JP2004208712A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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Soji Hirose
聡司 廣瀬
Takayoshi Akagi
孝嘉 赤木
Kunioki Honda
国興 本田
Yuuji Toutou
有志 東桃
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Abstract

【課題】ドラムと外槽との間に貯められた洗濯水中のリントも捕集する。
【解決手段】このドラム式洗濯機1では、ドラム10の内周面10Cの左側端部で開口22の左端縁に沿って、リントフィルタ保持カバー5が取り付けられており、そのリントフィルタ保持カバー5に、目の細かなネットを袋状にして構成されたリントフィルタ52が着脱自在に保持されている。そして、リントフィルタ保持カバー5には、外水入口55,56と内水入口58とが形成されていて、ドラム10内に貯められた洗濯水だけでなく、外槽とドラム10との間に貯められた洗濯水も流入するようになっている。これにより、ドラム10内外の洗濯水中に含まれるリントをリントフィルタ52で捕集することができる。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ドラム式洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】
ドラム式洗濯機は、ほぼ水平な軸線まわりに回転可能なドラムを外槽内に収容した構成を有しており、ドラム内に洗濯物を収容するとともに、外槽内に所定量の洗濯水(水または洗剤を含む水)を貯めた状態で、ドラムを回転させることによって洗濯物の洗いおよびすすぎを行う。ドラムの内周面には、突条のバッフルが複数配設されていて、ドラムの回転に伴って、ドラム内の洗濯物がバッフルによって水面の上方に持ち上げられた後、そのバッフルから脱落して、水面にたたきつけられることにより、洗濯物に付着した汚れや洗濯物に染み込んだ洗剤が落とされる。
【0003】
洗濯機による洗濯物の洗いおよびすすぎ時には、洗濯物からリント(繊維屑)が出て、そのリントが洗濯水中を浮遊する。パルセータ式(渦巻式)洗濯機では、ほとんどの機種で、洗濯水中を浮遊するリントを捕集するリントフィルタが備えられているが、ドラム式洗濯機では、現在のところ、リントフィルタを備えた機種はほとんど提供されていない。そのため、ドラム式洗濯機で洗濯した後の洗濯物には、リントが付着していることがあった。洗濯物に付着したリントは、とくに濃色系の衣類では目立つので、洗濯物を乾燥させた後に除去しなければならず、その作業はたいへん煩わしいものである。
【0004】
そこで、下記特許文献1には、リントフィルタを設けたドラム式洗濯機について提案がなされている。この提案に係るドラム式洗濯機では、ドラムの周面に洗濯物を出し入れするための開口が設けられており、その開口を開閉するための持ち上げ式の開閉蓋の内面にリント回収バッフルが着脱自在に取り付けられている。リント回収バッフルは、への字状の断面形状を有する突条に形成されていて、その頂部(稜線部)に格子状のリントフィルタを備えている。また、リント回収バッフルの斜面には、洗濯水を取り込むための開口が形成されている。ドラムの回転により、リント回収バッフルが洗濯水中に入ると、ドラム内の洗濯水が開口を介してリント回収バッフル内に取り込まれる。そして、リント回収バッフルが洗濯水中から出ると、そのリント回収バッフル内に取り込まれた洗濯水が、リントフィルタを通ってドラム内に戻され、このとき、洗濯水中のリントがリントフィルタに捕獲される。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−84894号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記の提案に係る構成では、ドラム内に貯められた洗濯水中のリントを捕集できても、ドラムの外周面と外槽との間に貯められた洗濯水中のリントを捕集することができない。
また、開閉蓋を開けた状態で、リント回収バッフルが洗濯物を出し入れするための開口の上方に位置するため、その開口上方に位置するリント回収バッフルが洗濯物の出し入れの邪魔になるという問題もある。この問題は、ドラム内周面の開口から離れた位置に設けられたバッフルをリント回収バッフルにすることによって解決できるが、それでは、リント回収バッフルに手が届きにくくなり、リントフィルタで捕集されたリントを除去するための清掃作業がしづらくなる。
【0007】
そこで、この発明の目的は、ドラム内に貯められた洗濯水中のリントだけでなく、ドラムと外槽との間に貯められた洗濯水中のリントも捕集することができるドラム式洗濯機を提供することである。
また、この発明の他の目的は、リントフィルタがドラムへの洗濯物の出し入れの邪魔にならない構成のドラム式洗濯機を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、リントフィルタの清掃作業を行いやすい構成のドラム式洗濯機を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、洗濯水を貯めることのできる外槽(7)と、この外槽内に設けられ、内部に洗濯物を収容することができるドラム(10)と、このドラムの内外の洗濯水がそれぞれ流入する内水入口(58;61;63)および外水入口(55,56)、ならびにその内水入口および外水入口から流入した洗濯水を上記ドラム内に戻すための水出口(51)を有するリントフィルタ保持部材(5)と、このリントフィルタ保持部材に設けられて、上記内水入口および外水入口から上記リントフィルタ保持部材内に流入した洗濯水が上記水出口を通って上記ドラム内に戻される際に、その洗濯水に含まれるリントを捕獲するリントフィルタ(52)とを含むことを特徴とするドラム式洗濯機である。
【0009】
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
上記の構成によれば、リントフィルタ保持部材には、外水入口と内水入口とが形成されていて、ドラム内の洗濯水だけでなく、外槽とドラムとの間に貯められた洗濯水も流入するようになっている。これにより、ドラム内外の洗濯水中に含まれるリントをリントフィルタで捕集することができる。
【0010】
特に、上記ドラム式洗濯機が、上記外槽内に温風を供給して、上記ドラム内の洗濯物を乾燥させる手段をさらに含む場合、乾燥運転後の外槽とドラムとの間にリントが残りやすい。上記の構成によれば、乾燥運転後に残ったリントを、次に洗濯運転(洗いおよびすすぎ)を行った時にリントフィルタで捕集することができる。
