JP5155804B2 - 洗濯乾燥機及び乾燥機 - Google Patents

洗濯乾燥機及び乾燥機

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Description

本発明は、衣類を乾燥、および洗濯から乾燥することがでる手段を備えた乾燥機及び洗濯乾燥機に関する。
洗濯の運転中に、内槽(回転ドラム)および外槽で発生する洗剤の泡が除湿ダクトに侵入し、乾燥運転に影響を及ぼす。除湿ダクトに侵入する泡を泡検知手段で検知し、泡対処をするようにしている。この種の洗濯乾燥機は、例えば特開2008−110002号公報(特許文献1)に記載されている。
特開2008−110002号公報
洗濯乾燥機は、回転ドラム、この回転ドラムを内置する外槽、前記回転ドラムを回転駆動するモータを含む洗濯機構と、前記洗濯機構を内置する外枠筐体と、前記洗濯機構を防振支持する防振機構と、前記外槽から流出してきた乾燥空気に除湿・加熱を加えて再び前記外槽に前記乾燥空気を送り込む乾燥空気循環供給系を備え、前記乾燥空気循環供給系は、前記外槽の下部から流出する前記乾燥空気を除湿しながら上方に導く除湿ダクトと、前記乾燥空気を送る送風手段を有し、前記除湿ダクトを上る泡を検知する泡検知手段を備えている。
除湿ダクトには、乾燥空気を冷却水で冷却して除湿を高めるために多数の冷却フィンがある。この冷却フィンに乾燥空気中の糸くず等が付着して増加すると泡検知手段は誤検知することがある。
また、洗濯工程で泡検知手段が泡を検知すると、外槽に溜まっていた洗濯水を排水し、この排水状態のままで給水を続けるすすぎ洗いをするようにしている。この給水を続けるすすぎ洗いは、洗濯に使う水量の増加になる。泡検知手段の検知感度を抑えると、給水を続けるすすぎ洗いを抑えて節水にはなるが、除湿ダクトに残存する泡が乾燥運転に悪影響を与え兼ねない。
本発明は上記の課題に鑑み、一つは泡検知手段の誤検知が生じ難い洗濯乾燥機を提供することを目的とする。もう一つは節水ができ、かつ除湿ダクトに残存する泡による乾燥運転への影響が生じ難い洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
本発明は、回転ドラム、この回転ドラムを内置する外槽、前記回転ドラムを回転駆動するモータを含む洗濯機構と、前記洗濯機構を内置する外枠筐体と、前記洗濯機構を防振支持する防振機構と、前記外槽から流出してきた乾燥空気に除湿・加熱を加えて再び前記外槽に前記乾燥空気を送り込む乾燥空気循環供給系を備え、前記乾燥空気循環供給系は、前記外槽の下部から流出する前記乾燥空気を除湿しながら上方に導く除湿ダクトと、前記乾燥空気を送る送風手段を有し、前記除湿ダクトを上る泡を検知する泡検知手段を備える洗濯乾燥機において、前記除湿ダクトは上から冷却水が流下する縦長風路を有し、前記縦長風路は片側内面に突出する多数の冷却フィンを設け、前記冷却フィンと向き合う他方側内面を冷却フィンのない平坦面とし、前記泡検知手段は接触する泡を感知する接触電極を有し、前記接触電極を前記縦長風路の平坦面側に露出させたことを特徴とする。
また、本発明は、回転ドラム、この回転ドラムを内置する外槽、前記回転ドラムを回転駆動するモータを含む洗濯機構と、前記洗濯機構を内置する外枠筐体と、前記洗濯機構を防振支持する防振機構と、前記外槽から流出してきた乾燥空気に除湿・加熱を加えて再び前記外槽に前記乾燥空気を送り込む乾燥空気循環供給系を備え、前記乾燥空気循環供給系は、前記外槽の下部から流出する前記乾燥空気を除湿しながら上方に導く除湿ダクトと、前記乾燥空気を送る送風手段と、除湿した前記乾燥空気に加熱する加熱手段を有し、前記除湿ダクトを上る泡を検知する泡検知手段を備える洗濯乾燥機において、洗濯工程は、洗剤溶かし、本洗い、すすぎ、追加すすぎ、リターンサイクルなどの各工程を含み、前記本洗いでは、前記泡検知手段が泡を検知する毎に前記除湿ダクト内の泡を泡消去用のシャワで消去することを特徴とする。
