JPH0577782A - 灯浮標 - Google Patents
灯浮標Info
- Publication number
- JPH0577782A JPH0577782A JP27002991A JP27002991A JPH0577782A JP H0577782 A JPH0577782 A JP H0577782A JP 27002991 A JP27002991 A JP 27002991A JP 27002991 A JP27002991 A JP 27002991A JP H0577782 A JPH0577782 A JP H0577782A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mooring
- buoy
- float
- light
- water
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】浅水域において沈設位置からの離出距離が小さ
く、かつ波浪中において揺動が少なくて安定した灯浮
標。 【構成】尾筒4を有する灯浮標を、満潮時にはフロート
3が水面下に没し、係留索5が緊張した引き込み係留と
なるようにし、干潮時にはフロート3は水面に浮上し、
係留索5が弛緩した浮遊係留となるように係留した灯浮
標。
く、かつ波浪中において揺動が少なくて安定した灯浮
標。 【構成】尾筒4を有する灯浮標を、満潮時にはフロート
3が水面下に没し、係留索5が緊張した引き込み係留と
なるようにし、干潮時にはフロート3は水面に浮上し、
係留索5が弛緩した浮遊係留となるように係留した灯浮
標。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に浅い水底・海底に
沈設し、航路水域、危険水域、作業水域等を表示する灯
浮標に関するものである。
沈設し、航路水域、危険水域、作業水域等を表示する灯
浮標に関するものである。
【0002】
【従来の技術】浮遊方式の灯浮標を1点係留する場合
は、図5に示すように、水深、干満差、波高等を考慮
し、係留索長を満潮時水深の約1.5〜2倍にとる必要
があり、沈設位置からの離出距離が大きくなる欠点があ
る。
は、図5に示すように、水深、干満差、波高等を考慮
し、係留索長を満潮時水深の約1.5〜2倍にとる必要
があり、沈設位置からの離出距離が大きくなる欠点があ
る。
【0003】沈設位置からの離出距離を小さくするに
は、図6に示すように沈錘6からスパーブイのフロート
部分を水中に引き込み係留し直立させるようにする。ス
パーブイの場合は干潮時にもつフロート3は水面に露出
しないようにする必要がある。
は、図6に示すように沈錘6からスパーブイのフロート
部分を水中に引き込み係留し直立させるようにする。ス
パーブイの場合は干潮時にもつフロート3は水面に露出
しないようにする必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】引き込み係留式スパー
ブイを浅水域に沈設する場合には、フロートの位置が浅
水域のため下げる必要があり、図7のようになり、トッ
プヘビーとならざるを得ず、またブイの係留点を中心と
した固有振動周期が小さく波浪に同調し易い為揺動が大
きくなる。従って灯火光軸の動揺が大きいほか、係留系
の摩耗等の事故が多発する。
ブイを浅水域に沈設する場合には、フロートの位置が浅
水域のため下げる必要があり、図7のようになり、トッ
プヘビーとならざるを得ず、またブイの係留点を中心と
した固有振動周期が小さく波浪に同調し易い為揺動が大
きくなる。従って灯火光軸の動揺が大きいほか、係留系
の摩耗等の事故が多発する。
【0005】本発明は、上記従来技術の欠点を解消し、
浅水域において沈錘位置からの離出距離が小さく、かつ
波浪中において揺動が少なくて安定した灯浮標とするも
のである。
浅水域において沈錘位置からの離出距離が小さく、かつ
波浪中において揺動が少なくて安定した灯浮標とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】尾筒4を有する灯浮標
を、平均水位付近から満潮時にはフロートが水面下に没
し係留索が緊張した引き込み係留となるようにし、干潮
時にはフロートは水面に露出し係留索が弛緩した浮遊係
留となるようにした灯浮標である。
を、平均水位付近から満潮時にはフロートが水面下に没
し係留索が緊張した引き込み係留となるようにし、干潮
時にはフロートは水面に露出し係留索が弛緩した浮遊係
留となるようにした灯浮標である。
【0007】チェーンの係留索の代りに係留管(又は係
留バー)或いはラバーチェーン(チェーンのリンク間の
間隔をあけて棒状にゴムを鋳込んだ係留具)を使用する
こともできる。
留バー)或いはラバーチェーン(チェーンのリンク間の
間隔をあけて棒状にゴムを鋳込んだ係留具)を使用する
こともできる。
【0008】また、沈錘6の係留環7を旋回可能とする
ことができる。
ことができる。
【0009】
【作用】平均水位付近から満潮時には係留索が緊張した
引き込み係留のスパーブイ方式となり、灯浮標は直立し
