JP3257917B2 - 薄膜磁気ヘッドスライダ及びその製造方法 - Google Patents
薄膜磁気ヘッドスライダ及びその製造方法Info
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Description
いられる薄膜磁気ヘッドスライダ及びその製造方法に関
する。
能化、低価格化に伴い、高性能かつ低価格の薄膜磁気ヘ
ッドの開発が望まれている。この要求を満たす方式とし
て、薄膜パターン成膜面を、浮上面と平行としたホリゾ
ンタルヘッド(プレーナヘッド)が提案されている。そ
の理由は、ホリゾンタルヘッドは、特定の形状を有する
浮上レールの形成が容易であるために安定して低浮上の
ヘッドを実現しやすい、機械加工部を減らしやすいため
に低価格を実現しやすい等による。
以下に示す。図1はIEEE TRANSACTIONS ON MAGNETICS,
vol.25, p.3190, 1989, 「新薄膜ヘッド形成(A New Th
in Film Head Geueration)」、J. P. Lazzari 及びP. D
eroux-Dauphin,に開示されている例を示す。図1におい
て、1はシリコン基板、2はスルーホール、3は導電
層、4は絶縁層、5は磁性層、6はギャップ層、7はコ
イル、8はエアベアリング面、9はトラック幅を示す。
ングにより窪みを形成し、その窪みに薄膜磁気ヘッド素
子を形成している。シリコン基板表面が記録媒体に対向
する浮上面となるため、ヘッドの端子をスライダ背面に
取り出すために、シリコン基板を貫通するスルーホール
2を形成して端子を引き出している。また、スライダ外
形は機械加工により形成している。
vol.25, p.3686, 1989, 「薄膜ヘッドスライダ装置の製
造に関する新研究(A New Approach to Making Thin Fi
lm Head-Slider Deuices) 」, Daniel W.Chapman, に開
示されている例を示す。図2の例は、基板上11に浮上
面側から先に薄膜磁気ヘッド素子12を形成し、絶縁膜
を平坦化後、スルーホールを貫通させたガラス基板13
をボンディングさせてスライダ本体部を形成する。その
後基板11をエッチング除去した後、スライダ外形を機
械加工で切断する。
は、スライダ外形の形成は機械加工に頼っていること、
端子をスライダ背面に取り出すために、シリコン基板や
ガラス基板に貫通穴(スルーホール)を形成して導体を
埋め込むこと、ガラス基板をボンディングすること等の
工程が必要となり、工程が複雑である。
の薄膜磁気ヘッドスライダを得ること、並びにスルーホ
ールを形成することやガラス基板を使用することを必要
せず容易に薄膜磁気ヘッドスライダを製造できる方法を
提供することである。
媒体に対して浮上又は接触する浮上面を有し、該浮上面
と平行に薄膜磁気ヘッド素子の薄膜成膜面が形成されて
いる薄膜磁気ヘッドスライダにおいて、浮上面を形成す
る浮上面層及び薄膜磁気ヘッド素子の浮上面と反対側の
面上に、導体から成り且つ剛性をもったスライダ本体部
及び導体から成る少なくとも1つ以上の端子引き出しパ
ッド部が、浮上面と平行な方向に所定の間隔を有して配
置され、該間隔に溝ないし空隙が形成されていることを
特徴とする薄膜磁気ヘッドスライダが提供される。
イダの外周部に形成され、該スライダ本体部に囲まれた
内部に、1つ以上の端子引き出しパッド部が、パッド部
相互間及びパッド部とスライダ本体部との間に浮上面と
平行な方向に所定の間隔を有して形成されていることを
特徴とする請求項1に記載の薄膜磁気ヘッドスライダが
提供される。
ッド部とスライダ本体部との間の空隙にポリイミド又は
フォトレジスト等の樹脂あるいはダイヤモンドライクカ
ーボン等の無機材等からなる絶縁体が配置されているこ
とを特徴とする請求項1又は2に記載の薄膜磁気ヘッド
スライダが提供される。請求項4によれば、スライダ本
体部も端子引き出しパッドを兼ねることを特徴とする請
求項1〜3のいずれか1項に記載の薄膜磁気ヘッドスラ
イダが提供される。
板状の支持ばねの端子部に接続されるように、スライダ
本体部及び端子引き出しパッドが支持ばねにボンディン
グ接着されていることを特徴とする請求項1に記載の薄
膜磁気ヘッドスライダが提供される。請求項6によれ
ば、スライダ本体部が板状の支持ばねに接着され、端子
