JPH1015272A - ドラム式乾燥洗濯機 - Google Patents

ドラム式乾燥洗濯機

Info

Publication number
JPH1015272A
JPH1015272A JP8176200A JP17620096A JPH1015272A JP H1015272 A JPH1015272 A JP H1015272A JP 8176200 A JP8176200 A JP 8176200A JP 17620096 A JP17620096 A JP 17620096A JP H1015272 A JPH1015272 A JP H1015272A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
drying
washing
water
water level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8176200A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3372427B2 (ja
Inventor
Masanori Komori
正憲 小森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP17620096A priority Critical patent/JP3372427B2/ja
Publication of JPH1015272A publication Critical patent/JPH1015272A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3372427B2 publication Critical patent/JP3372427B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高発泡性洗剤を使用した場合には、洗濯工程
中に著しく泡立ち、この泡がドラムの回転に従って、水
槽、ドラム内で上昇するとともに、乾燥経路内において
も、特に、熱交換器内を上昇し、空気弁や乾燥ユニット
の接続箇所等から機外に溢出して床面を濡らすことがあ
った。 【解決手段】 水槽4側面、または、端面に位置する乾
燥用熱交換器7へ連通する排気ダクト18が接続される
排気口41の位置を水位センサー24により指定される
水位より下に配設してなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乾燥経路内の異常発
泡を抑制する機能を有するドラム式乾燥洗濯機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から水平軸を中心に回転する横型の
ドラム式洗濯機は、数多く提案されており、また、欧州
において使用されている洗濯機は、この種のドラム式が
ほとんどである。この形式の洗濯機は一般に回転ドラム
を低速で連続回転して洗濯作業を行うが、この回転ドラ
ムを用いて脱水、乾燥までも容易に行えるようになって
いる。
【0003】従来のドラム式乾燥洗濯機の一実施の形態
を図12乃至図15と共に説明する。尚、図12は従来
のドラム式乾燥洗濯機の内部構造を示す概略縦断正面
図、図13は従来のドラム式乾燥洗濯機の内部構造を示
す概略縦断側面図、図14は従来のドラム式乾燥洗濯機
の水槽、乾燥経路の要部縦断正面図、図15は従来のド
ラム式乾燥洗濯機の水槽、乾燥経路の水面の動きを示す
要部縦断正面説明(模式)図である。
【0004】従来のドラム式乾燥洗濯機は、洗濯機本体
1の内側上端へ防振機構27により懸架された水槽4
と、この水槽4の内側で水平軸を中心に回転するように
配設されたドラム2との二重構造となっている。洗濯機
本体1の前面上部には操作・表示部20が設けられ、そ
の裏側に制御装置21が取り付けられている。水槽4
は、洗濯液や脱水液を貯え、かつ、排出する機能を有し
ている。また、乾燥時の温風を熱交換器7へと導くため
の排気ダクト18を接続するための排気口41を有して
いる。
【0005】上記ドラム2はその周壁全体に洗濯時の給
水、脱水時の排水及び乾燥時の温風を通過させるために
多数の小孔が設けられている。水槽4の上部には空気を
循環させるための送風ファン19、ヒータ28、ヒータ
28を収納するとともに空気の循環経路となるヒータダ
クト29からなる乾燥ユニット13が取り付けられてい
る。
【0006】洗濯機本体1の正面には洗濯物を出し入れ
するためのドア23が設けられており、このドア23は
水槽4との間のドアパッキン25により密閉する構造と
なっている。16はドラム2を回転させるための駆動モ
ータであり、11は洗濯液等を機外に排出するための排
水ポンプである。26は水槽4と排水ポンプ11の間の
配管経路に設けられた糸屑フィルタである。
【0007】乾燥工程時には、空気はヒータ28で温め
られて、送風ファン19でドラム2内に送り込まれ、洗
濯物の湿気を除去する。そこから、水槽4の排気口41
から排気ダクト18を通過し、水槽4側面に位置する熱
交換器7で冷水と接触するときの熱交換によって、湿気
が凝縮する。冷却された乾燥空気は再び送風ファン19
に送られて、ヒータ28で再加熱されてドラム2に再循
環される。尚、上記熱交換器7の上部には逆流防止用の
空気弁39が設けられている。
【0008】また、他のドラム式乾燥洗濯機は特開平2
−265591号公報に記載(図16に示す)のよう
に、風路が水槽4外壁の2カ所に設けられた開口を水槽
4外部で連通させる空気循環路と水槽4自体とから構成
され、空気循環路は排水路と別個の構成としたものが提
案されている。
【0009】上記のドラム式乾燥洗濯機は、水槽内及び
ドラムの下部に適当な洗剤濃度の洗濯水を入れ、このド
ラムをモータによって回転させ、ドラム内に入れてある
衣類は洗濯水を吸収してかきあげられて落下し、この落
下時にたたき洗いされるのである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のドラム式乾燥洗濯機は、欧州で主流のドラ
ム式乾燥洗濯機においては欧州で通常の使用状態である
硬水、低発泡性洗剤の組み合わせであるために、発泡に
関して問題になることはほとんどないが、日本での使用
状態は軟水、洗剤に関しても高発泡性洗剤が主流であ
り、そこで、ドラム式乾燥洗濯機の使用時には、低発泡
性洗剤の使用を促すものの、高発泡性洗剤を使用した場
合には、洗濯工程中に著しく泡立ち、この泡がドラムの
回転に従って、水槽、ドラム内で上昇するとともに、乾
燥経路内においても、特に、熱交換器内を上昇し、空気
弁や乾燥ユニットの接続箇所等から機外に溢出して床面
を濡らすことがあった。