請求項2記載の発明は、洗濯水を貯めることのできる外槽(7)と、この外槽内に設けられ、内部に洗濯物を収容することができるドラム(10)と、このドラムの内周面(10C)の少なくとも一方端部に設けられて、上記ドラム内に貯められた洗濯水に含まれるリントを捕獲するリントフィルタ(52)とを含むことを特徴とするドラム式洗濯機である。
【0011】
この構成によれば、リントフィルタがドラムの内周面端部に設けられており、洗濯物をドラムから出し入れするための開口がドラムの周面または端面のどちらに形成されていても、リントフィルタが開口内に突出することがないので、リントフィルタがドラムへの洗濯物の出し入れの邪魔になることがない。
また、リントフィルタがドラムの内周面端部に設けられていれば、運転中に、リントフィルタがドラム内の洗濯物で覆われた状態になりにくく、リントフィルタによるリントの回収が洗濯物によって邪魔されるおそれがない。
【0012】
なお、上記ドラムが水平方向に対して傾斜した軸線まわりに回転するものである場合、上記リントフィルタは、当該ドラムの内周面の上方に位置する側の端部に設けられていることが好ましい。ドラムの回転軸線が傾斜している場合、洗濯物はドラム内で低い側に片寄るので、リントフィルタがドラム内周面の上方に位置する側の端部に設けられていれば、リントフィルタによるリントの回収が洗濯物によって邪魔されることがない。
【0013】
請求項3記載の発明は、上記ドラム式洗濯機は、上記ドラムの内周面の少なくとも一方端部に設けられて、上記ドラムの内外の洗濯水がそれぞれ流入する内水入口(58;61;63)および外水入口(55,56)、ならびにその内水入口および外水入口から流入した洗濯水を上記ドラム内に戻すための水出口(51)を有するリントフィルタ保持部材(5)をさらに含み、上記リントフィルタは、上記リントフィルタ保持部材に設けられて、上記内水入口および外水入口から上記リントフィルタ保持部材内に流入した洗濯水が上記水出口を通って上記ドラム内に戻される際に、その洗濯水に含まれるリントを捕獲するものであることを特徴とする請求項2記載のドラム式洗濯機である。
【0014】
この構成によれば、請求項2に関連して述べた効果に加えて、さらに請求項1に関連して述べた効果と同様の効果を奏することができる。すなわち、リントフィルタがドラムへの洗濯物の出し入れの邪魔になることがないうえに、ドラム内外の洗濯水中に含まれるリントをリントフィルタで捕集することができる。
請求項4記載の発明は、洗濯水を貯めることのできる外槽(7)と、この外槽内に設けられ、洗濯物を出し入れするための開口(22)を有していて、この開口を介して内部に洗濯物を収容することができるドラム(10)と、このドラムの開口周縁に設けられて、上記ドラム内に貯められた洗濯水に含まれるリントを捕獲するリントフィルタ(52)とを含むことを特徴とするドラム式洗濯機である。
【0015】
この構成によれば、リントフィルタが開口周縁に設けられているから、リントフィルタで捕集されたリントを除去するための清掃作業が行いやすい。
請求項5記載の発明は、上記ドラム式洗濯機は、上記ドラムの開口周縁に沿って設けられて、上記ドラムの内外の洗濯水がそれぞれ流入する内水入口(58;61;63)および外水入口(55,56)、ならびにその内水入口および外水入口から流入した洗濯水を上記ドラム内に戻すための水出口(51)を有するリントフィルタ保持部材(5)をさらに含み、上記リントフィルタは、上記リントフィルタ保持部材に設けられて、上記内水入口および外水入口から上記リントフィルタ保持部材内に流入した洗濯水が上記水出口を通って上記ドラム内に戻される際に、その洗濯水に含まれるリントを捕獲するものであることを特徴とする請求項4記載のドラム式洗濯機である。
【0016】
この構成によれば、請求項4に関連して述べた効果に加えて、さらに請求項1に関連して述べた効果と同様の効果を奏することができる。すなわち、リントフィルタで捕集されたリントを除去するための清掃作業が行いやすいうえに、ドラム内外の洗濯水中に含まれるリントをリントフィルタで捕集することができる。請求項6記載の発明は、上記ドラムは、上記開口を周面に有しているものであって、上記リントフィルタ保持部材は、上記ドラムの内周面の少なくとも一方端部で、上記ドラムの開口周縁に沿って設けられたものであることを特徴とする請求項4または5記載のドラム式洗濯機である。
【0017】
この構成によれば、請求項4に関連して述べた効果に加えて、さらに請求項2に関連して述べた効果と同様の効果を奏することができる。すなわち、リントフィルタで捕集されたリントを除去するための清掃作業が行いやすいだけでなく、ドラム内外の洗濯水中に含まれるリントをリントフィルタで捕集することができる。請求項5の構成も採用した場合には、そのうえさらに、リントフィルタがドラムへの洗濯物の出し入れの邪魔になることがないという利点がある。
【0018】
請求項7記載の発明は、上記ドラムは、上記外槽内でほぼ水平な軸線まわりに回転可能に支持されていて、上記フィルタ保持部材の内水入口および外水入口の少なくとも一方は、上記ドラムの回転方向の上流側および下流側に向けてそれぞれ開口した部分を有していることを特徴とする請求項1、3、5または6記載のドラム式洗濯機である。
なお、上記ほぼ水平な軸線は、水平方向に延びた軸線および水平方向に対して所定角度範囲内(たとえば、90度未満)の角度で傾斜した軸線を含む概念である。
【0019】
この構成によれば、内水入口がドラム回転方向の上流側および下流側に向けてそれぞれ開口した部分を有している場合、ドラムが一方向に回転している時には、その回転方向上流側に向けて開口した部分からドラム内の洗濯水をフィルタ保持部材に流入させることができ、ドラムの回転方向が逆転すると、それまで洗濯水が流入していた開口とは反対側に向けて開口した部分からドラム内の洗濯水をフィルタ保持部材に流入させることができる。したがって、ドラムの回転方向にかかわらず、ドラム内の洗濯水をフィルタ保持部材内に良好に流入させることができ、ドラム内の洗濯水に含まれるリントをリントフィルタで効率良く捕集することができる。
【0020】
また、外水入口がドラム回転方向の上流側および下流側に向けてそれぞれ開口した部分を有している場合、ドラムが一方向に回転している時には、その回転方向上流側に向けて開口した部分からドラム外の洗濯水をフィルタ保持部材に流入させることができ、ドラムの回転方向が逆転すると、それまで洗濯水が流入していた開口とは反対側に向けて開口した部分からドラム外の洗濯水をフィルタ保持部材に流入させることができる。したがって、ドラムの回転方向にかかわらず、ドラム外の洗濯水をフィルタ保持部材内に良好に流入させることができ、ドラム外の洗濯水に含まれるリントをリントフィルタで効率良く捕集することができる。
【0021】
なお、上記フィルタ保持部材の内水入口および外水入口の両方が、上記ドラムの回転方向の上流側および下流側に向けてそれぞれ開口した部分を有していることが好ましく、この場合、ドラムの回転方向にかかわらず、ドラム内外の洗濯水をフィルタ保持部材内に良好に流入させることができ、ドラム内外の洗濯水に含まれるリントをリントフィルタで効率良く捕集することができる。
