JP3264149B2 - 自動販売機のチェーンエレベータ式商品ラック - Google Patents

自動販売機のチェーンエレベータ式商品ラック

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JP3264149B2
JP3264149B2 JP22491995A JP22491995A JP3264149B2 JP 3264149 B2 JP3264149 B2 JP 3264149B2 JP 22491995 A JP22491995 A JP 22491995A JP 22491995 A JP22491995 A JP 22491995A JP 3264149 B2 JP3264149 B2 JP 3264149B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機に搭載
したチェーンエレベータ式商品ラックの構成,並びにそ
の販売制御法に関する。
【0002】
【従来の技術】頭記したチェーンエレベータ式商品ラッ
クとして、上下一対のスプロケット間に張架したエンド
レス搬送チェーンの周上に分散して揺動自在に吊り下げ
支持した複数の棚板を備え、その下降経路に沿って敷設
した姿勢制御用のガイドレールにより棚板を水平姿勢に
拘束させつつ、該棚板に搭載した商品を販売指令に基づ
くベンドモータの駆動により搬送チェーンにより下降搬
送し、かつ下側のチェーン折り返し点近傍で棚板を反転
させて商品を落下搬出するようにしたものが実開昭55
−103775号公報などで公知である。
【0003】次に、チェーンエレベータ式商品ラックの
従来構成を図8に示す。図において、1は下面開放形の
商品ラックケース(1コラム分)であり、該ケース1の
中には上下一対のスプロケット2,3の間に張架したエ
ンドレスチェーン4、該チェーン4の周上に分散して揺
動自在に吊り下げ支持した棚板5、該棚板5の下降経路
に沿ってチェーン4と棚板5との間に敷設した姿勢制御
用ガイドレール6、スプロケット2に連結したベンドモ
ータ7、棚板5が次回の販売待機位置(停止位置)に到
達したことを検出してベンドモータ7を停止させる位置
決めスイッチ(マイクロスイッチ)8,および商品売切
検知スイッチ9、チェーン機構の支持フレーム10など
が組み込まれており、商品11は下降搬送路で上下段に
並んで水平姿勢に保持されている棚板5に1個ずつ搭載
して収納されている。なお、かかるチェーンエレベータ
式商品ラックの商品搬出動作は周知であり、ここではそ
の説明を省略する。
【0004】また、前記の商品売切検知スイッチ(マイ
クロスイッチ)9は、アクチュエータとしてレバー先端
を直接商品11に押し当てるよう棚内に突出した棒状の
商品検知レバー9aを備えており、棚板5が販売待機位
置に到達して停止すると、この位置で棚板5に搭載され
た商品10の有無を検出する。そして、「商品有り」を
検出した場合には販売可能を表示して販売待機となり、
「商品無し」を検出した場合には制御部(図示せず)か
らの指令で直ちに商品売切を表示して販売を中止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来構成の商品売切検出装置では、次記のような問題点が
ある。 1)商品売切検知スイッチ9に付設した商品検知レバー
9aを棚内の商品搬送経路上に突出して商品11に直接
押し当てるようにしており、このために棚板5に搭載し
た商品11が小形サイズであったり、その搭載位置が偏
っていたりすると、商品11が検知レバー9aを押さな
くなり、その結果として商品有無が的確に検出できず、
棚板5に商品11が搭載されているにもかかわらず商品
売切と誤認するおそれがあるほか、当該商品売切検知ス
イッチ9と棚板5の停止位置を検出する位置決めスイッ
チ8とを切り離して別々な位置に設置されているので、
商品ラックへの組み込み作業が煩雑となる。
【0006】2)次回の販売待機位置に到達した棚板5
に商品11が搭載されてない場合に、従来では即座に商
品売切と判断して販売を中止している。そのために、商
品ラックへの商品補充の際に、補充ミスから棚板の一部
に商品の補充忘れ(図8では下から2段目に並ぶ棚板に
は商品が抜けている)が生じた場合に、その上位に並ぶ
棚板には商品が有るにもかかわらず、販売動作が進んで
商品無しの棚板が販売待機位置に到達した時点で販売中
