JP2015227513A - ポリテトラフルオロエチレン繊維およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)繊維に有害ガス分解粒子を担持させ、主にバグフィルターに好適に適用可能なPTFE繊維と、そのPTFE繊維を安定して生産するための製造方法を提供する。
【解決手段】
本発明のポリテトラフルオロエチレン繊維は、有害ガス分解粒子がポリテトラフルオロエチレン繊維質量に対して、0.3質量%以上30質量%以下担持されており、かつ、繊度CVが10%以下のポリテトラフルオロエチレン繊維である。このポリテトラフルオロエチレン繊維は、ポリテトラフルオロエチレン、マトリックスおよび有害ガス分解粒子を含む混合液を、凝固浴中に吐出して繊維化し、焼成し、延伸して得ることができる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、ごみ焼却等において発生する有害ガスを分解する効果を有する粒子担持ポリテトラフルオロエチレン繊維およびその製造方法に関するものである。さらに詳しくは、本発明は、ポリテトラフルオロエチレン(以下、PTFEと略すことがある。)の特性である耐熱性および耐薬品性に加え、有害ガス分解作用を有するPTFE繊維とその製造方法に関するするものである。
一般的に、ごみ焼却場等で発生する煤塵の捕捉には、PTFE繊維製のバグフィルターが用いられている。これは、ごみ焼却等で発生する排ガスが高温であること、また燃焼反応によりダイオキシンやNOxなどの有害ガスが排ガス中に含まれていることなどから、バグフィルターには耐熱性および耐薬品性が求められており、その両方を兼ねそろえていることで知られるPTFE繊維がバグフィルターの素材に適しているからである。
一般的なバグフィルターは、有害ガスを分解する能力はなく、有害ガスの処理方法としては、焼却炉に活性炭などの薬剤を吹き込む方法、排ガスを触媒塔にて分解させる方法、および分解触媒を含むバグフィルターを適用する方法が知られている。
中でも、分解触媒を含むバグフィルターを適用する方法は、活性炭などの薬剤を必要とせず、また触媒塔の設置も不必要であるなど、コストおよび設備面で利点がある。しかしながら、PTFE繊維に分解触媒を担持させる方法として、接着剤を用いてPTFE繊維表面へ分解触媒を付着させると、長期使用の際に触媒が脱落し易いという課題がある(特許文献1参照。)。
また、他の方法としては、PTFE樹脂と触媒粒子を混合し、触媒担持PTFE樹脂フィルムを形成後に、スリットすることによりPTFE繊維を得る製法が提案されている(特許文献2参照。)。しかしながら、この提案の場合は、フィルムをスリットするという非常に煩雑な方法でPTFE繊維を得ることから、繊維内部に存在する粒子も多いため、触媒機能が十分に活かされていないという課題がある。また、得られるPTFE繊維の単繊維繊度は不均一であり、編物や織物など高次加工する場合に適していないという課題もある。
特表2003−509246号公報 特許第3618761号公報
そこで本発明の目的は、上記従来技術における課題を解決せんとするものであり、有害ガスを分解する能力を有する粒子が繊維表面に比較的多く露出した有害ガス分解粒子担持PTFE繊維を提供することにある。
本発明の他の目的は、上記の有害ガス分解粒子担持PTFE繊維を安定して生産するための製造方法を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、有害ガスを分解する能力を有する粒子を、マトリックス成分を用いたPTFE繊維の紡糸工程に適用することにより課題解決を達成することができることを見出し、本発明に至った。
本発明のポリテトラフルオロエチレン繊維は、有害ガス分解粒子がポリテトラフルオロエチレン繊維質量に対して、0.3質量%以上30質量%以下担持されており、かつ、繊度CV(Coefficient of variation、変動係数)が10%以下であることを特徴とする有害ガス分解粒子担持ポリテトラフルオロエチレン繊維である。