請求項8記載の発明は、上記ドラムは、上記外槽内でほぼ水平な軸線まわりに回転可能に支持されていて、上記フィルタ保持部材は、上記水出口が形成された面の当該水出口のドラム回転方向の両側に、それぞれ上記ドラム内の洗濯水が流入する内水入口を有しているものであることを特徴とする請求項1、3、5、6または7記載のドラム式洗濯機である。
【0022】
なお、上記ほぼ水平な軸線は、水平方向に延びた軸線および水平方向に対して所定角度範囲内(たとえば、90度未満)の角度で傾斜した軸線を含む概念である。
この構成によれば、ドラムが一方向に回転している時には、水出口よりもドラム回転方向下流側に位置する内水入口からドラム内の洗濯水をフィルタ保持部材に流入させることができ、ドラムの回転方向が逆転すると、それまでとは反対側の内水入口からドラム内の洗濯水をフィルタ保持部材に流入させることができる。したがって、ドラムの回転方向にかかわらず、ドラム内の洗濯水をフィルタ保持部材内に良好に流入させることができ、ドラム内の洗濯水に含まれるリントをリントフィルタで効率良く捕集することができる。
【0023】
請求項9記載の発明は、上記フィルタ保持部材は、上記水出口のドラム回転方向中央部からドラム回転方向に直交する方向に沿って延びた洗濯水案内用リブ(57)を内部に有しているものであること特徴とする請求項7または8記載のドラム式洗濯機である。
この構成によれば、ドラム回転方向下流側の外水入口および内水入口からリントフィルタ保持部材内に流入した洗濯水は、洗濯水案内用リブに当たって、水出口に取り付けられたリントフィルタへと導かれる。これにより、ドラム回転方向下流側の外水入口および内水入口から流入した洗濯水が、リントフィルタ保持部材内を通って、ドラム回転方向上流側の外水入口および内水入口から流出するおそれがないので、リントフィルタ保持部材内に流入した洗濯水に含まれるリントをリントフィルタで効率良く捕集することができる。
【0024】
なお、上記リントフィルタは、目の細かなネットを袋状にして構成されたものであることが好ましい。リントフィルタが目の細かなネットで構成されていれば、微細なリントまでリントフィルタで捕集することができる。
また、上記リントフィルタが上記リントフィルタ保持部材に取り付けられている場合、上記リントフィルタは上記リントフィルタ保持部材に対して着脱自在であることが好ましい。リントフィルタがリントフィルタ保持部材から着脱自在であれば、リントフィルタをリントフィルタ保持部材から取り外して、リントフィルタからリントを除去するための清掃を行うことができる。さらに、その場合、上記リントフィルタ保持部材の水出口が形成されている面には、その水出口の周囲を取り囲むようにリブ(54)が設けられていることが好ましく、このリブが設けられていることにより、ドラム内の洗濯物がリントフィルタに引っかかるのを防止でき、その洗濯物の引っかかりが原因でリントフィルタがリントフィルタ保持部材から脱落するのを防止することができる。
【0025】
請求項10記載の発明は、洗濯水を貯めることのできる外槽(7)と、この外槽内に連通する連通路を形成する連通路形成部材(31)と、この連通路形成部材内に先端が突出した状態で取り付けられて、上記外槽内での洗剤泡の発生状況を検出するための電極(41,42)とを含み、上記電極は、上記連通路形成部材に形成された取付孔(313)の内面にねじを切りながら挿通されるタッピングねじ部(48)と、このタッピングねじ部の先端に設けられて、上記連通路形成部材内に突出し、上記タッピングねじ部の外径よりも小さく、かつ、上記取付孔の内径と同じかまたは小さな外径を有する円柱状の電極部(49)とを有していることを特徴とするドラム式洗濯機である。
【0026】
洗剤泡の発生状況を検出するための電極は、たとえば、連通路形成部材に取付孔を形成し、この取付孔にゴム製の隙間封止部材(パッキン)を嵌合して、その隙間封止部材に形成された挿通孔に電極を挿通させることにより、連通路形成部材内に取り付けることもできる。しかしながら、ゴム製の隙間封止部材は劣化による水漏れを生じるおそれがあるから、これを防止するために、連通路形成部材の取付孔と隙間封止部材との間や隙間封止部材の挿通孔と電極との間に接着剤などを塗布しておく必要がある。
【0027】
これに対して、上記の構成によれば、洗剤泡の発生状況を検出するための電極は、その先端を連通路形成部材の外側から取付孔に挿入し、タッピングねじ部によって取付孔の内面にねじを切りながらねじ込まれることにより、連通路形成部材に取り付けられている。タッピングねじ部が取付孔にねじ込まれているので、この部分から水漏れを生じるおそれはなく、電極と連通路形成部材との間の水密性は確保される。よって、ゴム製の隙間封止部材が不要であり、部品点数および電極取付けのための工数の低減を図ることができる。また、接着剤を塗布しなくても、長年にわたって、良好な水密性を発揮することができる。
【0028】
なお、上記電極は、電極部と反対側の端部にねじ頭(47)をさらに有していて、上記電極への通電のためのリード線(45)は、その先端が上記連通路形成部材と上記ねじ頭とによって挟持されることにより、上記電極に対して取付固定されていることが好ましい。これにより、ナットなどの別部材を用いることなく、リード線を電極に対して固定することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係るドラム式洗濯機の縦断面図であって、前後方向に沿った鉛直面で切断したときの右側から見た断面を示している。このドラム式洗濯機1は、ほぼ直方体形状の筐体2によって外観が構成されている。筐体2の上面2Aの手前側には、手前側ほど低くなるように傾斜した傾斜面2Bが形成されており、上面2Aから傾斜面2Bにかけて、外蓋3によって開閉可能な開口4が形成されている。
【0030】
外蓋3は、開口4の後方側を覆う後蓋3Aと、開口4の手前側を覆う前蓋3Bとを含む。後蓋3Aは、その後端部が筐体2の上面2Aに回動自在に取り付けられている。また、前蓋3Bの後端部が後蓋3Aの前端部に回動自在に取り付けられていて、これにより、後蓋3Aと前蓋3Bとは、互いに回動自在に結合されている。後蓋3Aおよび前蓋3Bが延びて、外蓋3が筐体2の上面2Aおよび傾斜面2Bに沿った状態で、外蓋3によって開口4を閉塞することができる。そして、使用者が前蓋3Bに形成された把持部3Cを手でつかんで、前蓋3Bの後部を上方に持ち上げつつ後方にスライドさせて、前蓋3Bと後蓋3Aとを二つ折りに折り畳んで起立させることにより、開口4を開放することができる。
【0031】
筐体2の内部には、周面が円筒状で両端面が閉塞された外槽7が、その両端面を左右にして、前部中央1カ所および後部左右2カ所にそれぞれ接続されたダンパ8と、図示しない一対のばねとによって弾性的に支持されている。
