JP2007117139A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドラム式洗濯機の洗濯中に発生する洗剤泡の発生を抑制すること。
【解決手段】外槽33内の水の排水手段43と、前記外槽内に設けた一対の電極からなる泡検知手段71a、71bと、洗濯シーケンスの制御手段57とを備え、前記制御手段57は前記泡検知手段71a、71bが泡を検知すると、弱い洗濯シーケンスに移行し、かつ所定時間内は排水手段43を動作しないようにし、所定時間経過後に、泡検知手段71a、71bが泡を検知しなければ通常の洗濯シーケンスに戻し、泡検知手段71a、71bが泡を検知していれば排水手段43を動作して外槽33内の水を排水するようにしたことにより、洗剤泡の発生を抑え、不安全事故や故障の防止、水資源の節約を図る。
【選択図】図1

Description

本発明は、水平方向もしくは斜め方向に回転軸を有する回転ドラム内で洗濯、すすぎ、脱水等の各工程を行うドラム式洗濯機に関するものである。
図5は、従来例のドラム式洗濯機の側断面図であり、図6は乾燥機能付き従来例のドラム式洗濯機の一部切欠けした斜視図であり、以下図面に従ってその構成を説明する。
回転ドラム1は、外周部に多数の通水孔2を全面に設け、外槽3内に回転自在に配設している。回転ドラム1の回転中心に水平方向に回転軸4を設け、この回転軸4に外槽3の外底部に固着したモータ5の回転を連動し、回転ドラム1の洗濯や脱水運転の回転駆動をする。
回転ドラム1の内壁面には、洗濯物の撹拌用の数個の突起板6を設けて洗濯物を適当な高さに持ち上げて自重落下させる、たたき洗いを行う。
外槽3は洗濯機本体7よりばね体8で揺動可能に吊り下げられており、外槽3の下部に排水接続ホース9の一端を接続し、排水接続ホース9の他端を排水ポンプ10に接続し、外槽3内の洗濯水を機外に排水する。本体7上方内部に構成した給水弁12は外槽3内に洗濯水を給水するものである。洗濯物の出し入れをするフタ19は本体7の前面に開閉自在に配している。
上記のドラム式洗濯機は、制御装置(図示せず)にて洗濯、すすぎ、脱水等の一連の行程を制御される(例えば、特許文献1参照)。
図6の乾燥機能付き洗濯機について説明する。
乾燥工程では、回転ドラム1を回転させながら、外槽3の側面に構成した空気取入れ口17から外槽3内部の湿った空気を送風菅15を経て機外に排出する一方、一部の空気を送風ファン13とヒータ14にて加熱乾燥して温風として温風吹出し口16から再び外槽3および回転ドラム1内部に送風させることにより内部の洗濯物の加熱乾燥を行う。なお、本体7上部に配した水位検知手段18は、圧力検知式等にて構成され、外槽3内の選択水量の水位を検知する。
上記のような構成のドラム式洗濯機では、洗濯物の自重落下によるたたき洗いという動作のため、洗浄力の不足や洗いムラ、洗濯時間がかかるという課題があった。
その対応として、洗剤濃度を高くして洗い動作を行ったり、温水で洗濯するということが行われている。
その為、洗剤の種類や量、水温や水量、衣類の種類や量などの条件によっては、泡立ちが過大となり、回転ドラム1内や外槽3内に泡が充満して、フタ19を開けた場合に泡が溢れたり、外槽3内の圧力が高まり、水位検知手段18が外槽3内の水位を誤検知するという課題があった。また乾燥機能構造の、温風吹出し口16や空気取入れ口17から泡が進入し、泡が送風ファン13やヒータ14などの電気部品に付着し、腐食あるいは絶縁劣化を生じ、故障等の不具合発生に至る恐れがあった。
これを防止する為に、泡の発生を検知した場合、排水手段を動作して排水させたり、新たな給水をして消泡させる対応が取られる。
