JP2001118216A - 分割コイル構造を有する磁気書き込みヘッド、薄膜磁気書き込みヘッド及びその製造方法 - Google Patents
分割コイル構造を有する磁気書き込みヘッド、薄膜磁気書き込みヘッド及びその製造方法Info
- Publication number
- JP2001118216A JP2001118216A JP2000273843A JP2000273843A JP2001118216A JP 2001118216 A JP2001118216 A JP 2001118216A JP 2000273843 A JP2000273843 A JP 2000273843A JP 2000273843 A JP2000273843 A JP 2000273843A JP 2001118216 A JP2001118216 A JP 2001118216A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- thin
- write head
- film magnetic
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
- G11B5/31—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive using thin films
- G11B5/3109—Details
- G11B5/313—Disposition of layers
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B2005/0002—Special dispositions or recording techniques
- G11B2005/0005—Arrangements, methods or circuits
- G11B2005/001—Controlling recording characteristics of record carriers or transducing characteristics of transducers by means not being part of their structure
- G11B2005/0013—Controlling recording characteristics of record carriers or transducing characteristics of transducers by means not being part of their structure of transducers, e.g. linearisation, equalisation
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T29/00—Metal working
- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/49002—Electrical device making
- Y10T29/4902—Electromagnet, transformer or inductor
- Y10T29/49021—Magnetic recording reproducing transducer [e.g., tape head, core, etc.]
- Y10T29/49032—Fabricating head structure or component thereof
- Y10T29/4906—Providing winding
- Y10T29/49062—Multilayered winding
Abstract
(57)【要約】
【課題】 データレート記録性能を向上させつつ、磁気
推進力及びデータ密度を十分な程度に維持することがで
きる磁気書き込み部を提供する。 【解決手段】 閉鎖端部及び開放端部と、該閉鎖端部か
ら前記開放端部に向かって延びる第1極及び第2極とを
有し、前記第1極と前記第2極との間に内部空間を画す
る磁気ヨークと、前記磁気ヨークの前記内部空間を貫通
して延びる部分を有し、さらに前記磁気ヨークに対して
電気的に絶縁された導電性コイルとを備え、該コイル
は、内側接触部及び外側接触部のそれぞれで終端し、且
つ、前記コイルの少なくとも一部は、1箇所以上にわた
り分割されることで、2以上の並列な電気経路を画す
る。
推進力及びデータ密度を十分な程度に維持することがで
きる磁気書き込み部を提供する。 【解決手段】 閉鎖端部及び開放端部と、該閉鎖端部か
ら前記開放端部に向かって延びる第1極及び第2極とを
有し、前記第1極と前記第2極との間に内部空間を画す
る磁気ヨークと、前記磁気ヨークの前記内部空間を貫通
して延びる部分を有し、さらに前記磁気ヨークに対して
電気的に絶縁された導電性コイルとを備え、該コイル
は、内側接触部及び外側接触部のそれぞれで終端し、且
