JP4911616B2 - 電気洗濯機 - Google Patents

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Description

この発明は、全自動洗濯機、ドラム式洗濯機、洗濯乾燥機等の電気洗濯機に関する。
従来より、全自動洗濯機やドラム式洗濯機においては、洗剤により生じる泡が大量に発生すると、内槽(またはドラム)の高速回転を妨げる等の問題が知られていた。すなわち、洗濯には洗剤が用いられるが、洗剤により発生する泡が多すぎる場合、種々の不具合を招くことが知られていた。
そこで、従来より、泡検出センサを備えた電気洗濯機が提案されている。泡検出センサは、洗濯槽内に発生した泡の量が所定量を超えたときに、その泡を検出する。そして泡検出センサの検出出力に基づいて、その後の洗濯機の運転が停止されたり、制御行程が変更されたりする。
特開2007−117140号公報
泡検出センサが備えられた電気洗濯機において、泡検出センサが正しく機能している場合は、泡の異常発生に対する対策が講じられるので何ら不都合はない。ところが、従来の電気洗濯機は、泡検出センサが正しく機能していることを前提に、泡の異常発生に対する対策を行うため、仮に、泡検出センサが機能していない場合は、その異常発生に対する対策は施されず、洗濯動作が継続される。このため、電気洗濯機の動作が途中で停止したり、洗濯が良好に行われなかったりするという課題があった。
この発明は、このような背景のもとになされたもので、泡検出センサが正常に機能しているか否かを運転開始時に判定し、たとえ泡検出センサが正常に機能していない場合でも、泡による不都合が生じないように動作する電気洗濯機を提供することを主たる目的とする。
この発明は、また、泡検出センサが正常に機能しているか否かを、泡の検出が必要な状況になる前に確認可能な電気洗濯機を提供することを他の目的とする。
この発明は、さらに、泡検出センサが故障の場合であっても、洗濯運転が不都合なく継続される電気洗濯機を提供することを他の目的とする。
請求項1記載の発明は、水を溜め、衣類を収容して、洗い、すすぎおよび脱水を行うための洗濯槽と、前記洗濯槽内に生じた泡を検出するための泡検出センサと、洗濯槽に水を溜めるための給水時に、前記泡検出センサが出力を出す態様で給水を行う給水実行手段と、前記給水時に、前記泡検出センサが出力を出さなかったことに応答して、泡検出センサの異常を判定する異常判定手段と、前記異常判定手段が泡検出センサの異常を判定したことに基づいて、給水後に行われる洗い、すすぎまたは脱水行程において、泡による不具合が生じないように制御を行う修正制御実行手段と、を含むことを特徴とする電気洗濯機である。
請求項2記載の発明は、前記電気洗濯機には、一端が洗濯槽の相対的に下部に連通され、他端が洗濯槽の相対的に上部に連通され、一端から洗濯槽の空気を取り出し、他端から洗濯槽へ空気を戻すための循環風路が備えられ、前記泡検出センサは、循環風路内に配置された少なくとも第1電極を有し、当該第1電極が所定の通電状態になったことにより出力を出すセンサであり、前記給水実行手段は、前記循環風路の前記第1電極よりも上方から循環風路内へ水を落下させ、循環風路の一端を通じて洗濯槽への給水を行うものであることを特徴とする、請求項1記載の電気洗濯機である。
請求項3記載の発明は、前記修正制御実行手段は、洗い後に、洗いに用いた水を排水して中間脱水を行うときの脱水能力を予め定める能力よりも低下させることを特徴とする、請求項1または2記載の電気洗濯機である。
請求項4記載の発明は、前記修正制御実行手段による脱水能力の低下は、脱水回転数を通常回転数よりも低い回転数にすることを含む、請求項3記載の電気洗濯機である。
