JP3265647B2 - 電波暗室 - Google Patents

電波暗室

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JP3265647B2 JP27255492A JP27255492A JP3265647B2 JP 3265647 B2 JP3265647 B2 JP 3265647B2 JP 27255492 A JP27255492 A JP 27255492A JP 27255492 A JP27255492 A JP 27255492A JP 3265647 B2 JP3265647 B2 JP 3265647B2
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敏昭 小林
慎吾 関
一彦 小川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車や航空機等に取
り付けた受信アンテナ及び移動体通信用のアンテナ等の
特性測定、並びに電子機器から発生する不要電波やノイ
ズ等を評価するための及び外部からの妨害電波による電
子機器への影響を試験するEMIやEMSの測定に用い
る電波暗室に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、アンテナ等に関する電波伝搬
特性の測定、電子機器から発生するノイズ評価測定や外
部からの妨害電波による電子機器への影響に対する試験
を行う環境として、気象条件、温湿度条件、外来ノイズ
の影響を除去でき、安定かつ信頼度の高い室内空間が望
まれている。電波暗室は、このような室内空間を提供す
べく、その壁面、天井、及び床面を電波吸収体で覆った
ものであり、その優秀性はよく知られており、広く応用
されている。
【0003】このような電波暗室の特性としては、電波
的に全く障害が無い自由空間を室内で実現することが大
きな課題となっており、室内の側壁面、天井面、及び床
面から反射する不要な電磁波エネルギを少なくするこ
と、及び優れた電界均一性を受信部で得ることが望まれ
ている。
【0004】なお、自由空間における電波伝搬特性と
は、電波発生源である送信アンテナをモデル的に点波源
とした場合に、放射された電波の電界が同心球状に広が
って伝搬していき、十分な遠方の限られた領域において
大きさ及び位相が面内でそろったいわゆる平面波が実現
されることにより電界均一性が確保されるごときもので
ある。ただし、十分な遠方では、伝搬距離が長くなるに
従ってその距離に逆比例して電界強度が減衰する。
【0005】電波暗室は、一般的な直方体形状のものの
他に、送信部及び受信部の中間領域の壁面、天井面、及
び床面を広くしてそこからの反射を少なくした形状のも
の、さらに最近では狭い空間の送信部と広い空間の受信
部とをテーパ形状の導波部で連結したテーパ型電波暗室
が開発されている。
【0006】テーパ型電波暗室は、直方体形状の電波暗
室に比べて、同一の送受信間距離をとった場合により少
ない容積で構成できるため経済的である。また、導波部
においてそのテーパ角度故に側壁部からの反射の影響が
ほとんどなく、送信部において側壁反射波の行路差を小
さくできるのでその位相差が極めて小さくなるから受信
部での電界均一性が優秀となる。
【0007】図8は従来のこの種テーパ型電波暗室を概
略的に表す平面図、図9は図8のIX−IX線断面図であ
る。
【0008】これらの図に示すように、従来のテーパ型
電波暗室は、その平面形状及び側断面形状が共にテーパ
形状となっており、その全ての壁面、即ち側壁面80、
天井面81、及び床面82が抵抗損失材料であるカーボ
ン含有発泡体からなるピラミッド形状又はウェッジ形状
の電波吸収体83で覆われている。狭い空間の送信部8
4の端部には導波管を有するホーンアンテナ式の発信構
造85が設けられている。この送信部84と広い空間の
受信部86とは、テーパ状の導波部87によって連結さ
れている。導波部87は、その側壁面、天井面、及び床
面が、送信部84から受信部86に向かって徐々に広が
り断面積が徐々に大きくなるごときテーパ形状となって
