JP3265505B2 - 幅調節及びセンタリング機能を有する衣服用ボタンの供給装置 - Google Patents

幅調節及びセンタリング機能を有する衣服用ボタンの供給装置

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    • D—TEXTILES; PAPER
    • D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05B—SEWING
    • D05B3/00—Sewing apparatus or machines with mechanism for lateral movement of the needle or the work or both for making ornamental pattern seams, for sewing buttonholes, for reinforcing openings, or for fastening articles, e.g. buttons, by sewing
    • D05B3/12—Sewing apparatus or machines with mechanism for lateral movement of the needle or the work or both for making ornamental pattern seams, for sewing buttonholes, for reinforcing openings, or for fastening articles, e.g. buttons, by sewing for fastening articles by sewing
    • D05B3/22—Article-, e.g. button-, feed mechanisms therefor

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、衣服用ボタンをつける工程において、コン
ベヤベルトを用いて裁縫位置までボタンを自動に移送す
る衣服用ボタンの供給装置に関するもので、本発明は、
特にコンベヤベルトにより移送すべきボタンの規格に応
じてボタンの中心を自動に設定し、同時にボタン移送案
内チャネルの幅と高さを調整し、ボタンを裁縫位置に移
送することにより、前記裁縫位置にある衣服の所定位置
にボタンが正確に移送、配置されるようにした、幅調節
及びセンタリング機能を有する衣服用ボタンの供給装置
に関するものである。
技術分野 一般に、周知のように、ボタンは、シャツ、コートな
どの衣服を着用するとき、衣服の結束状態を維持する機
能を有するもので、外套に付着される場合には装飾的美
感を提供する副次的機能も有する。
このようなボタンは、既成服又は注文により所定衣服
を製作する過程で付着されており、針を考慮して、硬質
材質でなる本体の中央部には結束孔が二つ以上所定数形
成され、衣服と前記結束孔を裁縫糸で連結して付着して
いる。従来には、主として手作業でボタンを付着し、手
作業の場合には、ボタンを一つ一つ所望位置に当てて裁
縫作業するため、作業性がよくなく、自動供給装置でボ
タンを供給しつつ裁縫するためには、それぞれ相違した
規格を有するボタンの大きさに対応するボタン供給部材
を備え、裁縫すべきボタンの幅に合わせてボタン供給部
材を毎度交換しつつ裁縫作業すべきであるため、作業の
進行が遅くなり、ボタン供給部材の交替作業による面倒
な作業条件を有するため、作業性と生産性が低下した。
また、従来の自動ボタン供給装置においては、裁縫位
置でボタンの中心を正確に設定する手段が別に備えられ
ていなくて、ボタンの中心位置が一致しない場合が頻繁
に発生し、この場合には裁縫作業が円滑に行われないの
で、裁縫の不良が発生して、良好でない裁縫状態をなす
ことになる問題点があった。
発明の開示 したがって、本発明は前記のような従来の問題点を解
決するために案出されたもので、コンベヤベルトにより
移送すべきボタンの規格に応じてボタンの中心を自動に
センタリングし、同時にボタン移送案内チャネルの幅と
高さを調整し、ボタンを裁縫位置に移送することによ
り、前記裁縫位置にある衣服の所定位置にボタンが正確
に移送、配置されるようにした、幅調節及びセンタリン
グ機能を有する衣服用ボタンの供給装置を提供すること
をその目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、多量の衣服用ボ
