JP7018998B2 - 洗濯機 - Google Patents
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Description
れ検出を行える洗濯機を提供することを目的とする。
参照しながら詳細に説明する。なお、本説明において、同一の構成要素には同一の番号を
付し、重複する説明は省略する。
縦型式洗濯乾燥機)である。
は外蓋3が設けられている。外蓋3は、山型に折れ曲がりながら後ろ側に開くことにより
、開口部2b(図2参照)を開口し、洗濯兼脱水槽8(図2参照)に衣類(洗濯物)が出
し入れ可能になっている。上面カバー2aの背面側には、水道栓からの給水ホース接続口
4および風呂の残り湯の吸水ホース接続口5が設けられている。上面カバー2aの正面側
には、電源スイッチ6が設けられ、外蓋3の正面側には、操作スイッチ7aおよび表示器
7bからなる操作表示パネル7が設けられている。
切断して示した右側断面図である。
水および通風のための多数の貫通孔8bを有し、上側が開口している。外槽9は、円盤状
の底壁部9cと円筒状の周壁部9dとを有して有底円筒状に形成され、洗濯兼脱水槽8を
同軸上に内包し、上側が開口している。また、外槽9の上部には、内蓋9aが設けられて
いる。洗濯乾燥機1の使用者は、外蓋3および内蓋9aを開くことにより、開口部2bか
ら洗濯兼脱水槽8内に衣類の出し入れを行うことができる。
動装置10を備える。駆動装置10は、モータ10aとクラッチ機構10bとを有し、駆
動装置10の回転軸10cは外槽9を貫通し、洗濯兼脱水槽8および回転翼8aと結合し
ている。クラッチ機構10bは、モータ10aの回転動力を洗濯兼脱水槽8および/また
は回転翼8aに伝達する。モータ10aは、その回転を検出するホール素子あるいはフォ
トインタラプタなどで構成される回転検出装置28と、モータ10aに流れる電流を検出
するモータ電流検出装置29を備える。
投入は投入ホース11aにより、外槽9と洗濯兼脱水槽8の間に行われる。給水ユニット
12は、上面カバー2aの背面側に設けられる。給水ユニット12は、給水ホース接続口
4からの水道水を洗剤・仕上剤の投入装置11、後述する水冷除湿機構(図示せず)へ給
水する。また、給水ユニット12は、給水ホース接続口4からの水道水や吸水ホース接続
口5(図1参照)からの風呂水を、注水ホース11bを介して、外槽9と洗濯兼脱水槽8
の間から外槽9内に注水することができる。
いる。下部連通管13は、排水弁14を介して、洗濯水排水路15と連通するように接続
されている。排水弁14を閉弁することにより、外槽9内に洗い水やすすぎ水を貯水可能
となる。また、排水弁14を開弁することにより、外槽9内の水を、洗濯水排水路15を
介して、洗濯乾燥機1の機外へ排水することができる。
プ17を介して洗濯水循環水路18と連通するように接続されている。また、洗濯水循環
水路18は、洗濯兼脱水槽8より上側に設けられた糸くず除去装置19と連通するように
接続されている。循環ポンプ17を駆動し正方向に回転させると、外槽9内の水が、落込
部9bおよび下部連通管13を介して異物除去装置16に流入し異物が除去され、循環ポ
ンプ17の吸込口に流入する。循環ポンプ17の吐出口から吐出された水は、洗濯水循環
水路18を介して糸くず除去装置19に流入し糸くずが除去され、糸くずが除去された水
(循環水)は糸くず除去装置19から洗濯兼脱水槽8内に散布するように注水される。
部9bとゴム製の蛇腹管20aで接続される。乾燥ダクト20内には、水冷除湿機構(図
示せず)を内蔵しており、給水ユニット12から水冷除湿機構へ冷却水を供給する。冷却
水は乾燥ダクト20の壁面を伝わって流下して落込部9bに入り、下部連通管13、洗濯
水排水路15を通り機外へ排出される。
22と接続されている。ヒータ22の出口は、送風ダクト23およびゴム製の蛇腹管23