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】自動車等の地上移動体
に搭載されているアンテナが実装状態で電波受信する場
合、大地からの反射波と送信源からの直接波とを合成し
た電波を受け取ることとなる。しかしながら、上述した
ごとき従来のテーパ型電波暗室では、床面も電波吸収体
で構成されているので、大地からの反射波が無く直接波
だけを受け取ることとなる。このため、電波暗室内で受
信した電波特性と実用状態の電波特性とが互いに異なっ
てしまう。
【0010】また、従来のテーパ型電波暗室では抵抗損
失材料による電波吸収体を用いているため、優れた電波
吸収特性を得るためには、電波吸収体の長さを吸収すべ
き周波数の波長の少なくとも1/2以上とする必要があ
る。これは、吸収すべき周波数を例えば100MHzと
した場合、吸収体の長さが1.5m以上となり、電波暗
室を構成する建屋の大きさが著しく大きくなって経済的
に不利となると共に各壁面からの電波吸収体の先端間に
挟まれる有効空間の容積が非常に小さくなってしまう。
【0011】さらに、従来のテーパ型電波暗室では、送
信部の発信構造からその発信周波数範囲が導波管の周波
数範囲に限定されてしまう。このため、最近の電波利用
の拡大及び利用周波数の広帯域化に伴って広帯域の測定
を行う場合には、周波数帯域の互いに異なる複数の送信
部を用意してこれらを交換することが必要となり、これ
は経済的な負担を増すのみならず交換に多大な手間がか
かるという不都合を招く。
【0012】特に従来のテーパ型電波暗室で問題となる
のは、広帯域の測定を行う場合に、高周波帯域において
高調波が発生し、電磁界に乱れが生じることである。こ
の様子は、後述する図5の周波数−電界変動値特性に明
確に現れている。
【0013】従って本発明は、従来技術の上述の問題点
を解決するものであり、特に高周波帯域においても電磁
界の乱れが生じない優れた電波暗室性能を有する電波暗
室を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、送信部
及び受信部の壁面を電波吸収体で覆い、これら送信部及
び受信部をテーパ状の導波部で連結したテーパ型の電波
暗室であって、送信部と導波部との結合領域を電波吸収
体で絞り込んだ構造とした電波暗室が提供される。
【0015】送信部、導波部、及び受信部の床面を大地
に対して平坦な構造とし、受信部及び導波部の床面をフ
ェライトタイルと導電性フィルムとを組み合わせてなる
大地等価床で構成することが好ましい。
【0016】導波部の天井面及び側壁面の少なくとも一
部をフェライト電波吸収体で構成することも好ましい。
【0017】さらに、送信部及び受信部の壁面に配置す
る電波吸収体をフェライトタイルと抵抗損失材料との組
み合わせからなる複合型電波吸収体で構成することも好
ましい。
【0018】送信部に独立した送信用広帯域アンテナを
配置することも本発明の一実施態様である。
【0019】
【作用】送信部と受信部とをテーパ状の導波部で連結
し、送信部と導波部との結合境界部分を電波吸収体で絞
った構造とすることにより、送信部の開口断面積が小さ
くなる。これによって、波長の短い高周波においても高
調波成分の伝搬が抑制され、単一モードの電波が導波部
へ伝送されるので電界がより均一な電波が受信部で得ら
れる。さらに、野外における実用状態の電波環境と同一
の環境を形成するため、導波部の床面を大地と電波的に
等価な特性を有する大地等価床で構成している。そし
て、導波部の天井面及び側壁面の一部又は全部を、波長
の1/2以上の長さを有する抵抗損失材料による電波吸
収体の代わりに、フェライト電波吸収体を配置してい
る。フェライト電波吸収体は、大きな磁気損失を有して
おり、波長の1/50〜1/200の厚さで優れた電波
吸収性能を有しているので、より広い有効空間を確保で
きると共に電波暗室を安価に形成することができる。
【0020】
【実施例】以下本発明の実施例を詳細に説明する。
【0021】図1は本発明の電波暗室の一実施例の構成
を概略的に示す平面図であり、図2は図1のII−II線断
面図である。
【0022】これらの図に示すように、テーパ型電波暗