引き出しパッドがワイヤを介して支持ばねの端子部にボ
ンディング接着されていることを特徴とする請求項1に
記載の薄膜磁気ヘッドスライダが提供される。
O2 ,Al2 O3 ,又はカーボン、又はこれらの組成物
から成り、導体の前記スライダ本体部及び端子引き出し
パッド部は、Ni,NiFe,Au又はCu又はこれら
の合金から成ることを特徴とする請求項1に記載の薄膜
磁気ヘッドスライダが提供される。請求項8によれば、
記録媒体に対して浮上又は接触する浮上レールを設けた
浮上面を有し、該浮上面と平行に薄膜磁気ヘッド素子の
薄膜成膜面が形成されている請求項1に記載の薄膜磁気
ヘッドスライダを製造する方法において、基板上に犠牲
層で前記浮上面の形状を形成するあるいは浮上面形状を
形成した層上に犠牲層を形成する工程と、該犠牲層上に
無機材料からなる浮上レールを形成する工程と、該犠牲
層上にスライダ本体部及び端子引き出しパッド部をめっ
きにより形成する工程と、該スライダ部を犠牲層のエッ
チングにより基板から分離する工程とを含むことを特徴
とする薄膜磁気ヘッドスライダの製造方法が提供され
る。
面の形状を形成する際、浮上レールの流入端テーパ部に
相当する部分は、犠牲層あるいは犠牲層の下に設けた層
の膜厚が徐々に変化するようにテーパ状に形成すること
を特徴とする請求項8に記載の薄膜磁気ヘッドスライダ
の製造方法が提供される。請求項10によれば、前記犠
牲層のテーパ状の部分は、該犠牲層の上に形成したフォ
トレジストへの露光量を調整することによりレジスト膜
の厚さを変化させてテーパ状とし、該フォトレジストを
マスクとして該犠牲層をドライエッチングすることによ
り形成することを特徴とする請求項9に記載の薄膜磁気
ヘッドスライダの製造方法が提供される。
状の部分は、基板上にフォトレジストあるいはポリイミ
ドを形成し、該フォトレジストあるいはポリイミドへの
露光量を調整することによりレジスト膜ポリイミド膜の
厚さを変化させてテーパ状とし、該フォトレジストある
いはポリイミドを熱硬化又は紫外線硬化させて犠牲層と
するもしくはレジスト上に犠牲層を設けることを特徴と
する請求項9に記載の磁気ヘッドスライダの製造方法が
提供される。
及び端子引き出しパッド部は絶縁材のめっきマスクを用
いて同時に前記浮上面層上に成膜されることを特徴とす
る請求項8に記載の磁気ヘッドスライダの製造方法が提
供される。請求項13によれば、基板上に多数の薄膜磁
気ヘッドスライダを形成する工程と、基板を少なくとも
複数の薄膜磁気ヘッドスライダを含むブロックに切断す
る工程と、該ブロック上の複数のスライダを複数の支持
ばねに同時にボンディング接続する工程と、該ブロック
の犠牲層をエッチングにより除去することにより各スラ
イダを分離することを特徴とする請求項8に記載の薄膜
磁気ヘッドスライダの製造方法が提供される。
部及び薄膜磁気ヘッド素子上に、めっき工程により、ス
ライダ本体部と複数の端子引き出しパッド部を形成でき
るので、製造が容易となる。請求項2によれば、スライ
ダ本体部がスライダの外周部に形成されるので、十分な
剛性をもち、スライダを安定的に維持することができ
る。
ッド部とスライダ本体部との間の空隙にポリイミド又は
フォトレジスト等の絶縁体が配置されているので、パッ
ド部の短絡等が有効に防止するとともに、浮上面部材の
機械的強度を向上させる。請求項4によれば、スライダ
本体部も端子引き出しパッドを兼ねるようにしたので、
パッドの数を実質的に減ずることが出来る。
子引き出しパッドが支持ばねにボンディング接着され、
支持ばねに保持された状態のスライダが得られる。請求
項6によれば、スライダはその本体部により支持ばねに
保持され、端子引き出しパッドはワイヤを介して支持ば
ねの端子部にボンディングしているので、支持ばねの端
子部を任意の位置に設けることが出来る。
定することにより、適切なスライダ本体が得られ、また
導体のスライダ本体部及び端子引き出しパッド部の金属
材質を特定することにより、めっきの容易な導体部が得
られる。請求項8によれば、犠牲層を設けることによ
り、めっきによる成膜が容易になる。
入端テーパ部の形成を容易に行うことが出来る。請求項
12によれば、前記スライダ本体部及び端子引き出しパ
ッド部は、マスクを用いて同時に成膜することが出来
る。請求項13によれば、多数のスライダ支持ばねに装
着させた状態で同時に得ることが出来る。
