JP3266341B2 - ポリアルファオレフィンと複数の炭化水素鎖を有するノニオン系乳化剤を含有する織物繊維用仕上剤 - Google Patents
ポリアルファオレフィンと複数の炭化水素鎖を有するノニオン系乳化剤を含有する織物繊維用仕上剤Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に、合成織物繊維
を仕上げるための潤滑組成物に、および特に、ポリアル
ファオレフィン、およびポリオキシアルキレン鎖とC4
〜C32脂肪族基を有する疎水性成分とを有する改良され
た乳化剤を含有する組成物に関する。
を仕上げるための潤滑組成物に、および特に、ポリアル
ファオレフィン、およびポリオキシアルキレン鎖とC4
〜C32脂肪族基を有する疎水性成分とを有する改良され
た乳化剤を含有する組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】合成ポリマーは、通常、溶融紡糸法によ
り、連続フィラメントの形態の繊維にされる。フィラメ
ントは冷却され、フィラメントヤーン、ステープルまた
はトウに変換される。典型的に、繊維の摩擦を減少さ
せ、繊維の静電荷を放散させ、並びに繊維の可撓性およ
びヤーン束形成特性を改変することにより処理操作を容
易にするために、潤滑組成物あるいは仕上剤が繊維に適
用される。仕上剤は、比較的被吸収性でないものである
べきである。被吸収性であると、繊維の強度および弾性
に悪影響を及ぼすからである。また、仕上剤が吸収され
ると、繊維は膨潤する傾向を示し、潤滑剤が損失し、摩
擦が増加する。仕上剤に対する他の要求は、それが通常
の手法により繊維から除去可能であることである。鉱油
は、合成繊維用繊維仕上剤として用いられた最初の組成
物の1つであった。しかしながら、鉱油は、ある種の繊
維、特にエラストマーポリウレタンに高度に吸収される
ために、ポリシロキサン油に置き換えられている。
り、連続フィラメントの形態の繊維にされる。フィラメ
ントは冷却され、フィラメントヤーン、ステープルまた
はトウに変換される。典型的に、繊維の摩擦を減少さ
せ、繊維の静電荷を放散させ、並びに繊維の可撓性およ
びヤーン束形成特性を改変することにより処理操作を容
易にするために、潤滑組成物あるいは仕上剤が繊維に適
用される。仕上剤は、比較的被吸収性でないものである
べきである。被吸収性であると、繊維の強度および弾性
に悪影響を及ぼすからである。また、仕上剤が吸収され
ると、繊維は膨潤する傾向を示し、潤滑剤が損失し、摩
擦が増加する。仕上剤に対する他の要求は、それが通常
の手法により繊維から除去可能であることである。鉱油
は、合成繊維用繊維仕上剤として用いられた最初の組成
物の1つであった。しかしながら、鉱油は、ある種の繊
維、特にエラストマーポリウレタンに高度に吸収される
ために、ポリシロキサン油に置き換えられている。
【0003】ポリシロキサン油は、より良好な潤滑性を
提供し、一般にあまり繊維に吸収されない。特に、ポリ
シロキサン油は、エラストマーポリウレタン(スパンデ
ックス)繊維のように、潤滑剤を吸収することの有害な
効果に対して特に敏感なポリマーに関して有用である。
ポリシロキサン油は、20年以上に渡って、エラストマ
ーポリウレタンに対して使用されてきているが、これら
油で処理された繊維の加工に関していくつかの欠点があ
る。ポリシロキサン油は、ヤーン束またはパッケージを
束縛するために必要な凝着力を与えず、パッケージの崩
壊が経時的に認められる。ポリシロキサン油についての
境界摩擦の欠失は、また、サドリングや膨れのような、
ヤーンパッケージ形成におけるむらをもたらし、ヤーン
パッケージのサイズを制限する。
提供し、一般にあまり繊維に吸収されない。特に、ポリ
シロキサン油は、エラストマーポリウレタン(スパンデ
ックス)繊維のように、潤滑剤を吸収することの有害な
効果に対して特に敏感なポリマーに関して有用である。
ポリシロキサン油は、20年以上に渡って、エラストマ
ーポリウレタンに対して使用されてきているが、これら
油で処理された繊維の加工に関していくつかの欠点があ
る。ポリシロキサン油は、ヤーン束またはパッケージを
束縛するために必要な凝着力を与えず、パッケージの崩
壊が経時的に認められる。ポリシロキサン油についての
境界摩擦の欠失は、また、サドリングや膨れのような、
ヤーンパッケージ形成におけるむらをもたらし、ヤーン
パッケージのサイズを制限する。
【0004】安全性および環境についての関心も、ま
た、ポリシロキサンを繊維仕上剤として使用することを
妨げている。加工プラントの床の上のポリシロキサンの
すじ状の滴りは、すぐにスリップ事故につながる環境を
生みだす。この危険は、床からポリシロキサンを除去す
ることが困難なことにより悪化する。環境的には、ポリ
シロキサン油は、それらが容易に生物分解されないとい
う点で攻撃されるようになっている。さらに、ポリシロ
キサン油は、炎を伝播する傾向にあるため、繊維形成後
にヤーン上に残った油が繊維の可燃性を有意に増加させ
得る。こうして、織物工業におけるポリシロキサン油の
使用は、強化された規制下に置かれつつある。
た、ポリシロキサンを繊維仕上剤として使用することを
妨げている。加工プラントの床の上のポリシロキサンの
すじ状の滴りは、すぐにスリップ事故につながる環境を
生みだす。この危険は、床からポリシロキサンを除去す
ることが困難なことにより悪化する。環境的には、ポリ
シロキサン油は、それらが容易に生物分解されないとい
う点で攻撃されるようになっている。さらに、ポリシロ
キサン油は、炎を伝播する傾向にあるため、繊維形成後
にヤーン上に残った油が繊維の可燃性を有意に増加させ
得る。こうして、織物工業におけるポリシロキサン油の
使用は、強化された規制下に置かれつつある。
【0005】ポリアルファオレフィンをベースとする繊
維仕上剤が、ロスらの米国特許第4,995,884号
に開示されている。この特許は、ポリアルファオレフィ
ン30ないし70重量%、乳化剤25ないし50重量%
および帯電防止剤5ないし20重量%を包含する仕上組
成物を開示している。この仕上組成物は、水性エマルジ
ョンとして繊維に適用される。いずれの好適な乳化剤も
使用でき、いくつかの市販の乳化剤が推奨されている。
維仕上剤が、ロスらの米国特許第4,995,884号
に開示されている。この特許は、ポリアルファオレフィ
ン30ないし70重量%、乳化剤25ないし50重量%
および帯電防止剤5ないし20重量%を包含する仕上組
成物を開示している。この仕上組成物は、水性エマルジ
ョンとして繊維に適用される。いずれの好適な乳化剤も
使用でき、いくつかの市販の乳化剤が推奨されている。
【0006】適用および織物繊維からの除去の容易さの
観点から仕上剤をエマルジョンとして提供することがし
ばしば望ましいが、乳化剤は一般に潤滑剤の性能に負の
作用を有する。加えて、乳化剤は、織物繊維に吸収され
て繊維の膨潤および弱化をもたらし得る。
観点から仕上剤をエマルジョンとして提供することがし
