JP3259829B2 - 上下水道料金管理システム - Google Patents

上下水道料金管理システム

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JP3259829B2
JP3259829B2 JP8108797A JP8108797A JP3259829B2 JP 3259829 B2 JP3259829 B2 JP 3259829B2 JP 8108797 A JP8108797 A JP 8108797A JP 8108797 A JP8108797 A JP 8108797A JP 3259829 B2 JP3259829 B2 JP 3259829B2
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剛史 京本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、行政区が異なる地
区の上水及び下水道の使用者状況(支払い状況、転居状
況、閉栓状況等)を中央局で一括管理し、このデータを
行政区の異なる地区から参照できる上下水道料金管理シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】複数の市町村がまとまって上水道企業団
を作り、この上水道企業団が水道事業を運営する方式を
とっている市町村がある。
【0003】このような市町村は、上水の使用量の料金
徴収と下水道の使用量の料金徴収とを別々に行っている
場合がある。このような運営方式は、上水企業団の係員
が定期的に各ユーザを廻り、各ユーザの水道メータの検
針値に基づく使用量と使用料金をユーザに報告すると共
に、上水道企業団に報告する。
【0004】例えば、家庭、企業、団体等(総称してユ
ーザという)の水道メータの指針値でそのユーザの使用
量を求め、この使用量に所定の条件を加味した使用料金
で納入通知書の発行などを行い料金請求する。この所定
の条件とは、水道管の口径、用途、使用期間等が含まれ
る。
【0005】そして、後日、各市町村の下水道事業担当
課は、上水道企業団が把握しているユーザ毎の上水使用
データ(上水の使用量、使用料金、使用期間、用途、口
径等)をもらい、この上水使用データから下水道の汚水
量を求めて各ユーザに対して下水道の使用料金を請求し
ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
方式は、上水の使用料金の徴収を上水道企業団で行い、
この上水道企業団が把握している各ユーザの上水使用デ
ータを後日、各市町村の下水道事業担当課が貰って下水
道の使用料金を請求している。
【0007】このため、ユーザ側では、上水の使用料金
を支払った後で別に下水道の使用料金が請求されるの
で、ユーザ側においては下水道の使用料金の支払いが煩
わしいという問題点があった。
【0008】また、各市町村が共同で上水道企業団を作
ったのにも係わらず、上水の使用料金と下水道の使用料
金の徴収は別々に行っているので、事務処理のための経
費がかかるという問題点があった。
【0009】また、水漏れがあった場合等は、ユーザは
企業団に連絡して水漏れの確認、水漏れ防止の工事を行
って貰い、更に企業団へ申請して決裁がおりると上水の
使用量から漏れ水量の数分の1を差し引いた分を使用料
金として支払う。
【0010】しかし、連絡ミス等があると、各市町村の
下水事業課では水漏れがあったことが分からないので、
漏水量を減算しない下水道の使用料金をユーザに請求す
る場合がある。
【0011】このような場合は、ユーザ側では下水道を
管理している下水道事業担当課に連絡して理由を尋ねる
が、下水道事業担当課では漏水があったことを把握して
いないので、ユーザに適切な応答ができないという問題
点があった。
【0012】本発明は以上の問題点を解決するためにな
されたもので、上水及び下水道の使用料金を一緒に各ユ
ーザに請求できると共に、各ユーザの上水及び下水道の
各種情報を市町村側にリアルタイムで知らせることがで
きる上下水道料金管理システムを得ることを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1は、行政区内の
各ユーザの下水道を管理運営する第1の端末と、各行政
区の各ユーザの上水及び下水道の使用料金の徴収を一緒
に行う中央局とをそれぞれ総合デジタル通信網に接続し
た上下水道料金管理システムであって、第1の端末は、
中央局から前記ユーザの上水又は下水の使用状況に係わ
る各種情報を転送させるときは、1ユーザ毎の各種情報
をレコード単位で転送させるコマンドを送信し、かつコ
マンドに対応する受信情報を所定の形式で表示し、中央
局は、サーバと第2の端末とからなり、サーバは各行政
区の各ユーザの使用状況に係わる各種情報を記憶し、第
1の端末からのコマンド又は第2の端末からの命令を受
付け、これらのコマンド又は命令に応じて各種情報をレ
コード単位又は複数レコードで転送し、第2の端末は、
コマンド又は複数レコードで転送させる命令を送信し
て、各種情報を転送させ、一定期間毎にこの転送された
各種情報を用いて各ユーザの上水の使用量を検針する為
のデータを作成し、これに基づいて検針した検針値から
各ユーザの上水及び下水道の使用料金を一緒に算出する
と共に、サーバの各種情報を算出に伴う情報に更新する
ことを要旨とする。
【0014】請求項2は、第2の端末は、画面に表示し
た各種情報を変更する指示が入力されたときは、画面に
入力された情報に基づいて転送された各種情報を変更
し、変更情報にサーバの各種情報を書き換えることを要
旨とする。
【0015】請求項3は、第2の端末は、ハンディター
ミナル装置用のメモリカードに各種情報を書き込む又は
メモリカードの採集情報を読み取るカード読取り書込装
置を備え、調定月と検針地区との入力に伴って、サーバ
の各種情報から対応する調定月の検針地区の検針作業執
行状況を判断し、検針が必要なユーザに関しては、その
ユーザに関連する所定の各種情報をメモリカードに書き
込むことを要旨とする。
【0016】請求項4は、第2の端末は、カード読取書
込装置からのメモリカードの検針情報を読み、この検針
情報に基づいて上水の使用料金及び下水の使用料金を調
定すると共に、検針情報を得るための元に成った検針作
業執行状況を更新することを要旨とする。
【0017】請求項5は、調定の際、前回が認定で今回