aを介して、吹出ノズル24と接続されている。
ァン21の吸込口から吸込し、ファン21の吐出口から吐出された空気をヒータ22で加
熱して、高温低湿の風を吹出ノズル24から洗濯兼脱水槽8内に向けて吹き出すことがで
きる。
た洗濯水の水位を検出する水位センサ25を備えている。送風ダクト23には、乾燥運転
中に洗濯兼脱水槽8内に向けて吹き出される風の温度を検出する温度センサ26aを備え
ている。外槽9の落込部9bには、洗濯水の温度や、乾燥運転中に乾燥ダクト20に吸い
込まれる空気の温度を検出する温度センサ26bを備えている。下部連通管13と排水弁
14の間には、洗濯水の温度や、乾燥運転中に洗濯水排水路15から機外に排出される空
気の温度を検出する温度センサ26cを備えている。外槽9の側面上部には、外槽9の振
動による振動加速度を検知する加速度センサ27を備えている。なお、水位センサ25、
温度センサ26a,26b,26c、加速度センサ27で検出された信号は、制御装置1
00に送信される。
水電磁弁12cと、外槽給水電磁弁12dと、給水切替電磁弁12eと、風呂水ポンプ1
2fと、給水経路ユニット30と、を備えている。
路ユニット30内を通り、出水口32に接続されるホース12i(図2参照)を介して、
投入装置11(図2参照)の洗剤投入室(図示せず)に給水する。洗剤投入室に注水され
た水道水は、投入された洗剤とともに、投入ホース11a(図2参照)を介して、外槽9
内に注水される。
経路ユニット30内を通り、出水口34に接続されるホース12j(図2参照)を介して
、投入装置11(図2参照)の仕上剤投入室(図示せず)に給水する。仕上剤投入室に注
水された水道水は、投入された仕上剤とともに、投入ホース11a(図2参照)を介して
、外槽9内に注水される。
れるホースを介して、乾燥ダクト20(図2参照)の水冷除湿機構(図示せず)に給水す
る。
る注水ホース11b(図2参照)から洗濯兼脱水槽8内に給水する。
、外槽9と洗濯兼脱水槽8の間に行うかを切替える。
時に洗濯液の電導度を検出するものであり、外槽9の底壁部9cの外周縁部に配置される
。また、この水質センサ40は、合成樹脂製のベース、一対の電極42A,42Bを備え
て構成されており、水質センサ40の溝部が、外槽9の径方向S(法線方向)に延びるよ
うに配置される。
、ほぼ連続した面となるように構成されている。例えば、洗濯運転時の脱水工程において
、洗濯兼脱水槽8の貫通孔8b(図2参照)から外槽9に排出されたすすぎ水の一部は、
外槽9の周壁部9dを沿って流れ落ち、切欠部、水質センサ40の溝部、外槽9の底壁部
9cを流れるようになっている。
続され、共振回路48を形成する。コイル48aは、コイル49aと磁気結合されており
、コイル49aは、発振回路49と接続されている。これら、一対の電極42A,42B
、コイル48a、コイル49a、発振回路49で水質センサ40を形成している。発振回
路49は、電極間の電導度に相当する信号を制御装置100(図2参照)のマイクロコン
ピュータ(以下、マイコンと記す)110に送信しており、構成部品であるコンデンサの
静電容量により特性が変わり、読み取りやすくなる水質の抵抗値領域が変化する。
る。制御装置100は、マイコン110を中心に構成される。マイコン110は、運転パ
ターンデータベース111と、工程制御部112と、回転速度算出部113と、衣類重量
算出部114と、電導度測定部115と、洗剤量・洗い時間決定部116と、洗剤状態判
定部117と、汚れ判定部118を備える。
を運転パターンデータベース111から呼び出し、洗濯または/および乾燥を開始する機
能を有する。工程制御部112は、運転パターンデータベース111から呼び出された運
転パターンに基づき、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程、乾燥工程の各工程を運転制御す
る機能を有する。
