JP3262928B2 - 硬化性組成物 - Google Patents

硬化性組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は硬化後の物性、表面性、
作業性に優れた室温硬化性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】分子内に少なくとも1つの反応性シリル
基を有するゴム系有機重合体は、硬化物のゴム弾性を有
するという特徴から、被覆組成物・密封組成物などの用
途に用いられている。
【0003】通常、これらのゴム系有機重合体をシーリ
ング材、接着剤、防水剤等のような用途に用いる際に
は、ポリマー単独ではなく、伸び、強度等の物性の改良
や、チキソ性等の作業性を付与するために充填材が添加
される。充填材としては炭酸カルシウムが知られてい
る。
【0004】炭酸カルシウム系充填材としては、従来、
表面を脂肪酸系有機物もしくは樹脂酸系有機物で表面処
理したもの、さらにこれを微粉末化した平均粒径1μm
以下の膠質炭酸カルシウム、平均粒径1〜3μmの沈降
法により製造したいわゆる軽質炭酸カルシウムまたは平
均粒径1〜20μmの重質炭酸カルシウム等が適時必要
とされる物性に応じて用いられている。
【0005】なかでも分子内に平均1個以上の反応性シ
リル基を有するポリオキシアルキレンには、チキソ性等
の作業性の向上または硬化体の引張り特性を改善する目
的で平均粒径1μm以下、特に0.1μm前後の微細
表面を高級脂肪酸系有機物または樹脂酸系有機物で処理
した膠質炭酸カルシウムを配合することが知られている
(例えば、特公昭55−34177号公報、特公昭57
−40873号公報、特開昭59−138259号公
報、特開昭61−37839号公報)。
【0006】しかしながらこれらの微細炭酸カルシウム
等の充填材は分散性が悪く、一般に分散性が良好とされ
る易分散性立方晶の炭酸カルシウム系充填材を用いた
でも、配合体製造時の凝縮により分散不良を引き起こ
しやすく、チキソ性の低下硬化体の強度、伸びの低下
または表面外観の不良等の原因となっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、反応性シリ
ル基を有するゴム系有機重合体に対する充填材の、配合
時の分散性を改善し、作業性、硬化後の物性、表面外観
に優れた硬化性組成物を得ることを目的になされたもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は分子
内に少なくとも1つの反応性シリル基を有するゴム系有
機重合体に、充填材を配合する際に、分散助剤としてリ
ン脂質化合物を添加することにより、該充填材の分散性
を顕著に改善しうることを見い出すことにより到達した
下記の発明である。
【0009】(A)分子内に少なくとも1つの反応性シ
リル基を有するゴム系有機重合体及び(B)リン脂質化
合物からなる硬化性組成物。
【0010】(A)分子内に少なくとも1つの反応性シ
リル基を有するゴム系有機重合体、(B)リン脂質化合
物及び(C)充填材からなる硬化性組成物。
【0011】本発明において使用される、分子内に少な
くとも1つの反応性シリル基を有するゴム系有機重合体
(A)の主鎖は、ポリオキシアルキレン、ポリエステ
ル、ポリイソブチレン、ポリクロロプレン、ポリブタジ
エンまたはその共重合体、などが例示しうるが、その中
でもポリオキシアルキレンが好ましい。分子内に少なく
とも1つの反応性シリル基を有するポリオキシアルキレ
ンは、特開平3−47825号公報、特開平3−725
27号公報、特開平3−43449号公報、特開平3−
79627号公報等に提案されている。
【0012】ゴム系有機重合体(A)が有する反応性シ
リル基とは、シラノール基や加水分解性シリル基のごと
く、湿分や硬化剤等により縮合反応をおこし有機重合体
の高分子量化を促進しうるものであり、下記一般式
(1)により示される。
【0013】 X1 3-m−Si(R1m−・・・(1) 式中R1は1価の炭化水素基またはハロゲン化炭化水素
基、X1は水酸基または、ハロゲン原子、アルコキシ
基、アシロキシ基、アミド基、アミノ基、アミノキシ
基、ケトキシメート基、等の加水分解性基、mは0、1
または2。
【0014】このような反応性シリル基を有するゴム系
有機重合体は、例えば以下の方法によって、ゴム系有機
重合体に反応性シリル基を導入することにより得ること
ができるが、特にこれらの方法のみに限定されるもので