また、本発明のポリテトラフルオロエチレン繊維の製造方法は、ポリテトラフルオロエチレン分散液30〜70質量%、マトリックス30〜70質量%および有害ガス分解粒子分散液0.1〜30質量%を含む混合液を、凝固浴中に吐出して繊維化し、焼成し、延伸することを特徴とする前記の有害ガス分解粒子担持ポリテトラフルオロエチレン繊維の製造方法である。
本発明のポリテトラフルオロエチレン繊維の製造方法の好ましい態様によれば、前記の有害ガス分解粒子は二酸化マンガンであり、その二酸化マンガンの1次粒子径は5nm以上50nm以下であり、比表面積は100m2/g以上500m2/g以下であり、かつ、平均粒子径は0.1μm以上2.0μm以下である。
本発明のポリテトラフルオロエチレン繊維の製造方法の好ましい態様によれば、前記の二酸化マンガンがポリテトラフルオロエチレン繊維質量に対して、0.3質量%以上30質量%以下担持されていることである。
本発明によれば、主にごみ焼却場等のバグフィルター用途として展開が期待でき、長期にわたって使用しても高い有害ガス分解効果を損なわないことが期待できる有害ガス分解粒子担持PTFE繊維が得られる。また、本発明により得られる有害ガス分解粒子担持PTFE繊維は、繊度均一性に優れるため、編物や織物などの高次加工品への展開も可能となる。
次に、本発明の光触媒担持PTFE繊維とその製造方法について、詳細に説明する。
本発明のポリテトラフルオロエチレン繊維は、有害ガス分解粒子がポリテトラフルオロエチレン繊維質量に対して、0.3質量%以上30質量%以下担持されており、かつ、繊度CV(Coefficient of variation、変動係数)が10%以下であることを特徴とする有害ガス分解粒子担持ポリテトラフルオロエチレン繊維である。
本発明の前記のポリテトラフルオロエチレン繊維の製造方法は、ポリテトラフルオロエチレン分散液30〜70質量%、マトリックス30〜70質量%および有害ガス分解粒子分散液0.1〜30質量%を含む混合液を、凝固浴中に吐出して繊維化し、焼成の後、延伸して繊度CVが10%以下のポリテトラフルオロエチレン繊維とするものである。
フッ素系樹脂には、本発明で用いられる上記のポリテトラフルオロエチレン(PTFE)の他に、PTFEを共重合成分とした4フッ化エチレン−6フッ化プロピレン共重合体(FEP)、4フッ化エチレン−パーフロロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、および4フッ化エチレンオレフィン共重合体(ETFE)などが挙げられるが、本発明では、耐熱性の観点から最も優れているPTFEが用いられる。
本発明で用いられるPTFEは、通常水分散液として用いられる。PTFE水分散液は、PTFE濃度が好ましくは40〜70質量%であり、より好ましくは50〜65質量%である。PTFE濃度が低すぎると、PTFE水分散液の必要量が多くなり、運送費などコストアップに繋がる傾向になる。一方、PTFE濃度が高すぎるとPTFEが凝集を起こしやすくなり、紡糸において口金詰まりが発生しやすくなるなど操業性の課題も発生することがある。
また、PTFE水分散液は、安定剤として非イオン活性剤またはアニオン活性剤をPTFEに対して3〜10質量%含有するものが好ましい態様である。また、PTFE水分散液の分散粒子の大きさは、一般的に好ましくは0.1〜0.5μmであり、より好ましくは0.2〜0.4μmである。PTFEの市販品としては、ダイキン工業株式会社製“ポリフロン”(登録商標)や、旭硝子株式会社製“フルオン”(登録商標)が挙げられる。
本発明で用いられるマトリックスとしては、ビスコース、ポリビニルアルコール、およびアルギン酸ナトリウムなどが挙げられるが、通常、レーヨンの製造に用いられるビスコースが好ましく用いられる。すなわち、セルロース濃度が5〜10質量%であり、アルカリ濃度が4〜10質量%であり、および二硫化炭素が27〜32質量%(セルロースに対し)であるビスコースを使用することが好ましく例示される。
