JP3263550B2 - 洗濯機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は洗濯機に関する。

【０００２】

【従来の技術】特開昭５５−２６９０８号公報には、上
面が開口した外槽内に、同じく上面が開口した洗濯兼脱
水槽を配置した構成において、上記外槽及び洗濯兼脱水
槽の上方からこれら各槽の上面開口を介して洗濯兼脱水
槽へ、その中心に向かって給水する洗濯機が示されてい
る。

【０００３】しかし、このような給水の仕方では、例え
ば洗濯して脱水した後に、脱水すすぎを行うに際し、脱
水すすぎを満足に行うことができない。

【０００４】即ち、脱水すすぎの前の脱水において、洗
濯物は洗濯兼脱水槽の側壁内面にへばり付いている。一
方、脱水すすぎは、水が洗濯物全体にしみ込む程度の限
られた時間だけ、洗濯兼脱水槽に給水を行い、その時間
が経過すると給水停止して洗濯兼脱水槽を高速回転する
ことにより脱水を行うもので、この脱水により洗剤が水
とともに飛ばされすすぎが行われるのである。尚、この
脱水すすぎにおいては、給水は水が洗濯物にしみ込む程
度に行うだけでよく、使用水量を抑制でき、節水が図ら
れる。

【０００５】従って、給水は水が洗濯物にしみ込む程度
の限られた時間しか行われないにもかかわらず、その水
の殆どは洗濯兼脱水槽の中心に向かって流れ落ちるため
洗濯兼脱水槽の側壁内面にへばり付いた洗濯物にあまり
掛からず、この状態でその後の脱水を行っても洗剤を水
とともに十分に飛ばすことができない。よって、満足な
脱水すすぎが行えない。

【０００６】また、上述のような給水の仕方において
は、例えば洗濯して脱水した後、洗濯兼脱水槽に所定量
の水をためて給水停止した状態で行う、ためすすぎ、及
び、所定量の水をためた後も給水を続けて水を溢れさせ
ながら行う、注水すすぎに際しても、すすぎが不足し、
満足なすすぎを行うことができない。

【０００７】即ち、洗濯兼脱水槽に所定量の水がたま
り、洗濯物が水に浸っても、洗濯物が洗濯兼脱水槽の側
壁内面にへばり付いている状態が解消されない。従っ
て、すぎの段階で回転翼が回転しても洗濯物の動きは最
初の内は悪く、すすぎ不足を招き、満足なすすぎが行え
ないのである。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、例えば洗濯
等に続いて脱水した後、すすぎ（脱水すすぎやためすす
ぎや注水すすぎ）を実行する場合、このすすぎを不足な
く満足なものとすることができる、洗濯機を提供しよう
とするものである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明は、請求項１の洗
濯機として、上面が開口した外槽と、この外槽内に配置
され、洗濯物から脱水するときに底壁に設けられた回転
軸を中心として高速回転する、上面が開口した洗濯兼脱
水槽と、上記外槽及び洗濯兼脱水槽の上方からこれら各
槽の上面開口を介して洗濯兼脱水槽へ給水する給水管
と、この給水管の出水口部に設けられ、上記洗濯兼脱水
槽の側壁の内面側へ上記給水管から出た水を向かわせる
出水方向変更体とを備え、上記出水方向変更体は、向き
が変更された水を上記洗濯兼脱水槽の側壁と略同心円弧
状になるよう拡散させるべく、中央が上記出水口部に近
く両側に向かうに従って出水口部から遠ざかるように湾
曲した円弧形状を有し、更に、上記円弧形状に従って上
記出水方向変更体の両側に拡散しようとする水が所定以
上拡散するのを抑制する拡散抑制部を上記出水方向変更
体の両側に設けている。

【００１０】

【００１１】

【００１２】

【作用】請求項１の構成においては、給水管から出た水
は出水方向変更体の作用により洗濯兼脱水槽の側壁内面
に向かう。これにより、洗濯等に続く脱水により洗濯物
が洗濯兼脱水槽の側壁内面にへばり付いていても、水は
洗濯物に良く掛かる。