【0011】本発明は、上記従来の構成が有している課
題を解決しようとするものであり、本発明の第1の目的
は、泡立ちの多い洗剤を使用した場合においても、部品
点数を増やすことなく、簡単な構造で乾燥経路上の空気
弁や接続部から泡が機外に溢れ出すことを防止するドラ
ム式乾燥洗濯機を提供することにある。
【0012】また、本発明の第2の目的は、泡立ちの多
い洗剤を使用した場合においても、布の容量や運転コー
スの影響を受けずに、かつ、部品点数を増やすことな
く、簡単な構造で乾燥経路上の空気弁や接続部から泡が
機外に溢れ出すことを防止するドラム式乾燥洗濯機を提
供することを第2の目的とするものである。
【0013】さらに、本発明の第3の目的は、泡立ちの
多い洗剤を使用した場合においても、タンブリング動作
による水位の変化の影響を受けずに、かつ、部品点数を
増やすことなく、簡単な構造で乾燥経路上の空気弁や接
続部から泡が機外に溢れ出すことを防止するドラム式乾
燥洗濯機を提供することにある。
【0014】さらにまた、本発明の第4の目的は、泡立
ちの多い洗剤を使用した場合においても、構造を変える
ことなく、タンブリングチャートによって、乾燥経路上
の空気弁や接続部から泡が機外に溢れ出すことを防止す
るドラム式乾燥洗濯機を提供することにある。
【0015】また、本発明の第5の目的は、泡検知手段
とタンブリングチャート等制御の組み合わせにより、低
発泡性洗剤使用時には、その能力を最大限引き出し、高
発泡性洗剤使用時、異常発泡を検知した場合に、運転停
止や運転時間を大幅に延長することなく所定の性能を引
き出すとともに、乾燥経路上の空気弁や接続部から泡が
機外に溢れ出すことを防止するドラム式乾燥洗濯機を提
供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のドラム式乾燥洗
濯機は第1の目的を達成するために、請求項1記載の発
明は、外箱に配設された水槽内で、水平軸を中心に自在
に回転し、かつ、内部に洗濯物を収容する回転ドラム
と、上記水槽内の水位を検知する水位センサーを備え、
洗い、すすぎ、脱水及び乾燥等の一連の洗濯動作を1つ
のドラム内で行うドラム式乾燥洗濯機において、上記水
槽側面、または、端面に位置する乾燥用熱交換器へ連通
する排気ダクトが接続される排気口の位置を上記水位セ
ンサーにより指定される水位より下に配設してなるもの
である。
【0017】また、本発明の第2の目的を達成するため
に請求項2記載の発明は、外箱に配設された水槽内で、
水平軸を中心に自在に回転し、かつ、内部に洗濯物を収
容する回転ドラムと、上記水槽内の水位を検知する水位
センサーを備え、容量センシング、あるいは、設定コー
スによって決定する複数の水位を有する、洗い、すす
ぎ、脱水及び乾燥等の一連の洗濯動作を1つのドラム内
で行うドラム式乾燥洗濯機において、上記水槽側面、ま
たは、端面に位置する乾燥用熱交換器へ連通する排気ダ
クトが接続される排気口の位置を、容量センシングや設
定コースによる水位の変化の影響を受けない、水位セン
サーにより指定される最低水位より下に配設してなるも
のである。
【0018】さらに、本発明の第3の目的を達成するた
めに請求項3記載の発明は、外箱に配設された水槽内
で、水平軸を中心に自在に回転し、かつ、内部に洗濯物
を収容する回転ドラムを備え、上記ドラムのタンブリン
グ動作によって水槽内の水位が変化し、洗い、すすぎ、
脱水及び乾燥等の一連の洗濯動作を1つのドラム内で行
うドラム式乾燥洗濯機において、上記水槽側面、また
は、端面に位置する乾燥用熱交換器へ連通する排気ダク
トが接続される排気口の位置を、ドラムのタンブリング
動作による水位変化の影響を受けない、水位センサーに
より指定される水位より下に配設してなるものである。
【0019】さらにまた、本発明の第4の目的を達成す
るために請求項4記載の発明は、外箱に配設された水槽
内で、水平軸を中心に自在に回転し、かつ、内部に洗濯
物を収容する回転ドラムを備え、洗い、すすぎ、脱水及
び乾燥等の一連の洗濯動作を1つのドラム内で行うドラ
ム式乾燥洗濯機において、上記水槽側面、または、端面
に位置する乾燥用熱交換器へ連通する排気ダクトが接続
される排気口の位置に応じて、洗い工程時のドラムの正
転、逆転時間、あるいは、正転、逆転速度を変化させる
もの、すなわち、正面から見て、中心軸を通る垂直平面
を基準に角度をもって排気口がある場合、タンブリング
の回転方向によって、乾燥経路内、特に、熱交換器内へ
の泡の侵入に大きく差が見られるので、泡の侵入が大き
い回転方向の回転時間を短くするか、あるいは、その回
転方向の回転速度を遅く設定してなるものである。
【0020】また、本発明の第5の目的を達成するため
に請求項5記載の発明は、外箱に配設された水槽内で、
水平軸を中心に自在に回転し、かつ、内部に洗濯物を収
容する回転ドラムと、上記ドラム内、あるいは、乾燥経
路内に発生した泡を検知する泡検知手段を備え、洗い、
すすぎ、脱水及び乾燥等の一連の洗濯動作を1つのドラ
ム内で行うドラム式乾燥洗濯機において、泡検知手段が
泡を検知した場合、水槽側面、または、端面に位置する
乾燥用熱交換器へ連通する排気ダクトが接続される排気
口の位置に応じて、洗い工程時のドラムの正転、逆転時
間、あるいは、正転、逆転速度を変化させるもの、すな
わち、正面から見て、中心軸を通る垂直平面を基準に角
度をもって排気口がある場合、タンブリングの回転方向
によって熱交換器内への泡の侵入に大きく差が見られる
ので、泡検知手段が泡を検知した場合、泡の侵入が大き
い回転方向の回転時間を短くするか、あるいは、その回
転方向の回転速度を遅く設定してなるものである。
【0021】本発明のドラム式乾燥洗濯機は上記構成に
て、請求項1記載の発明は、水槽側面、または、端面に
位置する乾燥用熱交換器へ連通する排気ダクトが接続さ
れる排気口の位置を上記水位センサーにより指定される
水位より下に配設することにより、泡立ちの多い洗剤を
使用した場合においても、乾燥経路内への泡の侵入を抑
制し、乾燥経路上の空気弁や接続部から泡が機外に溢れ
出すことを防止することができる。
【0022】また、請求項2記載の発明は、水槽側面、
または、端面に位置する乾燥用熱交換器へ連通する排気
ダクトが接続される排気口の位置を、布の容量や、運転
コースによって変化する複数の水位より下に配設するこ
とにより、布の容量や、運転コースの影響を受けること
なく、泡立ちの多い洗剤を使用した場合においても、乾
燥経路内への泡の侵入を抑制し、乾燥経路上の空気弁や
接続部から泡が機外に溢れ出すことを防止することがで
きる。
【0023】さらに、請求項3記載の発明は、水槽側
面、または、端面に位置する乾燥用熱交換器へ連通する