が実検針の水栓については過去に認定した調定を調整し
た上下水道の使用料金を調定することを要旨とする。
【0018】請求項6は、第2の端末は、各ユーザの上
下水道の使用料金の調定が終わる毎に、各ユーザに料金
納入通知書を各種情報に基づいて印字して発行すること
を要旨とする。
【0019】請求項7は、第2の端末は、中央局の係毎
に配置され、複数の第2の端末が構内ネットワークに接
続されていることを要旨とする。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の上下
水道料金管理システムの概略構成図である。図1の上下
水道料金管理システムは、互いに行政区の異なる市町村
が管理する企業団の中央局でハンディーターミナルの検
針内容を読み、この検針内容に基づいて各市町村のユー
ザの上水及び下水道の使用料金を一緒に算出して請求す
る。そして、企業団の中央局と、互いに行政区が異なる
複数の市町村(A市、B町、C町、D町、E村)の役所
に設けたパソコン端末2〜6とが総合デジタル通信網7
を介して、中央局のサーバ1で記憶している各ユーザの
上水の使用量、使用料金及び下水道の使用料金並びにこ
れらの使用量及び使用料金の算出に係わる各種データを
参照可能としたものである。
【0021】また、市町村のパソコン端末2〜6からサ
ーバ1の各ユーザの上水の使用量、使用料金及び下水道
の使用料金並びに各種データを参照可能とするために、
図1に示すようにパソコン端末2〜6と総合デジタル通
信網7には中継手段であるルータ8〜12が接続されて
いる。また、企業団のLAN13と公衆回線網7には2
chのルータ14〜16が接続されている。
【0022】これらのルータは、特定の相手の信号のみ
を通すように設定され、例えばルータ14は、A市のパ
ソコン端末2のルータ8とB町のパソコン端末3のルー
タ9からのデータを受けてLAN13に送出する。
【0023】また、ルータ8はルータ14からのデータ
を受けてパソコン端末2に渡し、ルータ9はルータ14
からのデータをパソコン端末3に渡す。
【0024】前述の使用量及び使用料金の算出に係わる
検針データは、企業団の検針員がハンディターミナル装
置17を用いてメモリカード18に採集し、このメモリ
カードの検針データをサーバ1に接続されているパソコ
ン19がカードリーダ/ライト部21を用いて読み込
み、サーバ1に転送したものである。
【0025】また、企業団では、上水の使用量、使用料
金及び下水道の使用料金とをプリンタ23を用いて、は
がき等に印字又は口座振替依頼して各ユーザに請求す
る。
【0026】さらに、企業団のパソコン19は、サーバ
1に各種データを入力又は参照するための画面を表示す
る機能を備えている。この画面は、メイン画面(図示せ
ず)で検針処理、調定処理、収納処理、統計処理、滞納
処理、マスタ管理処理、照会処理、メータ管理処理、会
計処理の各メイン項目を表示する。そして、これらのメ
イン項目を選択すると、図2に示すように、各メイン項
目の中の詳細項目を表示する。
【0027】図2においては、例えば検針処理を選択す
ると、検針準備処理、検針ファイル作成、メモリカード
データ送信、メモリカードデータ受信、…等の項目を表
示し、調定処理の項目を選択すると、調定計算前チェッ
ク、調定計算…下水道帳票作成の項目を表示することを
示している。
【0028】そして、パソコン19は、これらの詳細項
目が選択される毎に、各詳細項目を処理させるための所
定の形式の画面を表示する。つまり、パソコン19は、
検針処理、調定処理、収納処理、統計処理、滞納処理、
マスタ管理処理、照会処理、メータ管理処理、会計処理
を実施させるための入出力画面を備えている。
【0029】一方、市町村側のパソコン端末2〜6は、
図2に示す各項目の内で、照会処理、マスタ管理処理及
び収納処理のメイン項目を表示する機能を有している。
但し、これらのメイン項目の詳細項目は、主に1ユーザ
当たりのデータのみを参照又は変更できる項目となって
いる。
【0030】例えば、パソコン端末2〜6の照会処理の
詳細項目は、水栓情報照会と窓口入金情報照会と開閉栓
受付情報照会とからなる。マスタ管理処理の詳細項目
は、給水装置開栓受付と給水装置閉栓受付と下水施設新
設と下水施設撤去と下水契約内容変更とからなる。収納
処理は窓口入金入力だけである。また、これらの項目の
入出力画面を表示するための機能を備えている。
【0031】例えば、パソコン端末2〜6においては、
図3に示す画面を表示することが可能となっている。図
3に示すように、パソコン端末2〜6には主に1ユーザ
当たりのレコード情報のみを表示している。
【0032】このように市町村側のパソコン端末2〜6
とサーバ1とは主に1ユーザ当たりのレコード情報のみ
しか送受信を行わない理由は、市町村側と企業団側とが
新たに専用回線を引くと、多くのユーザのデータを一度
に高速送受信できるが新たに専用回線を設けなければな
らないので費用がかかる。
【0033】そこで、できるだけ費用を押さえるために
総合デジタル通信網7を利用して最低必要なデータ(1
ユーザ毎)だけを送るようにすると、総合デジタル通信
網7でも高速に送受信ができる。このため、企業団のサ
ーバ1のLAN13、市町村側の端末側には、相互にル
ータを設けている。
【0034】<サーバの構成>サーバ1は、パソコン端
末2〜6からのコマンド又はパソコン19からの命令を
解読し、これらのコマンド又は命令に応じて記憶してい
る各種情報をレコード単位又は複数レコードで転送する
機能を備えている。
【0035】また、パソコン19又は市町村側のパソコ
ン端末2〜6からのアクセス要求に対する応答許可はユ
ーザIDとパスワードによって判定しており、例えばA
市のパソコン端末2からのデータ参照は、A市のユーザ
のデータのみを参照できるようにしている。
【0036】ファイル部25は、検針地区ファイルA
と、使用者情報マスタファイルBと、水栓マスタファイ
ルCと、検針作業執行管理ファイルDと、検針ファイル
Eと、調定ファイル、検針員ファイル、コモンファイル
等からなる。次に、これらのファイルの中で主要なファ
イルを以下に説明する。
【0037】検針地区ファイルAは、検針地区毎の複数
の検針地区レコード情報Aiから構成されている。この
検針地区レコード情報Aiは検針地区コードと、検針定
例日と、検針区分、検針員コードと、検針員の一件当た
りの委託料単価等からなっている。
