JP5599764B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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本発明は、衣類等の洗濯を行うドラム式洗濯機(ドラム式洗濯乾燥機)に関し、特に、洗濯水等の電気伝導度(以下「電導度」という)を測定可能な洗濯機に関する。
洗濯機(洗濯乾燥機)は、水道水で洗剤を溶解した洗濯水で衣類の洗い運転を行うものである。洗濯機(洗濯乾燥機)に給水される水道水は、カルシウムやマグネシウムなどの硬度成分を含んでいる。硬度成分は、洗剤の主成分である界面活性剤と結合して石鹸かすとなるため、洗濯水中の界面活性剤量を減少させ、洗浄力を低下させる原因となっている。また、水道水の電導度(硬度)は、各地域で異なり、また季節毎にも変動する。このため、水道水の電導度を考慮して洗い運転を行う洗濯機(洗濯乾燥機)が求められている。
洗濯水の電導度を検出可能とした電導度検出手段(電導度センサ)を備えた洗濯機としては、洗濯水が溜まる外槽に洗濯水の電導度を測定するための一対の電極を備え、測定した洗濯水の電導度から、洗濯水の電導度(硬度)を換算し、洗濯水の電導度に応じて洗濯工程を行う縦型洗濯機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1で開示された縦型洗濯機の電導度検出手段は、外槽の外側に隣設され、出入孔を介して連通する空気チャンバの底面から上方に向いて垂直に突出する一対の電極が設けられている。このような電導度検出手段をドラム式洗濯機に採用しようとしても、ドラム式洗濯機は、外槽が横置きになっているため、特許文献1に記載の電導度検出手段の設置構造を使用しても、洗濯水の電導度を正しく測定することができないという問題点がある。
一方、ドラム式洗濯機に洗濯水(洗濯液)の状態を検知するセンサを設けたものとしては、洗濯水の汚れの度合いを検出する洗濯液状態検知手段を備えたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2のドラム式洗濯機に設けられた洗濯液状態検知手段は、光センサと電極センサとから構成され、外槽に溜まった洗濯水を吸い込んで再び外槽に戻す循環経路において、外槽の取水口と、循環経路に洗濯水を強制的に循環させる循環ポンプとの間に配置されている。
特開2009−195737号公報 特開2011−19607号公報
しかしながら、特許文献2で開示されたドラム式洗濯機の洗濯液状態検知手段は、前記した特許文献1の電導度検出手段と同様に、電極が突出した状態に設置された電極センサである。特に、特許文献2の洗濯液状態検知手段は、循環経路の内壁部から管路の中央部に向けて突出しているため、電極に糸屑等が引っ掛かって管路が詰まり易く、電導度の測定時に糸屑等を介して電流が流れ、洗濯水の電導度を正しく測定することができず、洗濯水の電導度(硬度)を正しく換算することができないという問題点があった。
一般に、ドラム式洗濯機等で洗濯する際には、柔軟仕上剤(ソフト仕上剤)がよく使用されている。しかしながら、従来の洗濯機において、その柔軟仕上剤を投入して洗濯物を洗濯している際に、柔軟仕上剤を洗濯機内に投入したか、否かを確認することがでなかった。
このため、特に、洗濯機ですすぎを行っている際に、柔軟仕上剤を投入したことが確認できるドラム式洗濯機が要望されていた。
そこで、本発明は、すすぎの最中であっても、柔軟仕上剤を投入の有無を検出できると共に、洗濯水の流れに影響を与えない電導度検出手段を備えたドラム式洗濯機を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明に係るドラム式洗濯機は、筐体と、前記筐体内に防振支持され、内部に洗濯水を貯溜する外槽と、前記外槽内に回転自在に支持され、洗濯物が収容されるドラムと、前記ドラムを回転駆動させる駆動装置と、前記外槽内に給水する給水手段と、洗濯に使用される水の電気伝導度を検出する電導度検出手段と、前記駆動装置及び前記給水手段を制御して、少なくとも洗い運転を実行可能な運転制御手段と、を備えるドラム式洗濯機において、前記電導度検出手段は、前記外槽の内底部の底壁寄りの位置に配置されて、前記電導度検出手段の上面に流水路が傾斜して形成され、前記外槽の前記底壁に設けられた給水経路は、前記外槽の上部に形成され、前記外槽内に液体を供給する供給口と、前記外槽の前記底壁に形成され、前記液体を前記供給口から前記外槽の下方部分に導くための溝と、を備え、前記外槽は、外周壁の前記内底部に形成された窪み部と、前記窪み部に形成され前記液体が排出される排水口と、前記溝の下端部の下方に配置され、前記窪み部の前記底壁側に形成されると共に、前記電導度検出手段が設置された傾斜面と、を備えていることを特徴とする
この構成によれば、ドラム式洗濯機は、電導度検出手段が、外槽の内底部の底壁寄りの位置に配置されていることによって、外槽内において、給水手段から供給された洗濯水が、外槽の内底部の底壁寄りの位置に貯溜されるので、洗濯水の流れに影響を与えない効率のよい位置に電導度検出手段を設けることができる。
しかも、すすぎの際には、電導度検出手段が配置されている外槽の内底部の底壁寄りの位置に、洗濯水が一時的に貯溜されるので、電導度検出手段によって検出した洗濯水中の電導度から柔軟仕上剤の濃度を把握することができる。これにより、すすぎの最中であっても、柔軟仕上剤の投入の有無や、洗濯水の汚れの度合いや、すすぎ等の度合いを知ることが可能となる。
その結果、脱水工程の時間短縮の判定や、すすぎ工程の時間短縮の判定を行って効率よく洗濯を行うことが可能となる。
また、この構成によれば、給水経路は、外槽の上部に形成され、その外槽内に液体を供給する給水口と、外槽の底壁に形成され液体を給水口から外槽の下方部分に導くための溝と、を備えていることによって、給水口から外槽内に流れ込んだ液体を溝内を流れるようにガイドして所定方向に流れるようにすることができる。
また、外槽は、外周壁の内底部に形成された窪み部と、窪み部に形成され液体が排出される排水口と、溝の下端部の下方に配置され窪み部の底壁側に形成された傾斜面と、を備えると共に、電導度検出手段が、傾斜面に設置されている。このため、外槽の溝内を流れて来た液体は、溝の下方の窪み部内の傾斜面上に落下して、第1傾斜面にある電導度検出手段上を流れるので、液体の流れる量が少量であっても、確実に液体の電導度(硬度)を検出することができる。
本発明によれば、すすぎの最中であっても、柔軟仕上剤を投入の有無を検出して柔軟仕上剤が投入されている確認を可能にすると共に、洗濯水の流れに影響を与えない位置に電導度検出手段を配置したドラム式洗濯機を提供することができる。
