JP3262076B2 - 圧電共振子、圧電共振子の周波数調整方法および通信機器 - Google Patents

圧電共振子、圧電共振子の周波数調整方法および通信機器

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JP3262076B2 JP24720298A JP24720298A JP3262076B2 JP 3262076 B2 JP3262076 B2 JP 3262076B2 JP 24720298 A JP24720298 A JP 24720298A JP 24720298 A JP24720298 A JP 24720298A JP 3262076 B2 JP3262076 B2 JP 3262076B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は圧電共振子、圧電
共振子の周波数調整方法および通信機器に関し、特に、
圧電体の機械的共振を利用し、たとえば発振子,ディス
クリミネータ,フィルタなどの電子部品に用いられる圧
電共振子、圧電共振子の周波数調整方法および圧電共振
子を用いた通信機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の圧電共振子には、たとえば平面視
長方形または平面視正方形の板状の圧電体基板の両主面
に電極がそれぞれ形成され、圧電体基板がその厚み方向
に分極され、それらの電極間に信号を入力することによ
り、圧電体基板の厚み方向に電界が印加され、圧電体基
板がその主面に平行する方向に振動する、圧電共振子が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の圧電共振子で
は、電界方向および分極方向と振動方向とが異なる圧電
横効果を利用している。この圧電横効果を利用した圧電
共振子の電気機械結合係数は、電界方向および分極方向
と振動方向とが一致した圧電縦効果を利用した圧電共振
子に比べて小さい。そのため、圧電横効果を利用した圧
電共振子では、共振周波数と反共振周波数との差ΔFが
比較的小さい。このことは、圧電共振子をフィルタなど
として使用したときに、帯域幅が小さいという欠点につ
ながる。そのため、圧電共振子やそれを用いたフィルタ
や発振子などの電子部品において、特性の設計自由度が
小さい。さらに、平面視長方形の板状の圧電体基板を用
いた上述の圧電共振子では、長さ振動の1次共振を利用
しているが、構造的に、3次,5次などの奇数倍の高次
モードや、幅モードのスプリアスも大きく発生してしま
う。また、平面視正方形の板状の圧電体基板を用いた上
述の圧電共振子では、拡がり振動の1次共振を利用して
いるが、構造的に、拡がりの3倍波や厚みモードなどの
スプリアスも大きく発生する可能性が高い。
【0004】そこで、スプリアスが小さく、共振周波数
と反共振周波数との差ΔFが大きい積層構造の圧電共振
子が、本願出願人から提案されている。図24はこのよ
うな積層構造の圧電共振子の一例を示す図解図である。
図24に示す圧電共振子1は、長手方向を有する基体2
を構成する複数の圧電体層3と複数の電極4とが交互に
積層され、複数の圧電体層3が基体2の長手方向に分極
された積層構造の圧電共振子である。この積層構造の圧
電共振子1では、圧電体層3の分極方向と電界方向と振
動方向とが一致し、圧電縦効果を利用するため、振動方
向が分極方向および電界方向と異なる圧電横効果を利用
した圧電共振子に比べて、電気機械結合係数が大きくな
り、共振周波数と反共振周波数との差ΔFが大きくな
る。さらに、この積層構造の圧電共振子1では、圧電縦
効果を利用することにより、幅モードや厚みモードなど
のような基本振動と異なるモードの振動が発生しにくく
なる。なお、この積層構造の圧電共振子1では、基体2
のすべての側面で電極4の端部が露出している。そのた
め、基体2の1つの側面において、1つおきの電極4の
端部の基体2の幅方向一端側が絶縁膜5aで被覆された
上で、外部電極6aが他の1つおきの電極4に接続され
るように形成される。さらに、基体2の1つの側面にお
いて、絶縁膜5aが形成された1つおきの電極4に外部
電極6bが接続されるように、他の1つおきの電極4の
端部の基体2の幅方向他端側が絶縁膜5bで被覆された
上で、外部電極6bが形成される。
【0005】ところが、図24に示す積層構造の圧電共
振子1では、それを量産した場合、加工ばらつきなどに
よって、所望の共振周波数や反共振周波数が得られない
場合があった。そこで、得られた周波数が所望の共振周
波数や反共振周波数よりも高い場合に、所望の周波数と
なるように周波数を下げる周波数調整方法については、
先に出願人が出願した特願平9−197824号におい
て提案した方法を採用することができる。しかしなが
ら、得られた周波数が所望の共振周波数や反共振周波数
よりも低い場合に、所望の周波数となるように周波数を
上げる周波数調整方法については、有効な方法が存在し
ていなかった。長さ振動を励振する圧電共振子において
は、基体の長さによって周波数が決定されることから、
基体の長手方向の端面を削って基体の長さを変えること
で周波数を上げる方法も考えられる。しかしながら、こ
れでは同一周波数で素子の長さが異なることとなり、自
動化を進める場合に、圧電共振子の長さに応じた治具が