タンをコンベヤベルトで裁縫位置に自動に供給するため
の衣服用ボタンの供給装置であって、 前記コンベヤベルトの両側に沿って軸方向に配置され
て、コンベヤベルトの上部に長いボタン移送案内チャネ
ルを形成し、裁縫位置に移送されるボタンの規格に応じ
て前記移送案内チャネルの高さ及び幅が調整できるよう
なっている第１及び第２可動ガイドベッドと； 前記移送案内チャネルの上部に配置され、ボタンの規
格によって前記チャネルに対して垂直方向に移動して前
記チャネルの高さを調整することで、ボタンがコンベヤ
ベルト上で上下に動くことなくチャネルに沿って安定に
移送されるようにする高さ調整手段と； 前記第１及び第２ガイドベッドに連動し、このガイド
ベッドを横方向で相互反対方向に移動させて、ボタンの
幅によって前記移送案内チャネルの幅を調整できるよう
にし、これにより、ボタンが案内チャネルに沿ってコン
ベヤベルト上で左右に動くことなく安定に移送できるよ
うにする幅調整手段と； 該幅調整手段に連動し、前記案内チャネルの出口から
移送されたボタンをセンタリングするセンタリング手段
と； 前記案内チャネルの出口と裁縫位置との間に位置する
軸の周囲を所定角度だけ回転して、前記案内チャネルの
出口から裁縫位置にボタンが移送できるように設けら
れ、センタリングされた各々のボタンを案内チャネルの
出口から裁縫位置まで移送しているうち、ボタンのセン
タリングされた位置を維持し得るよう、その自由端部に
ボタンホルダが設けられた回転アームからなる回転移送
手段と； を有する衣服用ボタンの供給装置において、 前記高さ調節手段は、 固定ベース上に配置され、常に下方に加圧支持され
て、前記固定ベース上におかれるサンプルボタンの上面
と弾力的に接触し、サンプルボタンの厚さに対応する高
さで前記高さ調節手段を持ち上げる上下移動可能な高さ
調節具；と、 該高さ調節具の後方でこの調節具と直角に一体化され
ており、案内チャネルの上部から該チャネルに沿って配
置されており、前記高さ調節具とともに垂直方向に移動
して、サンプルボタンの厚さに対応して前記案内チャネ
ルの高さを調節し、チャネルに沿って移送されるボタン
の上面を案内する役割を果たす長い上部ガイダー；と、 該上部ガイダーの後方位置で前記高さ調節具と一体に
形成されたガイドブロック；とからなり、 該ガイドブロックは垂直に延長される一対の固定ガイ
ド棒にスライド可能に結合され、スプリングによって常
に下方に加圧されており、前記ガイド棒はハウジング内
に垂直方向に固定装着されていて、前記高さ調節具が常
にサンプルボタンの中心上に位置できるようにすると共
に前記上部ガイダーが前記案内チャネルの中心軸に沿っ
て該中心軸上に位置されるようにすることを特徴とする
幅調節とセンタリング機能を有する衣服用ボタンの供給
装置を提供する。
図面の簡単な説明 図１は本発明の好ましい実施例によるボタン供給装置
の構造を示す斜視図である。
図２は本発明によるボタン供給装置の（一部を断面と
した）平面図である。
図３は本発明によるボタン供給装置の側面図である。
図４は本発明によるボタン供給装置の作動状態を示す
（一部を断面とした）平面図である。
図５は本発明によるボタン供給装置に備えられるボタ
ン幅調節手段の断面図である。
図６は本発明によるボタン供給装置の作用原理を示す
説明図である。
発明を実施するための最良の様態 以下、本発明を一実施例を示す添付図面を参照して詳
細に説明する。
図１は本発明の好ましい実施例によるボタン供給装置
の構造を示す斜視図であり、図２は本発明による前記ボ
タン供給装置の（一部を断面とした）平面図であり、図
３は本発明による前記ボタン供給装置の側面図である。
これら図面に示すように、本発明のボタン供給装置100
は、多量の衣服用ボタン12aを裁縫位置までコンベヤベ
ルト10で移送供給する装置である。前記コンベヤベルト
10は前記装置100の軸方向に沿って配置されている。
本発明の装置100は第１及び第２可動ガイドベッド3
6、38を備える。前記第１及び第２可動ガイドベッド3
6、38はコンベヤベルト10の両側に沿って軸方向に配置
され、コンベヤベルト10の上側に長いボタン案内チャネ
ルが形成される。本発明によると、ボタン案内チャネル
の高さと幅が、裁縫位置に移送されるボタン12aの規格
に応じて調整できるようになっている。すなわち、前記
二つのガイドベッド36、38は横方向に移動可能に配置さ
れるので、その間の間隔が小さくなるか大きくなるよう