本発明の実施形態に係るドラム式洗濯機を示す外観斜視図である。 本発明の実施形態に係るドラム式洗濯機の内部構造を示す概略側面図である。 本発明の実施形態に係るドラム式洗濯機の内部構造を示す概略平面図である。 本発明の実施形態に係るドラム式洗濯機の上部左側の内部構造を示す概略正面図である。 本発明の実施形態に係るドラム式洗濯機におけるドラムを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るドラム式洗濯機における外槽を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るドラム式洗濯機における外槽の中央部縦断面図である。 本発明の実施形態に係るドラム式洗濯機の内底部の要部拡大斜視図である。 本発明の実施形態に係るドラム式洗濯機の電導度検出手段を示す図であり、(a)は電極の斜視図、(b)は中央部縦断面図である。 本発明の実施形態に係るドラム式洗濯機の電導度検出手段の設置状態を示す図であり、図9(b)のX−X線断面図である。 本発明の実施形態に係るドラム式洗濯機の電導度検出手段の設置状態を示す図であり、図10のY−Y線断面図である。 本発明の実施形態に係るドラム式洗濯機の構造を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るドラム式洗濯機における洗濯する際の工程を示す工程図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図2に示すように、この発明のドラム式洗濯機Sは、少なくとも外槽2と、ドラム3と、ドラム3を回転駆動させるモータMとを備えたドラムタイプの洗濯機であれば適応可能であり、以下、その一例を説明する。なお、図1に示すように、ドラム式洗濯機Sにおいて、ドア9がある方向を前側として、前後上下左右の方向を説明する。
≪ドラム式洗濯機の構成≫
図1に示すように、ドラム式洗濯機Sは、外郭が鋼板と樹脂成型品とを組み合わせて構成された筐体1を有し、乾燥機能を備えている。ドラム式洗濯機Sは、略ドラム形のドラム3の回転軸が筐体1の前面部に配置されたドア9に対してやや斜めに配置されて、その回転軸回りにドラム3が回転することによって、ドア9から投入された衣類等の洗濯物を洗濯する装置である。ドラム式洗濯機Sは、それぞれ後記する筐体1、外槽2(図2参照)、ドラム3(図2参照)、洗剤投入部7、給水ユニット15(給水手段)(図2参照)、操作パネル6、ダンパ5(図2参照)、操作スイッチ12,13、表示器14、ドア9、駆動装置M10(図2参照)と、電導度検出手段4(図6参照)と、制御装置100(運転制御手段)(図2参照)と、等を備えている。
≪筐体の構成≫
前記筐体1は、ドラム式洗濯機Sの外観形状を形成すると共に、そのドラム式洗濯機Sの構成部品を包み込んで保持するハウジングである。筐体1は、下側にベース1h、左右に側板1a,1b(図3参照)、前面に前面カバー1c及び下部前面カバー1f、背面に背面カバー1d(図2参照)、上面に上面カバー1eが、それぞれに取り付けられて、略箱形形状に形成されている。筐体1の上面部には、洗剤等を投入するための洗剤投入部7や、表示器14等が設けられている。
左右の側板1a,1b(図3参照)は、筐体1に内設された上補強材36(図2及び図3参照)、前補強材37(図2及び図3参照)、後補強材(図示せず)にそれぞれ結合されている。
前面カバー1cの略中央には、洗濯物を出し入れするための投入口を塞ぐドア9が、前補強材37(図2参照)に設けたヒンジ9c(図2参照)により開閉可能に支持されている。ドア9の近傍の前面カバー1cには、ドア9のロック機構(図示せず)を解除するためのドア開放ボタン9dが設けられている。ドア開放ボタン9dを押すことで、ロック機構が外れてドア9が開き、ドア9を前面カバー1cに押し付けることでロックされて閉じるようになっている。図2に示すように、前面カバー1cの内側には、ベローズ(図示省略)、外槽2、ドラム3、モータM等が配置されている。前面カバー1cと上面カバー1eとの間には、前記操作パネル6、洗剤投入部7、及び、乾燥フィルタ8(図1参照)が配置されている。
前記上面カバー1eには、図3に示すように、水道栓からの給水ホース接続口16a、風呂の残り湯の吸水ホース接続口17aが露出した状態で設けられている。上面カバー1e(図2参照)の内部には、前記給水ユニット15、給水管P1,P2、洗剤送出管P3(図2参照)、給水ホース32、給水電磁弁16、風呂水給水ポンプ17等の給水に関連する部品が内設されている。図2に示すように、筐体1内の下部には、ダンパ5、排水ホース26、ベース1h等が設置されている。
前記筐体1において、上面カバー1e(図1参照)や、上面カバー1eの周縁部下面には、不図示の補強部材が設置されている。
≪操作パネルの構成≫
図1に示すように、操作パネル6は、筐体1の上部中央に配置された横長のパネル部材であり、電源スイッチ39、操作スイッチ12,13、表示器14等が備えられている。操作パネル6は、筐体1下部に設けた制御装置100(図2参照)に電気的に接続されている。
操作パネル6の左側には、洗剤、漂白剤、柔軟仕上剤等を投入するための引き出し式のトレイ71が設けられている。
操作パネル6の右側には、引き出し式の乾燥フィルタ8が設けられている。なお、乾燥フィルタ8は、メッシュ式のフィルタ8a(図3参照)を備えており、糸屑等が除去されるようになっている。乾燥フィルタ8の掃除は、乾燥フィルタ8を引き出してメッシュ式のフィルタ8aを取り出して行う。
≪洗剤投入部の構成≫
図3に示すように、前記洗剤投入部7は、前記した粉末洗剤、液体洗剤(あるいは漂白剤)、柔軟仕上剤(ソフト仕上剤)等の洗剤が投入される部位であり、例えば、筐体1の上面左側前端部に配置されている。洗剤投入部7は、引き出し式のトレイ71と、トレイ71に設けられた洗剤容器72と、洗剤容器72内に形成された粉末洗剤投入室73、液体洗剤投入室74及び柔軟仕上剤投入室75と、洗剤容器72の底部に設けられた流出口76及びサイホン77と、水を洗剤投入部7内に供給する給水管P1,P2と、洗剤投入部7内の洗剤及び水を外槽2内に供給する洗剤送出管P3(図2参照)と、給水ユニット15等を有している。
図3に示すように、洗剤容器72は、粉末洗剤が投入される粉末洗剤投入室73、液体洗剤(あるいは漂白剤)が投入される液体洗剤投入室74、柔軟仕上剤が投入される柔軟仕上剤投入室75と、に区画されている。
洗剤容器72の後側には、給水電磁弁16、風呂水給水ポンプ17、水位センサ34等の給水に関連する部品が設けられている。洗剤容器72の上部開口には、給水電磁弁16を取り付けた給水ユニット15を備える。
図4に示すように、洗剤容器72は、上部開口72c及び前部開口72bを有しており、前部開口72bに、引き出し式のトレイ71(図1参照)が装着される。洗剤類を入れる場合は、トレイ71を図1中の二点鎖線で示すように引き出す。洗剤容器72は、筐体1の上補強材36に固定されている。洗剤容器72は、外槽2との干渉を防ぐために底面が斜めにカットされており、正面から見ると右側が浅く、左側が深くなっている。また、洗剤容器72の左側面、やや後方に出水口72aが設けられている。したがって、洗剤容器72の底面は、出水口72aの位置が最も低くなるようなすり鉢状に形成されている。