ばしば望ましいが、乳化剤は一般に潤滑剤の性能に負の
作用を有する。加えて、乳化剤は、織物繊維に吸収され
て繊維の膨潤および弱化をもたらし得る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
の1つは、加工操作中に繊維を潤滑し、繊維の劣化また
は膨潤をもたらさず、ヤーンパッケージ形成に悪影響を
及ぼさず、通常の洗浄および精錬操作によって繊維から
除去し得る繊維仕上剤を提供することにある。本発明の
他の課題は、合成繊維、特にエラストマーポリウレタン
繊維に対する使用に適合した繊維仕上剤を提供すること
にある。
の1つは、加工操作中に繊維を潤滑し、繊維の劣化また
は膨潤をもたらさず、ヤーンパッケージ形成に悪影響を
及ぼさず、通常の洗浄および精錬操作によって繊維から
除去し得る繊維仕上剤を提供することにある。本発明の
他の課題は、合成繊維、特にエラストマーポリウレタン
繊維に対する使用に適合した繊維仕上剤を提供すること
にある。
【0008】本発明のさらに他の課題は、水性エマルジ
ョンとして繊維に適用することができるところの、ポリ
アルファオレフィンを高い割合で含む仕上組成物であっ
て、乳化剤が繊維によって吸収されずあるいは仕上剤の
性能を添加させない仕上組成物を提供することである。
ョンとして繊維に適用することができるところの、ポリ
アルファオレフィンを高い割合で含む仕上組成物であっ
て、乳化剤が繊維によって吸収されずあるいは仕上剤の
性能を添加させない仕上組成物を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ポリオ
レフィン油50ないし95重量%、およびポリオキシア
ルキレン鎖と少なくとも2つのC4 ないしC32脂肪族鎖
または枝によって特徴付けられる疎水性成分とを有する
乳化剤5ないし50重量%を包含する仕上組成物が提供
される。好ましくは、乳化剤の疎水性成分は、少なくと
も2つのC6 ないしC24脂肪族鎖、および6ないし13
のHLB値を有する。
レフィン油50ないし95重量%、およびポリオキシア
ルキレン鎖と少なくとも2つのC4 ないしC32脂肪族鎖
または枝によって特徴付けられる疎水性成分とを有する
乳化剤5ないし50重量%を包含する仕上組成物が提供
される。好ましくは、乳化剤の疎水性成分は、少なくと
も2つのC6 ないしC24脂肪族鎖、および6ないし13
のHLB値を有する。
【0010】本仕上組成物は、優れた流体力学および境
界摩擦特性を繊維およびヤーンに付与し、繊維の物性へ
の悪影響が無視し得るものであり、合成繊維特にスパン
デックスへの吸収が最小であり、しかも繊維から容易に
除去できるものである。本仕上組成物は、比較的高い割
合の分枝炭化水素潤滑剤と、複数の炭化水素鎖もしくは
枝を有する乳化剤によって特徴付けられる。この仕上剤
は、エマルジョンとして繊維に適用され、精錬によって
繊維から容易に除去される。以下に本発明の好ましい特
徴を説明するが、本発明の範囲を制限するものではな
い。
界摩擦特性を繊維およびヤーンに付与し、繊維の物性へ
の悪影響が無視し得るものであり、合成繊維特にスパン
デックスへの吸収が最小であり、しかも繊維から容易に
除去できるものである。本仕上組成物は、比較的高い割
合の分枝炭化水素潤滑剤と、複数の炭化水素鎖もしくは
枝を有する乳化剤によって特徴付けられる。この仕上剤
は、エマルジョンとして繊維に適用され、精錬によって
繊維から容易に除去される。以下に本発明の好ましい特
徴を説明するが、本発明の範囲を制限するものではな
い。
【0011】本発明の仕上組成物は、ポリアルファオレ
フィン潤滑剤、および乳化剤を含有する。この組成物
は、そのまま(neat)または水中油滴型エマルジョンと
して、織物繊維に適用できる。エマルジョンは、水性エ
マルジョン中約3ないし25重量%の仕上剤、好ましく
は水性エマルジョン中10ないし20重量%の仕上剤を
用いて、通常のいずれもの方法、例えば、高速混合によ
って調製することができる。
フィン潤滑剤、および乳化剤を含有する。この組成物
は、そのまま(neat)または水中油滴型エマルジョンと
して、織物繊維に適用できる。エマルジョンは、水性エ
マルジョン中約3ないし25重量%の仕上剤、好ましく
は水性エマルジョン中10ないし20重量%の仕上剤を
用いて、通常のいずれもの方法、例えば、高速混合によ
って調製することができる。
【0012】好ましいポリアルファオレフィンは、アル
ファオレフィン特にオクテン−1、デセン−1、ドデセ
ン−1およびテトラデセン−1のトリマー、テトラマ
ー、ペンタマーおよびヘキサマーを含む。市販のポリア
ルファオレフィンは、典型的に、オリゴマーの分布を含
み、主としてトリマーで構成されるものが好ましい。本
発明で有用なポリアルファオレフィンは、100℃で2
ないし10センチポアズ、好ましくは100℃で4ない
し8センチポアズの粘度および300゜Fを越える煙点
(smoke point )によって特徴付けることができる。好
適なポリアルファオレフィンの例は、米国ルイジアナ州
ベイトン・ルージュ所在のエチル・コーポレーションに
よって製造販売されているエチルフロー(Ethylflo)1
62、164、166、168および170を含む。
ファオレフィン特にオクテン−1、デセン−1、ドデセ
ン−1およびテトラデセン−1のトリマー、テトラマ
ー、ペンタマーおよびヘキサマーを含む。市販のポリア
ルファオレフィンは、典型的に、オリゴマーの分布を含
み、主としてトリマーで構成されるものが好ましい。本
発明で有用なポリアルファオレフィンは、100℃で2
ないし10センチポアズ、好ましくは100℃で4ない
し8センチポアズの粘度および300゜Fを越える煙点
(smoke point )によって特徴付けることができる。好
適なポリアルファオレフィンの例は、米国ルイジアナ州
ベイトン・ルージュ所在のエチル・コーポレーションに
よって製造販売されているエチルフロー(Ethylflo)1
62、164、166、168および170を含む。
【0013】このポリアルファオレフィン潤滑剤は、仕
上組成物の50ないし95重量%を構成する。仕上組成
物中の潤滑剤の濃度は、潤滑剤を除去しようとしたとき
それが織物繊維から容易に除去できるように充分なレベ
ルの乳化剤が存在し、かつ仕上剤をエマルジョンとして
適用したときに安定なエマルジョンを維持するに充分な
レベルの乳化剤が存在していることを条件として、最大
限にすることが望ましい。かくして、仕上組成物中のポ
リアルファオレフィンの範囲は、70ないし95重量%
が好ましく、70ないし90重量%の範囲が最も好まし
い。
上組成物の50ないし95重量%を構成する。仕上組成
物中の潤滑剤の濃度は、潤滑剤を除去しようとしたとき
それが織物繊維から容易に除去できるように充分なレベ
ルの乳化剤が存在し、かつ仕上剤をエマルジョンとして
適用したときに安定なエマルジョンを維持するに充分な
レベルの乳化剤が存在していることを条件として、最大