離出はなく、波浪にも安定である。
引き込み係留のスパーブイ方式となり、灯浮標は直立し
離出はなく、波浪にも安定である。
【0010】干潮時には係留索が弛緩した浮遊係留とな
るが、従来の1点係留に比して係留索の長さが短く、浮
標の離出距離は極めて短いので、正確な位置表示ができ
る。
るが、従来の1点係留に比して係留索の長さが短く、浮
標の離出距離は極めて短いので、正確な位置表示ができ
る。
【0011】係留索の代りに係留管(又は係留バー)或
いはラバーチェーンを使用することにより、干潮時浮遊
係留となっても灯浮標の尾筒と沈錘の衝突や係留系の摩
耗等の事故を防止できる。
いはラバーチェーンを使用することにより、干潮時浮遊
係留となっても灯浮標の尾筒と沈錘の衝突や係留系の摩
耗等の事故を防止できる。
【0012】また、沈錘6の係留環7を旋回可能にすれ
ば、係留系に捩じれなど無理な力が加わることを防止で
きる。
ば、係留系に捩じれなど無理な力が加わることを防止で
きる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付の図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例を示す正面図で、
実線は平均水位ないし満潮水位時の状況を示す。図中1
は灯ろうで、フロート3から垂直上方に立設した標体2
の先端に載置される。フロート3に垂設された尾筒4の
下端と沈錘6の頭部の係留環7とは緊張した係留索5
(本例では係留鎖)により連結され満潮水位ではフロー
ト3は水没している。
実線は平均水位ないし満潮水位時の状況を示す。図中1
は灯ろうで、フロート3から垂直上方に立設した標体2
の先端に載置される。フロート3に垂設された尾筒4の
下端と沈錘6の頭部の係留環7とは緊張した係留索5
(本例では係留鎖)により連結され満潮水位ではフロー
ト3は水没している。
【0015】図1の2点鎖線は実施例の干潮時の状況を
示す。フロート3は浮遊しており、係留索5は弛緩して
いるが、従来の1点係留に比して係留索の長さが短く、
浮標の離出距離は極めて短い。
示す。フロート3は浮遊しており、係留索5は弛緩して
いるが、従来の1点係留に比して係留索の長さが短く、
浮標の離出距離は極めて短い。
【0016】図2は図1の実施例において係留索5の代
りに係留管8(又は係留バー)を使用した例を示す。摩
耗箇所が少なくなり、係留系の摩耗等の事故を防止でき
る。また、干潮時に波浪により更に水位が下り尾筒が2
点鎖線のように下っても沈錘と尾筒が衝突することはな
い。
りに係留管8(又は係留バー)を使用した例を示す。摩
耗箇所が少なくなり、係留系の摩耗等の事故を防止でき
る。また、干潮時に波浪により更に水位が下り尾筒が2
点鎖線のように下っても沈錘と尾筒が衝突することはな
い。
【0017】図3は係留管8の代り用いるラバーチェー
ンの部品図で、9はリンク間に空隙を持したチェーン、
10は充填ゴムである。適宜な剛性、可撓性および弾性
を有している。
ンの部品図で、9はリンク間に空隙を持したチェーン、
10は充填ゴムである。適宜な剛性、可撓性および弾性
を有している。
【0018】図4は係留環7を沈錘6に対して旋回可能
とした例で、ブッシュ7′を設け旋回可能とした例であ
る。
とした例で、ブッシュ7′を設け旋回可能とした例であ
る。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の灯浮標を使用すれば、浅
水域においても沈設位置からの離出距離が小さく、かつ
波浪中において揺動が少なくて安定した灯浮標となる。
水域においても沈設位置からの離出距離が小さく、かつ
波浪中において揺動が少なくて安定した灯浮標となる。
【0020】請求項2灯浮標を使用すれば、灯浮標と尾
筒が衝突するようなごく浅い場所、例えば潜堤に設置す
る場合でも、尾筒と沈錘は衝突することなく、係留系の
摩耗箇所が少なくなり、上記効果に加えて係留系の衝突
摩耗等の事故を防止できる。
筒が衝突するようなごく浅い場所、例えば潜堤に設置す
る場合でも、尾筒と沈錘は衝突することなく、係留系の
摩耗箇所が少なくなり、上記効果に加えて係留系の衝突
摩耗等の事故を防止できる。
【0021】請求項3記載の灯浮標を使用すれば、上記
効果に加え波浪により灯浮標に加わる係留系による衝撃
を緩和し、事故を防止する。
効果に加え波浪により灯浮標に加わる係留系による衝撃
を緩和し、事故を防止する。
【0022】請求項4記載の灯浮標を使用すれば、係留
系に捩じれなど無理な力が加わらないので、係留系の事
故を防止できる。
系に捩じれなど無理な力が加わらないので、係留系の事
故を防止できる。
【図1】本発明の一実施例を示す正面図。
【図2】図1の係留索に係留管(又は係留バー)を使用
した別の実施例の係留系を示す正面図。
した別の実施例の係留系を示す正面図。
【図3】ラバーチェーンの部品図。
【図4】沈錘の係留環を旋回可能とした部分図。
【図5】従来の浮遊方式の灯浮標を1点係留した例を示
す概念面図。
す概念面図。
【図6】従来の引き込み係留式スパーブイの説明図。