図3に示すように、粉末洗剤投入室73には、内底に洗剤送出管P3(図2参照)及び給水口2a(図2参照)に連通する流出口76が形成されている。給水管P1から粉末洗剤投入室73内に供給された水は、時計回り方向に渦を捲くように流れて粉末洗剤を溶かして流出口76内に流れ込み洗剤送出管P3(図2参照)内へ流れる。
液体洗剤投入室74には、内底に、流出口76及び洗剤送出管P3(図2参照)に連通するサイホン77が設けられている。給水管P1から液体洗剤投入室74内に供給された水は、反時計回り方向に渦を捲くように流れて液体洗剤を薄めてサイホン77内に流れ込み洗剤送出管P3(図2参照)内へ流れる。
柔軟仕上剤投入室75には、内底に、流出口76及び洗剤送出管P3に連通するサイホン78が設けられている。給水管P2から柔軟仕上剤投入室75内に供給された水は、時計回り方向に渦を捲くように流れて柔軟仕上剤を薄めてサイホン78内に流れ込み洗剤送出管P3(図2参照)内へ流れる。
≪乾燥フィルタ及び乾燥ダクトの構成≫
図3に示すように、乾燥フィルタ8には、乾燥ダクト29が接続されている。乾燥ダクト29は、筐体1の背面内側に設置してあり、外槽2の後部端面下方に設けた吸気口に、ゴム製の蛇腹管29a(図2参照)で接続されている。乾燥ダクト29内には、水冷除湿機構(図示せず)が内蔵されており、給水電磁弁16から給水ホース32で、水冷除湿機構へ冷却水が供給される。
乾燥フィルタ8の後側には、送風ファン20が設けられている。送風ファン20の吸気側は、乾燥フィルタ8に、吐出側はヒータ(図示省略)が内蔵された温風ダクト31に接続されている。温風ダクト31は、ゴム製の蛇腹管(図示せず)を介して、外槽2の前部開口部に接続されている。
≪制御装置の構成≫
図2に示す制御装置100(運転制御手段)は、モータM(駆動装置M10)及び給水ユニット15を制御して洗い運転を実行可能にすると共に、電導度検出手段4(図6参照)で検出した外槽2内の液体の電導度から電導度の算出、液体内に含有している柔軟仕上剤の有無の判定、脱水工程の短縮の判定、すすぎ工程の短縮の判定等を行う装置である。図12に示すように、制御装置100は、マイクロコンピュータ、駆動回路、操作スイッチ12,13(図1参照)や電導度検出手段4(図6参照)や各種センサからの入力回路等で構成される。マイクロコンピュータは、使用者の操作や、洗濯工程、乾燥工程での各種情報信号を受ける。マイクロコンピュータは、駆動回路を介して、駆動装置M10、給水電磁弁16、排水弁V1、送風ファン20(図3参照)等に接続され、これらの開閉、回転、通電を制御する。また、使用者にドラム式洗濯機Sに関する情報を知らせるために、表示器14(図1参照)やブザー等を制御する。
≪駆動装置の構成≫
図2に示すように、駆動装置M10は、ドラム3を回転駆動させる装置であり、外槽2の底面の外側中央に設置されている。駆動装置M10は、モータMとクラッチ機構Ma(図12参照)とを有している。モータMの回転軸は、外槽2を貫通し、ドラム3に結合されている。モータMは、その回転を検出するホール素子あるいはフォトインタラプタなどで構成される回転検出装置28(図12参照)と、モータMに流れる電流を検出するモータ電流検出装置25(図示省略)とを備えている。
≪給水ユニットの構成≫
図2に示すように、給水ユニット15(給水手段)は、外槽2の外部に設けられた給水口2aに水を供給して、外槽2内に給水するための装置である。給水ユニット15は、上面カバー1e(図2参照)の背面側に設けられている。
図3に示すように、給水ユニット15には、給水ホース32、給水ホース接続口16aと、給水電磁弁16と、風呂水給水ポンプ17と、前記吸水ホース接続口17aと、前記水位センサ34と、前記チューブ35とが設置されている。
給水ホース32は、水道水を洗剤、柔軟仕上剤等が投入される洗剤投入部7に給水するためのホースであり、給水ホース接続口16aに接続されている。
給水ホース接続口16aは、一端が水道水の水栓に取り付けられたホース(図示省略)の他端が接続される接続部分である。
給水電磁弁16は、洗剤投入部7の粉末洗剤投入室73及び液体洗剤投入室74に連通する給水管P1と、柔軟仕上剤投入室75に連通する給水管P2とに、水道水を注水する弁体の開閉制御を電磁力で行うバルブである。粉末洗剤投入室73、液体洗剤投入室74及び柔軟仕上剤投入室75内に供給された水道水は、図2に示すように、洗剤類、柔軟仕上剤と共に洗剤送出管P3、給水口2aを介して外槽2内に注水される。
風呂水給水ポンプ17は、風呂の残り湯を吸引して取り込んで、外槽2内に注水するポンプである。
吸水ホース接続口17a(図3参照)は、風呂水を給水するためのホースが接続される接続部分であり、前記風呂水給水ポンプ17に連通している。
≪ドラムの構成≫
図2に示すように、ドラム3は、外槽2内に、回転軸を中心に回転可能に支持され、洗濯物が収容される内槽であり、前端が開口された有底円筒状(ドラム形状)に形成された洗濯槽(洗濯槽兼乾燥槽)である。ドラム3の前側端面には、洗濯物を出し入れするための開口部3aが形成されており、この開口部3aの半径方向外側には、ドラム3と一体の流体バランサ3cが設けられている。ドラム3は、底面中心に不図示の回転軸を介在してモータM(駆動装置M10)に連結されて、そのモータMによって回転されるようになっている。
図5は、ドラム3の斜視図である。図5に示すように、ドラム3は、外周壁3dと底壁3eとを備える有底円筒状の容器であり、モータM(図2参照)の回転軸に回転可能に軸支されている。そして、ドラム3の外周壁3dには、通水及び通風のための複数の貫通孔3bが形成されている。ドラム3の底壁3eには、プレス加工(絞り)時のシワの発生を防止するための円形の凹状部3fが複数形成されている。つまり、貫通孔3bは、外周壁3dにのみ形成されており、底壁3eには形成されていない。なお、ドラム3の回転中心軸は、水平または開口部3a側が高くなるように傾斜している。
≪外槽の構成≫
図6は、外槽2の斜視図である。
図6に示すように、外槽2は、洗い及びすすぎの際に、使用する水が内部に注がれて一時的に貯溜されるドラム形の水槽であり、筐体1内に防振支持されている。外槽2は、衣類投入口1b(図2参照)側が開口された有底円筒体からなり、それぞれ後記する給水口2a、外周壁51、底壁52、背面53(内面)、溝55、カバー部材61、窪み部54、第1傾斜面57(傾斜面)、第2傾斜面58、リブ59、電導度検出手段4、排水口21等を備えている。
図2に示すように、外槽2の後部底面には、一端側内にドラム3が回転自在に軸支され、他端側にモータMの回転軸が軸支されている。外槽2の内側には、前記回転軸を後部底面に固定したドラム3が、その回転軸を軸支することで、回転可能な状態に収納されている。その外槽2は、前面部が、ゴム製のベローズ10によって筐体1の前側内壁に弾性的に支持され、下面部が、ベース1hに固定されたダンパ5により弾性的に防振支持され、さらに、上面部が、上補強材36に取り付けた補助ばね33(図3参照)で筐体1の天井面に弾性的に吊り下げられて、外槽2の前後方向へ倒れを防いでいる。