になっている。これについては後に詳細に説明する。
前記ボタン案内チャネル上には高さ調節手段が備えら
れ、この手段はボタン12aの高さ（ｈ）と幅（ｌ）によ
って、前記チャネルに対して垂直方向に移動可能になっ
ているので、ボタン12aがコンベヤベルト10上で垂直方
向に動かなく安定に移送できるように、前記案内チャネ
ルの高さを適宜調節する役割をする。
前記高さ調節手段においては、上下移動可能な高さ調
節具160が固定ベース14上に配置され、弾力手段により
常に下方に押圧支持されている。したがって、前記調節
具160は前記ベース14上に置かれるサンプルボタン12の
上面と弾力的に接触することになり、この時、サンプル
ボタン12の厚さに対応する高さに前記高さ調節手段を持
ち上げることになる。前記調節具160の後方には、長い
上部ガイダー40が直角に一体化されている。前記ガイダ
ー40は前記ボタン案内チャネルに沿って配置される。こ
のガイダー40は前記調節具160に沿って垂直方向に移動
して、サンプルボタン12の厚さに対応して前記案内チャ
ネルの高さを調節する役割をする。前記ガイダー40はコ
ンベヤベルト10上で移送されるボタン12の上面を案内す
る役割も遂行する。上部ガイダー40の後方位置でガイド
ブロック46が前記高さ調節具160と一体に形成され、垂
直に延長される一対の固定ガイド棒42が前記ガイドブロ
ック46をスライド可能に貫通している。前記ガイド棒42
は、ガイドブロック46を下方に常に付勢するスプリング
44を備えるハウジング48内に垂直方向に固定装着されて
いる。したがって、前記高さ調節具160は常にベース14
上に置かれるサンプルボタン12の中心上に位置すること
ができ、前記上部ガイダー40は案内チャネルの中心軸上
に位置する。
前記装置には幅調節手段が備えられる。この幅調節手
段は、前記ガイドベッド36、38に連動して、このベッド
36、38を相互反対方向に選択的に横方向に移動させる役
割をする。したがって、前記ボタン12aの幅に応じてボ
タン案内チャネルの幅を調節して、ボタン12aがコンベ
ヤベルト10に沿って移動する間、ボタン12aが移送方向
の左右に動くことなく安定して移送されるようにするも
のである。
前記幅調節手段においては、第１及び第２ボタン幅測
定ジョー16、18が前記固定ベース14上に移動可能に設け
られ、このジョー16、18は、前記ベース14上に置かれる
サンプルボタン12の幅を測定し得るように、互いに狭く
なるか広くなる方向に移動可能である。前記二つのジョ
ー16、18はそれぞれ第１及び第２ガイドベッド36、38と
一体に形成されているので、このベッド36、38を横方向
に移動させることができる。したがって、ボタン案内チ
ャネルの幅をベース14上に置かれるサンプルボタン12の
幅に応じて調節し得るものである。前記幅調節手段には
二つのガイドブラケット50、50aが備えられる。前記ブ
ラケット50、50aは前記ガイドベッド36、38の下部でこ
のベッド36、38と一体に形成されている。互いに平行な
第１及び第２ラック22、22aが前記二つの対向するガイ
ドブラケット50、50aとそれぞれ一体に形成されてい
る。前記第１及び第２ラック22、22aはピニオンギヤ20
の直径方向反対の位置でこのピニオンギヤ20に結合さ
れ、前記ガイドベッド36、38と一体に形成されたガイド
ブラケット50、50aが第１測定ジョー16の移動により互
いに近接するか又は離隔される方向に移動できるように
する。互いに平行に固定された２本のガイド棒52、52a
が前記ラック22、22aに沿ってそれぞれ延長されて前記
ガイドブラケット50、50aを貫通し、このガイドブラケ
ット50、50aの線形移動を案内する役割をする。
前記固定ベース14には、第１測定ジョー16のボルトが
貫通され、前記測定ジョー16の横方向移動を案内する長
溝72が備えられる。
前記装置100にはセンタリング手段が備えられ、この
センタリング手段は幅調節手段に連動して、ボタン案内
チャネルの出口で各々の裁縫されるボタン12aのセンタ
リングを行う役割をする。また、前記チャネルの出口と
裁縫位置の間に回転可能に回転移送手段が備えられる。
この回転移送手段は、前記チャネルの出口でセンタリン
グの完了された各々のボタン12aを中心維持しつつ裁縫
位置に移送させる役割をする。
前記センタリング手段には駆動ガイダー24が備えら
れ、このガイダー24は第２測定ジョー18と一体に形成さ