室10は、その一端部を狭い空間の送信部11として構
成し、他端部を広い空間の受信部12として構成してい
る。この送信部11は、その壁面からの不要反射波を極
力抑えることにより、できるだけ単一モードの電波が伝
送されるように設計されている。送信部11の床面を除
く4つの壁面、即ち左右の側壁面11a及び11b、天
井面11c、奥壁面11dは、フェライト電波吸収体と
抵抗損失材料とを組み合わせてなる複合型電波吸収体1
3で覆われている。また、受信部12は、伝送されてき
た電波をあたかも無限空間が続いている状況を再現する
ためにその壁面からの不要反射波を極力抑え、進行波成
分のみが受信領域で得られるように設計されている。受
信部12の床面を除く4つの壁面、即ち左右の側壁面1
2a及び12b、天井面12c、奥壁面12dも、フェ
ライト電波吸収体と抵抗損失材料とを組み合わせてなる
複合型電波吸収体14で覆われている。これら電波吸収
体13及び14は、ピラミッド形状、ウェッジ形状、又
は材料定数が厚さ方向に異なる板形状に構成されてい
る。
【0023】このように電波吸収体13及び14とし
て、フェライト電波吸収体と抵抗損失材料とを組み合わ
せた複合型電波吸収体を用いているため、低周波から優
れた電波吸収特性が得られると共に抵抗損失材料だけで
構成した場合に比して1/2以下の長さで同等以上の吸
収特性を得ることができる。その結果、電波暗室内の有
効空間が広がるのみならず建屋自体も小さくでき全体と
してコストを大幅に低減することができる。
【0024】送信部11と受信部12とは、テーパ形状
の導波部15で接続されている。この導波部15は、送
信部11から伝送された単一モードの電波を壁面の局部
的不均一性による反射をできるだけなくし、かつ短い伝
送距離で自由空間における遠方領域の電波伝搬特性に近
い状況を得るためにできるだけ高い電波減衰効果を得る
ように設計されている。導波部15の、床面を除く3つ
の壁面、即ち左右の側壁面15a及び15b、天井面1
5cの全部又は一部は、平板状のフェライト電波吸収体
16で構成されている。このフェライト電波吸収体16
は、大きな磁気損失を有しており広帯域で電波減衰効果
が大きいものであり、また、波長の1/50〜1/20
0の厚さであっても優れた電波吸収性能を有しているの
で、極めて薄型に構成することができる。その結果、よ
り短い伝搬距離で電界均一な特性が得られると共に広い
有効空間を確保できしかも経済的な小さい建屋で有効な
電波暗室を実現することができる。
【0025】送信部11、受信部12、及び導波部15
の床面11e、12e、及び15eは、大地に対して平
行な平坦構造となっている。これは、一般に大地が平坦
であるためこれに合わせたものである。さらにこれら床
面11e、12e、及び15eは、一部を除いて、フェ
ライトタイルと導電性フィルムとを組み合わせることに
よって大地と電波的に等価な特性を有する大地等価床と
なっている。
【0026】送信部11の中央部には、広帯域特性を有
する独立したアレイ型アンテナ17が設置されており、
送信部11全体が広帯域の発信装置として構成される。
このため、周波数帯別の複数の送信部を用意する必要が
なくなり、しかもこれらを交換する手間も省ける。
【0027】受信部12の中央には、被測定物、例えば
自動車Wを載置するためのターンテーブル18が設けら
れている。
【0028】送信部11と導波部15との結合領域19
においては、電波吸収体20が内方向に突出して設けら
れており、送信部11の開口断面を絞り込む構造となっ
ている。
【0029】図3及び図4は、この絞り込み構造を説明
するためのものであり、図1及び図2の結合領域19部
分のみをそれぞれ詳しく示す平面図及び断面図である。
【0030】結合領域19における、側壁面19a及び
19b、天井面19c、床面19eは、上述した複合型
電波吸収体13で覆われている。そして、結合領域19
ではさらにこれら複合型電波吸収体13上に、望ましく
はこれと同様の複合型電波吸収体で構成された電波吸収
体20が突出して設けられており、これら電波吸収体2
0が送信部11の開口面を絞り込む構造となっている。