排気ダクトが接続される排気口の位置を、ドラムのタン
ブリング動作によって変化する水面より下に配設するこ
とにより、泡立ちの多い洗剤を使用した場合において
も、かつ、いかなる洗いタンブリングチャートにおいて
も、乾燥経路内への泡の侵入を抑制し、乾燥経路上の空
気弁や接続部から泡が機外に溢れ出すことを防止するこ
とができる。
【0024】さらにまた、請求項4記載の発明は、水槽
側面、または、端面に位置する乾燥用熱交換器へ連通す
る排気ダクトが接続される排気口の位置に応じて、洗い
工程時のドラムの正転、逆転時間、あるいは、正転、逆
転速度を変化させることにより、泡立ちの多い洗剤を使
用した場合においても、乾燥経路内への泡の侵入を抑制
し、乾燥経路上の空気弁や接続部から泡が機外に溢れ出
すことを防止することができる。
【0025】また、請求項5記載の発明は、泡検知手段
が泡を検知した場合、水槽側面、または、端面に位置す
る乾燥用熱交換器へ連通する排気ダクトが接続される排
気口の位置に応じて、洗い工程時のドラムの正転、逆転
時間、あるいは、正転、逆転速度を変化させることによ
り、低発泡性洗剤使用時には、その能力を最大限引き出
すようなチャートとし、高発泡性洗剤使用時にも、泡が
異常発泡していることを泡検知手段が検知するまでは通
常のタンブリングチャートで運転を行うことができ、運
転停止や運転時間を大幅に延長することなく所定の性能
を引き出すとともに、かつ、乾燥経路内への泡の侵入を
抑制し、乾燥経路上の空気弁や接続部から泡が機外に溢
れ出すことを防止することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明のドラム式乾燥洗濯
機の実施の形態を図1乃至図11と共に説明するが、上
記従来の実施の形態と同一部分は同一符号を付して説明
する。まず、ドラム式乾燥洗濯機の基本構成を図1及び
図2と共に説明するが、以下、主要な部分及び発明にか
かわる部分を中心に説明を行う。
【0027】図1は本発明のドラム式乾燥洗濯機の内部
構造を示す概略縦断正面図、図2は同じく本発明のドラ
ム式乾燥洗濯機の内部構造を示す概略縦断側面図であ
り、図1及び図2において、1は洗濯機本体、2は回転
ドラム、3は撹伴バッフル、4は水槽、5はホース、6
は給水弁、7は熱交換器、8は排水ダクト、9はフィル
ターケース、10は循環ポンプ、11は排水ポンプ、1
2は排水ホース、13は乾燥ユニット、14は回転軸、
15はドラムプーリ、16はモータ、17はベルト、1
8は排気口、19は送風ファン、20は操作パネル、2
1は制御装置、22は洗剤ケース、23はドア、24は
圧力スイッチ、25はドアパッキン、26はフィルタ
ー、27は防振機構、28はヒータ、29はヒータダク
ト、39は空気弁である。
【0028】洗濯機は、全体がほぼ直方体であって、洗
濯機本体1内に軸方向が短い、ほぼ円柱形状の回転ドラ
ム2と水槽4とが設けられ、この回転ドラム2は水平方
向にほぼ沿って回転軸14が配設され、回転軸14に沿
った方向の1端部(回転軸は反対側端部)が開口する洗
濯物の投入を行うための投入口(図示せず)が設けら
れ、その投入口を開閉するドア23が配設されている。
【0029】25はドアパッキンであり、ゴム等の弾性
体からなるシール材として内嵌されている。従って、ド
ア23が閉じたときには、ドア23の周縁部と投入口内
周縁部とで上記シール材が挟圧されて、洗濯機本体1及
び水槽4の水密が保持されるようになっている。尚、振
動吸収のため、洗濯機本体1の上部から水槽4を防振機
構27により懸架されており、これにより水槽4の振動
を減衰させる構成である。
【0030】回転ドラム2は、洗濯物を収容して回転す
るものであって、回転ドラム2内には、中心軸に向けて
突出する山脈状に撹伴バッフル3が形成される。水槽4
は上記回転ドラム2を囲んで設けられ、洗濯水(洗剤を
含む水、すすぎ水も含む)をためるものである。この洗
濯水は、水道につながる高圧ホース5を通り給水弁6か
らの水道の開閉を行うことにより水管路61(図2参
照)を介して水槽4内に供給される(詳しくは、一旦は
洗剤ケース22に入った後に、流路221を介して水槽
4内に供給される)。
【0031】また、上記給水弁6内部には、乾燥・除湿
用の冷却水を熱交換器7内にシャワー状に浴びせられる
ように熱交換器7内に水道水を送る切り替え機構も兼ね
備えている。水槽4の底部には水槽4内の洗濯水を排水
する(出す)排水ダクト8が設けられ、この排水ダクト
8には、排水された洗濯水に含まれる糸屑やゴミ等の挟
雑物を除去するフィルターケース9がつながり、フィル
ター26により糸屑やゴミ等は除去される。フィルター
ケース9には、洗濯水を水槽4内に循環させる循環ポン
プ10と水槽4内の洗濯水を洗濯機外部に排水するため
の排水ポンプ11がつながる。
【0032】水槽4内にためられた洗濯水を循環させる
ときには、水槽4内の洗濯水は排水ダクト8からフィル
ターケース9内のフィルター26を通り、挟雑物が除去
された後に循環ポンプ10により水槽4内に返される。
循環ポンプ10からは水槽4の投入口付近のドアパッキ
ン25に開口する循環パイプ10aにより洗濯水が水槽
4内に返される。また、水槽4内の洗濯水を排水すると
きには、フィルターケース9より分岐した排水ポンプ1
1から、洗濯水が排水ホース12を通り洗濯機本体1か
ら排水されるようになっている。
【0033】洗濯物を乾燥するために、洗濯機本体1内
には乾燥ユニット13と熱交換器7とが設けられてい
る。熱交換器7は一端部が水槽4側面、または、端部と
連通した、排気ダクト18と接続され、他端部は水槽4
の上部の乾燥ユニット13内の送風ファン19へと接続
される。
【0034】熱交換器7の上部には逆流防止用の空気弁
39があり、この空気弁39は、給水圧が大気圧よりも
低くなった場合のために給水接続部と洗濯機内の水路系
の間にエアブレイクを確保するものであり、最高水位の
時や通常使用中に入り口で何らかの吸引状態が発生して
も洗濯機側からの非飲料水の逆流を防止するためのもの
であり、IEC規格付録AAに準じて設けられている。
【0035】給水弁6からは水管路62(図1参照)を
介して乾燥・除湿用の水が内部に入るようになってい
る。また、乾燥ユニット13は、熱交換器7の終端部
で、空気流路の途中に設けられていて、送風ファン1
9、ヒータ28、ヒータ28を収納し、空気流路となる
ヒータダクト29から構成されるものである。
【0036】乾燥工程時には、ヒータ28によって温め
られた空気は、送風ファン19によりドラム2内部に送
り込まれ、ドラム2内の濡れた洗濯物を通過することに
より湿気となり、水槽4の排気口41から排気ダクト1
8を通って、熱交換器7へと入る。給水弁6から水管路