本発明によれば、泡検知手段の接触電極を除湿ダクトに備わる縦長風路の冷却フィンのない平坦面に露出させたので、冷却フィンに付着する糸くずの影響が泡検知手段に及ばなく、泡検知手段の誤検知が生じ難い洗濯乾燥機を提供できる。
また、泡検知手段が泡を検知する毎に除湿ダクト内の泡を泡消去用のシャワで消去するので、泡検知後に直に実施していた給水を続けながらのすすぎ洗いを見送ることで節水になり、除湿ダクト内のシャワ洗浄で残存する泡がなくなり乾燥運転への影響が生じ難い洗濯乾燥機を提供できる。
本発明の実施例に関し、図1〜図11を引用して説明する。
まず、図1〜図5に沿って洗濯乾燥機の概要を述べる。
図1はドラム式の洗濯乾燥機の外観図である。図4は内部の構造を示すために筐体の一部を切断して示した斜視図、図5は内部の構造を示すために背面カバーを取り外した背面図、図2は内部の構造を示す側面図、図3は内部の構造を示すために筐体の一部を切断して示した平面図である。
この洗濯乾燥機は、回転軸が横になる回転ドラムを備えたドラム式洗濯乾燥機である。洗濯乾燥機の外枠筐体1は、底ベース1hと、この底ベース1hの上に取り付けられる左右の外側板1a,1bと、前側の補強板1gと、この前側の補強板1gを補強板1gの外側から覆う前面カバー1c、後側の補強板(図示せず)、背面カバー1d、上面カバー1e、下部前面カバー1fを有する。
前面カバー1c、上面カバー1e、下部前面カバー1fは、合成樹脂の板材で形成される。
左右の外側板1a,1bと、前側の補強板1gと、後側の補強板は、鋼鈑で形成されている。左右の外側板1a,1bは、上側をコ字型した上側の補強板(図示せず)、前側を前側の補強板1g、後側を補強板(図示せず)で結合されて枠体になっている。この枠体を載置する底ベース1を含めて箱状の筐体になっている。枠体を作る各板材、および底ベース1は螺子で締結され、十分な強度を有する筐体になる。
また、前側の補強板1g、後側を補強板(図示せず)は、左右の外側板1a,1bよりも板厚を厚くして補強を高めている。
前面カバー1cの略中央に設けた衣類を出し入れするための投入口を塞ぐドア9は、前側の補強板1gに設けたヒンジで開閉可能に支持されている。ドア開放ボタン9d(図1に示す)を押すことでロック機構(図示せず)が外れてドア9が開く。ドアは、閉じて前面カバー1cに押し付けることでロック機構にロックされる。前側の補強板1gは、後述する外槽の開口部と同心的に設けられた円形の開口部を有する。この円形の開口部を通じて衣類の出し入れが行われる。
操作パネル6は、洗濯乾燥機の外枠筐体1の上部中央に設けられる。この操作パネルに電源スイッチ39,操作スイッチ12,13,表示器14を備える。操作パネル6は、外枠筐体1を構成する底ベース1の前側に設けた制御装置38に電気的に接続している。
洗濯兼脱水槽(回転ドラム)3は、回転可能に支持され、円筒形状をしている。回転ドラム3は、外周壁および底壁に通水および通風のための多数の貫通孔を有し、前側端面に衣類を出し入れするための開口部3aを設けてある。開口部3aの外側には洗濯兼脱水槽3と一体の流体バランサ3cを備えている。
外周壁の内側には軸方向に延びるリフタ3bが複数個設けられ、洗濯,乾燥時に洗濯兼脱水槽3を回転すると、衣類はリフタ3bと遠心力で外周壁に沿って持ち上がり、重力で落下するように動きを繰り返す。洗濯兼脱水槽3の回転中心軸は、水平または開口部3a側が高くなるように傾斜している。
外槽2は円筒形状をしている。外槽2は洗濯兼脱水槽3を内包し、洗濯兼脱水槽3とは同心的な関係に置かれる。外槽2の前面は開口し、後側端面の外側中央にはモータ4を取り付ける。モータ4の回転軸は、外槽2を貫通し、洗濯兼脱水槽3と結合している。外槽2の前面開口部には外槽カバー2dを設け、外槽内への貯水を可能としている。
外槽カバー2dの前側中央には、衣類を出し入れするための開口部2cを有している。この開口部2cと前側の補強材37に設けた開口部は、ゴム製のベローズ10で接続しており、ドア9を閉じることで外槽2を水封する。