【0031】アンテナ17によって送信部11全体が広
帯域の発信装置となっているため、送信部11の開口面
積が大きいと高周波帯域において逓倍又は横方向、縦方
向への何倍かの波が生じて高調波が伝搬してしまうが、
電波吸収体20によって低周波の伝搬を損なわない程度
の絞り込み構造とすることにより、高調波の発生を抑圧
することができる。
【0032】図5及び図6は、絞り構造のない従来のテ
ーパ型電波暗室及び絞り構造を設けた上述した実施例の
テーパ型電波暗室10における垂直偏波の周波数に対す
る電界の変動値特性をそれぞれ表している。この特性
は、高さ1.3mで直径6mの円内における電界分布を
示している。
【0033】図5に示すように、従来の電波暗室では、
最大−最小の電界変動値が高周波帯域で7dB以上とな
ることがあるが、本実施例のテーパ型電波暗室では、図
6に示すように、低周波帯域はもちろんのこと高周波帯
域においても最大−最小の電界変動値が4dB以下とな
っており、非常に安定している。
【0034】さらに本実施例によれば、野外の電波伝搬
環境と条件を同一にするために、大地と電波的に等価な
大地等価床を導波部15に設けているので、送信部11
からの直接波と導波部15の床面15eからの反射波と
が実用状態と同じように合成されて受信部12へ入来し
て野外における電波伝搬に近い受信状態が実現される。
【0035】床面を大地と電波的に等価な大地等価床と
した場合、送信部11からの直接波と大地等価床からの
反射波とが互いに干渉して大きな極大値及び極小値を有
するリップル現象の生じる可能性があり、互いの干渉に
よる電界不均一性を持たないようにすることが必要とな
る。そのためには、反射波の位相と直接波の位相との差
が少なくとも1/2波長以上となるように送受信間距離
を選ぶ必要がある。
【0036】図7に示すように、送信アンテナ70の高
さをh1 、受信アンテナ71の高さをh2 、送受信アン
テナ間の直線距離をl0 、送受信アンテナ間の反射距離
をl1 及びl2 、波長をλとすると、これは、 l1 +l2 −l0 =√{l0 2 +(h1 +h22 }−l0 ≧λ/2 の関係を満たすこととなる。例えば、送信アンテナ70
の高さh1 と受信アンテナ71の高さh2 との和がh1
+h2 =3mの場合、送受信アンテナ間の直線距離l0
は、周波数を100MHzとするとl0 ≧2.25mと
なり、周波数を300MHzとするとl0 ≧8.75m
となり、周波数を600MHzとするとl0 ≧17.9
mとなる。また、h1 +h2 =4mの場合、周波数を1
00MHzとするとl0 ≧4.58mとなり、周波数を
300MHzとするとl0 ≧15.75mとなり、周波
数を600MHzとするとl0 ≧32mとなる。このよ
うな条件を満たすように設定すると、受信アンテナが実
用上遠方にある送信点から電波を受けるという電波伝搬
の環境が実現される。
【0037】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、送信部と受信部とをテーパ状の導波部で連結し、送
信部と導波部との結合境界部分を電波吸収体で絞った構
造として送信部の開口断面積を小さくしている。これに
よって、波長の短い高周波においても高調波成分の伝搬
が抑制され、広帯域にわたって単一モードの電波が導波
部へ伝送されるので電界がより均一な電波が受信部で得
られる。
【0038】さらに、少なくとも導波部の床面を大地等
価床とすることにより、野外実相における電波伝搬にほ
ぼ近い特性を得ることができる。しかも導波部の天井面
及び側壁面の少なくとも一部をフェライト電波吸収体で
構成することにより、効果的な電波減衰が得られより短
い距離で優れた電界均一性が得られるので電波暗室性能
として優れているのみならず、極めて短い電波吸収体で
構成することができるので広い空間の確保が行えかつ経
済的に安価な電波暗室を提供することができる。また、
送信部に広帯域のアンテナを配置することにより、周波
数帯域別の複数の送信部を用意する必要がなく経済的に
低コストとなりしかも送信部交換の手間が省けるので大