限にすることが望ましい。かくして、仕上組成物中のポ
リアルファオレフィンの範囲は、70ないし95重量%
が好ましく、70ないし90重量%の範囲が最も好まし
い。
【0014】乳化剤は、仕上組成物中に、5ないし50
重量%、好ましくは5ないし30重量%、さらに好まし
くは10ないし25重量%の範囲で存在する。複数の炭
化水素鎖または枝を有する比較的高分子量のノニオン系
乳化剤を選ぶことによって、仕上剤の性能を犠牲にする
ことなく、このような比較的低いレベルの乳化剤を仕上
組成物中に使用することができることが見いだされた。
特定の理論に拘束されるものではないが、乳化剤の疎水
性成分の複数の炭化水素鎖または枝が、(1)水溶液中
で安定なエマルジョンを形成し、精錬中に織物繊維から
の潤滑剤の除去を容易にするように、ポリアルファオレ
フィンの分枝炭化水素官能基との増大した相互作用のた
めの部位を提供し、および(2)乳化剤の織物繊維中へ
の吸収を最小化するものと考えられる。以下の乳化剤
が、本発明の繊維仕上組成物の性能の基準に適合するこ
とが見いだされた。
重量%、好ましくは5ないし30重量%、さらに好まし
くは10ないし25重量%の範囲で存在する。複数の炭
化水素鎖または枝を有する比較的高分子量のノニオン系
乳化剤を選ぶことによって、仕上剤の性能を犠牲にする
ことなく、このような比較的低いレベルの乳化剤を仕上
組成物中に使用することができることが見いだされた。
特定の理論に拘束されるものではないが、乳化剤の疎水
性成分の複数の炭化水素鎖または枝が、(1)水溶液中
で安定なエマルジョンを形成し、精錬中に織物繊維から
の潤滑剤の除去を容易にするように、ポリアルファオレ
フィンの分枝炭化水素官能基との増大した相互作用のた
めの部位を提供し、および(2)乳化剤の織物繊維中へ
の吸収を最小化するものと考えられる。以下の乳化剤
が、本発明の繊維仕上組成物の性能の基準に適合するこ
とが見いだされた。
【0015】(A)エチレンオキシド、プロピレンオキ
シド、ブチレンオキシドおよびグリシドールから選ばれ
たアルキレンオキシド3ないし20モルでアルコキシル
化された、C4 〜C32の脂肪族鎖を少なくとも2つ有
し、全部で12ないし36個の炭素原子を有する分枝ア
ルコール。好ましい態様は、3ないし12モルのアルキ
レンオキシドを有し、アルキレンオキシドのモルの少な
くとも50%がエチレンオキシドである。より好ましく
は、アルキレンオキシドの少なくとも75モル%がエチ
レンオキシドである。特に有用なものは、C6 〜C24の
アルキル鎖を有し、全部で12ないし28個の炭素原子
を有する分枝アルコールであり、特には、オクチルドデ
カノールやイソエイコシルアルコールのようなC12〜C
28ゲルベアルコールである。
シド、ブチレンオキシドおよびグリシドールから選ばれ
たアルキレンオキシド3ないし20モルでアルコキシル
化された、C4 〜C32の脂肪族鎖を少なくとも2つ有
し、全部で12ないし36個の炭素原子を有する分枝ア
ルコール。好ましい態様は、3ないし12モルのアルキ
レンオキシドを有し、アルキレンオキシドのモルの少な
くとも50%がエチレンオキシドである。より好ましく
は、アルキレンオキシドの少なくとも75モル%がエチ
レンオキシドである。特に有用なものは、C6 〜C24の
アルキル鎖を有し、全部で12ないし28個の炭素原子
を有する分枝アルコールであり、特には、オクチルドデ
カノールやイソエイコシルアルコールのようなC12〜C
28ゲルベアルコールである。
【0016】(B)エチレンオキシド、プロピレンオキ
シド、ブチレンオキシドおよびグリシドールから選ばれ
たアルキレンオキシド5ないし200モルでアルコキシ
ル化され、ついで酸性媒体中でC12〜C36脂肪酸1〜6
モルでエステル化された、少なくとも3つのヒドロキシ
ル部位を有する、長鎖アルコールおよびそのオリゴマー
等のC3 〜C90多価アルコール。好ましくは、脂肪酸
は、分枝しており、全部で12ないし28個の炭素原子
を有し、例えばイソステアリン酸である。まず、プロピ
レンオキシドまたはブチレンオキシドのような2級ヒド
ロキシル形成性アルキレンオキシドを多価アルコールの
ヒドロキシル基のいずれかと反応させ、ついで上記のア
ルキル化を行なうことによって、減少したエマルジョン
の吸収が達成できる。好ましい態様は、C3 〜C6 多価
アルコール、5ないし40モルのアルキレンオキシドに
よるアルコキシル化を含み、アルキレンオキシドのモル
の少なくとも50%がエチレンオキシドであるものであ
り、より好ましくは少なくとも75モル%がエチレンオ
キシドである。
シド、ブチレンオキシドおよびグリシドールから選ばれ
たアルキレンオキシド5ないし200モルでアルコキシ
ル化され、ついで酸性媒体中でC12〜C36脂肪酸1〜6
モルでエステル化された、少なくとも3つのヒドロキシ
ル部位を有する、長鎖アルコールおよびそのオリゴマー
等のC3 〜C90多価アルコール。好ましくは、脂肪酸
は、分枝しており、全部で12ないし28個の炭素原子
を有し、例えばイソステアリン酸である。まず、プロピ
レンオキシドまたはブチレンオキシドのような2級ヒド
ロキシル形成性アルキレンオキシドを多価アルコールの
ヒドロキシル基のいずれかと反応させ、ついで上記のア
ルキル化を行なうことによって、減少したエマルジョン
の吸収が達成できる。好ましい態様は、C3 〜C6 多価
アルコール、5ないし40モルのアルキレンオキシドに
よるアルコキシル化を含み、アルキレンオキシドのモル
の少なくとも50%がエチレンオキシドであるものであ
り、より好ましくは少なくとも75モル%がエチレンオ
キシドである。
【0017】(C)C12〜C36脂肪酸のグリセリルエス
テルであって、脂肪酸が少なくとも1つのヒドロキシル
官能基を有し、かつ該ヒドロキシル官能基はエチレンオ
キシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドおよび
グリシドールから選ばれたアルキレンオキシドの全部で
50ないし250モルでアルコキシル化されているも
の。好ましい態様は、アルキレンオキシド150ないし
250モルによるアルコキシル化を含み、アルキレンオ
キシドのモルの少なくとも50%がエチレンオキシドで
ある。より好ましくは、アルキレンオキシドの少なくと
も75モル%がエチレンオキシドである。C12〜C24脂
肪酸のグリセリルエステルが好ましく、例えばひまし油
を上記のようにアルコキシル化して乳化剤を提供するこ
とができる。上記ノニオン系乳化剤は、単独で、あるい
は組み合わせて使用することができる。
テルであって、脂肪酸が少なくとも1つのヒドロキシル
官能基を有し、かつ該ヒドロキシル官能基はエチレンオ
キシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドおよび
グリシドールから選ばれたアルキレンオキシドの全部で
50ないし250モルでアルコキシル化されているも