また例えば洗濯動作中に、外槽に開口した乾燥機能用の温風吹出し口16から送風ファン13およびヒータ14の制御等で温風を送り、外槽内に発生した洗剤泡の侵入を防止する構成がある(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−201991号公報 特開2005−124767号公報
しかしながら、このような従来のドラム式洗濯機では、泡を検知すると、すぐに排水手段を動作して外槽内の水を排水したり、新たに新鮮な洗濯水を給水するのでは、貴重な水資源を無駄にしてしまったり、排水に余計な時間がかかるという課題があった。
また乾燥機能のある構成での対応は、温風吹出し口から泡の侵入を防ぐ為、送風動作を行ったり、加熱した空気を送風して消泡の効果を高めようとするものであるが、洗濯動作中に、洗濯作用に無関係の乾燥用機能の送風ファンやヒータを駆動するというエネルギー的な課題がある。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、洗剤の種類や量、水温や水量、衣類の種類や量などによって泡立ちやすい条件でも、1つの泡検知手段で、泡が成長したときには弱い洗濯シーケンスに移行し、さらに泡が成長したときは排水手段を動作して外槽内の水を排水するという2段の制御をすることにより、資源やエネルギーのロスを少なくしつつ、泡の発生による電気部材の故障等の発生に至るのを防ぐことを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のドラム式洗濯機は、外槽内の水の排水手段と、前記外槽内に設けた一対の電極からなる泡検知手段と、洗濯シーケンスの制御手段とを備え、前記制御手段は前記泡検知手段が泡を検知すると、弱い洗濯シーケンスに移行し、かつ所定時間内は排水手段を動作しないようにし、所定時間経過後に、泡検知手段が泡を検知しなければ通常の洗濯シーケンスに戻し、泡検知手段が泡を検知していれば排水手段を動作して外槽内の水を排水するようにしたものである。
これにより、1つの泡検知手段で、泡が成長したときには撹拌力の弱い洗濯シーケンスに移行して泡の増大を抑制し、さらに泡が成長したときは排水手段を動作して外槽内の水を排水するという2段の制御としたものである。
これによって簡単な構成で、回転ドラム内や外槽内に泡が充満して、フタを開けると泡が溢れてきたり、外槽内の圧力が高まり、水位検知手段が外槽内の水位を誤検知したり、泡が送風ファンやヒータなどの電気部品に付着し、腐食あるいは絶縁劣化の状態となり、不安全事故や故障等の発生に至る、という事を防ぐことができる。
本発明のドラム式洗濯機は、簡単な構成で、回転ドラム内や外槽内に泡の検知をして、泡が溢れてきたり、水位検知手段の誤検知したり、泡が送風ファンやヒータなどの電気部品に付着し、腐食あるいは絶縁劣化の状態となる等の不具合発生を防ぐとともに、泡を検知したときにきめ細かく制御することで、さらに環境に優しいドラム式洗濯機の提供を可能にしたものである。
第1の発明は、水平方向または傾斜方向に回転中心軸を有する回転ドラムと、前記回転ドラムを内包し洗濯機本体に弾性的に支持した外槽と、前記外槽内の水を排水する排水手段と、前記外槽内で少なくとも一方が運転時の水位より上方に設けた一対の電極からなる泡検知手段と、一連の洗濯シーケンスと、排水手段、泡検知手段の信号とを制御する制御手段とを備え、前記制御手段は前記泡検知手段が泡を検知すると弱い洗濯シーケンスに移行し、かつ所定時間内は排水手段を動作しないようにし、所定時間経過後に泡検知手段が泡を検知しなければ通常の洗濯シーケンスに戻し、泡検知手段が泡を検知していれば排水手段を動作して外槽内の水を排水するようにしたものである。