【００１３】従って、脱水すすぎに際しての給水時に洗
濯物に水が良くしみ込み、脱水すすぎが不足なく満足に
行われる。しかも、水が当り且つ水を含んだ洗濯物は洗
濯兼脱水槽の内側に倒れ込みやすく或いは実際に倒れ込
み、すると、洗濯物の、洗濯兼脱水槽の側壁内面にへば
り付いていた部分が露出してこの部分にも直接的に水が
掛かり、水が洗濯物に一層良くしみ込み、脱水すすぎが
より満足に行われる。

【００１４】また、ためすすぎや注水すすぎに際して
も、給水時には同様に、洗濯物は洗濯兼脱水槽の内側に
倒れ込みやすく或いは実際に倒れ込み、洗濯物のへばり
付きがかなり解消される。従って、実際のすすぎの段階
においては当初から洗濯物の動きがよく、ためすすぎや
注水すすぎが満足に行われる。

【００１５】更に、出水方向変更体により向きが変更さ
れた水は、出水方向変更体の円弧形状により洗濯兼脱水
槽の側壁と略同心円弧状になるように拡散し、水は洗濯
兼脱水槽の側壁内面に沿うようにして洗濯物に掛かり、
洗濯物は洗濯兼脱水槽の内側により倒れ込みやすく或い
は実際によく倒れ込むようになる。また、円弧形状に従
って出水方向変更体の両側に拡散しようとする水は、出
水方向変更体の両側に設けられた拡散抑制部にて拡散抑
制され、外槽の外へは出ない。

【００１６】

【００１７】

【００１８】

【実施例】図１はコインランドリー等に設置される、本
発明実施例の全自動洗濯機の構造を示す。１は機枠、２
はこの機枠１内に吊り棒３により吊り下げ支持された、
上面が開口した外槽である。４は周囲に多数の脱水孔
（図示しない）を有し、上記外槽２内に配置された、同
じく上面が開口した洗濯兼脱水槽で、この洗濯兼脱水槽
４は底壁に設けられた回転軸５を中心として回転する。
６は上記洗濯兼脱水槽４内の底部に回転自在に配設され
た回転翼、７は上記洗濯兼脱水槽４及び回転翼６に動力
伝達機構８を介して連結された駆動モータで、この駆動
モータ７は洗濯及び通常すすぎ（ためすすぎ及び注水す
すぎ）時には回転翼６のみを低速回転させ、洗濯物の脱
水時（脱水すすぎに際しての脱水時を含む）には洗濯兼
脱水槽４を回転軸５を中心として一方向へ高速回転させ
る（このとき上記回転翼６も同時に高速回転する）。９
は上記外槽２及び洗濯兼脱水槽４の上方からこれら各槽
の上面開口を介して洗濯兼脱水槽４へ落下給水する楕円
形状のゴム製給水管、１０はこの給水管９に設けられた
電磁給水弁、１１は上記外槽２の底壁に設けられた排水
パイプ、１２はこの排水パイプ１１の途中に設けられた
電磁排水弁である。１３は上記外槽２の底部のエアトラ
ップ１４に圧力ホース１５を介して接続された水位セン
サで、この水位センサ１３により洗濯兼脱水槽４内の水
位が検知され、洗濯兼脱水槽４に供給された水の量が分
かる。

【００１９】１６は上記給水管９の出水口部で、この出
水口部１６には図２の如く樹脂製の装着体１７が装着さ
れている。この装着体１７は、図３乃至図６に詳細に示
す如く、ゴム製の給水管９の出水口部１６に嵌合する楕
円形状の嵌合部１８と、出水口部１６の前側に位置する
出水方向変更体１９と、この出水方向変更体１９を上部
にて上記嵌合部１８に連結する連結部２０とからなり、
これらは互いに一体成形されている。嵌合部１８は、嵌
合が簡単に外れるのを防止する爪状突起２１を有する。
上記出水方向変更体１９は、中央が出水口部１６に近く
両側に向かうに従って出水口部１６から遠ざかるように
湾曲した円弧状をなし、その径は洗濯兼脱水槽４の径よ
りかなり小さい。そして、出水方向変更体１９は、装着
体１７の給水管９への装着状態において、図１の如く下
端が洗濯兼脱水槽４の側壁に近づくように傾斜してい
る。