本発明で用いられる有害ガス分解粒子としては、例えば、TiO、WO、V、MnO、Al、ゼオライト、および遷移金属化合物およびその酸化物などの粒子が挙げられる。
これらの有害ガス分解粒子は、単体または複数種を混合した粒子でも良く、中でも比較的安価に入手できる二酸化マンガンが好ましく、更に比表面積が大きい活性化二酸化マンガンが更に好ましく用いられる。二酸化マンガンの市販品としては、日本重化学工業株式会社製のAMDが挙げられる。
有害ガス分解粒子である二酸化マンガンの1次粒子径は、好ましくは5nm以上50nm以下であり、より好ましくは6nm以上30nm以下である。また、二酸化マンガンの比表面積は、好ましくは100m2/g以上500m2/g以下であり、より好ましくは150m2/g以上450m2/g以下である。
二酸化マンガンの1次粒子径が5nm未満で、比表面積が500m2/gを超えるものを安定的に得ることは工業的に難しく、コスト悪化に繋がる場合がある。また、凝集もしやすくなることから、紡糸において口金詰まりが発生しやすくなるなど操業性の課題も発生することがある。また、二酸化マンガンの1次粒子径が50nmを超え、比表面積が100m2/g未満のものは、有害ガス分解効果が非常に小さくなりやすい傾向がある。
また、二酸化マンガンの平均粒子径は、0.1μm以上2.0μm以下とすることが好ましく、さらに好ましくは0.2μm以上1.5μm以下である。平均粒子径が0.1μm未満の二酸化マンガンを得るには粉砕に時間を有するため、コスト悪化に繋がることがある。また、繊維表面に露出する二酸化マンガンが微小であると活性効果が小さく、有害ガス分解効果が得られにくい傾向がある。二酸化マンガンの平均粒子径が2.0μmを超えると製糸での糸切れなど操業性の悪化に繋がることがある。
本発明で用いられる有害ガス分解粒子は、通常水分散液として用いられる。有害ガス分解粒子水分散液は有害ガス分解粒子濃度が、10〜60質量%であることが好ましく、より好ましくは20〜50質量%である。有害ガス分解粒子濃度が10質量%未満であれば運送費などコストアップに繋がる傾向がある。60質量%を超えるとその濃度が高くなり溶液の安定性が悪化することがある。
さらに、本発明の有害ガス分解粒子担持PTFE繊維の製造方法について、詳細に説明する。
PTFE繊維の製造方法としては、マトリックス紡糸法(マトリックス紡糸法は、エマルジョン紡糸法とも呼ばれる。)、スプリット剥離法およびペースト押出し法などが知られている。しかしながら、スプリット剥離法およびペースト押出し法では、いずれも最終繊維状物が細かく切り裂かれて得られるため、その断面が扁平形状であり、しかも単繊維繊度や繊維の断面形状などのばらつきが大きく、均一性に劣る。このため、これらの製法により得られるPTFE繊維は、編み物や織物など高次加工する際の加工性や製品品位の点で好ましくない。このため、本発明に係る有害ガス分解粒子担持PTFE繊維の製造には、好適にはマトリックス紡糸法が用いられる。
マトリックス紡糸法は、ビスコースなどをマトリックスとしてPTFE樹脂水分散液との混合液を凝固液中に吐出して繊維化し、次いで精練した後焼成を行い、未延伸糸を得る。このようにPTFEの融点以上の温度で焼成することにより、マトリックス(ポリマー)の大部分を焼成飛散させながら、PTFEを溶融し、粒子間を融着することにより、はじめてその後の延伸性が付与される。焼成後、未延伸糸は直接1ステップもしくは2ステップに分けて延伸される。この製法により得られるPTFE繊維(延伸糸)は、物性のバラツキが小さく、編み物や織物など高次加工する際の加工性や製品品位が良好となる。また、焼成によりマトリックスが飛散することで内部に存在していた有害ガス分解粒子が表面に露出しやすくなるという利点もある。
上記のマトリックス紡糸法の工程中、有害ガス分解粒子は、PTFE水分散液の中に、規定の量投入され、ビスコースなどのマトリックスとの混合液として吐出(紡出)することにより、有害ガス分解粒子担持PTFE繊維を得ることができる。