必要になるなど複雑な対応が要求され、自動化が困難に
なるだけではなく、共振周波数や反共振周波数以外の特
性が変化してしまい、現実には採用し難いものであっ
た。
【0006】それゆえに、この発明の主たる目的は、ス
プリアスが小さく、共振周波数と反共振周波数との差Δ
Fが大きく、周波数を高い周波数に調整した、圧電共振
子を提供することである。この発明の他の目的は、スプ
リアスが小さく共振周波数と反共振周波数との差ΔFが
大きい圧電共振子の周波数を、基体の長さを変えること
なく高い周波数に調整することができる、圧電共振子の
周波数調整方法を提供することである。この発明のさら
に他の目的は、スプリアスが小さく、共振周波数と反共
振周波数との差ΔFが大きく、周波数を高い周波数に調
整した、圧電共振子を用いた通信機器を提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる圧電共
振子は、長手方向を有する基体と、基体の内部に形成さ
れ、基体の長手方向と直交しかつ基体の長手方向に間隔
を隔てて配置される複数の電極と、基体の側面に形成さ
れ、前記電極がいずれか一方に接続される一対の外部電
極とを備え、基体は、基体の長手方向に交互に積層され
る複数の圧電体層と複数の電極を備え、圧電体層は、
極の両側で基体の長手方向に沿って互いに逆向きに分極
されるとともに、隣合う電極がそれぞれ別の外部電極に
接続され、複数の電極によって、個々の圧電体層に、一
対の外部電極を介して基体の長手方向に交流電界を加え
て、個々の圧電体層に圧電縦効果による伸縮の駆動力を
発生させ、基体の長手方向の全長に対して基体の中心部
をノードとする長さ振動モードの基本振動を励振させる
圧電共振子であって、基体の長手方向の端縁部に、電極
にまたがらない欠落部を有することを特徴とする、圧電
共振子である。さらに、この発明にかかる圧電共振子
は、長手方向を有する基体と、基体の内部に形成され、
基体の長手方向と直交しかつ基体の長手方向に間隔を隔
てて配置される複数の電極と、基体の側面に形成され、
前記電極がいずれか一方に接続される一対の外部電極と
を備え、基体は、基体の長手方向に交互に積層される複
数の圧電体層と複数の電極を備え、圧電体層は、電極の
両側で基体の長手方向に沿って互いに逆向きに分極され
るとともに、隣合う電極がそれぞれ別の外部電極に接続
され、複数の電極によって、個々の圧電体層に、一対の
外部電極を介して基体の長手方向に交流電界を加えて、
個々の圧電体層に圧電縦効果による伸縮の駆動力を発生
させ、基体の長手方向の全長に対して基体の中心部をノ
ードとする長さ振動モードの基本振動を励振させる圧電
共振子であって、基体の長手方向に平行な角部に、電極
の形状が略同形状に保つ欠落部を有することを特徴とす
る、圧電共振子である。また、この発明にかかる圧電共
振子の周波数調整方法は、長手方向を有する基体と、基
体の内部に形成され、基体の長手方向と直交しかつ基体
の長手方向に間隔を隔てて配置される複数の電極と、基
体の側面に形成され、前記電極がいずれか一方に接続さ
れる一対の外部電極とを備え、基体は、基体の長手方向
に交互に積層される複数の圧電体層と複数の電極を備
え、圧電体層は、電極の両側で基体の長手方向に沿って
互いに逆向きに分極されるとともに、隣合う電極がそれ
ぞれ別の外部電極に接続され、複数の電極によって、個
々の圧電体層に、一対の外部電極を介して基体の長手方
向に交流電界を加えて、個々の圧電体層に圧電縦効果に
よる伸縮の駆動力を発生させ、基体の長手方向の全長に
対して基体の中心部をノードとする長さ振動モードの基
本振動を励振させる圧電共振子の周波数調整方法であっ
て、圧電共振子の周波数を調整するために基体の長手方
向の端縁部の少なくとも一部を電極にまたがらないよう
に除去する工程を含む、圧電共振子の周波数調整方法で
ある。さらに、この発明にかかる圧電共振子の周波数調
整方法は、長手方向を有する基体と、基体の内部に形成
され、基体の長手方向と直交しかつ基体の長手方向に間
隔を隔てて配置される複数の電極と、基体の側面に形成
され、前記電極がいずれか一方に接続される一対の外部
電極とを備え、基体は、基体の長手方向に交互に積層さ
れる複数の圧電体層と複数の電極を備え、圧電体層は、
電極の両側で基体の長手方向に沿って互いに逆向きに
極されるとともに、隣合う電極がそれぞれ別の外部電極
に接続され、複数の電極によって、個々の圧電体層に、
一対の外部電極を介して基体の長手方向に交流電界を加
えて、個々の圧電体層に圧電縦効果による伸縮の駆動力
を発生させ、基体の長手方向の全長に対して基体の中心
部をノードとする長さ振動モードの基本振動を励振させ
る圧電共振子の周波数調整方法であって、圧電共振子の
周波数を調整するために基体の長手方向に平行な角部の
少なくとも一部を電極の形状を略同形状に保つように除
去する工程を含む、圧電共振子の周波数調整方法であ
る。この発明にかかる通信機器は、中間周波から信号波
を得るための検波器を有する通信機器であって、この発
明にかかる圧電共振子が検波器に用いられた、通信機器
である。また、この発明にかかる通信機器は、中間周波
を通過するためのバンドパスフィルタを有する通信機器
であって、この発明にかかる圧電共振子を含むラダーフ
ィルタがバンドパスフィルタに用いられた、通信機器で
ある。
【0008】この発明にかかる圧電共振子では、圧電体