請求項5記載の発明は、前記電気洗濯機には、一端が洗濯槽の相対的に下部に連通され、他端が洗濯槽の相対的に上部に連通され、一端から洗濯槽の空気を取り出し、他端から洗濯槽へ空気を戻すための循環風路が備えられ、前記循環風路内には、空気を加熱するためのヒータと、循環風路内を空気を循環させるためのブロワーとが備えられ、前記修正制御実行手段は、洗いまたはすすぎ行程で、前記ブロワーを回転させる場合において、ブロワーの送風能力を予め定める能力よりも低下させることを特徴とする、請求項1記載の電気洗濯機である。
請求項6記載の発明は、前記修正制御実行手段によるブロワーの送風能力の低下は、ブロワーの回転数を予め定める回転数以下にすることを含む、請求項5記載の電気洗濯機である。
請求項7記載の発明は、前記修正制御実行手段は、すすぎ後に、すすぎに用いた水を排水して最終脱水を行うときの脱水回転数は、通常の回転数とすることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の電気洗濯機である。
請求項8記載の発明は、前記異常判定手段は、判定した異常をユーザに報知するための報知手段を含むことを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の電気洗濯機である。
請求項1記載の発明によれば、洗濯槽に水を溜める給水の度毎に、泡検出センサが正しく機能するか否かの判定がされる。給水実行手段により泡検出センサが必ず出力を出す態様で給水が行われる。このため、異常判定手段は、給水時に泡検出センサが検出信号を出さなかったときには、泡検出センサが異常と判定する。このように、給水時に、泡検出センサが正常に機能しているか否かの判定を行うことにより、その後に実行される洗い、すすぎ、脱水行程において、泡の異常発生に対する対策を適切に施すことができる。
すなわち、異常判定手段が泡検出センサの異常を判定したことに基づいて、洗い、すすぎまたは脱水行程において、たとえ泡が異常発生し、泡検出センサがそれを検出できなかったとしても、泡による不具合が生じないように制御内容が修正される。これにより、泡検出センサがたとえ故障していても、一連の洗濯動作は最後まで行われ、ユーザにとって使い勝手の良い電気洗濯機とすることができる。
給水実行手段により行われる泡検出センサが出力を出す態様とは、請求項2の構成を例示できる。請求項2の構成によれば、循環風路を通して給水を行うことにより、給水時の水によって循環風路内に備えられている第1電極が通電状態になるので、第1電極、すなわち泡検出センサが正常か否かの確認を行うことができる。ここに、第1電極が所定の通電状態になるとは、循環風路の下方に第2電極が備えられ、第1電極および第2電極間が水によって短絡されることを例示できる。あるいは、第2電極は備えられておらず、第1電極とドラムとが、循環風路内を落下する水によって短絡された状態となることを例示できる。
修正制御実行手段により行われる泡による不具合が生じない制御としては、請求項3記載のように、洗い後に、洗いに用いた水を排水して、中間脱水を行うときの脱水能力を低下させることを例示できる。
脱水能力を低下させるとは、たとえば、請求項4記載のように、脱水回転数を通常回転数よりも低くすること、脱水回転を間欠運転とすること、または脱水回転を停止することなどを例示できる。
また、修正制御実行手段による制御としては、請求項5記載のように、洗いまたはすすぎ行程で、洗濯槽内の空気を循環させ、温めた空気を洗濯槽に供給して加熱洗浄や加熱すすぎを行う場合において、循環風路内に泡が入り込み、泡がブロワーやヒータに悪影響を与えないように、ブロワーの送風能力を低下させることを例示できる。
ブロワーの送風能力の低下は、請求項6記載のようにブロワーの回転数を予め定める回転数以下にしたり、あるいは、ブロワーを間欠運転すること、またはブロワーの回転を停止することなどを例示できる。
このように、修正制御実行手段により制御内容を修正して実行することにより、異常発生した泡が検出できなくても、不都合なく洗濯動作を継続することができる。