本発明で用いられるポリテトラフルオロエチレン分散液、マトリックスおよび有害ガス分解粒子分散液を含む混合液におけるPTFE分散液の割合は、30〜70質量%であることが好ましく、より好ましくは45〜55質量%である。PTFE水分散液の割合が30質量%未満では、混合液中のPTFE濃度が低くなることから、生産性が低下し、エネルギーの悪化に繋がることがある。また、PTFE分散液の割合が70質量%を超えると、混合液中のPTFE濃度が高く、PTFEが衝突し易くなることにより、凝集異物による欠点が発生し製糸性が悪化することがある。
本発明で用いられる前記の混合液におけるマトリックスの割合は、30〜70質量%であることが好ましく、より好ましくは45〜55質量%である。マトリックスの割合が30質量%未満では、混合液中のPTFE濃度が高く、PTFEが衝突し易くなることにより、凝集異物による欠点が発生し製糸性が悪化する傾向がある。また、マトリックスの割合が70質量%を超えると、混合液中のPTFE濃度が低くなることから、生産性が低下し、エネルギーの悪化に繋がることがある。
また、本発明で用いられる前記の混合液における有害ガス分解粒子分散液の割合は、0.1〜30質量%が好ましく、より好ましくは0.2%〜20質量%である。有害ガス分解粒子分散液の割合が0.1質量%未満では、有害ガス分解粒子水溶液中の有害ガス分解粒子の濃度を高くする必要があり、その水溶液の安定性が悪化することがある。有害ガス分解粒子分散液の割合が30質量%を超えると、有害ガス分解粒子水溶液中の有害ガス分解粒子の濃度が低くなるため、コストアップに繋がる傾向がある。
上記の混合原料(混合液)は、ビスコース中にPTFE分散液と有害ガス分解粒子分散液の混合液を投入し、脱泡と攪拌を行い製造することができるが、PTFE分散液と有害ガス分解粒子分散液をそれぞれビスコースに投入した場合、混合原料の粘度が高くなるため、有害ガス分解粒子が均一に混合原料中に分散しないことがある。
また、この混合原料は、ビスコース中にPTFE分散液と有害ガス分解粒子自体を混合した混合液を投入し、脱泡と攪拌を行い製造することができるが、PTFE分散液と有害ガス分解粒子をそれぞれビスコースに投入した場合、混合原料の粘度が高くなるため、有害ガス分解粒子が均一に混合原料中に分散しないことがある。
本発明において、上記の混合原料(混合液)は、紡糸混合液として用いられる。
これら紡糸混合液は、脱泡された後に紡糸に供されるが、脱泡時の温度が高過ぎるとビスコースが凝固してしまう懸念があり、また、水分が蒸発しPTFEが凝集してしまうという懸念がある。一方、温度が低すぎると混合液の粘度が上がり、脱泡が難しくなるため、脱泡時は10℃以上15℃以下の低温に制御することが好ましい態様である。また、その際の真空度は約10Torr以下であることが好ましい。
次に、これら紡糸混合液は、凝固浴中に浸漬された複数の口金を有する紡糸用口金から凝固浴中に吐出され、凝固浴中で凝固される。
凝固浴としては、無機鉱酸または無機塩の水溶液が用いられるが、本発明では硫酸と硫酸ソーダとを含有する混合水溶液を用いることが好ましい態様である。
このとき硫酸濃度は、7〜13質量%であることが好ましい。硫酸濃度が7質量%未満では、凝固浴中で吐出された糸条の凝固速度が非常に遅くなるため、製造能力の低下または浸漬ラインを長くする必要がある。一方、硫酸濃度が13質量%を超えると、繊維表面に付着した硫酸が脱酸されにくく焼成工程で糸切れが多発することがある。
また、硫酸ソーダ濃度は、7〜15質量%に調整することが好ましい。硫酸ソーダは、セルロースの急激な凝固を抑制する。硫酸ソーダ濃度が7質量%未満の場合、凝固浴中で吐出された糸条の凝固速度が非常に速くなり、繊維断面のコントロールが困難となることがある。一方、硫酸ソーダ濃度が15質量%を超えると、凝固浴中で吐出された糸条の凝固速度が非常に遅くなるため、繊維断面のコントロールが困難となる。凝固浴として、上記した硫酸濃度および硫酸ソーダ濃度の両方を上記した特定の範囲内で含有する混合水溶液を用いることは、均一なPTFE繊維を製造するために効果的である。