層の分極方向および電界方向と振動方向とが一致し、圧
電縦効果を利用している。そのため、振動方向が分極方
向および電界方向と異なる圧電横効果を利用した圧電共
振子に比べて、電気機械結合係数が大きくなり、共振周
波数と反共振周波数との差ΔFが大きくなる。また、圧
電縦効果を利用することにより、幅モードや厚みモード
などのような長さ振動の基本振動と異なるモードの振動
が発生しにくくなる。さらに、この発明にかかる圧電共
振子では、基体の縁部または角部の少なくとも一部を除
去することによって、周波数が高い周波数に調整され
る。
【0009】この発明の上述の目的、その他の目的、特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0010】
【発明の実施の形態】図1はこの発明にかかる圧電共振
子の一例において外部電極を上に向けた状態を示す図解
図であり、図2はその圧電共振子において外部電極を下
に向けた状態を示す図解図である。図1および図2に示
す圧電共振子10は、たとえば4.8mm×1mm×1
mmの直方体状の基体12を含む。基体12は、たとえ
ば圧電セラミックからなり積層される20層の圧電体層
12aを含む。これらの圧電体層12aは、それぞれ、
同じ寸法に形成される。また、これらの圧電体層12a
は、図1の矢印で示すように、隣合う圧電体層12aの
分極方向が互いに逆向きになるように基体12の長手方
向に分極される。ただし、両端の圧電体層12aは、分
極されていない。もちろん、この両端の圧電体層12a
を分極しておいてもよい。
【0011】基体12の20層の圧電体層12a間に
は、電極14が、それぞれ形成される。したがって、こ
れらの電極14は、基体12の長手方向に直交しかつ基
体12の長手方向に間隔を隔てて配置される。また、こ
れらの電極14は、圧電体層14の主面全面に形成され
る。したがって、これらの電極14は、基体12の4側
面から露出するように形成される。
【0012】基体12の1つの側面において、1つのお
きの電極14の端部の基体12の幅方向一端側が絶縁膜
16でそれぞれ被覆され、さらに、他の1つのおきの電
極14の端部の基体12の幅方向他端側が絶縁膜18で
それぞれ被覆される。
【0013】また、基体12の1つの側面において、外
部電極20が、1つおきの電極14上に形成した絶縁膜
16などの上に、他の1つおきの電極14に接続される
ように形成される。さらに、基体12の1つの側面にお
いて、外部電極22が、1つおきの電極14に接続され
るように、他の1つおきの電極14上に形成した絶縁膜
18などの上に形成される。
【0014】さらに、基体12の1つの側面に対向する
他の側面の長手方向における両端の縁部には、傾斜した
平坦な表面を有する欠落部24がそれぞれ形成される。
これらの欠落部24は、圧電共振子10の共振周波数や
反共振周波数を高い周波数に調整するために、研磨,切
削などにより形成されたものである。
【0015】この圧電共振子10では、外部電極20,
22が入出力電極として使用される。このとき、外部電
極20,22に信号を与えることにより、隣合う層の電
極14,14間に電界が印加されるため、基体12の両
端の圧電体層12aを除く各圧電体層12aは圧電的に
活性となる。この場合、基体12の互いに逆向きに分極
した圧電体層12aに、互いに逆向きの電圧が印加され
るため、圧電体層12aは全体として同じ向きに伸縮し
ようとする。つまり、外部電極20,22に接続された
電極14,14によって、個々の圧電体層12aに、基
体12の長手方向の交流電界を印加し、個々の圧電体層
12aに伸縮の駆動力を発生させることによって、圧電
共振子10全体としては、基体12の長手方向の中心部
をノードとした長さ振動の基本振動が励振される。
【0016】この圧電共振子10では、圧電体層12a
の分極方向,入力信号による電界方向および圧電体層1
2aの振動方向が一致する。つまり、この圧電共振子1
0は、圧電縦効果を利用した共振子となる。この圧電共
振子10は、分極方向および電界方向と振動方向とが異
なる圧電横効果を利用した圧電共振子に比べて、電気機
械結合係数が大きい。そのため、この圧電共振子10で
は、従来の圧電横効果を利用した圧電共振子に比べて、
共振周波数と反共振周波数との差ΔFが大きい。したが
って、この圧電共振子10では、従来の圧電横効果を利
用した圧電共振子に比べて、帯域幅の大きい特性を得る
ことができる。
【0017】さらに、この圧電共振子10では、たとえ
ば電極14,14の対向する面積、圧電体層12aおよ
び電極14の数、圧電体層12aにおいて基体12の長
手方向における寸法を調整することによって、共振子の
静電容量を調整することができる。つまり、電極14,
14の対向する面積を広くしたり圧電体層12aおよび
電極14の数を増やしたり圧電体層12aにおいて基体
12の長手方向における寸法を短くしたりすれば、共振
子の静電容量を大きくすることができ、逆に、電極1
4,14の対向する面積を狭くしたり圧電体層12aお
よび電極14の数を減らしたり圧電体層12aにおいて
基体12の長手方向における寸法を長くしたりすれば、
共振子の静電容量を小さくすることができる。したがっ
て、圧電共振子10の電極14,14の対向する面積、
圧電体層12aおよび電極14の数、圧電体層12aに
