JP3263307B2 - パリティビット合致調整方法及び装置 - Google Patents

パリティビット合致調整方法及び装置

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JP3263307B2 JP10658296A JP10658296A JP3263307B2 JP 3263307 B2 JP3263307 B2 JP 3263307B2 JP 10658296 A JP10658296 A JP 10658296A JP 10658296 A JP10658296 A JP 10658296A JP 3263307 B2 JP3263307 B2 JP 3263307B2
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  • Detection And Correction Of Errors (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、概して、データの
処理及び伝送に、「使用中」の処理装置及び「待機中」
の処理装置が利用される電気通信ネットワークに関し、
詳しくは、処理装置の取り扱うデータが階層状に構成さ
れたパリティビットを有する場合の、「使用中」の処理
装置から「待機中」の処理装置への切り換えに関する。
【0002】
【従来の技術】高信頼度の電気通信ネットワークにおい
ては、ネットワークにおけるユーザデータの処理及び伝
送に、2個のほぼ同一の処理装置を設けるのが普通であ
る。この1対の処理装置は一般に、「使用中」(アクテ
ィブ)の装置及び「待機中」(スタンバイ)の装置と称
され、このうち「使用中」の装置は、ユーザデータの処
理及び伝送に従事し、「待機中」の装置は遊び状態(ア
イドル)ではあるがユーザデータの処理及び伝送の担当
責任をいつでも引き継ぐ用意ができた状態にある。
【0003】処理作業を「使用中」の装置から「待機
中」の装置へ切り換えることによって、「使用中」の装
置がその信頼度を確実に継続できるように保守及び検査
を受けさせることが可能になる。又一方、「使用中」の
装置の故障によってこの処理作業の切り換えが生じるこ
ともある。
【0004】このような、データ伝送を取り扱い中に
「使用中」の装置から「待機中」の装置への切り換え又
は移行を行う場合に、これらの装置によって処理される
ユーザデータにこの切り換え又は移行によって生じる混
乱が最小又はできれば皆無になるような状態で、切り換
え又は移行が行われることがもちろん望ましい。
【0005】ユーザデータ内の誤り(エラー)を検出す
るために種々の種類のエラー検出技術が用いられてい
る。そして、パリティビットを用いる手法は技術的に周
知である。パリティビット又はビットグループは、保護
すべきデータ集合に基づく計算によって生成される。2
進(バイナリ)方式においては、偶数パリティビットか
又は奇数パリティビットかが、保護すべき複数のビット
又はバイトの合計が偶数になるか又は奇数になるかに基
づいて定められる。
【0006】データ通信ネットワークにおいてはデータ
はしばしばフレ−ムの形で伝送される。この場合、フレ
−ムは、ペイロードすなわちユーザデータと、データフ
レ−ムを処理する際にネットワークによって利用される
情報を内蔵するヘッダとを含むように構築される。
【0007】このようなフレ−ムは、前に構築されたサ
ブフレ−ム(部分フレ−ム)を含み且つこれらサブフレ
−ムの上に階層状に構築されるので、フレ−ムのこのよ
うな階層状構築の結果として、階層状に生成されたパリ
ティビットが形成されることになり、第1のパリティビ
ットが第1のサブフレ−ムを保護し、第2のパリティビ
ットがこの第1のサブフレ−ム及び追加情報の上に位置
し、以下同様に追加のサブフレ−ムが構築され、これに
よってサブフレ−ムの階層が形成される。ここではパリ
ティビットは階層に基づいた階位を有する。
【0008】高い方の階位のパリティビットは、サブフ
レ−ム情報と低い方の階位のパリティビットとの上に位
置する。したがって、高い方の階位のパリティビット
は、データを保護するだけでなく、低い方の階位のパリ
ティビットの完全性をも保護する。
【0009】この手法では、フレ−ム内のエラー検出の
信頼度が増加するがその一方、このような階層状パリテ
ィビットは、このようなフレ−ムの生成に用いられる装
置を「使用中」の装置から「待機中」の装置に切り換え
たい場合に問題が生じる。この問題は、「待機中」の装
置が通常、「使用中」の装置から「待機中」の装置への
望む切り換え時に、前に生成された情報フレ−ムの処理
を行って来ていないために生じる。
【0010】一連のこのようなフレ−ムに対してエラー
保護を確実にするために、「入れ子になった」(ネスト
された)(又は単に、入れ子)パリティビットが、1個
以上の、前のフレ−ムに基づいて構成される。
【0011】「待機中」の装置は、「使用中」の装置か
らの切り換え時には、伝送すべき次のフレ−ムについて
正しい入れ子パリティビットを即座に生成することがで
きない。これは、「待機中」の装置が、「待機中」の装
置が伝送すべき第1のフレ−ム内に内蔵すべき正しい入
れ子パリティビットを定めるのに必要な、前のデータフ
レ−ムを処理して来ていないために生じる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】この問題に対する取り
組み方の1つは、「使用中」の装置によって前に生成さ
れた入れ子パリティビットの履歴を無視して、新たな一
連のパリティビットを用いて「待機中」の装置によって
生成されたフレ−ムで伝送を開始することである。しか
し、「待機中」の装置が、この手法を用いてフレ−ムを
生成すると、それらのフレ−ムのうちの少なくとも第1
のフレ−ムについては、そのパリティビットが、パリテ
ィビットを復号化するネットワーク内の受信装置(又は
エンドユーザ装置)にはエラーのある連関データを表示
するように見える結果となる。
【0013】その結果、この手法では、受信装置が、い
くつかのデータフレ−ムを誤りとして拒絶することとな
る。そして、正しくないと知覚されたパリティに基づい
て、データの再伝送の要求がなされる。或るシステム設
計においては、このような切り換え動作が受け入れ可能
である。しかし、複数ののフレ−ムデータの再伝送が受
信装置での正しいデータの受信に受け入れ不可能な遅れ
をもたらすようなシステムにおいて、又は誤りのデータ
が、望ましくない保守活動をもたらすようなシステムに
おいては、この手法は受け入れ不可能である。
【0014】したがって、入れ子の階層状パリティビッ
トが用いられる電気通信ネットワークにおいて「使用
中」の装置から「待機中」の装置へ移行するための改善
された手法が求められている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの目的は、
階層状入れ子パリティビットが生成される、「使用中」
の装置から「待機中」の装置への「不調のない」(無不
調)切り換えの手法を用意することにより、上記の必要
に対する解法と技術的進歩とを提供することにある。こ
こで用いる用語「無不調」切り換えとは、正しくないパ
リティビットを伝送することなく「使用中」の装置から
「待機中」の装置へ切り換えを行う能力を意味する。