止となり、商品の在庫を残したまま以降の販売チャンス
を逃してしまう。
【0007】3)また、位置決めスイッチとして採用し
たマイクロスイッチは、ON点とOFF点との間の応差
(動作位置から戻り位置までのアクチュエータの移動
量)が小さく、しかも棚板を検知してベンドモータを停
止した販売待機状態では、棚板が位置決めスイッチの検
知レバーを軽く押し込んでいるだけである。このため
に、次回の販売動作でベンドモータが始動した際に機械
的な振動などが棚板に加わると、その影響で位置決めス
イッチがチャタリングを引き起こして誤動作することが
ある。同様なスイッチの誤動作は、ベンドモータの始動
開始直後に販売待機位置に停止していた棚板が位置決め
スイッチを通過する過程で、当該棚板に載置した商品が
位置決めスイッチの検知レバーに干渉した場合にも生
じ、このために制御部では上位の棚板が販売待機位置に
到達したと誤判断してベンドモータを停止してしまい、
このために販売動作が正常に行われなくなることがあ
る。
【0008】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、第1の目的は前項1)で述べた課題を解決して
販売商品の外形サイズ,棚板上の載置位置に左右される
ことなく棚板の搭載商品有無を的確に検出できるように
し、また第2の目的は前項2)で述べた課題に対する商
品補充ミス対策として、他の棚板に商品が残っている限
りは直ちに商品売切とせずに販売を継続し、商品ラック
内の商品を完売した段階で商品売切とするようにし、併
せて前項3)に記した位置決めスイッチの誤動作を防止
して販売動作に対する信頼性の改善を図った自動販売機
のチェーンエレベータ式商品ラックを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明によれば、チェーンエレベータ式商品
ラックにおいて、棚板上の商品有無検知手段として前記
下降経路途上における棚板の販売待機位置に対向配置し
た重量検出センサを備えるとともに、該重量検出センサ
に加わる棚板と該棚板に搭載された商品との合計荷重な
いしは空の棚板荷重から商品有無を検知して商品売切を
判定する制御部を備えるものとする。
【0010】ここで、前記の重量検出センサは、具体的
に次記のような態様で構成することができる。 1)重量検出センサを、レバー先端を棚板の後面に直接
押し当てるよう配置したバイアス用の付勢ばね付き検知
レバーと、該検知レバーの動きに応動動作する商品売切
検知スイッチとから構成し、かつ付勢ばねには空の棚板
重量に対抗するばね力をバイアスとして加えておく。
【0011】2)重量検出センサとして、荷重検出端を
棚板の後面に直接押し当てるよう配置した圧電素子セン
サを採用する。また、該圧電素子センサを棚板の販売待
機位置検出用センサと兼用させて棚板の販売待機位置で
の停止制御を行うようにする。また、第2の目的に対し
て本発明によれば、棚板の一部に商品の補充漏れが生じ
た場合の対応策として、販売待機位置に到達した棚板が
商品無しと判定された場合に、当該棚板の上位に並ぶ棚
板を順に販売待機位置へ搬送して商品有無を再度判定
し、この動作を所定回数繰り返し行っても商品無しと判
定された条件で商品売切表示,販売中止指令を出力する
制御手段を備えるものとする。
【0012】さらに本発明によれば、前記の重量検出セ
ンサを、上位から下降して来た棚板を検知して所定の販
売待機位置に停止させる別な位置決めスイッチと同じ高
さ位置に揃えて並置配備し、かつ位置決めスイッチには
レバー先端を棚板の下降移動経路に向けて突出すよう配
置した復帰ばね付きの棚板検知レバーを付設した構成も
ある。
【0013】そして、前記の位置決めスイッチに対する
誤動作防止策として、本発明によれば、制御部は、ベン
ドモータを始動してから所定時間経過後に位置決めスイ
ッチ動作信号の状態を判定するようにする。さらに、制
御部は、販売動作時に上位から販売待機位置に下降して
来た棚板を検知して位置決めスイッチの動作信号が切り
替わった後、さらに棚板が位置決めスイッチを動作限度
位置まで押し込むようにベンドモータの停止を所定時間
だけ遅らせるようにするものとする。
【0014】前記構成による動作は次のように行われ
る。すなわち、棚板が販売待機位置に下降移動して停止
すると、この位置で棚板に商品が有れば棚板と商品との