する。また、工程制御部112は、モータ駆動回路121を介して駆動装置10のモータ
10aを駆動制御し、クラッチ制御回路122を介してクラッチ機構10bを切り替え、
ヒータスイッチ123のON/OFFを制御することによりヒータ22の通電を制御し、
ファン駆動回路124を介してファン21を制御し、循環ポンプ駆動回路125を介して
循環ポンプ17を駆動制御する機能を有する。
値に基づき、モータ10aの回転速度を算出する機能を有する。
検出装置29の検出値に基づいて、洗濯兼脱水槽8内の衣類の重量を算出する機能を有す
る。衣類の重量が増加することにより洗濯兼脱水槽8を回転させるための負荷が大きくな
り、モータ10aに流れるモータ電流が多く必要になることから、モータ10aのモータ
電流と回転速度により衣類の重量を算出することができる。
を測定する機能を有する。
、洗剤量および衣類の洗い時間を決定する機能を有するものであり、詳細は後述する。
状態を判定する機能を有するものであり、詳細は後述する。
状態により洗い時間やモータ回転数を決定する機能を有するものであり、詳細は後述する
。
6は、本実施形態に係る洗濯乾燥機の洗濯運転(洗い~すすぎ~脱水)の運転工程を説明
する工程図である。
コース選択)。ここで、使用者は洗濯兼脱水槽8内に洗濯する洗濯物を投入する。使用者
が操作スイッチ7aを操作することにより、工程制御部112は、回転翼8aを回転させ
、マイコン110の衣類重量算出部114は、注水前の衣類について布量を算出する。
開弁する。給水電磁弁12a,12b,12c,12dが閉弁している状態では、給水ホ
ース接続口4に接続されているホース内に空気が含まれていることがある。この空気は水
道圧で圧縮されており、給水電磁弁12a,12b,12c,12dを開弁すると、高圧
の水道圧から大気圧に開放され、水道水内の空気は急激に膨張して吹き出し、給水流路に
設けられた機器を損傷したり、洗剤、仕上剤の投入装置11に給水する場合には、洗剤、
仕上剤を吹き飛ばしたりするおそれがある。そのため、工程制御部112は、給水経路内
にセンサ等が設けられていない外槽給水電磁弁12dを開弁し、水道水とともに、圧縮さ
れた空気を外槽9内に排出する。
および水の硬度に基づいて、投入すべき洗剤量と、洗濯完了までの所要時間を表示器7b
に表示する。なお、水道水の水温および水の硬度は、前回すすぎ運転したときに検出(ス
テップS30)し、洗剤量・洗い時間決定部116に記憶してあり、それを用いる。水道
水の水温や水の硬度は、外気温度の変化に対して緩やかにしか変化しないため、前回の洗
濯時に測定した水道水の水温と水の硬度を使用して洗剤量を判定することが可能である。
なお、洗濯乾燥機を設置して最初の運転時には、洗濯性能が悪くならない初期値(例えば
水温15℃、硬度120ppm)を用いる。
9に沿って洗剤と水を供給し、所定の水位に到達したら、洗剤給水電磁弁12aを閉弁す
る。
サ26c)により測定し、電導度を水質センサ40により測定する。
定における洗剤状態判定部117について更に説明する。
ある。
は、温度センサ26c)により測定し、ステップS52では、洗剤状態判定部117は、
洗剤の種類が液体洗剤か粉末洗剤かを判定する(洗剤状態判定)。なお、この洗剤状態判
定については、図8を用いて後述する。測定した水温が閾値t1より高い場合は(ステッ
プS53でYes)、ステップS54に進み、閾値t1以下の場合は(ステップS53で
No)、ステップS55に進む。ここで、洗剤の溶け具合は約10℃前後で大きく変化す
ることが実験的に判明したため、本実施形態では、バラツキも考慮して10℃より少し高
い13℃を閾値t1として設定した。
プS56)とする。液体洗剤と判定しなかった場合は(ステップS54でNo)、洗剤溶
かし時間T1(ステップS57)とする。ステップS55で液体洗剤と判定した場合は(
Yes)、洗剤溶かし時間T2(ステップS58)とし、液体洗剤と判定しなかった場合