図4に示すように、外槽2の後側の上部左側には、外槽2内へ水、洗剤、漂白剤、柔軟仕上剤等を含む液体を供給するための給水口2a(供給口)が設けられている。筐体1内の上部左側には洗剤容器72が設けられており、給水口2aと洗剤容器72の出水口72aとは、ゴム製の蛇腹管P4で接続されている。
図2に示すように、外槽2の後側の最下部には排水口21が設けられており、排水口21にはホース22が接続されている。ホース22は、排水弁V1(図12参照)を介して排水ホース26に繋がっており、排水ホース26から機外へ洗濯水を排水することができる。外槽2の後部端面の最下部にはエアトラップ38が設けてあり、チューブ35で水位センサ34(図3参照)と接続し、外槽2内の水位を検出する。
さらに、図6〜図11を参照して、外槽2、給水経路50及び電導度検出手段4についてさらに説明する。
図6に示すように、前記したように、外槽2は、外周壁51と底壁52とを有する。
外槽2の底壁52の背面53(内面)には、水、洗剤、漂白剤等を含む液体を給水口2aから外槽2の下方部分に導くための給水経路50(溝55)が形成されている。ここでは、外周壁51から底壁52にかけての円筒形状の外周壁51の内径が徐々に減少する繋ぎ部分は、底壁52に含まれることとする。
<給水経路の構成>
前記給水経路50は、外槽2内の上部に供給された水を、外槽2の内底部56に形成された窪み部54に流れるようにガイドする経路である。この給水経路50は、例えば、外槽2の上部に形成され、外槽2内に液体を供給する給水口2aと、外槽2の底壁52に形成され、液体を給水口2aから外槽2の下方部分に導くための溝55と、溝55の下端部55a以外を覆って管路を形成するカバー部材61と、を備えて構成されている。なお、カバー部材61は、なくても構わない。
溝55は、給水口2aから鉛直方向下方に延び、徐々に外槽2の下方部分に向けて緩やかにカーブして略円弧形状に形成された流路(給水経路50)からなる。溝55は、縦断面視してコ字状に形成され、液体が矩形断面の奥側隅部付近を流れるため、溝55内から外に出ることが抑制される。
図6に示すように、カバー部材61は、溝55の形状に対応して平面上で湾曲した帯状板体であり、カバー部材61の材質としては、例えば外槽2と同じPP(ポリプロピレン)が使用されている。
外槽2の溝55の両側部には、背面53よりも後方に退避した段部(図示省略)が形成されており、この段部(図示省略)上にカバー部材61が配置されることにより、カバー部材61の上面(前面)が背面53よりも前方に出っ張らないようになっている。カバー部材61は、その帯状板体の両側部の複数個所に設けられたねじ穴62に螺子部材(図示省略)等により外槽2に固定されて、給水経路50の管路が形成される。
<外槽の内底部の構成>
図6及び図7に示すように、外槽2の外周壁51の鉛直下方の内底部56には、略凹状の窪み部54が軸方向に延在するように設けられている。窪み部54の底面54aは、平面視して矩形に形成され、全体が後側から前側に下がるように傾斜した第2傾斜面58が形成されている。
窪み部54の底面54aの後側は、正面視して、左側(溝55の下端部55aの下側)に、電導度検出手段4が設置されるセンサ設置孔2bを有する第1傾斜面57(傾斜面)が形成され、右側に、前記排水口21が設けられている。
窪み部54は、脱水時にドラム3の回転による遠心力で、ドラム3の貫通孔3bから外槽2の外周壁51の内面に出て、ドラム3の回転方向と同一方向に流れる水を受け止め、排水口21へ導く機能を果たす。窪み部54は、正面視して右側上端部全体に、左側方向へ水平に突出した板状のリブ59が突設されている。そのリブ59を有する窪み部54は、前記したドラム3の回転方向(反時計回り方向)と同一方向に流れる水を受け止めて排水口21へ導く窪み部54の機能をさらに確実にしている。
窪み部54は、外槽2内の外周壁51の内底部56の中央部に、前後方向に向けて形成された正面視して略凹部溝形状の部位であり、前記溝55の下端部55aの下方に形成されている。窪み部54には、それぞれ後記する第1傾斜面57、センサ設置孔57a、第2傾斜面58、前記リブ59、前記排水口21及び電導度検出手段4が設けられている。
図8に示すように、窪み部54の底面54aには、その底面54aに大部分を占める緩やかな第2傾斜面58と、第2傾斜面58の左奥に形成され、第2傾斜面58よりも急な斜面からなる第1傾斜面57と、第1傾斜面57に形成されて電導度検出手段4が装着されるセンサ設置孔57aと、第2傾斜面58の右奥に形成された排水口21と、が形成されている。
第1傾斜面57(傾斜面)は、溝55の下端部55aの下方に配置されると共に、窪み部54の底壁52側の角の部位に形成されている。図8に示すように、第1傾斜面57は、窪み部54の上端部から底面54aの第2傾斜面58及び排水口21に向かって下る方向(矢印a,b,c方向)に傾斜して形成されている。その第1傾斜面57の中央部には、流水路4a及び側壁4bを第1傾斜面57の傾斜方向(矢印b方向)に合わせて配置された電導度検出手段4がセンサ設置孔57aに挿着されている。
このため、溝55の下端部55aから落下した液体は、電導度検出手段4及び第1傾斜面57上に落下した後、第2傾斜面58及び排水口21側に流れるので、液体が電導度検出手段4上に残らないようになっている。しかも、電導度検出手段4は、給水口2aから供給された水が最初に触れる位置に設けられている。したがって、水道水が給水された場合、正しく測定することができる。柔軟仕上剤が供給された場合も、水の中に柔軟仕上剤が含まれていることを検知することができる。
第1傾斜面57は、外槽2内において、最下部の位置の位置に、後側から前方向(矢印d方向)に傾斜して傾斜され、窪み部54内の液体が残留せず、排水口21から流れ出るようになっている。
≪電導度検出手段の構成≫
電導度検出手段4は、洗濯に使用される液体の電導度を検出する電気伝導度センサ(硬度センサ)であり、外槽2の内底部56の底壁52寄りの位置に配置されている。換言すると、電導度検出手段4は、底壁52に設けられた給水経路50の出口50a側寄りの位置(第1傾斜面57)に配置されている。電導度検出手段4は、電導度検出手段4の上面に流水路4aが傾斜して形成されている。
図9は、電導度検出手段を示す図であり、(a)は電極の斜視図、(b)は中央部縦断面図である。
図9(b)に示すように、電導度検出手段4は、洗濯前の水道水、洗濯(洗い、すすぎ、脱水)時の洗濯水の電導度の検出するセンサであり、合成樹脂製のセンサベース41、一対の電極42A,42Bを備えて構成されている。また、電導度検出手段4は、非導電性の樹脂製のセンサベース41と導線性金属製の電極42A,42Bとがインサート成型により一体に構成されている。