【0038】また、前述の検針区分は、検針月を示すも
のであり、偶数月、奇数月、又は毎月のいずれかにされ
ている。
【0039】使用者情報マスタファイルBは、使用者毎
の複数の使用者レコード情報Biから構成されている。
この使用者レコード情報Biは水栓コードと、使用者の
住所と、使用料請求先住所と、請求先の口座番号等から
なっている。
【0040】また、前述の使用者というのは、実際に上
水を使用した使用者であり、アパート等においては、通
常部屋を借りている賃貸人である。
【0041】水栓情報マスタファイルCは、水栓毎の複
数の水栓レコード情報Ciから構成されている。この水
栓レコード情報Ciは、水栓コードと、上水利用フラグ
と、下水利用フラグと、検針地区コードと、水栓の所在
地と、水栓の所有者名と、敷設年月日、使用開始日、使
用中止日、撤去年月日、メータ種類、水栓の口径、下水
の会計区分等からなっている。
【0042】また、前述の下水の会計区分というのは、
下水道を運営している市町村の事業会計である。
【0043】検針作業執行管理ファイルDは、検針地区
毎(各市町村を含む)に、かつ月毎の検針作業執行管理
レコード情報Diから構成されている。この検針作業執
行管理レコード情報Diは、図4に示すように、調定年
月と、検針地区コードと、検針定例日と、検針員コード
と、検針区分と、カード作成状況データと、検針の実績
データと、調定状況データと、更新情報とからなってい
る。
【0044】検針ファイルEは、検針地区の水栓毎の検
針レコード情報Eiから構成されている。この検針レコ
ード情報Eiは図5に示すように、調定年月と、水栓コ
ードと、検針定例日と、検針地区コードと、検針順と、
使用者氏名と、水栓所在地と、検針区分と、検針予定デ
ータと、検針実績と、再検実績と、料金計算情報と、使
用者の口座振替結果情報等からなっている。
【0045】<パソコン19の構成>パソコン19は、
検針処理機能と、調定処理機能と、収納処理機能と、統
計処理機能と、滞納処理機能と、マスタ管理処理機能
と、照会処理機能と、メータ管理処理機能と、会計処理
機能と、転送機能とを備えている。これらの機能は、フ
ァイル部25の各種データを用いて機能する。
【0046】検針処理機能は、図2に示す検針の各項目
に対応する処理を行う。例えば、検針準備の項目が選択
されたときは調定月に該当する検針地区の検針員の検針
作業を管理するための検針作業執行管理レコード情報D
iを作成して検針作業執行管理ファイルDに格納すると
共に、メモリカード18に記憶する共通情報を各ファイ
ルから抽出する命令をサーバ1に送信する。サーバ1
は、この命令を解読し、関連する全てのレコード情報を
一度に送信する。
【0047】また、検針処理機能は検針ファイル作成の
項目が作成されたときは、調定月の検針レコード情報E
iを作成して検針ファイルEに格納する。
【0048】また、メモリカードデータ送信の項目が選
択されたときは、検針地区の各検針レコード情報Eiの
データを検針員毎にメモリカード18に格納させる。
【0049】さらに、メモリカード受信の項目が選択さ
れたときは、メモリカード(ハンディーターミナル17
で検針結果を記憶したカードの内部データ)をカードリ
ーダ/ライト部21により読み、この内部データに対応
する検針レコード情報、検針作業執行管理レコード情報
等を引当て、検針した上下水情報を書き込む。
【0050】調定処理機能は、図2に示す調定の各項目
に対応する処理を行う。例えば、調定計算が選択された
ときは、各検針地区の検針結果を元に、上水及び下水の
使用料金を算出し、この使用料金の調定レコード情報
を、ファイル部25の調定ファイルに追加する。
【0051】また、調定処理機能は納入通知書発行の項
目が選択されたときは、指定された検針地区に対応する
調定レコード情報を調定ファイルから所定の条件で引当
る。そして、引き当てた調定レコード情報の使用料金及
び水栓コードと枝番から使用者レコード情報を引き当
て、引き当てた使用者レコード情報の請求先住所等を納
入通知書に書き込んで発行する。
【0052】収納処理機能は、図2に示す収納の各項目
に対応する処理を行う。例えば、口座振替収納処理の項
目が選択されたときは、銀行からの振替結果データを読
み、引き落とされたものだけを対象に消込処理を行う。
【0053】滞納処理機能は、図2に示す各項目に対応
する処理を行う。例えば、督促状給水停止予告書の項目
が選択されると、画面より調定月を指定していまだに料
金の納入がない調定を検索し、検索した使用者に対して
督促又は給水停止予告書を発行する。
【0054】統計処理機能は、図2に示す各項目に対応
する処理を行う。例えば、統計帳表用集計ファイル作成
が選択されると、統計資料を作成するために、調定ファ
イルから画面で指定された範囲の調定データを読み込
み、コード別調定集計DBファイルと使用水量段階別集
計DBファイルを作成する。
【0055】マスタ管理処理機能は、図2に示す各項目
に対応する処理を行う。つまり、使用者又は水栓情報に
異動や変更があって、いずれかの項目が選択されると、
水栓マスタファイル及び使用者情報マスタファイル等の
データを変更する。
【0056】照会処理機能は、図2に示す各項目に対応
する処理を行う。例えば、水栓情報照会の項目が選択さ
れると、水栓マスタの水栓所在地、施設情報、検針情
報、給水情報等を送出する。
【0057】メータ管理処理部36は、図2に示す各項
目に対応する処理を行う。例えば、検満メータ年度別集
計表の項目が選択されると、現在水栓に取り付けられて
いるメータを検満年度(取替予定年度)毎に集計し、更
にメータ種別及び口径別に分けた数量を印字する。ま
た、月間メータ異動集計表の項目が選択されると、メー
タ種別毎に口径別の異動数量を開栓や購入等の事由別に
集計し印字する。
【0058】会計管理処理機能は、図2に示す各項目の
処理を行う。例えば、収納内訳集計指示の項目が選択さ
れると、収納ファイルから画面で指定された範囲の収納
データと、その収納データに記録されている調定番号で
調定データ(調定ファイルより)を読み込み、収納内訳
DBファイルを作成する。
【0059】転送機能は、1レコード情報を転送する機
能と、複数のレコード情報を一度に転送する機能とを備
えている。前述のユーザは水栓情報照会と、窓口入金情
報照会と、給水装置開栓受付と、給水装置開栓作業と、
下水施設新設と、下水施設撤去と、下水契約内容変更
と、窓口入金入力等で利用する。