請求項7記載の発明によれば、修正制御実行手段は、すすぎ後にすすぎに用いた水を排水して最終脱水を行うときの脱水回転数は、低くせず、通常の回転数で運転をする。これは、すすぎ完了後には、異常発生していた泡も排出されており、不要な泡は残っていないので、不都合なく最終脱水を行えるからである。このように、修正制御実行手段は、すすぎ後においては、制御内容を元の制御内容にして洗濯機を動作させる。
請求項8記載の発明では、異常判定手段が異常を判定したときには、それがユーザに対して報知されるから、ユーザは、報知に基づき、洗濯機の動作がたとえばいつもより遅くても、その原因がわかっているから不安にならない。また、報知内容に基づき、メンテナンス依頼等を行い易い。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明をする。
実施形態の説明では、いわゆる斜めドラム式洗濯乾燥機を例にとって説明するが、この発明は、斜めドラム式洗濯乾燥機に限らず、ドラム式洗濯機(乾燥機能の付いていないもの)、いわゆる縦型の全自動洗濯機等の実施形態とは異なる形式の電気洗濯機にも適用できることを予め申し述べておく。
図1は、この発明の一実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機1の図解的な縦断面図である。洗濯乾燥機1は、ハウジング2内に斜めに設けられた洗濯槽3を備える。洗濯槽3は、水を溜めるための外槽4と、外槽4内に回転可能に設けられた内槽としてのドラム5とを含んでいる。ドラム5はその周面に多数の小孔(貫通孔)6が形成されており、外槽4に溜められた水がドラム5内へ往来自在である。ドラム5は、その後方に連結されたドラム軸7にDDモータ10が連結されている。DDモータ10は取付部材8によって外槽4の後面に固定されている。また、ドラム軸7も、ベアリング9を介して取付部材8に取り付けられている。よって、DDモータ10により、ドラム5は、外槽4内で所望の態様で回転される。
ハウジング2の前面には、ドアガラス11が開閉自在に取り付けられており、ドアガラス11を開くことにより、ドラム5内への衣類の出し入れができる。
ハウジング2の正面上部(ドアガラス11の上方)には、操作・表示部33が配置されている。操作・表示部33には、複数個の操作キー(図示せず)および表示器(図示せず)が配置されており、操作キーを操作することで洗濯乾燥機1の運転を制御でき、表示器には洗濯乾燥機1の運転状況や機械状態が表示される。
水道水の水栓39と給水ユニット14との間には、バルブユニット12が設けられている。詳しくは、給水ホース13を介して水栓39がバルブユニット12に接続されており、水栓39から供給される水道水は、すべてバルブユニット12へ流れる。バルブユニット12は、水栓39からの水道水が流入する入口を共有する4つの出口を有している。そのため、バルブユニット12では、入口から入った水道水を4つの出口から選択的に出力することができる。バルブユニット12における4つのバルブの各出口は、給水出口41、すすぎ水出口42、洗浄水出口43、除湿水出口44である。
給水出口41には給水ユニット14の一端が接続されている。同様にすすぎ水出口42には給水ユニット14の一端が接続されている。給水ユニット14の他端は、外槽4内に上方から臨んでいる。洗浄水出口43には、洗浄水路45の一端が接続されている。洗浄水路45の他端は、循環風路21の所定位置に上方から接続されている。除湿水出口44には、除湿水路46の一端が接続されている。除湿水路46の他端は、循環風路21の所定位置に上方から接続されている。
ドラム5内に衣類が収容され、外槽4内に水が溜められて、DDモータによりドラム5が低速で左右に交互に回転されることにより、衣類の洗いが行われる。ドラム5の内周面には、洗い時に衣類を撹拌するためのバッフル18が突設されている。