つ、前記コイルの少なくとも一部は、1箇所以上にわた
り分割されることで、2以上の並列な電気経路を画す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスクデー
タ格納システムに関する。より詳しくは、本発明は、磁
気書き込み変換器及び該変換器の製造方法に関する。
タ格納システムに関する。より詳しくは、本発明は、磁
気書き込み変換器及び該変換器の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置は、コンピュータ等の
デジタル電子装置において、データを格納及び取り出す
為に使用される。図1(A)及び(B)に示すように、従来の
磁気ディスクデータ格納システム10は、密閉収納室1
2と、ディスク駆動モータ14と、該モータ14の駆動
軸S1によって回転自在に支持される磁気ディスク16
と、アクチュエータ18と、該アクチュエータ18の作
動軸S2に取り付けられるアーム20とを備えている。
サスペンション22は、一端部において前記アーム20
に接続され、他端部においてリード/ライトヘッド又は
変換器24に接続されている。図2に詳細に示されてい
る前記変換器24は、センサー読み出し部を備えた導電
性書き込み部を有している。前記モータ14が矢印Rで
示す方向に磁気ディスク16を回転させると、前記変換
器24の下方にエアベアリングが生じ、該エアベアリン
グが該変換器24を磁気ディスク16の表面から若干上
方へ持ち上げる。この作用は、当業界において、磁気デ
ィスク16上でのヘッドの「上昇」と呼ばれている。こ
のタイプの他に、「接触型ヘッド」として公知の変換器
は、ディスク表面上に載置される。アクチュエータ18
が前記変換器24を矢印Pで示すような短い弓状に沿っ
て揺動させると、これに応じて、種々の磁気情報トラッ
クが磁気ディスク16に書き込まれ、及び/又は読み出
され得るようになっている。磁気ディスクデータ格納シ
ステムの構成及び製造方法は、当業界において周知であ
る。
デジタル電子装置において、データを格納及び取り出す
為に使用される。図1(A)及び(B)に示すように、従来の
磁気ディスクデータ格納システム10は、密閉収納室1
2と、ディスク駆動モータ14と、該モータ14の駆動
軸S1によって回転自在に支持される磁気ディスク16
と、アクチュエータ18と、該アクチュエータ18の作
動軸S2に取り付けられるアーム20とを備えている。
サスペンション22は、一端部において前記アーム20
に接続され、他端部においてリード/ライトヘッド又は
変換器24に接続されている。図2に詳細に示されてい
る前記変換器24は、センサー読み出し部を備えた導電
性書き込み部を有している。前記モータ14が矢印Rで
示す方向に磁気ディスク16を回転させると、前記変換
器24の下方にエアベアリングが生じ、該エアベアリン
グが該変換器24を磁気ディスク16の表面から若干上
方へ持ち上げる。この作用は、当業界において、磁気デ
ィスク16上でのヘッドの「上昇」と呼ばれている。こ
のタイプの他に、「接触型ヘッド」として公知の変換器
は、ディスク表面上に載置される。アクチュエータ18
が前記変換器24を矢印Pで示すような短い弓状に沿っ
て揺動させると、これに応じて、種々の磁気情報トラッ
クが磁気ディスク16に書き込まれ、及び/又は読み出
され得るようになっている。磁気ディスクデータ格納シ
ステムの構成及び製造方法は、当業界において周知であ
る。
【0003】図2は、読み出し部26及び書き込み部2
8が上方に配設された基板25を含む磁気リード/ライ
トヘッド24を示している。読み出し部26及び書き込
み部28の端部は、磁気ディスク16の表面と対向する
ように位置合わせされた平面29内に位置するエアベア
リング面ABSを形成している(図1(A)及び(B)参
照)。読み出し部26は、第1シールド30と、第2シ
ールドとして作用する中間層32と、該第1シールド3
0及び第2シールド32間の誘電体35内に配設された
リードセンサ34とを備えている。リード/ライトヘッ
ド24に使用される最も一般的なリードセンサー34
は、リードセンサー内の抵抗の変化を介して、磁気媒体
から磁気信号を検出する磁気抵抗(AMR又はGMR)
センサーである。
8が上方に配設された基板25を含む磁気リード/ライ
トヘッド24を示している。読み出し部26及び書き込
み部28の端部は、磁気ディスク16の表面と対向する
ように位置合わせされた平面29内に位置するエアベア
リング面ABSを形成している(図1(A)及び(B)参
照)。読み出し部26は、第1シールド30と、第2シ
ールドとして作用する中間層32と、該第1シールド3
0及び第2シールド32間の誘電体35内に配設された
リードセンサ34とを備えている。リード/ライトヘッ
ド24に使用される最も一般的なリードセンサー34
は、リードセンサー内の抵抗の変化を介して、磁気媒体