【0016】本発明の一実施例によれば、階層状入れ子
パリティビットを生成する「使用中」及び「待機中」の
電気通信装置間での無不調切り換えを可能にする方法が
提供される。この実施例によれば、「使用中」の装置か
ら「待機中」の装置への移行に先立って、「待機中」の
装置によって伝送すべきフレ−ムを適切なパリティビッ
ト条件に同期(合致)させることによる、3次階層状パ
リティビット手法が提供される。
【0017】この実施例においては、第1、第2、及び
第3のパリティビットが用いられ、第3のパリティビッ
トが第3のサブフレ−ムを保護し、第2のパリティビッ
トが、第3のパリティビットを含む第3のサブフレ−ム
を有する第2のサブフレ−ムを保護し、第1(最高の階
位)のパリティビットが、第1のサブフレ−ム内に位置
すると共に第3及び第2のサブフレ−ムの上に位置し、
したがって、第3及び第2のパリティビットの両方並び
に他の内蔵情報の上に位置することになる。
【0018】「待機中」の装置がサブフレ−ム及び入れ
子パリティビットの生成を、第1のフレ−ムから開始す
る。しかし、「待機中」の装置によって生成されるフレ
−ムに連関するパリティビットが、「使用中」の装置に
よって生成されるフレ−ム内の対応するパリティビット
に合致調整されるまでは、ネットワークへ伝送される出
力フレ−ムは、「使用中」の装置によって生成されるフ
レ−ムが用いられ続ける。
【0019】この実施例においては、3個のパリティビ
ットを、現在「使用中」の装置によって生成される対応
するパリティビットと同じ極性又は状態を有するように
合致調整する必要がある。本発明の一実施例によれば、
各パリティビット(の極性)を反転すべきかどうかの決
定は、パリティビットの階位の順序により逐次行われ
る。
【0020】例えば、最も低い階位のパリティビット
(最も深く内蔵されたパリティビット)が最初に定めら
れ、次に、2番目に最も低いパリティビットが定めら
れ、最も高い階位のパリティビット(階位N)が最後に
定められる。
【0021】本発明に基づいてなされた認識によれば、
低い方の階位のパリティビットについて前に行われた反
転が、異なるパリティの合致調整の決定に影響を与える
ことが判っている。したがって、低い方の階位のパリテ
ィビットの反転の履歴が必要とされる。予め定められた
パリティビット反転シーケンスが、可能な決定分岐の各
々について格納記憶される。これらのシーケンスは、
「使用中」の側及び「待機中」の側に連関する、対応す
る階位のパリティビットが等しいかどうか及び低い方の
階位のパリティビットが前に反転されているかどうかに
基づいて、配列される。
【0022】本発明の一実施例によれば、「待機中」の
装置は、フレ−ム内の3つの階位のパリティビットの各
々を、それぞれが、対応する「使用中」の側のパリティ
ビットに等しくなるように、合致調整する。そして、こ
のような処理の後に、「使用中」の装置から「待機中」
の装置への移行が、行うことができ、その際、データフ
レ−ムを受信する側の装置が、パリティビットが正しく
ないことに起因するデータ内のエラーを知覚して問題を
引き起こすこともない。これによって、無不調切換の能
力が得られる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1に、電気通信ネットワークを
介して伝送すべきユーザ情報を含むデータフレ−ムを生
成する、マルチレベルプロセッサ10を例示する。プロ
セッサ10は、複数のフレ−ム組立ステージを有し、各
ステージは、追加データを付加し、階層状入れ子手法で
計算されるパリティビットを利用して、エラーに対する
保護(エラー保護)を提供する。情報ペイロードアセン
ブラ12が、電気通信ネットワークを介しての伝送用に
単一又は複数いずれかのソースからユーザデータを受信
して組み立てる。
【0024】このようなユーザデータのグループが既知
の仕方で組み立てられてフレ−ムごとにペイロードを形
成する。ユーザデータは加算ノード14によって指示さ
れるように、パス(経路)処理回路16によって生成さ
れた追加情報と結合される。このパス処理情報は、状
態、ユーザ識別子、パリティビット、及びその他の情報
のような情報からなり、これらを包括的に「第1ヘッ
ダ」と称する。
【0025】この情報は加算ノード14によって、情報
ペイロードアセンブラ(又は簡単にアセンブラ)12か
らの組み立てられたユーザデータと結合される。加算ノ
ード14の出力(ヘッダ1及びペイロード22)は、ビ
ットをインタリーブされたパリティの生成用のパリティ
プロセッサ18によって読み取られ、パリティプロセッ
サ18が、本実施例で最も低い階位のパリティビット
(B3)を生成する。
【0026】このパリティビットはデータ処理用のパス
処理回路16に伝送されて、加算ノード14によって生
成される次のデータフレ−ムに含められる。加算ノード
14によって生成された各フレ−ム(実際にはサブフレ
−ム)は、先行の(前の)フレ−ム(サブフレ−ム)に
含まれるデータに基づいて定められる。
【0027】次に図2に関連して説明すると、加算ノー
ド14からの出力として生成された第1のサブフレ−ム
20のデータフォーマットが、アセンブラ12からの組
み立てられたユーザデータからなるペイロード22と、
パス処理回路16によって生成された第1ヘッダ24と
を有する。実施例においては、ビットをインタリーブさ
れたパリティバイト26が第1ヘッダ24の一部を構成
し、パリティプロセッサ18によって生成される。
【0028】この図示の実施例においては、8ビット構
成のパリティバイトが含まれており、これら8ビットの
各々がペイロード22及び第1ヘッダ24の8ビット構
成のバイトに含まれる対応するビットのパリティに対応
する。例えば、8ビットのパリティバイト26の最初の
ビットは、第1のサブフレ−ム20に連関する他の全て
のバイトの、対応する最初のビットの加算に基づいて偶
数パリティ又は奇数パリティを定義するビットからな
る。
【0029】パリティバイト内のこれに続く2番目から
8番目までのビットは、第1のサブフレ−ム20に含ま
れる他の全てのバイトの、対応する2番目から8番目ま
でのビットについての偶数及び奇数パリティに対応す
る。特定のパリティの保護が、対応するパリティビット
及びバイトによって保護されるべきビット及びバイトの
グループ化によって変化することは当業者には明らかで
ある。
【0030】図1に戻って、ライン処理回路28が、第
2のパリティバイトを含む追加情報を供給して、第2の
ヘッダとなるものを形成する。この第2のヘッダは加算
ノード30によって第1のサブフレ−ム20に添付され
る。この第2の、ビットをインタリーブされたパリティ
バイト(B2)がパリティプロセッサ32によって生成
され、各フレ−ム(サブフレ−ム)の生成時にライン処
理回路28によって挿入される。
【0031】図3に、加算ノード30からの出力として
の第2のサブフレ−ム34のデータフォーマットを示
す。図から明らかなように、このサブフレ−ムは、第1
のサブフレ−ム20に含まれる全ての情報を含み、更に
第2の8ビットパリティバイト38からなる第2ヘッダ
36に含まれる追加情報を含む。第2のパリティバイト
38は、第1のパリティバイト26に関して前に述べた
のと同様に構築され、その8ビットの各々は、第2のサ