は(ステップS55でNo)、洗剤溶かし時間T3(ステップS59)とする。
し時間T1を、または、洗剤溶かし時間T2より洗剤溶かし時間T3を長くしたほうがよ
く、また、水温が低いほうが洗剤は水に溶けにくくなるため、洗剤溶かし時間T0より洗
剤溶かし時間T2を、または、洗剤溶かし時間T1より洗剤溶かし時間T3を長くしたほ
うがよい。
、液体洗浄を使用した場合や水温が高い場合には洗剤溶かしを短くすることにより、全体
の運転時間を短縮することが可能となる。なお、本実施形態では、洗剤溶解工程を開始す
る前であっても、外槽内に給水された液体の電導度を計測することで、洗剤の種類を実質
的に判定可能である点に新たに着目した。また、洗剤溶解工程を開始する前であれば、回
転翼8aと洗濯兼脱水槽8は静止しているので、電導度を高精度で計測できる。
定部117、汚れ判定部118について、図8を用いて説明する。
ャートである。
を水質センサ40により計測する。なお、電導度を計測するときは、計測精度を高めるた
め、外槽給水弁12dによる外槽9への給水、循環ポンプ17による循環、洗濯兼脱水槽
8、および回転翼8aの回転は、停止されていることが望ましい。
プS524に進み、液体洗剤(濃縮)と判定し、それに合わせて水質センサ40の特性を
切り替える。電導度が閾値EC1以上で(ステップS522でNo)、閾値EC2より小
さい場合は(ステップS523でYes)、ステップS525に進み、液体洗剤(すすぎ
2回)と判定する。電導度が閾値EC2以上の場合は(ステップS523でNo)、ステ
ップS526に進み、粉末洗剤と判定し、それぞれ水質センサ40の特性を切り替える。
例えば、水質センサ40の発振回路49の構成部品であるコンデンサを、違う静電容量の
コンデンサに接続を切り替えることで、発振回路49の周波数が変化する。そのため、水
質センサ40の読み取れる電導度の範囲も変化する。粉末洗剤は電導度が高い傾向にある
ため、コンデンサの静電容量を大きくすることで、電気抵抗が低い領域で高い周波数にな
り、検知が容易になる。図10に洗剤種類と検出周波数範囲の関係を示す。液体洗剤(濃
縮)は電導度が低い傾向にあるため、コンデンサの静電容量を小さくすることで、電気抵
抗が高い領域で高い周波数になり、検知が容易になる。また、検出したい抵抗の範囲で、
特性曲線の傾きが大きくなるように切り替える。曲線が水平に近いところでは判別が困難
なので、傾きが大きくなる特性になるようにコンデンサの静電容量を切り替えることが望
ましい。液体洗剤は電導度が粉末洗剤、液体洗剤(濃縮)の中間にある傾向にあるため、
コンデンサの静電容量を前記容量の中間にすることで、検知が容易になる。よって、例え
ば、水質センサ40が粉末洗剤の電導度を検知するための特性のままだと、電導度の異な
るその他の種類の洗剤を使用した際の汚れ検知が、困難になる場合がある。水質センサ4
0の特性を切り替えることより、洗剤種類に応じて、最適な測定結果が得られ、水質セン
サ40を複数設置する必要がなくなる。
て判定された洗剤種類に応じて、汚れ判定のための基準値を計算する。この計算は、汚れ
が溶け出す前のステップS52で計測された電導度に基づき、衣類重量算出部114によ
り算出された衣類重量に応じた給水量から、洗剤液がどれだけ薄まるか求める。これによ
り、汚れ判定に必要な、汚れていない洗い液の電導度を基準に取り、汚れ判定部118の
精度を高めることができる。
較して、電導度が小さくなっているため、汚れ判定部118での判定結果より、すすぎ回
数を変更しても良い。
循環ポンプ17を駆動して逆回転させ、水と洗剤を撹拌して洗剤を溶かして高濃度の洗剤
溶液を生成する。なお、高濃度の洗剤溶液の生成方法としては、循環ポンプ17を利用し
た方法に限らず、回転翼8aと洗濯兼脱水槽8の両方を回転させたり、回転翼8aだけを
回転させたりすることで、発生した水流を利用して水と洗剤を攪拌する方法であっても良