合計荷重が、また棚板が空(商品無し)の場合には棚板
だけの荷重が重量検出センサに加わり、制御部は該セン
サの荷重検出値を基にして棚板の商品有無を判定する。
この場合に、前項1)に記した重量センサの構成では、
検知レバーに加わる荷重が付勢ばねにあらかじめ与えた
バイアス抗力よりも大、つまり棚板に商品有りの場合に
は、検知レバーは付勢ばねに抗して商品売切検知スイッ
チから離れる方向に後退する。これにより制御部は「商
品有り」と判定し、次回の販売に備えて自動販売機は販
売待機となる。一方、検知レバーに加わる荷重がバイア
ス抗力以下、つまり商品無しの場合には、検知レバーが
付勢ばね力により商品売切検知スイッチを押して「商品
無し」を検出し、そのスイッチ信号で制御部は商品売切
表示,および販売中止を行う。
【0015】また、前項2)の構成では、荷重の大小に
相応して圧電素子センサの出力電圧値が変化する。した
がって、制御部は、圧電素子センサから取り込んだ電圧
値を基準値(棚板のみの荷重に相応した電圧値)と比較
することにより、「商品有り」,「商品無し」が的確に
判別できる。この場合に圧電素子センサを棚位置の販売
待機位置検出用センサと兼用することにより、1個のセ
ンサで棚板の停止制御,および商品売切検出が行える。
【0016】さらに、棚板の一部に商品の補充抜けがあ
る場合の対応策として、制御部は、販売待機位置に到達
した棚板が商品無しと判定された場合に、当該棚板の上
位に並ぶ棚板を順に販売待機位置へ搬送して商品有無を
再度判定し、この動作を所定回数繰り返し行っても商品
無しと判定された条件で商品売切表示,販売中止指令を
出すように制御することにより、商品ラックへの商品補
充ミスから棚板の一部に商品抜けがあった場合でも、途
中で販売中止とせずに商品を完売することができる。
【0017】また、前記の重量検出センサを、上位から
下降して来た棚板を検知して所定の販売待機位置に停止
させる別な位置決めスイッチとを同じ高さ位置に揃えて
並置配備することにより、重量検出センサの重量検出レ
バー,および位置決めスイッチに付属する棚板検知レバ
ーを同軸上に並べて同じ場所に一括配備することができ
てコンパクトな構成となる。
【0018】そして、この位置決めスイッチの誤動作防
止策として、制御部は、ベンドモータを始動してから所
定時間経過後に位置決めスイッチ動作信号の状態を判定
するようにすることで、棚板に載置した商品と位置決め
スイッチの検知レバーとの直接的な干渉による誤動作が
防げる。さらに、制御部は、販売動作時に上位から販売
待機位置に下降して来た棚板を検知して位置決めスイッ
チの動作信号が切り替わった後、該位置決めスイッチを
動作限度位置まで押し込みようにベンドモータの停止を
所定時間だけ遅らせるようにすることで、位置決めスイ
ッチのチャタリングによる誤動作が確実に防げる。
【0019】
〔実施例1〕
図1,図2は本発明の請求項1,2に対応する実施例を
示すものであり、商品売切検出スイッチ(マイクロスイ
ッチ)9は次記構成の検知レバー9bと組合わせて重量
検出センサ12を構成している。すなわち、スイッチ9
はチェーンエレベータ機構のチェーン4と並置して棚板
5の姿勢制御用ガイドレール6の裏面側のセンサ取付台
9aの上に設置されており、かつスイッチ9のアクチュ
エータとして機能する検知レバー9bがそのレバー先端
を棚板5の販売待機停止位置に合わせて前記ガイドレー
ル6より僅かに突出している。また、検知レバー9bに
はレバー先端を棚板5の後面に向けて押し出すようにバ
イアス圧を加える付勢ばね9c(引張ばね)が設けてあ
る。なお、9dは検知レバー9bの支軸である。
【0020】かかる構成で、販売動作により商品11を
搭載した棚板5が下降して所定の販売待機位置に停止
(棚板5の停止制御は図5におけるスイッチ8の動作信
号で行う)すると、棚板5の後端が検知レバー9bのレ
バー先端に当たって荷重(チェーン4との連結点を支点
とする棚板5,商品11の重量に相応したモーメント荷
重)が検知レバー9bに掛かるようになり、これにより
検知レバー9bが以下述べるように動作し、制御部(図
示せず)で商品有無を検出する。すなわち、販売待機位
置に到達した棚板5に商品11が載っていれば、図2
(a)で表すように、検知レバー9bには棚板5の重量
W1 と商品11の重量W2 との合計重量に対応した荷重