外槽2、洗濯兼脱水槽(回転ドラム)3、モータ4などを含めて洗濯機構という。
外槽2の底面最下部には、排水口2b(図2に示す)が設けてあり、排水ホース26が接続されている。排水ホース26の途中には排水弁(図示せず)が設けてあり、排水弁を閉じて給水することで外槽2に水を溜め、排水弁を開いて外槽2内の水を機外へ排出する。
外槽2は、下側をベース1hに固定されたサスペンション5(コイルばねとダンパで構成)で防振支持されている。また、外槽2の上側は上部補強部材に取り付けた補助ばね(図示せず)で支持されており、外槽2の前後方向への倒れを防ぐ。
サスペンション5、補助ばね(図示せず)などを含めて防振支持機構という。
洗剤容器19は外枠筐体1内の上部左側に設けられ、そこに設けられて前部開口から引き出し式の洗剤トレイ7を装着する。洗剤類を入れる場合は、洗剤トレイ7を図1に示す二点鎖線で表示したように引き出す。洗剤容器19は、外枠筐体1を構成する前述した上側の補強板(図示せず)に固定されている。
洗剤容器19の後側には、図1、図5に示すように、給水電磁弁16や風呂水給水ポンプ17,水位センサ(図示せず)など給水に関連する部品を設けてある。上面カバー1eには、水道栓からの給水ホース接続口16a,風呂の残り湯の吸水ホース接続口17aが設けてある。洗剤容器19は、外槽2に接続されており、給水電磁弁16を開く、あるいは風呂水給水ポンプ17を運転することで、外槽2に洗濯水を供給する。
洗剤容器19、洗剤トレイ7、給水電磁弁16、風呂水給水ポンプ17などを含めて洗濯水洗剤供給系という。この洗濯水洗剤供給系は外枠筐体1内の上部左側にまとめて設けられる。
除湿ダクト29は、図2、図5に示すように、外枠筐体1の背面内側に縦方向に設置する。この除湿ダクト29は、ダクト下部が外槽2の背面下方に設けた吸気口2aにゴム製の蛇腹管B29aをもって接続される。除湿ダクト29内には、水冷除湿機構(図示せず)を内蔵しており、給水電磁弁16から水冷除湿機構へ冷却水を供給する。冷却水は除湿ダクト29の壁面を伝わって流下し、吸気口2aから外槽2に入り排水口2bから排出される。
除湿ダクト29の上部は、図3、図4に示すように、外枠筐体1内の上部右側に前後方向に設置したフィルタダクト27に接続している。フィルタダクト27の前面には開口部を有しており、この開口部に引き出し式の乾燥フィルタ8を挿入してある。除湿ダクト29からフィルタダクト27へ入った空気は、乾燥フィルタ8のメッシュフィルタ8aに流入し糸くずが除去される。
乾燥フィルタ8の掃除は、乾燥フィルタ8を引き出してメッシュ式のフィルタ8aを取り出して行う。また、フィルタダクト27の乾燥フィルタ挿入部の下面には開口部が設けてあり、この開口部は吸気ダクト33が接続しており、吸気ダクト33の他端は送風ユニット28の吸気口と接続している。
送風ユニット28は、駆動用のモータ28a,ファン羽根車(図示せず)、ファンケース28bで構成されている。ファンケース28bにはヒータが内蔵されており、ファン羽根車から送られる空気を加熱する。送風ユニット28の吐出口は温風ダクト30に接続する。
温風ダクト30は、図2、図4に示すように、ゴム製の蛇腹管30a,蛇腹管継ぎ手30bを介して、外槽カバー2dに設けた温風吹き出し口32に接続している。送風ユニット28が筐体1内の上部右側に設けてあるので、温風吹き出し口32は外槽カバー2dの右斜め上の位置に設け、温風吹き出し口32までの距離を極力短くするようにしてある。
これらの除湿ダクト29、フィルタダクト27、乾燥フィルタ8、吸気ダクト33、送風ユニット28、ヒータ、蛇腹管30aなどを含めて乾燥空気循環系という。この乾燥空気循環系は、外槽の後側下部から流出する乾燥空気を除湿しながら上方に送風手段上方で導き、ヒータで加熱を加えて再び外槽の前寄り上部に乾燥空気を送り込む構成になるもので、外枠筐体1の上右側にまとめて設けられる。