ブフレ−ム34に含まれるバイト内の対応するビットの
偶数及び奇数のエラー保護パリティビットからなる。
【0032】しかし、パリティバイト38は又、前に生
成されたパリティバイト26のエラー保護も行う。した
がって、パリティバイト38は先行のパリティバイト2
6内の変化と第2のサブフレ−ム34内の他のデータバ
イトの変化との両方に応じて変化する。又、パリティバ
イト26に関して述べたように、或るサブフレ−ムに含
まれるパリティバイト38は、加算ノード30から伝送
された、このサブフレ−ムに先行する、第2のサブフレ
−ム34に含まれるデータに基づいて計算される。
【0033】例示のパリティバイトが終端の受信装置に
よって受信されて格納され、そしてその際、エラー検出
の計算を既知のパリティ計算手法によって行うことがで
きるように、適切なパリティバイトが前のフレ−ムのデ
ータに適用されること、は当業者には明かである。
【0034】図1に戻って、セクション処理回路40に
よって生成された第3のヘッダとなる追加情報が、加算
ノード48によって第2のサブフレ−ム34に結合され
る。第3のヘッダに含まれる情報は、ビットをインタリ
ーブされたパリティを生成するパリティプロセッサ44
によって生成された最終の(最高の階位の)パリティバ
イト(B1)からなる。フレ−ムは、第3ヘッダの一部
をなすセクション処理回路40によって生成された追加
情報を有する。
【0035】結果として得られる最終のフレ−ム54
が、伝送チャネル50上を伝送され、電気通信ネットワ
ーク52へ「選択経路によって送信」(ルーティング)
される。例示の実施例によれば、順配列の(シーケンシ
ャル)データフレ−ムの生成は、マルチレベルプロセッ
サ10によって行われる。
【0036】図4に、伝送チャネル50上を伝送される
ことになる最終の(完全)フレ−ム54のデータフォー
マットを示す。フレ−ム54は、第2のサブフレ−ム3
4と、第1の(最も高い階位の)パリティバイト58を
含む第3ヘッダ56とからなる。前に説明した低い方の
階位のパリティビットの生成と同様に、第1のパリティ
バイト58の生成は、前に生成されたサブフレ−ムに基
づき、パリティバイト26及び38を含む、最終のフレ
−ム54に含まれる全ての情報のエラー保護に係わる。
【0037】パリティバイト26内のビットの変化が波
及すなわち伝播してパリティバイト38及び58を変化
させる。同様に、パリティバイト38内のビットの変化
は、パリティバイト58に変更をもたらすが、もちろん
最も低い階位のパリティバイト26には影響を与えな
い。したがって、「待機中」の装置が正しいパリティビ
ット、すなわち「使用中」の装置によって生成されたパ
リティビットに等しいパリティビット、を有するフレ−
ムを生成するためには、前のパリティのフレ−ム境界及
び履歴を知る必要がある。
【0038】新たな「待機中」の装置によって生成され
るパリティバイトは、対応するデータ履歴を反映するよ
うに、すなわち、たとえ受信されたデータにエラーがな
くても受信装置にデータ内のエラーを表示するように見
えるようなパリティビットの伝送を防止するように、合
致調整を行う必要がある。下に述べる本発明に基づく装
置及び方法の実施例において、この移行問題への対応を
説明する。
【0039】図5に、本発明に基づく一実施例に基づく
電気通信装置60のブロック図を示す。この電気通信装
置60は、階層状入れ子パリティビットによって保護さ
れる順配列データフレ−ムを生成する。ユーザデータが
通信チャネル62上で受信される。他の種類のデータ
は、通信チャネル64及び66上の入力として受信され
る。選択器(マルチプレクサ)68及び70が、2つの
入力のうちから1つの入力を選択して、通信チャネル7
2及び74を介して、「使用中」のマルチレベルプロセ
ッサ76及び「待機中」のマルチレベルプロセッサ78
へそれぞれ供給する。
【0040】本実施例において、「使用中」及び「待機
中」の呼称は、与えられた動作時間に係わるものであ
り、マルチレベルプロセッサの役割は、「使用中」と
「待機中」との間で交替するものであることを理解され
たい。「使用中」の呼称は通常、「稼動状態でユーザデ
ータを受信し、ユーザデータを処理し、ユーザデータを
インタフェ−ス回路82への出力チャネル上で伝送して
いる」マルチレベルプロセッサを意味する。
【0041】インタフェ−ス回路は、「使用中」及び
「待機中」のプロセッサと同様に、クロック84からク
ロック入力を受信する。インタフェ−ス回路82は、
「使用中」のプロセッサ又は「待機中」のプロセッサに
よって生成された出力フレ−ムをデータ出力チャネル8
8に接続された受信装置へ、データ出力チャネル88上
で伝送するかどうかを選択する。
【0042】プロセッサ76及び78は各々、入力デー
タに基づいてフレ−ムを生成又は構築する、図1に示す
ような装置からなる。「使用中」のマルチレベルプロセ
ッサ76が通信チャネル62から選択器68及び通信チ
ャネル72を介してユーザデータを受信し、一方、「待
機中」のマルチレベルプロセッサ78が、通信チャネル
66から選択器70及び通信チャネル74を介して他の
データを受信するものと仮定する。
【0043】この状態において、「使用中」のマルチレ
ベルプロセッサ76がユーザデータを含むフレ−ムを生
成し、これらのフレ−ムはインタフェ−ス回路82へ伝
送され、ここでフレ−ムはデータ出力チャネル88に結
合されて、適切な受信装置へ伝送される。この動作が進
行する一方で、「待機中」のマルチレベルプロセッサ7
8が、試験又は保守データを受信し、このデータはプロ
セッサ78の機能を実行し又は試験するために用いられ
る。
【0044】プロセッサ78は、試験データに基づいて
出力フレ−ムを生成し、これらのフレ−ムをチャネル8
1上に出力しインタフェ−ス回路82へ伝送する。イン
タフェ−ス回路82は、チャネル80及び81上の2つ
の入力(すなわちプロセッサ76及び78からの出力)
のうちから1つの入力を選択して処理する。インタフェ
−ス回路82については下で更に詳しく述べる。例示の
実施例においては、インタフェ−ス回路82による処理
用にチャネル80上の入力が選択され、結果として得ら
れる出力がチャネル88へ伝送される。
【0045】プロセッサ78の試験に係わるチャネル8
1上の入力は、インタフェ−ス回路82によって通信チ
ャネル88へ伝送されることはないが、このような試験
に連関する他の回路(図示しない)へルーティングする
ことができる。
【0046】プロセッサ78が「待機中」のモードで作
動中であり且つ両プロセッサのモードを逆転させたい、
すなわちプロセッサ78に「使用中」の役割を持たせる
とともにプロセッサ76に「待機中」の役割を持たせた
い場合を仮定すると、望む移行時点に先立ち、通信チャ
ネル62上のユーザデータが選択器68及び70の両方
によって選択され、同じ入力がチャネル72及び74上
で両方のプロセッサ76及び78にそれぞれ供給され
る。
【0047】本発明の一実施例の、推奨はするがこれに
限らない一動作モードによれば、「待機中」のプロセッ
サ78によって生成されるデータを伝送するために実際
の切り換えが行われる前に、十分な数のフレ−ムからな
るユーザデータが、「待機中」のプロセッサ78へルー
ティングされる。この説明例においては、移行の始点と