この実施形態では、外槽4の背面下方に空気出口20が形成されており、空気出口20には循環風路21の下端が連通されている。循環風路21は、図1において、外槽4の後方手前側を上方へ延びている。循環風路21の上部には、ブロワー22およびヒータ23が備えられている。ブロワー22が回転されると、外槽4に形成された空気出口20から外槽4内の空気が取り出され、循環風路21を通り、ヒータ23で温められて、空気入口25から外槽4内へ循環される。空気入口25は、たとえば外槽4の前面上方に形成されている。
このような循環風路21を備えているので、洗い時に、一旦衣類を湿らせ、水は溜めない状態で、衣類をドラム5内で持ち上げて落下させるたたき洗い動作を行う際に、ブロワー22を回転させ、ヒータ23に通電することにより、洗濯槽3内の空気を温め、衣類を加熱しながら加熱洗浄(加熱たたき洗い)を行うことができる。
循環風路21内には、泡検出センサ26が備えられている。泡検出センサ26は一対の電極を含んでおり、一対の電極のうちの第1電極26aは、循環風路21内の相対的に上方に、第2電極26bは、循環風路21内の相対的に下方に設けられている。第2電極26bは、洗濯槽3に洗濯水が溜められた状態で、洗濯水の水面よりも下方(洗濯水に浸かり得る位置)に設けられ、第1電極26aは洗濯水の水面よりも所定距離上方に設けられている。よって、通常は、第1電極26aと第2電極26bとの間は電気的に遮断されている。ところが、泡が多量に発生すると、泡が循環風路21内を上方へ昇ってくる。そして泡が第1電極26aにまで達すると、泡によって第1電極26aと第2電極26bとの間が電気的につながるので、泡の多量発生を検出できる仕組みである。
なお、泡検出センサ26は、必ずしも一対の電極26a、26bを備えた構成でなくてもよい。たとえば、下方の第2電極26bに代えて、ドラム5を第2電極として機能させ、ドラム5と第1電極26aとが泡により電気的につながったことにより、泡を検出する構成とすることも可能である。
洗いが終わると、排水バルブ27が開かれ、外槽4内の水は、排水口28から排水バルブ27を経由して排水ホース29によって機外へ排水される。
洗いに用いた水が排水された後、DDモータ10によりドラム5が一方向へ高速回転され、ドラム5内の衣類の中間脱水が行われる。その後、排水バルブ27が閉じられ、バルブユニット12(具体的にはすすぎ水出口42)が開かれて、外槽4内にすすぎ用の給水が行われる。そして給水完了後、ドラム5が左右に交互に回転され、衣類のすすぎが行われる。すすぎ中も、衣類に水を含ませ、衣類を持ち上げて落下させ、その際にブロワー22を回転させ、ヒータ23に通電をして、洗濯槽3内の空気を加熱する加熱すすぎが行われてもよい。
すすぎ終了後、排水バルブ27が開かれ、外槽4内の水が排出される。そしてDDモータ10によりドラム5が一方向に高速回転されて最終脱水が行われる。
この洗濯乾燥機は乾燥機能を有しているため、最終脱水後に乾燥行程が実行される。乾燥行程では、DDモータ10によりドラム5が低速回転され、同時に、ブロワー22が回転され、ヒータ23が通電される。これにより、洗濯槽3内の空気は、空気出口20から取り出され、循環風路21内の図示しない除湿機構により除湿された後、ヒータ23で温められて空気入口25から洗濯槽3内へ送られる。これにより、衣類の乾燥が達成される。
ところで、洗濯槽3内では、洗い時やすすぎ時に泡が発生する。たとえば洗い時に泡が大量に発生している場合に、加熱洗浄を行おうとブロワー22が回転され、ヒータ23に通電がされると、大量に発生した泡は、空気出口20から循環風路21内へ侵入し、ブロワー22やヒータ23に達して、ブロワー22やヒータ23を濡らし、ブロワー22やヒータ23の故障の原因となるおそれがある。
そこで、泡の大量発生を検出して、泡が大量発生したときにはブロワー22を高速回転させないように、泡検出センサ26が設けられている。泡検出センサ26は、洗濯槽3内で発生した泡が空気出口20から循環風路21内の上方まで侵入したとき、その泡を検出する。