前述した洗濯水洗剤供給系は外枠筐体1内の上左側に、乾燥空気循環系は外枠筐体1内の上右側であるので、洗濯水洗剤供給系と乾燥空気循環系は外枠筐体1を前側から見て左右に振り分け配置になっている。
図6〜図9を引用して除湿ダクト、および泡検知手段に関して説明する。
除湿ダクト29は、上下に延びる縦長風路200と、下部の吸気口2aと、上部の排気口(開口部)を有する。縦長風路200は横方向(水平方向)の断面形状が矩形で、間隔が狭い対向面に冷却フィン201と泡検知手段の接触電極202を設ける。多数の冷却フィン201が千鳥足状に設けられたところの対向面は平坦で、この平坦面に接触電極202が設けられる。接触電極202と多数の冷却フィン201は狭い間隔を隔てて向き合うように置かれる。
縦長風路200を形成する除湿ダクト29は縦方向の合せ面を有する二つの除湿ダクト片から構成される。二つの除湿ダクト片は合成樹脂で形成される。冷却フィン201は、熱伝導の良好なステンレスやアルミの金属材料で作られる。除湿ダクト29の上側から供給される除湿用の冷却水は冷却フィン201を伝わりながら流下する際に触れる乾燥空気の除湿を行う。乾燥空気は冷却水で良く冷えた冷却フィン201にも触れ更に良く除湿される。
接触電極202は、図8に示すように、二つの接触電極片202A、202Bを一組にして構成され、両接触電極片202A、202B間の抵抗変化に応じて泡を検知する。接触電極片202A、202Bは、根元を固定支持する金属支持板204、205を有する。金属支持板204、205は、それぞれ二つの螺子206で締結される。螺子206は、縦長風路200の内側に突き出すように合成樹脂で一体に形成された螺子ボス207に螺合される。
二つの接触電極片202A、202Bは、それぞれが二つの螺子ボス207の間で縦長風路200内に突き出すように置かれる。接触電極片202A、202Bにはリング状のシール208を設けて取り付け部分の水密/気密を保っている。
接触電極片202A、202B、金属支持板204、205は、ステンレスを含む金属材で作られ、図6に示すようにリード線210を介して接触電極片202A、202B間の抵抗変化が取り出される。
除湿ダクト29の縦長風路200には、乾燥運転時に乾燥空気が流れる。乾燥空気に含まれる糸くずは冷却フィン201に付着する。冷却フィン201が存在する方の縦長風路200の内面には糸くずがたまるが、接触電極202が置かれる側の内面は冷却フィン201が存在しない平坦面になっているので糸くずはたまらない。
接触電極202は糸くずのたまらないところに置かれるので、湿った糸くずが接触電極202に触れてしまうような誤検知は生じなく、泡検知手段の誤検知が生じ難い洗濯乾燥機を提供できる。
冷却フィン201と泡検知手段の接触電極202を設ける縦長風路200は、断面形状が矩形で、その間隔が狭い対向面に冷却フィン201と接触電極202に向き合うように位置する。除湿ダクト29の縦長風路200を上る泡は冷却フィン201と接触電極202に向き合う狭いところを通るので、接触電極202との接触が欠かさず行われ、泡検知手段による泡検知が確実に行われる。また、金属支持板の両端を二つの螺子206で締結するので、接触電極片は確り固定される。この螺子206を螺合する螺子ボス207は縦長風路200の内側に突出すように設けられているので、除湿ダクト29の外側に突出ができず、コンパクトになる。
また、除湿ダクト29の縦長風路200は、上側からシャワが注がれる。このシャワで、縦長風路200内の糸くずやここに残存する泡を洗い流す。接触電極202の下方に設けた循環ポンプ用のノズル211より洗浄水が噴射され、縦長風路200内の洗浄が行われる。シャワによる泡の洗い流しは、泡検知手段の検知に応じて行われる。これに対し、循環ポンプ用のノズル211でする洗浄水の噴射は、泡検知手段の検知に関係なく、循環ポンプの運転により行われる。
図10、図11を引用して洗濯乾燥機の制御回路図、泡検知手段に関して説明する。