ドスライダの実施例を示す。図3(a)は支持ばね30
に装着する前のスライダ20を背面(浮上面とは反対側
の面)から見た斜視図であり、図3(b)は支持ばね3
0に装着したスライダ20を浮上面の側から見た斜視図
であり、図3(c) は図3(a)の線A−A′における
断面を示す図である。
から成る浮上面部21の背面にNi等の導体から成るス
ライダ本体部22を形成したものである。スライダ本体
部22は、その中央部に端子引き出しパッド部23と外
周部24とから成り、パッド部23はディスクの進行方
向Bと平行な方向及びそれと直交する方向に複数配列さ
れ、各パッド部23間及びパッド部23と外周部24と
の間は所定間隔の空隙25を有する。端子ないし端子引
き出しパッド部23は2組、4個あり、1組はリードヘ
ッド素子(MR素子)用、1組はライトヘッド素子(イ
ンダクティブヘッド素子)用である。尚、リード/ライ
トヘッド素子を兼用した場合は、端子は1組、2個で良
い。これらの空隙25内には、浮上面部21の背面を覆
うようにポリイミド等の樹脂26が配置されている。な
お、スライダ本体部22の外周部24が端子引き出しパ
ッド部の1つを兼ねていてもよい。
(a)に示すように、支持ばね30に装着される。スラ
イダ20の浮上面部21の側には、図3(b)に示すよ
うに、ディスクの進行方向Bに略平行な2本の両側レー
ル27、流入端中央部に中心レール28、薄膜ヘッド2
9が形成されている。また、両側レール27および中心
レール28の流入端にはテーパ部27a,28aが形成
されている。
示す。図3の実施例では、スライダ本体部22の外周部
24の導体がパッド部23を囲んでいたのに対し、本変
形例ではスライダ20の本体部22の骨組を導体で形成
し、端子引き出しパッド部23はその外側に配置した例
である。このように、端子引き出しパッド部23はスラ
イダ20内の任意の位置に配置可能である。また、浮上
レール27,28(図3(b))の形状に応じて、剛性
を確保するためにスライダ本体部22の形状を任意に変
化させることが可能である。
の接続図を示す。本実施例では、スライダ20上の端子
引き出しパッド部23と本体外周部24の背面にボンデ
ィング用金属31を形成しておき、端子導体部32を形
成した支持ばね30と熱圧着、超音波圧着等のボンディ
ング(C)あるいは導電性接着剤によるボンディングを
行う。この際、端子引き出しパッド部23と支持ばね3
0の接続部は電気的接続と機械的接続を兼ね、スライダ
本体部の外周部24は機械的接続の役目を果たす。スラ
イダ本体部の外周部24も端子引き出しパッドのひとつ
を兼ねている場合には、全ての接続部が電気的接続と機
械的接続を兼ねることとなる。
の接続方法の他の実施例を示す。スライダ20と支持ば
ね30を接着あるいは圧着し、端子引き出しパッド23
は支持ばね30の背面に設置した導体部33とワイヤ3
4を介してボンディングや半田付け等で接続する。ある
いは、支持ばね30に沿って配置されたリード線(図示
せず)を直線端子引き出しパッド23に接続しても構わ
ない。
の製造工程を示す。なお、これらの図は図3におけるA
−A′断面に対応する。まず、Si基板46上に、A
l,Ti,Ta等の犠牲層をなす材料で浮上レール(両
側レール及び中心レール)の形状を形成する(図7
(a))。図8(a)は対応する斜視図である。図示の
ように、浮上レールとなる部分以外の部位がAl等の犠
牲層で覆われる。なお、浮上レールのテーパ部の形成方
法については後述する。次に、上面の全面に犠牲層(A
l)を成膜する(図7(b))。次に、記録再生ヘッド
素子を形成し、SiO2 、ダイヤモンドライクカーボン
(カーボン)、Al2 O3 等で浮上面部を成膜する(図
7(c))。なお、記録再生ヘッド素子を形成した後、
浮上面部を成膜する前に図8(b)に示すように、ヘッ
ド素子41と端子引き出しパッド形成部42とを配線4
3にて接続しておく。次に、めっき用導電膜(図示せ
ず)を成膜し、かつフォトレジストでめっき用マスク
(図示せず)を形成後、Ni,NiFe,Au,Cu等
の金属をめっき成膜することによって端子引き出しパッ
ド部23とスライダ本体部22を形成する。めっき後、
フォトレジストおよびめっき膜の付着していない部分の
導電膜を除去する(図7(d))。端子部23およびス
ライダ本体部22の背面側(表面)にAu等のボンディ
ングメタル45を成膜し、端子23とスライダ本体22