はない。 (イ)X1 3-m−Si(R1m−R2−NCO(式中R1
1及びmは前記と同様、R2は2価の炭化水素基)で示
されるような、分子中に少なくとも1つ好ましくはただ
1つのイソシアネート基と少なくとも1つの加水分解性
シリル基を有する特定の有機珪素化合物をゴム系有機重
合体の末端水酸基と反応させる。具体的な有機珪素化合
物としては、下記の化合物を示しうる。
【0016】 (C25O)3Si(CH23NCO (CH3O)3Si(CH23NCO (CH3O)2(CH3)Si(CH23 NC ロ)末端不飽和基含有イソシアネート化合物もしくは
末端不飽和基含有ハロゲン化合物をゴム系有機重合体の
末端水酸基と反応させることによって得られる末端不飽
和基またはイニシエーターに起因するポリエーテル化合
物の末端不飽和基と一般式(2)で示されるヒドロシリ
コン化合物をVIII族遷移金属の存在下で反応せしめ
る。
【0017】 X1 3-m−Si(R1mH・・・(2) 式中R1、X1及びmは前記と同様である。
【0018】具体的には末端不飽和基含有イソシアネー
ト化合物としてアリルイソシアネート、末端不飽和基含
有ハロゲン化合物としてアリルクロドを例示しうる。
【0019】このようにして得られる、本発明に用いる
ゴム系有機重合体(A)の分子量は1000〜50,
000が好ましい。
【0020】本発明に用いる(B)成分であるリン脂質
化合物としてはホスファチジルコリン、セファリン、ホ
スファチジルセリン、ホスファチジルエタノールアミ
ン、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジルグリ
セロール、ジホスファチジルグリセロール等のグリセロ
リン脂質、その長鎖脂肪酸エステルもしくはその長鎖ア
ルキルエーテル;スフィンゴミエリン、セラミドホスホ
エタノールアミン等のスフィンゴリン脂質が挙げられる
が、工業的に入手が容易であることから、グリセロリン
脂質、特にホスファチジルコリン(レシチン)または
ファリンが好ましい。(B)成分は(A)成分に対して
0.01〜100重量部使用できる。
【0021】本発明の組成物においては充填材を併用す
ることが好ましい。充填材としては公知の充填材が使用
でき、具体的には、炭酸カルシウム、フュームシリカ、
沈降性シリカ、無水ケイ酸、含水ケイ酸カーボンブラ
ク、炭酸マグネシウム、ケイソウ土、焼成クレー、ク
レー、タルク、酸化チタン、ベントナイト、有機ベント
ナイト、酸化第二鉄、酸化亜鉛、活性亜鉛華、水添ヒマ
シ油シラスバルーン等の充填材、石綿、ガラス繊維
フィラメント、ケブラー、ポリエチレンファイバー等の
繊維状充填材が使用できる。
【0022】本発明においては特に、炭酸カルシウム
は炭酸カルシウムと他の充填材を併用することが好ま
しい。
【0023】炭酸カルシウム充填材としては、脂肪酸
系有機物もしくは樹脂酸系有機物で表面処理したもの
さらにこれを微粉末化した平均粒径1μm以下の膠質炭
酸カルシウム、平均粒径1〜3μmの沈降法により製造
したいわゆる軽質炭酸カルシウムまたは平均粒径1〜2
0μmの重質炭酸カルシウム等が挙げられる。組成物の
チキソ性、貯蔵安定性、硬化体の伸び、基材への接着性
等の物性を改善するためには平均粒0.08〜1μm
の易分散性立方の膠質炭酸カルシウムを使用すること
が好ましい。
【0024】(A)成分に対する炭酸カルシウム系充填
材の使用割合は、必要とされる硬化体の物性にもよるが
(A)成分100重量部に対し、好ましくは20〜10
00重量部が用いられ、更に好ましくは100〜100
0重量部が用いられる。
【0025】充填を用いる場合は(B)成分は、
(C)充填材100重量部に対し0.1〜15重量部の
範囲で添加されることが好ましく、特に2〜6重量部の
範囲が好ましい。
【0026】本発明の硬化性組成物には更に必要であれ
ば、可塑剤、チキソ性付与剤等を添加して配合時の分散
性や作業性を改良することもできる。
【0027】可塑剤としては、公知の可塑剤が使用で
き、具体的にはジオクチルフタレート(DOP)、ジブ
チルフタレート、ブチルベンジルフタレート等のフタル
酸エステル類;アジピン酸ジオクチル、コハク酸イソ
デシル、セバシン酸ジブチル、オレイン酸ブチル等の脂
肪族カルボン酸エステル;ペンタエリスリトールエステ
ルなどのポリオールエステル類;リン酸トリオクチル、
リン酸トリクレジル等のリン酸エステル類;エポキシ化
大豆油、ジオクチルエポキシ化水添フタレート、エポキ