【0060】上記のように構成された上下水道料金管理
システムについて動作を以下に説明する。本動作説明で
は、パソコン19の画面には、検針、調定、収納、統
計、滞納、マスタ管理、照会、メータ管理、会計等の各
項目が表示されているとする。
【0061】このような画面状態のとき、企業団の係員
はパソコン19を操作して検針を選択すると、図2に示
す検針準備、検針ファイル作成、メモリカードデータ送
信、メモリカード受信等の項目を表示する。
【0062】そして、検針準備処理が選択されると、パ
ソコン19は検針準備処理画面(図示せず)を表示す
る。この検針準備処理画面は、上水及び下水道の使用料
請求の対象となる月(本例では調定月という)と、使用
者に対する使用料の引き落とし予定日(本例では振替予
定日という)と、閉栓のものも含んで検針するかを示す
検針条件とを入力させる画面である。
【0063】次に、調定月と振替予定日と検針条件と
(以下総称して検針準備条件データという)が入力する
と、パソコン19の検針処理機能は検針準備処理を行
う。この検針準備処理機能は検針準備条件が入力される
と、この検針準備に係わる情報は複数レコードで送信さ
せる命令を生成してサーバ1に送信する。
【0064】次に、この検針準備処理について図6のフ
ローチャートに従って説明する。パソコン19の検針処
理機能の検針準備処理は、起動に伴ってコモンファイル
より調定年月を読み込み、プラス1ヶ月した検針準備画
面(図示せず)を表示する(S1)。次に、画面より振
替予定日と検針条件とからなる検針準備条件データを読
む(S2)。そして、検針地区ファイルAからの画面の
調定年月の月に対応する検針地区のレコード情報を1件
読み込み(S3)、この読み込んだレコード情報に基づ
く検針作業執行管理レコード情報を生成して検針作業執
行管理ファイルDに追加(書き込む)する(S4)。例
えば、図4に示す「1」〜「7」のデータが書き込まれ
た検針作業執行管理レコード情報Diが作成される。
【0065】ステップS4で検針作業執行管理レコード
情報Diを追加すると、調定月の全地区の検針作業執行
管理レコード情報Diを検針作業執行管理ファイルDに
追加終了かどうかを判断し(S5)、終了していない場
合は処理をステップS3に戻して次ぎの検針作業執行管
理レコード情報Diを追加する。
【0066】また、ステップS5で調定月の全ての検針
作業執行管理レコード情報Diを追加終了と判断したと
きは、画面上における調定年月の一年前の検針作業執行
管理レコード情報が存在するかどうかを判断し(S
6)、存在する場合は、検針作業執行管理ファイルDよ
り、その検針作業執行管理レコード情報を全て削除する
(S7)。そして、メモリカード18に記憶するための
共通な各種ファイルをファイル部25から読む(S
8)。この各種ファイルは、検針員ファイル、検針コメ
ントファイル、料金ファイル等である。
【0067】次に、これらのファイルのデータに基づき
ハンディーターミナル装置(以下単にHTという)用の
各種ファイルを作成する(S9)。
【0068】このHT用の各種ファイルは、検針員ファ
イル、認定理由ファイル、メータ位置ファイル、メータ
メーカファイル、コメントファイル、再検針ファイル、
料金ファイルである。
【0069】次に、検針ファイルを検索し、画面の調定
年月の2ヶ月前の検針レコード情報があるかどうかを判
定する(S10)。ステップS10で2ヶ月前の検針レ
コード情報があると判定したときは、その検針レコード
情報を検針ファイルから全て削除する(S11)。そし
て、コモンファイルに画面の調定年月と振り替え予定日
と検針条件を書込み(S12)、本処理を終了する。
【0070】すなわち、検針準備処理で調定月に該当す
る検針地区の検針作業執行レコード情報の基本データを
作成すると共に、メモリカード18への共通データを作
成し、かつ検針レコード情報を初期化している。
【0071】一方、パソコン19は、画面上の検針ファ
イル作成の項目が選択されると、コモンファイルより調
定年月と検針条件とを読み込んで、画面に図7に示すよ
うな調定年月30を示した検針ファイル作成画面を表示
する(S20)。次に、検針ファイル作成画面において
調定定例日指定31(定例日範囲31ともいう)が指定
されたかどうかを判断する(S21)。
【0072】ステップS21で調定定例日指定31が指
定されると、検針作業執行管理ファイルからの調定年月
30と定例日範囲31とに一致する範囲の検針地区の全
てのレコード情報33を画面に表示する(S22)。こ
のレコード情報33を得るために、パソコン19は複数
レコードで送信させる命令を生成してサーバ1に送信す
る。
【0073】次に、このレコード情報33の内でオペレ
ータによって選択された検針地区のレコード情報を読み
(S23)、この検針地区に対応する水栓レコード情報
を水栓マスタファイルCより読み込む(S24)。次
に、読み込んだ水栓レコード情報Ciに対応する使用者
レコード情報Bi等を使用者マスタファイルBから読み
込む(S25)。そして、前述の読み込んだ各レコード
情報のデータに基づいて、検針地区の検針レコード情報
Eiを生成し、この検針レコード情報Eiを検針ファイ
ルEに追加する(S26)。例えば、水栓レコード情報
Ciを水栓マスタファイルCから引き当て、引き当てた
水栓レコード情報Ciの水栓コード、水栓コード枝番に
対応する使用者レコード情報を使用者情報ファイルB、
口座振替領収レコード情報を口座振替領収ファイル等か
ら検索させて転送させる。この転送に当たっては、複数
レコードで送信させる命令を生成してサーバ1に送信し
て転送させる。
【0074】そして、これらのレコード情報のデータに
基づき図5に示す検針レコード情報Eiを作成して、検
針ファイルEに格納する。この図5に示す検針レコード
情報Eiのデータと、上述の共通の情報とがメモリカー
ド18に記憶されるデータである。
【0075】この図5の検針レコード情報Eiは、No
1〜No128までを示している。この他に、No12
9金融機関名、No130HT対象年年号区分、NoB
1対象年月日から和座、NoB2対象年月まで和座、更
新情報としてNo151更新者、No152更新年月
日、No153更新時間、No154更新区分等があ
る。
【0076】また、この検針ファイルEへの格納に当た
っては、検針ファイルEに既にレコード情報があるとき
は、検針レコード情報Eiは図5に示すように未検フラ
