【図11】 従来のプリンタデータを出力する場合の主走査方向のタイミングチャートである。
【図12】 従来のプリンタデータを出力する場合の副走査方向のタイミングチャートである。
【符号の説明】
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 操作表示部
105 スキャナ部
106 符号化復号化部
107 通信制御部
108 給紙部
109 ページメモリ
110 プロッタ部
111 プリンタコントローラ
112 パーソナルコンピュータ(PC)
113 データバス
213 プロッタ画像処理部
214 プロッタタイミング制御部
215 画データ出力部
216 LDドライブ部
222 S/P変換部
223 プリンタラインメモリ制御部
224 プリンタラインメモリ
316(316a〜316d) ラインメモリ
319 P/S変換部
320 スムージングマトリクス生成部
321 スムージング処理部
A00〜A44 周辺画素
A22 中央画素
WCLK 画素クロック
PRCLK プリンタクロック
PRSYNC プリンタラインシンク
PRLGAT プリンタLゲート
PRFGAT プリンタFゲート

Claims (6)

  1. 原稿を読み取るスキャナと、ファクシミリ制御をおこなう通信制御手段と、前記スキャナで読み取った画像データ、および前記通信制御手段でファクシミリ受信した画像データを所定形式のデータで蓄積する蓄積手段と、前記画像データに対し所定の画像処理を施して印刷出力するデータ出力手段を備えた画像記録装置において、
    前記蓄積手段に蓄積された画像データをDMA転送で受け、所定の規則に従って高密度に変換するとともに、該画像データを平滑化するスムージング処理をおこなうプロッタ画像処理手段と、
    部入力されるプリンタデータを、前記所定形式のデータに変換し、プリンタ画像転送クロック、プリンタ主走査同期信号、プリンタ主走査有効画像領域信号、プリンタ副走査有効画像領域信号の制御信号に同期して、シリアルなプリンタデータとして出力するプリンタコントローラと、
    前記プリンタコントローラから出力されるシリアルなプリンタデータを1ライン分保持するプリンタラインメモリと、
    前記プリンタラインメモリから前記プリンタデータを読み出すタイミングを制御して、DMA転送される画像データとして扱い前記プロッタ画像処理手段に入力させるプリンタラインメモリ制御手段と、
    を備え、
    前記プリンタデータを前記プロッタ画像処理手段でスムージング処理させて高密度変換することを特徴とした画像記録装置。
  2. 前記プロッタ画像処理手段は、
    前記画像データあるいは前記プリンタデータのデータ種別、もしくは画像内容に応じて、前記スムージング処理のON/OFFを個別に設定可能なことを特徴とした請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記外部機器との間で制御信号を送受するインターフェースを備え、
    前記インターフェースを介して前記外部機器によって、前記スムージング処理のON/OFFを設定可能なことを特徴とした請求項1または2のいずれか一つに記載の画像記録装置。
  4. スキャナ読み込みやファクシミリ受信で得た画像データを所定形式のデータで蓄積し、該画像データに対し所定の画像処理を施して印刷出力する画像記録方法において、
    前記蓄積した画像データをDMA転送させ、所定の規則に従って高密度に変換するとともに、該画像データを平滑化するスムージング処理をおこなうプロッタ画像処理工程と、
    部入力されるプリンタデータを、前記所定形式のデータに変換し、プリンタ画像転送クロック、プリンタ主走査同期信号、プリンタ主走査有効画像領域信号、プリンタ副走査有効画像領域信号の制御信号に同期して、シリアルなプリンタデータに変換するプリンタデータ変換工程と、
    前記シリアルなプリンタデータを1ライン分ずつ保持して順次前記プロッタ画像処理工程に出力する読み出しのタイミングを制御して、DMA転送される画像データとして扱い前記プロッタ画像処理工程に渡すプリンタラインメモリ制御工程と、
    を含み、
    前記プリンタデータを前記プロッタ画像処理工程でスムージング処理させ高密度変換することを特徴とした画像記録方法。
  5. 前記プロッタ画像処理工程の前記スムージング処理は、
    前記画像データあるいは前記プリンタデータのデータ種別、もしくは画像内容に応じてON/OFFが個別に設定可能なことを特徴とした請求項4に記載の画像記録方法。
  6. 前記プロッタ画像処理工程の前記スムージング処理は、
    前記外部機器との間のインターフェースを介して制御信号を送受することによって、ON/OFFが設定可能なことを特徴とした請求項4または5のいずれか一つに記載の画像記録方法。
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