システアリン酸ベンジル等のエポキシ可塑剤;塩素化パ
ラフィン等が単独または2種以上の混合物で使用でき
る。
【0028】またチキソ性付与剤としては水添ヒマシ
油、脂肪族アミド等が使用できる。
【0029】本発明の硬化性組成物には湿気との硬化を
促進させるために反応性シリル基の硬化反応を促進する
硬化促進触媒を使用してもよい。硬化促進触媒として
は、アルキルチタン酸塩、有機珪素チタン酸塩、ビスマ
ストリス2−エチルヘキサノエート、オクチル酸錫
及びジブチル錫ジラウレートの如きカルボン酸の金属
塩:ジブチルアミン−2−エチルヘキサノエート等の如
きアミン塩:並びに他の酸性触媒及び塩基性触媒を使用
しうる。また本発明の硬化性組成物には更に貯蔵安定性
を改良するために脱水剤を添加してもよい。脱水剤とし
ては、オルトギ酸アルキル類:ビニルトリメトキシシラ
ン、テトラエチルシリケートなどの加水分解性有機珪素
化合物:加水分解性有機チタン化合物等を使用しうる。
【0030】本発明の硬化性組成物は、さらに公知の種
々の添加剤を含むことができる。添加剤としては、アミ
ノシラン、エポキシシラン、メルカプトシラン等の接着
性付与剤、顔料、各種の老化防止剤、紫外線吸収剤等が
使用できる。
【0031】本発明の組成物は公知の方法で配合に処す
ることができる。通常、まず液体状の配合物を十分に混
合しその中に粉体状の充填材を加えて更に十分に混練り
する。その後、一定の減圧下(600mmHg以下)で
仕上げ混練りすることにより配合組成物を得る。
【0032】本発明の硬化性組成物は、室温で湿分存在
下で硬化し、特に弾性シーラント用、接着剤用として有
用である。
【0033】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき説明するが、
本発明はこれらの実施例に限られるものではない。なお
実施例に使用したポリエーテルの製造法を製造例1〜5
に示す。
【0034】[製造例1] 特開平3−72527号公報に記載の方法により、ジエ
チレングリコールを開始剤として亜鉛ヘキサシアノコバ
ルテート触媒にてプロピレンオキシドの重合を行い、ポ
リオキシプロピレンジオールを得た。これにイソシアネ
ートプロピルメチルジメトキシシランを加え、ウレタン
化反応を行い両末端の水酸基をメチルジメトキシシリル
基に変換し、末端に平均1.5個の加水分解性シリル基
を有し平均分子量10,000のポリエーテル(P1)
を得た。
【0035】[製造例2] 製造例1と同様の方法でエチレングリコールを開始剤と
して亜鉛ヘキサシアノコバルテート触媒にてプロピレン
オキシドの重合を行い、ポリオキシプロピレンジオ−ル
を得た。これにアリルクロドを加えて末端の水酸基を
アリル基に変換した。ついで得られた末端アリル基含有
ポリオキシアルキレン化合物にメチルジメトキシシラン
を白金触媒の存在下に反応させてアリル基をメチルジメ
トキシシリル基に変換し、末端に平均1.4個の加水分
解性シリル基を有し平均分子量17,000のポリエー
テル(P2)を得た。
【0036】[製造例3] 製造例1と同様の方法でグリセリンを開始剤として亜鉛
ヘキサシアノコバルテート触媒にてプロピレンオキシド
の重合を行い、ポリオキシプロピレントリオ−ルを得
た。これにアリルクロドを加えて末端の水酸基をアリ
ル基に変換した。ついで得られた末端アリル基含有ポリ
オキシアルキレン化合物にメチルジメトキシシランを白
金触媒の存在下に反応させてアリル基をメチルジメトキ
シシリル基に変換し、末端に平均2.3個の加水分解性
シリル基を有し平均分子量17,000のポリエーテル
(P3)を得た。
【0037】[製造例4] 製造例1と同様の方法でグリセリンを開始剤として亜鉛
ヘキサシアノコバルテート触媒にてプロピレンオキシド
の重合を行い、ポリオキシプロピレントリオ−ルを得
た。これにアリルクロドを加えて末端の水酸基をアリ
ル基に変換した。ついで得られた末端アリル基含有ポリ
オキシアルキレン化合物にメチルジメトキシシランを白
金触媒の存在下に反応させてアリル基をメチルジメトキ
シシリル基に変換し、末端に平均2.4個の加水分解性
シリル基を有し平均分子量20,000のポリエーテル
(P4)を得た。
【0038】[製造例5] 特公昭61−49332号公報記載の方法に基づき数平
均分子量4000のポリオキシプロピレンジオールを
ブロモクロロメタンと反応させ、さらに末端水酸基をア
リルクロリドと反応させて、末端アリルオキシ基とした