グが書き込まれている。この未検フラグが「1」の場合
は、既にこの水栓の検針は済んでいることになるので、
データの記憶は行わないで「0」になっているときに、
そのレコード情報を作り直す。
【0077】そして、検針地区の検針作業執行管理レコ
ード情報Diを検針作業執行管理ファイルDから引当
て、検針レコード情報Eiを作成した件数と、閉栓件数
と、下水のみの件数とを書き込む(S27)。図4にお
いてはNO11からNO15までの項目が埋まる。
【0078】次に、全ての検針地区の検針レコード情報
Eiの作成終了かどうかを判断する(S28)。ステッ
プS28で全ての検針地区の検針レコード情報を作成し
ていないと判定したときは、次の検針地区に移して(S
29)、処理をステップS24に戻す。また、ステップ
S28で全ての検針地区の検針レコード情報Eiの作成
終了と判断したときは、検針ファイル作成リストを出力
して本処理を終了する(S30)。
【0079】一方、メモリカードデータ送信処理は、画
面のメモリカードデータ送信の項目が選択されて起動す
る。
【0080】初めに、係員はパソコン19のメモリカー
ドデータ送信の項目を選択して、検針員コードと、カー
ドNOと検針地区指定を行わせるメモリカードデータ送
信画面(図示せず)を表示する。
【0081】そして、この設定情報を入力し、実行ボタ
ンを押下すると、メモリカードデータ送信処理機能は図
9に説明する処理を行う。
【0082】パソコン19のメモリカードデータ送信機
能は、起動に伴ってコモンファイルから調定年月を読み
込んで画面に表示する(S40)。次に、この画面にて
検針員コードとカードNOと定例日範囲が入力されたか
どうかを判断する(S41)。
【0083】ステップS40で検針員コードとカードN
Oと定例日範囲との入力と判断したときは、検針作業執
行管理ファイルより画面で入力された範囲に該当and
項目NO22検針済件数=0and検針員コードが画面
入力のコードと一致するレコード情報を読み込み画面の
検針地区指定欄に表示する(S42)。
【0084】このステップS42は画面の検針地区指定
欄に表示する検針地区の条件となる。例えば、検針作業
執行管理ファイルより下記〜の全ての条件に合致す
るレコードを抽出して表示する。
【0085】条件画面で入力した調定定例日指定の定
例日範囲(始まりは1日に固定)に合致する。
【0086】条件検針作業執行管理レコード情報の検
針済件数=0である事。(検針実績があがってないとい
う事)条件画面で入力した検針員コードと、検針作業
執行管理レコード情報の検針員コードが合致する。
【0087】次に、実行ボタンの押下かどうかを判断す
る(S43)。ステップS43で実行ボタンがおされた
と判断したときは、検針ファイルより選択された地区で
未検針フラグ=0(未)andHT出力フラグ=1(必
要)のレコードを読み込む(S44)。
【0088】このステップS44はステップS42で表
示した地区の中から実際にメモリカードをつくりたくな
い地区があれば、画面でその地区をマウスでクリックす
る事により作成対象から外す事が可能である。
【0089】よって、メモリカード作成対象地区を選択
しおわった後に実行ボタンを押下する事により実際のメ
モリカード作成部分の処理が動くようになっている。
【0090】上記で選択された地区の検針ファイルのレ
コードを読み込んで、メモリカードを作成します(検針
ファイル以外にも読み込むファイルはあります)が、こ
の検針ファイルを読むときの条件として下記のものがあ
る。
【0091】条件 未検針フラグ=0 (未検針の状
態である) 条件 HT出力フラグ=0(メモリカードに送信して
検針する必要がある) ちなみにHT出力フラグ=0のレコードは下水のみの水
栓や今回調定対象期間のあいだに閉栓となったもの等が
ある。通常はほとんどのレコードがHT出力フラグ=1
となっている。
【0092】次に、読み込んだデータに基づきHT用の
検針レコード情報やHT用使用者レコード情報等を作成
する(S45)。
【0093】そして、検針作業執行管理ファイルの該当
地区のレコード情報を読み込み、検針作業執行管理レコ
ード情報に書き込む(S46)。図4においてはNO1
7〜21が書き込まれる。
【0094】次に作成したHT用検針レコード情報等又
は検針準備処理で作成したHT用各種レコード情報をメ
モリカードに書込み(S47)、メモリカード作成リス
トを作成する(S48)。
【0095】このような処理を行って調定月及び検針地
区並びに検針員毎に上述のデータを記憶したメモリカー
ド18を作成して、このメモリカードを検針員に渡す。
【0096】従って、ハンディターミナル装置17は、
図10に示す各処理が可能となる。図10においては、
総合メニュー、検針設定、地区選択、検針状況一覧、印
字のための設定メニュー、地区設定、検針入力、メータ
番号検索、使用者検索等を行うことができることを示し
ている。
【0097】例えば、総合メニューは、検針、未検針者
一覧、検針状況一覧、設定処理の項目を表示する。この
総合メニュー画面において検針の項目が選択されると、
検針員番号と、検針回り順序等を表示させる検針設定画
面(図示せず)を表示する。
【0098】この検針設定画面において、検針設定が終
わるとハンディターミナル装置17は、メモリカード1
8に記憶されている検針地区を表示し、検針地区を選択
させる。そして、この検針地区が選択されると、その地
区の検針回り順に記憶されている一件目の検針入力画面
を表示する。従って、検針員の廻る方向に従った図11
の(a)に示す検針入力画面が出てくる。
【0099】この検針入力画面にて、検針員がメータの
パイロットが回転又は停止しているかを入力し、かつメ
ータの今回の指数を入力する。これらのデータが入力さ
れるとハンディターミナル装置17は使用水量を計算し
て求める。この時、使用水量を平均水量及び前回水量と
比較し、使用水量が過大もしくは過少と判断した時は、
エラーメッセージを表示し、再度指示数を入力させる状
態となる。そして、1回目と違った指示数が入力された
場合は、使用水量を計算しなおして再度水量の比較を行
う。また、1回目と同じ指示数が入力された場合には水
量の比較は行わず、図11の(b)に示すように表示す
る。つまり、使用水量が過大もしくは過少と判断される
ような指示数を入力する時は、必ず同じ値を2度入力す
る必要がある。
【0100】そして、登録発行ボタンがおされると、図