が加わる。これに対して、棚板5が空(商品無し)であ
れば、図2(b)で表すように検知レバー9bには棚板
5の重量W1 の荷重が加わる。ここで、棚板5の重量W
1 よりも若干大き目な抗力をバイアスとして付勢ばね9
cに加えておけば、図2(a)の場合には荷重(W1 +
W2 )が付勢ばね9cのばね力(バイアス抗力)に打ち
勝って検知レバー9bが支軸9dを支点に時計方向に揺
動し、商品売切検知スイッチ9から離脱してスイッチ9
がOFFとなる。これにより、スイッチ9の動作信号を
取り込んだ制御部では「商品有り」と判定してそのまま
販売待機状態に入る。つまり、制御部は、棚板5が所定
の販売待機位置に停止した際に商品売切検知スイッチ9
の状態を判別し、この場合には商品売切検知スイッチ9
がOFFであるので「商品有り」と判定する。
【0021】一方、図2(b)の場合には検知レバー9
bに加わる荷重がバイアス抗力以下となるので、検知レ
バー9bはばね9cの付勢により反時計方向に揺動して
商品売切検知スイッチ9を押し、スイッチ9はONを継
続する。これにより、棚板5が所定の販売待機位置に停
止した際に商品売切検知スイッチ9の状態を判別する制
御部は、この場合には商品売切検知スイッチ9がONで
あるので「商品無し」と判定して商品売切表示を行うと
ともに、販売を中止する。また、前記動作の説明から判
るように、検知レバー9bは棚板5に直接押し当てるだ
けで、棚板5に搭載した商品11とは完全に非接触であ
る。したがって、商品サイズ,および棚板上の搭載位置
に左右されることなく、棚板の商品有無を的確に検出で
きる。
【0022】〔実施例2〕図3は本発明の請求項3,4
に対応する実施例を示すものである。この実施例におい
ては、販売待機位置に停止した棚板5に商品11が搭載
されているか,否かを検出する重量検出センサとして圧
電素子センサ13を採用し、かつ該圧電素子センサ13
が棚板の停止位置検出用センサを兼用するように、その
荷重検出端が棚板5の販売待機位置に合わせて棚板5の
後面と向かい合うように設置されている。なお、13a
はセンサ取付台である。また、圧電素子センサ13の出
力信号(電圧)はA/D変換して制御部としてのマイク
ロコンピュータに取り込み、ここでベンドモータ7の制
御,および棚板の商品有無検出,商品売切検知を行うよ
うにしている。なお、棚板5の後面下端部には圧電素子
センサ13の端面を押す突起5aが設けてある。
【0023】そして、販売待機状態では図示のように商
品11を載せた棚板5が次回の販売に備えて所定の待機
位置に停止している。ここで販売指令が与えられると、
マイクロコンピュータがベンドモータ7を駆動し、チェ
ーン機構を介して各段の棚板5を下降させる。これによ
り、前回の販売で販売待機位置に待機していた最下段の
棚板5がチェーンの折り返し点で反転して搭載商品11
が落下搬出されるとともに、一方では2段目の棚板が販
売待機位置に下降移動して圧電素子センサ13の荷重検
出端を加圧する。これによりセンサ13には電圧が発生
し、その出力電圧がマイクロコンピュータに入力される
ので、この信号を基にまず棚板5が販売待機位置に移動
して来たと判断してベンドモータ7を停止制御する。
【0024】続いてマイクロコンピュータは販売待機位
置に到達した棚板5に商品11が搭載されているか否か
を次のようにして判定する。すなわち、圧電素子センサ
13からの入力電圧をあらかじめ設定した基準電圧(棚
板5の重量に相応した荷重より若干高めに設定する)と
比較し、入力電圧が基準電圧よりも高い場合、つまり圧
電素子センサ13に棚板5と商品11との合計荷重が加
わった場合には「商品有り」と判定し、販売表示ランプ
を点灯させたまま販売待機状態となる。
【0025】一方、入力電圧が基準電圧よりも低い場合
には、棚板5に商品11が搭載されていない、つまり
「商品無し」と判定し、マイクロコンピュータからの指
令で売切表示ランプを点灯して当該コラムを販売中止に
する。 〔実施例3〕次に、先記の実施例2で述べた商品売切検
知装置を使用して実施する請求項5に対応した商品の充
填抜け対策の制御方式について説明する。すなわち、図
8で述べたように一部の棚板5に商品11を入れ忘れた
場合に、その空の棚板が販売待機位置に移動して来て
「商品無し」が検出されると、この時点で直ちに商品売
切と判定せずに、再度ベンドモータを始動して上位に並
ぶ棚板を下降移動させ、商品の載っている棚板が来るま