後、さらに塩化白金酸を触媒としてメチルジメトキシシ
ランを付加反応させ、末端に平均1.3個の加水分解性
シリル基を有するポリエーテル(P5)を得た。このポ
リエーテルのポリオキシプロピレンジオール換算の数平
均分子量は9,000であった。
【0039】[実施例1] 上記製造例1で得られたポリエーテル(P1)100重
量部(以下、部と表す)に対し、充填材として白艶化C
CR(白石カルシウム(株)製膠質炭酸カルシウム)5
0部、ビゴット10(白石カルシウム(株)製膠質炭酸
カルシウム)50部及びNS100(日東粉化工業
(株)製炭酸カルシウム)45部、リン脂質化合物とし
て、豊年レシチンF(豊年製油(株)製)3部、その他
添加剤としてDOPを45部、オリゴエステルアクリレ
ート4部、酸化チタン(富士チタン工業(株))3.5
部、酸化防止剤1.0部、並びに水添ヒマシ油2.0部
を加え、混合した後、下記の基準に基づき分散性を評価
した。さらにオクチル酸錫/ラウリルアミン触媒を加
え、混合して得た試料を用い、、JIS A5758に
準拠してアルミニウム基板のH型試験体を作成した。こ
試験体を20℃、65%湿度下で7日間、さらに50
℃、60%湿度下で7日間、硬化養生させる耐水性試験
を行った。初期物性及び20℃耐水性試験後の物性(す
なわち、M50(50%モジュラス)、単位:kg/cm
2、破断強度、単位:kg/cm2、破断伸び単位:
%)を評価した。
【0040】また、下記の基準に基づき、貯蔵安定性の
評価を行った。それぞれの結果を表1に示す。
【0041】[分散性] グラインジゲージにより判定した分散性を良好な順に
○、△、×の3基準により評価した。
【0042】[貯蔵安定性] 貯蔵安定性の評価は50℃、1か月後の針入度の保持率
(単位:%)により評価した。針入度試験は試料をカッ
プ内部に密着させ、泡が入らないようにカップ上縁ま
充填し、へらを用いて平らにならした後、針入度計の針
を試料に接するように調節し、総重量7.5gで5秒間
針入させ、その針入量を0.1mmまで針入度計で測定
する。
【0043】[実施例2〜7] ポリエーテルと充填材として、表1〜2に示すものを表
1〜2に示す量(表中の単位は重量部)を使用する以外
は、実施例1と同様の方法で物性の評価を行った。結果
を表1〜2に示す。また、表中ビスコライトUは白石カ
ルシウム(株)製の膠質炭酸カルシウムである。
【0044】[比較例1〜2] 比較例1、2は各々、リン脂質化合物を含まないこと以
外は実施例3、実施例7と全く同様にして混合物を作成
し、物性を評価した。結果を表2に示す。
【0045】実施例からわかるとおり、リン脂質化合物
存在下で配合したものは、充填材の分散性に優れ、初期
物性のみならず、耐水試験後も破断強度、伸びの大幅
な変化は認められない。さらに貯蔵安定性にも優れる。
【0046】一方、比較例1、2を実施例3、7とそれ
ぞれ比較することにより、リン脂質化合物を含まない条
件下で配合したものは、配合時の充填材の分散性に問題
があり、初期物性において十分な破断強度、伸びを有し
ないばかりでなく、耐水試験後の物性の低下が著しく
貯蔵安定性にも劣ることがわかる。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【0049】
【発明の効果】以上に示したとおり、(A)分子内に少
なくとも1つの反応性シリル基を有するゴム系有機重合
及び(B)リン脂質化合物からなる硬化性組成物は、
充填材の分散性が著しく向上し、低労力で組成物を製造
でき、かつ高い機械強度と接着強度を発現し、耐水性試
後物性にも優れた硬化物を与えることが明らかとなっ
た。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)分子内に少なくとも1つの反応性シ
    リル基を有するゴム系有機重合体及び(B)リン脂質化
    合物からなる硬化性組成物。
  2. 【請求項2】(A)分子内に少なくとも1つの反応性シ
    リル基を有するゴム系有機重合体、(B)リン脂質化合
    物及び(C)充填材からなる硬化性組成物。
  3. 【請求項3】前記充填材が炭酸カルシウム系充填材であ
    る、請求項に記載の硬化性組成物。
  4. 【請求項4】前記ゴム系有機重合体の主鎖がポリオキシ
    アルキレンである、請求項1、2または3に記載の硬化
    性組成物。
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