おいて基体12の長手方向における寸法を調整すること
により、静電容量を調整することができ、静電容量の設
計自由度が大きい。そのため、圧電共振子10を回路基
板などに実装するとき、外部回路とのインピーダンス整
合をとることが容易である。
【0018】さらに、図1および図2に示す圧電共振子
10では、図24に示す圧電共振子1と比べて、基体1
2の長手方向における両端の縁部に欠落部24が形成さ
れ、それによって、周波数が高い周波数に調整されてい
る。なお、図3には、図1および図2に示す圧電共振子
10において、欠落部24を形成する前(加工前)の周
波数特性と、欠落部24を形成した後(加工後)の周波
数特性とを示す。このことから明らかなように、図1お
よび図2に示す圧電共振子10では、基体12の長手方
向における両端の縁部に欠落部24が形成されることに
よって、波形を変えることなく周波数を上げる方向に調
整することができるので、長さを変えずに周波数を高い
周波数に調整することができる。そのため、図1および
図2に示す圧電共振子10では、略同一の素子長の圧電
共振子10のみを取り扱うことができ、自動化に適した
ものとなる他、共振周波数や反共振周波数以外の特性を
変化させることがない。
【0019】図4は図1および図2に示す圧電共振子の
変形例を示す図解図である。図4に示す圧電共振子で
は、図1および図2に示す圧電共振子と比べて、基体1
2の対向する2つの側面のそれぞれの長手方向における
両端の縁部に、傾斜した平坦な表面を有する欠落部24
がそれぞれ形成される。
【0020】図5は図1および図2に示す圧電共振子の
他の変形例を示す図解図である。図5に示す圧電共振子
では、図1および図2に示す圧電共振子と比べて、欠落
部24の表面が湾曲している。
【0021】図6は図4に示す圧電共振子の変形例を示
す図解図である。図6に示す圧電共振子では、図4に示
す圧電共振子と比べて、欠落部24の表面が湾曲してい
る。
【0022】図4、図5および図6に示す圧電共振子で
も、それぞれ、図1および図2に示す圧電共振子と同様
に基体12の長手方向における両端の縁部に欠落部24
が形成されているので、図1および図2に示す圧電共振
子と同様の効果を奏する。
【0023】図7はこの発明にかかる圧電共振子の他の
例を示す図解図である。図7に示す圧電共振子では、図
1および図2に示す圧電共振子と比べて、特に、傾斜し
た平坦な表面を有する欠落部24が、基体12の外部電
極20,22の形成された1つの側面に対向する他の側
面の幅方向における両端の縁部にそれぞれ形成される。
図7に示す圧電共振子10では、図24に示す圧電共振
子1と比べて、基体12の幅方向における両端の縁部に
欠落部24が形成され、それによって、周波数が高い周
波数に調整されている。なお、図8には、図7に示す圧
電共振子10において、欠落部24を形成する前(加工
前)の周波数特性と、欠落部24を形成した後(加工
後)の周波数特性とを示す。
【0024】このような図7に示す圧電共振子でも、図
1および図2に示す圧電共振子と同様に、圧電縦効果を
利用した共振子となり、圧電横効果を利用した圧電共振
子に比べて、電気機械結合係数が大きく、ΔFが大き
く、帯域幅の大きい特性を得ることができるとともに、
圧電共振子を取り扱う設備の自動化を進める場合の問題
を回避することができ、さらに、回路基板などに実装す
るとき、外部回路とのインピーダンス整合をとることが
容易である。
【0025】図9は図7に示す圧電共振子の変形例を示
す図解図である。図9に示す圧電共振子では、図7に示
す圧電共振子と比べて、基体12の対向する2つの側面
のそれぞれの幅方向における両端の縁部に、傾斜した平
坦な表面を有する欠落部24がそれぞれ形成される。
【0026】図10は図7に示す圧電共振子の他の変形
例を示す図解図である。図10に示す圧電共振子では、
図7に示す圧電共振子と比べて、欠落部24の表面が湾
曲している。
【0027】図11は図9に示す圧電共振子の変形例を
示す図解図である。図11に示す圧電共振子では、図9
に示す圧電共振子と比べて、欠落部24の表面が湾曲し
ている。
【0028】図9、図10および図11に示す圧電共振
子でも、それぞれ、図7に示す圧電共振子と同様に基体
12の幅方向における両端の縁部に欠落部24が形成さ
れているので、図7に示す圧電共振子と同様の効果を奏
する。
【0029】図12はこの発明にかかる圧電共振子のさ
らに他の例を示す図解図であり、図13はその圧電共振
子において欠落部を示す図解図である。図12に示す圧
電共振子では、図1および図2に示す圧電共振子と比べ
て、特に、傾斜した平坦な表面を有する欠落部24が、
基体12の外部電極20,22の形成された1つの側面
に対向する他の側面の4隅の角部にそれぞれ形成され
る。図12に示す圧電共振子10では、図24に示す圧
電共振子1と比べて、基体12の4隅の角部に欠落部2
4が形成され、それによって、周波数が高い周波数に調
整されている。なお、図14には、図12に示す圧電共
振子10において、欠落部24を形成する前(加工前)
の周波数特性と、欠落部24を形成した後(加工後)の
周波数特性とを示す。
【0030】このような図12に示す圧電共振子でも、
図1および図2に示す圧電共振子と同様に、圧電縦効果
を利用した共振子となり、圧電横効果を利用した圧電共