で所定回数(あるいは所定時間)だけ棚板5の下降搬
送,販売待機位置での停止制御,および商品有無検出の
動作を繰り返し行う。そして、この間に「商品有り」が
検出されれば、その段階で通常の販売待機となり、所定
回数の動作を行っても棚板の搭載商品が検出されなけれ
ば、この時点で商品売切と判定して商品の売切表示,販
売休止に移行する。これにより、商品の補充ミスで商品
ラック内の棚板一部に商品抜けが生じた場合でも、その
上位に並ぶ棚板に商品が搭載されている限りは、途中で
商品売切とせずに、商品ラック内に残っている在庫商品
を最後まで完売することがきる。
【0026】図4は前記した制御のフローチャートを示
すものである。図3に示した制御系構成で販売待機状態
からステップS1で販売指令が与えられると、ステップ
S2でベンドモータを駆動して商品を搬出するととも
に、マイクロコンピュータはステップS3で圧電素子セ
ンサの出力電圧を取り込んでサンプリングし、ここで空
の棚板重量より若干低い値に設定した基準電圧と比較
し、センサの出力電圧が基準電圧を超えた場合に次の棚
板が販売待機位置に到達したと判断してベンドモータを
停止する(ステップS5)。続いて、マイクロコンピュ
ータはステップS6でセンサ電圧を入力して商品有無の
基準電圧と比較し、ここで「商品有り」と判定された場
合にはステップS11で販売可能を表示し、ステップS
12の販売待機に移る。一方、ステップS6で「商品無
し」と判定された場合には、ステップS7で再度ベンド
モータを駆動し、上位に並ぶ棚板を下降搬送して商品の
載った棚板が販売待機位置に来るまで所定回数だけ棚板
の下降搬送,および前記したベンドモータの停止制御,
商品有無検出(ステップS3〜S7)を繰り返し実行す
る。そして、棚板を所定回数送っても「商品有り」が検
出されないときは、商品売切と判断し、ステップS9で
売切表示を行うとともに、ステップS10で販売を停止
する。
【0027】〔実施例4〕次に、本発明の請求項6〜9
に対応する実施例の構成,および商品売切検出の動作を
図5,図6に示し、その商品販売動作を図7のフローチ
ャートにより説明する。まず、図5(a),(b)におい
て、棚板5の下降経路に沿って前記の各実施例で述べた
重量検出センサ(実施例1では売切検知スイッチ9,検
知レバー9b)と同じ高さ位置に隣接して棚板5の販売
待機位置を検出する位置決めスイッチ(マイクロスイッ
チ)8,およびその棚板検知レバー8aが並置されてい
る。なお、8bは棚板検知レバー8aの先端を棚板下降
経路に向けて突き出すよう付勢する復帰ばねであり、該
復帰ばね8bのバイアス抗力は極小さく、検知レバー8
aの先端に棚板5が突き当たると検知レバー自身が揺動
して位置決めスイッチ8を応動動作させる。また8cは
棚板検知レバー8aの支軸であり、該支軸8cと商品売
切検知スイッチ9の検知レバー9bの支軸9dとは1本
の共通軸として検知レバー8c,9dを軸支している。
【0028】かかる構成で、棚板5が上方より下降して
来て販売待機位置に到達すると、検知レバー8aが棚板
5に押し込まれて揺動するとともに、位置決めスイッチ
8がON動作し、その動作信号でベンドモータを停止さ
せる。この場合に棚板5に商品が搭載されていれば、商
品の重量が検知レバー9bに加わって該レバーを揺動さ
せ、売切検知スイッチ9はOFFとなって「商品有り」
を検出する。これに対して図6のように空の棚板5が到
来した場合には、棚板5が検知レバー8aを押し込んで
位置決めスイッチ8がON動作するが、商品の重量が加
わらないために検知レバー9bは押し込まれず、売切検
知スイッチ9はONとなって該スイッチの信号を取り込
んだ制御部は「商品無し」と判定し、実施例3で述べた
ように処理を行う。このように重量検出センサ(商品売
切検知スイッチ9),位置決めスイッチ8を同じ高さ位
置に並置して同じ場所に組み込むことで、占有スペース
も少なくなってコンパクトな構成に組立てることができ
る。
【0029】次に、販売動作開始直後における位置決め
スイッチ8のチャタリング、あるいは棚板5が検知レバ
ー8を通り抜ける際における検知レバー8aと棚板の載
置商品との干渉に伴う位置決めスイッチ8の誤動作防止
策を図7のフローチャートで説明する。すなわち、販売
指令に基づいてベンドモータが始動した直後は、棚板5
が位置決めスイッチ8の検知レバー8aを通り抜けるに