外槽7の内部には、洗濯物を収容するためのドラム10が両端面を左右にして設けられている。ドラム10の両端面(左右端面)は、閉塞されており、その閉塞された左右端面の中心には、それぞれ外方へ向けて水平に延びた回転軸11が連結されている。そして、各回転軸11は、外槽7の左右端面に回転自在に受け取られていて、これにより、ドラム10は、外槽7内でほぼ水平な軸線まわりに回転可能に支持されている。また、ドラム10の左端面10Aに連結された回転軸11は、外槽7の左端面を貫通して、さらに外槽7の外方へと延びており、その先端部には、ドラム10を回転させるためのモータ(図示せず)がダイレクト・ドライブ方式で結合されている。
【0032】
外槽7の周面には、筐体2に形成された開口4と対向する位置に、中蓋24によって開閉可能な開口23が形成されている。また、ドラム10の周面には、ドラム蓋25によって開閉可能な開口22が形成されており、ドラム10は、開口22が外槽7の開口23と重なるように停止位置が制御されるようになっている。これにより、ドラム10が停止した状態で、外蓋3、中蓋24およびドラム蓋25のすべてを開いて、ドラム10に対して斜め上方から、開口4,23,22を介して洗濯物の出し入れを行うことができる。
【0033】
中蓋24は、たとえば断面略円弧状の板状部材であって、その後端部が、外槽7に対して回動可能に取り付けられている。中蓋24を閉じた状態では、中蓋24の先端部が外槽7に係合し、開口23が水密に閉じられるようになっている。ドラム蓋25は、たとえば後蓋25Aと前蓋25Bとにより構成されている。後蓋25Aは、その後端部が、ドラム10の周面に対して回動可能に取り付けられている。一方、前蓋25Bは、その前端部が、ドラム10の周面に対して回動可能に取り付けられている。後蓋25Aおよび前蓋25Bは、たとえば、ばねなどの付勢部材(図示せず)により、開く方向に向かって付勢されている。
【0034】
前蓋25Bの後端部には、爪部25Cが突出して形成されており、後蓋25Aの前端部には、前蓋25Bの爪部25Cに対応する係合凹部25Dが形成されている。後蓋25Aおよび前蓋25Bを閉じた状態では、爪部25Cが係合凹部25Dに引っ掛かって、閉じた状態が維持されるようになっている。そして、爪部25Cと係合凹部25Dとの係合は、ドラム蓋25の前蓋25Bを下方に押し下げることによって外すことができる。互いの係合が外れた後蓋25Aおよび前蓋25Bは、それぞれに与えられた付勢部材の付勢力によって回動し、ドラム10の開口22を大きく開放する。また、後蓋25Aの後端部および前蓋25Bの前端部は、リンク部材26で連結されていて、開口22が開放された状態から、たとえば、後蓋25Aを下方に回動させると、この後蓋25Aの回動に連動して、前蓋25Bが下方に回動し、爪部25Cと係合凹部25Dとが係合して、開口22が後蓋25Aおよび前蓋25Bによって閉塞される。リンク部材26は、たとえば、ドラム10の内周面10Cの右側端部で開口22の右端縁に沿って配置されており、樹脂製のリンクカバーによって覆われている。
【0035】
筐体2の上面2Aには、外部の水道設備等に至る給水ホースを接続するためのホース接続口が設けられており、このホース接続口から筐体2の内部に向かって給水管15が延びている。給水管15の先端は、外槽7の周面に形成された給水口16に接続されており、給水ホースから供給される水が、給水管15を介して外槽7内に供給されるようになっている。
また、外槽7内の最下部には、水加熱用ヒータ19が配置されており、給水管15から給水されて外槽7内に貯められた水を、水加熱用ヒータ19で適当な水温に温めて、洗濯に使用することができるようになっている。
【0036】
さらに、外槽7の下部手前側には、外槽7内の水を電気分解するための電解装置20が取り付けられている。電解装置20は、内部に複数枚の電極板20Aを備えた電解槽20Bと、外槽7内の水を電解槽20B内に流通させるための2本の接続管20Cとを有している。各電極板20Aにそれぞれ所定の電圧を印加すると、各電極板20A間の水に電流が流れて、水(水道水)に含まれるH2Oと塩素成分との化学反応が起こり、除菌力を有する次亜塩素酸(HClO)や汚れを分解する力を有する活性酸素(O2 -)を含む電解水が生成される。このドラム式洗濯機1は、洗剤を用いて洗濯を行う通常洗濯コースの他に、電解水を用いて洗濯を行う電解水洗濯コースが用意されており、電解水洗濯コースでは、日常の生活で衣類に付着するような一般的な汚れであれば、洗剤を用いなくても、きれいに落とすことができる。
【0037】
ドラム10の周面には、多数の通水孔が形成されており、外槽7内に供給された水は、これらの通水孔を通ってドラム10内に流入するようになっている。また、ドラム10の内周面10Cには、等角度(たとえば、120度)ごとにバッフル10Bが配設されており、洗いおよびすすぎ時には、外槽7内に水(洗剤が溶けた水、電解水または水道水)が溜められた状態でドラム10が回転されることにより、ドラム10内の洗濯物がバッフル10Bによって持ち上げられ、ある程度の高さから水面に向けて自然落下するといった動作が繰り返される。これにより、洗濯物が外槽7内に貯められた水の水面にたたきつけられて(タンブリング)、洗濯物に付着した汚れや洗濯物に染み込んだ洗剤が落とされる。また、脱水時には、ドラム10が高速(たとえば、300〜1000rpm)で回転されて、ドラム10内の洗濯物に含まれる水が遠心力により絞り出される。この洗濯物からの脱水は、通水孔を通って外槽7側へ飛散する。
【0038】
図2は、筐体2の側面を取り外した状態を示す右側面図である。外槽7の周面の最下部には、排水管17の一端が接続されており、この排水管17を閉じた状態で給水を行うことにより、外槽7内に洗いまたはすすぎに必要な水を貯めることができる。また、外槽7内に貯まった水は、排水管17を開くことにより、その排水管17を通して機外に排水することができる。
また、このドラム式洗濯機1は、脱水後の洗濯物を乾燥させる機能も有しており、外槽7の右端面には、その乾燥機能のための乾燥ユニットUが取り付けられている。乾燥ユニットUは、外槽7の内部に連通する吸込口30から吸い込まれた外槽7内の空気を上方へ導くための風路を構成する風路部材31と、この風路部材31の終端部(上端部)に配置され、風路部材31からの空気を外槽7内へと送り込むためのファン32と、ファン32からの空気を外槽7内に導くための乾燥用フード33と、乾燥用フード33内に配置され、外槽7内に送り込む空気を温めるための温風用ヒータ34とを含む。
【0039】
乾燥時には、ファン32および温風用ヒータ34が駆動されることにより、外槽7内の空気が、吸込口30から風路部材31内に導入され、さらに風路部材31から乾燥用フード33に送られ、温風用ヒータ34で温められて、温風となって外槽7内に戻される。その一方で、ドラム10が低速で回転されることにより、ドラム10内で洗濯物と温風とが撹拌されて、脱水後の洗濯物から水分が除去される。
【0040】