れ、このジョー18と同方向に横方向移動し得るようにな
っている。前記ガイダー24の角部は所定の角度に面取り
されている。前記センタリング手段には、案内チャネル
に対して軸方向に移動可能であり、前記駆動ガイダー24
により作動される従動ガイダー26が備えられる。前記従
動ガイダー26の一側にはローラ60が備えられ、このロー
ラ60で前記従動ガイダー26が駆動ガイダー24の面取り部
と接触する。前記従動ガイダー26から、二つの平行ガイ
ド軸64、64aがガイダー26の移動方向と同方向に延長さ
れている。前記ガイド軸64、64aは一つの固定されたガ
イド部材66をスライド可能に貫通し、前記ガイド部材66
の案内により軸方向に前記従動ガイダー26と一緒に線形
移動し得るようになっている。前記２本のガイド軸64、
64aには、従動ガイダー26と対向する位置に、エアシリ
ンダー68が装着される。前記シリンダー68から案内チャ
ネルの出口側の方向に進退可能な連結棒70が設けられ、
この連結棒70はシリンダー68により駆動され、完全に拡
張される場合、チャネルの出口に当接し得るようになっ
ている。前記連結棒70の外側端にはセンタリングストッ
パー28が固定される。前記ストッパー28はチャネルの出
口からコンベヤベルト10に移送された各ボタン12aをセ
ンタリングすると同時に停止させる役割を果たす。
前記エアシリンダー68は、引張コイルスプリング74に
より、固定ガイド部材66側に常に付勢され、よって前記
シリンダー68に外力が作用しない場合、シリンダー68が
元の位置に自動復帰されるようになっている。
前記回転移送手段においては、一つのアーム32が所定
角度に軸30の周囲を回転して、前記案内チャネルの出口
と裁縫位置の間で移動し得るようになっている。前記ア
ーム32にはその自由端部にボタンホルダ34が備えられる
ので、このアーム32がセンタリングされた各々のボタン
12aをチャネルの出口から裁縫位置まで移送する間、ボ
タン12aのセンタリングされた位置を維持し得るように
する。
図面において、参照符号76は固定ベース14上にサンプ
ルボタン12を正確に位置させるため、前記ベース14上に
表示された位置表示部であり、符号78は前記ボタンホル
ダ34上に備えられた二つのピンで、アーム32がセンタリ
ングされた各々のブタン12aをチャネルの出口から裁縫
位置まで移送する間、ボタン12aのセンタリングされた
位置を維持し得るようにする機能をする。
このように構成される本発明の装置100は次のように
作動される。対象衣類につけるべき特定ボタンを選定し
た後、そのボタンの一つをサンプルボタン12として、固
定ベース14の上面に形成された位置表示部76上に置く。
この場合、まず、高さ調節具160を持ち上げ、第１及び
第２測定ジョー16、18を相互反対方向に移動させて、サ
ンプルボタン12が位置表示部76上に受容されるようにす
る。すなわち、サンプルボタン12の外周両側に第１及び
第２測定ジョー16、18がそれぞれ接触するように、前記
ジョー16、18の位置を適宜調整する。そして、高さ調節
具160を下降させて、この調節具160がベース14上に置か
れるサンプルボタン12の中心上面に接触するようにす
る。したがって、前記高さ調節具160は、ボタン12aの直
径にかかわらず、サンプルボタン12の中心上面に正確に
接触し、また、上部ガイダー40は案内チャネルの軸方向
に沿ってこのチャネル上に位置することになる。したが
って、前記ボタン案内チャネルの幅と高さがベース14上
に置かれるボタン12aの規格に合わせて自動に正確に調
整できるものである。
このように、チャネルの幅と高さの調整が終わった
後、図示しないバイブレータに内装された多量のボタン
12aが徐々に、かつ順次上昇してコンベヤベルト10の入
口側に進入することになる。進入したボタン12aは第１
及び第２ガイドベッド36、38の案内により、図面の右側
から左側にコンベヤベルト10上で徐々に線形移動され
る。装置100の左側端において、案内チャネルの出口に
到達した各ボタン12aはセンタリングストッパー28によ
り自動にセンタリングされながら停止される。その後、
このボタン12aは回転移送手段により裁縫位置に移送さ
れる。
より詳細に説明すると、第１ガイドベッド36の第１ジ
ョー16は第１ガイドベッド36の上面下部に位置する第１
ガイドブラケット50と一体に形成され、前記第１ガイド
ブラケット50は第１ラック22の一端部と一体に形成され