要する時間に相当する信号無視時間A(例えば1秒程
度)を設定し、この時間が経過するまでは位置決めスイ
ッチ8の動作信号を制御部に入力しない。つまり、制御
部は、ベンドモータを始動してから信号無視時間Aの経
過後に位置決めスイッチ8の状態を判別し、信号無視時
間Aの期間中には位置決めスイッチ8の状態(チャタリ
ング,あるいは商品との干渉によるスイッチのON→O
FF→ON動作)の如何に関係なくベンドモータを強制
的に駆動する。
【0030】また、販売動作が進んで最下位の棚板から
商品を搬出した後、位置決めスイッチ8が上位に並ぶ次
の棚板の販売待機位置への到来を検知してスイッチ信号
がOFF→ONに反転した際にはベンドモータを直ちに
停止せず、所定の信号無視時間B(例えば0.4秒程度)
を設定してこの時間が経過するまでベンドモータの停止
を遅らせる。したがって、棚板5は位置決めスイッチ8
のオペレーティングポイントよりさらに若干下降移動し
て検知レバー8aを十分に押し込んだ位置に停止するこ
とになる。これにより、位置決めスイッチ8はアクチュ
エータが動作限度位置まで一杯に押されるので、この状
態では棚板5に振動などが加わっても位置決めスイッチ
8がチャタリングにより誤動作するのを防ぐことができ
る。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
記の効果を奏する。 1)商品売切検知手段として請求項1〜3の各項に記し
た重量検出センサを採用することにより、棚板に搭載す
る販売商品の外形サイズ,およびその搭載位置などに左
右されることなく、販売待機位置に待機する棚板に商品
が搭載されているか否かを的確に判定して商品売切検知
を行うことができる。
【0032】2)また、請求項4のように、重量検出セ
ンサとして採用した圧電素子を棚板の停止位置検出用セ
ンサと兼用させることにより、1個のセンサで棚板の商
品有無検出,および棚板の停止位置決め制御を行うこと
ができ制御系の簡略化が図れる。 3)そして、重量検出センサの検出信号を基に請求項5
に記した販売制御を行うことにより、商品の補充ミスか
ら棚板の一部に商品抜けがあった場合でも、その上位に
並ぶ棚板に商品在庫がある限りは、途中で商品売切とし
て販売を休止せずに、販売を継続して最後の商品まで完
売することができる。
【0033】4)一方、重量検出センサ,および棚板の
販売待機位置を検出する位置決めスイッチを請求項6,
7のように組合わせて棚板の下降移動経路の側方へ一括
配置することにより、これら部品の組立構造がコンパク
トになるとともに、商品ラックへの組み込みも簡単に行
えて有利である。 5)さらに、請求項8,9のように販売制御を行うこと
により、棚板に搭載した商品と位置決めスイッチとの干
渉,並びに位置決めスイッチのチャタリングに起因する
スイッチ誤動作を防いで販売動作の信頼性向上が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に対応した商品売切検出装置
の構成図
【図2】図1の構成により商品売切検出動作の説明図で
あり、(a)は「商品有り」,(b)は「商品無し」検
出の動作状態図
【図3】本発明の実施例2に対応する実施例を制御回路
とともに表した構成図
【図4】本発明の実施例3に対応する制御動作のフロー
チャートを表す図
【図5】本発明の実施例4に対応した実施例における重
量検出センサ,位置決めスイッチの組立図であり、
(a)は分解斜視図、(b)は正面図
【図6】図5の構成において空の棚板の到達を検知した
際の動作を表す図
【図7】実施例4における制御動作のフローチャートを
表す図
【図8】本発明の実施対象となるチェーンエレベータ式
商品ラックの従来構成図
【符号の説明】
1 商品ラックのケース 2,3 スプロケット 4 チェーン 5 棚板 6 姿勢制御用ガイドレール 7 ベンドモータ 8 位置決めスイッチ 8a 棚板検知レバー 8b 復帰ばね 8c 支軸 9 商品売切検知スイッチ 9b 検知レバー 9c 付勢ばね 9d 支軸 11 商品 12 重量検出センサ 13 圧電素子センサ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−28793(JP,A) 実開 平7−16274(JP,U) 実開 昭62−117677(JP,U) 実開 昭58−122179(JP,U) 実開 昭62−109287(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 11/58