から磁気信号を検出する磁気抵抗(AMR又はGMR)
センサーである。
【0004】書き込み部28は、第1極として作用する
中間層32と、該第1極32の上方に配設された第2極
38とを備えた一般的な誘導書き込み部とされている。
前記第1極32及び第2極38は、後方ギャップ部40
で互いに接合されており、これらの3部材が全体として
ヨーク41を形成している。前記ABSの近傍に位置す
る第1極先端部43及び第2極先端部45を合わせて、
ヨーク先端部46と呼ぶ場合がある。前記ヨーク先端部
46における第1及び第2極32,38間には、書き込
みギャップ部36が形成されている。該書き込みギャッ
プ部36は、書き込みギャップ部材層37を形成する非
磁性の絶縁部材で充填されている。該非磁性部材は、第
2極38の下方に位置し且つヨーク先端部46から後方
ギャップ部40へ向かって延びる第1絶縁層47と、
(図2に示すように)一体的に、又は別体として形成さ
れ得る。
中間層32と、該第1極32の上方に配設された第2極
38とを備えた一般的な誘導書き込み部とされている。
前記第1極32及び第2極38は、後方ギャップ部40
で互いに接合されており、これらの3部材が全体として
ヨーク41を形成している。前記ABSの近傍に位置す
る第1極先端部43及び第2極先端部45を合わせて、
ヨーク先端部46と呼ぶ場合がある。前記ヨーク先端部
46における第1及び第2極32,38間には、書き込
みギャップ部36が形成されている。該書き込みギャッ
プ部36は、書き込みギャップ部材層37を形成する非
磁性の絶縁部材で充填されている。該非磁性部材は、第
2極38の下方に位置し且つヨーク先端部46から後方
ギャップ部40へ向かって延びる第1絶縁層47と、
(図2に示すように)一体的に、又は別体として形成さ
れ得る。
【0005】前記書き込み部28には、さらに、それぞ
れが配線高さHwの多重の螺旋状配線49によって形成
された導電性コイル48が備えられている。前記コイル
48は、図2に示すように、一のコイル配線の前端部と
次のコイル配線の前端部との距離である配線ピッチPで
表される距離によって特定され得る。前記配線ピッチP
は、配線幅Twと隣接する配線間の間隙Swとの和によ
って画定される。前記導電性コイル48は、前記第1絶
縁層47の上方に位置するコイル絶縁層50内に配設さ
れている。即ち、前記第1絶縁層47は、前記配線49
を互いに電気的に絶縁すると共に、配線49を第2極3
8から電気的に絶縁している。
れが配線高さHwの多重の螺旋状配線49によって形成
された導電性コイル48が備えられている。前記コイル
48は、図2に示すように、一のコイル配線の前端部と
次のコイル配線の前端部との距離である配線ピッチPで
表される距離によって特定され得る。前記配線ピッチP
は、配線幅Twと隣接する配線間の間隙Swとの和によ
って画定される。前記導電性コイル48は、前記第1絶
縁層47の上方に位置するコイル絶縁層50内に配設さ
れている。即ち、前記第1絶縁層47は、前記配線49
を互いに電気的に絶縁すると共に、配線49を第2極3
8から電気的に絶縁している。
【0006】導電性コイル48の構成は、図2のIII-II
I線に沿った図3に示されるリード/ライトヘッド24
の平面図を参照すると、より理解され得るであろう。導
電性コイル48は、第1及び第2極を越えて延びている
から、該導電性コイルを他の部材から電気的に絶縁する
為には、該導電性コイルの上方及び下方に絶縁層が必要
となる。例えば、図2におけるIV-IV線に沿った図4に
示されるように、積み重ねられた絶縁層52が、前記第
1極に隣接し、且つ、前記導電性コイル48の下方に形
成され得る。当業者には十分理解されるように、これら
の部材は、磁気ディスク16(図1参照)等の磁気媒体
に磁気データを書き込む為に機能する。図5を参照する
と、該コイルは、具体的には、ヘッドインダクタンスL
hとヘッドレジスタンスRhが直列であり、一方、これ
らヘッドインダクタンスLhとヘッドレジスタンスRh
は、ヘッドキャパシタンスChに対して並列である構成
が可能な電気回路を形成する。
I線に沿った図3に示されるリード/ライトヘッド24
の平面図を参照すると、より理解され得るであろう。導
電性コイル48は、第1及び第2極を越えて延びている
から、該導電性コイルを他の部材から電気的に絶縁する
為には、該導電性コイルの上方及び下方に絶縁層が必要
となる。例えば、図2におけるIV-IV線に沿った図4に
示されるように、積み重ねられた絶縁層52が、前記第
1極に隣接し、且つ、前記導電性コイル48の下方に形
成され得る。当業者には十分理解されるように、これら
の部材は、磁気ディスク16(図1参照)等の磁気媒体
に磁気データを書き込む為に機能する。図5を参照する
と、該コイルは、具体的には、ヘッドインダクタンスL
hとヘッドレジスタンスRhが直列であり、一方、これ
らヘッドインダクタンスLhとヘッドレジスタンスRh
は、ヘッドキャパシタンスChに対して並列である構成