間にはポリイミド等の樹脂26を埋める(図7
(e))。なお、ダイヤモンドライクカーボン、SiO
2 等の無機材料で埋めてもかまわない。その後、支持ば
ね30とボンディング接続後に、犠牲層あるいは犠牲層
と基板をエッチングすることによって該スライダ20を
Siの基板46から分離する。なお、スライダ20を基
板46から分離した後、支持ばね30と接続しても構わ
ないことはいうまでもない。
ダ20と支持ばね30の組立方法について示す。基板4
6上にスライダ20を形成後、この基板46を複数のス
ライダ20を含むブロック47に切断し、複数の支持ば
ね30を短冊状に連結した連結体48を該スライダブロ
ック47に一括ボンディングする(図9(a))。その
後、該スライダブロック47の基板46をエッチングに
より分離し(図9(b))、各支持ばね30を連結体4
8から切断して完成させる(図9(c))。
テーパ部形成方法を示す。Siの基板46上に犠牲層5
1(Al)を成膜後、フォトレジスト52を塗布し、露
光する。その際、テーパ部の露光量を他の部分の露光量
より徐々に減らして露光を行う(図10(a))。この
手法はフォトレジストパターンを立体形状を形成する方
法として一般的に適用されるもので、例えば特開昭61
−107514や下記文献等に記載されている。
Staudt-Fischbach and B. Wagner“Simulation and Exp
erimental Study of Gray-Tone Lithography for the F
abrication of arbitrarily Shaped Surfaces ”IEEE,
Micro Electro Mechanical Systems, p. 205, 1994 フォトレジストを現像してテーパ部53を形成後(図1
0(b))、イオンミリングやスパッタエッチング等に
より犠牲層をエッチングし(図10(c))、レジスト
52を除去してテーパ部54をもった犠牲層51のパタ
ーンを完成する(図10(d))。その後、全面に犠牲
層を成膜後犠牲層51上にSiO2 等からなる浮上レー
ル部(図示せず)を成膜する。
のテーパ形成方法の他の実施例を示す。この実施例で
は、図10のようにAlの犠牲層51を成膜することな
く、基板46上フォトレジスト52を塗布し、露光量を
調整してフォトレジスト52の露光を行い(図11
(a))、その後、該フォトレジスト52を熱あるいは
紫外線により硬化させて犠牲層とする。もしくは、その
上に全面に犠牲層を成膜する。なお、硬化させたフォト
レジストはエッチング分離時に溶解されない材料でもか
まわない。また、テーパ部だけでなく、浮上レール形状
全体をフォトレジストで形成してもよい。
イダ本体部を導体で同時にめっき形成することにより、
シリコン基板にスルーホールを形成したり、ガラス基板
を接着することなくスライダを構成でき、高性能で低価
格の薄膜磁気ヘッドスライダの提供が可能となる。
例を断面図で示す。
の例を断面図で示す。
し、(a)は支持ばねに接着する前のスライダを背面よ
り見た図、(b)は支持ばねに接着後のスライダを浮上
面より見た面、(c)は(a)のA−A′断面図であ
る。
す。
である。
す概略図である。
示す図である。
途中の状態を示す。
続する方法を示す。
を示す。
例を示す。
Claims (13)
- 【請求項1】 記録媒体に対して浮上又は接触する浮上
面を有し、該浮上面と平行に薄膜磁気ヘッド素子の薄膜
成膜面が形成されている薄膜磁気ヘッドスライダにおい
て、浮上面を形成する浮上面層(21)及び薄膜磁気ヘ
ッド素子(29)の浮上面と反対側の面上に、導体から
成り且つ剛性をもったスライダ本体部(22)及び導体
から成る少なくとも1つ以上の端子引き出しパッド部
(23)が、浮上面と平行な方向に所定の間隔を有して
配置され、該間隔に溝ないし空隙が形成されていること
を特徴とする薄膜磁気ヘッドスライダ。 - 【請求項2】 スライダ本体部(22)はスライダ(2
0)の外周部(24)に形成され、該スライダ本体部に
囲まれた内部に、1つ以上の端子引き出しパッド部(2
3)が、パッド部(23)相互間及びパッド部(23)
とスライダ本体部(22)との間に浮上面と平行な方向
に所定の間隔を有して形成されていることを特徴とする
請求項1に記載の薄膜磁気ヘッドスライダ。 - 【請求項3】 パッド部(23)相互間又はパッド部