振子に比べて、電気機械結合係数が大きく、ΔFが大き
く、帯域幅の大きい特性を得ることができるとともに、
圧電共振子を取り扱う設備の自動化を進める場合の問題
を回避することができ、さらに、回路基板などに実装す
るとき、外部回路とのインピーダンス整合をとることが
容易である。
【0031】図15には、図12に示す圧電共振子10
において、欠落部24の深さdと共振周波数Frとの関
係を示す。図15に示す関係から明らかなように、図1
2に示す圧電共振子10では、欠落部24の深さdが浅
い場合において、すなわち、欠落部24の形成し始め付
近において、共振周波数Frが欠落部24の深さdに比
例するので、共振周波数Frを調整しやすい。また、図
12に示す圧電共振子10の反共振周波数Faなどの他
の周波数も、欠落部24の深さdに従って、共振周波数
Frと同様に変化する。なお、図1〜図11に示す圧電
共振子の共振周波数や反共振周波数などの周波数も、図
12に示す圧電共振子と同様に、欠落部24の深さに従
って変化する。
【0032】図16は図12に示す圧電共振子の変形例
を示す図解図である。図16に示す圧電共振子では、図
12に示す圧電共振子と比べて、基体12の全ての角部
すなち8つの角部に、傾斜した平坦な表面を有する欠落
部24がそれぞれ形成される。
【0033】図17は図12に示す圧電共振子の他の変
形例を示す図解図である。図17に示す圧電共振子で
は、図12に示す圧電共振子と比べて、欠落部24の表
面が湾曲している。
【0034】図18は図16に示す圧電共振子の変形例
を示す図解図である。図18に示す圧電共振子では、図
16に示す圧電共振子と比べて、基体12の全ての角部
すなわち8つの角部に、表面が湾曲した欠落部24がそ
れぞれ形成される。
【0035】図16、図17および図18に示す圧電共
振子でも、それぞれ、図12に示す圧電共振子と同様に
基体12の角部に欠落部24が形成されているので、図
12に示す圧電共振子と同様の効果を奏する。
【0036】なお、図1〜図18に示す各圧電共振子で
は、たとえば、サンドペーパーなどで基体12などを削
ることによって、欠落部24を形成することができる。
【0037】また、図18に示す圧電共振子10では、
たとえばバレルによる研摩加工によっても欠落部24を
形成することができる。図19には、図18に示す圧電
共振子10において、欠落部24を形成するためのバレ
ルによる研摩加工時間と共振周波数Frとの関係を示
す。図19に示す関係から明らかなように、図18に示
す圧電共振子10では、共振周波数Frがバレルによる
研摩加工時間に比例するので、共振周波数Frを調整し
やすい。なお、図18に示す圧電共振子10の反共振周
波数Faなどの他の周波数も、共振周波数Frと同様に
変化するので、調整しやすい。
【0038】上述の各圧電共振子10を用いて、発振子
やディスクリミネータなどの電子部品が作製される。こ
こでは、図7に示す圧電共振子10が用いられている。
図20は、電子部品60の一例を示す図解図である。電
子部品60は、支持部材としての絶縁体基板62を含
む。絶縁体基板62の対向する端部には、それぞれ2つ
ずつ凹部64が形成される。絶縁体基板62の一方面上
には、2つのパターン電極66,68が形成される。一
方のパターン電極66は、対向する凹部64間に形成さ
れ、その一端側から絶縁体基板62の中央部に向かっ
て、L字状に延びる部分を有する。また、他方のパター
ン電極68は、別の対向する凹部64間に形成され、そ
の他端側から絶縁体基板62の中央部に向かって、L字
状に延びる部分を有する。これらのパターン電極66,
68は、絶縁体基板62の凹部64から他方面に向かっ
て、回り込むように形成される。
【0039】絶縁体基板62の中央部において、パター
ン電極66,68の端部には、導電性接着剤など(図示
せず)が付与される。そして、それらの導電性接着剤上
に、上述の圧電共振子10の外部電極20,22長手方
向略中央部に形成した導電ペーストなどからなる取付部
材70が図21に示すように、それぞれ取り付けられ
る。
【0040】さらに、絶縁体基板62上に、金属キャッ
プ74がかぶせられる。このとき、金属キャップ74と
パターン電極66,68とが導通しないように、絶縁体
基板62およびパターン電極66,68上に絶縁性樹脂
などの絶縁物が塗布される。そして、金属キャップ74
がかぶせられることによって、電子部品60が作製され
る。この電子部品60では、絶縁体基板62の凹部64
から裏面に回り込むように形成されたパターン電極6
6,68が、外部回路と接続するための入出力端子とし
て用いられる。
【0041】この電子部品60では、取付部材70が形
成され、この取付部材70に圧電共振子10の中央部が
固定されているため、圧電共振子10の端部が絶縁体基
板62から離れた状態で配置され、振動が阻害されな
い。また、圧電共振子10のノード点である中央部が取
付部材70で固定されるため、励振される長さ振動が弱
められない。
【0042】また、この電子部品60は、ICなどとと
もに回路基板などに取り付けて用いられ、たとえば発振
子やディスクリミネータとして用いられる。このような
構造の電子部品60では、金属キャップ74で密封・保
護されているため、リフロー半田などによる取り付けが
可能なチップ部品として使用することができる。
【0043】この電子部品60を発振子として使用する
場合、上述の圧電共振子10が用いられているので、ス
プリアスが小さく抑えられ、スプリアスによる異常発振
を防止することができる。また、圧電共振子10の容量
値を自由に設定できるため、外部回路とのインピーダン
ス整合をとることが容易である。特に、電圧制御発振器
用の発振子として使用する場合、共振子のΔFが大きい
ので、従来にはない広い周波数可変範囲を得ることがで
きる。
【0044】また、この電子部品60をディスクリミネ
ータとして用いる場合、共振子のΔFが大きいという特
徴は、ピークセパレーションが広いという特徴につなが
る。さらに、共振子の容量設計範囲が広いため、外部回
路とのインピーダンス整合をとることが容易である。ま
た、これらの圧電共振子10を複数用いて、ラダー型フ
ィルタを構成することもできる。この場合にも、設計の
自由度の高いものとすることができる。
【0045】上述の電子部品はチップ状に形成されてい
るが、この発明では電子部品はチップ状以外の形状とす
ることもできる。なお、圧電共振子10としては、図7
に示すもの以外の本実施例に示した構造などを用いても
よいことは言うまでもない。
【0046】なお、上述の各圧電共振子10では電極1
4が圧電体層12aの主面全面に形成されているが、こ
の発明では、1つおきの電極14が図22(a)に示す
ように圧電体層12aの主面において上部の一端側を除
く部分に形成され、かつ、他の1つおきの電極14が図
22(b)に示すように圧電体層12aの主面において
上部の他端側を除く部分に形成されてもよい。このよう
に電極14を形成すれば、基体12の1つの側面におい
て、1つのおきの電極14の端部の基体12の幅方向一
端側および他の1つおきの電極14の端部の基体12の
幅方向他端側が基体表面に露出しないので、絶縁膜1
6,18が不要となる。
【0047】また、上述の各圧電共振子10では複数の
圧電体層12aが交互に逆方向に分極されているが、複
数の圧電体層12aの分極方向はこれに限らない。
【0048】さらに、上述の各圧電共振子10では、基
体12の長手方向における圧電体層12aの各寸法ない
しは隣接する電極14,14間の各間隔が同一に形成さ
れているが、それらは同一に形成されなくてもよい。
【0049】また、上述の各圧電共振子10では、隣接
する電極14,14間において、1枚の圧電体層12a
が設けられているが、複数枚の圧電体層が設けられても
よい。
【0050】さらに、上述の各圧電共振子10では、外
部電極20,22に接続される電極14,14が交互に
形成されているが、電極14,14は交互に形成されな
くてもよい。
【0051】また、上述の各圧電共振子10では基体1
2の2箇所以上の部分に欠落部24が形成されている
が、この発明ては、欠落部24は基体12の縁部や角部
において1箇所の部分に形成されてもよく、この場合も
同様の効果を奏する。また、欠落部24は、縁部と角部
に形成したものが混在していてもよい。
【0052】図23はこの発明にかかるダブルスーパー
ヘテロダイン受信機の一例を示すブロック図である。図
23に示すダブルスーパーヘテロダイン受信機100は
アンテナ102を含む。アンテナ102は入力回路10
4の入力端に接続される。入力回路104は、アンテナ
102と後述の高周波増幅器106とのインピーダンス
整合を行い、希望波を選択する同調回路あるいはバンド
パスフィルタが用いられる。入力回路104の出力端
は、高周波増幅器106の入力端に接続される。高周波
増幅器106は、微弱な電波を低雑音増幅し感度を向上
させ、また、イメージ周波数選択度を改善するためのも
のである。高周波増幅器106の出力端は、第1の周波
数混合器108の入力端に接続される。第1の周波数混
合器108は、希望波と第1の局部発振波とを混合して
和または差の第1の中間周波をつくるためのものであ
る。第1の周波数混合器108の別の入力端には、第1
の局部発振器110の出力端が接続される。第1の局部
発振器110は、第1の中間周波をつくるための第1の
局部発振波を発振するためのものである。第1の周波数
混合器108の出力端は、第1のバンドパスフィルタ1
12の入力端に接続される。第1のバンドパスフィルタ
112は、第1の中間周波を通過するためのものであ
る。第1のバンドパスフィルタ112の出力端は、第2
の周波数混合器114の入力端に接続される。第2の周
波数混合器114は、第1の中間周波と第2の局部発振
波とを混合して和または差の第2の中間周波をつくるた
めのものである。第2の周波数混合器114の別の入力
端には、第2の局部発振器116の出力端が接続され
る。第2の局部発振器116は、第2の中間周波をつく
るための第2の局部発振波を発振するためのものであ
る。第2の周波数混合器114の出力端は、第2のバン
ドパスフィルタ118の入力端に接続される。第2のバ
ンドパスフィルタ118は、第2の中間周波を通過する
ためのものである。第2のバンドパスフィルタ118の
出力端は、中間周波増幅器120の入力端に接続され
る。中間周波増幅器120は、第2の中間周波を増幅す
るためのものである。中間周波増幅器120の出力端
は、検波器122の入力端に接続される。検波器122
は、第2の中間周波から信号波を得るためのものであ
る。検波器122の出力端は、低周波増幅器124の入