風路部材31内には、予め定める最高水位(たとえば、このドラム式洗濯機1が最大8kgの洗濯物を洗濯可能な場合、4.5〜8kgの洗濯物の洗い時に設定される水位)よりも高い位置に、第1泡検出用電極41および第2泡検出用電極42が上下に所定間隔を空けて突設されている。第1泡検出用電極41および第2泡検出用電極42は、外槽7内における洗剤泡の発生状況を検出するための電極である。
【0041】
洗剤を用いて洗濯を行う通常洗濯コースでは、洗い時に、ドラム10内で繰り返されるタンブリングによって、外槽7内に洗剤泡が発生し、その一部は、吸込口30から風路部材31内に進入して、その風路部材31内を外槽7内での洗剤泡の発生量に応じた高さまで上がってくる。すなわち、外槽7内での洗剤泡の発生量が少ないと、風路部材31内の比較的低い位置までしか洗剤泡は上がってこないが、外槽7内での洗剤泡の発生量が多いと、風路部材31内の比較的高い位置まで洗剤泡が上がってくる。風路部材31の終端部にはファン32が配置されており、その先の乾燥用フード33内には温風用ヒータ34が配置されているから、たとえば、洗剤の入れすぎなどが原因で、外槽7内で洗剤泡が異常発生し、風路部材31内に進入した洗剤泡がファン32や温風用ヒータ34に達すると、ファン32が故障したり、温風用ヒータ34における加熱によって匂いが生じたりするおそれがある。また、洗剤泡の発生量が多いと、洗濯物を十分に濯ぐことができず、洗濯物に洗剤残りを生じたりするおそれもある。
【0042】
そこで、このドラム式洗濯機1では、風路部材31内に第1泡検出用電極41および第2泡検出用電極42が配置されていて、電解装置20の電極板20Aと第1泡検出用電極41との間の電気抵抗値の変化に基づいて、風路部材31内の第1泡検出用電極41の取付位置まで洗剤泡が進入したことを検出でき、また、第1泡検出用電極41と第2泡検出用電極41との間の電気抵抗値の変化に基づいて、風路部材31内の第2泡検出用電極41の取付位置まで洗剤泡が進入したことを検出できるようになっている。そして、風路部材31内における洗剤泡の到達位置や洗い開始から洗剤泡が第1泡検出用電極41および第2泡検出用電極42に到達するまでに要した時間などに基づいて、洗いの途中で洗剤泡を消すための処理(消泡のためのすすぎ処理)が行われたり、洗い後に行われるすすぎの回数(給水→タンブリング→排水の繰り返し回数)や時間が変更されたりするようになっている。
【0043】
図3および図4は、泡検出用電極41,42の取付構造を説明するための断面図である。洗い時に風路部材31に進入した洗濯水(洗剤泡を含む洗濯水)の漏れを防止するため、泡検出用電極41,42は、風路部材31に対して水密的に取り付けられている。
たとえば、図3に示すように、風路部材31の側壁に取付孔311を形成し、この取付孔311にゴム製の隙間封止部材(パッキン)43を嵌合して、その隙間封止部材43に形成された挿通孔431にステンレス製の棒状の泡検出用電極41,42を挿通させることにより、その泡検出用電極41,42を風路部材31の側壁に水密的に取り付けることができる。そして、泡検出用電極41,42の風路部材31の外側に位置する端部にねじ溝を形成しておき、このねじ溝にナット44を螺合させ、その後、リード線45の先端に取り付けられたリング状端子451、ワッシャWをこの順で泡検出用電極41,42に挿通させ、さらに別のナット46をねじ溝に螺合させることにより、ナット44,46およびワッシャWでリード線45の先端のリング状端子451を泡検出用電極41,42に対して固定することができる。
【0044】
しかしながら、この図3に示す取付構造では、隙間封止部材43、ナット44,46およびワッシャWと多くの部品が必要であり、そのため、多くの工数を要してしまう。また、ゴム製の隙間封止部材43は劣化による水漏れを生じるおそれがあるから、これを防止するために、風路部材31の取付孔311と隙間封止部材43との間や挿通孔431と泡検出用電極41,42との間に接着剤などを塗布しておく必要がある。
【0045】
そこで、このドラム式洗濯機1では、図4に示す取付構造が採用されている。すなわち、ステンレス製の棒状の泡検出用電極41,42の一端部には、ねじ頭47が形成されていて、そのねじ頭47側の約半分程度の部分には、周面にタッピングねじを切ることによって、タッピングねじ部48が形成されている。また、泡検出用電極41,42のタッピングねじ部48よりも先端側の部分(タッピングねじ部48以外の部分)49は、タッピングねじ部48よりも小径な円柱状に形成され、その先端には、いわゆるCカットまたはR端面処理が施されている。一方、風路部材31の側壁には、泡検出用電極41,42の各取付位置に、風路部材31の外側に向けて突出したボス部312が形成されている。ボス部312は、タッピングねじ部48とほぼ同じ長さを有していて、その中心軸線上には、泡検出用電極41,42のタッピングねじ部48の外径よりも小さく、かつ、タッピングねじ部48の先端部分49の外径とほぼ同じであるか、または先端部分49の外径よりも少し小さな内径を有するボス孔313が形成されている。そして、泡検出用電極41,42は、リード線45の先端のリング状端子451およびワッシャWに挿通させて、その先端を風路部材31の外側からボス孔313に挿入し、タッピングねじ部48によってボス孔313の内面にねじを切りながら、ねじ頭47とボス部312とによってリング状端子451およびワッシャWが挟持されるまでねじ込まれることにより、泡検出用電極41,42を風路部材31の側壁に水密的に取り付けられている。この図4に示す取付構造を採用することによって、図3に示す取付構造を採用した場合よりも部品点数および工数が少なくすむ。また、接着剤を塗布しなくても、長年にわたって、良好な水密性を発揮することができる。
【0046】
図5は、ドラム10の左端内面を示す側面図である。また、図6は、ドラム10の外周面のドラム蓋25付近を一部破断して示す平面図であり、図7は、その一部破断によって露出した部分を示す断面図である。ドラム10の内周面10Cの左側端部には、開口22の左端縁に沿って、樹脂製のリントフィルタ保持カバー5が取り付けられている。リントフィルタ保持カバー5は、ドラム10の内周面10Cに沿って延びており、その上面5Aは、開口22の左側でドラム10の外周面の一部をなしている。つまり、リントフィルタ保持カバー5は、ドラム10の内外に跨った状態に取り付けられている。
【0047】
リントフィルタ保持カバー5のドラム10内に対向する側面5Bには、ほぼ楕円形状のリントフィルタ取付用開口51が形成されており、このリントフィルタ取付用開口51には、目の細かなネットを袋状にして構成されたリントフィルタ52が着脱自在に保持されている。具体的には、リントフィルタ52は、その口縁部52Aがリントフィルタ取付用開口51に対応した外形を有する枠状のリントフィルタベース53に固着されており、このリントフィルタベース53がリントフィルタ保持カバー5に対して着脱自在に取り付けられることによって、リントフィルタ取付用開口51からドラム10内に垂れ下がっている。