なることが望まれるフレ−ムに先立ち、少なくとも1個
のユーザデータフレ−ムが、「待機中」のプロセッサ7
8に送られてそこでの処理を終っていることになる。
【0048】これにより、パリティビットの合致調整を
達成するための本発明のステップを実現するのに必要な
時間が、インタフェ−ス回路82に与えられることにな
る。このステップによって、正しいパリティビットを常
にチャネル88上で伝送することが可能となる。すなわ
ち、プロセッサ76と78との間の「使用中」のモード
の処理と「待機中」のモードの処理との間の切り換えに
関係なく、インタフェ−ス回路82によって伝送される
全てのフレ−ムについて、データとパリティビットとが
合致するような無不調切り換えが得られることになる。
【0049】図6に、本発明の一実施例に基づくインタ
フェ−ス回路82のブロック図を示す。レジスタ90及
び92は「使用中」のプロセッサ76及び「待機中」の
プロセッサ78にそれぞれ連関し、これらのプロセッサ
によって生成されたフレ−ムをチャネル80及び81上
で入力として受信する。
【0050】現在の「使用中」のプロセッサ76から
「待機中」のプロセッサ78への切り換えに先立ち、第
1のデータフレ−ムが両方のプロセッサによって生成さ
れチャネル80及び81それぞれを介してインタフェ−
ス回路82に伝送される。反転回路94及び96が、レ
ジスタ90及び92に格納されたこれらのフレ−ムをそ
れぞれ処理する。反転回路は、最も低い階位のパリティ
ビット26の極性(状態)を選択的に反転又は変更する
ために用いられ、フレ−ムの残部は不変である。
【0051】比較回路98が、「待機中」のプロセッサ
によって生成されたフレ−ム(「待機中」の側のフレ−
ム)のパリティビット26を、対応する「使用中」のプ
ロセッサによって生成されたフレ−ム(「使用中」の側
のフレ−ム)の対応するパリティビットと比較して、出
力ライン100上で反転回路へ制御信号を送る。比較回
路98は、出力ライン100上で反転回路96へ制御信
号を送って、パリティビット26が同じフレ−ムの「使
用中」の側の、対応するパリティビットに等しいかどう
かに基づいてパリティビット26を反転すべきかどうか
を制御する。
【0052】この決定がなされると、比較回路98は
又、比較の決定をパス101を介して比較回路106に
伝送する。以下に続く全てのフレ−ムにおいて、反転回
路96が、比較回路98によって現フレ−ムの間になさ
れた決定に基づいてパリティビット26を反転し、又は
反転しない。しかし、パリティビットの合致調整が達成
されると、続くフレ−ムについて同じ決定が、実際のパ
リティエラーが存在するときまで、引き続いてなされ
る。
【0053】反転回路94は、第1のフレ−ムに先立っ
て、「使用中」の側のパリティビット26を反転してい
るかも知れないし又反転していないかも知れないが、
「使用中」の側から「待機中」の側への切換の間、反転
回路94(「使用中」の側)の反転についての選択は不
変である。
【0054】図1〜図4に関して述べた説明が複数のパ
リティビットからなるパリティバイトに関するものであ
ったのに対して、図6に基づく説明及び次の図7に基づ
く方法の各ステップについての説明は、単一のパリティ
ビットに関する移行及び比較に関して行っている。各パ
リティビットが他のパリティビットに無関係に(独立し
て)計算されるので、同じパリティバイト内の各ビット
に関しては、対応する同じ決定がビットごとになされる
ことが理解されよう。
【0055】反転回路102及び104が、反転回路9
4及び96によってそれぞれ処理されたフレ−ムを受信
して、選択された、予め定められたパリティ反転パター
ン(シーケンス)を格納する。反転回路102及び10
4がパリティビット38を反転するか又は反転しないか
は、比較回路106によってなされた比較の結果及び比
較回路98によってなされた前の反転決定に依存する。
【0056】比較回路106は、「待機中」の側のフレ
−ムの2番目の階位のパリティビット(パリティビット
38)が、対応する「使用中」の側のフレ−ム内の対応
するパリティビット38に等しいかどうかを定める。比
較回路106及び98による決定が、パス107上を比
較回路114へ伝送される。比較回路106からの制御
ライン108上の出力信号が反転回路102及び104
を制御するのに用いられる。
【0057】図示例においては、反転回路104が、現
フレ−ムの間に比較回路106から制御ライン108上
の信号によって定められた反転又は非反転シーケンスを
受信して実現する。これにより、比較回路98によって
前に定められ反転回路96によって実現された低い方の
階位のパリティビット26の状態を、パリティバイト3
8内の各ビットの反転決定の一部として用いることが可
能になる。「使用中」の側の反転回路102によるパリ
ティバイト38のビットの反転又は非反転の状態は変わ
らない。
【0058】反転回路102及び104は、パリティバ
イト38内のパリティビットを除いては、処理されたフ
レ−ム内のデータを変更しない。
【0059】反転回路110及び112が、反転回路1
02及び104からフレ−ムをそれぞれ受信して、「使
用中」の装置から「待機中」の装置への切り換えの間に
適用される予め定められた反転のシーケンスを格納記憶
する。反転回路112によって実現される反転決定は、
比較回路114が、対応する「待機中」の側のパリティ
ビット58が同じフレ−ムの間の「使用中」の側の対応
するパリティビットに等しいかどうかを定めるかどうか
に依存し、又、比較回路98及び106によってなされ
た前の反転決定に依存する。
【0060】例示の実施例によれば、この決定は比較回
路からの出力ライン116上の制御信号によって実現さ
れる。この決定は各フレ−ムについて行われるが、上に
述べたように、パリティビットの合致が達成されると変
更されない。反転回路110による「使用中」の側のパ
リティビット58の反転又は非反転の状態は変わらな
い。
【0061】反転回路110及び112からのフレ−ム
出力は、それぞれデータフレ−ム1個を格納するシフト
レジスタ118及び120によって入力として受信され
る。シフトレジスタ118及び120からライン122
及び124上へのフレ−ム出力はそれぞれ、これらのフ
レ−ムをビットごとに比較する比較器126へ入力とし
て供給される。
【0062】完全なフレ−ム比較による真偽の結果が、
出力ライン128上に供給され、これが、切り換え実行
に先立ち「待機中」の側のフレ−ムが「使用中」の側の
フレ−ムとパリティ同期(合致)状態にあるかどうか、
すなわち「待機中」の側のフレ−ム内の全てのパリティ
ビットが「使用中」の側のフレ−ム内の対応するパリテ
ィビットに等しいかどうかを定めるための手段となる。
【0063】シフトレジスタからライン122及び12
4上へのフレ−ム出力は又、選択器(マルチプレクサ)
130へ入力として供給される。選択器130は、「使
用中」の側又は「待機中」の側いずれのデータフレ−ム
をインタフェ−ス回路82からのデータ出力チャネルに
結合すべきかを選択する。ライン132上を送られる選
択制御信号によって、いずれのフレ−ムを選択すべきか
が定められる。
【0064】システムコントローラ(図示しない)がラ
イン128から真偽信号を受信して、選択信号ライン1