【００２０】而して、洗いに際して洗濯兼脱水槽４に洗
濯物を入れた状態で、上記給水弁１０が開放すると、上
記給水管９を通ってきた水道水は上記出水口部１６に至
り、洗濯兼脱水槽４へ供給される。すすぎ（ためすす
ぎ、注水すすぎ、脱水すすぎ）に際しても、水道水は同
様に供給される。

【００２１】上記給水管９の出水口部１６から洗濯兼脱
水槽４へ供給される水は、上記出水方向変更体１９の作
用により即ち出水方向変更体１９の傾斜及び円弧形状に
従って、出水口部１６から円弧状に拡散しながら洗濯兼
脱水槽４の側壁内面へ向かうように落下する。この場
合、水は、洗濯物への到達時においては図７のＷの如
く、洗濯兼脱水槽４の側壁と略同心円弧状に拡散してい
る。図１の矢印Ｘはこの時の水の落下経路を示す。

【００２２】図８は洗濯機のブロック回路を示す。２２
は洗濯機の制御を司るマイクロコンピュータからなる制
御部である。この制御部２２は、キー入力部２３からの
キー入力信号及び上記水位センサ１３による検知結果等
に基づいて、上記駆動モータ７、電磁給水弁１０及び電
磁排水弁１２を駆動制御する。

【００２３】図９は洗濯機の基本的な運転手順を示す。
上記制御部２２はまず、洗い工程を実行し、次いで脱水
すすぎ工程及び通常すすぎ工程（ためすすぎ）を順次実
行し、最後に脱水工程を実行する。

【００２４】図１０は上記制御部２２に組み込まれたプ
ログラムの流れを示す。以下同図に基づいて洗濯機の動
作を説明する。上記キー入力部２３でのスタートキーの
操作に基づいてスタートキー信号が到来すると、制御部
２２は運転を開始し、まず洗い工程を実行する。この洗
い工程においては、制御部２２は、上記水位センサ１３
が所定水位を検知するまで（洗濯兼脱水槽４に所定量の
水がたまるまで）、上記給水弁１０を開放して給水を行
う（Ｓ１ステップ）。所定水位が検知されると、給水弁
１０は閉じられる。そして、所定量の水がたまると、制
御部２２は上記駆動モータ７の駆動の下に回転翼６のみ
を低速回転させ、これにより洗いが行われる（Ｓ２ステ
ップ）。

【００２５】上記洗い工程が終了すると、制御部２２は
次いで脱水すすぎ工程を実行する。脱水すすぎ工程にお
いては、まず排水弁１２を開放して洗い時の水を排出
し、洗濯兼脱水槽４を回転翼６とともに高速回転して洗
濯物から脱水する（Ｓ３ステップ）。これが終了する
と、脱水すすぎが実行される（Ｓ４ステップ）。排水弁
１２は開放状態を維持する。

【００２６】即ち、図１１を参照するに、所定時間ｔの
間、制御部２２は給水弁１０を開放して給水を行う。そ
して、この給水の間、制御部２２は、上記駆動モータ７
の１秒駆動−５秒停止の繰り返しを行う。この時、洗濯
兼脱水槽４は、回転翼６とともに高速回転状態に立ち上
がろうとすると直ちに惰性回転状態に入るのを繰り返
す。結局、洗濯兼脱水槽４はゆっくり回転する。

【００２７】従って、洗濯兼脱水槽４がゆっくり回転し
ながら給水が行われる。この場合、洗い直後のＳ３ステ
ップでの脱水により洗濯物Ｃが洗濯兼脱水槽４の側壁内
面にへばり付いていても、水は上記出水方向変更体１９
の作用により即ち出水方向変更体１９の傾斜及び円弧形
状に従って、上述の如く円弧状に拡散しながら洗濯兼脱
水槽４の側壁内面へ向かうため、水は洗濯物Ｃに良く掛
かり洗濯物に良くしみ込んでいく。上記時間ｔが経過し
た頃には水が十分しみ込んだ状態となる。

【００２８】その後、給水弁１０を閉じ、制御部２２は
一定時間（例えば５分）の間駆動モータ７を駆動して、
洗濯兼脱水槽４を高速回転させて脱水を行う。これによ
り、洗剤が良くしみ込んだ水とともに飛ばされる。