が可能な電気回路を形成する。
【0007】より具体的には、図2〜図4に示されたよ
うなインダクティブライトヘッドは、導電性コイル48
を介して書き込み電流を流すことによって作動する。ヨ
ーク41の磁気特性の為に、コイル層48を介して流さ
れる書き込み電流によって、第1及び第2極32,38
のそれぞれに磁束が誘発される。書き込みギャップ部材
36は、磁束がヨーク41から周辺へ外れて(周辺ギャ
ップフィールドを形成し)、ABS近傍に位置する磁気
記憶媒体を横断することを許容する。磁気書き込み部の
重要なパラメータは、トラック密度を画する書き込み部
のトラック幅TWである。例えば、トラック幅TWが狭
いと、より高い磁気記憶密度をもたらす。トラック幅
は、ABSにおけるヨーク先端部46(図2参照)の幾
何学形状によって決定される。これらの幾何学形状は、
図4を参照すると、より明確に理解されるであろう。図
4に示されるように、第1及び第2極32,38は、ヨ
ーク先端部46において、それぞれ異なる幅W1,W2
を有し得る(図2参照)。図示の構成において、書き込
み部28のトラック幅TWは、第2極38の幅W2によ
って画される。このように、トラック幅の正確な決定
は、書き込み部の製造に際し、重要である。
うなインダクティブライトヘッドは、導電性コイル48
を介して書き込み電流を流すことによって作動する。ヨ
ーク41の磁気特性の為に、コイル層48を介して流さ
れる書き込み電流によって、第1及び第2極32,38
のそれぞれに磁束が誘発される。書き込みギャップ部材
36は、磁束がヨーク41から周辺へ外れて(周辺ギャ
ップフィールドを形成し)、ABS近傍に位置する磁気
記憶媒体を横断することを許容する。磁気書き込み部の
重要なパラメータは、トラック密度を画する書き込み部
のトラック幅TWである。例えば、トラック幅TWが狭
いと、より高い磁気記憶密度をもたらす。トラック幅
は、ABSにおけるヨーク先端部46(図2参照)の幾
何学形状によって決定される。これらの幾何学形状は、
図4を参照すると、より明確に理解されるであろう。図
4に示されるように、第1及び第2極32,38は、ヨ
ーク先端部46において、それぞれ異なる幅W1,W2
を有し得る(図2参照)。図示の構成において、書き込
み部28のトラック幅TWは、第2極38の幅W2によ
って画される。このように、トラック幅の正確な決定
は、書き込み部の製造に際し、重要である。
【0008】しかしながら、トラック幅,及びコイルピ
ッチの制御は、一般的な製造プロセスによって制限され
る。図6に、一般的な製造プロセスの一例を示す。該製
造方法54は、第1極を形成するステップ56を含んで
いる。このステップは、例えば、メッキ給電層の形成、
メッキ、及び前記メッキ給電層の除去を含むことができ
る。ステップ58において、書き込みギャップ部材層が
前記第1極上に形成される。特に、書き込みギャップ部
材層は、第1極の上面を覆うように形成される。さら
に、ステップ58においては、前記書き込みギャップ部
材層を貫通して、前記後方ギャップ部40において第1
極まで到達する接続孔が形成される(図2参照)。ここ
で説明した例においては、書き込みギャップ部材層は、
ヨーク先端部と後方ギャップ部との間の領域において、
前記第1極上に延びているが、他の態様においては、書
き込み部材層は、前記領域上にある必要はない。積重絶
縁層は、一般的に、フォトレジスト部材を蒸着(例え
ば、スピニング)、パターニングして、その後、残って
いるフォトレジストを焼成することによって、形成され
る。斯かる製造方法は、積重絶縁層の高さが不均一にな
る傾向が強い。
ッチの制御は、一般的な製造プロセスによって制限され
る。図6に、一般的な製造プロセスの一例を示す。該製
造方法54は、第1極を形成するステップ56を含んで
いる。このステップは、例えば、メッキ給電層の形成、
メッキ、及び前記メッキ給電層の除去を含むことができ
る。ステップ58において、書き込みギャップ部材層が
前記第1極上に形成される。特に、書き込みギャップ部
材層は、第1極の上面を覆うように形成される。さら
に、ステップ58においては、前記書き込みギャップ部
材層を貫通して、前記後方ギャップ部40において第1
極まで到達する接続孔が形成される(図2参照)。ここ
で説明した例においては、書き込みギャップ部材層は、
ヨーク先端部と後方ギャップ部との間の領域において、
前記第1極上に延びているが、他の態様においては、書
き込み部材層は、前記領域上にある必要はない。積重絶
縁層は、一般的に、フォトレジスト部材を蒸着(例え
ば、スピニング)、パターニングして、その後、残って
いるフォトレジストを焼成することによって、形成され
る。斯かる製造方法は、積重絶縁層の高さが不均一にな
る傾向が強い。
【0009】ステップ62において、書き込みギャップ
部材層及び積重絶縁層の上に、第1コイル層が形成され
る。該ステップは、まず、第1極上にメッキ給電層(se