【0048】
リントフィルタベース53は、リントフィルタ保持カバー5と同じ樹脂材料を用いて形成された一体成型品であり、一方の端部に係止用固定片531を備え、他方の端部に係止用弾性片532を備えている。係止用弾性片532は、リントフィルタ保持カバー5内に向けて突出したU字状の断面形状を有しており、この断面U字状の部分を弾性変形させることにより、リントフィルタベース53をリントフィルタ保持カバー5に取り付けたり、リントフィルタベース53をリントフィルタ保持カバー5から取り外したりすることができるようになっている。すなわち、係止用固定片531をリントフィルタ取付用開口51の周縁部に係止させた状態で、係止用弾性片532を指で摘んで断面U字状の部分を狭め、リントフィルタベース53をリントフィルタ取付用開口51に嵌め込んだ後、断面U字状の部分から指を放して、係止用弾性片532をリントフィルタ取付用開口51の周縁部に係止させることにより、リントフィルタベース53をリントフィルタ保持カバー5に取り付けることができる。一方、リントフィルタベース53がリントフィルタ保持カバー5に取り付けられた状態から、係止用弾性片532を指で摘んで断面U字状の部分を狭め、係止用弾性片532のリントフィルタ取付用開口51の周縁部への係止状態を解除して、リントフィルタベース53をドラム10の内側に引き抜くことにより、リントフィルタベース53をリントフィルタ保持カバー5から取り外すことができる。
【0049】
リントフィルタ保持カバー5の側面5Bには、リントフィルタ取付用開口51の周囲を取り囲むように、リントフィルタ脱落防止用リブ54が設けられている。リントフィルタ脱落防止用リブ54は、その側面5Bからの高さ(突出量)がリントフィルタベース53とほぼ同じに形成されている。これにより、洗い、すすぎ、脱水または乾燥時に、ドラム10内の洗濯物がリントフィルタベース53に当たって(引っかかって)、係止用弾性片532のリントフィルタ取付用開口51の周縁部への係止状態を解除されるのを防止することができ、リントフィルタ52がリントフィルタベース53ごとリントフィルタ保持カバー5から脱落するのを防止することができる。
【0050】
リントフィルタ保持カバー5にはさらに、ドラム10の回転方向(ドラム回転方向)の両端部に、それぞれドラム10の外部と連通した外水入口55,56が形成されている。洗いまたはすすぎ時に、外槽7内に洗濯水が貯められた状態でドラム10が図5における時計回りに回転されると、外槽7とドラム10との間に貯められた洗濯水が一方の外水入口55からリントフィルタ保持カバー5内に流入する。一方、外槽7内に洗濯水が貯められた状態でドラム10が図5における反時計回りに回転されると、外槽7とドラム10との間に貯められた洗濯水が他方の外水入口56からリントフィルタ保持カバー5内に流入する。
【0051】
また、リントフィルタ保持カバー5内には、洗濯水案内用リブ57が、リントフィルタ取付用開口51のドラム回転方向中央部からドラム回転方向に直交する方向に沿って延びて設けられている。洗濯水案内用リブ57の先端縁は、その先端縁が対向するドラム10の左端面10Aに沿った形状を有している。これにより、図6に示すように、外水入口55,56からリントフィルタ保持カバー5内に流入した洗濯水は、洗濯水案内用リブ57に当たり、リントフィルタ52を通ってドラム10内に戻される。このとき、洗濯水中のリントがリントフィルタ52に捕獲される。
【0052】
さらに、リントフィルタ保持カバー5の側面5Bには、リントフィルタ取付用開口51のドラム回転方向両側に、それぞれ多数の小円孔が内水入口58として形成されており、外槽7内に洗濯水が貯められた状態でドラム10が回転されると、その内水入口58からドラム10内の洗濯水がリントフィルタ保持カバー5内に流入するようになっている。そして、リントフィルタ取付用開口51のドラム回転方向両側の内水入口58のうち、主に、ドラム回転方向上流側になる内水入口58からリントフィルタ保持カバー5内に流入した洗濯水が、洗濯水案内用リブ57に当たり、リントフィルタ52を通ってドラム10内に戻される。このとき、洗濯水中のリントがリントフィルタ52に捕獲される。
【0053】
さらにまた、リントフィルタ保持カバー5内には、環状のリント逆流防止用リブ59が、内水入口58の周縁からリントフィルタ保持カバー5内に向けて形成されている。このリント逆流防止用リブ59が設けられていることにより、リントフィルタ保持カバー5内に流入した洗濯水中のリントが内水入口58から出にくくなり、リントフィルタ保持カバー5内に流入した洗濯水中のリントをリントフィルタ52で効率良く捕集することができる。
【0054】
以上のように、このドラム式洗濯機1では、ドラム10の内周面10Cの左側端部で開口22の左端縁に沿って、リントフィルタ保持カバー5が取り付けられており、そのリントフィルタ保持カバー5に、目の細かなネットを袋状にして構成されたリントフィルタ52が着脱自在に保持されている。そして、リントフィルタ保持カバー5には、外水入口55,56と内水入口58とが形成されていて、ドラム10内に貯められた洗濯水だけでなく、外槽7とドラム10との間に貯められた洗濯水も流入するようになっている。これにより、ドラム10内外の洗濯水中に含まれるリントをリントフィルタ52で捕集することができる。特に、乾燥運転後の外槽7とドラム10との間にリントが残りやすく、このドラム式洗濯機1では、その乾燥運転後に残ったリントを、次に洗濯運転(洗いおよびすすぎ)を行った時にリントフィルタ52で捕集することができる。
【0055】
また、リントフィルタ保持カバー5は開口22内に突出しておらず、また、リントフィルタ52はリントフィルタ保持カバー5の側面5Bからドラム10内に垂れ下がっているので、リントフィルタ保持カバー5およびリントフィルタ52がドラム10への洗濯物の出し入れの邪魔になることがない。
さらに、リントフィルタ保持カバー5が開口22の近傍に設けられているから、リントフィルタ52で捕集されたリントを除去するための清掃の際に、リントフィルタ52をリントフィルタ保持カバー5から取り外しやすく、また、その清掃後のリントフィルタ52をリントフィルタ保持カバー5に楽に取り付けることができる。
【0056】
なお、この実施形態では、リントフィルタ保持カバー5の側面5Bに多数の小円孔が内水入口58として形成されているとしたが、図8および図9に示すように、リントフィルタ取付用開口51のドラム回転方向両側にそれぞれ矩形状の内水入口61が形成され、各内水入口61内からドラム10の内側に向けて、複数のリブ62が斜めに延びて形成されていてもよい。この構成によっても、ドラム10内の水を内水入口61からリントフィルタ保持カバー5内に流入させることができる。また、複数のリブ62によって、リントフィルタ保持カバー5内に流入した洗濯水中のリントが内水入口61から出るのを防止することができる。
【0057】