い。
40により測定し、洗剤状態判定部117により、判定した洗剤種類の見直しをするとと
もに、実際に投入された洗剤の濃度を判定する。生成された洗剤溶液は、一定の水量に洗
剤を溶かしているため、洗剤の濃度変化を電導度の変化量として検出できる。洗剤の投入
量が多い場合は(洗剤の濃度が高い)、洗剤の投入量が少ない場合(洗剤の濃度が低い)
と比較して、電導度が大きくなる。このため、汚れ判定部118により、すすぎ運転を1
回と判定していた場合でも、洗剤の投入量が多い場合にはすすぎ運転を2回に変更するこ
とが可能である。なお、このステップS7においては、電導度の計測精度を高めるため、
洗剤溶かしのため回転していた洗濯兼脱水槽8や回転翼8aをいったん停止させた後、次
のステップS8で再び回転を開始させている。したがって、このステップS7をスキップ
すれば、全体の運転時間を更に短縮することも可能である。
回転させながら、循環ポンプ17を駆動して、高濃度の洗剤溶液を糸くず除去装置19か
ら洗濯兼脱水槽8内の衣類に散布する。
算出する。そして、ステップS1で算出した水を含まない衣類の重量とステップS10で
算出した水を含んだ状態の衣類の重量から、衣類の布質(吸水性)を判断する。判別され
た衣類の布質に従って以下の工程が制御される。
上し、洗浄力が向上するため、洗い時間を短縮できる。洗い工程前に水温を測定すること
で、たとえば、風呂の残り湯を利用した洗濯時においても正確な水温が検知でき、洗い時
間を変更することが可能である。
キップすることで洗い時間を短縮することが可能である。
118により洗濯液の電導度を測定し汚れ判定を行っている。図9を用いて汚れ判定につ
いて説明する。
0により計測する。なお、電導度を計測するときは、計測精度を高めるため、外槽給水弁
12dによる外槽9への給水、循環ポンプ17による循環、洗濯兼脱水槽8、および回転
翼8aの回転は、停止されていることが望ましい。
(Yes)、ステップS1804に進み、汚れなしと判定し、電導度と基準値の相対値が
閾値EC3以上で(ステップS1802でNo)、閾値EC4より小さい場合は(ステッ
プS1803でYes)、ステップS1805に進み、汚れ小と判定する。電導度が閾値
EC4以上の場合は(ステップS1803でNo)、ステップS1806に進み、汚れ大
と判定する。
において判定された汚れ量に応じて、洗い時間を延長、またはモータ回転数を高くする。
これにより、汚れ成分により低下する洗浄性能を補うことが可能になる。
判定部118により測定された電導度の変化量が大きい場合は、十分に汚れが落ちていな
いと判断し、スキップをキャンセルすることも可能である。
た衣類の布質に合わせて外槽9の内部に給水し(ステップS12)、回転翼8aを回転し
て、衣類を洗う(ステップS13)。
運転を行う(ステップS14)。
ステップS16,ステップS17,ステップS18,ステップS19)。
により、洗濯物の汚れ度合いを検出することが可能になる。これは、洗い工程時の洗濯液
の電導度は、衣類の汚れが洗剤成分と結合することで変化量が少なくなることで汚れ度合
いを検知することが可能になる。衣類に含まれる汚れに汗などの電解質を含む場合でも、
洗濯液に溶け出した時は洗濯液の電導度が高くなるため検出可能である。ちなみに、本実
施形態における水質センサ40は、外槽9の下部(底部)に設けられているので、洗い工
程時には、水質センサ40が水没している状態であり、洗濯液の電導度を測定することが
できる。
定し、汚れ判定部118が制御することで、洗い時間を制御(短縮または延長)すること
が可能になる。洗剤量・洗い時間決定部116は、汚れ度合いにより洗い時間(短縮また
は延長時間)を決定するテーブルをあらかじめ記憶している。なお、ステップS1で算出
した布量により複数の閾値を設定してもよい。なお、衣類に含まれる汚れ成分により汚れ
の変化量はプラスに変化する場合や、マイナスに変化する場合があるため、汚れの変化量