センサベース41は、電極42A,42Bが支持される電極支持部41a、この電極支持部41aを外槽2(図2参照)に固定するための固定部41bを有している。
電極支持部41aは、円筒部41c1と、この円筒部41c1の上部を覆う上面部41c2(上面)とを有し、この上面部41c2に帯状に傾斜して延びる溝部41dが形成されている。なお、溝部41dは、円筒部41c1を正面視して凹部状に斜めに切欠形成して傾斜した流水路4aを形成している。
また、溝部41dの側壁4b,4bには、電極42A,42Bが前記側壁4b,4bの側面に面一の状態に露出して互いに対向して配置されている。また、溝部41dの底面41d4の中央には、リブ41eが電極42A,42Bに沿って形成されている。
固定部41bは、センサベース41の底面を構成する部材であり、電極支持部41aの下端部から略三角板形状の取付部41fを有している。取付部41fは、電極支持部41aに対して外側方に向けて突出して形成され、取付部41fの3つの角部には、ねじ挿通孔41f1(図10参照)が形成されている。
取付部41fには、ねじ挿通孔41f1と電極支持部41aとの間に、電極支持部41aを取り囲むようにして形成された環状部41gが上方に突出して形成されている。環状部41gの上端部41g1は、上下方向(高さ方向)において、電極支持部41aの鉛直方向(高さ方向)の略中間部まで延びて形成されている。
センサベース41の電極支持部41aは、底側が開放しており、電極支持部41aに設けられた電極42A,42Bの一部が円筒部41c1内において下方に向けて突出している。
図9(a)に示すように、電極42A,42Bは、いずれも同一の平板形状であり、前記溝部41d内に突出する検出部42a、電極支持部41aに固定される樹脂固定部42b、検出用のコネクタ(図示省略)が接続されるコネクタ接続部42cを有している。このように、電極42A,42Bを平板形状とすることにより、電極面積を棒状の電極に比べて広く確保することができ、安定した電導度の検知が可能になる。
検出部42aは、略矩形状に形成され、樹脂固定部42bやコネクタ接続部42cよりも表面積が大きくなるように形成されている。また、検出部42aは、その長さLが溝部41dの長さLm(図10参照)よりも短く形成されている。また、検出部42aの上端縁部42a1は、円弧状に形成されている。このように上端縁部42a1が、円弧状に形成されることにより、角部を無くすことで糸屑などのゴミの引っ掛かりを防止することができる。
樹脂固定部42bは、検出部42aと同じ幅の第1固定部42b1と、検出部42aよりも幅狭の第2固定部42b2とを有している。
第1固定部42b1は、略T字状の貫通孔42b3を有している。第2固定部42b2は、両端縁部が第1固定部42b1からコネクタ接続部42cにかけて先細り形状となるテーパ部42b4を有している。
図9(b)に示すように、電極支持部41aの裏側(溝部41dが形成される面とは反対側の面)には、溝部41dの側壁4b,4bに対応する位置において、下方へ突出する突条部41hが形成されている。この突条部41hには、前記貫通孔42b3が位置するようになっている。
これにより、インサート成型時の樹脂が貫通孔42b3を介して繋がることで、電極42A,42Bがセンサベース41に対して強固に支持される。また、貫通孔42b3の面積を実施形態のように大きく確保することにより、電極42A(42B)がセンサベース41に対してより強固に支持される。
図10は、本発明の実施形態に係るドラム式洗濯機の電導度検出手段の設置状態を示す図であり、図8のX−X線断面図である。図11は、本発明の実施形態に係るドラム式洗濯機の電導度検出手段の設置状態を示す図であり、図9のY−Y線断面図である。
図10及び図11に示すように、電導度検出手段4は、前記第1傾斜面57の中央部に配置される。このとき、電導度検出手段4の溝部41dは、窪み部54の中央部に向けて傾斜して形成されている。
溝部41dの左右の側壁4b,4bは、それぞれ僅かに窪んだ凹み部(図示省略)を有し、この凹み部に電極42A,42Bがそれぞれ嵌まるようにして配置されている。このため、電極42A,42Bは、側壁4b,4bにおいて、表面のみを露出して、側壁4b、4bにそれぞれ略面一の状態に設けられているので、糸屑等が引っ掛かることがない。
前記した溝部41dの底面41d4に形成されたリブ41eは、電極42Aと電極42Bとの間において径方向に延びて形成されている。また、リブ41eは、電極42A,42Bの幅よりも長く形成され、溝部41dの上端部中央から溝部41dの下端部中央部まで延びて突設されている。
前記リブ41eは、流水路4a内の電極42A,42Bの高さよりも十分に低く形成されている。
また、溝部41dの傾斜壁部41d1と、溝部41dの底面41d4とが連続した面となることで、給水経路50から第1傾斜面57の上側に流れ落ちた液体が溝部41d(電導度検出手段4上の流水路4a)を通過し易くなる。
電導度検出手段4は、外槽2の第1傾斜面57に形成された円形のセンサ設置孔57aに対して外槽2の外側(下側)から電極支持部41aが挿入され、外槽2の第1傾斜面57に対して溝部41dの底面41d4が若干高くなるように設定されている。
図10に示すように、外槽2の第1傾斜面57、電導度検出手段4の溝部41dの底面41d4は、第2傾斜面58の傾斜した表面に対して、さらに、第2傾斜面58の方向へ大きく傾斜している。この底面41d4の傾斜角度は、例えば6度に設定されている。第1傾斜面57は、20度程度の角度に設定されている。第1傾斜面57及び電導度検出手段4の溝部41dの底面41d4が、このような傾斜角度に設定されることで、水が電導度検出手段4上に停滞して電極42A,42Bが腐蝕するのを防止することができる。
また、電導度検出手段4の下部外周部に形成された環状部41gは、外槽2の第1傾斜面57の裏面に形成された環状の挿入部2cに挿入されている。また、第1傾斜面57の裏面には、電導度検出手段4に形成された取付部41fのねじ挿通孔41f1に対応する位置に、ねじ穴2dが形成され、ねじNがねじ挿通孔41f1に挿通されて、ねじ穴2dに螺着されることにより、電導度検出手段4が外槽2の窪み部54内の第1傾斜面57に固定されている。
前記外槽2の第1傾斜面57から電導度検出手段4の溝部41dを通って窪み部54の底面54aの第2傾斜面58に至る面は、ほぼ連続した面となるように構成されている。例えば、洗濯運転時の脱水工程において、ドラム3(図5参照)の貫通孔3bから外槽2に排出されたすすぎ水の一部や、また、給水口2a(図6参照)、給水経路50を通って来た液体は、外槽2の第1傾斜面57上に流れ落ち、電導度検出手段4の溝部41d(流水路4a)、第2傾斜面58を流れるようになっている。
図12は、本発明の実施形態に係るドラム式洗濯機の制御装置の構成を示すブロック図である。
図12に示すように、制御装置100は、マイコン110を中心に構成される。