の。好ましい態様は、アルキレンオキシド150ないし
250モルによるアルコキシル化を含み、アルキレンオ
キシドのモルの少なくとも50%がエチレンオキシドで
ある。より好ましくは、アルキレンオキシドの少なくと
も75モル%がエチレンオキシドである。C12〜C24脂
肪酸のグリセリルエステルが好ましく、例えばひまし油
を上記のようにアルコキシル化して乳化剤を提供するこ
とができる。上記ノニオン系乳化剤は、単独で、あるい
は組み合わせて使用することができる。
【0018】上記乳化剤は、例えば水酸化カリウム触媒
を用いた塩基触媒アルコキシル化により合成できる。当
業者に既知の他の手法によっても同等の結果が獲られ
る。エチレンオキシドとプロピレンオキシドは、一般に
好ましいアルキレンオキシドである。6ないし13のH
LB値を有する乳化剤が推奨され、7ないし12のHL
B値を有する乳化剤が好ましい。8.5ないし10.5
のHLB値が最も好ましい。
を用いた塩基触媒アルコキシル化により合成できる。当
業者に既知の他の手法によっても同等の結果が獲られ
る。エチレンオキシドとプロピレンオキシドは、一般に
好ましいアルキレンオキシドである。6ないし13のH
LB値を有する乳化剤が推奨され、7ないし12のHL
B値を有する乳化剤が好ましい。8.5ないし10.5
のHLB値が最も好ましい。
【0019】上記のノニオン系乳化剤に加えて、仕上組
成物の10重量%までがカチオン系またはアニオン系乳
化剤であり得、好ましくは3ないし7重量%がイオン系
乳化剤である。一例として、イオン系乳化剤は、エチレ
ンオキシド残基4ないし10モルを有するホスフェート
化C10〜C15一価アルコールアルコキシレートおよびエ
トキシル化4級アミン化合物、例えば米国ノース・カロ
ライナ州スペンサー所在のファインテックス社によって
製造されているコルデクス(Cordex)AT−172から
選ぶことができる。
成物の10重量%までがカチオン系またはアニオン系乳
化剤であり得、好ましくは3ないし7重量%がイオン系
乳化剤である。一例として、イオン系乳化剤は、エチレ
ンオキシド残基4ないし10モルを有するホスフェート
化C10〜C15一価アルコールアルコキシレートおよびエ
トキシル化4級アミン化合物、例えば米国ノース・カロ
ライナ州スペンサー所在のファインテックス社によって
製造されているコルデクス(Cordex)AT−172から
選ぶことができる。
【0020】少量の添加剤が、仕上組成物の15重量%
までを構成していてもよい。例えば、粘度改変剤、ポリ
イソブチレンのようなアンチスリング(sling)添加剤
(5重量%まで)、帯電防止剤(5重量%まで)、およ
び水を、本発明の範囲を逸脱することなく、仕上組成物
に添加することができる。
までを構成していてもよい。例えば、粘度改変剤、ポリ
イソブチレンのようなアンチスリング(sling)添加剤
(5重量%まで)、帯電防止剤(5重量%まで)、およ
び水を、本発明の範囲を逸脱することなく、仕上組成物
に添加することができる。
【0021】本仕上組成物は、多くの既知の方法、例え
ばキスロール、パッド、浴またはスプレーノズルから織
物繊維に適用されて約0.4ないし7重量%の仕上組成
物を有する潤滑化繊維を提供する。典型的に、仕上組成
物は、潤滑化繊維の0.7ないし3重量%を構成する。
ばキスロール、パッド、浴またはスプレーノズルから織
物繊維に適用されて約0.4ないし7重量%の仕上組成
物を有する潤滑化繊維を提供する。典型的に、仕上組成
物は、潤滑化繊維の0.7ないし3重量%を構成する。
【0022】本仕上組成物は、そのまま、少量の水を添
加して、または水中に本組成物を3ないし25重量%含
有するエマルジョンとして使用することができる。ほと
んどの用途に関し、8時間安定なエマルジョンが適切で
ある。最大レベルのポリアルファオレフィンをもって操
作することが望ましい場合は、8時間未満安定なエマル
ジョンを使用できるが、エマルジョンを比較的すばやく
使用するか、撹拌することが必要である。
加して、または水中に本組成物を3ないし25重量%含
有するエマルジョンとして使用することができる。ほと
んどの用途に関し、8時間安定なエマルジョンが適切で
ある。最大レベルのポリアルファオレフィンをもって操
作することが望ましい場合は、8時間未満安定なエマル
ジョンを使用できるが、エマルジョンを比較的すばやく
使用するか、撹拌することが必要である。
【0023】本仕上組成物は、広い範囲の織物繊維、特
に、ポリウレタン特にエラストマーポリウレタン(スパ
ンデックス)、ポリエステル、ポリアミド特にナイロン
6およびナイロン66、ポリオレフィン特にポリプロピ
レン、ポリエチレン並びにそれらのブロックおよびラン
ダム共重合体、およびアクリルのような合成織物繊維に
対して有用である。本仕上組成物は、いくつかの繊維が
そうであるように、繊維が仕上剤を吸収する傾向にある
ときにはいつでも特に有用である。過去において、スパ
ンデックス繊維は、仕上剤が繊維中に吸収されまたは繊
維を劣化させることなく仕上操作中にこれを潤滑させる
ことが困難であることが証明されている。ここで、「ス
パンデックス」または「エラストマーポリウレタン」と
は、ジイソシアナートをヒドロキシル末端低分子量ポリ
マー(マクログリコール)およびジアミンまたはグリコ
ール(連鎖延長剤)と反応(共重合体中に比較的柔軟な
セグメントおよび硬いセグメントを生成する)させるこ
とによって製造されるブロック共重合体を指す。エンサ
イクロペディア・オブ・ポリマーサイエンス・アンド・
エンジニアリング第6巻、718〜19、733〜55
頁(1986)参照。好ましくは、本仕上組成物は、以
下の特性を有する。 1.25℃で200センチポアズ未満のニート(neat)
粘度 2.エラストマーポリウレタンの3重量%未満のポリウ
レタン吸収 3.25℃で少なくとも8時間継続する安定なエマルジ
ョンの存在によって測定した乳化効率 4.ポリエステルおよびナイロンに対する繊維−金属流
体力学摩擦それぞれ1.06未満および0.99未満 5.ポリエステルおよびナイロンに多する繊維−繊維境
界摩擦それぞれ0.27未満および0.37未満。
に、ポリウレタン特にエラストマーポリウレタン(スパ
ンデックス)、ポリエステル、ポリアミド特にナイロン
6およびナイロン66、ポリオレフィン特にポリプロピ
レン、ポリエチレン並びにそれらのブロックおよびラン
ダム共重合体、およびアクリルのような合成織物繊維に
対して有用である。本仕上組成物は、いくつかの繊維が
そうであるように、繊維が仕上剤を吸収する傾向にある
ときにはいつでも特に有用である。過去において、スパ
ンデックス繊維は、仕上剤が繊維中に吸収されまたは繊
維を劣化させることなく仕上操作中にこれを潤滑させる
ことが困難であることが証明されている。ここで、「ス
パンデックス」または「エラストマーポリウレタン」と
は、ジイソシアナートをヒドロキシル末端低分子量ポリ
マー(マクログリコール)およびジアミンまたはグリコ