62を介して給水された冷水の噴射が湿気に接触すると
きの熱交換によって湿気が凝縮する。冷却された乾燥空
気は再び送風ファン19に送られて、ヒータ28で再加
熱されてドラム2に再循環される。
【0037】水槽4の中心部を貫通してドラム2の回転
中心であって投入口の反対側端部に水平な回転軸14が
固定して設けられており、この回転軸14にはドラムプ
ーリ15が固定されている。水槽4の下端部にはドラム
駆動用モータ16が設けられており、このモータ16の
回転軸とドラムプーリ15をベルト17で連結してい
る。これら水槽4、回転軸14、ドラムプーリ15及び
ドラム駆動用モータ16等は洗濯機本体1に収容されて
いる。
【0038】また、洗濯機本体1の前面上部には、運転
/停止スイッチ及び各種操作スイッチ等のパネル入力部
201並びに表示ランプ等の表示部202が設けられた
操作パネル20が配置される。この操作パネル20の内
側部には洗濯機の電気的制御を行う制御装置21が配設
され、操作パネル20からの信号線が接続される。制御
装置21には、ドア23の開閉を検出するドアスイッ
チ、水槽4内の水位を水圧で検出する圧力スイッチ24
及びモータ16の回転を検出するタコメータの出力信号
線が接続される。
【0039】図3は上記ドラム式乾燥洗濯機の制御装置
21の概略回路ブロック図である。図3において、制御
装置21は主に、電源部30、表示部202、パネル入
力部201、ドアスイッチ等の信号入力部31、制御部
32、出力部33及び負荷部34から成る。
【0040】電源部30は、コンセントプラグ35から
電源スイッチ36を介して商用電源が入力されて、交流
電源を変圧し、また、整流して制御用の直流電源を出力
したりクロックパルスを発振出力する。表示部202
は、上記表示ランプの他、ブザーも鳴らす。
【0041】制御部32は、マイクロコンピュータ(以
下マイコンという)から主になり洗濯機の動作に関する
判断・指令を行うものであって、演算・記憶部を有して
いる。出力部33は、制御部の指令にしたがってドライ
ブ信号を出力するトライアックを含む半導体素子を有し
ている。
【0042】負荷部34は、上記出力部のドライブ信号
で作動し、乾燥ユニット13、給水弁6、排水ポンプ1
1、ドアロック機構(作動ソレノイド等)37、ドラム
駆動用モータ16の作動リレー38(コイル381、接
点382)を有している。
【0043】本発明の第1の実施の形態のドラム式乾燥
洗濯機の排気口は、図1の符号41で示し、また、図4
は本発明の第1の実施の形態の水槽、乾燥経路の要部縦
断正面説明図であり、排気ダクト18を接続する排気口
41は水位センサー24により設定された水位より下部
に位置させることにより、上記第1の目的を達成する手
段としているものである。
【0044】次に本発明のドラム式乾燥洗濯機の実施の
形態の動作について説明する。まず、洗い工程から脱水
工程に至る運転の概略動作について説明すると、洗い工
程はドラム2内に洗濯物をいれ、洗剤ケース22に洗剤
を入れて、電源を投入して、パネル入力部201にある
スタートキーを押すと、洗濯(洗い)運転が開始され
る。
【0045】この場合、ドア23がロックされたあと、
給水弁6を開けて給水し、洗剤を溶かした洗濯液を上方
から流し込んで洗濯物に含ませ、ドラム2を低速回転さ
せることにより洗い工程は行われる。ドラム2内の洗濯
物は、ドラム2の回転による遠心力とバッフル3とでド
ラム2内の頂上付近まで持ち上げられた後、自重により
落下する(タンブリングという)。このタンブリングを
繰り返すことにより、洗濯物は落下時の衝撃力でたたき
洗いされる。すすぎも同様に行われる。洗いが終わる
と、ドラム2の回転は停止され、排水ポンプ11がON
して洗濯液を機外に排出する。
【0046】洗い(洗濯)、すすぎ工程を終了し、排水
完了後、脱水工程に移り衣類のアンバランス修正を目的
とした低速反転動作のアンバランス修正工程を行い、ア
ンバランス修正工程終了後、衣類のアンバランス検知を
目的とした低速回転のアンバランス検知工程を実施し、
アンバランス検知レベル以下の場合は、ドラムの回転数
を上げ、その時のドラムの回転による遠心力を利用して
洗濯物をドラム2の周壁内面に押し付けるような形で脱
水は行われる。
【0047】この際、排気口41の位置が水面より高
い、もしくは、排気口41全体が設定水位から水没して
いない場合で、図14に示すような従来の実施の形態を
考えると、日本で主流の高発泡性洗剤を使用した時に
は、洗い工程中に著しく泡立ちこの泡がドラム2、水槽
4内で異常に上昇し、それとともに排気口41から、排
気ダクト18を通り、熱交換器7内でも泡が上昇してい
く。そして、その泡は熱交換器7の上部の空気弁39か
ら溢出し、さらには、乾燥ユニット13の送風ファン1
9とヒータダクト29の接続部やヒータダクト29のシ
ール部等からも泡が溢れ出するおそれがある。
【0048】しかしながら、本発明の第1の実施の形態
であれば、高発泡性洗剤を使用した場合においても、図
4に示すように水面よりも排気口41は下に位置してい
るために、タンブリング動作や補給水のときにドラム2
内では水面から泡は急速に上昇していくが、乾燥経路に
関しては、排気口41、排気ダクト18、熱交換器7を
結ぶ経路上がトラップのような構造となるためにタンブ
リング動作による影響を熱交換器7内では、ほとんど受
けないために泡の上昇が抑制される。
【0049】次に本発明のドラム式乾燥洗濯機の第2の
実施の形態について図5と共に説明する。本発明のドラ
ム式乾燥洗濯機の第2の実施の形態の全体構成は上記図
1及び図2で説明した構成と同様でありその説明は省略
する。また、この第2の実施の形態における本発明のド
ラム式乾燥洗濯機の排気口41は図5に示す水槽、乾燥
経路の要部縦断正面説明図により確認できる。そして、
容量センシングに基づく結果や運転コースにより、複数
の水位が設定されている場合に、排気ダクト18を接続
する排気口41はその設定された最低水位より下部に位
置させることにより、上記第2の目的を達成する手段と
している。
【0050】以下、本発明のドラム式乾燥洗濯機の第2
の実施の形態の動作について説明する。洗い工程はドラ
ム2内に洗濯物をいれると共に、洗剤ケース22に洗剤
を入れて、電源を投入し、パネル入力部201にあるス
タートキーを押すと、洗濯運転が開始されて、ドア23
がロックされ、容量センシングを開始する。これは洗濯
運転の標準コース等で行われ、乾燥している衣類を前提
として、ドラム2内の布容量をドラム回転立ち上がりか
ら、設定回転数に至るまでの時間等により検知する。こ
の結果をもとに水位を決定する。例えば、容量の多い場
合には水位を高めにし、容量の少ない場合には水位を低
めに設定したりする。