【００２９】以上の、洗濯兼脱水槽４をゆっくり回転し
ながら給水し、その後脱水するという一連の流れを１サ
イクルとすると、Ｓ４ステップでの脱水すすぎにおいて
は、２サイクルが実行される。この場合、２サイクル目
の給水時も、１サイクル目の脱水により洗濯物Ｃが洗濯
兼脱水槽４の側壁内面にへばり付いていても、水は同様
に洗濯物に良く掛かってしみ込んでいく。

【００３０】而して、脱水すすぎの各サイクルにおける
給水においては、洗濯物に水が良くしみ込み、脱水すす
ぎが不足なく満足に行われる。しかも、水が当り且つ水
を含んだ洗濯物Ｃは洗濯兼脱水槽４の内側に倒れ込みや
すく或いは実際に倒れ込み、すると、洗濯物Ｃの、洗濯
兼脱水槽４の側壁内面にへばり付いていた部分が露出し
てこの部分にも直接的に水が掛かり、水が洗濯物に一層
良くしみ込み、脱水すすぎがより満足に行われる。

【００３１】更に、水は、洗濯物への到達時においては
洗濯兼脱水槽４の側壁と略同心円弧状に拡散しており、
洗濯兼脱水槽４の側壁内面にへばり付いた洗濯物Ｃに一
層良く掛かり、従って、洗濯物は洗濯兼脱水槽４の内側
により倒れ込みやすく或いは実際によく倒れ込む。

【００３２】更に、脱水すすぎ時の給水の場合、洗濯兼
脱水槽４が低速回転し、従って、洗濯物Ｃが洗濯兼脱水
槽４の側壁内面の全周にわたってへばり付いていても
（通常このようになる）、洗濯物全体にわたって上述の
如く水が掛かって同様の状況が生じ、脱水すすぎが一層
満足に行われる。

【００３３】上記脱水すすぎ工程が終了すると、制御部
２２は続いて通常すすぎ（ためすすぎ）工程を実行す
る。この工程においては、洗い工程の場合と同様に、制
御部２２は、上記水位センサ１３が所定水位を検知する
まで、給水弁１０を開放して水道蛇口からの水道水を供
給する（Ｓ５ステップ）。排水弁１２は脱水すすぎ工程
の直前に事前に閉じておく。所定水位が検知されると、
給水弁１０は閉じられる。そして、所定量の水がたまる
と、制御部２２は上記駆動モータ７の駆動の下に回転翼
６のみを回転させ、これによりためすすぎが行われる
（Ｓ６ステップ）。

【００３４】このためすすぎにおいても、給水時には同
様に、水が洗濯物に良く掛かってしみ込む。そして、水
が当り且つ水を含んだ洗濯物は洗濯兼脱水槽４の内側に
倒れ込みやすく或いは実際に倒れ込み、Ｓ４ステップに
おける脱水すすぎの２サイクル目の脱水により洗濯物が
洗濯兼脱水槽４の側壁内面にへばり付いていても、この
へばり付きがかなり解消される。従って、実際のためす
すぎの段階においては当初から洗濯物の動きがよく、た
めすすぎが満足に行われる。

【００３５】更に、水は、洗濯物への到達時においては
洗濯兼脱水槽４の側壁と略同心円弧状に拡散しており、
洗濯兼脱水槽４の側壁内面にへばり付いた洗濯物に一層
良く掛かり、従って、洗濯物のへばり付きが一層解消さ
れる。

【００３６】更に、ためすすぎ時の給水の場合、洗濯兼
脱水槽４が脱水すすぎの時と同様に低速回転すると、洗
濯物が洗濯兼脱水槽４の側壁内面の全周にわたってへば
り付いていても（通常このようになる）、洗濯物全体に
わたって水が掛かり、洗濯物のへばり付きがより解消さ
れる。

【００３７】上記通常すすぎ工程が終了すると、制御部
２２は最後に脱水工程を実行する。脱水工程において
は、まず排水弁１２を開放して、ためすすぎ時の水を排
出する（Ｓ７ステップ）。排水が終了すると、制御部２
２は洗濯兼脱水槽４を高速回転し、脱水が実行される
（Ｓ８ステップ）。排水弁１２は開放状態を維持する。
脱水工程の終了により運転終了となる。