これにより、1つの泡検知手段で、泡が成長したときには洗濯シーケンスを弱め、さらに泡が成長したときは排水手段を動作して外槽内の水を排水するという2段の制御を可能とし、簡単な構成で、回転ドラム内や外槽内に泡が充満して、フタを開けると泡が溢れてきたり、外槽内の圧力が高まり、水位検知手段が外槽内の水位を誤検知したり、泡が送風ファンやヒータなどの電気部品に付着し、腐食あるいは絶縁劣化の状態となり、故障等の不具合発生に至るのを防ぐことができる。
第2の発明は、泡検知手段は第1の泡検知手段と、第2の泡検知手段とで構成され、制御手段は、前記第1の泡検知手段が泡を検知すると第1の弱い洗濯シーケンスに移行し、さらに前記第2の泡検知手段が泡を検知すると第2の非常に弱い洗濯シーケンスに移行し、かつ所定時間内は排水手段を動作しないようにし、所定時間経過後に第2の泡検知手段が泡を検知しなければ第1の弱い洗濯シーケンスに戻し、第2の泡検知手段が泡を検知していれば排水手段を動作して外槽内の水を排水するようにしたものである。
これにより、2つの泡検知手段を設けて、泡が成長したときは第1の弱い洗濯シーケンスに移行し、さらに泡が成長したときは第2の非常に弱い洗濯シーケンスに移行し、それでも泡の成長が止まらない場合にだけ、排水手段を動作して外槽内の水を排水するという3段の制御を可能とし、さらに環境に優しいドラム式洗濯機の提供ができる。
第3の発明は、制御手段は、第2の泡検知手段が泡を検知して所定時間経過後に第2の泡検知手段が泡を検知しなくなると第1の弱い洗濯シーケンスに戻し、さらに所定時間後に第1の泡検知手段が泡を検知しなくなると通常の洗濯シーケンスに戻すようにしたものである。
これにより、洗剤の種類や量、水温や水量、衣類の種類や量などによって泡立ちやすい条件でも、洗い工程が進行して汚れが洗濯液に溶け出すなどして泡立ちが抑えられたときは、通常の洗濯シーケンスに戻すことで、洗浄力を確保するとともに、洗い時間の延長を防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の側断面図をしめし、図2は同ドラム式洗濯機の背面図である。
図1および図2に示すように、回転ドラム31は、有底円筒形に形成し外周部に多数の通水孔32を全面に設け、外槽33内に回転自在に配設している。回転ドラム31の回転中心に傾斜方向に回転軸(回転中心軸)34を設け、回転ドラム31の軸心方向を正面側から背面側に向けて下向きに傾斜させて配設している。この回転軸34に、外槽33の背面に取り付けたモータ35を連結し、回転ドラム31を正転、逆転方向に回転駆動する。
回転ドラム31の内壁面には衣類撹拌用の複数個の突起板36を設けている。
外槽33の正面側の上向き傾斜面に設けた開口部を蓋体37により開閉自在に覆い、この蓋体37を開くことにより衣類出入口38を通して回転ドラム31内に洗濯物を出し入れできるようにしている。
外槽33は洗濯機本体39下方の防振部材41等により揺動可能に防振支持され、外槽33の下部に排水経路42の一端を接続し、排水経路42の他端を排水弁(排水手段)43に接続して外槽33内の洗濯水を排水するようにしている。給水弁(給水手段)44(図2にて図示)は給水経路45を通して外槽33内に水を給水するものである。制御手段56は本体下方に配設される。
なお、本実施の形態では、回転ドラム31の回転中心に傾斜方向に回転軸34を設け、回転ドラム31の軸心方向を正面側から背面側に向けて下向きに傾斜させて配設しているが、水平方向に配設してもよい。
乾燥機能はヒータ47、送風ファン48、温風送風経路49を有し、外槽33内の空気を取り入れる温風取入れ口50を外槽33の上面背部に設け、温風送風口51を外槽33背面上方に設け、矢印の方向に外槽33内に温風を流入させ外槽33内部の空気を熱して循環させ、洗濯物を乾燥させている。
第1の泡検知手段70は、外槽33の下部前面近傍に配設した一方の電極70aと、回転ドラム31の後方で外槽33の後面やや上方であって、温風送風経路49内の温風送風口51近傍に配設した他方の電極70bとの一対から構成される。