ところで、この実施形態では、洗濯槽3への給水時に、泡検出センサ26が正常に機能しているか否かの確認がされる。泡検出センサ26は、上述したように第1電極26aおよび第2電極26bを含み、両電極26a、26b間が泡により短絡されて電気的につながると出力を出す。そこで、この実施形態では、給水時に循環風路21内に比較的多量の水を流し、その水によって第1電極26aと第2電極26bとの間を短絡させて、泡検出センサ26が出力を出すようにする。これにより、給水時に、泡検出センサ26が正常に機能していることを確認することにした。なお、循環風路21に流された水は、空気出口20を通じて洗濯槽3内に溜められる。
図2は、この発明の一実施形態に係る洗濯乾燥機1の電気的な構成を示すブロック図であり、この発明の特徴と関連する要素のみが記載されている。
洗濯乾燥機1には、マイクロコンピュータなどで構成された制御部30が備えられている。制御部30には、泡検出センサ26の検出信号および水位センサ31の信号が与えられる。制御部30は、バルブユニット12および排水バルブ27の開閉を制御する。また、制御部30は、DDモータ10、ブロワー22の駆動を制御し、ヒータ23の通電を制御する。
制御部30には、制御に必要な時間を計時するためのタイマ1、タイマ2およびタイマ3が内蔵されている。タイマ1、タイマ2、タイマ3は、ハードウェアで構成されても、ソフトウェアで構成されてもよい。
図3〜図6は、図2に示す制御部30により行われる制御内容を表わすフローチャートである。
まず図3は、洗い行程の最初に行われる給水行程における泡検出センサ26の異常判定処理制御を示している。
図3を参照して、給水行程では、バルブユニット12が開かれて給水が開始される(ステップS1)。具体的には、バルブユニット12の給水出口41が開かれると共に、洗浄水出口43が開かれる。このため、洗濯槽3へは、給水ユニット14を通って給水が行われる。同時に、洗浄水路45から循環風路21へ水が流れ、循環風路21を通って洗濯槽3へ給水される。そして、水位センサ31によって洗濯槽3内に所定水位の水が溜まるまで給水が続けられ(ステップS2)、水位センサ31の検知水位が所定水位になったときに、バルブユニット12が閉じられて給水が停止される(ステップS3)。
洗濯槽3内の水位が所定水位に到達するまでの間、以下の制御が行われる。
すなわち、タイマ1によるカウントが開始され(ステップS4)、タイマ1が10秒を計時したとき(ステップS5でYES)、泡検出センサ26の検出信号があるか否かの判別がされる(ステップS6)。泡検出センサ26が、この時点で検出信号を出していない場合は、タイマ2によるカウントを開始し(ステップS7)、タイマ2が10秒を計時したときに(ステップS8でYES)、泡検出センサ26が検出信号を出しているか否かの判別がされる(ステップS9)。給水開始後10秒を経過したとき、またはそれからさらに10秒を経過したときという2度のタイミングのいずれかで、泡検出センサ26の検出信号が出ていれば、タイマ2をクリアする(ステップS11)。もし2度のタイミングのいずれにおいても泡検出センサ26の検出信号がなければ、泡検出NGフラグをオンにする(ステップS10)。
給水時に、洗浄水出口43が開かれ、洗浄水路45から循環風路21へと流れる水は、比較的多量であり、この水によって第1電極26aと第2電極26bとの間が短絡されて電気的につながり、泡検出センサ26が検出信号を出すように設計されている。よって、通常は、泡検出センサ26の検出信号有りと判別される(ステップS6またはS9においてYES)。
しかし、仮に泡検出センサ26が故障の場合等には、ステップS6、S9で「信号有り」との判別はされないから、泡検出NGフラグがオンされることになる。
図4は、洗い行程またはすすぎ行程において、加熱洗浄または加熱すすぎを行う場合の制御内容を表わすフローチャートである。加熱洗浄または加熱すすぎとは、図1で説明したように、洗いまたはすすぎ時に、ブロワー22を回転させ、ヒータ23に通電をして、洗濯槽3内の空気を循環風路21を通して温めることにより、温めた空気を洗濯槽内に満たし、衣類および水を加熱していわゆるたたき洗いやたたきすすぎを行うことである。