32上に制御信号を供給する。この制御信号によって、
合致(真)を示す「真」信号が出力ライン128上で受
信されるまで「使用中」の側から「待機中」の側へのデ
ータストリームの切り換えが回避される。
【0065】「使用中」のプロセッサから「待機中」の
プロセッサへの切り換えを望む場合で且つ、「使用中」
のプロセッサにまだ実際に故障が発生していない場合を
仮定すると、比較回路98、106、及び114を使用
可能化するために、そして対応する「待機中」の側の反
転回路96、104、及び112がパリティビット2
6、38、及び58の適切な反転シーケンスをそれぞれ
実現すべきかどうかを定めるために、データフレ−ム
が、「使用中」のプロセッサと並行して「待機中」のプ
ロセッサによって処理される。
【0066】すなわち本発明の一推奨実施例によれば、
「待機中」のプロセッサ78(図5)によって処理され
たフレ−ムの伝送の実際の切り換えに先立ち、少なくと
も1個のフレ−ムが処理される。「使用中」のプロセッ
サから「待機中」のプロセッサへの切り換えが行われた
後には役割が逆転しその時に情報フレ−ム出力を供給す
るように選択された側が「使用中」の側になること、す
なわちプロセッサ76が「待機中」のプロセッサとなり
プロセッサ78が「使用中」のプロセッサになること
は、当業者には明らかである。
【0067】これに続く「使用中」の側から「待機中」
の側への移行によって、比較回路98、106、114
によってなされた決定が、対応する反転決定をもたら
し、これらの反転決定が、その時には「待機中」の側
の、反転回路94、102、及び110によってそれぞ
れ実現されることになる。一方、反転回路96、10
4、及び112によって実現された決定は変わらない。
【0068】図7は、本発明の一実施例に基づく流れ図
で、図6に示す装置によって実現されるステップを示
す。開始のステップ150で始まり、ステップ152に
おいて、「待機中」の側の最も低い階位のパリティビッ
トが、「使用中」の側の、対応するパリティビットに等
しいかどうか、すなわちB3A=B3Sかどうか、が定め
られる。ここに、「B」はパリティビットを表し、数字
「3」は階位を示し、添え字Aは「使用中」(アクティ
ブ)の側を、又添え字Sは「待機中」(スタンバイ)の
側を表す。
【0069】前に述べたように、B3パリティビットの
反転が最初に定められる。もしステップ152において
決定が「NO」の場合、ステップ154に示すように
「待機中」の側の最も低い階位のパリティビット(B3
S) が反転される。最も低い階位のパリティビット(B
S) を反転するかしないかの決定は各フレ−ムの間に
なされる。
【0070】本実施例によれば、B3、B2、及びB1
はそれぞれ、図2、図3、及び図4に示すような最も低
い(第3)階位、中間(第2)の階位、及び最も高い
(第1)階位のパリティビット26、38、及び58に
対応する。なお又、図7で説明する各ステップは、3種
類のパリティバイトの、対応する各パリティビットにつ
いてビットごとに実行されることは理解されよう。
【0071】B2の修正に関連して、ステップ152に
おける決定が「YES」の場合、プロセスは決定ステッ
プ156に進む。ステップ156においては、「待機
中」の側のパリティビット38が、「使用中」の側の同
じフレ−ムについての対応するパリティビット38に等
しいかどうか、すなわちB2A=B2Sかどうかが定めら
れる。もしステップ156における決定が「NO」の場
合、ステップ158において中間の階位のパリティビッ
ト38(B2S) の反転が決定される。この決定は格納
記憶され、実現される。すなわち、B2S が反転される
ことになる。
【0072】もしステップ156における決定が「YE
S」の場合、中間の階位のパリティビット38(B
S) を反転しない決定がなされる。
【0073】B2の修正に関連して、ステップ152に
おける決定が「NO」の場合には、第2の階位のパリテ
ィビット反転についての決定プロセスは次のように進
む。すなわち、ステップ154におけるB3S の反転か
ら続いてステップ160において、偶数のフレ−ムの間
に第2の階位のパリティビットの反転を行うことからな
る反転シーケンスを第2の階位のパリティビットに適用
する決定がなされる。
【0074】このシーケンスはすなわち、フレ−ム番号
が2、4、6、....のフレ−ムの間、第2の階位のパリ
ティビット38(B2S(N)) (N=2、4、
6、....が反転されるようなシーケンスである。したが
って、奇数番号のフレ−ムの間は反転されない。
【0075】ステップ160に続いて、ステップ162
において、ステップ160で行われた反転の後の、第2
の階位のパリティビットが「使用中」の側の、対応する
パリティビットに等しいかどうか、すなわちB2A=B
Sかどうかが決定される。ステップ162における決
定が「NO」の場合、ステップ164において、第2の
階位のパリティビットB2S の各々について反転が実行
される。
【0076】B1の修正に関連しては、最も高い(第
1)階位のパリティビット58(B1S) についての反
転の決定が、B2の修正後の4つの決定パスのどれを取
るかに依存することは図7から明らかである。もしステ
ップ164が実行された場合、最も高い階位のパリティ
ビットは、ステップ166において定められるシーケン
ス、すなわちB1S がフレ−ム番号3、4、7、8、1
1、12、....について反転されるというシーケンスに
基づいて反転される。
【0077】すなわち、反転は、隣接する2個のフレー
ム番号について行われ、それに続く隣接する2個のフレ
ーム番号については反転が行われず、更にそれに続く隣
接する2個のフレーム番号については反転が行われると
いうシーケンスである。この無限シーケンスがステップ
166に基づいて継続される。
【0078】B1の修正において、ステップ162によ
る決定が「YES]の場合、最も高い階位のフレ−ムB
S が、ステップ168に示すように、フレ−ム番号
2、3、6、7、10、11、....のフレ−ムシーケン
スに基づいて反転される結果となる。もしステップ15
8が実行された場合、最も高い階位のフレ−ムB1S
は、ステップ170に示すように、フレ−ム番号2、
4、6、....のフレ−ムシーケンスに基づいて反転され
るすなわち、最も高い階位のフレ−ムB1S が、フレ−
ム番号2、4、6、....の間、反転されることになる。
【0079】またもしステップ156の決定が「YE
S]の場合には、第3又は第2の階位のパリティビット
について前に反転が行われていない。このことから、ス
テップ166、168、及び170も同様に、プロセス
はステップ172に進み、ここで、「待機中」の側の最
も高い階位のパリティフレ−ムが、「使用中」の側の現
フレ−ムの間、対応する最も高い階位のパリティフレ−
ムに等しいかどうか、すなわちB1A=B1Sかどうかの
決定が行われることになる。
【0080】もしステップ172において「NO」の決
定が行われた場合、最も高い階位のパリティフレ−ムB
S は、ステップ174に基づいて反転される。もしス
テップ172において「YES」の決定が行われた場合
には、このパリティビット合致プロセスはステップ17
6で終了する。B3S、B2S、及びB1S の反転は、次
の「使用中」の側から「待機中」の側への移行まで、全