【0051】また、洗濯運転のコースをスイッチにより
選択できるもの等において、例えば、標準の洗濯コース
では中水位B、デリケートな衣類等のコースにおいては
高めの水位A、また、高めA、標準B、低めC等の水位
を選択できる機能をもつものにおいて、図5に示すよう
に複数の設定された水位の中の最低水位Cよりも排気口
41は下に位置しているために選択された水位が設定最
低水位であっても、タンブリング動作や補給水のときに
ドラム2内では水面から泡は急速に上昇していくが、乾
燥経路に関しては、排気口41、排気ダクト18、熱交
換器7を結ぶ経路上がトラップのような構造となり、洗
濯水により封止されるために、タンブリング動作による
影響を乾燥経路内、特に、熱交換器7内ではほとんど受
けない。その結果、乾燥経路内の泡の上昇が抑制される
ものであるのは上記実施の形態と同様である。
【0052】次に、本発明のドラム式乾燥洗濯機の第3
の実施の形態について、図6と共に説明する。この第3
の実施の形態の場合も、全体の構成は上記図1及び図2
で説明した構成と同様でありその説明を省略する。ま
た、この第3の実施の形態における本発明のドラム式乾
燥洗濯機の排気口41は図6に示す水槽、乾燥経路の要
部縦断正面説明図に示す通りである。
【0053】今、正面から見て、中心軸を通る垂直平面
を基準に角度をもって排気口41が配設されている場合
について説明すると、図6は正面から見て、中心より右
側に排気口41が位置する場合で、また、そのときの水
面変化の様子を示す。そして、時計回りのタンブリング
動作時には水面の変化は図6(a)に示すようになり、ま
た、排気口41付近の流れは図6(a)に示す矢印d方向
となるため、タンブリングにより気泡、泡を含んだ洗濯
水は排気口41から排気ダクト18へとそれほど送り込
まれない。設定された時間の間、時計方向に回転後、ド
ラム2の回転は一旦停止する。そのとき、排気口41付
近の水面は泡とともに持ち上げられる。
【0054】この場合、従来の実施の形態であると、泡
が排気ダクト18から熱交換器7へと流入するが、本発
明の第3の実施の形態のように、タンブリングによる水
面変化の影響を受けない位置に排気口41があるため
に、時計回りから停止するときに泡の熱交換器7への流
入は生じない(見られない)。
【0055】次に、反時計回りのタンブリング動作に移
ると、タンブリングによる水面の変化は図6(b)に示す
ようになり、また、排気口41付近の流れは図6(b)に
示す矢印e方向となる。このとき、上記図示の従来の実
施の形態のような位置に排気口41が位置する場合に
は、タンブリングにより泡立てられた水槽4内の洗濯水
は、ドラム2の回転により気泡、泡を含み、排気口41
から排水ダクト18へとタンブリング回転中常時送り込
まれ、一気に泡が熱交換器7内を上昇していくが、本発
明の第3の実施の形態のように、水面から離れた低い位
置に排気口41が位置しているために、また、排気口4
1付近の流れ方向と排気ダクト18の取り付け方向の角
度が従来の実施の形態よりも大きいために、反時計回り
のタンブリング時にも泡の熱交換器7への流入はほとん
ど生じない(見られない)。
【0056】次に、本発明のドラム式乾燥洗濯機の第4
の実施の形態について図7及び図8を中心にして説明す
る。この第4の実施の形態の場合も、全体の構成は図1
及び図2で説明した構成と同様でありその説明を省略す
る。また、この第4の実施の形態における本発明のドラ
ム式乾燥洗濯機の排気口41は従来の構成と同様として
説明する。そしてまず、図14に示す水槽、乾燥経路の
縦断正面図にて以下説明を行う。
【0057】正面から見て、中心軸を通る垂直平面を基
準に角度をもって排気口41が配設されている場合につ
いて説明すると、図14に示すように正面から見て中心
より右側に排気口41が位置する場合、時計回りのタン
ブリング動作時には水面の変化は図15(a)に示すよう
になり、また、排気口41付近の流れは図15(a)に示
す矢印h方向となるため、タンブリングにより気泡、泡
を含んだ洗濯水は排気口41から排気ダクト18へとそ
れほど送り込まれない。設定された時間の間、時計方向
に回転後、ドラムの回転は一旦停止する。このとき、排
気口41付近の水面は持ち上げられて、泡が排気ダクト
18から熱交換器7へと流入する。
【0058】次に、反時計回りのタンブリング動作に移
る。タンブリングの回転方向による水面の変化は図15
(b)に示すようになり、また、排気口41付近の流れは
図15(b)に示す矢印i方向となる。このとき、タンブ
リングにより泡立てられた水槽4内の洗濯水は、ドラム
2の回転により気泡、泡を含み、排気口41から排気ダ
クト18へとタンブリング回転中、常時送り込まれ、泡
が熱交換器7内を上昇していく。
【0059】上記のような水面の動きに着目して、図1
4に示すような位置に排気口41がある場合、時計方向
の回転時間を長く(例えば、20秒)設定し、泡の流入の
多い反時計回りの回転時間を短く(例えば、5秒)設定す
る。図7にこの実施の形態であるフローチャートを示
す。また、時計方向の回転速度を通常と同じに(例え
ば、55rpm)設定し、泡の流入の多い反時計回りの
回転速度を遅く(例えば、30rpm)設定する。図8
にこの実施の形態であるフローチャートを示す。
【0060】上記のように洗い工程時のドラム2の正
転、逆転時間、あるいは、正転、逆転速度を変化させる
ことにより、泡立ちの多い洗剤を使用した場合において
も、乾燥経路上の熱交換器7内の泡の上昇を、構造を変
えることなく効果的に抑え、かつ、空気弁39や接続部
から泡が機外に溢れ出すことを防止することができる。
この第4の実施の形態と上記で説明した本発明の第1、
第2及び第3の実施の形態とを組み合わせることにより
さらなる抑泡効果が得られる。
【0061】次に、本発明のドラム式乾燥洗濯機の第5
の実施の形態について図9及び図10と共に説明する。
この第5の実施の形態の場合も、全体の構成は図1及び
図2で説明した構成と同様でありその説明は省略する。
また、この第5の実施の形態における本発明のドラム式
乾燥洗濯機は、図9に示すように泡を検知するための泡
検知手段40が設けられていて、そして、排気口41の
位置は上記従来の実施の形態の構成と同様として説明
し、動作については図10に示すフローチャートにした
がって説明する。
【0062】洗濯運転が開始され、洗い工程で通常のタ
ンブリングチャートを実施すると、ドラム2が繰り返
し、反転されて、洗濯物が洗われるとともに、泡が上昇
していく。そして、設定時間が経過したと判断される
と、そこで、洗い工程は終了され、終了しないと判断さ
れると、次のステップへと進み、泡を検知したか否かが
判断される。泡を検知していないと判断されると、前ス