制御回路は、マイクロコンピュータ300、負荷駆動手段301、各種負荷、電源回路、各種センサ、各種スイッチ、泡検知手段の泡検知回路302、泡検知手段の接触電極202を含む。泡検知回路302は、増幅回路303、絶縁用のトランス304を有する。トランス304の一次側には、接触電極202の接触電極片202A、202Bが接続され、二次側には増幅回路303が接続される。
泡が接触電極片202A、202Bに接離することによる接触電極202の抵抗変化にともなう電流や電圧の変化を増幅回路303で増幅して変換された信号情報はマイクロコンピュータ300で演算処理して泡の検出判定される。
この泡検出判定、および判定に基く動作フローに関し、図11に沿って述べる。
ステップS500で、洗濯工程における泡検出が開始する。発泡監視(ステップS501)、発泡検知(ステップS502)は、洗濯工程が推移中に継続して行われる。洗濯工程は、洗剤溶かし前(ステップS503)、本洗い前(ステップS504)、すすぎ中(ステップS505)、追加すすぎ中(S506)、リターンサイクル中(ステップS507)、監視終了(ステップS508)、終了(ステップS509)の順に進行する。
洗剤溶かし前(ステップS503)は、洗剤溶かしが終了するまでをいう。本洗い前(ステップS504)は、洗いが終了するまでをいう。
泡検知手段による泡検知は、前述したように、接触電極202の抵抗変化にともなう電流や電圧の変化を測定して行う。抵抗変化にともなう電流や電圧の変化に、基準値を定めて泡の有無を判定する。
泡検知手段による泡検知は、上記縦長風路200内のシャワによる洗浄中と洗浄後の1分程度は検知をしない。また、風呂水等の給水中や給水中後の1分程度は検知をしない。
洗剤溶かし前(ステップS503)では泡検知手段の泡検知をするが、泡検知があってもシャワ注水の洗浄はしない。洗剤溶かし前(ステップS503)に続く、本洗い前(ステップS504)で泡検知されないと、すすぎ中(ステップS505)へと推移する。
しかし、本洗い前(ステップS504)で泡検知されると、泡検知の回数が判定される(ステップS510)。泡検知の回数が2回までは、縦長風路200内にシャワの給水が行われる(ステップS511)。シャワで縦長風路200内が洗浄されるとともに洗濯量に応じた洗濯水位よりも所定水量下がるxTr水位まで排水(ステップS512)して外槽2に溜まる洗濯水の水位が下げられ、運転続行(ステップS513)へと進み、残り時間の本洗い前(ステップS504)が行われる。
なお、上述した縦長風路200内へのシャワ給水と併せて回転ドラム3内にもシャワされる。また、ステップS510での泡検知の回数には、洗剤溶かし前(ステップS503)に泡検知される回数に加算されない。
上記ステップS510で泡検知の回数が2回を超え、3回と判定されると、発泡処理(ステップS514)に移行する。この発泡処理(ステップS514)では、外槽2に溜まる洗濯水が全部排水され、外槽2に洗濯水を溜めずに給水を続ける洗浄、または洗濯水を排水して新たな洗浄水に入れ替る洗浄が行なわれる。
発泡処理(ステップS514)に引き続き、発泡表示(ステップS515)、処理終了(ステップS516)、次工程(ステップS517)へと推移する。
すすぎ中(ステップS505)、追加すすぎ中(S506)で泡検知されると、発泡処理(ステップS514)に移行する。リターンサイクル中(ステップS507)、で泡検知されると、C18エラー(ステップS518)に移行して洗濯工程が中断し、ユーザへ異常報知が告げられる。
ところで、従来は泡検知されると、直ちに発泡処理(ステップS514)に移行するようにしていた。発泡処理では上述したように給水を続ける洗浄や洗浄水の入れ替をするので、洗濯水量が嵩む。また、泡検知の精度(感度)を下げると、洗濯運転に続く乾燥運転に悪影響を及ぼす。