マイコン110は、運転パターンデータベース111と、工程制御部112と、回転速度算出部113と、衣類重量算出部114と、電導度測定部115と、洗剤量・洗い時間決定部116とを備える。
マイコン110は、操作スイッチ12,13から入力された運転コースにあった運転パターンを運転パターンデータベース111から呼び出し、洗濯または/及び乾燥を開始する機能を有する。工程制御部112は、運転パターンデータベース111から呼び出された運転パターンに基づき、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程、乾燥工程の各工程を運転制御する機能を有する。
各工程では、工程制御部112は、給水ユニット15、排水弁V1を制御する機能を有する。また、工程制御部112は、モータ駆動回路121を介して駆動装置M10のモータMを駆動制御し、クラッチ制御回路122を介してクラッチ機構Maを切り替え、ヒータスイッチ123のON/OFFを制御することによりヒータ19への通電を制御し、ファン駆動回路124を介して送風ファン20を制御し、循環ポンプ駆動回路125を介して循環ポンプ18を駆動制御する機能を有する。
回転速度算出部113は、モータMの回転を検出する回転検出装置28からの検出値に基づき、モータMの回転速度を算出する機能を有する。
衣類重量算出部114は、回転速度算出部113で算出された回転速度と、モータ電流検出装置25の検出値に基づいて、ドラム3(図2参照)内の洗濯物の重量を算出する機能を有する。洗濯物の重量が増加することによりドラム3を回転させるための負荷が大きくなり、モータMに流れるモータ電流が多く必要になることから、モータMのモータ電流と回転速度により洗濯物の重量を算出することができる。
電導度測定部115は、電導度検出手段4からの検出値を用いて水道水、洗濯水の電導度を測定する機能を有する。
洗剤量・洗い時間決定部116は、電導度測定部115が測定した電導度等に基づいて、洗剤量及び洗濯物のすすぎ時間を決定する機能を有するものであり、詳細は後述する。
≪作用≫
次に、図12及び図13を主に参照して、本発明の実施形態に係るドラム式洗濯機Sの運転工程について説明する。
図13は、本発明の実施形態に係るドラム式洗濯機の洗濯運転(洗い〜すすぎ〜脱水)の運転工程を説明する工程図である。
図1に示すドラム式洗濯機Sで洗濯する際、まず、その準備として、使用者は、ドア9を開けてドラム3(図2参照)内に洗濯する洗濯物を投入する。次に、操作パネル6にある電源用の操作スイッチ12をオンして、標準コース等をコース選択した後、スタートボタンを操作する(ステップS1)。
布量センシング工程(ステップS2)では、図12に示す工程制御部112がドラム3を回転させ、マイコン110の衣類重量算出部114が、注水前の洗濯物について布量を算出する。
次に、電導度測定部115は、電導度検出手段4の電極42A,42Bが水道水に触れていない状態(オープン状態)で、電導度検出手段4を動作させて電導度検出信号を検出する。この検出値を初期値として、以降、電導度を相対的に算出する。工程制御部112は、給水電磁弁16の洗剤給水弁体を開弁し、外槽2内に水道水を注水する。そして、電導度測定部115は、電導度検出手段4を動作させて電導度検出信号を検出し、水道水の電導度を測定する。電導度検出手段4は、外槽2内の給水経路50の下の内底部56に設置されているため、この場所以外に設置した場合よりも、電導度を正確に測ることができる。なお、測定後は、再び電導度検出手段4を停止させる。
なお、マイコン110は、オープン状態との電導度の変化を見ることにより、電極42A,42Bを設けた外槽2に注水がされているかを検知することができる。所定時間(例えば、給水電磁弁16の洗剤給水弁体の解放後2秒)で電導度に変化が無い場合には、給水不可エラーが表示器14に表示されて使用者に知らせることができる。
洗剤量・洗い時間決定部116は、水の電導度(硬度)と水温から洗剤量と洗い時間を決定するテーブルをあらかじめ記憶している。洗剤量・洗い時間決定部116は、洗濯物の布量及び水道水の電導度に基づいて、洗剤投入部7に投入する洗剤量を操作パネル6の表示器14に表示させる。さらに、ドラム式洗濯機Sによる運転時間の算出が行われて、運転時間が表示器14に表示される(ステップS3)。
使用者は、トレイ71を引き出し、操作パネル6の表示器14に表示された規定量の粉末洗剤を粉末洗剤投入室73に入れ、適宜に漂白剤を液体洗剤投入室74に入れて、トレイ71を押し戻す。
すると、制御装置100は、使用者が洗剤をトレイ71へ入れるのに必要な時間待機した後、後記する洗い工程(ステップS4)を開始し、排水弁V1(図12参照)を閉じた状態で、図3に示す給水電磁弁16の洗剤給水弁体が開き、水道水を給水管P1から粉末洗剤投入室73、液体洗剤投入室74内に流入させる、給水を実行する。粉末洗剤投入室73及び液体洗剤投入室74内の液体は、流出口76及びサイホン77内に流れ込んで、図2に示す洗剤送出管P3から、蛇腹管P4、給水口2a、給水経路50を通って外槽2内に送られる。
図6に示すように、給水口2aから外槽2内に供給された水や洗剤は、外槽2の溝55を通り、外槽2の窪み部54内の第1傾斜面57及び電導度検出手段4上に落下して最下部の内底部56(第2傾斜面58)に流下する。
この外槽2の最下部の内底部56は、外槽2内に供給された水を溜め、水と共に流下した洗剤を溶かす部分として機能する。
このように、水や洗剤は、外槽2の背面53の溝55が給水経路50となって、確実に外槽2の下方の電導度検出手段4が設置された部位に導かれる。したがって、水や洗剤がドラム3内に流入することを防止できると共に、液体の電導度を効率よく検出することができる。しかも、ドラム3の外径は、通常では前部側よりも後部側が小さく、溝55が形成されている背面53側の方がドラム3と外槽2との間の隙間が比較的大きくなるため、水や洗剤のドラム3内への流入がより防止される。これにより、未溶解の粉末洗剤が直接洗濯物に触れることによる色落ちや色むらの発生を防止することができる。
また、液体洗剤を使用する場合、一般的には、給水電磁弁16が開く前に高濃度の液体洗剤が外槽2内に供給されるのを防ぐために、トレイ71に液体洗剤用の部屋を設け、ここに液体洗剤を一旦溜めておき、給水電磁弁16からの給水で希釈しながら外槽2内へ供給するように構成される。また、漂白剤を使用する場合も上記と同様である。
そして、外槽2内に規定の水位まで給水されて洗濯水が溜まると、ドラム式洗濯機Sは、モータMによりドラム3を回転させて、洗濯物を本洗いする前記洗い工程を開始する(ステップS4)。
この洗い工程(ステップS4)では、電導度検出手段4を動作させて信号を検出することで、洗濯物の汚れ度合を検出することが可能になる。ちなみに、電導度検出手段4は、外槽2の内底部56に設けられているので、洗い工程時には、電導度検出手段4が水没している状態であり、水(洗濯水)の電導度を測定することができる。