テップへと戻り、泡を検知したと判断されると、泡が乾
燥経路内で発生しにくいタンブリングチャートへと変え
る。これは、上記の本発明の第4の実施の形態で説明し
たものである。
【0063】設定時間が経過したと判断されると、そこ
で、洗い工程は終了され、終了しないと判断されると、
泡を検知したか否かが判断され、泡を検知していないと
判断されると通常のタンブリングチャートへと戻る。そ
して、泡を検知したと判断されると、後者のタンブリン
グチャートをさらに実行する。このような流れに沿って
洗い工程は実施される。タンブリング速度を変えた実施
例についてのフローチャートを図11に示す。ここで
は、上記実施の形態と同様の流れであるため、説明は省
略する。
【0064】上記のように、泡検知手段40が泡を検知
した場合にのみ、洗い工程時のドラム2の正転、逆転時
間、あるいは、正転、逆転速度を変化させることによ
り、低発泡性洗剤使用時には、その能力を最大限引き出
すようなチャートとし、高発泡性洗剤使用時にも、泡が
異常発泡していることを泡検知手段40が検知するまで
は、通常のタンブリングチャートで運転を行うことがで
き、運転停止や大幅な時間を延長することなく所定の性
能を引き出し、かつ、乾燥経路上の熱交換器7内の泡の
上昇を構造を変えることなく、効果的に抑え、空気弁3
9や接続部から泡が機外に溢れ出すことを防止すること
ができる。
【0065】
【発明の効果】本発明のドラム式乾燥洗濯機は上記のよ
うな構成であるから、請求項1記載の発明は、水槽側
面、または、端面に位置する乾燥用熱交換器へ連通する
排気ダクトが接続される排気口の位置を水位センサーに
より指定される水位より下に配設することにより、泡立
ちの多い洗剤を使用した場合においても、部品点数を増
やすことなく、簡単な構造で乾燥経路上の空気弁や接続
部から泡が機外に溢れ出すのを防止することができる。
【0066】また、請求項2記載の発明は、水槽側面、
または、端面に位置する乾燥用熱交換器へ連通する排気
ダクトが接続される排気口の位置を水位センサーにより
指定される最低水位より下に配設することにより、泡立
ちの多い洗剤を使用した場合においても、布の容量や、
運転コースの影響を受けずに、かつ、部品点数を増やす
ことなく、簡単な構造で乾燥経路上の空気弁や接続部か
ら泡が機外に溢れ出すのを防止することができる。
【0067】さらに、請求項3記載の発明は、水槽側
面、または、端面に位置する乾燥用熱交換器へ連通する
排気ダクトが接続される排気口の位置をタンブリングに
よる水位変化の影響を受けない水面より下の位置より下
に配設することにより、泡立ちの多い洗剤を使用した場
合においても、タンブリング動作による水位の変化の影
響を受けずに、かつ、部品点数を増やすことなく、簡単
な構造で乾燥経路上の空気弁や接続部から泡が機外に溢
れ出すのを防止することができる。
【0068】さらにまた、請求項4記載の発明は、水槽
側面、または、端面に位置する乾燥用熱交換器へ連通す
る排気ダクトが接続される排気口の位置に応じて、洗い
工程時のドラムの正転、逆転時間、あるいは、正転、逆
転速度を変化させることにより、泡立ちの多い洗剤を使
用した場合においても、構造を変えることなく、タンブ
リングチャートによって、乾燥経路上の空気弁や接続部
から泡が機外に溢れ出すのを防止することができる。
【0069】また、請求項5記載の発明は、泡検知手段
が泡を検知した場合に、水槽側面、または、端面に位置
する乾燥用熱交換器へ連通する排気ダクトが接続される
排気口の位置に応じて、洗い工程時のドラムの正転、逆
転時間、あるいは、正転、逆転速度を変化させることに
より、泡検知手段とタンブリングチャート等の組み合わ
せにより、低発泡性洗剤使用時には、その能力を最大限
引き出し、高発泡性洗剤使用時にも、運転停止や運転時
間を大幅に延長することなく所定の性能を引き出すとと
もに、乾燥経路上の空気弁や接続部から泡が機外に溢れ
出すことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドラム式乾燥洗濯機の内部構造を示す
概略縦断正面図である。
【図2】本発明のドラム式乾燥洗濯機の内部構造を示す
概略縦断側面図である。
【図3】本発明のドラム式乾燥洗濯機の制御装置の概略
回路ブロック図である。
【図4】本発明のドラム式乾燥洗濯機の第1の実施の形
態に係る水槽、乾燥経路の要部縦断正面説明図である。
【図5】本発明のドラム式乾燥洗濯機の第2の実施の形
態に係る水槽、乾燥経路の要部縦断正面説明図である。
【図6】本発明のドラム式乾燥洗濯機の第3の実施の形
態に係る水槽、乾燥経路での水面の動きを表す要部縦断
正面説明図である。
【図7】本発明のドラム式乾燥洗濯機の第4の実施の形
態に係る一実施の洗い工程を示すフローチャートであ
る。
【図8】本発明のドラム式乾燥洗濯機の第4の実施の形
態に係る他の実施の洗い工程を示すフローチャートであ
る。
【図9】本発明のドラム式乾燥洗濯機の第5の実施の形
態に係る洗濯機の内部構造を示す概略縦断正面図であ
る。
【図10】本発明のドラム式乾燥洗濯機の第5の実施の
形態に係る一実施の洗い工程を示すフローチャートであ
る。
【図11】本発明のドラム式乾燥洗濯機の第5の実施の
形態に係る他の実施の洗い工程を示すフローチャートで
ある。
【図12】従来のドラム式乾燥洗濯機の内部構造を示す
概略縦断正面図である。
【図13】従来のドラム式乾燥洗濯機の内部構造を示す
概略縦断側面図である。
【図14】従来のドラム式乾燥洗濯機の水槽、乾燥経路
の要部縦断正面図である。
【図15】従来のドラム式乾燥洗濯機の水槽、乾燥経路
の水面の動きを示す要部縦断正面説明図である。
【図16】従来のドラム式乾燥洗濯機の他の洗濯機の内
部構造を示す概略縦断側面図である。
【符号の説明】
1 洗濯機本体 2 ドラム 3 撹拌バッフル 4 水槽 5 ホース 6 給水弁 7 熱交換器 8 排気ダクト 9 フィルタケース 10 循環ポンプ 10a 循環パイプ 11 排水ポンプ 12 排水ホース 13 乾燥ユニット 14 回転軸 15 ドラムプーリ 16 モーター 17 ベルト 18 排気ダクト 19 送風ファン 20 操作パネル 21 制御装置 22 洗剤ケース 23 ドア 24 水位センサー 25 ドアパッキン 26 フィルター 27 防振機構 28 ヒータ 29 ヒータダクト 30 電源部 31 信号入力部 32 制御部 33 出力部 34 負荷部 35 コンセントプラグ 36 電源スイッチ 37 ドアロック機構 38 作動リレー 39 空気弁 40 泡検知手段 61 水管路(洗濯用) 62 水管路(乾燥用) 201 パネル入力部 202 表示部 221 流路 381 コイル 382 接点