ール(連鎖延長剤)と反応(共重合体中に比較的柔軟な
セグメントおよび硬いセグメントを生成する)させるこ
とによって製造されるブロック共重合体を指す。エンサ
イクロペディア・オブ・ポリマーサイエンス・アンド・
エンジニアリング第6巻、718〜19、733〜55
頁(1986)参照。好ましくは、本仕上組成物は、以
下の特性を有する。 1.25℃で200センチポアズ未満のニート(neat)
粘度 2.エラストマーポリウレタンの3重量%未満のポリウ
レタン吸収 3.25℃で少なくとも8時間継続する安定なエマルジ
ョンの存在によって測定した乳化効率 4.ポリエステルおよびナイロンに対する繊維−金属流
体力学摩擦それぞれ1.06未満および0.99未満 5.ポリエステルおよびナイロンに多する繊維−繊維境
界摩擦それぞれ0.27未満および0.37未満。
【0024】
【実施例】本発明は、以下の実施例を参照することによ
ってさらに理解できるが、本発明はそれによって不当に
制限されるものではない。他に指摘がない限り、全ての
部およびパーセントは、重量による。略号EOおよびP
Oは、それぞれ、エチレンオキシドおよびプロピレンオ
キシドを表わす。実施例1〜4は、エマルジョンとして
織物繊維に適用するための仕上組成物の好ましい処方を
示すものである。 実施例1
ってさらに理解できるが、本発明はそれによって不当に
制限されるものではない。他に指摘がない限り、全ての
部およびパーセントは、重量による。略号EOおよびP
Oは、それぞれ、エチレンオキシドおよびプロピレンオ
キシドを表わす。実施例1〜4は、エマルジョンとして
織物繊維に適用するための仕上組成物の好ましい処方を
示すものである。 実施例1
【0025】典型的な実験において、エチル・コーポレ
ーションによって供給された4センチストークスのポリ
アルファオレフィン80グラムを磁気撹拌棒を備えた2
50mlのビーカー内に置いた。ついで、20グラムの
2−オクチルドデカノール7EOをビーカーに加えた。
この混合物を撹拌して均一な混合物とした。この混合物
に、5.3グラムのC12−C15 5EOホスフェー
トおよび4.5グラムのひまし油200EOを加えた。
得られた混合物を5分間撹拌した。ついで、2.9グラ
ムの水を添加して透明で安定な混合物を得た。 実施例2
ーションによって供給された4センチストークスのポリ
アルファオレフィン80グラムを磁気撹拌棒を備えた2
50mlのビーカー内に置いた。ついで、20グラムの
2−オクチルドデカノール7EOをビーカーに加えた。
この混合物を撹拌して均一な混合物とした。この混合物
に、5.3グラムのC12−C15 5EOホスフェー
トおよび4.5グラムのひまし油200EOを加えた。
得られた混合物を5分間撹拌した。ついで、2.9グラ
ムの水を添加して透明で安定な混合物を得た。 実施例2
【0026】典型的な実験において、エチル・コーポレ
ーションによって供給された6センチストークスのポリ
アルファオレフィン80グラムを磁気撹拌棒を備えた2
50mlのビーカー内に置いた。ついで、20グラムの
2−オクチルドデカノール7EOをビーカーに加えた。
この混合物を撹拌して均一な混合物とした。この混合物
に、5.3グラムのC12−C15 5EOホスフェー
トおよび4.5グラムのひまし油200EOを加えた。
得られた混合物を5分間撹拌した。ついで、2.9グラ
ムの水を添加して透明で安定な混合物を得た。 実施例3
ーションによって供給された6センチストークスのポリ
アルファオレフィン80グラムを磁気撹拌棒を備えた2
50mlのビーカー内に置いた。ついで、20グラムの
2−オクチルドデカノール7EOをビーカーに加えた。
この混合物を撹拌して均一な混合物とした。この混合物
に、5.3グラムのC12−C15 5EOホスフェー
トおよび4.5グラムのひまし油200EOを加えた。
得られた混合物を5分間撹拌した。ついで、2.9グラ
ムの水を添加して透明で安定な混合物を得た。 実施例3
【0027】典型的な実験において、エチル・コーポレ
ーションによって供給された4センチストークスのポリ
アルファオレフィン80グラムを磁気撹拌棒を備えた2
50mlのビーカー内に置いた。ついで、10グラムの
2−オクチルドデカノール7EOおよび10グラムのソ
ルビトール2PO 28EOペンタ−イソステアレート
をビーカーに加えた。この混合物を撹拌して均一な混合
物とした。この混合物に、5.3グラムのC12−C1
5 5EOホスフェートおよび4.5グラムのひまし油
200EOを加えた。得られた混合物を5分間撹拌し
た。ついで、2.9グラムの水を添加して透明で安定な
混合物を得た。 実施例4
ーションによって供給された4センチストークスのポリ
アルファオレフィン80グラムを磁気撹拌棒を備えた2
50mlのビーカー内に置いた。ついで、10グラムの
2−オクチルドデカノール7EOおよび10グラムのソ
ルビトール2PO 28EOペンタ−イソステアレート
をビーカーに加えた。この混合物を撹拌して均一な混合
物とした。この混合物に、5.3グラムのC12−C1
5 5EOホスフェートおよび4.5グラムのひまし油
200EOを加えた。得られた混合物を5分間撹拌し
た。ついで、2.9グラムの水を添加して透明で安定な
混合物を得た。 実施例4
【0028】典型的な実験において、エチル・コーポレ
ーションによって供給された6センチストークスのポリ
アルファオレフィン80グラムを磁気撹拌棒を備えた2
50mlのビーカー内に置いた。ついで、10グラムの
2−オクチルドデカノールおよび10グラムのソルビト
ール2PO 28EOペンタ−イソステアレートをビー
カーに加えた。この混合物を撹拌して均一な混合物とし
た。この混合物に、5.3グラムのC12−C15 5
EOホスフェートおよび4.5グラムのひまし油200
EOを加えた。得られた混合物を5分間撹拌した。つい
で、2.9グラムの水を添加して透明で安定な混合物を
得た。実施例5〜8は、織物繊維へ適用するための仕上
組成物の好ましい処方を示すものである。 実施例5
ーションによって供給された6センチストークスのポリ
アルファオレフィン80グラムを磁気撹拌棒を備えた2
50mlのビーカー内に置いた。ついで、10グラムの
2−オクチルドデカノールおよび10グラムのソルビト
ール2PO 28EOペンタ−イソステアレートをビー
カーに加えた。この混合物を撹拌して均一な混合物とし
た。この混合物に、5.3グラムのC12−C15 5
EOホスフェートおよび4.5グラムのひまし油200
EOを加えた。得られた混合物を5分間撹拌した。つい
で、2.9グラムの水を添加して透明で安定な混合物を
得た。実施例5〜8は、織物繊維へ適用するための仕上
組成物の好ましい処方を示すものである。 実施例5
【0029】典型的な実験において、エチル・コーポレ
ーションによって供給された4センチストークスのポリ
アルファオレフィン90グラムを磁気撹拌棒を備えた2
50mlのビーカー内に置いた。ついで、10グラムの
ソルビトール2PO 28EOペンタ−イソステアレー