凝固された繊維は、次いで、精練された後、半焼成と焼成が行われる。精練としては、アルカリ塩を含有するアルカリ水溶液による洗浄を行うことが好ましい。このようなアルカリ洗浄浴には、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩、および重炭酸塩からなる群から選ばれた化合物の水溶液が用いられるが、一般にはアルカリ金属塩の水溶液、中でも苛性ソーダ水溶液が好適に用いられる。
これらアルカリ塩の濃度は、0.08質量%以上0.18質量%以下であることが好ましく、より好ましくは0.10質量%以上0.16質量%以下である。濃度が0.08質量%未満では、焼成時にセルロースが分解しにくく、その結果、焼成後の繊維に分解しきれないセルロース分が多く残存し、その後の延伸がしにくくなり、延伸工程で糸切れが頻発する傾向となる。一方、濃度が0.18質量%を超えると、アルカリ洗浄時にセルロースが溶けだし、アルカリ浴中やガイドにカスが溜まりやすくなる。また、半焼成・焼成工程に入る際の未延伸糸強度が低くなり、糸切れによる工程通過トラブルが発生しやすくなる。
更に、アルカリ浴の温度は、20℃以下であることが好ましく、より好ましくは15℃以下である。アルカリ浴温度が20℃を超えた場合も、アルカリ濃度が高すぎる場合と同様にアルカリ洗浄にセルロースが溶け出し、アルカリ浴中やガイドにカスが溜まりやすくなる他、半焼成・焼成工程に入る際の未延伸糸強度が低くなり、工程通過トラブルが発生しやすくなる。
精練に次いで、半焼成を行う。半焼成には、接触タイプの焼成ローラまたは非接触タイプの焼成ヒーターを用いることができるが、好ましくは、接触タイプの焼成ローラが用いられる。精練浴やアルカリ浴から導出された未延伸糸をそのまま、もしくはニップローラなどで絞った後、焼成ローラ間で、好ましくは1〜5%のリラックスを与えながら、好ましくは80℃以上320℃未満の温度に保った接触タイプの半焼成工程を通過させることにより、好適に半焼成を行うことができる。
好ましくは80℃以上320℃未満の温度に保った接触タイプの半焼成工程において、ローラに導かれた未延伸糸は、ローラ上で急速に収縮し張力を増す。リラックス率が1%未満であれば、張力が高くなりすぎて均一な繊維断面を保つことが困難となり、また、収縮による糸切れが多発しやすい。リラックス率が5%を超えると、糸が弛み工程通過性に問題が生じやすい。ただし、そのリラックスは、半焼成に入った直後のローラ間に1回だけ与えることでもよく、さらに、半焼成工程のローラ間や焼成工程のローラ間においても与えることができる。
半焼成工程は、次いで行われる焼成工程に入る前に行われる。半焼成工程のローラ温度が80℃より低い場合は、次いで行われる焼成工程で一気に繊維に熱がかかるため、繊維断面が変形もしくは単繊維間で融着が発生することがある。一方、ローラ温度が320℃以上の場合は、半焼成工程で一気に繊維に熱がかかるため、繊維断面が変形もしくは単繊維間での融着が発生しやすい。従って、半焼成工程のローラは80℃以上320℃未満の温度であることが好ましく、より好ましくは150℃以上320℃未満である。このとき、各ローラ温度は単独で変更することができる。また、焼成ローラの温度は、上記範囲内で個々に異なるようにすることもできる。
次いで、半焼成された糸条は、好ましくは320℃以上380℃以下の温度で焼成される。この段階でセルロースの大部分は分解されて気化飛散するので、セルロース中に分散していたPTFE粒子は、熱融着して繊維状となりPTFE未延伸糸が得られる。焼成温度が320℃より低いと、繊維内のPTFE粒子同士の融着が不十分で、焼成後の延伸時に糸切れが頻発し、繊維強度も低くなる。一方、焼成温度が380℃を超えると、繊維断面形状が変形し、均一な断面形状が得られず、単繊維間に融着が生じて製品の開繊性に悪影響を及ぼす傾向がある。さらには、PTFEが熱分解し、焼成後の延伸時に糸切れが頻発し、繊維強度も低くなる傾向がある。焼成時の各ローラ温度は、単独で変更してもよく、また、上記範囲内であれば特に限定なく設定することができる。