12に示すお知らせ票を発行する。このお知らせ票の発
行に当たっては、メータの今回指数と、前回指数と、今
回水道使用水量と、今回下水道汚水量と、検針日とを印
字すると共に、水道料金及び下水道使用料金等の概算料
金等を計算して印字し、かつメモリカード17に記憶す
る。
【0101】但し、概算料金が限度金額(料金ファイル
に設定)を越える場合はお知らせ票は発行せずメモリカ
ード17に記憶する。
【0102】また、図11の(a)の認定ボタンという
のは、検針員がメータの状況を入力できないときに用い
るものであり、例えば犬、工事中、車の下、雪の中にあ
る等の状態のときに押される。この場合、認定理由選択
後、登録発行ボタンを押すと平均水量で概算料金が計算
されたお知らせ票を発行する。
【0103】このようにして廻ってきた後に、検針員は
メモリカード17を水道局の係員に渡す。係員は、パソ
コン19を操作してメモリカード受信の項目を選択し、
メモリカードデータ受信画面を表示させる。そして、カ
ードリーダ/ライト部21にこのメモリカード17を挿
入して、カードNOを入力して内容を読み取らせる。
【0104】このメモリカード17のデータに基づい
て、メモリカードのデータが示す検針地区の検針レコー
ド情報Eiの検針実績の項目と、検針作業執行管理レコ
ード情報Diの検針実績の項目並びに検針履歴レコード
情報と検針員実績レコード情報等を更新する。
【0105】そして、係員が調定処理画面を選択して、
調定計算画面を表示させ、この調定画面における調定年
月と調定定例日と検針地区指定範囲とからなる調定計算
レコード情報を入力すると、サーバ1は検針地区及び調
定年月、調定定例日に対応する検針レコード情報Ei、
検針作業執行管理レコード情報Di等を引当てさせて転
送させる。そして、メモリカード18の検針データと、
使用者レコード情報Bi、水栓レコード情報Ci等の情
報から検針データの上水料金及び下水道の使用料金を計
算し直す。この転送においても複数レコードで転送させ
る命令を生成して転送させる。
【0106】例えば、調定料金を求め、ファイル部の使
用者レコード情報Biの未収額に調定額を加算する。
【0107】この調定処理について図を用いて説明す
る。初めに係員はパソコン19を操作して調定処理を立
ち上げ、この調定処理の各項目の内で調定計算前チェッ
クを選択すると、調定処理部は調定計算前チェック画面
(図示せず)を表示する。
【0108】そして、この画面にて調定年月と、検針地
区とを指定させる(S50)。次に、この検針地区に対
応する検針ファイルEの検針レコード情報Eiと水栓情
報マスタファイルCの水栓情報レコード情報Ciから一
件分の所定のデータを抽出し(S51)、抽出したデー
タが現在閉栓状態を示しているかどうかを判断する(S
52)。ステップS52で開栓状態と判断したときは、
このデータが前回認定で今回実検針かどうかを判断する
(S53)。ステップS53で前回認定で今回実検針で
はないと判断したときは、通常の料金計算を行う(S5
4)。
【0109】この通常の料金計算とは、認定調整計算を
必要としない調定を意味する。また、認定とは雪等でメ
ータを見ることが出来ないときに使用水量が把握できな
いので、過去の平均等の一定の条件で使用水量を決め調
定することを意味する。
【0110】そして、この計算結果を調定ワークファイ
ルの検針地区の調定ワークレコード情報に書込み(S5
5)、データのチェックを行う(S56)。
【0111】例えば、 (1)HTで検針したときと現在では使用者が代わって
いないか。
【0112】(2)対象データが未検針か (3)水道料金が限度金額を越えたか (4)下水道料金が限度金額を越えたか (5)HTの概算水道料金と当該処理の計算結果の一致
の判定 (6)HTの概算下水道料金と当該処理計算の計算結果
の一致の判定 次に、一地区のデータのチェックが終了したかどうかを
判断し(S57)、チェックが終了していない場合は処
理をステップS51に戻す。
【0113】また、一地区のデータのチェックが終了し
たときは、検針作業執行管理ファイルDの中から対象地
区の検針作業執行管理レコード情報Diを引当、このレ
コード情報Diに料金計算前チェック済みフラグを立て
る(S60)。
【0114】そして、ステップS50で指定された検針
地区について料金計算前チェックが終了したかどうかを
判断する(S61)。
【0115】ステップS61で指定された検針地区につ
いてのチェックが終了していないときは、次の地区にう
つり処理をステップS51に戻し、また全地区終了した
ときは、料金データチェックリストを出力する(S6
2)。
【0116】また、ステップS53で前回認定で今回実
検針であると判断したときは、認定調整計算を行い(S
58)、調整後水量等を認定調整ワークファイルの対象
水栓のレコード情報に書き込んで(S59)、処理をス
テップS55に戻す。さらに、ステップS52で閉栓状
態と判断したときは、処理をステップS57に移す。
【0117】次に、調定計算を図14及び図15を用い
て説明する。この調定計算は調定処理の各項目の内で調
定計算を選択すると、調定計算画面(図示せず)を表示
する。
【0118】そして、この画面にて調定年月と、検針地
区とを指定させる(S70)。次に、この検針地区に対
応する検針ファイルEの検針レコード情報Eiと水栓情
報マスタファイルCの水栓情報レコード情報Ciから一
件分の所定のデータを抽出する(S71)。次に、この
抽出したデータの調定処理中変更フラグが変更有りを示
しているかどうかを判断する(S72)。ステップS7
2で変更有りと判断したときは通常の料金計算又は認定
調整計算を行って(S73)、一地区の終了かどうかを
判断する(S74)。また、ステップS72で調定処理
中変更フラグが立てられていないと判断したときは、調
定ワークファイルの対象地区の調定ワークレコード情報
のデータを読み込み処理をステップS74に移す(S7
5)。
【0119】また、ステップS74で一地区が終了した
と判断したときは、認定調整計算した水栓は存在するか
どうかを水栓マスタファイルと検針ファイルから判定す
る(S76)。ステップS76で認定調整計算した水栓
が存在する場合は、調定ファイルから対象水栓に対応す
る過去に認定した時の調定レコード情報を引当て、この
調定レコード情報の認定調整フラグ等を更新する(S7
7)。
【0120】次に、この調定レコード情報に対応する認