を絶対値で判断してもよい。
するか否かを判断する。
排水する。排水が終了した後、ステップS22では、工程制御部112は、洗濯兼脱水槽
8を回転させて衣類に含まれる水(洗い水)を脱水する。
磁弁12dを開弁して、洗濯兼脱水槽8にすすぎ水を供給する。そして、洗濯兼脱水槽8
を回転させつつ、洗濯兼脱水槽8内の衣類にすすぎ水を散布する(ステップS23)。
て、衣類からすすぎ水を脱水する(ステップS24)。
ぎ水を散布する(ステップS25)。
すすぎ水を排水する(ステップS26)。排水終了後、工程制御部112は、洗濯兼脱水
槽8を回転させて衣類に含まれる水(すすぎ水)を脱水する(ステップS27)。
18により決定され、すすぎ回数を1回と決定した場合は、工程制御部112にステップ
S23からステップS27をスキップする指令を送信することで、すすぎ運転を1回とす
ることが可能である。
させて水無しの電導度を測定する(ステップS28)。ここで測定した電導度は初期値と
して電導度測定部115に記憶され、水質センサ40の故障判断や、電極部への汚れ付着
などによる経年変化を補正することに利用する。
検知する水位まで外槽9にすすぎ水を供給する(ステップS29)。
c)を動作させて、すすぎ水の水温と電導度を測定して水の硬度を算出する(ステップS
30)。ここで測定した水温と水の硬度は洗剤量・洗い時間決定部116に記憶され、次
回の洗剤量、洗い時間の決定に利用する。
めた状態で回転翼8a(または、洗濯兼脱水槽8)を回転させて衣類を撹拌しながら、仕
上剤給水弁12bを開弁して、洗濯兼脱水槽8内に仕上剤を投入する(ステップS32)
。
を動作させてすすぎ水の電導度変化量を検出することで、洗濯物のすすぎ度合いを検知す
ることが可能になる。ちなみに、本実施形態における水質センサ40は、外槽9の下部(
底部)に設けられているので、すすぎ工程時には、水質センサ40が水没している状態で
あり、すすぎ水の電導度を測定することができる。
で、すすぎ時間を制御(短縮または延長)することが可能になる。すすぎ水の変化量から
すすぎ時間(短縮または延長時間)を決定するテーブルをあらかじめ記憶している。また
、すすぎ水の変化量は、ステップS30で計測した水道水の電導度と比較して判断しても
よい。
ことにも利用できる。従って、洗剤状態判定部117によりすすぎ運転が1回でもよい濃
縮タイプの液体洗剤と判定され、汚れ判定部118により、すすぎ運転が1回と決定され
た場合でも、すすぎが不十分と判定されたときは、追加のすすぎ運転を実行することが可
能である。
3からステップS35時に限定されるものではなく、ステップS23やステップS25時
に動作させて、すすぎ時間を制御(短縮または延長)してもよい。
よってすすぎ時間を制御(短縮または延長)してもよい。
かを判断する(ステップS36)。
S37)。ステップS37では、脱水時の起動を安定させるため、ある一定量のすすぎ水
が残った状態でステップS38(脱水工程)に移行する場合もある。
(ステップS38)。このステップS38(脱水工程)時において、水質センサ40を用
いて衣類から脱水される水を測定することで、洗濯物に含まれている水分量を判定するこ
とが可能になる。脱水工程時に洗濯兼脱水槽8が回転することにより、洗濯物に含まれる
水分が洗濯物から分離され、洗濯兼脱水槽8の貫通孔8bから外槽9の周壁部9dの内面
に向けて排出される。周壁部9dに排出された水は、重力の作用によって周壁部9dの内
面を流れ落ち、そして切欠部9d1内を流れ、水質センサ40の溝部41dに流れ込む。
これにより、水質センサ40は、脱水時の水の電導度を検出することができる。
41dを通り抜ける水の量に応じて検出値(電導度)が変化する。例えば、洗濯物がバス
タオルなど吸水性の高いものの場合には、排出される水の量も多くなり、検出値(電導度