焼成雰囲気は大気中とすることができる。また、焼成時間は、好ましくは20秒〜2分であり、より好ましくは30秒〜1分である。焼成時間が20秒未満になると焼成が不十分となり、焼成後の延伸時に糸切れが頻発し、繊維強度も低くなる。一方、焼成時間が2分を超えると、単繊維間に融着が生じて製品の開繊性に悪影響を及ぼす傾向がある。
焼成して得られたPTFE未延伸糸は、いったん巻き取った後に延伸することができ、また、巻き取ることなく続けて延伸することもできる。
延伸は、300℃以上380℃以下の温度での熱延伸することが好ましい。熱延伸温度は、さらに好ましくは310℃以上370℃以下である。延伸温度が300℃未満では延伸切れが頻発し、工程トラブルによる収率悪化に繋がることがある。また、延伸温度が380℃を超えると、PTFEが分解することで繊維引張強度の低下に繋がることがある。
延伸倍率は、好ましくは5〜9倍であり、より好ましくは6〜8倍である。延伸倍率が5倍未満になると、十分な繊維引張強度が得られない。また、延伸倍率が9倍を超えると、延伸切れが多発するため操業性悪化につながる。延伸手段としては、熱ピンにより延伸する方法と塩浴に通して延伸する方法があるが、安全上の観点から熱ピン延伸が好ましく用いられる。
このようにして、本発明の有害ガス分解粒子担持PTFE繊維が得られる。本発明で得られる有害ガス分解粒子担持PTFE繊維において、二酸化マンガン等の有害ガス分解粒子の担持量は、PTFE繊維質量に対して、0.3質量%以上30質量%以下であることが重要であり、好ましくは0.5質量%以上20質量%以下である。担持量が0.3質量%未満のものは有害ガス分解粒子としての活性効果が小さくなり、有害ガス分解粒子効果が得られない傾向を示す。また、担持量が20質量%を超えると製糸での糸切れなど操業性の悪化に繋がることがある。
本発明において、有害ガス分解粒子担持PTFE繊維の繊度CVは10%以下であることが必要である。これは、繊度CVが10%を超えると、布帛などに高次加工する際に、布帛内部に局所的に細い繊維が存在することとなり、品位が悪くなることに加え、摩擦を受けた際に細い繊維から摩滅が進み、その部分を起点に布帛に穴が開きやすくなるため耐摩耗性が悪化するからである。ここで、上記の繊度CVは、単繊維繊度の標準偏差を単繊維繊度の平均値で割って100を掛けた値である。
本発明で得られる有害ガス分解粒子担持PTFE繊維の単繊維繊度は、1.5dtex以上18.0dtex以下であることが好ましく、より好ましくは3.0dtex以上10.0dtex以下である。単繊維繊度が1.5dtex未満のものは製造が難しく、コスト悪化に繋がり、18.0dtexを超えると繊維表面積が小さくなり、十分な有害ガス分解効果が得られない傾向がある。
本発明で得られる有害ガス分解粒子担持PTFE繊維の強度は、0.7cN/dtex以上であることが好ましい。強度が0.7cN/dtex未満の場合、その繊維を加工する際に単糸切れが発生し、工程通過性不良や製品の毛羽などの品位が悪化に繋がることがある。
本発明で得られる有害ガス分解粒子担持PTFE繊維の210℃×30分における乾熱収縮率は、12%以下であることが好ましく、更に好ましくは10%以下である。乾熱収縮率が12%を超えると製品としての寸法安定性に欠け、品位の悪化に繋がることがある。乾熱収縮率は、低いほど好ましくPTFE繊維延伸糸の酸化処理条件により、ほぼ0%になる。
上記方法により製造された有害ガス分解粒子担持PTFE繊維(延伸糸)は、場合によっては、公知の方法で捲縮付与方法、例えばスタッフィングボックスで捲縮付与され、その後、所望の長さに切断されPTFE短繊維製品に加工される。
本発明で得られた有害ガス分解粒子担持PTFE繊維の高次加工形態は、通常の布帛、織編物、不織布、フェルト、あるいはマットなどのいずれでもよく特に限定はされない。ごみ焼却場等で適用されるバグフィルターは、PTFE短繊維製品に加工後、フェルトにすることにより製品化される。
次に、実施例を挙げて本発明のポリテトラフルオロエチレン繊維とその製造方法について、具体的に説明する。繊維の各物性の測定方法は、次のとおりであり、3回測定し、その平均値を求めた。