力端に接続される。低周波増幅器124は、スピーカを
駆動できるレベルまで信号波を増幅するためのものであ
る。低周波増幅器124の出力端は、スピーカ126に
接続される。
【0053】そして、この発明では、そのダブルスーパ
ーヘテロダイン受信機100において、検波器122に
上述の圧電共振子が用いられてもよく、また、第1のバ
ンドパスフィルタ112および第2のバンドパスフィル
タ118にそれぞれ上述の圧電共振子を含むラダーフィ
ルタが用いられてもよい。圧電共振子を含むラダーフィ
ルタとしては、たとえば、特開平10−51261号に
開示されているように、4つの圧電共振子を梯子型に接
続したラダーフィルタが用いられてもよい。このような
受信機は、小型で、受信特性に優れたものとなる。
【0054】また、この発明では、シングルスーパーヘ
テロダイン受信機において、検波器に上述の圧電共振子
が用いられてもよく、また、バンドパスフィルタに上述
のラダーフィルタが用いられてもよい。このようなシン
グルスーパーヘテロダイン受信機も、上述したダブルス
ーパーヘテロダイン受信機同様、小型で、受信特性に優
れたものとなる。
【0055】
【発明の効果】この発明によれば、スプリアスが小さく
共振周波数と反共振周波数との差ΔFが大きい圧電共振
子の周波数を高い周波数に調整することができる。その
ため、圧電共振子の歩留りがよくなる。さらに、この発
明によれば、圧電共振子の長さを変えずに、しかも波形
を変えることなく、周波数を高い周波数に調整すること
ができる。また、この発明にかかる圧電共振子を用いて
電子部品を作製する場合、チップ型の電子部品とするこ
とができるので、回路基板などに実装することが簡単で
ある。さらに、この発明によれば、スプリアスが小さく
共振周波数と反共振周波数との差ΔFが大きく周波数を
高い周波数に調整した圧電共振子を用いた通信機器が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる圧電共振子の一例において外
部電極を上に向けた状態を示す図解図である。
【図2】図1に示す圧電共振子において外部電極を下に
向けた状態を示す図解図である。
【図3】図1および図2に示す圧電共振子において欠落
部を形成する前(加工前)の周波数特性および欠落部を
形成した後(加工後)の周波数特性を示すグラフであ
る。
【図4】図1および図2に示す圧電共振子の変形例を示
す図解図である。
【図5】図1および図2に示す圧電共振子の他の変形例
を示す図解図である。
【図6】図4に示す圧電共振子の変形例を示す図解図で
ある。
【図7】この発明にかかる圧電共振子の他の例を示す図
解図である。
【図8】図7に示す圧電共振子において欠落部を形成す
る前(加工前)の周波数特性および欠落部を形成した後
(加工後)の周波数特性を示すグラフである。
【図9】図7に示す圧電共振子の変形例を示す図解図で
ある。
【図10】図7に示す圧電共振子の他の変形例を示す図
解図である。
【図11】図9に示す圧電共振子の変形例を示す図解図
である。
【図12】この発明にかかる圧電共振子のさらに他の例
を示す図解図である。
【図13】図12に示す圧電共振子において欠落部を示
す図解図である。
【図14】図12に示す圧電共振子において欠落部を形
成する前(加工前)の周波数特性および欠落部を形成し
た後(加工後)の周波数特性を示すグラフである。
【図15】図12に示す圧電共振子において欠落部の深
さdと共振周波数Frとの関係を示すグラフである。
【図16】図12に示す圧電共振子の変形例を示す図解
図である。
【図17】図12に示す圧電共振子の他の変形例を示す
図解図である。
【図18】図16に示す圧電共振子の変形例を示す図解
図である。
【図19】図18に示す圧電共振子において欠落部を形
成するためのバレルによる研摩加工時間と共振周波数F
rとの関係を示すグラフである。
【図20】この発明にかかる圧電共振子を用いた電子部
品の一例を示す図解図である。
【図21】図20に示す圧電共振子の取り付け構造を示
す側面図である。
【図22】圧電共振子に用いられる電極の変形例を示す
平面図である。
【図23】この発明にかかるダブルスーパーヘテロダイ
ン受信機の一例を示すブロック図である。
【図24】この発明の背景となる積層構造の圧電共振子
の一例を示す図解図である。
【符号の説明】
10 圧電共振子 12 基体 12a 圧電体層 14 電極 16,18 絶縁膜 20,22 外部電極 24 欠落部 100 ダブルスーパーヘテロダイン受信機 112 第1のバンドパスフィルタ 118 第2のバンドパスフィルタ 122 検波器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−72211(JP,A) 特開 平6−104684(JP,A) 実開 昭60−40126(JP,U) 特公 昭63−24324(JP,B2) 特公 平5−35607(JP,B2) 特公 昭62−61170(JP,B2) 実公 平3−23705(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 9/00 - 9/215 H03H 9/54 - 9/60 H03H 3/00 - 3/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向を有する基体、 前記基体の内部に形成され、前記基体の長手方向と直交