第2の泡検知手段71は、外槽33の下部前面近傍に配設した一方の電極71aと温風送風経路49内の上方に配設した他方の電極71bと一対から構成されると共に、電極71bは第1の泡検知手段70の電極70aより上方に位置させている。
また、第1の泡検知手段70の外槽33側の電極70a、および第2の泡検知手段71の外槽33側の電極71aは、共に通常の洗濯運転時の洗濯水の水位線55より下方に位置させている。
図3は本発明の実施の形態におけるドラム式洗濯機の制御装置の構成を示す一部ブロック化した回路図である。
制御装置56は、制御手段57、入力設定手段58、表示手段59、負荷駆動手段60、駆動回路62、電流検知回路64、布量検知手段67、第1の抵抗値判定回路72、第2の抵抗値判定回路73等から構成される。
マイクロコンピュータ等にて構成される制御手段57は、運転コース等を設定するための入力設定手段58からの情報を入力して、その情報を基に表示手段59で表示して使用者に知らせるとともに、入力設定手段58により運転開始が設定されると、外槽33内の水位を検知する水位検知手段46等からのデータを入力して負荷駆動手段60を介して、排水弁43、給水弁44、送風ファン48、ヒータ47などの動作を、また駆動回路62を介してモータ35を制御し、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥等の一連の工程の運転を行う。
モータ35は、直流ブラシレスモータ等で構成され、前記制御手段57および駆動回路62等により正逆回転、および回転数可変に制御されると共に、電流検知回路64からの信号により、モータ35に加わる負荷即ち洗濯物の量を検知する。
第1の泡検知手段70および第2の泡検知手段71は、それぞれ第1の抵抗値判定回路72、第2の抵抗値判定回路73に接続され、抵抗値判定回路内の基準抵抗との比較により制御手段57で一対の泡検知手段70aと70b間、および71aと71b間の抵抗を算出し、抵抗値が低ければ泡の進入が無いと判別する。
第2の泡検知手段71の検知レベルは前記第1の泡検知手段70の検知レベルより、高めた設定とする為、第1の抵抗値判定回路の判定用抵抗値は、泡が存在する場合は例えば500kΩ未満、なにもない場合は例えば500kΩ以上とし、第2の抵抗値判定回路の判定用抵抗値は、泡が存在する場合は例えば1MΩ未満、なにもない場合は例えば1MΩ以上とする。これは第2の泡検知手段の電極71bは第1の泡検知手段の電極70bより温風送風経路49の上方に位置している為、泡濃度が低くなるので、検知精度を上げておく為である。
以上のように構成したドラム式洗濯機について、以下図4に従って洗濯中に第1および第2の泡検知手段で泡を検知した場合の動作、作用を説明する。図4は本発明の実施の形態におけるドラム式洗濯機の制御手段の動作フローチャートである。
洗い開始(ステップ101)し、第1の泡検知手段70の抵抗値(ステップ102)が500kΩ以上であれば電極間には泡の存在がないと判断し、通常の洗濯シーケンス(ステップ103)を行う。ここで、通常の洗濯シーケンス(ステップ103)とは、例えば所定水位まで給水し、回転ドラム31を15秒回転し、2秒休止する攪拌時限で、回転数45r/minで運転することである。そして、第1の所定時間(ステップ104)例えば20分間の通常の洗濯シーケンスを継続すれば洗い終了(ステップ105)し、次工程(ステップ106)に移る。
ステップ102で第1の泡検知手段70の抵抗値が500kΩ未満であれば電極間に泡が存在すると判断し、第1の弱い洗濯シーケンス(ステップ107)に入る。ここで第1の弱い洗濯シーケンス(ステップ107)とは、電極で泡を検知すると、給水動作を停止するとともに、例えば回転ドラム31を7秒回転し、5秒休止する弱い攪拌時限で、回転数30r/minで運転することである。第1の弱い洗濯シーケンス(ステップ107)は、通常の洗濯シーケンス(ステップ103)よりも攪拌が弱いため、泡立ちを抑える事ができる。