(1)PTFE繊維の物性
JIS L 1013:2010に準じて測定した。総繊度は、8.3繊度、8.3.1正量繊度 B法(簡便法)により測定した。単繊維繊度は、8.4フィラメント数により測定し、総繊度から算出した。強度は、8.5引張強さおよび伸び率、8.5.1標準時試験により測定した。
(2)有害ガス分解性能評価
10Lテドラーバック内に試料および対象ガスを入れ、24時間放置後、ガス検知管によってガス濃度を測定し、ガス濃度減少率を求めた。
<条件>:
・対象ガスおよび濃度:硫化水素3.5ppmまたはオゾン150ppm
・試料サイズ:PTFE繊維5g
・測定温度:25℃
(3)有害ガス分解粒子の一次粒子径
一次粒子径は、電子顕微鏡を用いて倍率を30万に設定の上で観察し、無作為に粒子を10個選択し、それぞれの粒子の直径の平均を一次粒子径とした。
(4)有害ガス分解粒子の比表面積
比表面積は、窒素ガス吸着法を用いて、有害ガス分解粒子の比表面積を測定した。
(5)有害ガス分解粒子の平均粒子径
平均粒子径は、レーザー回析散乱式粒度分布計を用いて、有害ガス分解粒子の平均粒子径を測定した。
[実施例1]
ビスコース熟成度(塩点)が8.0で、セルロース濃度が9.0%で、アルカリ濃度が6.2%のビスコース(A)と濃度60%のPTFE水分散液(B)と濃度35%の二酸化マンガン水分散体(C)を、(質量比)A:B:C=50:42:8の割合で混合した後、10Torrの減圧下で脱泡して紡糸混合液を得た。このようにして得られた紡糸混合液を、吐出孔数が400Hの紡糸用口金に導き、凝固浴中に吐出した。
凝固浴は、硫酸濃度が9.8%で、硫酸ソーダ濃度が11.1%の混合水溶液であり、温度は14℃であった。次いで、凝固して得られた未焼成糸を温度80℃の温水で洗浄した後、濃度0.18%の苛性ソーダ水溶液を入れたアルカリ浴中に導いて精練し、酸成分を完全に除去した。その後、アルカリ浴から導かれた未焼成糸をニップローラで絞った後、4%のリラックスを与えながら280℃の温度で半焼成を行ない、次いで350℃の温度に保った焼成ローラを用いて焼成を行い、26m/分の速度で引き取り、未延伸糸を得た。次いで、得られた未延伸糸を温度350℃、倍率7.5倍で熱延伸し、PTFE延伸糸を得た。この紡糸工程と延伸工程において、工程通過性は良好で1錘当たりの糸切れ回数は約12時間当たり1回の割合であった。
上記のマトリックス紡糸法によって、1次粒子径7nm、比表面積150m2/g、平均粒子径0.8μmとする二酸化マンガンを6.0質量%担持させた、総繊度1330dtex−400フィラメントのPTFE繊維(延伸糸)を得た。得られたPTFE繊維の繊度CVは6.5%であり、この繊維を試料として上記の有害ガス分解性能評価を実施した結果、硫化水素は83%減少し、オゾンは79%減少した。結果を、表1に示す。
[実施例2]
ビスコース熟成度(塩点)が8.0で、セルロース濃度が9.0%で、アルカリ濃度が6.2%のビスコース(A)と濃度60%のPTFE水分散液(B)と濃度35%の二酸化マンガン水分散体(C)を、(質量比)A:B:C=49:42:9の割合で混合した後、10Torrの減圧下で脱泡して紡糸混合液を得た。このようにして得られた紡糸混合液を、吐出孔数が400Hの紡糸用口金に導き、凝固浴中に吐出した。
凝固浴は、硫酸濃度が9.8%で、硫酸ソーダ濃度が11.1%の混合水溶液であり、温度は14℃であった。次いで、凝固して得られた未焼成糸を温度80℃の温水で洗浄した後、濃度0.18%の苛性ソーダ水溶液を入れたアルカリ浴中に導いて精練し、酸成分を完全に除去した。その後、アルカリ浴から導かれた未焼成糸をニップローラで絞った後、4%のリラックスを与えながら280℃の温度で半焼成を行ない、次いで350℃の温度に保った焼成ローラを用いて焼成を行い、26m/分の速度で引き取り、未延伸糸を得た。次いで、得られた未延伸糸を温度350℃倍率7.5倍で熱延伸することによって、1次粒子径7nm、比表面積150m2/g、平均粒子径0.8μmとする二酸化マンガンを10質量%担持させた、繊度CVが7.8%の総繊度1330dtex−400フィラメントのPTFE繊維(延伸糸)を得た。上記で得られたPTFE繊維の有害ガス分解性能評価を実施した結果、硫化水素は90%減少し、オゾンは84%減少した。結果を、表1に示す。