図4を参照して、洗い行程またはすすぎ行程において、加熱洗浄または加熱すすぎが設定されていると、ブロワー22がオンであると判別される(ステップS21)。そして設定されているブロワーの回転数が、2000rpm以上か否かの判別がされる(ステップS22)。ブロワー回転数が2000rpm以上の場合には、泡検出NGフラグがオンされているか否かの判別がされる(ステップS23)。泡検出NGフラグがオンの場合には、泡検出センサ26が正常に機能していないから、泡検出センサ26の出力がなくても、洗濯槽3内に多量の泡が生じている可能性がある。そこでこの場合は、ブロワー22は2000rpmで回転するように制御される(ステップS24)。
ステップS22で、ブロワー回転数が2000rpm未満の場合や、ステップS23で泡検出NGフラグがオンでない場合には、ブロワー22は、設定回転数で回転される(ステップS25)。
よって、泡検出フラグ26が正常に機能しておらず、洗濯槽3内に大量の泡がある場合でも、その泡が循環風路21を通ってブロワー22やヒータ23まで達することはない。
なお、ブロワー回転数を下げる制御によって生じる洗浄やすすぎの性能低下を補うために、洗い時間の延長やすすぎ時間の延長を行うようにしてもよい。
図5は、洗い行程の最後に行われる中間脱水処理制御の内容を表わすフローチャートである。
洗い行程では、排水がされた後(ステップS31)、中間脱水を行うか否かの判別がされる(ステップS32)。中間脱水を行うように設定されている場合には、泡検出NGフラグがオンか否かの判別がされる(ステップS33)。泡検出NGフラグがオンでなければ、DDモータ10によりドラム5を通常の脱水速度で回転させる(ステップS35)。なお、その際に、途中で泡検出センサ26が泡を検出した場合は、ドラム回転速度は所定の設定速度に減速される。
ステップS33で、泡検出NGフラグがオンの場合には、泡検出センサ26が正常に機能しておらず、洗濯槽3内に泡が大量に発生している可能性があるから、大量の泡により脱水が妨げられないよう、ドラム5を低速回転させて脱水が行われる(ステップS34)。その際、ドラムの回転数を下げる制御によって生じる脱水の性能低下を補うために中間脱水時間を延長するようにしてもよい。
図6は、すすぎ行程の制御内容を表わすフローチャートである。
すすぎ行程では、DDモータ10によりドラム5が反転動作される(ステップS41)。そして、タイマ3が所定時間、たとえばN分(Nはたとえば3分程度)を計時するまで、ドラム反転動作が行われる(ステップS41→S42→S43→S41)。そしてタイマ3がN分を計時すると、泡検出NGフラグがオフにされ(ステップS44)、すすぎ行程が終了する。
すすぎ行程終了後は、すすぎ水が排水され、最終脱水へと進む。つまり、最終脱水では、泡検出NGフラグはオフにされており、泡検出センサ26の異常の有無は考慮されず、脱水が実行される。これは、最終脱水では、洗濯槽3内に実質的に泡がなく、泡による悪影響は生じないからである。
上述の実施形態において、泡検出NGフラグがオンになった場合は、一連の行程終了時、たとえば最終脱水終了時に、操作・表示部33に、泡検出センサ26が異常であることを表示させるのが望ましい。なお、この異常表示は、一連の行程終了時とせず、異常が発見された時点から表示されてもよい。
上述の実施形態においては、DDモータ10におよびブロワー22は、回転数を可変できるものとして説明した。しかし、この発明は、DDモータ10および/またはブロワー22が回転数を可変できない場合でも適用可能である。その場合、DDモータ10および/またはブロワー22への通電を所定間隔(DDモータ10およびブロワー22に関し、それぞれ、適切な時間間隔、例えば5〜30秒の間の所定時間をオン、5〜30秒の間の所定時間をオフ)で行う間欠運転制御とすればよい。
この発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