)は高くなる。一方、例えば、洗濯物がワイシャツなど吸水性の低いものの場合には、排
出される水の量は少なくなり、検出値(電導度)は低くなる。
導度を測定することで、脱水時間を制御(短縮または延長)することが可能になる。洗剤
量・洗い時間決定部116は、脱水時間(短縮または延長時間)を決定するテーブルをあ
らかじめ記憶している。なお、ステップS1で算出した布量により複数の閾値を設定して
もよい。
時に限定されるものではなく、他の脱水工程ステップS22、ステップS24、ステップ
S27時に動作させて、脱水時間を制御(短縮または延長)してもよい。
測定することにより、洗剤の種類を液体洗剤か粉末洗剤か判定して(S522、S523
参照)水質センサ40の特性を切り替える。これにより、洗剤種類に応じて、適切な汚れ
判定の測定結果取得が可能となる。また、水質センサ40を複数設置する必要がなくなり
、コストアップを抑制できる。
液体洗剤でないと判定した場合には(S54でNo、または、S55でNo)、洗剤溶か
し時間を液体洗剤より長く設定する。これにより液体洗剤より洗剤溶かし動作は長く動作
することになり、粉末洗剤の溶け残りを防止して、前洗い工程時に満遍なく高濃度の洗剤
溶液を行き渡らせることができ、洗浄性能を向上させることができる。
)、洗剤溶かし時間を短く設定し、洗剤溶かし動作の時間を短縮するとともに、循環ポン
プ17(または洗濯兼脱水槽8、または回転翼8a)の駆動時間を短縮して消費エネルギ
を低減させることができる。
剤溶かし動作の時間を変更するようになっている。(S56、S57、S58、S59参
照)。即ち、水温が閾値t1よりも高く洗剤が溶けやすい場合の洗剤溶かし時間は、液体
洗剤なら洗剤溶かし時間T0(S56)、粉末洗剤なら洗剤溶かし時間をT1(S57)
と設定する。水温が閾値t1以下で洗剤が溶けにくい場合の洗剤溶かし時間は、液体洗剤
なら洗剤溶かし時間T2(S58)、粉末洗剤なら洗剤溶かし時間T3(S59)と設定
する。このように洗剤溶かし時間は、液体洗剤より粉末洗剤を長く(T1>T0、T3>
T2)設定し、水温が高い場合は短く(T0<T2、T1<T3)設定することで、洗剤
溶かし動作の時間を短縮するとともに、循環ポンプ17(または洗濯兼脱水槽8、または
回転翼8a)の駆動時間を短縮して消費エネルギを低減されることができる。
でもよい濃縮タイプの液体洗剤の場合)(S522でYes)、すすぎ運転の回数を1回
とし(S524参照)、電導度が閾値EC1以上の場合(例えば、すすぎ運転が2回の液
体洗剤の場合)(S522でNo)、すすぎ運転の回数を2回とする(S525、S52
6参照)ようになっている。このように電導度に基づいて、洗剤の状態(洗剤の種類)を
判定し、適切なすすぎ運転の回数とすることができるので、洗濯運転の時間を短縮すると
ともに、すすぎ工程時のモータ10a等の動作時間を短縮して消費エネルギを低減させ、
使用する水の量を低減させることができる。
種類により洗剤溶かし動作の時間を設定するのが望ましい。洗剤溶かし動作(S6)のた
めに給水される水は一定の量であり、本洗い工程(S13からS19)の水量と比較して
少ないため洗剤濃度が高くなっており、洗剤の種類(濃縮タイプの液体洗剤、液体洗剤、
粉末洗剤)を判定できる程度に電導度の差が得られる。この判定結果により洗剤溶かし動
作(S6)を実行し、その後にもう一度、電導度を測定(S7)することで、洗剤種類の
判定結果が間違っていないか見直すことができ、また、投入された洗剤の量(洗剤の濃度
)も電導度の差として測定することができるので、洗剤状態の判別性を好適にすることが
できる。
(硬度)と、ステップS5で測定した水温に基づいて、電導度の閾値EC1および閾値E
C2を補正する。即ち、水温が高い場合や、水の電導度(硬度)が高い場合には、閾値E
C1および閾値EC2を大きく設定するようになっている。
好適に洗剤状態を判定することができる。