[実施例3]
ビスコース熟成度(塩点)が8.0で、セルロース濃度が9.0%で、アルカリ濃度が6.2%のビスコース(A)と濃度60%のPTFE水分散液(B)と濃度35%の二酸化マンガン水分散体(C)を、(質量比)A:B:C=49:42:9の割合で混合した後、10Torrの減圧下で脱泡して紡糸混合液を得た。このようにして得られた紡糸混合液を、吐出孔数が400Hの紡糸用口金に導き、凝固浴中に吐出した。
凝固浴は、硫酸濃度が9.8%で、硫酸ソーダ濃度が11.1%の混合水溶液であり、温度は14℃であった。次いで、凝固して得られた未焼成糸を温度80℃の温水で洗浄した後、濃度0.18%の苛性ソーダ水溶液を入れたアルカリ浴中に導いて精練し、酸成分を完全に除去した。その後、アルカリ浴から導かれた未焼成糸をニップローラで絞った後、4%のリラックスを与えながら280℃の温度で半焼成を行ない、次いで350℃の温度に保った焼成ローラを用いて焼成を行い、26m/分の速度で引き取り、未延伸糸を得た。次いで、得られた未延伸糸を温度350℃倍率7.5倍で熱延伸することによって、1次粒子径7nm、比表面積250m2/g、平均粒子径0.8μmとする二酸化マンガンを10質量%担持させた、繊度CVが6.8%の総繊度1330dtex−400フィラメントのPTFE繊維(延伸糸)を得た。得られたPTFE繊維の有害ガス分解性能評価を実施した結果、硫化水素は86%であり、オゾンは81%減少した。結果を、表1に示す。
[比較例1]
二酸化マンガン水分散液を混合させないこと以外は、上記の実施例1と同じマトリックス紡糸法によって、総繊度1330dtex−400フィラメントのPTFE繊維(延伸糸)を得た。上記のPTFE繊維について有害ガス分解性能評価を実施した結果、硫化水素は0%であり、オゾンは13%減少した。結果を、表1に示す。
Figure 2015227513
実施例1〜3では、有害ガスが大きく減少していることから、これらのPTFE繊維をバグフィルターに加工し、ごみ焼却場等に適用した場合に、排気ガス中の有害ガスを分解する能力を有すると考えられる。しかしながら、比較例1では、有害ガスがほとんど減っていないことから、PTFE繊維をバグフィルターに加工しても、バグフィルター単体では排気ガス中の有害ガスを分解できないことが考えられる。

Claims (4)

  1. 有害ガス分解粒子がポリテトラフルオロエチレン繊維質量に対して、0.3質量%以上30質量%以下担持されており、かつ、繊度CVが10%以下であることを特徴とするポリテトラフルオロエチレン繊維。
  2. ポリテトラフルオロエチレン分散液30〜70質量%、マトリックス30〜70質量%および有害ガス分解粒子分散液0.1〜30質量%を含む混合液を、凝固浴中に吐出して繊維化し、焼成し、延伸することを特徴とする請求項1記載のポリテトラフルオロエチレン繊維の製造方法。
  3. 有害ガス分解粒子が二酸化マンガンであることを特徴とする請求項2記載のポリテトラフルオロエチレン繊維の製造方法。
  4. 二酸化マンガンの1次粒子径が5nm以上50nm以下であり、比表面積が100m2/g以上500m2/g以下であり、かつ平均粒子径が0.1μm以上2.0μm以下であることを特徴とする請求項3記載のポリテトラフルオロエチレン繊維の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113198461A (zh) * 2021-04-20 2021-08-03 上海师范大学 一种纳米MnO2/PTFE复合材料及其制备方法和应用
CN114159890A (zh) * 2021-11-17 2022-03-11 安徽元琛环保科技股份有限公司 一种高耐磨性除尘滤料的制备方法

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