この発明の一実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機1の図解的な縦断面図である。 この発明の一実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機1の電気的な構成を示すブロック図であり、この発明の特徴と関連する要素のみが記載された図である。 給水行程で行われる泡検出センサ26の異常判定処理制御を示すフローチャートである。 洗い行程またはすすぎ行程において、加熱洗いまたは加熱すすぎを行う場合の制御内容を表わすフローチャートである。 洗い行程における中間脱水処理制御の内容を表わすフローチャートである。 すすぎ行程の制御内容を表わすフローチャートである。
符号の説明
1 洗濯乾燥機
3 洗濯槽
21 循環風路
22 ブロワー
23 ヒータ
26 泡検出センサ
30 制御部

Claims (8)

  1. 水を溜め、衣類を収容して、洗い、すすぎおよび脱水を行うための洗濯槽と、
    前記洗濯槽内に生じた泡を検出するための泡検出センサと、
    洗濯槽に水を溜めるための給水時に、前記泡検出センサが出力を出す態様で給水を行う給水実行手段と、
    前記給水時に、前記泡検出センサが出力を出さなかったことに応答して、泡検出センサの異常を判定する異常判定手段と、
    前記異常判定手段が泡検出センサの異常を判定したことに基づいて、給水後に行われる洗い、すすぎまたは脱水行程において、泡による不具合が生じないように制御を行う修正制御実行手段と、
    を含むことを特徴とする電気洗濯機。
  2. 前記電気洗濯機には、一端が洗濯槽の相対的に下部に連通され、他端が洗濯槽の相対的に上部に連通され、一端から洗濯槽の空気を取り出し、他端から洗濯槽へ空気を戻すための循環風路が備えられ、
    前記泡検出センサは、循環風路内に配置された少なくとも第1電極を有し、当該第1電極が所定の通電状態になったことにより出力を出すセンサであり、
    前記給水実行手段は、前記循環風路の前記第1電極よりも上方から循環風路内へ水を落下させ、循環風路の一端を通じて洗濯槽への給水を行うものであることを特徴とする、請求項1記載の電気洗濯機。
  3. 前記修正制御実行手段は、洗い後に、洗いに用いた水を排水して中間脱水を行うときの脱水能力を予め定める能力よりも低下させることを特徴とする、請求項1または2記載の電気洗濯機。
  4. 前記修正制御実行手段による脱水能力の低下は、脱水回転数を通常回転数よりも低い回転数にすることを含む、請求項3記載の電気洗濯機。
  5. 前記電気洗濯機には、一端が洗濯槽の相対的に下部に連通され、他端が洗濯槽の相対的に上部に連通され、一端から洗濯槽の空気を取り出し、他端から洗濯槽へ空気を戻すための循環風路が備えられ、
    前記循環風路内には、空気を加熱するためのヒータと、循環風路内を空気を循環させるためのブロワーとが備えられ、
    前記修正制御実行手段は、洗いまたはすすぎ行程で、前記ブロワーを回転させる場合において、ブロワーの送風能力を予め定める能力よりも低下させることを特徴とする、請求項1記載の電気洗濯機。
  6. 前記修正制御実行手段によるブロワーの送風能力の低下は、ブロワーの回転数を予め定める回転数以下にすることを含む、請求項5記載の電気洗濯機。
  7. 前記修正制御実行手段は、すすぎ後に、すすぎに用いた水を排水して最終脱水を行うときの脱水回転数は、通常の回転数とすることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の電気洗濯機。
  8. 前記異常判定手段は、判定した異常をユーザに報知するための報知手段を含むことを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の電気洗濯機。
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