トをビーカーに加えた。この混合物を撹拌して均一な混
合物とした。得られた混合物を5分間撹拌した。 実施例6
ーションによって供給された4センチストークスのポリ
アルファオレフィン90グラムを磁気撹拌棒を備えた2
50mlのビーカー内に置いた。ついで、10グラムの
ソルビトール2PO 28EOペンタ−イソステアレー
トをビーカーに加えた。この混合物を撹拌して均一な混
合物とした。得られた混合物を5分間撹拌した。 実施例6
【0030】典型的な実験において、エチル・コーポレ
ーションによって供給された6センチストークスのポリ
アルファオレフィン90グラムを磁気撹拌棒を備えた2
50mlのビーカー内に置いた。ついで、10グラムの
ソルビトール2PO 28EOペンタ−イソステアレー
トをビーカーに加えた。この混合物を撹拌して均一な混
合物とした。得られた混合物を5分間撹拌した。 実施例7
ーションによって供給された6センチストークスのポリ
アルファオレフィン90グラムを磁気撹拌棒を備えた2
50mlのビーカー内に置いた。ついで、10グラムの
ソルビトール2PO 28EOペンタ−イソステアレー
トをビーカーに加えた。この混合物を撹拌して均一な混
合物とした。得られた混合物を5分間撹拌した。 実施例7
【0031】典型的な実験において、それぞれエチル・
コーポレーションによって供給された4センチストーク
スのポリアルファオレフィンと6センチストークスのポ
リアルファオレフィンとの50/50のブレンド90グ
ラムを磁気撹拌棒を備えた250mlのビーカー内に置
いた。ついで、10グラムのソルビトール2PO 28
EOペンタ−イソステアレートをビーカーに加えた。こ
の混合物を撹拌して均一な混合物とした。得られた混合
物を5分間撹拌した。 実施例8
コーポレーションによって供給された4センチストーク
スのポリアルファオレフィンと6センチストークスのポ
リアルファオレフィンとの50/50のブレンド90グ
ラムを磁気撹拌棒を備えた250mlのビーカー内に置
いた。ついで、10グラムのソルビトール2PO 28
EOペンタ−イソステアレートをビーカーに加えた。こ
の混合物を撹拌して均一な混合物とした。得られた混合
物を5分間撹拌した。 実施例8
【0032】典型的な実験において、それぞれエチル・
コーポレーションによって供給された4センチストーク
スのポリアルファオレフィンと6センチストークスのポ
リアルファオレフィンとの80/20のブレンド90グ
ラムを磁気撹拌棒を備えた250mlのビーカー内に置
いた。ついで、10グラムのソルビトール2PO 28
EOペンタ−イソステアレートをビーカーに加えた。こ
の混合物を撹拌して均一な混合物とした。得られた混合
物を5分間撹拌した。
コーポレーションによって供給された4センチストーク
スのポリアルファオレフィンと6センチストークスのポ
リアルファオレフィンとの80/20のブレンド90グ
ラムを磁気撹拌棒を備えた250mlのビーカー内に置
いた。ついで、10グラムのソルビトール2PO 28
EOペンタ−イソステアレートをビーカーに加えた。こ
の混合物を撹拌して均一な混合物とした。得られた混合
物を5分間撹拌した。
【0033】実施例9〜12は、織物繊維に適用するた
めの、低スリング添加剤テベフレックス(Tebeflex)2
00(ポリイソブチレン混合物)を有する生の(neat)
仕上組成物の好ましい処方を示すものである。 実施例9
めの、低スリング添加剤テベフレックス(Tebeflex)2
00(ポリイソブチレン混合物)を有する生の(neat)
仕上組成物の好ましい処方を示すものである。 実施例9
【0034】典型的な実験において、エチル・コーポレ
ーションによって供給された4センチストークスのポリ
アルファオレフィン90グラムを磁気撹拌棒を備えた2
50mlのビーカー内に置いた。ついで、10グラムの
ソルビトール2PO 28EOペンタ−イソステアレー
トおよび2グラムのテベフレックス200(ベーメ・フ
ィラテックス(Boehme Filatex)から購入)をビーカー
に加えた。この混合物を撹拌して均一な混合物とした。
得られた混合物を5分間撹拌した。 実施例10
ーションによって供給された4センチストークスのポリ
アルファオレフィン90グラムを磁気撹拌棒を備えた2
50mlのビーカー内に置いた。ついで、10グラムの
ソルビトール2PO 28EOペンタ−イソステアレー
トおよび2グラムのテベフレックス200(ベーメ・フ
ィラテックス(Boehme Filatex)から購入)をビーカー
に加えた。この混合物を撹拌して均一な混合物とした。
得られた混合物を5分間撹拌した。 実施例10
【0035】典型的な実験において、エチル・コーポレ
ーションによって供給された6センチストークスのポリ
アルファオレフィン90グラムを磁気撹拌棒を備えた2
50mlのビーカー内に置いた。ついで、10グラムの
ソルビトール2PO 28EOペンタ−イソステアレー
トおよび2グラムのテベフレックス200をビーカーに
加えた。この混合物を撹拌して均一な混合物とした。得
られた混合物を5分間撹拌した。 実施例11
ーションによって供給された6センチストークスのポリ
アルファオレフィン90グラムを磁気撹拌棒を備えた2
50mlのビーカー内に置いた。ついで、10グラムの
ソルビトール2PO 28EOペンタ−イソステアレー
トおよび2グラムのテベフレックス200をビーカーに
加えた。この混合物を撹拌して均一な混合物とした。得
られた混合物を5分間撹拌した。 実施例11
【0036】典型的な実験において、それぞれエチル・
コーポレーションによって供給された4センチストーク
スのポリアルファオレフィンと6センチストークスのポ
リアルファオレフィンとの50/50のブレンド90グ
ラムを磁気撹拌棒を備えた250mlのビーカー内に置
いた。ついで、10グラムのソルビトール2PO 28
EOペンタ−イソステアレートおよび2グラムのテベフ
レックス200をビーカーに加えた。この混合物を撹拌
して均一な混合物とした。得られた混合物を5分間撹拌
した。 実施例12
コーポレーションによって供給された4センチストーク
スのポリアルファオレフィンと6センチストークスのポ
リアルファオレフィンとの50/50のブレンド90グ
ラムを磁気撹拌棒を備えた250mlのビーカー内に置
いた。ついで、10グラムのソルビトール2PO 28
EOペンタ−イソステアレートおよび2グラムのテベフ
レックス200をビーカーに加えた。この混合物を撹拌
して均一な混合物とした。得られた混合物を5分間撹拌
した。 実施例12
【0037】典型的な実験において、それぞれエチル・
コーポレーションによって供給された4センチストーク
スのポリアルファオレフィンと6センチストークスのポ
リアルファオレフィンとの80/20のブレンド90グ
ラムを磁気撹拌棒を備えた250mlのビーカー内に置
いた。ついで、10グラムのソルビトール2PO 28
EOペンタ−イソステアレートおよび2グラムのテベフ