ている。また、前記第１ラック22はピニオンギヤ20と噛
み合っているので、このギヤ20に連動して線形移動し得
るようになっている。また、２本の平行ガイド棒52、52
aが前記第１ガイドブラケット50を貫通するので、前記
ガイド棒52、52aは第１ガイドブラケット50の線形移動
を案内する役割をする。一方、第２ガイドベッド38の第
２ジョー18は第２ガイドベッド38の上面下部に位置する
第２ガイドブラケット50aと一体に形成され、前記第２
ガイドブラケット50aは第１ガイドブラケット50と対向
する位置で、第２ラック22aの一端部と一体に形成され
ている。また、前記第２ラック22aは第１ラック22と対
向する位置でピニオンギヤ20と噛み合っている。結局、
前記第１及び第２ラック22、22aは互いに対向する位置
でピニオンギヤ20と噛み合い、互いに平行に位置する。
したがって、第１及び第２ジョー16、18間の間隔が広く
なる方向に第１ジョー16が移動すると、第１ガイドブラ
ケット50と第１ラック22が前記２本のガイド棒52、52a
に沿って同一方向に移動することになる。したがって、
前記ピニオンギヤ20が時計方向に回転し、このピニオン
ギヤ20の時計方向の回転により、第２ラック22aが２本
のガイド棒52、52aに沿って反対方向に移動され、同時
に前記２本のガイドブラケット50、50aが相互遠くなる
方向に移動される。この際に、前記２本のガイドブラケ
ット50、50aが第１及び第２ガイドベッド36、38とそれ
ぞれ一体に形成されているので、前記第１及び第２ガイ
ドベッド36、38は相互反対方向に移動できる。換言する
と、第１及び第２ガイドベッド36、38は相互近接する方
向に又は相互遠くなる方向に移動できるものである。し
たがって、前記二つのガイドベッド36、38間に形成され
るボタン案内チャネルの幅はコンベヤベルト10により移
送されるボタン12aの幅に合うように調整できるもので
ある。
前記第２ジョー18が前述したように一方向に移動され
る場合、第２ジョー18と一体に形成された駆動ガイダー
24が同一方向に移動されて、従動ガイダー26を駆動ガイ
ダー24の移動方向に対して直角方向に移動させることに
なる。本発明において、前記二つのガイダー24、26の接
触角度を所定角度に面取りして、従動ガイダー26を駆動
ガイダー24の移動方向に対して直角方向に精密に移動さ
せ得るようにすることが好ましい。この場合、前記ガイ
ダー24、26の接触角度に対する面取り角度は45゜にする
ことが最も好ましい。
前記ローラ60は駆動ガイダー24の面取り部でこの面取
り部と接触し得るように設けられている。したがって、
駆動ガイダー24が一側方向に移動すると、従動ガイダー
26が駆動ガイダー24の移動方向の直角方向に移動され、
この時、ローラ60は駆動ガイダー24の面取りされた角度
上で転がることになる。前記２本のガイド軸64、64a従
動ガイダー26から一体に延長され、このガイド軸64、64
aは従動ガイダー26の移動方向と同方向に平行に延長さ
れている。前記２本のガイド軸64、64aは固定されたガ
イド部材66をスライド貫通した後、エアシリンダー68と
一体に連結されるので、このガイド軸64、64aの移動は
前記ガイド部材66により案内される。したがって、エア
シリンダー68は従動ガイダー26の移動方向と同方向に移
動可能である。前記連結棒70はエアシリンダー68から一
定長さだけ延長されており、センタリングストッパー28
は前記連結棒70の外側端に固定され、前記ストッパー28
はガイドベッド36、38により形成されるボタン案内チャ
ネルの出口に位置し得るようになっている。したがっ
て、センタリングストッパー28はエアシリンダー68に連
動して、チャネルの出口でボタン12aを自動にセンタリ
ングし得ることになる。エアシリンダー68は引張コイル
スプリング74により固定ガイド部材66に連結されてい
る。したがって、エアシリンダー68を固定ガイド部材66
から遠く移動させた後、エアシリンダー68から外力を除
去すると、引張コイルスプリング74の弾性復帰力により
エアシリンダー68が自動に元の位置に復帰される。
一方、ガイドベッド36、38により形成されるボタン案
内チャネルの出口に位置し得るようになっているセンタ
リングストッパー28は、前記チャネルの出口に対して近
接する方向及び遠くなる方向の両方向に移動可能になっ
ている。この場合、前記ストッパー28は、図６に示すよ