さらに、この図8および図9に示す構成では、リブ62が設けられていることによって、内水入口61は、図8で上方および左右側方に開口した部分を有することになる。これにより、ドラム10の回転方向にかかわらず、ドラム10内の洗濯水をフィルタ保持カバー5内に良好に流入させることができ、ドラム10内の洗濯水に含まれるリントをリントフィルタ52で効率良く捕集することができる。
【0058】
さらにまた、図10に示すように、リントフィルタ保持カバー5のドラム回転方向両端部にそれぞれ、ドラム回転方向に沿ったスリット状の内水入口63が、リントフィルタ保持カバー5の側面5Bおよび下面(ドラム10の回転軸線に対向する面)に跨って複数形成されていてもよい。内水入口63がリントフィルタ保持カバー5の側面5Bから下面に回り込んで形成されていることにより、ドラム10の回転方向にかかわらず、ドラム10内の洗濯水をフィルタ保持カバー5内に良好に流入させることができ、ドラム10内の洗濯水に含まれるリントを効率良く捕集することができる。
【0059】
図11は、泡発生状況の検出に関する電気的構成を示すブロック図である。このドラム式洗濯機1は、マイクロコンピュータを含む構成の制御部9を備えている。制御部9には、電解装置20の電極板20Aと泡検出用電極41,42とが接続されており、制御部9では、電極板20Aと第1泡検出用電極41との間の電気抵抗値の変化および第1泡検出用電極41と第2泡検出用電極42との間の電気抵抗値の変化に基づいて、外槽7内における洗剤泡の発生状況が検出される。また、制御部9には、図示しないが、ドラム10を回転させるためのモータなどが制御対象として接続されており、これらの制御対象が制御部9によって制御されて、洗い、すすぎ、脱水および乾燥の各行程が実行され、また、洗剤泡の発生状況に応じて、洗いの途中で消泡のためのすすぎが実行されたり、洗い後のすすぎの回数などが変更されたりする。
【0060】
図12は、制御部9によって行われる処理の流れを示すフローチャートである。制御部9では、洗濯物の洗いが行われている間、第1泡検出用電極41に洗剤泡が達したか否かが繰り返し判断されている(ステップS1)。第1泡検出用電極41に洗剤泡が達すると、それまで非導通状態であった第1泡検出用電極41と電解装置20の電極板20Aとが洗剤泡および洗濯水によって導通されるので、第1泡検出用電極41と電極板20Aとの間の電気抵抗値が急変する。したがって、第1泡検出用電極41と電極板20Aとの間の電気抵抗値が急変したことに基づいて、第1泡検出用電極41に洗剤泡が達したと判断することができる。
【0061】
第1泡検出用電極41に洗剤泡が達すると、洗い開始後の経過時間T1が予め定められた時間A1(たとえば、A1=6分間)以下であるか否かが判断される(ステップS2)。すなわち、洗い開始から第1泡検出用電極41に洗剤泡が達するまでに要した時間T1が、予め定められた時間A1以下であるか、その時間A1よりも長いかが判断される。
そして、洗い開始から第1泡検出用電極41に洗剤泡が達するまでに要した時間T1が時間A1以下であれば、外槽7内における泡立ちが多いと判断されて、すすぎの回数が所定回数N(N:自然数)だけ増やされる(ステップS3)。これにより、洗い時に洗剤泡の発生量が多くても、洗濯物を十分に濯ぐことができ、洗濯物に洗剤残りを生じるのを防止することができる。
【0062】
図13は、第1泡検出用電極41に洗剤泡が達した後に、制御部9によって行われる他の処理の流れを示すフローチャートである。第1泡検出用電極41に洗剤泡が達した後、制御部9では、第2泡検出用電極42に洗剤泡が達したか否かが繰り返し判断される(ステップE1)。第2泡検出用電極42に洗剤泡が達すると、それまで非導通状態であった第1泡検出用電極41と第2泡検出用電極42とが洗剤泡および洗濯水によって導通されるので、第1泡検出用電極41と第2泡検出用電極42との間の電気抵抗値が急変する。したがって、第1泡検出用電極41と第2泡検出用電極42との間の電気抵抗値が急変したことに基づいて、第2泡検出用電極42に洗剤泡が達したと判断することができる。
【0063】
第2泡検出用電極42に洗剤泡が達すると、第1泡検出用電極41に洗剤泡が達してからの経過時間T2が予め定められた時間B1(たとえば、B1=6分間)以下であるか否かが判断される(ステップE2)。すなわち、洗剤泡が第1泡検出用電極41に達してから第2泡検出用電極42に達するまでに要した時間T2が、予め定められた時間B1以下であるか、その基準時間A1よりも長いかが判断される。
【0064】
洗剤泡が第1泡検出用電極41に達してから第2泡検出用電極42に達するまでに要した時間T2が時間B1以下であれば、外槽7内で異常な泡立ちが発生していると判断されて、洗い運転が一時中断されて、洗剤泡を消すためのすすぎ処理が行われる(ステップE3)。この消泡のためのすすぎ処理では、まず、外槽7内に貯められている洗濯水が排水される。そして、外槽7内に水道水が供給されて、外槽7にすすぎのための洗濯水が貯められ、所定時間だけすすぎ運転が実行される。すすぎ運転後、外槽7内の洗濯水が再び排水され、さらに外槽7内に洗いのための洗濯水が貯められて、一時中断していた洗い運転が再開される。このような処理が行われることにより、外槽7内で異常発生した洗剤泡を消すことができ、また、再開後の洗い運転で外槽7内に洗剤泡が異常発生するのを防止することができる。
【0065】
一方、洗剤泡が第1泡検出用電極41に達してから第2泡検出用電極42に達するまでに要した時間T2が時間B1よりも長ければ(ステップE2のNO)、つづいて、時間T2が予め定められた時間B1よりも長い時間B2(たとえば、B2=12分間)以下であるか否かが判断される(ステップE4)。そして、経過時間T2が時間B2以下であれば、外槽7内における泡立ちが多いと判断されて、すすぎの回数が所定回数N(N:自然数)だけ増やされる(ステップE5)。これにより、洗い時に洗剤泡の発生量が多くても、洗濯物を十分に濯ぐことができ、洗濯物に洗剤残りを生じるのを防止することができる。
【0066】
なお、この実施形態に係るドラム式洗濯機1では、外槽7内における泡立ちが多い場合に、洗い後に行われるすすぎの回数を増やすようにしているが、これに代えて、すすぎの運転時間を長くするようにしてもよい。また、すすぎの回数を増やすとともに、1回のすすぎの運転時間を長くするようにしてもよい。
以上、この発明のいくつかの実施形態を説明したが、この発明は、さらに他の形態で実施することもできる。たとえば、上記の実施形態では、ドラム10の内周面10Cの左側端部で開口22の左端縁に沿って、リントフィルタ保持カバー5が取り付けられているとしたが、後蓋25Aおよび前蓋25Bを連動させるためのリンク部材26をドラム10開口22の左端縁に配置し、リントフィルタ保持カバー5をドラム10の内周面10Cの右側端部で開口22の右端縁に沿わせて配置してもよい。また、リンク部材26を覆うリンクカバーをリントフィルタ保持カバー5で兼用することにより、ドラム10の内周面10Cの左右両側端部に、それぞれ開口22の左右端縁に沿わせてリントフィルタ保持カバー5を配置してもよい。