(23)とスライダ本体部(22)との間の空隙にポリ
イミド又はフォトレジスト等の樹脂あるいはダイヤモン
ドライクカーボン等の無機材等からなる絶縁材(26)
が配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記
載の薄膜磁気ヘッドスライダ。 - 【請求項4】 スライダ本体部(22)も端子引き出し
パッドを兼ねることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
か1項に記載の薄膜磁気ヘッドスライダ。 - 【請求項5】 端子引き出しパッド(23)が板状の支
持ばね(30)の端子部(32)に接続されるように、
スライダ本体部(22)及び端子引き出しパッド(2
3)が支持ばね(30)にボンディング接着されている
ことを特徴とする請求項1に記載の薄膜磁気ヘッドスラ
イダ。 - 【請求項6】 スライダ本体部(22)が板状の支持ば
ね(30)に接着され、端子引き出しパッド(23)が
ワイヤ(34)を介して支持ばね(30)の端子部(3
3)にボンディング接着されていることを特徴とする請
求項1に記載の薄膜磁気ヘッドスライダ。 - 【請求項7】 前記浮上面層(21)は、SiO2 ,A
l2 O3 ,又はカーボン、又はこれらの組成物から成
り、導体の前記スライダ本体部(22)及び端子引き出
しパッド部(23)は、Ni,NiFe,Au又はCu
又はこれらを含む合金から成ることを特徴とする請求項
1に記載の薄膜磁気ヘッドスライダ。 - 【請求項8】 記録媒体に対して浮上又は接触する浮上
レール(27,28)を設けた浮上面を有し、該浮上面
と平行に薄膜磁気ヘッド素子の薄膜成膜面が形成されて
いる請求項1に記載の薄膜磁気ヘッドスライダを製造す
る方法において、 基板(46)上に犠牲層で前記浮上面の形状を形成す
る、あるいは浮上面形状を形成した層上に犠牲層を形成
する工程と、 該犠牲層上に無機材料からなる浮上レール(27,2
8)を形成する工程と、 該犠牲層上にスライダ本体部(22)及び端子引き出し
パッド部(23)をめっきにより形成する工程と、 該スライダ部(20)を犠牲層のエッチングにより基板
(46)から分離する工程とを含むことを特徴とする薄
膜磁気ヘッドスライダの製造方法。 - 【請求項9】 基板(46)上に犠牲層で浮上面の形状
を形成する際、浮上レール(27,28)の流入端テー
パ部に相当する部分は、犠牲層あるいは犠牲層の下に設
けた層の膜厚が徐々に変化するようにテーパ状に形成す
ることを特徴とする請求項8に記載の薄膜磁気ヘッドス
ライダの製造方法。 - 【請求項10】 前記犠牲層のテーパ状の部分は、該犠
牲層の上に形成したフォトレジストへの露光量を調整す
ることによりレジスト膜の厚さを変化させてテーパ状と
し、該フォトレジストをマスクとして該犠牲層をドライ
エッチングすることにより形成することを特徴とする請
求項9に記載の薄膜磁気ヘッドスライダの製造方法。 - 【請求項11】 前記犠牲層のテーパ状の部分は、基板
(46)上にフォトレジストあるいは感光性ポリイミド
を形成し、該フォトレジストへの露光量を調整すること
によりレジスト膜あるいはポリイミド膜の厚さを変化さ
せてテーパ状とし、該フォトレジストあるいはポリイミ
ドを熱硬化又は紫外線硬化させて犠牲層とする、あるい
は該フォトレジスト、ポリイミド上に犠牲層を形成する
ことを特徴とする請求項9に記載の磁気ヘッドスライダ
の製造方法。 - 【請求項12】 前記スライダ本体部(22)及び端子
引き出しパッド部(23)は絶縁材のめっきマスクを用
いて同時に前記浮上面層上に成膜されることを特徴とす
る請求項8に記載の磁気ヘッドスライダの製造方法。 - 【請求項13】 基板(46)上に多数の薄膜磁気ヘッ
ドスライダ(20)を形成する工程と、基板(46)を
少なくとも複数の薄膜磁気ヘッドスライダ(20)を含
むブロック(47)に切断する工程と、該ブロック(4
7)上の複数のスライダ(20)を複数の支持ばね(3
0)に同時にボンディング接続する工程と、該ブロック
(47)の犠牲層をエッチングにより除去することによ
り各スライダ(20)を分離することを特徴とする請求
項8に記載の薄膜磁気ヘッドスライダの製造方法。
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