【図7】従来のスパーブイを浅水域に使用した例を示す
説明図。
説明図。
1 灯ろう 2 標体 3 フロート 4 尾筒 5 係留索 6 沈錘 7 係留環 8 係留管(又は係留バー)
Claims (4)
- 【請求項1】満潮時に引き込み係留となり、干潮時に浮
遊係留となる尾筒4を有する灯浮標。 - 【請求項2】係留索に係留管を使用した請求項1記載の
灯浮標。 - 【請求項3】係留索にラバーチェーンを使用した請求項
1記載の灯浮標。 - 【請求項4】沈錘6の係留環7を旋回可能とした請求項
1記載の灯浮標。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27002991A JPH0577782A (ja) | 1991-09-21 | 1991-09-21 | 灯浮標 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27002991A JPH0577782A (ja) | 1991-09-21 | 1991-09-21 | 灯浮標 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0577782A true JPH0577782A (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=17480544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27002991A Pending JPH0577782A (ja) | 1991-09-21 | 1991-09-21 | 灯浮標 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0577782A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06104632A (ja) * | 1992-09-17 | 1994-04-15 | Tdk Corp | 電波暗室 |
JPH06104633A (ja) * | 1992-09-17 | 1994-04-15 | Tdk Corp | 電波暗室 |
JPH06104634A (ja) * | 1992-09-17 | 1994-04-15 | Tdk Corp | 電波暗室 |
CN105035271A (zh) * | 2015-07-13 | 2015-11-11 | 中国海洋大学 | 潜标定载荷破断保护装置及方法 |
KR20150144184A (ko) * | 2014-06-16 | 2015-12-24 | 건국대학교 산학협력단 | 해상 풍력발전 지지구조물 및 그 시공방법 |
CN112937767A (zh) * | 2021-02-07 | 2021-06-11 | 海宁康铭照明电器有限公司 | 一种基于海平面上升时自动触发的防触礁电光源装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5249593A (en) * | 1975-09-03 | 1977-04-20 | Single Buoy Moorings | One point mooring buoy |
JPS5583688A (en) * | 1978-12-14 | 1980-06-24 | Koyo Seiko Co Ltd | Fluid transport method and apparatus for mooring device |
JPS6310398U (ja) * | 1986-07-07 | 1988-01-23 | ||
JPH02227389A (ja) * | 1989-02-28 | 1990-09-10 | Zeniraito V:Kk | スパーブイ型ボーリング櫓および係留装置 |
-
1991
- 1991-09-21 JP JP27002991A patent/JPH0577782A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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CN105035271A (zh) * | 2015-07-13 | 2015-11-11 | 中国海洋大学 | 潜标定载荷破断保护装置及方法 |
CN105035271B (zh) * | 2015-07-13 | 2019-02-05 | 中国海洋大学 | 潜标定载荷破断保护装置及方法 |
CN112937767A (zh) * | 2021-02-07 | 2021-06-11 | 海宁康铭照明电器有限公司 | 一种基于海平面上升时自动触发的防触礁电光源装置 |
CN112937767B (zh) * | 2021-02-07 | 2023-01-10 | 山东网聚电力科技有限公司 | 一种基于海平面上升时自动触发的防触礁电光源装置 |
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