うに、第１及び第２ガイドベッド36、38間の幅（11）の
1/2に当たる距離（12）だけ移動されるので、このスト
ッパー28は第１及び第２ガイドベッド36、38により形成
される案内チャネルの出口でボタン12aを正確にセンタ
リングし得る。
一方、駆動ガイダー24からエアシリンダー68までの距
離（L1）が前記駆動ガイダー24の移動により変化される
反面、エアシリンダー68からストッパー28までの距離
（L2）は常に一定に維持される。
センタリングストッパー28によりボタンホルダ34の中
心上にボタン12aがセッティングされた後、エアシリン
ダー68により連結棒70を後退させて、ストッパー28をボ
タン12aから離隔される方向に移動させる。その後、回
転軸30が上昇してから回転して、アーム32をチャネルの
出口からボタンの裁縫位置に回転移動させる。この際
に、ボタン12aは前記ホルダ34のピン78に確実に支持さ
れているので、センタリングされたボタン12aがホルダ3
4から予期に反して離脱されることはない。
このようにセンタリングされたボタン12aを裁縫位置
に移送させた後、ボタンホルダ34は前記チャネルの出口
付近の元の位置に復帰する。そして、連結棒70がエアシ
リンダー68により前記チャネルの出口側に拡張移動して
前記ボタン移動過程を繰り返すことになる。
産業上利用分野 以上説明したように、本発明は、裁縫位置に自動にボ
タンを供給する装置を提供する。本発明の装置は、コン
ベヤベルトにより移送されるボタンの規格に応じてボタ
ンを自動に精度よくセンタリングし、同時にボタン移送
案内チャネルの幅と高さを自動に正確に調整してボタン
を裁縫位置に移送することにより、前記裁縫位置にある
衣服の所定位置にボタンが正確に移送、配置されるよう
にする。したがって、本発明の装置は、ボタンの裁縫作
業において、作業性を能率化させるとともに生産性を向
上させる効果を提供する。
以上では、本発明の好ましい実施例を説明したもの
で、本発明にこれに限定されなく、修正及び変更可能な
ものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) D05B 3/22 B65G 47/28 A41H 37/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】多量の衣服用ボタンをコンベヤベルトで裁
    縫位置に自動に供給するための衣服用ボタンの供給装置
    であって、 前記コンベヤベルトの両側に沿って軸方向に配置され
    て、コンベヤベルトの上部に長いボタン移送案内チャネ
    ルを形成し、裁縫位置に移送されるボタンの規格に応じ
    て前記移送案内チャネルの高さ及び幅が調整できるよう
    になっている第１及び第２可動ガイドベッドと； 前記移送案内チャネルの上部に配置され、ボタンの規格
    によって前記チャネルに対して垂直方向に移動して前記
    チャネルの高さを調整することで、ボタンがコンベヤベ
    ルト上で上下に動くことなくチャネルに沿って安定に移
    送されるようにする高さ調整手段と； 前記第１及び第２ガイドベッドに連動し、このガイドベ
    ッドを横方向で相互反対方向に移動させて、ボタンの幅
    によって前記移送案内チャネルの幅を調整できるように
    し、これにより、ボタンが案内チャネルに沿ってコンベ
    ヤベルト上で左右に動くことなく安定に移送できるよう
    にする幅調整手段と； 該幅調整手段に連動し、前記案内チャネルの出口から移
    送されたボタンをセンタリングするセンタリング手段
    と； 前記案内チャネルの出口と裁縫位置との間に位置する軸
    の周囲を所定角度だけ回転して、前記案内チャネルの出
    口から裁縫位置にボタンが移送できるように設けられ、
    センタリングされた各々のボタンを案内チャネルの出口
    から裁縫位置まで移送しているうち、ボタンのセンタリ
    ングされた位置を維持し得るよう、その自由端部にボタ
    ンホルダが設けられた回転アームからなる回転移送手段
    と； を有する衣服用ボタンの供給装置において、 前記高さ調節手段は、 固定ベース上に配置され、常に下方に加圧支持されて、
    前記固定ベース上におかれるサンプルボタンの上面と弾
    力的に接触し、サンプルボタンの厚さに対応する高さで
    前記高さ調節手段を持ち上げる上下移動可能な高さ調節
    具；と、 該高さ調節具の後方でこの調節具と直角に一体化されて