定調整ファイルの認定調整レコード情報から対象水栓の
データを読み込み(S78)、この認定調整レコード情
報に対応する検針履歴ファイルの検針履歴レコード情報
に調整後の水量を書き込む(S79)。
【0121】そして、コモンファイルのレコード情報よ
り、最終調定番号を読み込み(S80)、この最終調定
番号を更新する(S81)。
【0122】そして、調定ファイルに調定計算で作成し
た調定レコード情報を追加し(S82)、調定総括ファ
イルの更新及び追加を行って(S83)、使用者情報マ
スタファイルBの対応する使用者情報レコード情報Bi
の未収額を更新する(S84)。
【0123】次に、図15に示すように、調定計算で作
成した調定レコード情報にマイナス金額の調定があるか
どうかを判断する(S85)。
【0124】ステップS85でマイナス金額の調定があ
ると判断したときは、この調定に対応する収納レコード
情報を作成して収納ファイルに追加すると共に、預り金
レコード情報も作成して預り金ファイルに追加する。そ
して、水量チェックファイルのレコード情報、ブロック
別有収水量ファイルのレコード情報、水栓情報マスタフ
ァイルのレコード情報を更新する(S86〜S91)。
次に、水栓情報マスタファイルの対象地区の水栓情報レ
コード情報Ciに子メータ付き水栓があるかどうかを判
断する(S92)。ステップS92で子メータ付き水栓
があると判断したときは、子量水器情報ファイルの対象
水栓のレコード情報を更新する(S93)。
【0125】そして、ハンディーターミナル装置15の
データと料金不一致又は口座振替通知区分が2(調定
後)の水栓があるかどうかを判断する(S94)。ステ
ップS94で有りと判断したときは、お知らせ票ワーク
ファイルを作成して(S95)、検針作業執行管理ファ
イルの対象地区のレコード情報に調定計算済みフラグを
立てる(S96)。 そして、指定された全地区の調定
作業が終了したかどうかを判断し(S97)、終了して
いない場合は、処理を図14のステップS71に戻す。
【0126】すなわち、料金計算する際は、必ず上水と
下水の両方の料金計算をする。但し、計算を行う際、水
栓マスタファイルの対象データを読み込むが、下水道が
利用されていないとき、下水道を使用中でないとき、下
水の開始、中止、休止、再開年月日と今回調定の対象期
間を比較し、下水の使用日数が0のときは下水の料金計
算を行わない。
【0127】さらに、この調定処理においては、前回認
定で今回実検針の水栓がある場合には、この水栓につい
ては認定調整計算を行う。この認定調整計算の処理を図
16を用いて説明する。
【0128】初めに、調定ファイルより過去の認定した
調定のレコード情報を読む(S100)。次に、今回の
指示数から以前に実検針した指示数を引き算して総水量
を求める(S101)。次に、今回調定及び過去の認定
調定のそれぞれの15日単位の使用日数に基づき、月当
たりの水量を割り振る(S102)。
【0129】次に、割り振った水量を元に、過去の認定
調定の料金計算(上水下水とも)を行う(S103)。
【0130】そして、割り振った水量を元に、今回調定
の料金計算を行う(S104)。次に、ステップS10
3の金額にステップS104の金額を加算した値から過
去の認定調定の料金を差し引き(S105)、この金額
に対する消費税を付加した額を今回の調定請求額とする
(S106)。そして、請求額を納入通知書に印字して
発行、または口座振替依頼を行ってユーザに請求する。
【0131】そして、銀行等から上下水道料金の納入済
み通知が届くと、この通知のデータをバーコードリーダ
で読み、収納ファイルにレコード情報を追加する。
【0132】一方、市町村側のパソコン端末2〜6はフ
ァイル部の各種ファイルを参照するための各種データを
入力させる画面を表示する機能を有している。従って、
市町村のパソコン端末からファイル部25のファイルを
開いて、使用者の上下水道料金が支払いが済んでいるか
どうかを参照できる。
【0133】また、企業団においては、検針係、料金
係、計算係、給水係毎に担当者がおかれる場合もある。
このような場合は、図17に示すように、この担当者毎
にパソコンを配置する。
【0134】このような場合は、ハブ50にて各パソコ
ンと結んで、ハブ50を介してサーバ1と通信を行うよ
うにする。
【0135】このような図17に示すシステムにする
と、企業団側ではより事務処理を効率良く処理できる。
【0136】
【発明の効果】請求項1によれば、中央局の第2の端末
がサーバから転送された各種情報を用いて各行政区の各
ユーザの上下水の使用料金を一緒に算出すると共に、サ
ーバの各種情報を算出に伴う情報に更新している。
【0137】このとき、第1の端末からは主に1ユーザ
単位で各種情報を転送させるコマンドを送信すると、サ
ーバからはユーザの上水又は下水の使用状況に係わる各
種情報がレコード単位で転送される。
【0138】このため、総合デジタル通信網を介して中
央局のサーバと第1の端末のみを回線接続するシステム
であっても、行政区内の下水道を管理する部署におい
て、信頼できる1ユーザ当たりの各種情報をリアルタイ
ムで容易に参照できるという効果が得られている。
【0139】請求項2によれば、第2の端末が各種情報
を変更する指示が入力したときは、画面に入力された情
報に基づいて転送された各種情報を変更し、該変更情報
にサーバの各種情報を書き換える。つまり、ユーザが転
居した場合、口座を変更した場合等の最新情報を記憶さ
せておくことができるので、遠隔地点にある異なる行政
区内の部署の第1の端末で参照する各種情報は常に信頼
できるものとなるという効果が得られている。
【0140】請求項3は、第2の端末はカード読取り書
込装置を備え、調定月と検針地区との入力に伴って、サ
ーバの各種情報から対応する調定月の検針地区の検針作
業執行状況を判断し、検針が必要なユーザに関しては、
そのユーザに関連する所定の各種情報をメモリカードに
書き込む
【0141】このため、検針作業執行状況の内容をメモ
リカードから読むだけで、各ユーザに対応する各種情報
を容易に抽出できるという効果が得られている。
【0142】請求項4は、第2の端末は、検針が終わる
毎に、メモリカードの検針情報を得るための元に成った
検針作業執行状況を更新するので、検針作業執行状況の
内容は常に信頼できるという効果が得られている。
【0143】請求項5によれば、第2の端末が調定を行
う際、前回が認定で今回が実検針の水栓については過去