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外箱に配設された水槽内で、水平軸を中
    心に自在に回転し、かつ、内部に洗濯物を収容する回転
    ドラムと、上記水槽内の水位を検知する水位センサーを
    備え、洗い、すすぎ、脱水及び乾燥等の一連の洗濯動作
    を1つのドラム内で行うドラム式乾燥洗濯機において、
    上記水槽側面、または、端面に位置する乾燥用熱交換器
    へ連通する排気ダクトが接続される排気口の位置を上記
    水位センサーにより指定される水位より下に配設してな
    ることを特徴とするドラム式乾燥洗濯機。
  2. 【請求項2】 外箱に配設された水槽内で、水平軸を中
    心に自在に回転し、かつ、内部に洗濯物を収容する回転
    ドラムと、上記水槽内の水位を検知する水位センサーを
    備え、容量センシングの結果、あるいは、設定コースに
    よって決定する複数の水位を有する、洗い、すすぎ、脱
    水及び乾燥等の一連の洗濯動作を1つのドラム内で行う
    ドラム式乾燥洗濯機において、上記水槽側面、または、
    端面に位置する乾燥用熱交換器へ連通する排気ダクトが
    接続される排気口の位置を上記水位センサーにより指定
    される最低水位より下に配設してなることを特徴とする
    ドラム式乾燥洗濯機。
  3. 【請求項3】 外箱に配設された水槽内で、水平軸を中
    心に自在に回転し、かつ、内部に洗濯物を収容する回転
    ドラムを備え、上記ドラムのタンブリング動作によって
    水槽内の水位が変化し、洗い、すすぎ、脱水及び乾燥等
    の一連の洗濯動作を1つのドラム内で行うドラム式乾燥
    洗濯機において、上記水槽側面、または、端面に位置す
    る乾燥用熱交換器へ連通する排気ダクトが接続される排
    気口の位置をタンブリングによる水位変化の影響を受け
    ない水面より下の位置に配設してなることを特徴とする
    ドラム式乾燥洗濯機。
  4. 【請求項4】 外箱に配設された水槽内で、水平軸を中
    心に自在に回転し、かつ、内部に洗濯物を収容する回転
    ドラムを備え、洗い、すすぎ、脱水及び乾燥等の一連の
    洗濯動作を1つのドラム内で行うドラム式乾燥洗濯機に
    おいて、上記水槽側面、または、端面に位置する乾燥用
    熱交換器へ連通する排気ダクトが接続される排気口の位
    置に応じて、洗い工程時のドラムの正転、逆転時間、あ
    るいは、正転、逆転速度を変化させることを特徴とする
    ドラム式乾燥洗濯機。
  5. 【請求項5】 外箱に配設された水槽内で、水平軸を中
    心に自在に回転し、かつ、内部に洗濯物を収容する回転
    ドラムと、上記ドラム内、あるいは、乾燥経路内に発生
    した泡を検知する泡検知手段を備え、洗い、すすぎ、脱
    水及び乾燥等の一連の洗濯動作を1つのドラム内で行う
    ドラム式乾燥洗濯機において、上記泡検知手段が泡を検
    知した場合に、上記水槽側面、または、端面に位置する
    乾燥用熱交換器へ連通する排気ダクトが接続される排気
    口の位置に応じて、洗い工程時のドラムの正転、逆転時
    間、あるいは、正転、逆転速度を変化させることを特徴
    とするドラム式乾燥洗濯機。
JP17620096A 1996-07-05 1996-07-05 ドラム式乾燥洗濯機 Expired - Fee Related JP3372427B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17620096A JP3372427B2 (ja) 1996-07-05 1996-07-05 ドラム式乾燥洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17620096A JP3372427B2 (ja) 1996-07-05 1996-07-05 ドラム式乾燥洗濯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1015272A true JPH1015272A (ja) 1998-01-20
JP3372427B2 JP3372427B2 (ja) 2003-02-04