明したが、例えば、すすぎ運転時に使用する水量を変更する構成であってもよい。具体的
には、電導度が高いほど、すすぎ運転で使用する水量を増加させる制御をする構成であっ
てもよい。即ち、投入された洗剤が多い場合(洗剤の濃度が高い)、すすぎ運転時に洗剤
が必要以上に発泡する可能性があり、使用する水量を増加させることにより、洗剤の発泡
を低減させることができる。また、洗濯液の電導度に基づいて、前洗い工程や、本洗い工
程の運転時間や使用する水量を変更する構成であってもよい。
濯乾燥機を用いて説明したが、これに限られるものではなく、回転ドラム(洗濯兼脱水槽
)の回転軸が略水平方向のドラム式洗濯乾燥機であってもよく、乾燥機能を有しない縦型
式洗濯機、ドラム式洗濯機であってもよい。
く、洗剤液の電導度を検知できる構成であればよい。例えば発振回路49のコンデンサの
静電容量を変更し、特性を切り替えると説明したが、コンデンサでなく、抵抗やコイルで
あってもよい。
2 筐体
4 給水ホース接続口
5 吸水ホース接続口
7 操作表示パネル
8 洗濯兼脱水槽(洗剤溶解手段)
8a 回転翼(洗剤溶解手段)
8b 貫通孔
9 外槽
9b 落込部
9c2 底面
9d 周壁部(周壁面)
9d1 切欠部
10 駆動装置(駆動手段)
10a モータ
10b クラッチ機構
10c 回転軸
11 投入装置
12 給水ユニット(給水手段)
12a 洗剤給水電磁弁(洗剤供給手段)
12b 仕上剤給水電磁弁
12c 冷却水給水電磁弁
12d 外槽給水電磁弁
12e 給水切替電磁弁
12f 風呂水ポンプ
12g 流路
12h 流路
13 下部連通管
14 排水弁
15 洗濯水排水路
17 循環ポンプ(洗剤溶解手段)
25 水圧センサ
26a,26b,26c 温度センサ(温度検出手段)
27 加速度センサ
28 回転検出装置
29 モータ電流検出装置
30 給水経路ユニット
40 水質センサ(電導度検出手段)
42A,42B 電極(一対の電極)
100 制御装置(運転制御手段)
110 マイクロコンピュータ
111 運転パターンデータベース
112 工程制御部(運転制御手段)
113 回転速度算出部
114 衣類重量算出部(洗濯物量判定手段)
115 電導度測定部(電導度検出手段)
116 洗剤量・洗い時間決定部(運転制御手段)
117 洗剤状態判定部
118 すすぎ回数・時間決定部
Claims (4)
- 筺体と、
前記筺体内に支持され洗濯水を溜める外槽と、
前記外槽内に回転自在に支持され洗濯物を収容する洗濯兼脱水槽と、
前記洗濯兼脱水槽を回転駆動させる駆動装置と、
前記外槽内に給水する給水手段と、
前記外槽内の液体の電気電導度を検出する電導度検出手段と、
洗濯兼脱水槽に投入された衣類量を算出する衣類重量算出部と、
を備えた洗濯機において、
前記外槽内に沿って洗剤と水を供給し、水が洗剤溶かし水位に到達した後、水の供給を停止し、洗濯物の汚れが溶け出す前に前記電導度検出手段で検出した洗剤を含む水の電気電導度を検出し、
洗濯物の汚れが溶け出す前の電気電導度と、前記衣類重量算出部で算出した衣類量に応じた給水量と、に基づいて、電導度の基準値を算出し、
洗濯物を洗った後に電気電導度を検出し、検出した電気電導度と前記基準値とに基づいて汚れ量を判定することを特徴とする洗濯機。 - 請求項1において、
前記洗濯兼脱水槽を停止させた状態で、前記電導度検出手段で検出した電気電導度に基づいて、前記電導度検出手段の特性を切り替えることを特徴とする洗濯機。 - 請求項1において、
前記電導度検出手段で検出した洗濯物の汚れが溶け出す前の電気電導度に基づいて、前記電導度検出手段の特性を切り替えることを特徴とする洗濯機。 - 請求項1において、
判定された前記汚れ量に基づいて、洗い時間、前記駆動装置の回転数、すすぎ時間またはすすぎ回数を設定することを特徴とする洗濯機。
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