に認定した調定を調整した上下水道の使用料金を調定す
る。
【0144】このため、認定の調定が発生した場合でも
ユーザに対して実際の使用量に応じた使用料金を請求す
ることができるという効果が得られている。
【0145】請求項6によれば、第2の端末が上下水道
の使用料金の調定が終わる毎に、各ユーザに料金納入通
知書をサーバの各種情報に基づいて印字して発行する。
【0146】このため、ユーザに上水の使用料金と下水
道の使用料金とを同じ日に一緒に請求できるという効果
が得られている。
【0147】請求項7は、第2の端末を中央局の係員毎
に配置し、これらの端末をハブによって構内ネットワー
クに接続するようにして作業の分担ができるようにした
ので、事務処理にかかる時間をよりいっそう低減できる
という効果が得られている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略構成図である。
【図2】パソコン19の処理項目を説明する説明図であ
る。
【図3】市町村側のパソコン端末の表示例を説明する説
明図である。
【図4】検針作業執行管理ファイルを説明する説明図で
ある。
【図5】検針ファイルを説明する説明図である。
【図6】検針準備処理を説明するフローチャートであ
る。
【図7】検針ファイル作成画面を説明する画面図であ
る。
【図8】検針ファイル作成処理を説明するフローチャー
トである。
【図9】メモリカードデータ送信処理を説明するフロー
チャートである。
【図10】ハンディーターミナル装置の処理を説明する
説明図である。
【図11】ハンディーターミナル装置の表示画面の一例
を説明する説明図である。
【図12】ハンディーターミナル装置からのお知らせ票
の一例を説明する説明図である。
【図13】調定計算前チェック処理を説明するフローチ
ャートである。
【図14】調定計算を説明するフローチャートである。
【図15】調定計算を説明するフローチャートである。
【図16】認定調定を説明するフローチャートである。
【図17】他の実施の形態の概略構成図である。
【符号の説明】
1 サーバ 2〜6 市町村のパソコン端末2〜6 7 公衆回線網 8〜12 ルータ 13 企業団のLAN 14〜16 ルータ 17 ハンディターミナル装置 18 メモリカード 19 パソコン 21 カードリーダ/ライト部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08C 15/00 - 19/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行政区内の各ユーザの下水道を管理運営
    する第1の端末と、各行政区の各ユーザの上水及び下水
    道の使用料金の徴収を一緒に行う中央局とをそれぞれ総
    合デジタル通信網に接続した上下水道料金管理システム
    であって、前記第1の端末は、 前記中央局から前記ユーザの上水又は下水の使用状況に
    係わる各種情報を転送させるときは、1ユーザ毎の各種
    情報をレコード単位で転送させるコマンドを送信し、か
    つコマンドに対応する受信情報を所定の形式で表示し、 前記中央局は、サーバと第2の端末とからなり、 前記サーバは各行政区の各ユーザの前記使用状況に係わ
    る各種情報を記憶し、前記第1の端末からのコマンド又
    は前記第2の端末からの命令を受付け、これらのコマン
    ド又は命令に応じて前記各種情報をレコード単位又は複
    数レコードで転送し、 前記第2の端末は、 前記コマンド又は複数レコードで転送させる前記命令を
    送信して、前記各種情報を転送させ、一定期間毎にこの
    転送された各種情報を用いて前記各ユーザの上水の使用
    量を検針する為のデータを作成し、これに基づいて検針
    した検針値から各ユーザの上水及び下水道の使用料金を
    一緒に算出すると共に、前記サーバの各種情報を前記算
    出に伴う情報に更新することを特徴とする上下水道料金
    管理システム。
  2. 【請求項2】 前記第2の端末は、 画面に表示した前記各種情報を変更する指示が入力され
    たときは、前記画面に入力された情報に基づいて転送さ
    れた各種情報を変更し、該変更情報に前記サーバの各種
    情報を書き換えることを特徴とする請求項1記載の上下
    水道料金管理システム。
  3. 【請求項3】 前記第2の端末は、 ハンディターミナル装置用のメモリカードに各種情報を
    書き込む又はメモリカードの採集情報を読み取るカード
    読取り書込装置を備え、 調定月と検針地区との入力に伴って、前記サーバの各種
    情報から対応する調定月の検針地区の検針作業執行状況
    を判断し、検針が必要なユーザに関しては、そのユーザ
    に関連する所定の各種情報を前記メモリカードに書き
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の上下水道料金
    管理システム。
  4. 【請求項4】 前記第2の端末は、 前記カード読取書込装置からのメモリカードの検針情報
    を読み、この検針情報に基づいて上水の使用料金及び下
    水の使用料金を調定すると共に、前記検針情報を得るた
    めの元に成った検針作業執行状況を更新することを特徴
    とする請求項3記載の上下水道料金管理システム。
  5. 【請求項5】 前記調定の際、前回が認定で今回が実検
    針の水栓については過去に認定した調定を調整した上下
    水道の使用料金を調定することを特徴とする請求項4
    載の上下水道料金管理システム。
  6. 【請求項6】 前記第2の端末は、 前記各ユーザの上下水道の使用料金の調定が終わる毎
    に、前記各ユーザに料金納入通知書を前記各種情報に基
    づいて印字して発行することを特徴とする請求項1、
    2、3、4又は5記載の上下水道料金管理システム。
  7. 【請求項7】 前記第2の端末は、 中央局の係毎に配置され、複数の第2の端末が構内ネッ
    トワークに接続されていることを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5又は6記載の上下水道料金管理システ
    ム。
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