Family

ID=16009379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17620096A Expired - Fee Related JP3372427B2 (ja) 1996-07-05 1996-07-05 ドラム式乾燥洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3372427B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2382821B (en) * 2001-07-28 2005-07-27 John Herbert North Washing machine casing mounting
JP2007117140A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd ドラム式洗濯機
JP2007117139A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd ドラム式洗濯機
US7316133B2 (en) 2002-12-30 2008-01-08 Lg Electronics Inc. Drum-type washing machine
US7325423B2 (en) * 2002-12-30 2008-02-05 Lg Electronics Inc. Drum-type washing machine

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2382821B (en) * 2001-07-28 2005-07-27 John Herbert North Washing machine casing mounting
US7316133B2 (en) 2002-12-30 2008-01-08 Lg Electronics Inc. Drum-type washing machine
US7325423B2 (en) * 2002-12-30 2008-02-05 Lg Electronics Inc. Drum-type washing machine
JP2007117140A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd ドラム式洗濯機
JP2007117139A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd ドラム式洗濯機
JP4661522B2 (ja) * 2005-10-25 2011-03-30 パナソニック株式会社 ドラム式洗濯機
JP4665711B2 (ja) * 2005-10-25 2011-04-06 パナソニック株式会社 ドラム式洗濯機

Also Published As

Publication number Publication date
JP3372427B2 (ja) 2003-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4961195B2 (ja) 洗濯機
US5058401A (en) Washing, dehydrating and drying machine
JP3423212B2 (ja) 洗濯機の排水装置
JP2012090829A (ja) ドラム式洗濯機
JP4363951B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP2008110002A (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JPH10328473A (ja) ドラム式洗濯機
JP3068748B2 (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP4366396B2 (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP3372427B2 (ja) ドラム式乾燥洗濯機
JP3983605B2 (ja) 洗濯機
JP3314144B2 (ja) 乾燥機
JP2012217534A (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP3524688B2 (ja) ドラム式乾燥洗濯機
JPH09201483A (ja) ドラム式全自動洗濯機
JPH0994370A (ja) 洗濯機
JPH09276583A (ja) ドラム式洗濯機
JP3569604B2 (ja) ドラム式乾燥洗濯機
JPH11290581A (ja) ドラム式洗濯機
JP6862168B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP2012070967A (ja) ドラム式洗濯機
JP2001269495A (ja) ドラム式洗濯機
JP2004194716A (ja) ドラム式洗濯機
JPH11262595A (ja) 洗濯機
JP2004016399A (ja) 洗濯機

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081122

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091122

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091122

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111122

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111122

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121122

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees