JP3259572B2 - ポリテトラフルオロエチレン系繊維の製造法 - Google Patents
ポリテトラフルオロエチレン系繊維の製造法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱性、耐薬品性、電
気絶縁性、摩擦特性、耐候性などに優れたポリテトラフ
ルオロエチレン(以下PTFEと略記する)系繊維の製
造法に関するものである。
気絶縁性、摩擦特性、耐候性などに優れたポリテトラフ
ルオロエチレン(以下PTFEと略記する)系繊維の製
造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりPTFE系繊維は耐熱性、耐薬
品性、電気絶縁性、摩擦特性、耐候性などに優れるとい
った特徴があり、産業資材用途において広く利用されて
いる。PTFE系ポリマのごとき加熱溶融体の粘度が著
しく高くて溶融成形法に不向きで、かつ湿式紡糸するに
適当な溶媒が無いようなポリマの成形法としては、マト
リックスポリマとしてのビスコース、ポリビニルアルコ
ール、アルギン酸ナトリウムなどと、該ポリマの水ディ
スパージョン・エマルジョンの混合液を湿式紡糸、ある
いは湿式成形する、いわゆるエマルジョン紡糸法が特公
昭52−25453号公報、特開平1−139840号
公報で知られている。
品性、電気絶縁性、摩擦特性、耐候性などに優れるとい
った特徴があり、産業資材用途において広く利用されて
いる。PTFE系ポリマのごとき加熱溶融体の粘度が著
しく高くて溶融成形法に不向きで、かつ湿式紡糸するに
適当な溶媒が無いようなポリマの成形法としては、マト
リックスポリマとしてのビスコース、ポリビニルアルコ
ール、アルギン酸ナトリウムなどと、該ポリマの水ディ
スパージョン・エマルジョンの混合液を湿式紡糸、ある
いは湿式成形する、いわゆるエマルジョン紡糸法が特公
昭52−25453号公報、特開平1−139840号
公報で知られている。
【0003】この場合、PTFE系ポリマがマトリック
スポリマ中で粒子状態で存在し、これをPTFE系ポリ
マの融点以上の温度でマトリックスポリマの大部分を焼
成飛散させながら、一旦PTFE系ポリマを溶融して粒
子間を融着させる焼成熱処理を行うことで、初めてその
後の延伸性が付与され、要求される強度が発現されるの
である。しかし、この方法では繊維中にマトリックスポ
リマの焼成残渣として炭素成分が異物として残ること、
さらに従来の方法では、この焼成熱処理後の熱延伸を伝
熱効率には優れている熱ローラなどを用いた接触方式で
行っているため、繊維束とローラの接触面と反対側との
間で伝熱ムラにより、高々10倍程度の延伸しか安定に
できず、従って得られる繊維の引張強度も高々1.8g
/d程度といった低いものであった。
スポリマ中で粒子状態で存在し、これをPTFE系ポリ
マの融点以上の温度でマトリックスポリマの大部分を焼
成飛散させながら、一旦PTFE系ポリマを溶融して粒
子間を融着させる焼成熱処理を行うことで、初めてその
後の延伸性が付与され、要求される強度が発現されるの
である。しかし、この方法では繊維中にマトリックスポ
リマの焼成残渣として炭素成分が異物として残ること、
さらに従来の方法では、この焼成熱処理後の熱延伸を伝
熱効率には優れている熱ローラなどを用いた接触方式で
行っているため、繊維束とローラの接触面と反対側との
間で伝熱ムラにより、高々10倍程度の延伸しか安定に
できず、従って得られる繊維の引張強度も高々1.8g
/d程度といった低いものであった。
【0004】一方、マトリックスポリマを用いずに、低
沸点のミネラルスピリットなど可塑剤を添加したPTF
E系ポリマのペースト状物を押出し、圧延ロールによっ
てフィルム状としたり、または円筒状の容器中に入れて
丸棒(ロッド)状に圧縮加工したものを、ポリマの融点
以上の温度で焼結して得られた丸棒(プリカーサ)を切
削してフィルム状とするペースト押し出し法と、これを
刃物でもって細く切り裂いて繊維状物とする割繊技術と
を組み合わせた成形法が特公昭51−18991号公
報、特公昭58−30406号公報、特開平2−286
220号公報で公知である。
沸点のミネラルスピリットなど可塑剤を添加したPTF
E系ポリマのペースト状物を押出し、圧延ロールによっ
てフィルム状としたり、または円筒状の容器中に入れて
丸棒(ロッド)状に圧縮加工したものを、ポリマの融点
以上の温度で焼結して得られた丸棒(プリカーサ)を切
削してフィルム状とするペースト押し出し法と、これを
刃物でもって細く切り裂いて繊維状物とする割繊技術と
を組み合わせた成形法が特公昭51−18991号公
報、特公昭58−30406号公報、特開平2−286
220号公報で公知である。
【0005】しかしながら、このペースト押出し法で得
られる繊維状物は、低沸点の可塑化剤を用いるため異物
となる炭素成分が繊維中に残らないが、エマルジョン紡
糸法と同様、焼成熱処理後の熱延伸が接触方式で行われ
ているため延伸倍率が低く、また、そのプリカーサは製
法上、空気もしくは不活性ガスの混入が避けられず、プ
リカーサ内部に無数の空洞あるいは微細なボイドの生成
を伴うものであるため、該プリカーサを切削して得られ
る繊維状物は微細なボイドを含む場合があったり、ま
た、その断面形状も矩形となり、しかもランダムで均一
性に劣るといった欠点があった。
られる繊維状物は、低沸点の可塑化剤を用いるため異物
となる炭素成分が繊維中に残らないが、エマルジョン紡
糸法と同様、焼成熱処理後の熱延伸が接触方式で行われ
ているため延伸倍率が低く、また、そのプリカーサは製
法上、空気もしくは不活性ガスの混入が避けられず、プ
リカーサ内部に無数の空洞あるいは微細なボイドの生成
を伴うものであるため、該プリカーサを切削して得られ
る繊維状物は微細なボイドを含む場合があったり、ま
た、その断面形状も矩形となり、しかもランダムで均一
性に劣るといった欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、かか
る従来の問題点を解決すること、すなわち、均一に加熱
されることにより高倍率の延伸が可能となる高強度のP
TFE系繊維の製造法を提供するものである。
る従来の問題点を解決すること、すなわち、均一に加熱
されることにより高倍率の延伸が可能となる高強度のP
TFE系繊維の製造法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の構成を有する。すなわち、ポリテトラ
フルオロエチレン系ポリマを主体とする成形体を、該ポ
リマの融点以上の温度で焼成熱処理したものを、低温延
伸し、次いで327℃以上の加熱雰囲気中で少なくとも
2倍以上の熱延伸を行うことにより、該成形体の全延伸
倍率を12倍以上として延伸することを特徴とするポリ
テトラフルオロエチレン系繊維の製造法である。
め、本発明は次の構成を有する。すなわち、ポリテトラ
フルオロエチレン系ポリマを主体とする成形体を、該ポ
リマの融点以上の温度で焼成熱処理したものを、低温延
伸し、次いで327℃以上の加熱雰囲気中で少なくとも
2倍以上の熱延伸を行うことにより、該成形体の全延伸
倍率を12倍以上として延伸することを特徴とするポリ
テトラフルオロエチレン系繊維の製造法である。
【0008】以下、本発明のPTFE系繊維の製造法に
ついて詳細に説明する。
ついて詳細に説明する。
【0009】まず、PTFE系ポリマを主体とする成形
体を成形する。かかる成形体を成形するには、ビスコー
ス、ポリビニルアルコール、アルギン酸ナトリウムなど
をマトリックスとするPTFE系ポリマのエマルジョン
を成形用口金より凝固浴液中に吐出し、次いで洗浄、精
練して成形体が造られるエマルジョン紡糸法、または、
PTFEポリマに可塑化剤を添加してペースト状物と
し、これを5〜100 kg/cm2 程度の加圧を行って予
備成形体を造り、または口金等から押出しこれをさらに
熱または溶液を用いて、可塑化剤を除去して成形体を造
るペースト押出し法によって成形体を形成する。エマル
ジョン紡糸法は、得られる繊維の単繊維断面形状が均一
な円形となるなど、実用上の商品設計において非常に重
要な効果を現すので本発明においては好ましく適用され
る。
体を成形する。かかる成形体を成形するには、ビスコー
ス、ポリビニルアルコール、アルギン酸ナトリウムなど
をマトリックスとするPTFE系ポリマのエマルジョン
を成形用口金より凝固浴液中に吐出し、次いで洗浄、精
練して成形体が造られるエマルジョン紡糸法、または、
PTFEポリマに可塑化剤を添加してペースト状物と
し、これを5〜100 kg/cm2 程度の加圧を行って予
備成形体を造り、または口金等から押出しこれをさらに
熱または溶液を用いて、可塑化剤を除去して成形体を造
るペースト押出し法によって成形体を形成する。エマル
ジョン紡糸法は、得られる繊維の単繊維断面形状が均一
な円形となるなど、実用上の商品設計において非常に重
要な効果を現すので本発明においては好ましく適用され
る。
【0010】本発明に用いるPTFE系ポリマとは、ポ
リテトラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエ
チレンなどホモポリマ、テトラフルオロエチレンーヘキ
サフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレ
ンーパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、テ
トラフルオロエチレンーエチレン共重合体などテトラフ
ルオロエチレンを主体とした共重合体単独あるいはこれ
らの混合物である。
リテトラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエ
チレンなどホモポリマ、テトラフルオロエチレンーヘキ
サフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレ
ンーパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、テ
トラフルオロエチレンーエチレン共重合体などテトラフ
ルオロエチレンを主体とした共重合体単独あるいはこれ
らの混合物である。
【0011】PTFE系ポリマを主体とする成形体の成
形法の一つであるエマルジョン紡糸法を、PTFE系ポ
リマのエマルジョンのマトリクッスとしてビスコースを
用いた場合を例にとって説明する。
形法の一つであるエマルジョン紡糸法を、PTFE系ポ
リマのエマルジョンのマトリクッスとしてビスコースを
用いた場合を例にとって説明する。
【0012】成形用エマルジョンとして、ビスコースと
PTFE系ポリマの水ディスパージョンの混合液を用い
る。ビスコース組成は一般にセルロース濃度3〜10
%、アルカリ濃度2〜12%、二硫化炭素27〜32%
(セルロースに対し)の範囲であるが、特に通常レーヨ
ン製造用に用いられているもの、すなわちセルロース濃
度6〜8%、アルカリ濃度6〜9%、二硫化炭素28〜
30%(セルロースに対し)の組成のビスコースが好ま
しく用いられる。
PTFE系ポリマの水ディスパージョンの混合液を用い
る。ビスコース組成は一般にセルロース濃度3〜10
%、アルカリ濃度2〜12%、二硫化炭素27〜32%
(セルロースに対し)の範囲であるが、特に通常レーヨ
ン製造用に用いられているもの、すなわちセルロース濃
度6〜8%、アルカリ濃度6〜9%、二硫化炭素28〜
30%(セルロースに対し)の組成のビスコースが好ま
しく用いられる。
【0013】PTFE系ポリマは水ディスパージョンと
して、濃度は20〜75%、安定剤として非イオン活性
剤またはアニオン活性剤をPTFE系ポリマ量に対して
3〜10%含有するものが好都合に用いられる。PTF
E系ポリマの分子量は、その製造コストや、高重合度の
ものが分子鎖末端といった欠陥部が減少するため、より
高強度化のポテンシャルを有することから200万〜2
000万程度のものが好ましい。そしてPTFE系ポリ
マの粒子の大きさは0.05〜1ミクロンのものが操作
性の点から好ましく、さらには0.2〜0.6ミクロン
とするのがより好ましい。
して、濃度は20〜75%、安定剤として非イオン活性
剤またはアニオン活性剤をPTFE系ポリマ量に対して
3〜10%含有するものが好都合に用いられる。PTF
E系ポリマの分子量は、その製造コストや、高重合度の
ものが分子鎖末端といった欠陥部が減少するため、より
高強度化のポテンシャルを有することから200万〜2
000万程度のものが好ましい。そしてPTFE系ポリ
マの粒子の大きさは0.05〜1ミクロンのものが操作
性の点から好ましく、さらには0.2〜0.6ミクロン
とするのがより好ましい。
【0014】ビスコースとPTFE系ポリマの水ディス
パージョン混合液の組成は、混合高分子物中PTFE系
ポリマが60〜96%とするものである。好ましいPT
FE系ポリマ濃度は70〜95%である。混合液の粘度
はビスコースとPTFE系ポリマの混合比、使用するビ
スコースの熟成度およびセルロース濃度によってことな
るが、吐出成形を安定に行う観点からは30℃で50〜
200ポイズとするのが好ましい。
パージョン混合液の組成は、混合高分子物中PTFE系
ポリマが60〜96%とするものである。好ましいPT
FE系ポリマ濃度は70〜95%である。混合液の粘度
はビスコースとPTFE系ポリマの混合比、使用するビ
スコースの熟成度およびセルロース濃度によってことな
るが、吐出成形を安定に行う観点からは30℃で50〜
200ポイズとするのが好ましい。
【0015】かかる成形用エマルジョンを繊維状に成形
する方法としては、モノホールまたは複数のホールを有
する成形用口金よりビスコース凝固浴中へ吐出する、い
わゆる湿式成形法が採用される。
する方法としては、モノホールまたは複数のホールを有
する成形用口金よりビスコース凝固浴中へ吐出する、い
わゆる湿式成形法が採用される。
【0016】このようにしてエマルジョン紡糸法によっ
て成形されることにより、繊維の単糸断面形状は均一な
円形となり、実用上の商品設計において非常に重要な効
果を現すのである。
て成形されることにより、繊維の単糸断面形状は均一な
円形となり、実用上の商品設計において非常に重要な効
果を現すのである。
【0017】凝固浴としては無機鉱酸および/または無
機塩の水溶液が良く、時には飽和塩類水溶液中に吐出さ
れたあと、無機酸中で再生する2浴成形法などの組合せ
も有効である。一般には硫酸−硫酸ナトリウムの混合水
溶液が好ましい。
機塩の水溶液が良く、時には飽和塩類水溶液中に吐出さ
れたあと、無機酸中で再生する2浴成形法などの組合せ
も有効である。一般には硫酸−硫酸ナトリウムの混合水
溶液が好ましい。
【0018】成形用口金から吐出されたあと洗浄され
た、具体的には水洗されたセルロース/PTFE系ポリ
マ混合繊維状物は次に精練される。精練浴としてはアル
カリ金属の水酸化物の水溶液が良く、時には水に溶けて
アルカリ性を示す有機化合物、たとえばパラベンゼンス
ルホン酸ソーダなども有効であるが、一般には苛性ソー
ダ水溶液が使われる。このようにしてPTFE系ポリマ
を主体とする成形体を得ることができる。
た、具体的には水洗されたセルロース/PTFE系ポリ
マ混合繊維状物は次に精練される。精練浴としてはアル
カリ金属の水酸化物の水溶液が良く、時には水に溶けて
アルカリ性を示す有機化合物、たとえばパラベンゼンス
ルホン酸ソーダなども有効であるが、一般には苛性ソー
ダ水溶液が使われる。このようにしてPTFE系ポリマ
を主体とする成形体を得ることができる。
【0019】次いでPTFE系ポリマを主体とする成形
体の成形法のさらにもう一つの例であるペースト押出し
法について説明する。
体の成形法のさらにもう一つの例であるペースト押出し
法について説明する。
【0020】まず、PTFE系ポリマにソルベントナフ
サなどミネラルスピリットやシリコーンオイルなどの可
塑化助剤をポリマ対比5〜50%程度混合し、これを場
合によっては圧力5〜100 kg/cm2 で圧縮予備成形し
て、これを口金から押出して丸棒状のものとする。さら
にこれを圧延ローラで圧延しフィルム状物としたあと、
可塑化助剤の融点以上の高温または可塑化助剤を抽出す
る溶液中に浸漬することにより、PTFE系ポリマを主
体とする成形体を得ることができる。
サなどミネラルスピリットやシリコーンオイルなどの可
塑化助剤をポリマ対比5〜50%程度混合し、これを場
合によっては圧力5〜100 kg/cm2 で圧縮予備成形し
て、これを口金から押出して丸棒状のものとする。さら
にこれを圧延ローラで圧延しフィルム状物としたあと、
可塑化助剤の融点以上の高温または可塑化助剤を抽出す
る溶液中に浸漬することにより、PTFE系ポリマを主
体とする成形体を得ることができる。
【0021】こうして得られた成形体を続いてそのま
ま、または一旦乾燥して、該PTFE系ポリマの融点以
上の温度、好ましくは330℃以上450℃以下の、さ
らに好ましくは350℃以上420℃以下の温度で焼成
熱処理される。この段階でエマルジョン紡糸法によって
造られた成形体の場合は、セルロースの大部分が燃焼飛
散するし、いずれの製法による成形体のPTFE系粒子
も繊維状に熱融着してPTFE系ポリマからなる焼成体
となる。こうして焼成熱処理して得られた成形体を、繊
維の均一性を高めるために、またその後の加熱空気中で
の非接触延伸時の張力に耐えうる強度を付与するため
に、低温延伸を施した後、327℃以上の加熱空気中で
しかも非接触の状態で2倍以上熱延伸する。
ま、または一旦乾燥して、該PTFE系ポリマの融点以
上の温度、好ましくは330℃以上450℃以下の、さ
らに好ましくは350℃以上420℃以下の温度で焼成
熱処理される。この段階でエマルジョン紡糸法によって
造られた成形体の場合は、セルロースの大部分が燃焼飛
散するし、いずれの製法による成形体のPTFE系粒子
も繊維状に熱融着してPTFE系ポリマからなる焼成体
となる。こうして焼成熱処理して得られた成形体を、繊
維の均一性を高めるために、またその後の加熱空気中で
の非接触延伸時の張力に耐えうる強度を付与するため
に、低温延伸を施した後、327℃以上の加熱空気中で
しかも非接触の状態で2倍以上熱延伸する。
【0022】本発明においては、非接触の状態で熱延伸
する前の低温延伸として、繊維の均一性をより高めた
り、粒子間の融着を強固なものとするために、焼成体を
120℃以下の固定ピンに接触させながら2〜6倍の延
伸を採用すれば、より安定して高倍率に延伸できる効果
を現すので、好ましく適用される。固定ピンの温度は1
20℃より高いと、ピンとの接触面と反接触面との間で
伝熱ムラが生じてしまい、繊維の均一性に劣る場合があ
り、また、延伸倍率が6倍を越えるとケバの発生が見ら
れ、その後の熱延伸性が低下する場合がある。なお、固
定ピンの温度がPTFE系ポリマの相転移温度より低い
と延伸が困難となることもあるので、好ましくは固定ピ
ンの温度は20℃以上であるのが良い。
する前の低温延伸として、繊維の均一性をより高めた
り、粒子間の融着を強固なものとするために、焼成体を
120℃以下の固定ピンに接触させながら2〜6倍の延
伸を採用すれば、より安定して高倍率に延伸できる効果
を現すので、好ましく適用される。固定ピンの温度は1
20℃より高いと、ピンとの接触面と反接触面との間で
伝熱ムラが生じてしまい、繊維の均一性に劣る場合があ
り、また、延伸倍率が6倍を越えるとケバの発生が見ら
れ、その後の熱延伸性が低下する場合がある。なお、固
定ピンの温度がPTFE系ポリマの相転移温度より低い
と延伸が困難となることもあるので、好ましくは固定ピ
ンの温度は20℃以上であるのが良い。
【0023】本発明における熱延伸の工程では、従来の
とおり、成形体を熱ローラなどを用いて接触方式で熱延
伸を行ったものは、どうしてもその接触面と反接触面側
との間で伝熱ムラが生じてしまうため、繊維の延伸ムラ
が生じてしまう。そこで、焼成熱処理し低温延伸した焼
成体を327℃以上、好ましくは400℃以下の、さら
に好ましくは380℃以下の雰囲気の中で、しかも熱ロ
ーラなどに接触させずに非接触の状態で2倍以上の熱延
伸を行う。なお、低温延伸を2倍以上行った成形体をさ
らに10倍を越えて熱延伸することは糸条の切断などに
より困難なことがある。このように加熱体に非接触の状
態で熱延伸を行うことにより、伝熱効率には劣るが、成
形体全体に均一な熱伝達が可能となり、また接触方式で
はあまり高温にしたり、わずかな温度の変動によりロー
ラ表面で該焼成体が単糸間で融着してしまうなどの欠点
があったが、この方法によれば、伝熱効率が低いが故に
熱延伸をより高温で行うことが可能となり、しかも伝熱
ムラが無く均一に熱延伸できることにより、成形体の全
延伸倍率を12倍以上、好ましくは14倍以上とする高
倍率の延伸が可能となり、この延伸によって、引張強度
が2.0g/d以上好ましくは2.2g/d以上といっ
た高強度のPTFE系繊維を得ることができるのであ
る。全延伸倍率が12倍未満では、かかる強度のPTF
E系繊維を得ることはできない。なお、20倍を越える
全延伸倍率とすることは糸条の切断などにより困難なこ
とがある。
とおり、成形体を熱ローラなどを用いて接触方式で熱延
伸を行ったものは、どうしてもその接触面と反接触面側
との間で伝熱ムラが生じてしまうため、繊維の延伸ムラ
が生じてしまう。そこで、焼成熱処理し低温延伸した焼
成体を327℃以上、好ましくは400℃以下の、さら
に好ましくは380℃以下の雰囲気の中で、しかも熱ロ
ーラなどに接触させずに非接触の状態で2倍以上の熱延
伸を行う。なお、低温延伸を2倍以上行った成形体をさ
らに10倍を越えて熱延伸することは糸条の切断などに
より困難なことがある。このように加熱体に非接触の状
態で熱延伸を行うことにより、伝熱効率には劣るが、成
形体全体に均一な熱伝達が可能となり、また接触方式で
はあまり高温にしたり、わずかな温度の変動によりロー
ラ表面で該焼成体が単糸間で融着してしまうなどの欠点
があったが、この方法によれば、伝熱効率が低いが故に
熱延伸をより高温で行うことが可能となり、しかも伝熱
ムラが無く均一に熱延伸できることにより、成形体の全
延伸倍率を12倍以上、好ましくは14倍以上とする高
倍率の延伸が可能となり、この延伸によって、引張強度
が2.0g/d以上好ましくは2.2g/d以上といっ
た高強度のPTFE系繊維を得ることができるのであ
る。全延伸倍率が12倍未満では、かかる強度のPTF
E系繊維を得ることはできない。なお、20倍を越える
全延伸倍率とすることは糸条の切断などにより困難なこ
とがある。
【0024】
【実施例】以下、実施例によりさらに詳細に説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。なお、本実施例中の各特性値は次のようにして測定
されたものである。
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。なお、本実施例中の各特性値は次のようにして測定
されたものである。
【0025】(引張強度、引張伸度)繊維サンプルを1
8℃、65%RHに温湿度調整された部屋で24時間放
置後、10cmあたり8ターンの撚りを掛けたものを”テ
ンシロン”UTM−3L型引張試験機(東洋MEASURING
INSTRUMENTS (株)製)を使用して、試長25cm、引張
速度30cm/分で測定した。チャックはコード用エアー
ジョーを使用した。
8℃、65%RHに温湿度調整された部屋で24時間放
置後、10cmあたり8ターンの撚りを掛けたものを”テ
ンシロン”UTM−3L型引張試験機(東洋MEASURING
INSTRUMENTS (株)製)を使用して、試長25cm、引張
速度30cm/分で測定した。チャックはコード用エアー
ジョーを使用した。
【0026】(繊維中の炭素成分含有率)繊維サンプル
を300℃の加熱空気中で24時間連続熱処理した前後
の質量変化率を算出して炭素成分含有率とした。
を300℃の加熱空気中で24時間連続熱処理した前後
の質量変化率を算出して炭素成分含有率とした。
【0027】また、濃度は特に断わらない限り重量%で
ある。
ある。
【0028】(実施例1〜2) ビスコース熟成度(塩点)5.0、セルロース濃度9.
0%、アルカリ濃度5.9%、のビスコース49重量%
と濃度60%のポリテトラフルオロエチレンポリマ水デ
ィスパージョン51%を混合した後、10トールの減圧
下で脱泡して重合体濃度35.0%の成形用原液を得
た。原液中のポリテトラフルオロエチレン樹脂含有量は
87.4%であり、30℃で測定した原液粘度は125
ポイズであった。この原液を孔径0.12mm、孔数18
0の成形用口金に導き、凝固浴液中に吐出した。凝固液
は硫酸濃度10%、硫酸ソーダ濃度21.0%の混合水
溶液であり、温度は10℃であった。凝固糸状を速度2
5m/分で引き取り、次いで温度70℃の温水で洗浄し
て大部分の硫酸および硫酸ソーダを除いた後、濃度0.
2%の苛性ソーダ水溶液中に導いて精錬し、酸成分を完
全に除去した。精練後の糸状をニップローラーに導き含
水率50%とした。次いでこれを380℃に加熱したロ
ーラーに接触させながら焼成熱処理して焼成体を得た。
この焼成体を80℃の固定ピンに接触させながら4.0
倍(実施例1)、110℃の固定ピンに接触させながら
4.0倍(実施例2)の延伸を行い、次いで温度335
℃の雰囲気中で加熱体に接触させずに熱延伸を行った。
各条件での延伸性、得られた繊維の機械特性を表1にま
とめて示した。いずれも全延伸倍率が13倍以上といっ
た高倍率の安定延伸が可能で、従来のものに比べ高強度
であった。また得られた繊維の断面は均一な円形をして
いた。
0%、アルカリ濃度5.9%、のビスコース49重量%
と濃度60%のポリテトラフルオロエチレンポリマ水デ
ィスパージョン51%を混合した後、10トールの減圧
下で脱泡して重合体濃度35.0%の成形用原液を得
た。原液中のポリテトラフルオロエチレン樹脂含有量は
87.4%であり、30℃で測定した原液粘度は125
ポイズであった。この原液を孔径0.12mm、孔数18
0の成形用口金に導き、凝固浴液中に吐出した。凝固液
は硫酸濃度10%、硫酸ソーダ濃度21.0%の混合水
溶液であり、温度は10℃であった。凝固糸状を速度2
5m/分で引き取り、次いで温度70℃の温水で洗浄し
て大部分の硫酸および硫酸ソーダを除いた後、濃度0.
2%の苛性ソーダ水溶液中に導いて精錬し、酸成分を完
全に除去した。精練後の糸状をニップローラーに導き含
水率50%とした。次いでこれを380℃に加熱したロ
ーラーに接触させながら焼成熱処理して焼成体を得た。
この焼成体を80℃の固定ピンに接触させながら4.0
倍(実施例1)、110℃の固定ピンに接触させながら
4.0倍(実施例2)の延伸を行い、次いで温度335
℃の雰囲気中で加熱体に接触させずに熱延伸を行った。
各条件での延伸性、得られた繊維の機械特性を表1にま
とめて示した。いずれも全延伸倍率が13倍以上といっ
た高倍率の安定延伸が可能で、従来のものに比べ高強度
であった。また得られた繊維の断面は均一な円形をして
いた。
【0029】(実施例3〜4)実施例1と同様に得られ
た精練後の糸条を、360℃に加熱した加熱空気中で8
%の弛緩状態で焼成熱処理し、これを再度、380℃に
加熱した空気中で7%(実施例3)、又同様に再度、4
00℃に加熱した空気中で10%(実施例4)の弛緩状
態で焼成熱処理を行って焼成体を得た。この焼成体を室
温の固定ピンに接触させながら5.0倍の延伸を行った
後、温度340℃の雰囲気中で加熱体に接触させずに熱
延伸を行った。各条件での延伸性、得られた繊維の機械
特性を表1にまとめて示した。いずれも全延伸倍率が1
4倍以上といった高倍率の安定延伸が可能で、従来のも
のに比べ高強度であった。また得られた繊維の断面は均
一な円形をしていた。
た精練後の糸条を、360℃に加熱した加熱空気中で8
%の弛緩状態で焼成熱処理し、これを再度、380℃に
加熱した空気中で7%(実施例3)、又同様に再度、4
00℃に加熱した空気中で10%(実施例4)の弛緩状
態で焼成熱処理を行って焼成体を得た。この焼成体を室
温の固定ピンに接触させながら5.0倍の延伸を行った
後、温度340℃の雰囲気中で加熱体に接触させずに熱
延伸を行った。各条件での延伸性、得られた繊維の機械
特性を表1にまとめて示した。いずれも全延伸倍率が1
4倍以上といった高倍率の安定延伸が可能で、従来のも
のに比べ高強度であった。また得られた繊維の断面は均
一な円形をしていた。
【0030】(実施例5) 分子量約50万のポリテトラフルオロエチレン・ファイ
ンパウダー(旭硝子(株)製”CD−4”)にソルベン
トナフサを混和し、ポリマ濃度70重量%のペースト状
物を得た。これを孔径1mmの口金から押出し、次いで
330℃の雰囲気中でソルベントナフサを除去したあ
と、380℃に加熱したローラーに接触させながら焼成
熱処理し、これを室温の固定ピンに接触させながら6.
0倍の延伸を行ったあと、温度350℃の雰囲気中で加
熱体に接触させずに熱延伸を行った。全延伸倍率が1
3.0倍といった高倍率の安定延伸が可能で、得られた
繊維は繊度973D、引張強度も2.91g/d、伸度
19%、繊維中の炭素成分含有率0.2%であった。
ンパウダー(旭硝子(株)製”CD−4”)にソルベン
トナフサを混和し、ポリマ濃度70重量%のペースト状
物を得た。これを孔径1mmの口金から押出し、次いで
330℃の雰囲気中でソルベントナフサを除去したあ
と、380℃に加熱したローラーに接触させながら焼成
熱処理し、これを室温の固定ピンに接触させながら6.