本発明は、上記実施例で述べたように、本洗い前(ステップS504)で泡検知されと、縦長風路200内のシャワによる泡消し洗浄、外槽2に溜まる洗濯水の水位下げ、回転ドラム3内のシャワによる泡消しをして残り時間の本洗い前(ステップS504)を行なうようにした。このように、検知泡を消去(縦長風路200内のシャワによる消泡)し、泡発生の抑制(洗濯水の水位下げ/回転ドラム3内のシャワによる消泡)を抑えることで、本洗い前(ステップS504)で泡検知され際に、直ちに発泡処理に移行するのを抑えることで、発泡処理に使われる洗濯水の節水を図ることができた。
しかも本洗い前(ステップS504)で2回の泡検知(所定の回数)まで、検知泡を消去と泡発生の抑制を繰り返すことで、これ以降の洗濯工程では泡検知される可能性は格段に少なくなり、結果として発泡処理を避けて節水を図ることができる。
また、本洗い前(ステップS504)の泡検知で、検知泡の消去と泡発生の抑制をすることにより、泡検知の精度を高めても発泡処理が避けられる。この泡検知の精度を高ためることにより、除湿ダクト29の縦長風路200に残存する泡が低減され、洗濯運転に続く乾燥運転が改善される。
本発明の一実施形態に係る洗濯乾燥機の外観図である。 本発明の一実施形態に係るもので、内部の構造を示す洗濯乾燥機の側面図である。 本発明の一実施形態に係るもので、内部の構造を示すために筐体の一部を切断して示した洗濯乾燥機の平面図である。 本発明の一実施形態に係るもので、内部の構造を示すために筐体の一部を切断して示した洗濯乾燥機の斜視図。 本発明の一実施形態に係るもので、内部の構造を示すために背面カバーを取り外した洗濯乾燥機の背面図である。 本発明の一実施形態に係るもので、除湿ダクトを単体を外側から示した正面図である。 本発明の一実施形態に係るもので、図6に示す除湿ダクトの縦断面図である。 本発明の一実施形態に係るもので、図6のA−A断面拡大図である。 本発明の一実施形態に係るもので、図8をB−Bの方向から見た部分拡大図である。 本発明の一実施形態に係るもので、洗濯乾燥機の制御回路図である。 本発明の一実施形態に係るもので、泡検知手段の検知フローを示す図である。
符号の説明
1…外枠筐体、2…外槽、2d…外槽カバー、3…洗濯兼脱水槽、4,28a…モータ、6…操作パネル、8…乾燥フィルタ、9…ドア、16…給水電磁弁、27…フィルタダクト、28…送風ユニット、28b…ファンケース、29…除湿ダクト、32…温風吹出し口、32d…ノズル、33…吸気ダクト、38…制御装置、1h…底ベース、1a,1b…左右の外側板、1g…前側の補強板、1c…前面カバー、1d…背面カバー、1e…上面カバー、1f…下部前面カバー、202…接触電極、29…除湿ダクト、200…縦長風路、201…冷却フィン。

Claims (8)

  1. 回転ドラム、この回転ドラムを内置する外槽、前記回転ドラムを回転駆動するモータを含む洗濯機構と、前記洗濯機構を内置する外枠筐体と、前記洗濯機構を防振支持する防振機構と、前記外槽から流出してきた乾燥空気に除湿・加熱を加えて再び前記外槽に前記乾燥空気を送り込む乾燥空気循環供給系を備え、
    前記乾燥空気循環供給系は、前記外槽の下部から流出する前記乾燥空気を除湿しながら上方に導く除湿ダクトと、前記乾燥空気を送る送風手段を有し、
    前記除湿ダクトを上る泡を検知する泡検知手段を備える洗濯乾燥機において、
    前記除湿ダクトは上から冷却水が流下する縦長風路を有し、前記縦長風路は片側内面に突出する多数の冷却フィンを設け、前記冷却フィンと向き合う他方側内面を冷却フィンのない平坦面とし、
    前記泡検知手段は接触する泡を感知する接触電極を有し、前記接触電極を前記縦長風路の平坦面側に露出させたことを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 請求項1記載の洗濯乾燥機において、
    前記接触電極は二つの接触電極片を一組にして構成され、両接触電極片間の抵抗変化に応じて泡を検知することを特徴とする洗濯乾燥機。
  3. 請求項1記載の洗濯乾燥機において、
    前記縦長風路は断面が矩形状で、間隔が狭い対向面に前記冷却フィンと前記接触電極を向き合わせたことを特徴とする洗濯乾燥機。