レックス200をビーカーに加えた。この混合物を撹拌
して均一な混合物とした。得られた混合物を5分間撹拌
した。 製品の評価 以下の試験は、ポリシロキサンと比較した摩擦特性、お
よびポリウレタン繊維との相容性を評価するために、ス
ピン仕上剤に対して行なった。
コーポレーションによって供給された4センチストーク
スのポリアルファオレフィンと6センチストークスのポ
リアルファオレフィンとの80/20のブレンド90グ
ラムを磁気撹拌棒を備えた250mlのビーカー内に置
いた。ついで、10グラムのソルビトール2PO 28
EOペンタ−イソステアレートおよび2グラムのテベフ
レックス200をビーカーに加えた。この混合物を撹拌
して均一な混合物とした。得られた混合物を5分間撹拌
した。 製品の評価 以下の試験は、ポリシロキサンと比較した摩擦特性、お
よびポリウレタン繊維との相容性を評価するために、ス
ピン仕上剤に対して行なった。
【0038】流体力学摩擦は、ロスチャイルド摩擦計を
用いて評価した。仕上剤を70/34ポリエステルおよ
び70/34ナイロン6に0.76パーセントオン・ウ
ェイト・オブ・ファイバー(OWF)で適用し、72゜
F、相対湿度63%で少なくとも24時間状態調整し
た。状態調整後、100メートル/分の繊維速度および
20グラムのプリテンションで流体力学繊維−金属摩擦
をロスチャイルド摩擦計上に得た。境界摩擦も同様に行
なったが、ヤーン速度は0.0071メートル/分であ
り、プリテンションは50グラムに設定した。
用いて評価した。仕上剤を70/34ポリエステルおよ
び70/34ナイロン6に0.76パーセントオン・ウ
ェイト・オブ・ファイバー(OWF)で適用し、72゜
F、相対湿度63%で少なくとも24時間状態調整し
た。状態調整後、100メートル/分の繊維速度および
20グラムのプリテンションで流体力学繊維−金属摩擦
をロスチャイルド摩擦計上に得た。境界摩擦も同様に行
なったが、ヤーン速度は0.0071メートル/分であ
り、プリテンションは50グラムに設定した。
【0039】実施例1〜12の組成物は、アトラブ・フ
ィニッシュ・アプリケーター(Atlab Finish Applicato
r )で試験した繊維上に0.75OWFのレベルで適用
した。ポリウレタンによる吸収は、以下の方法に従って
測定した。
ィニッシュ・アプリケーター(Atlab Finish Applicato
r )で試験した繊維上に0.75OWFのレベルで適用
した。ポリウレタンによる吸収は、以下の方法に従って
測定した。
【0040】分析用はかりでエラストマーポリウレタン
フィルム(2〜3グラム)を秤量し、水中の仕上組成物
の20重量%エマルジョン100ml中に置き、この混
合物を6分間撹拌した。しかる後、ポリウレタンフィル
ムを取り出し、水ですすぎ、乾燥した。ポリウレタンフ
ィルムの重量増加を計算し、パーセント吸収として表わ
した。
フィルム(2〜3グラム)を秤量し、水中の仕上組成物
の20重量%エマルジョン100ml中に置き、この混
合物を6分間撹拌した。しかる後、ポリウレタンフィル
ムを取り出し、水ですすぎ、乾燥した。ポリウレタンフ
ィルムの重量増加を計算し、パーセント吸収として表わ
した。
【0041】粘度測定は、No.1スピンドルを用い、
30または60rpmいずれかで操作したブルックフィ
ールド粘度計を用いて行なった。全ての測定は、25℃
でのものである。
30または60rpmいずれかで操作したブルックフィ
ールド粘度計を用いて行なった。全ての測定は、25℃
でのものである。
【0042】煙点は、クリーブランド・オープン・カッ
プ(Cleveland Open Cup)法を用いて測定した。生成物
100グラムをカップに入れ、加熱した。生成物中に浸
漬した温度計を用いて、最初の煙が明らかになった温度
で煙点を記録した。下記表1は、上記実施例に関して上
に記載の方法により測定した種々のポリウレタン吸収を
示している。
プ(Cleveland Open Cup)法を用いて測定した。生成物
100グラムをカップに入れ、加熱した。生成物中に浸
漬した温度計を用いて、最初の煙が明らかになった温度
で煙点を記録した。下記表1は、上記実施例に関して上
に記載の方法により測定した種々のポリウレタン吸収を
示している。
【0043】
【表1】 下記表2は、本発明の実施例に関して上に記載の方法に
より測定した粘度を示している。
より測定した粘度を示している。
【0044】
【表2】
【0045】下記表3および表4は、本発明の実施例に
関して上に記載の方法によってそれぞれ測定した、ナイ
ロンおよびポリエステルに対する流体力学および境界摩
擦を示している。試験したシリコーンは、20センチス
トークスのポリジメチルシロキサンであった。
関して上に記載の方法によってそれぞれ測定した、ナイ
ロンおよびポリエステルに対する流体力学および境界摩
擦を示している。試験したシリコーンは、20センチス
トークスのポリジメチルシロキサンであった。
【0046】
【表3】
【0047】
【表4】 いうまでもなく、特許請求の範囲内に含まれる他の多く
の態様および変形があることはもちろんである。
の態様および変形があることはもちろんである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート・ルイス・シュエッテ アメリカ合衆国、サウス・カロライナ州 29303、スパータンバーグ、タングル ウッド・コート 214 (56)参考文献 特開 平2−269798(JP,A) 特開 昭51−32897(JP,A) 特開 平2−132136(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06M 13/00 - 15/715
Claims (20)
- 【請求項1】 ニートベースで、 (a)オクテン−1、デセン−1、ドデセン−1および
テトラデセン−1のトリマー、テトラマー、ペンタマー
およびヘキサマーから選ばれたポリアルファオレフィン
50ないし95重量部、並びに (b) (i)エチレンオキシド、プロピレンオキシ
ド、ブチレンオキシドおよびグリシドールから選ばれた
アルキレンオキシド3ないし30モルでアルコキシル化
された、C4 〜C32の脂肪族鎖を少なくとも2つ有し、
全部で12ないし36個の炭素原子を有する分枝アルコ
ール、 (ii)エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチ
レンオキシドおよびグリシドールから選ばれたアルキレ
ンオキシド5ないし200モルでアルコキシル化され、
ついで酸性媒体中でC12〜C36脂肪酸1〜6モルでエス
テル化された、少なくとも3つのヒドロキシル部位を有
するC3 〜C90多価アルコールであって、該ヒドロキシ
ル部位のいずれかが1級アルコールの場合、該1級アル
コールはアルコキシル化前に2級ヒドロキシル形成性ア
ルキレンオキシドと反応されているもの、および (iii)少なくとも1つのヒドロキシル官能基を有す