てのフレ−ムについて逐次決定され、実行される。
【0081】8ビット構成のバイトが用いられる図1〜
図4の場合、各パリティバイト内の8個のパリティビッ
トの各ビットごとに図7に関連して上で述べた手法が取
られる。その理由は、前に述べたように、各パリティビ
ットが他のデータ内の対応するビット位置について独立
したパリティ表示を与えるからである。したがって、上
記の反転決定プロセスがパリティバイト内の8個のビッ
トの各々について独立して実行されることになる。
【0082】図7で述べたように、ステップ160、1
66、168、及び170においては、開始時の第1フ
レ−ムに関連するフレ−ム番号(位置)に基づく予め定
められたビット反転シーケンスが用いられる。このよう
な反復シーケンスが、状態機械、論理回路、及びソフト
ウエアプロセスを含む種々な方法で実現可能であること
は、当業者には明らかである。本発明推奨実施例におい
ては、処理速度を増加するために、反転の決定及びビッ
トの反転をハードウエアを用いて実現することが望まし
い。
【0083】3つの階位を有する階層状パリティビット
構成について本手法を説明したが、本手法が、パリティ
階位数が2、3、及び3を超える値の場合を含む種々の
レベルの入れ子パリティビットにも適用できることは、
当業者には明らかである。
【0084】[反転シーケンス]図6及び図7に基づく
上記説明においては、「待機中」の側と「使用中」の側
とのパリティビットの比較に依って(依存して)、又低
い方の階位のパリティビットに関して行われた反転の決
定についての前の履歴に依って、予め定められたパリテ
ィビット反転シーケンスが用いられている。本項におい
ては、パリティビットの合致調整を達成するために、ス
テップ160、166、168、及び170で定義され
る特定の反転パターンがなぜ用いられるのかについて述
べる。
【0085】これらの関係においては、「使用中」の装
置及び「待機中」の装置によってそれぞれ計算されたパ
リティが比較される。これらの計算では、フレ−ム1
は、「使用中」の装置及び「待機中」の装置が、同等の
データを処理している第1のフレ−ムに対応する。「使
用中」の側及び「待機中」の側によってフレ−ム1に挿
入されるパリティは異なる。その理由は、フレ−ム1に
先立ち、両方の側が異なるデータを処理していたからで
ある。
【0086】以下の式において、括弧内の値は、対応す
るデータ又はパリティビットが生じるフレ−ムを示す。
B3(N+1)は、フレ−ムN+1に挿入されたB3パ
リティビット26であり、D3(N)は、図2のフレ−
ムNのサブフレ−ム20内の対応するペイロード22及
びヘッダ24のデータビットの、B3パリティビットを
除く全てからなる。B3パリティビットは「使用中」の
側と「待機中」の側との間で異なり、ここでは別個に、
B3(N)として表す。
【0087】B2(N+1)は、フレ−ムN+1に挿入
されたB2パリティビット38であり、D2(N)は、
図2のフレ−ムNのサブフレ−ム34内の対応するペイ
ロード22及びヘッダデータビット24及び36の、B
3及びB2パリティビット26及び38を除く全てから
なる。B3及びB2パリティビットは「使用中」の側と
「待機中」の側との間で異なり、ここでは別個に、それ
ぞれB3(N)及びB2(N)として表す。
【0088】同様に、B1(N+1)は、フレ−ムN+
1に挿入されたB1パリティビット58であり、D1
(N)は、図2のフレ−ムNのサブフレ−ム54内の対
応するペイロード22及びヘッダデータビット24、3
6及び56の、B3、B2及びB1パリティビット2
6、38及び58を除く全てからなる。B3、B2及び
B1パリティビットは「使用中」の側と「待機中」の側
との間で異なり、ここでは別個にそれぞれB3(N)、
B2(N)及びB1(N)として表す。
【0089】 B3(N+1)= D3(N)+ B3(N) B2(N+1)= D2(N)+ B3(N)+ B2
(N) B1(N+1)= D1(N)+ B3(N)+ B2
(N)+ B1(N)
【0090】以下の式において、「使用中」及び「待機
中」の側に対応するパリティ及びデータを、それぞれ添
え字A及びSで表す(例えば、B3A、B3S)。
【0091】次の関係においては、「使用中」の装置及
び「待機中」の装置によってそれぞれ計算され挿入され
たB3パリティが比較される。 (「使用中」の側) B3A(N+1)= D3(N)
+ B3A(N) (「待機中」の側) B3S(N+1)= D3(N)
+ B3S(N)
【0092】ここで、D3(N)によって表されるヘッ
ダ及びペイロードデータが「使用中」及び「待機中」の
側で同一であることに注目すると、 B3A(N+1)− B3S(N+1)= B3A(N)
− B3S(N)
【0093】上記の式は、前のフレ−ムにB3を繰り返
し代入することによって更に変形できる。 B3(N−1)= D3(N−2)+ B3(N−2) B3(N)= D3(N−1)+ B3(N−1) B3(N+1)= D3(N)+ B3(N)
【0094】したがって、 B3(N+1)=D3(N)+D3(N−1)+D3
(N−2)+...+D3(1)+B3(1)
【0095】これを上記の式に代入すると、
【数1】
【0096】更に変形すると、 B3A(N+1)− B3S(N+1)= B3A(1)
− B3S(1)
【0097】上記の計算は、「使用中」及び「待機中」
の側についてのB3の差が、第1のフレ−ムにおける対
応するB3の値、すなわちB3A(1)及びB3S(1)
の間の関係によって定まることを示している。2つの状
態、すなわち B3A(1)=B3S(1)、 及び B3A
(1)≠B3S(1) の状態が起こり得る。
【0098】B3A(1)=B3S(1)の場合、 B3A(N+1)− B3S(N+1)= 0 B3A(N+1)= B3S(N+1) B3A(1)≠B3S(1)の場合、 B3A(N+1)− B3S(N+1)= 1 B3A(N+1)= B3S(N+1)の逆数。 (逆数はその値の上側に線を引いた表記でも表す)
【0099】すなわち、B3A(1)=B3S(1)につ
いては、B3S 及びB3A のパリティビットは、これに
続く全てのフレ−ムについて等しい。又B3A(1)≠
B3S (1)については、B3S はこれに続く全てのフ
レ−ムについてB3A の逆数である。B3S とB3A
は、対応するフレ−ム内のそれぞれの値を比較すること
によって等しくすることができる。そしてもし等しくな
い場合、図7に示すように、「待機中」の側についての
パリティに反転が導入される。
【0100】次の関係においては、「使用中」の装置及
び「待機中」の装置によってそれぞれ計算され挿入され
たB2パリティが比較される。 (「使用中」の側) B2A(N+1)=D2(N)+B3A(N)+B2
A(N) (「待機中」の側) B2S(N+1)=D2(N)+B3S(N)+B2
S(N)
【0101】上記の式は、前のフレ−ムにB3及びB2
を繰り返し代入すると、 B2(N−1)=D2(N−2)+B3(N−2)+B
2(N−2) B2(N)=D2(N−1)+B3(N−1)+B2
(N−1) B2(N+1)=D2(N)+B3(N)+B2(N)
【0102】したがって、 B2(N+1)=[D2(N)+D2(N−1)+...
+D2(1)]+[B3(N)+B3(N−1)+...