このあと、第2の泡検知手段71の抵抗値(ステップ108)が1MΩ以上であれば第2の泡検知手段71の電極間には泡の存在がないと判断し、第2の所定時間(ステップ109)を第1の洗濯シーケンス(ステップ107)にて継続すれば、ステップ102に戻り、第1の泡検知手段70の抵抗値が500kΩ以上であれば第1の泡検知手段70電極間には泡の存在がないと判断して、通常の洗濯シーケンス(ステップ103)に復帰する。ステップ102で第1の泡検知手段70の抵抗値が500kΩ未満であれば電極間には泡が存在すると判断し、第1の洗濯シーケンス(ステップ107)を継続する。
第2の泡検知手段71の抵抗値(ステップ107)が1MΩ未満であれば第2の泡検知手段71の電極間には泡が存在すると判断し、泡の量はさらに多いとし、第2の非常に弱い洗濯シーケンス(ステップ110)に入る。ここで第2の非常に弱い洗濯シーケンス(ステップ110)とは、電極で泡を検知すると、給水動作は継続して停止するとともに、回転ドラム31を例えば4秒回転し、20秒休止するといった非常に弱い攪拌時限で、回転数30r/minで運転することである。第2の非常に弱い洗濯シーケンス(ステップ110)は、第1の弱い洗濯シーケンス(ステップ107)よりもさらに攪拌が弱いため、標準的な洗剤量使用等の通常の使用条件では基本的に泡立ちを抑えることができる。
このあと、第3の所定時間(ステップ111)を、第2の洗濯シーケンス(ステップ110)にて継続した後、ステップ112で第2の泡検知手段71の抵抗値が1MΩ以上であれば電極間には泡の存在がないと判断し、第1の弱い洗濯シーケンス(ステップ107)に復帰する。
ステップ112で第2の泡検知手段71の抵抗値が1MΩ未満であれば電極間には泡が存在すると判断し、泡の状態は非常に多いとし、排水弁(排水手段)43を動作して外槽33内の洗濯水を排水(ステップ113)し、消泡シーケンス(ステップ114)に移行する。ここで、消泡シーケンス(ステップ114)とは、外槽33内に洗濯水がない状態で回転ドラム31を回転して、喫水面の泡の消去を促進すると同時に衣類から除去していくことである。なお、第2の非常に弱い洗濯シーケンス(ステップ110)は非常に弱い攪拌時限であるため、通常の条件では泡は消えていくが、この(ステップ112)で泡検知するという泡の非常に多い場合とは例えば、誤使用等で洗剤量を数倍投入したときなどに起こりうる条件である。
なお、本実施の形態では、第1の泡検知手段で泡を検知したときは、給水動作も停止しているが、洗濯シーケンスを弱い洗濯シーケンスに移行するなら、給水動作は継続運転しても良い。
また、第2の泡検知手段が泡を検知して、所定時間経過後にも泡を検知したときは、排水するようにしているが、泡を消す手段例えば新鮮な洗濯水を給水して洗剤を希釈する等の他の手段でも良い。
また、本実施の形態では、泡検知手段70、71の一対の電極の一方を温風送風経路49内に設けた場合について説明したが、泡検知手段70、71を設ける位置は外槽33内の洗濯泡の量を検知できる位置であれば温風送風経路に限定するものではない。
また、一対の電極は一方を外槽33の全面下部の水没する位置に設け、他方を温風送風経路に喫水面より上に設けているが、両方を喫水面より上に設けても検知は可能である。
また、泡検知手段は一対の電極でその抵抗値を検知して泡の存在を検知する構成としているが、泡を検知する手段ならこの構成に限定するものではない。