このように、洗い工程時の汚れ度合を電導度検出手段4を用いて検知することで、汚れの度合いに応じて洗い時間を制御(短縮)することが可能になる。洗剤量・洗い時間決定部116は、例えば、水の電導度(硬度)から洗い時間(短縮時間)を決定するテーブルをあらかじめ記憶している。
洗いが終了すると、図12に示す工程制御部112は、排水弁V1を開いて、外槽2(図2参照)内の洗濯水を排水し、ドラム3を回転させて遠心脱水する脱水工程を行う。続いて、制御装置100は、給水電磁弁16の洗剤給水弁体を開き外槽2内へ給水し、すすぎ1工程を開始する(ステップS5)。工程制御部112は、排水弁V1を閉弁、外槽給水電磁弁(図示省略)を開弁して、外槽2にすすぎ水を供給する。そして、ドラム3を回転させつつ、循環ポンプ18を駆動して、すすぎ水をドラム3内の洗濯物に散布する。
次の脱水工程短縮判定基準工程(ステップS6)では、電導度検出手段4を動作させて、すすぎ1工程(ステップS5)後の外槽2内の洗濯水の電導度を電導度検出信号から検出する。すすぎの際、外槽2の内底部56に設置された電導度検出手段7は、溜まった水の中にあるため、電導度を正確に測ることができる。すすぎ1工程後のすすぎ水の電導度は、水が綺麗になった分だけ水道水の電導度に近くなることで、すすぎ度合を検知することができる。脱水工程短縮判定基準工程(ステップS6)では、そのすすぎ度合に応じて、脱水工程時間を短縮させる短縮時間基準を設定する。なお、測定後は、電導度検出手段4を停止させる。工程制御部112は、ドラム3を回転させつつ、循環ポンプ18を停止させて、洗濯物からすすぎ水を脱水する。
その後、工程制御部112は、ドラム3及び循環ポンプ18を停止させて、排水弁V1を閉弁し、外槽2内のすすぎ水を排水する。排水終了後、工程制御部112は、前記脱水工程短縮判定基準に基づいて時間だけドラム3を回転させて洗濯物に含まれる水(すすぎ水)を脱水する。
工程制御部112は、ドラム3を回転させつつ、再び循環ポンプ18を駆動して、すすぎ水をドラム3内の洗濯物に散布するすすぎ2工程を開始する(ステップS7)。工程制御部112は、排水弁V1(図12参照)を閉弁、給水電磁弁16の仕上剤給水弁体を開弁して、外槽2にすすぎ水を供給する。工程制御部112は、外槽2にすすぎ水を溜めた状態でドラム3を回転させて洗濯物を攪拌しすすぐ。
このすすぎ2工程(ステップS7)時において、電導度検出手段4を動作させて電導度検出信号を検出することで、洗濯物のすすぎ度合を検知することが可能になる。これは、すすぎ2工程時のすすぎ水の電導度が、洗い工程時と同様に、水が綺麗になるほど水道水の電導度に近くなることで、すすぎ度合を検知することが可能になる。そして、電導度測定部115は、電導度検出手段4を動作させて電導度検出信号を検出する。すすぎ2工程後のすすぎ水は、前記したように電導度からすすぎ度合を検知することができる。すすぎ2工程(ステップS7)では、そのすすぎ度合に応じて、柔軟仕上剤の投入量の基準を設定する。
柔軟剤仕上剤投入工程(ステップS8)では、前記柔軟仕上剤投入基準に基づいた量の柔軟仕上剤の最適量が、操作パネル6の表示器14に表示される。使用者は、トレイ71を引き出して表示器14に表示された規定量の柔軟仕上剤を柔軟仕上剤投入室75に投入してトレイ71を押し戻す。
工程制御部112は、その後、給水を開始し、排水弁V1(図12参照)を閉じた状態で、給水電磁弁16の柔軟仕上剤給水弁体が開き、水道水を給水管P2から柔軟仕上剤投入室75内に流入させる、給水を実行する。柔軟仕上剤投入室75内の液体は、サイホン78内に流れ込んで、洗剤送出管P3から、蛇腹管P4、給水口2a、給水経路50を通って外槽2内に送られる。その水や柔軟仕上剤は、外槽2の溝55から窪み部54内の第1傾斜面57及び電導度検出手段4上に落下して最下部の内底部56(第2傾斜面58)に流下する。このため、電導度検出手段4によって外槽2内の液体の電導度を計測することにより、外槽2内に柔軟仕上剤が投入されたかを検出することができる。
ドラム式洗濯機Sには、柔軟仕上剤投入室75内に水道水を供給して柔軟仕上剤を外槽2に流すための柔軟仕上剤給水弁体を有する給水電磁弁16と、柔軟仕上剤投入室75内に水道水が流れ込んで柔軟仕上剤投入室75内の液体が所定量を超えると外槽2側に柔軟仕上剤が送り込まれるようにするためのサイホン78と、が設けられている。このため、柔軟仕上剤は、粉末洗剤投入時に柔軟仕上剤投入室75に投入したとしても、すすぎ2工程時にならないと、給水電磁弁16の柔軟仕上剤給水弁体が開弁せず、また、柔軟仕上剤投入室75内に水道水が給水されないので、粉末洗剤投入時に投入しても構わない。
この場合、すすぎ2工程時に外槽2内の液体の電導度が電導度検出手段4によって検出されるので、たとえ、使用者がすすぎ2工程時に柔軟仕上剤を投入したことを忘れてしまったときでも、その検出した電導度から柔軟仕上剤の投入の有無の確認が行える。なお、柔軟仕上剤が投入されていることを、必要に応じて使用者に知らせることもできる。
すすぎ給水が終了した後(ステップS9)、外槽2内の液体の汚れの度合を電導度検出手段4によって検出することで、すすぎ時間を制御(短縮)することが可能になる。洗剤量・洗い時間決定部116は、例えば、水の電導度(硬度)からすすぎ時間(短縮時間)を決定するテーブルをあらかじめ記憶している。例えば、すすぎ工程時の水の電導度が閾値以上の場合(電導度との差が大きい場合)には、すすぎ時間を変更(時間短縮)せず、水の電導度の閾値未満閾値以上の場合、すすぎ時間(短縮時間)をマイナス1分とし、水の電導度が閾値未満の場合(電導度との差が小さい場合)には、すすぎ時間(短縮時間)をマイナス2分とするすすぎ工程短縮判定基準を設定することが可能となる(ステップS9)。
外槽2にすすぎ水を供給した後、工程制御部112は、外槽2にすすぎ水を溜めた状態でドラム3を回転させて洗濯物を攪拌させ、すすぎ工程を実施する(ステップS10)。
そして、再度、外槽2内の液体の汚れの度合を電導度検出手段4によって検出することで、すすぎ工程の時間を短縮することができるか判定する(ステップS11)。工程制御部112は、前記すすぎ工程短縮の判定に応じた時間だけすすぎを実施する。
すすぎが終了すると、工程制御部112は、排水弁V1(図12参照)を開弁し、外槽2内のすすぎ水の排水を開始する(ステップS12)。
そして、電導度測定部115は、外槽2内の内底部56にあるすすぎ水の電導度を、電導度検出手段4を動作させて電導度検出信号を検出することで、測定する。排水終了後、工程制御部112は、検出されたすすぎ水の電導度に応じて脱水工程の短縮の判定を行った上で(ステップS13)、その判定に基づいた時間だけドラム3を高速で回転させて洗濯物に含まれる水を最終脱水する。