【００３８】尚、上記実施例においては、通常すすぎ工
程でためすすぎを行う構成であるが、ためすすぎに代え
て注水すすぎを行うようにしても良い。

【００３９】而して、上記出水方向変更体１９の作用に
より、水は出水方向変更体１９の両側に図７の如く拡散
するが、これ以上の拡散は抑制されている。即ち、図７
で示されるＷの状態を越えて拡散があると、水は外槽２
内に入る前から破線矢印の如く拡散して外槽２の外へ出
てしまい、洗濯機設置床面が濡れてしまう。そして、本
実施例においては、出水方向変更体１９の両側に図３乃
至図６の如く拡散抑制部２４が設けられていて、この拡
散抑制部２４により図７で示される以上の拡散が抑制さ
れており、洗濯機設置床面が濡れるのを防止している。
上記拡散抑制部２４は連結部２０の両側を延長した状態
にあって円弧状をなし、若干下方へ下がった構造となっ
ている。

【００４０】

【発明の効果】本発明の請求項１の洗濯機によれば、給
水管の出水口部に、給水管から出た水を、出水口部より
洗濯兼脱水槽の側壁内面側へ向かわせる出水方向変更体
を設けたから、洗濯等に続く脱水により洗濯物が洗濯兼
脱水槽の側壁内面にへばり付いていても、水は洗濯物に
良く掛かり、従って、すすぎ（脱水すすぎ、ためすす
ぎ、注水すすぎ）を満足に行うことができる。

【００４１】出水方向変更体により向きが変更された水
は、出水方向変更体の円弧形状により洗濯兼脱水槽の側
壁と略同心円弧状になるように拡散し、水は洗濯兼脱水
槽の側壁内面に沿うようにして洗濯物に良く掛かり、更
にすすぎを満足に行なうことができる。

【００４２】更に、出水方向変更体の両側に拡散抑制部
を設けたから、水は円弧形状に従って出水方向変更体の
両側に拡散するも、所定以上は拡散せず、従って、拡散
した水が外槽の外に出て洗濯機設置床面が濡れてしまう
のを防止できる。

【００４３】

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明実施例の全自動洗濯機の断面図である。

【図２】給水管の出水口部近辺の斜視図である。

【図３】給水管の出水口部に装着された装着体の平面図
である。

【図４】装着体の正面図である。

【図５】装着体の右側面図である。

【図６】図３におけるＡ−Ａ線断面図である。

【図７】出水方向変更体と洗濯兼脱水槽との関係を示す
平面断面図である。

【図８】洗濯機のブロック回路図である。

【図９】洗濯機の基本的運転手順を示すシーケンス図で
ある。

【図１０】洗濯機の制御部に組み込まれたプログラムの
流れ図である。

【図１１】洗濯機の脱水すすぎ時の要部の駆動タイミン
グを示すタイミング図である。

【符号の説明】

２ 外槽 ４ 洗濯兼脱水槽 ７ 駆動モータ ９ 給水管 １０ 電磁給水弁 １６ 出水口部 １９ 出水方向変更体 ２２ 制御部 ２４ 拡散抑制部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−176690（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−71778（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−149182（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−194991（ＪＰ，Ａ) 実開 昭56−125186（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭39−11565（ＪＰ，Ｙ１) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) D06F 37/00 - 39/08

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 上面が開口した外槽と、この外槽内に配
   置され、洗濯物から脱水するときに底壁に設けられた回
   転軸を中心として高速回転する、上面が開口した洗濯兼
   脱水槽と、上記外槽及び洗濯兼脱水槽の上方からこれら
   各槽の上面開口を介して洗濯兼脱水槽へ給水する給水管
   と、この給水管の出水口部に設けられ、上記洗濯兼脱水
   槽の側壁の内面側へ上記給水管から出た水を向かわせる
   出水方向変更体とを備え、上記出水方向変更体は、向き
   が変更された水を上記洗濯兼脱水槽の側壁と略同心円弧
   状になるよう拡散させるべく、中央が上記出水口部に近
   く両側に向かうに従って出水口部から遠ざかるように湾
   曲した円弧形状を有し、更に、上記円弧形状に従って上
   記出水方向変更体の両側に拡散しようとする水が所定以
   上拡散するのを抑制する拡散抑制部を上記出水方向変更
   体の両側に設けた洗濯機。