るC12〜C36脂肪酸のグリセリルエステルであって、該
ヒドロキシル官能基はエチレンオキシド、プロピレンオ
キシド、ブチレンオキシドおよびグリシドールから選ば
れたアルキレンオキシド50ないし250モルでアルコ
キシル化されているものからなる群の中から選ばれた乳
化剤5ないし50重量部を包含する繊維仕上組成物。 - 【請求項2】 該ポリアルファオレフィンが、主に該オ
レフィンのトリマーおよびテトラマーを包含する請求項
1記載の組成物。 - 【請求項3】 該乳化剤を構成するアルキレンオキシド
の少なくとも50%がエチレンオキシドである請求項2
記載の組成物。 - 【請求項4】 該乳化剤が、6〜13のHLBを有する
請求項3記載の組成物。 - 【請求項5】 25℃で200センチポアズ未満の粘
度、およびエラストマーポリウレタンの3重量%未満の
ポリウレタン吸収を有し、ポリエステルおよびナイロン
に対する繊維−金属流体力学摩擦がそれぞれ1.06未
満および0.99未満であり、ポリエステルおよびナイ
ロンに対する繊維−繊維境界摩擦がそれぞれ0.27未
満および0.37未満である請求項4記載の組成物。 - 【請求項6】 ニートベースで、 (a)オクテン−1、デセン−1、ドデセン−1および
テトラデセン−1のトリマー、テトラマー、ペンタマー
およびヘキサマーから選ばれたポリアルファオレフィン
70ないし95重量部、並びに (b) (i)エチレンオキシドおよびプロピレンオキ
シドから選ばれたアルキレンオキシド3ないし12モル
でアルコキシル化された、C6 〜C24のアルキル鎖を少
なくとも2つ有し、全部で12ないし28個の炭素原子
を有する分枝アルコール、 (ii)エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドか
ら選ばれたアルキレンオキシド5ないし40モルでアル
コキシル化され、ついで酸性媒体中でC12〜C28分枝脂
肪酸3ないし6モルでエステル化された、少なくとも3
つのヒドロキシル部位を有するC3 〜C6 多価アルコー
ル、および (iii)少なくとも1つのヒドロキシル官能基を有す
るC12〜C24脂肪酸のグリセリルエステルであって、該
ヒドロキシル官能基はエチレンオキシドおよびプロピレ
ンオキシドから選ばれたアルキレンオキシド150ない
し250モルでアルコキシル化されているものからなる
群の中から選ばれた乳化剤5ないし30重量部を包含す
る繊維仕上組成物。 - 【請求項7】 該ポリアルファオレフィンが、主に該オ
レフィンのトリマーおよびテトラマーを包含する請求項
6記載の組成物。 - 【請求項8】 該乳化剤を構成するアルキレンオキシド
の少なくとも50%がエチレンオキシドである請求項7
記載の組成物。 - 【請求項9】 該乳化剤が、7〜12のHLBを有する
請求項8記載の組成物。 - 【請求項10】 25℃で200センチポアズ未満の粘
度、およびエラストマーポリウレタンの3重量%未満の
ポリウレタン吸収を有し、ポリエステルおよびナイロン
に対する繊維−金属流体力学摩擦がそれぞれ1.06未
満および0.99未満であり、ポリエステルおよびナイ
ロンに対する繊維−繊維境界摩擦がそれぞれ0.27未
満および0.37未満である請求項9記載の組成物。 - 【請求項11】 (a)オクテン−1、デセン−1、ド
デセン−1およびテトラデセン−1のトリマー、テトラ
マー、ペンタマーおよびヘキサマーから選ばれたポリア
ルファオレフィン70ないし95重量部、並びに (b) (i)エチレンオキシドおよびプロピレンオキ
シドから選ばれたアルキレンオキシド3ないし12モル
でアルコキシル化された、C6 〜C24のアルキル鎖を少
なくとも2つ有し、全部で12ないし28個の炭素原子
を有する分枝アルコール、 (ii)エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドか
ら選ばれたアルキレンオキシド5ないし40モルでアル
コキシル化され、ついで酸性媒体中でC12〜C28脂肪酸
3ないし6モルでエステル化された、少なくとも3つの
ヒドロキシル部位を有するC3 〜C6 多価アルコール、
および (iii)少なくとも1つのヒドロキシル官能基を有す
るC12〜C24脂肪酸のグリセリルエステルであって、該
ヒドロキシル官能基はエチレンオキシドおよびプロピレ
ンオキシドから選ばれたアルキレンオキシド150ない
し250モルでアルコキシル化されているものからなる
群の中から選ばれた乳化剤5ないし30重量部を有する
繊維仕上組成物3ないし25重量%を包含する繊維仕上
用水性エマルジョン。 - 【請求項12】 該ポリアルファオレフィンが、主に該
オレフィンのトリマーおよびテトラマーを包含する請求
項11記載のエマルジョン。 - 【請求項13】 該乳化剤を構成するアルキレンオキシ
ドの少なくとも50%がエチレンオキシドである請求項
12記載のエマルジョン。 - 【請求項14】 該仕上組成物が、該ポリアルファオレ
フィン75ないし90部、および該乳化剤10ないし2
5重量部を包含する請求項13記載のエマルジョン。 - 【請求項15】 該乳化剤が、7〜12のHLBを有す
る請求項14記載のエマルジョン。 - 【請求項16】 25℃で200センチポアズ未満の粘
度、およびエラストマーポリウレタンの3重量%未満の
ポリウレタン吸収を有し、ポリエステルおよびナイロン
に対する繊維−金属流体力学摩擦がそれぞれ1.06未
満および0.99未満であり、ポリエステルおよびナイ
ロンに多する繊維−繊維境界摩擦がそれぞれ0.27未
満および0.37未満である請求項14記載のエマルジ
ョン。 - 【請求項17】 該仕上組成物が、エチレンオキシド残
基4ないし10モルを有するホスフェート化C10〜C15
一価アルコールおよびエトキシル化4級アミンから選ば
れたイオン系乳化剤3ないし7重量部を包含する請求項
16記載のエマルジョン。 - 【請求項18】 該乳化剤が、エチレンオキシド、プロ
ピレンオキシド、ブチレンオキシドおよびグリシドール
から選ばれたアルキレンオキシド3ないし30モルでア
ルコキシル化された、C4 〜C32の脂肪族鎖を少なくと
も2つ有し、全部で12ないし36個の炭素原子を有す
る分枝アルコールである請求項5記載の組成物。 - 【請求項19】 該乳化剤が、エチレンオキシドおよび
プロピレンオキシドから選ばれたアルキレンオキシド3
ないし12モルでアルコキシル化された、C6 〜C24の
アルキル鎖を少なくとも2つ有し、全部で12ないし2
8個の炭素原子を有する分枝アルコールである請求項1
0記載の組成物。 - 【請求項20】 該乳化剤が、エチレンオキシドおよび
プロピレンオキシドから選ばれたアルキレンオキシド3
ないし12モルでアルコキシル化された、C6 〜C24の
アルキル鎖を少なくとも2つ有し、全部で12ないし2
8個の炭素原子を有する分枝アルコールである請求項1
2記載の組成物。
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