幅な省力化及び迅速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電波暗室の一実施例の構成を概略的に
示す平面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1の結合領域部分を詳しく示す平面図であ
る。
【図4】図2の結合領域部分を詳しく示す断面図であ
る。
【図5】従来技術における電界変動値を示す特性図であ
る。
【図6】図1及び図2の実施例における電界変動値を示
す特性図である。
【図7】電波の直接波及び反射波の関係を表した電波伝
搬のモデル図である。
【図8】従来のテーパ型電波暗室を概略的に表す平面図
である。
【図9】図8のIX−IX線断面図である。
【符号の説明】
10 テーパ型電波暗室 11 送信部 11a、11b、12a、12b、15a、15b 側
壁面 11c、12c 、15c 天井面 11d、12d 奥壁面 11e、12e、15e 床面 12 受信部 13、14 複合型電波吸収体 15 導波部 16 フェライト電波吸収体 17 アレイ型アンテナ 18 ターンテーブル 19 結合領域 20 電波吸収体
フロントページの続き (72)発明者 小林 敏昭 東京都中央区日本橋一丁目13番1号ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 関 慎吾 大阪府大阪市中央区道修町3丁目5番11 号日本板硝子株式会社内 (72)発明者 小川 一彦 大阪府大阪市中央区道修町3丁目5番11 号日本板硝子株式会社内 (72)発明者 村上 治憲 大阪府大阪市中央区道修町3丁目5番11 号日本板硝子株式会社内 (72)発明者 田中 啓介 大阪府大阪市中央区道修町3丁目5番11 号日本板硝子株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−53337(JP,A) 特開 平3−124099(JP,A) 特開 平2−12996(JP,A) 特開 平1−135139(JP,A) 特開 平2−196500(JP,A) 特開 平2−174199(JP,A) 特開 平4−62900(JP,A) 特開 平4−169866(JP,A) 特開 平2−228097(JP,A) 特開 平4−53198(JP,A) 特開 平1−280398(JP,A) 特開 平5−77783(JP,A) 特開 平5−77782(JP,A) 特開 平5−77781(JP,A) 実開 昭62−142899(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 17/00 H05K 9/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信部及び受信部の壁面を電波吸収体で
    覆い、該送信部及び受信部をテーパ状の導波部で連結し
    たテーパ型の電波暗室であって、前記送信部と前記導波
    部との結合領域を電波吸収体で絞り込んだ構造としたこ
    とを特徴とする電波暗室。
  2. 【請求項2】 前記送信部、導波部、及び受信部の床面
    を大地に対して平坦な構造とし、該受信部及び導波部の
    床面をフェライトタイルと導電性フィルムとを組み合わ
    せてなる大地等価床で構成したことを特徴とする請求項
    1に記載の電波暗室。
  3. 【請求項3】 前記導波部の天井面及び側壁面の少なく
    とも一部をフェライト電波吸収体で構成したことを特徴
    とする請求項1又は2に記載の電波暗室。
  4. 【請求項4】 前記送信部及び受信部の壁面に配置する
    電波吸収体をフェライトタイルと抵抗損失材料との組み
    合わせからなる複合型電波吸収体で構成したことを特徴
    とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電波暗
    室。
  5. 【請求項5】 前記送信部に独立した送信用広帯域アン
    テナを配置したことを特徴とする請求項1から4のいず
    れか1項に記載の電波暗室。
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