  4. 請求項2記載の洗濯乾燥機において、
    前記接触電極片は、根元を固定支持する金属支持板を有し、
    前記縦長風路は合成樹脂で形成され、前記金属支持板を締め付け固定する螺子が螺合する合成樹脂の螺子ボスを前記平坦面の内方に突き出すように前記縦長風路と一体に形成したことを特徴とする洗濯乾燥機。
  5. 請求項4記載の洗濯乾燥機において、
    一つの接触電極片に二つの前記螺子ボスを備え、
    前記接触電極片が二つの前記螺子ボスの間で前記縦長風路内に突き出していることを特徴とする洗濯乾燥機。
  6. 回転ドラム、この回転ドラムを内置する外槽、前記回転ドラムを回転駆動するモータを含む洗濯機構と、前記洗濯機構を内置する外枠筐体と、前記洗濯機構を防振支持する防振機構と、前記外槽から流出してきた乾燥空気に除湿・加熱を加えて再び前記外槽に前記乾燥空気を送り込む乾燥空気循環供給系を備え、
    前記乾燥空気循環供給系は、前記外槽の下部から流出する前記乾燥空気を除湿しながら上方に導く除湿ダクトと、前記乾燥空気を送る送風手段を有し、
    前記除湿ダクトを上る泡を検知する泡検知手段を備える洗濯乾燥機において、
    洗濯工程は、洗剤溶かし、本洗い、すすぎ、追加すすぎ、リターンサイクルなどの各工程を含み、
    前記本洗いでは、前記泡検知手段が泡を検知する毎に前記除湿ダクト内の泡を泡消去用のシャワで消去すると共に、前記泡検知手段による泡検知は、前記除湿ダクト内の泡を泡消去用のシャワで消去する最中、およびシャワ終了後の所定時間内では休止することを特徴とする洗濯乾燥機。
  7. 回転ドラム、この回転ドラムを内置する外槽、前記回転ドラムを回転駆動するモータを含む洗濯機構と、前記洗濯機構を内置する外枠筐体と、前記洗濯機構を防振支持する防振機構と、前記外槽から流出してきた乾燥空気に除湿・加熱を加えて再び前記外槽に前記乾燥空気を送り込む乾燥空気循環供給系を備え、
    前記乾燥空気循環供給系は、前記外槽の下部から流出する前記乾燥空気を除湿しながら上方に導く除湿ダクトと、前記乾燥空気を送る送風手段を有し、
    前記除湿ダクトを上る泡を検知する泡検知手段を備える洗濯乾燥機において、
    洗濯工程は、洗剤溶かし、本洗い、すすぎ、追加すすぎ、リターンサイクルなどの各工程を含み、
    前記本洗いでは、前記泡検知手段が泡を検知したら前記外槽に溜っている洗濯水を洗濯量に応じた洗濯水位よりも所定水量下がるxTr水位まで排水し、
    前記泡検知手段による泡検知が所定回数を超えたら、前記外槽に溜っている洗濯水を洗濯量に応じた洗濯水位よりも所定水量下がる前記xTr水位まで排水することをせずに発泡処理に移行し、前記発泡処理では前記外槽に溜っている洗濯水を排水して新たな洗浄水に替えると共に、前記本洗いで前記泡検知手段が検知する前記所定回数には、本洗いに先立って実行される洗剤溶かしで検知される泡検知は加算されないことを特徴とする洗濯乾燥機
  8. 回転ドラム、この回転ドラムを内置する外槽、前記回転ドラムを回転駆動するモータを含む洗濯機構と、前記洗濯機構を内置する外枠筐体と、前記洗濯機構を防振支持する防振機構と、前記外槽から流出してきた乾燥空気に除湿・加熱を加えて再び前記外槽に前記乾燥空気を送り込む乾燥空気循環供給系を備え
    前記乾燥空気循環供給系は、前記外槽の下部から流出する前記乾燥空気を除湿しながら上方に導く除湿ダクトと、前記乾燥空気を送る送風手段を有し
    前記除湿ダクトを上る泡を検知する泡検知手段を備える乾燥機において
    前記除湿ダクトは上から冷却水が流下する縦長風路を有し、前記縦長風路は片側内面に突出する多数の冷却フィンを設け、前記冷却フィンと向き合う他方側内面を冷却フィンのない平坦面とし
    前記泡検知手段は接触する泡を感知する接触電極を有し、前記接触電極を前記縦長風路の平坦面側に露出させたことを特徴とする乾燥機
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