また、本実施の形態では2個の泡検知手段を設けているが、1個の泡検知手段でも良く、1個の泡検知手段で泡を検知したときは、第2の弱い洗濯シーケンスに移行し、所定時間この第2の弱い洗濯シーケンス(ステップ110)を継続した後、1個の泡検知手段に泡の存在がないと判断した場合は通常の洗濯シーケンスに復帰し、泡の存在が有ると判断した場合は排水するようにしても、同様の効果が得られる。
また、本実施の形態では、乾燥機能を有するドラム式洗濯機について説明したが、乾燥機能を有しないドラム式洗濯機でも同様の効果を奏することができる。
以上のように本実施の形態おいては、洗濯中に第1の泡検知手段および第2の泡検知手段の電極間で泡を検知した場合は、それぞれの場合の抵抗値から判別し、撹拌力の弱い洗濯シーケンスに移行し、異常な量の泡の発生が有と判別したら、排水または消泡動作に移行する等の制御を行う。
これにより泡の発生の増大を抑えドラム内や外槽内に泡が充満して、フタを開けると泡が溢れてきたり、外槽内の圧力が高まり、水位検知手段が外槽内の水位を誤検知したり、泡が送風ファンやヒータなどの電気部品に付着し、腐食あるいは絶縁劣化の状態となり不安全事故や故障の発生等、を防ぐこと共に、泡を検知したときに徒に給水や排水をすることなくきめ細かく制御することにより、水の節約にもなり、環境に優しいドラム式洗濯機の提供を可能にしたものである。
以上のように、本発明にかかるドラム式洗濯機は、外槽内に構成した一対の電極間で泡を検知し、泡の増大を防ぐことができるので、泡などによる電気部品を保護できる防止手段を必要とする洗浄機等にも有用である。
本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の側断面図 同ドラム式洗濯機の背面図 同ドラム式洗濯機の制御装置の構成を示す一部ブロック化した回路図 同ドラム式洗濯機の制御手段の動作フローチャート 従来例のドラム式洗濯機の側断面図 乾燥機能付き従来例のドラム式洗濯機の一部切欠けした斜視図
符号の説明
31 回転ドラム
33 外槽
43 排水弁(排水手段)
57 制御手段
70 第1の泡検知手段
71 第2の泡検知手段

Claims (3)

  1. 水平方向または傾斜方向に回転中心軸を有する回転ドラムと、前記回転ドラムを内包し洗濯機本体に弾性的に支持した外槽と、前記外槽内の水を排水する排水手段と、前記外槽内で少なくとも一方が運転時の水位より上方に設けた一対の電極からなる泡検知手段と、一連の洗濯シーケンスと、排水手段、泡検知手段の信号とを制御する制御手段とを備え、前記制御手段は前記泡検知手段が泡を検知すると弱い洗濯シーケンスに移行し、かつ所定時間内は排水手段を動作しないようにし、所定時間経過後に泡検知手段が泡を検知しなければ通常の洗濯シーケンスに戻し、泡検知手段が泡を検知していれば排水手段を動作して外槽内の水を排水するようにしたドラム式洗濯機。
  2. 泡検知手段は第1の泡検知手段と、第2の泡検知手段とで構成され、制御手段は、前記第1の泡検知手段が泡を検知すると第1の弱い洗濯シーケンスに移行し、さらに前記第2の泡検知手段が泡を検知すると第2の非常に弱い洗濯シーケンスに移行し、かつ所定時間内は排水手段を動作しないようにし、所定時間経過後に第2の泡検知手段が泡を検知しなければ第1の弱い洗濯シーケンスに戻し、第2の泡検知手段が泡を検知していれば排水手段を動作して外槽内の水を排水するようにした請求項1記載のドラム式洗濯機。
  3. 制御手段は、第2の泡検知手段が泡を検知して第2の非常に弱い洗濯シーケンスに移行してから所定時間経過後に、第2の泡検知手段が泡を検知しなくなると第1の弱い洗濯シーケンスに戻し、さらに所定時間後に第1の泡検知手段が泡を検知しなくなると通常の洗濯シーケンスに戻すようにした請求項2記載のドラム式洗濯機。
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