0倍の延伸を行ったあと、温度350℃の雰囲気中で加
熱体に接触させずに熱延伸を行った。全延伸倍率が1
3.0倍といった高倍率の安定延伸が可能で、得られた
繊維は繊度973D、引張強度も2.91g/d、伸度
19%、繊維中の炭素成分含有率0.2%であった。
【0031】(実施例6) 実施例1と同様に実施して得られた焼成体を、150℃
の熱ローラー間で5.0倍の延伸を行ったあと、335
℃の雰囲気中で加熱体に接触させずに熱延伸したとこ
ろ、熱ローラーからの伝熱ムラのため低温延伸が不安定
であり安定全延伸倍率が12.2倍と若干低めであった
が、得られた繊維の物性は、繊度1031D、引張強度
2.14g/d、伸度14%、繊維中の炭素成分含有率
が2.1%であった。
の熱ローラー間で5.0倍の延伸を行ったあと、335
℃の雰囲気中で加熱体に接触させずに熱延伸したとこ
ろ、熱ローラーからの伝熱ムラのため低温延伸が不安定
であり安定全延伸倍率が12.2倍と若干低めであった
が、得られた繊維の物性は、繊度1031D、引張強度
2.14g/d、伸度14%、繊維中の炭素成分含有率
が2.1%であった。
【0032】(比較例1)実施例1と同様に実施して得
られた焼成体を、室温のローラ間で4.0倍の延伸を行
ったあと、330℃の雰囲気中で加熱ローラに接触させ
ながら熱延伸したところ、延伸時の伝熱ムラのため安定
全延伸倍率が9.5倍と低く、得られた繊維の物性は、
繊度1332D、引張強度1.79g/d、伸度12
%、繊維中の炭素成分含有率が2.3%であった。
られた焼成体を、室温のローラ間で4.0倍の延伸を行
ったあと、330℃の雰囲気中で加熱ローラに接触させ
ながら熱延伸したところ、延伸時の伝熱ムラのため安定
全延伸倍率が9.5倍と低く、得られた繊維の物性は、
繊度1332D、引張強度1.79g/d、伸度12
%、繊維中の炭素成分含有率が2.3%であった。
【0033】
【0034】(実施例7) 実施例1と同様に実施して得られた焼成体を、室温のロ
ーラー間で4.0倍の延伸を行ったが、ローラー間での
延伸点が固定されず、繊維の長さ方向に延伸ムラを生じ
た。そのあと、330℃の雰囲気中で加熱ローラーに接
触させずに熱延伸したところ、安定全延伸倍率が12.
2倍と低めではあったが、得られた繊維の物性は、繊度
978D、引張強度2.18g/d、伸度14%、繊維
中の炭素成分含有率が2.1%であった。
ーラー間で4.0倍の延伸を行ったが、ローラー間での
延伸点が固定されず、繊維の長さ方向に延伸ムラを生じ
た。そのあと、330℃の雰囲気中で加熱ローラーに接
触させずに熱延伸したところ、安定全延伸倍率が12.
2倍と低めではあったが、得られた繊維の物性は、繊度
978D、引張強度2.18g/d、伸度14%、繊維
中の炭素成分含有率が2.1%であった。
【0035】
【表1】
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、PTFE系ポリマから
成る糸条の均一な熱伝達のため高倍率の均一な延伸が可
能となり、PTFE系ポリマの有する優れた諸特性、す
なわち、耐熱性、耐薬品性、電気絶縁性、誘電特性、摩
擦特性、耐候性などを有する高強度の繊維を提供し得
る。
成る糸条の均一な熱伝達のため高倍率の均一な延伸が可
能となり、PTFE系ポリマの有する優れた諸特性、す
なわち、耐熱性、耐薬品性、電気絶縁性、誘電特性、摩
擦特性、耐候性などを有する高強度の繊維を提供し得
る。
Claims (3)
- 【請求項1】ポリテトラフルオロエチレン系ポリマを主
体とする成形体を、該ポリマの融点以上の温度で焼成熱
処理したものを、低温延伸し、次いで327℃以上の加
熱雰囲気中で非接触の状態で少なくとも2倍以上の熱延
伸を行うことにより、該成形体の全延伸倍率を12倍以
上として延伸することを特徴とするポリテトラフルオロ
エチレン系繊維の製造方法。 - 【請求項2】ポリテトラフルオロエチレン系ポリマを主
体とする成形体をエマルジョン紡糸法によって成形する
ことを特徴とする請求項1記載のポリテトラフルオロエ
チレン系繊維の製造法。 - 【請求項3】低温延伸として、成形体を120℃以下の
固定ピンに接触させながら2〜6倍の延伸を行うことを
特徴とする請求項1記載のポリテトラフルオロエチレン
系繊維の製造法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05470195A JP3259572B2 (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | ポリテトラフルオロエチレン系繊維の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05470195A JP3259572B2 (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | ポリテトラフルオロエチレン系繊維の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08246229A JPH08246229A (ja) | 1996-09-24 |
JP3259572B2 true JP3259572B2 (ja) | 2002-02-25 |
Family
ID=12978111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05470195A Expired - Fee Related JP3259572B2 (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | ポリテトラフルオロエチレン系繊維の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3259572B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5989709A (en) * | 1998-04-30 | 1999-11-23 | Gore Enterprises Holdings, Inc. | Polytetrafluoroethylene fiber |
JP6225576B2 (ja) * | 2012-09-24 | 2017-11-08 | 東レ株式会社 | 光触媒粒子担持ポリテトラフルオロエチレン繊維の製造方法 |
-
1995
- 1995-03-14 JP JP05470195A patent/JP3259572B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08246229A (ja) | 1996-09-24 |
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