    しかつ前記基体の長手方向に間隔を隔てて配置される複
    数の電極、および前記基体の側面に形成され、前記電極
    がいずれか一方に接続される一対の外部電極を備え、 前記基体は、前記基体の長手方向に交互に積層される複
    数の圧電体層と複数の前記電極を備え、 前記圧電体層は、前記電極の両側で前記基体の長手方向
    沿って互いに逆向きに分極されるとともに、隣合う前
    記電極がそれぞれ別の前記外部電極に接続され、前記複
    数の電極によって、個々の前記圧電体層に、前記一対の
    外部電極を介して前記基体の長手方向に交流電界を加え
    て、個々の前記圧電体層に圧電縦効果による伸縮の駆動
    力を発生させ、前記基体の長手方向の全長に対して前記
    基体の中心部をノードとする長さ振動モードの基本振動
    を励振させる圧電共振子であって、 前記基体の長手方向の端縁部に、前記電極にまたがらな
    い欠落部を有することを特徴とする、圧電共振子。
  2. 【請求項2】 長手方向を有する基体、 前記基体の内部に形成され、前記基体の長手方向と直交
    しかつ前記基体の長手方向に間隔を隔てて配置される複
    数の電極、および前記基体の側面に形成され、前記電極
    がいずれか一方に接続される一対の外部電極を備え、 前記基体は、前記基体の長手方向に交互に積層される複
    数の圧電体層と複数の前記電極を備え、 前記圧電体層は、前記電極の両側で前記基体の長手方向
    沿って互いに逆向きに分極されるとともに、隣合う前
    記電極がそれぞれ別の前記外部電極に接続され、前記複
    数の電極によって、個々の前記圧電体層に、前記一対の
    外部電極を介して前記基体の長手方向に交流電界を加え
    て、個々の前記圧電体層に圧電縦効果による伸縮の駆動
    力を発生させ、前記基体の長手方向の全長に対して前記
    基体の中 心部をノードとする長さ振動モードの基本振動
    を励振させる圧電共振子であって、 前記基体の長手方向に平行な角部に、前記電極の形状を
    略同形状に保つ欠落部を有することを特徴とする、圧電
    共振子。
  3. 【請求項3】 長手方向を有する基体、 前記基体の内部に形成され、前記基体の長手方向と直交
    しかつ前記基体の長手方向に間隔を隔てて配置される複
    数の電極、および前記基体の側面に形成され、前記電極
    がいずれか一方に接続される一対の外部電極を備え、 前記基体は、前記基体の長手方向に交互に積層される複
    数の圧電体層と複数の前記電極を備え、 前記圧電体層は、前記電極の両側で前記基体の長手方向
    沿って互いに逆向きに分極されるとともに、隣合う前
    記電極がそれぞれ別の前記外部電極に接続され、前記複
    数の電極によって、個々の前記圧電体層に、前記一対の
    外部電極を介して前記基体の長手方向に交流電界を加え
    て、個々の前記圧電体層に圧電縦効果による伸縮の駆動
    力を発生させ、前記基体の長手方向の全長に対して前記
    基体の中心部をノードとする長さ振動モードの基本振動
    を励振させる圧電共振子の周波数調整方法であって、 前記圧電共振子の周波数を調整するために前記基体の長
    手方向の端縁部の少なくとも一部を前記電極にまたがら
    ないように除去する工程を含む、圧電共振子の周波数調
    整方法。
  4. 【請求項4】 長手方向を有する基体、 前記基体の内部に形成され、前記基体の長手方向と直交
    しかつ前記基体の長手方向に間隔を隔てて配置される複
    数の電極、および前記基体の側面に形成され、前記電極
    がいずれか一方に接続される一対の外部電極を備え、 前記基体は、前記基体の長手方向に交互に積層される複
    数の圧電体層と複数の前記電極を備え、 前記圧電体層は、前記電極の両側で前記基体の長手方向
    沿って互いに逆向き 分極されるとともに、隣合う前
    記電極がそれぞれ別の前記外部電極に接続され、前記複
    数の電極によって、個々の前記圧電体層に、前記一対の
    外部電極を介して前記基体の長手方向に交流電界を加え
    て、個々の前記圧電体層に圧電縦効果による伸縮の駆動
    力を発生させ、前記基体の長手方向の全長に対して前記
    基体の中心部をノードとする長さ振動モードの基本振動
    を励振させる圧電共振子の周波数調整方法であって、 前記圧電共振子の周波数を調整するために前記基体の長
    手方向に平行な角部の少なくとも一部を前記電極の形状
    を略同形状に保つように除去する工程を含む、圧電共振
    子の周波数調整方法。
  5. 【請求項5】 中間周波から信号波を得るための検波器
    を有する通信機器であって、請求項1または請求項2に
    記載の圧電共振子が前記検波器に用いられた、通信機
    器。
  6. 【請求項6】 中間周波を通過するためのバンドパスフ
    ィルタを有する通信機器であって、請求項1または請求
    項2に記載の圧電共振子を含むラダーフィルタが前記バ
    ンドパスフィルタに用いられた、通信機器。
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