【0067】
また、洗い時に外槽7内における洗剤泡の発生状況が検出されて、その洗剤泡の発生状況に応じて、消泡のためのすすぎ処理が行われたり、洗い後に行われるすすぎの回数や時間を変更されたりするとしたが、脱水時にも外槽7内における洗剤泡の発生状況が検出されて、その洗剤泡の発生状況に応じて、消泡のためのすすぎ処理が行われるようにしてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るドラム式洗濯機を前後方向に沿った鉛直面で切断したときの断面図である。
【図2】上記ドラム式洗濯機の筐体内の構成を示す右側面図である。
【図3】泡検出用電極の取付構造を説明するための断面図である。
【図4】泡検出用電極の取付構造(上記ドラム式洗濯機に採用されている取付構造)を説明するための断面図である。
【図5】ドラムの左端内面を示す側面図である。
【図6】ドラムの外周面のドラム蓋付近を一部破断して示す平面図である。
【図7】図6の一部破断によって露出した部分を示す断面図である。
【図8】リントフィルタ保持カバーの他の構成を示す側面図である。
【図9】図8に示す切断線A−Aでリントフィルタ保持カバーを切断したときの断面図である。
【図10】リントフィルタ保持カバーのさらに他の構成を示す側面図である。
【図11】泡発生状況の検出に関する電気的構成を示すブロック図である。
【図12】制御部によって行われる処理の流れを示すフローチャートである。
【図13】制御部によって行われる他の処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ドラム式洗濯機
5 リントフィルタ保持カバー
5A 上面
5B 側面
7 外槽
10 ドラム
10A 左端面
10C 内周面
22 開口
51 リントフィルタ取付用開口
52 リントフィルタ
53 リントフィルタベース
54 リントフィルタ脱落防止用リブ
55 外水入口
56 外水入口
57 洗濯水案内用リブ
58 内水入口
59 リント逆流防止用リブ
61 内水入口
62 リブ
63 内水入口

Claims (10)

  1. 洗濯水を貯めることのできる外槽と、
    この外槽内に設けられ、内部に洗濯物を収容することができるドラムと、
    このドラムの内外の洗濯水がそれぞれ流入する内水入口および外水入口、ならびにその内水入口および外水入口から流入した洗濯水を上記ドラム内に戻すための水出口を有するリントフィルタ保持部材と、
    このリントフィルタ保持部材に設けられて、上記内水入口および外水入口から上記リントフィルタ保持部材内に流入した洗濯水が上記水出口を通って上記ドラム内に戻される際に、その洗濯水に含まれるリントを捕獲するリントフィルタとを含むことを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 洗濯水を貯めることのできる外槽と、
    この外槽内に設けられ、内部に洗濯物を収容することができるドラムと、
    このドラムの内周面の少なくとも一方端部に設けられて、上記ドラム内に貯められた洗濯水に含まれるリントを捕獲するリントフィルタと
    を含むことを特徴とするドラム式洗濯機。
  3. 上記ドラム式洗濯機は、上記ドラムの内周面の少なくとも一方端部に設けられて、上記ドラムの内外の洗濯水がそれぞれ流入する内水入口および外水入口、ならびにその内水入口および外水入口から流入した洗濯水を上記ドラム内に戻すための水出口を有するリントフィルタ保持部材をさらに含み、
    上記リントフィルタは、上記リントフィルタ保持部材に設けられて、上記内水入口および外水入口から上記リントフィルタ保持部材内に流入した洗濯水が上記水出口を通って上記ドラム内に戻される際に、その洗濯水に含まれるリントを捕獲するものであることを特徴とする請求項2記載のドラム式洗濯機。
  4. 洗濯水を貯めることのできる外槽と、
    この外槽内に設けられ、洗濯物を出し入れするための開口を有していて、この開口を介して内部に洗濯物を収容することができるドラムと、
    このドラムの開口周縁に設けられて、上記ドラム内に貯められた洗濯水に含まれるリントを捕獲するリントフィルタと
    を含むことを特徴とするドラム式洗濯機。
  5. 上記ドラム式洗濯機は、上記ドラムの開口周縁に沿って設けられて、上記ドラムの内外の洗濯水がそれぞれ流入する内水入口および外水入口、ならびにその内水入口および外水入口から流入した洗濯水を上記ドラム内に戻すための水出口を有するリントフィルタ保持部材をさらに含み、
    上記リントフィルタは、上記リントフィルタ保持部材に設けられて、上記内水入口および外水入口から上記リントフィルタ保持部材内に流入した洗濯水が上記水出口を通って上記ドラム内に戻される際に、その洗濯水に含まれるリントを捕獲するものであることを特徴とする請求項4記載のドラム式洗濯機。
  6. 上記ドラムは、上記開口を周面に有しているものであって、
    上記リントフィルタ保持部材は、上記ドラムの内周面の少なくとも一方端部で、上記ドラムの開口周縁に沿って設けられたものであることを特徴とする請求項4または5記載のドラム式洗濯機。
  7. 上記ドラムは、上記外槽内でほぼ水平な軸線まわりに回転可能に支持されていて、
    上記フィルタ保持部材の内水入口および外水入口の少なくとも一方は、上記ドラムの回転方向の上流側および下流側に向けてそれぞれ開口した部分を有していることを特徴とする請求項1、3、5または6記載のドラム式洗濯機。
  8. 上記ドラムは、上記外槽内でほぼ水平な軸線まわりに回転可能に支持されていて、
    上記フィルタ保持部材は、上記水出口が形成された面の当該水出口のドラム回転方向の両側に、それぞれ上記ドラム内の洗濯水が流入する内水入口を有しているものであることを特徴とする請求項1、3、5、6または7記載のドラム式洗濯機。
  9. 上記フィルタ保持部材は、上記水出口のドラム回転方向中央部からドラム回転方向に直交する方向に沿って延びた洗濯水案内用リブを内部に有しているものであること特徴とする請求項7または8記載のドラム式洗濯機。
  10. 洗濯水を貯めることのできる外槽と、
    この外槽内に連通する連通路を形成する連通路形成部材と、
    この連通路形成部材内に先端が突出した状態で取り付けられて、上記外槽内での洗剤泡の発生状況を検出するための電極とを含み、
    上記電極は、上記連通路形成部材に形成された取付孔の内面にねじを切りながら挿通されるタッピングねじ部と、このタッピングねじ部の先端に設けられて、上記連通路形成部材内に突出し、上記タッピングねじ部の外径よりも小さく、かつ、上記取付孔の内径と同じかまたは小さな外径を有する円柱状の電極部とを有していることを特徴とするドラム式洗濯機。
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