前記最終脱水工程時には、この工程前に排水が実行されて、外槽2内には水がほとんど存在していないが、脱水工程時にドラム3が回転することにより、洗濯物に含まれる水分が洗濯物から分離され、ドラム3の貫通孔3bから外槽2の外周壁51の内面に向けて排出される。外周壁51に排出された水は、重力の作用によって外周壁51から背面53、内底部56と流れて窪み部54内の第1傾斜面57上に流れ落ち、電導度検出手段4の上面の流水路4a内、第2傾斜面58を流れて排水口21内に流れ込む。これにより、電導度検出手段4は、脱水時の水の電導度を検出することができる。
さらに説明すると、脱水時の電導度検出手段4では、溝部41dに水が流れ込むことにより、溝部41dを通り抜ける水の量に応じて、電極42A,42Bに接触する水の面積が変化することにより、電導度検出値(硬度)が変化する。例えば、洗濯物がバスタオルなど吸水性の高いものの場合には、排出される水の量も多くなり、溝部41dを通る水量が多くなるので、電導度検出値は高くなる。一方、例えば、洗濯物がワイシャツなど吸水性の低いものの場合には、排出される水の量は少なくなり、溝部41dを通る水量が少なくなるので、電導度検出値は低くなる。つまり、電導度検出値が低いということは、電導度を測定した初期値(水がない状態)に近い値となることで判断できる。
このように、脱水工程時に脱水度合を電導度検出手段4を用いて検知することで、脱水時間を制御(短縮)することが可能になる。
以上説明した実施形態に係るドラム式洗濯機Sは、次のような作用効果を奏する。
電導度検出手段4は、外槽2の内底部56の底壁52寄りの位置に配置されていることによって、外槽2内に供給された水道水、柔軟仕上剤、洗剤等を含んだ液体が流れ落ちて貯溜される部位に電導度検出手段4が配置されているため、柔軟仕上剤の投入の有無を効率よく検出して確認可能にすることができると共に、洗濯水の流れに影響を与えない位置に電導度検出手段4を設置することができる。
また、電導度検出手段4は、外槽2の底壁52に設けられた給水経路50の出口50a側寄りの位置に配置されていることによって、給水経路50内を通って外槽2内に供給される液体の流れる道に電導度検出手段4を配置して、液体の電導度を効率よく検出することができる。
また、電導度検出手段4は、この電導度検出手段4の上面に流水路4aが傾斜して形成されていることにより、液体が電導度検出手段4の上面上に滞留するのを抑制して、液体によって電極42A,42Bが腐食するのを防止することができる。
給水経路50は、外槽2の上部に形成され、その外槽2内に液体を供給する給水口2aと、外槽2の底壁52に形成され液体を給水口2aから外槽2の下方部分に導くための溝55と、を備えていることによって、給水口2aから外槽2内に流れ込んだ液体を溝55内を流れるようにガイドして所定方向に流れるようにすることができる。
外槽2は、外周壁51の内底部56に形成された窪み部54と、窪み部54に形成され液体が排出される排水口21と、溝55の下端部55aの下方に配置され窪み部54の底壁52側に形成された第1傾斜面57と、を備えると共に、電導度検出手段4が、第1傾斜面57に設置されている。このため、外槽2の前記溝55内を流れて来た液体は、溝55の下方の窪み部54内の第1傾斜面57上に落下して、第1傾斜面57にある電導度検出手段4上を流れるので、液体の流れる量が少量であっても、確実に液体の電導度(硬度)を検出することができる。
電導度検出手段4は、流水路4aが第1傾斜面57に沿って傾斜して形成されると共に、流水路4aの両側の側壁4b,4bに互いに向かい合う一対の電極42A,42Bを備えていることによって、電導度検出手段4上を流れる液体を側壁4b,4b間の流水路4aを第1傾斜面57に沿って流れ落ちるようにすることができると共に、電極42A,42B間に付着する石鹸かすや、糸屑等を効率的に流して停滞するのを防止することができる。
以上、本発明について、実施形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、実施形態に記載した構成を適宜組み合わせ乃至選択することを含め、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
例えば、上述した実施形態では、ドラム式洗濯機Sの一例として乾燥機能を備えたドラム式洗濯機Sを例に挙げて説明したが、洗濯乾燥の機能は備えたものであっても、備えていないものであってどちらであっても構わない。
なお、電導度検出手段4の一例として、図9(a)、(b)に示すセンサを例に挙げて説明したが、電導度を検出できるセンサであれば、それ以外のものであっても構わない。
1 筐体
2 外槽
2a 給水口(供給口)
3 ドラム
4 電導度検出手段
4a 流水路
4b 側壁
15 給水手段(給水手段)
21 排水口
42A,42B 電極
50 給水経路
50a 出口
51 外周壁
52 底壁
53 背面(内面)
54 窪み部
55 溝
56 内底部
57 第1傾斜面(傾斜面)
58 第2傾斜面
61 カバー部材
100 制御装置(運転制御手段)
M モータ
M10 駆動装置
S ドラム式洗濯機

Claims (3)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に防振支持され、内部に洗濯水を貯溜する外槽と、
    前記外槽内に回転自在に支持され、洗濯物が収容されるドラムと、
    前記ドラムを回転駆動させる駆動装置と、
    前記外槽内に給水する給水手段と、
    洗濯に使用される水の電気伝導度を検出する電導度検出手段と、
    前記駆動装置及び前記給水手段を制御して、少なくとも洗い運転を実行可能な運転制御手段と、を備えるドラム式洗濯機において、
    前記電導度検出手段は、前記外槽の内底部の底壁寄りの位置に配置されて、前記電導度検出手段の上面に流水路が傾斜して形成され、
    前記外槽の前記底壁に設けられた給水経路は、前記外槽の上部に形成され、前記外槽内に液体を供給する供給口と、
    前記外槽の前記底壁に形成され、前記液体を前記供給口から前記外槽の下方部分に導くための溝と、を備え、
    前記外槽は、外周壁の前記内底部に形成された窪み部と、
    前記窪み部に形成され前記液体が排出される排水口と、
    前記溝の下端部の下方に配置され、前記窪み部の前記底壁側に形成されると共に、前記電導度検出手段が設置された傾斜面と、を備えていることを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 前記電導度検出手段は、前記給水経路の出口側寄りの位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のドラム式洗濯機。
  3. 前記電導度検出手段は、前記流水路が前記傾斜面に沿って傾斜して形成されると共に、前記流水路の両側の側壁に互いに向かい合う一対の電極を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のドラム式洗濯機。
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