+B3(1)]+B2(1)
【0103】これを上記の式に代入すると、次の(式
1)が得られる。
【数2】
【0104】式1中のB2を解くには、B3A=B3S
び B3A≠B3S の場合を考える必要がある。 B3A=B3Sの場合、 B2A(N+1)−B2S(N+1)=B2A(1)−B
S(1) B2A(1)=B2S(1)について: B2A(N+1)=B2S(N+1) B2A(1)≠B2S(1)について: B2A(N+1)=B2S(N+1)の逆数。
【0105】すなわち、B3A(1)=B3S(1)につ
いては、B2S 及びB2A の間の関係は、B2S(1)
及びB2A(1) の間の関係に依存する。 B2A(1)
=B2S(1)については、B2S(1)及びB2A のパ
リティビットは、これに続く全てのフレ−ムについて等
しい。又B2A(1)≠B2S(1)については、B2S
はこれに続く全てのフレ−ムについてB2A の逆数であ
る。
【0106】B3A≠B3Sの場合、 [B3A(N)の積分](n=1〜N)−[B3S(N)
の積分](n=1〜N) を、Nが偶数の場合と奇数の場合とについて式に表すと
次式となる。
【0107】
【数3】
【0108】上の式の関係を式1に代入すると、 Nが偶数の場合: B2A(N+1)−B2S(N+1)=B2A(1)−B
S(1)
【0109】上記の関係がB3A=B3Sの場合と同じこ
とに注目されたい。B3A≠B3SでNが偶数の場合、B
S は、B2A(1)=B2S(1)であるか又は B2A
(1)≠B2S(1)であるかに依って、それぞれB2A
に等しいか又はB2A の逆数かである。これを式に表す
と次式のようになる。
【0110】 Nが奇数の場合: B2A(N+1)−B2S(N+1)=B2A(1)−B2S(1)+1 =[B2A(1)−B2S(1)]の逆。 B2A(1)=B2S(1)の場合: B2A(N+1)=B2S(N+1)の逆。 B2A(1)≠B2S(1)の場合: B2A(N+1)=B2S(N+1)
【0111】上記の関係は、B3A≠B3SでNが奇数の
場合、B2S は、 B2A(1)=B2S(1)であるか
又は B2A(1)≠B2S(1)であるかに依って、そ
れぞれB2A の逆数か又はB2A に等しいかである。こ
の関係を前の関係と共にNが偶数の場合について見る
と、B3A≠B3Sの場合のB2S とB2A との間の関係
は、奇数フレ−ムと偶数フレ−ムとで逆になる。この違
いは、図7に示すように、1つおきのフレ−ムにおいて
B2S を反転することによって補償でき、その後は、B
S は各フレ−ムにおいてB2A に等しいか又はその逆
数である。
【0112】次の関係においては、「使用中」の装置及
び「待機中」の装置によってそれぞれ計算され挿入され
たB1パリティが比較される。 B1A(N+1)=D1(N)+B3A(N)+B2
A(N)+B1A(N) B1S(N+1)=D1(N)+B3S(N)+B2
S(N)+B1S(N)
【0113】上記の式は、前のフレ−ムにB3及びB2
を繰り返し代入すると、 B1(N−1)=D1(N−2)+B3(N−2)+B
2(N−2)+B1(N−2) B1(N)=D1(N−1)+B3(N−1)+B2
(N−1)+B1(N−1) B1(N+1)=D1(N)+B3(N)+B2(N)
+B1(N)
【0114】
【数4】
【数5】
【数6】
【数7】
【0115】そして次の(式2)が得られる。
【数8】
【0116】B1を解くには、次の4つのケースを考え
る必要がある。 ケース1:B3A=B3S及び B2A=B2S ケース2:B3A=B3S及び B2A≠B2S ケース3:B3A≠B3S及び B2A=B2S ケース4:B3A≠B3S及び B2A≠B2S
【0117】B3A=B3Sの場合:(ケース1及び2) B1A(N+1)−B1S(N+1)=(B2A(1)−
B2S(1))×N+B1A(1)−B1S(1)
【0118】(ケース1) B2A=B2Sの場合、 B1A(N+1)−B1S(N+1)=B1A(1)−B
S(1)
【0119】したがって、もしB1A(1)=B1
S(1)ならば、 B1A(N+1)=B1S(N+1) もしB1A(1)≠B1S(1)ならば、 B1A(N+1)=B1S(N+1)の逆数。
【0120】したがって、ケース1の場合: もしB1A(1)=B1S(1)ならば、B1S及びB1A
のパリティビットは、これに続く全てのフレームについ
て等しい。又もしB1A(1)≠B1S(1)ならば、B
Sはこれに続く全てのフレームについてB1Aの逆であ
る。
【0121】(ケース2) B2A≠B2Sの場合: Nが偶数の場合:もしB1A(1)=B1S(1)なら
ば、 B1A(N+1)=B1S(N+1) もしB1A(1)≠B1S(1)ならば、 B1A(N+1)=B1S(N+1)の逆数。
【0122】Nが奇数の場合: B1A(N+1)−B1S(N+1)=1+B1A(1)
−B1S(1) もしB1A(1)=B1S(1)ならば、 B1A(N+1)=B1S(N+1)の逆数。 もしB1A(1)≠B1S(1)ならば、 B1A(N+1)=B1S(N+1)
【0123】したがって、ケース2の場合: Nが偶数の場合: もしB1A(1)=B1S(1)ならば、B1S及びB1A
のパリティビットは、これに続くフレームについて等し
い。又もしB1A(1)≠B1S(1)ならばB1Sはこ
れに続くフレームについてB1Aの逆である。
【0124】Nが奇数の場合:もしB1A(1)=B1S
(1)ならば、B1S はこれに続くフレ−ムについてB
A の逆数である。又もしB1A(1)≠B1S(1)な
らば、B1S(1)及びB1A のパリティビットは、こ
れに続くフレ−ムについて等しい。
【0125】B3A≠B3Sの場合:(ケース3及び4) Nが偶数の場合と奇数の場合とについて次の(式3)が
成り立つ。
【数9】
【0126】
【数10】
【0127】特定のフレ−ム番号について次の(式4)
が成り立つ。
【数11】
【0128】(式3)及び(式4)で与えられたB3に
ついての値を(式2)に代入すると次の式となる。 B1A(N+1)−B1S(N+1) =[B2A(1)−B2S(1)]×N+B1A(1)−
B1S(1);(N=3,4,7,8,...について) =[B2A(1)−B2S(1)]×N+B1A(1)−
B1S(1)+1;(N=1,2,5,6,...について)
【0129】(ケース3) B2A=B2Sの場合: B1A(N+1)−B1S(N+1) =B1A(1)−B1S(1);(N=3,4,7,8,...