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下のスプロケット間に張架したエンドレ
    スチェーンの周上に分散して片持ち式に軸支連結した複
    数の棚板を備え、かつその下降経路で棚板を水平姿勢に
    拘束保持して商品を搭載し、販売指令に基づくチェーン
    駆動により、下方側のチェーン折り返し点近傍で棚板を
    反転させて商品を落下搬出するチェーンエレベータ式商
    品ラックにおいて、棚板上の商品有無検知手段として前
    記下降経路上における棚板の販売待機位置に対向して重
    量検出センサを備えるとともに、該重量検出センサに加
    わる棚板と該棚板に搭載された商品との合計荷重ないし
    は空の棚板荷重から商品有無を検知して商品売切を判定
    する制御部を備えたことを特徴とする自動販売機のチェ
    ーンエレベータ式商品ラック。
  2. 【請求項2】請求項1記載のチェーンエレベータ式商品
    ラックにおいて、重量検知センサが、レバー先端を棚板
    の後面に直接押し当てるよう配置した付勢ばね付きの重
    量検知レバーと、該重量検知レバーの動きに応動動作す
    る商品売切検知スイッチとからなり、かつ付勢ばねには
    空の棚板重量に対抗するばね力をバイアスとして加えて
    おくことを特徴とする自動販売機のチェーンエレベータ
    式商品ラック。
  3. 【請求項3】請求項1記載のチェーンエレベータ式商品
    ラックにおいて、重量検知センサが、荷重検出端を棚板
    の後面に直接押し当てるよう配置した圧電素子センサで
    あることを特徴とする自動販売機のチェーンエレベータ
    式商品ラック。
  4. 【請求項4】請求項3記載のチェーンエレベータ式商品
    ラックにおいて、圧電素子センサが棚板の販売待機位置
    検出用センサを兼用していることを特徴とする自動販売
    機のチェーンエレベータ式商品ラック。
  5. 【請求項5】請求項1記載のチェーンエレベータ式商品
    ラックにおいて、制御部は、販売待機位置に到達した棚
    板が商品無しと判定された場合に、ベンドモータの駆動
    により当該棚板の上位に並ぶ棚板を順に販売待機位置へ
    搬送して商品有無を再度判定し、この動作を所定回数繰
    り返し行っても商品無しと判定された条件で商品売切表
    示,販売中止指令を出すようにしたことを特徴とする自
    動販売機のチェーンエレベータ式商品ラック。
  6. 【請求項6】請求項1記載のチェーンエレベータ式商品
    ラックにおいて、重量検出センサを、上位から下降して
    来た棚板を検知して所定の販売待機位置に停止させる別
    な位置決めスイッチと同じ高さ位置に揃えて並置配備し
    たことを特徴とする自動販売機のチェーンエレベータ式
    商品ラック。
  7. 【請求項7】請求項6記載のチェーンエレベータ式商品
    ラックにおいて、位置決めスイッチに対し、レバー先端
    を棚板の下降移動経路に向けて突出すよう配置した復帰
    ばね付きの棚板検知レバーを付設したことを特徴とする
    自動販売機のチェーンエレベータ式商品ラック。
  8. 【請求項8】請求項6記載のチェーンエレベータ式商品
    ラックにおいて、制御部は、ベンドモータを始動してか
    ら所定時間経過後に位置決めスイッチ動作信号の状態を
    判定するようにしたことを特徴とする自動販売機のチェ
    ーンエレベータ式商品ラック。
  9. 【請求項9】請求項6記載のチェーンエレベータ式商品
    ラックにおいて、制御部は、販売動作時に上位から販売
    待機位置に下降して来た棚板を検知して位置決めスイッ
    チの動作信号が切り替わった後、さらに棚板が位置決め
    スイッチを動作限度位置まで押し込むようにベンドモー
    タの停止を所定時間だけ遅らせるようにしたことを特徴
    とする自動販売機のチェーンエレベータ式商品ラック。
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