    おり、案内チャネルの上部から該チャネルに沿って配置
    されており、前記高さ調節具とともに垂直方向に移動し
    て、サンプルボタンの厚さに対応して前記案内チャネル
    の高さを調節し、チャネルに沿って移送されるボタンの
    上面を案内する役割を果たす長い上部ガイダー；と、 該上部ガイダーの後方位置で前記高さ調節具と一体に形
    成されたガイドブロック；とからなり、 該ガイドブロックは垂直に延長される一対の固定ガイド
    棒にスライド可能に結合され、スプリングによって常に
    下方に加圧されており、前記ガイド棒はハウジング内に
    垂直方向に固定装着されていて、前記高さ調節具が常に
    サンプルボタンの中心上に位置できるようにすると共に
    前記上部ガイダーが前記案内チャネルの中心軸に沿って
    該中心軸上に位置されるようにすることを特徴とする幅
    調節とセンタリング機能を有する衣服用ボタンの供給装
    置。
  2. 【請求項２】幅調節手段は、 固定ベース上に移動自在に取り付けられて前記ベース上
    におかれるサンプルボタンの幅を測定できるように互い
    に対して狭くなるか又は広くなる方向に移動可能であ
    り、第１及び第２ガイドベッドと各々一体になってい
    て、このベッドは横方向に移動させることができ、従っ
    て、ボタン案内チャネルの幅をサンプルボタンの幅によ
    って調節できるようになっている第１及び第２ボタン測
    定ジョー；と、 前記第１及び第２ガイドベッドの下部でこのベッドなど
    と各々一体に形成されている第１及び第２ガイドブラケ
    ット；と、 該第１及び第２ブラケットが互いに対向位置するように
    前記二つのガイドブラケットと各々一体に形成されてい
    て、一つのピニオンギヤの外周両側でこのピニオンギヤ
    と結合されており、従って、前記二つのガイドベッドと
    一体になった前記二つのガイドブラケットを第１及び第
    ２ボタン測定ジョーのうち、いずれかの移動に沿って互
    いに近接する方向か又は遠くなる方向に同時に移動させ
    ることができる相互に平行な第１及び第２ラックと；
    と、 前記二つのラックに沿って各々延長されて前記二つのガ
    イドブラケットを貫通しており、これらのガイドブラケ
    ットが相互反対となる方向に線形的に移動するとき、移
    動を案内する役割を果たしている相互に平行な状態で固
    定されるガイド棒；と からなることを特徴とする請求項１の幅調節とセンタリ
    ング機能を有する衣服用ボタンの供給装置。
  3. 【請求項３】センタリング手段は、 幅調節手段の第２ボタン測定ジョーと一体に接合されて
    おり、このジョーと連動して同一方向で横方向に移動で
    き、角部が45゜の角度で面取りされている駆動ガイダ
    ー；と、 案内チャネルに対して軸方向に移動でき、前記駆動ガイ
    ダーによって作動され、一側角部にローラが備えられ、
    該ローラが備えられて該ローラから前記駆動ガイダーの
    面取りとなっている角部と接触されている従動ガイダ
    ー；と、 該従動ガイダーから該従動ガイダーの移動方向と同一方
    向で一体に延長されて備えられ、一つの固定されたガイ
    ド部材をスライド可能に貫通して前記固定されたガイダ
    ー部材の案内に沿って軸方向に前記従動ガイダーと共に
    線形的に移動できる２本の平行ガイド軸；と、 前記従動ガイダーに対向された位置から前記２本の平行
    ガイド軸に固定され、前記固定ガイド部材側に常に加圧
    されるエアシリンダー；と、 該エアシリンダーから前記案内チャネルの出口側の方向
    に進退できるように延長されて取り付けられ、前記エア
    シリンダーによって駆動されて完全に拡張される場合、
    案内チャネルの出口に届くようになっている連結棒；
    と、 該連結棒の外端側に固定され、前記案内チャネルの出口
    からコンベヤベルトへ移動された各々のボタンをセンタ
    リングするとともに停止される役割を果たすセンタリン
    グストッパ；と、 からなることを特徴とする請求項１または２の幅調節と
    センタリング機能を有する衣服用ボタンの供給装置。
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