について) =[B1A(1)−B1S(1)]の逆数;(N=1,2,
5,6,...について)
【0130】もしB1A(1)=B1S(1)ならば、 B1A(N+1)=B1S(N+1);(N=3,4,7,
8,...について) B1A(N+1)=B1S(N+1)の逆数;(N=1,
2,5,6,...について)
【0131】もしB1A(1)≠B1S(1)ならば、 B1A(N+1)=B1S(N+1)の逆数;(N=3,
4,7,8,...について) B1A(N+1)=B1S(N+1);(N=1,2,5,
6,...について)
【0132】したがって、ケース3の場合: もしB1A(1)=B1S(1)ならば、B1Sはフレー
ム4,5,8,9,...においてはB1Aに等しく、フレ
ーム2,3,6,7,...においてはB1Aの逆である。
もしB1A(1)≠B1S(1)ならば、B1Sはフレー
ム4,5,6,9,...においてはB1Aの逆でり、フレ
ーム2,3,6,7,...においてはB1Aに等しい。
【0133】(ケース4) B2A≠B2Sの場合: Nが偶数の場合:[B2A(1)−B2S(1)]×N=
0 B1A(N+1)−B1S(N+1) =B1A(1)−B1S(1);(N=4,8,12,...に
ついて) =[B1A(1)−B1S(1)]の逆数;(N=2,6,
10,...について)
【0134】Nが奇数の場合:[B2A(1)−B2
S(1)]×N=1 B1A(N+1)−B1S(N+1) =[B1A(1)−B1S(1)]の逆数;(N=3,7,
11,...について) =B1A(1)−B1S(1);(N=1,5,9,...につ
いて)
【0135】もしB1A(1)=B1S(1)ならば、 B1A(N+1)=B1S(N+1);(N=1,4,5,
8,9,...について) B1A(N+1)=B1S(N+1)の逆数;(N=2,
3,6,7,10,11,...について)
【0136】もしB1A(1)≠B1S(1)ならば、 B1A(N+1)=B1S(N+1)の逆数;(N=1,
4,5,8,9,...について) B1A(N+1)=B1S(N+1);(N=2,3,6,
7,10,11,...について)
【0137】したがって、ケース4の場合:もしB1A
(1)=B1S(1)ならば、B1S(1) はフレ−ム
2,5,6,9,10,...においてはB1Aに等しく、フレ
−ム3,4,7,8,11,12,...においてはB1A の逆
数である。もしB1A(1)≠B1S(1)ならば、B1
S はフレ−ム 2,5,6,9,10,...においてはB1A
の逆数でり、フレ−ム3,4,7,8,11,12,...にお
いてはB1A に等しい。
【0138】ケース1〜4について定められたようなB
A とB1S との間の差は、図7に示すように、適切な
反転を導入することに依って補償できる。
【0139】以上の図及び説明は、本発明の一実施例に
関するもので、この技術分野の当業者であれば、本発明
の種々の変形例を考え得るが、それらはいずれも、特許
請求の範囲に定義される本発明の技術的範囲に包含され
る。尚、特許請求の範囲に記載した参照番号は発明の容
易な理解のためで、その技術的範囲を制限するよう解釈
されるべきではない。
【0151】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、電
気通信システムにおいて、使用中の処理装置から待機中
の処理装置へ、階層状パリティビットを有するデータフ
レ−ムの処理を切り換える際に、「待機中」から「使用
中」に切り換えられた装置で処理したデータフレ−ムが
実際に出力されるのに先立ち、両装置で処理されたデー
タフレ−ムのパリティビットが互いに合致するように調
整される。したがって、従来技術の場合に問題となった
切り換え時のエラー発生が回避され、電気通信装置全体
の信頼度及び運用効率が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】階層状入れ子パリティビットを有するデータフ
レ−ムを生成する装置例のブロック図である。
【図2】図1に示す装置によって処理される情報につい
ての、第1のフレ−ムフォーマットを示す説明図であ
る。
【図3】図1に示す装置によって処理される情報につい
ての、第2のフレ−ムフォーマットを示す説明図であ
る。
【図4】図1に示す装置によって処理される情報につい
ての、最後(第3)のフレ−ムフォーマットを示す説明
図である。
【図5】階層状パリティビットを有するフレ−ムが「使
用中」及び「待機中」のプロセッサによって生成される
ような本発明に基づく実施例のブロック図を示す。
【図6】図5に示すようなインタフェ−ス回路の実施例
のブロック図である。
【図7】階層状入れ子パリティビットを合致調整するの
に用いられるステップを示す本発明の実施例に基づく方
法の流れ図である。
【符号の説明】
10 マルチレベルプロセッサ 12 情報ペイロードアセンブラ 14、30、48 加算ノード 16 パス(経路)処理回路 18、32、44 パリティプロセッサ 20 第1のサブフレ−ム 22 ペイロード 24 第1ヘッダ 26 (最も低い階位の)パリティバイト 28 ライン処理回路 34 第2のサブフレ−ム 36 第2ヘッダ 38 第2のパリティバイト 50 伝送チャネル 52 電気通信ネットワーク 54 (最終の)フレ−ム 56 第3ヘッダ 58 第1の(最も高い階位の)パリティバイト 60 電気通信装置 62、64、66、72、74 通信チャネル 68、70 選択器(マルチプレクサ) 76 「使用中」のマルチレベルプロセッサ 78 「待機中」のマルチレベルプロセッサ 80、81 チャネル 82 インタフェ−ス回路 84 クロック 88 データ出力チャネル 90、92 レジスタ 94、96、102、104、110、112 反転回
路 98、106、114 比較回路 100 出力ライン 107 パス 118、120 シフトレジスタ 122、124 ライン 126 比較器 128 出力ライン 130 選択器(マルチプレクサ) 132 選択信号ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−48581(JP,A) 特開 平6−61964(JP,A) 特開 平6−188864(JP,A) 特開 平5−276135(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 3/00 H04L 1/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2データストリームを受け
    取ることが可能な通信装置において、 前記第1および第2データストリームはデータフレーム
    を含み、各フレームは階層的に生成されたパリティビッ
    トを有し、 前記装置は、 前記第1および第2データストリーム内の対応するデー
    タフレーム内の等階位の階層的パリティビットどうしを
    比較する第1比較手段と、 前記第1比較手段に接続され、前記第2データストリー
    ム内の一部のパリティビットの極性を、(a)前記一部
    のパリティビットの極性が、前記第1データストリーム
    内の等階位のパリティビットの対応する極性と等しくな
    く、かつ、(b)前記第2データストリーム内の低階位
    のパリティビットの極性が条件(a)の結果として反転
    されている場合に、反転する反転手段とを有し、 前記反転手段は、条件(a)および(b)に依存する所
    定の反転シーケンスを選択することを特徴とする通信装
    置。
  2. 【請求項2】 前記反転手段に接続され、前記第1およ
    び第2データストリーム内の対応するデータフレーム内
    の少なくともすべての等階位のパリティビットの極性ど
    うしを比較する第2比較手段と、 前記第2比較手段に接続され、前記第2比較手段による
    比較の結果が、前記第1および第2データストリーム内
    の等階位のパリティビットがすべて同じ極性を有するこ
    とを示す場合にのみ、前記第2データストリームを出力
    へルーティングする手段とをさらに有することを特徴と
    する請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 階層的パリティビットを有するデータフ
    レームを含む第1および第2データストリームを受け取
    り、該第1および第2データストリームのうちの一方を
    送信する通信システムで、該第1および第2データスト
    リームの一方の送信から他方の送信への変更の際にパリ
    ティ不整合を防止する方法において、 第1および第2データストリーム内の対応するデータフ
    レーム内の等階位の階層的パリティビットどうしを比較
    する比較ステップと、 前記第1データストリーム内の階層的パリティビットに
    対する前記第2データストリーム内の階層的パリティビ
    ットの極性のフレーム間不整合を防止するために、前記
    比較ステップの結果に基づいて、前記第2データストリ
    ーム内の一部のパリティビットの極性を選択的に反転さ
    せる選択的反転ステップとを有することを特徴とするパ
    リティ不整合防止方法。
  4. 【請求項4】 前記比較ステップおよび選択的反転ステ
    ップは、第1および第2データストリームの一方の送信
    から他方の送信への変更の前に実行され、前記階層的パ
    リティビットはネストしていることを特徴とする請求項
    3に記載の方法。
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