ed layer)を蒸着することを含んでいる。一般的には、
その後、フォトレジスト部材が蒸着され、パターニング
される。成形フォトレジストによって、導電性部材がメ
ッキされ得る。フォトレジスト部材を除去することによ
って、残っている導電性部材が第1コイル層を形成す
る。
部材層及び積重絶縁層の上に、第1コイル層が形成され
る。該ステップは、まず、第1極上にメッキ給電層(se
ed layer)を蒸着することを含んでいる。一般的には、
その後、フォトレジスト部材が蒸着され、パターニング
される。成形フォトレジストによって、導電性部材がメ
ッキされ得る。フォトレジスト部材を除去することによ
って、残っている導電性部材が第1コイル層を形成す
る。
【0010】不運にも、書き込みギャップ部材層47と
積重絶縁層52との間に高さの相違があると、第1コイ
ル形成用のフォトレジスト部材のパターニングが複雑に
なる。特に、種々の高さを有する層を一定の幾何学形状
を有するようにパターニングすることは、困難である。
即ち、残された第1コイル層の配線は、例えば、第1極
と第2極との間等において、高部位より低部位が幅広と
なる。従って、ピッチが一定であると仮定すると、斯か
る配線は、低部位において互いに近接する。このこと
は、書き込み部の性能に対して悪影響を与え得る配線間
の電気伝動を招き得る。斯かる電気的短絡を避ける為
に、最小配線ピッチは、導電性コイル層を短絡させない
適切なフィールドを得ることのできる所望の値にセット
される。コイル配線は、第1極及び第2極間において、
より狭くなるから、結果的に、配線ピッチは、前記最小
ピッチよりも大きくなる。例えば、第1及び第2極間に
おける一般的な配線ピッチは、少なくとも約3μmまで
に制限される。配線数及び配線高さが一定の場合、コイ
ル配線ピッチは、ヨーク長さに影響を与え、従って、前
述したように、データ転送レート及びデータ密度を制限
する。例えば、約3μmのピッチは、約2Gb/sq.in. の
記録密度に対しては適切であるが、約10Gb/sq.in.の
ような大記録密度に対しては不適切である。
積重絶縁層52との間に高さの相違があると、第1コイ
ル形成用のフォトレジスト部材のパターニングが複雑に
なる。特に、種々の高さを有する層を一定の幾何学形状
を有するようにパターニングすることは、困難である。
即ち、残された第1コイル層の配線は、例えば、第1極
と第2極との間等において、高部位より低部位が幅広と
なる。従って、ピッチが一定であると仮定すると、斯か
る配線は、低部位において互いに近接する。このこと
は、書き込み部の性能に対して悪影響を与え得る配線間
の電気伝動を招き得る。斯かる電気的短絡を避ける為
に、最小配線ピッチは、導電性コイル層を短絡させない
適切なフィールドを得ることのできる所望の値にセット
される。コイル配線は、第1極及び第2極間において、
より狭くなるから、結果的に、配線ピッチは、前記最小
ピッチよりも大きくなる。例えば、第1及び第2極間に
おける一般的な配線ピッチは、少なくとも約3μmまで
に制限される。配線数及び配線高さが一定の場合、コイ
ル配線ピッチは、ヨーク長さに影響を与え、従って、前
述したように、データ転送レート及びデータ密度を制限
する。例えば、約3μmのピッチは、約2Gb/sq.in. の
記録密度に対しては適切であるが、約10Gb/sq.in.の
ような大記録密度に対しては不適切である。
【0011】さらに、該製造方法54は、ステップ62
において形成された第1コイルの上方にコイル絶縁層を
形成するステップ64を備えている。ステップ66にお
いて、ステップ64におけるコイル絶縁層の上方に、第
2極が形成される。
において形成された第1コイルの上方にコイル絶縁層を
形成するステップ64を備えている。ステップ66にお
いて、ステップ64におけるコイル絶縁層の上方に、第
2極が形成される。
【0012】書き込み部の動作に関するさらに他のパラ
メータとして、図2に示すように、第1極32の上面と
第2極38の上面との距離である積層高さSHがある。
もちろん、該積層高さは、第1絶縁層47の厚みと、コ
イル層48及び備えられ得る他のコイル層の厚みと、コ
イル絶縁層50及び備えられる他のコイル絶縁層の高さ
とによって影響を受ける。該積層高さSHは、第2極が
形成されなければならないヨーク先端部の近傍の地形を
部分的に特徴づける交差角の指標となり得る。一般的
に、書き込み部の信頼性は、前記交差角が大きくなるに
従って、低下する。この少なくとも一つの理由として、
高い積層形状、特に、ヨーク先端部における高い積層形
状の上に第2極を形成することの困難性がある。例え
ば、図4に示すように、フォトレジストの蒸着及びエッ
チングを含む第2極の幅W2の決定は、高い形状となる
に従って、信頼性及び正確性が低下する。高密度書き込
み特性に対する要求によって、ヨーク先端部における第
2極の幅Wを狭くした場合、製造に際して問題を生じさ
せる危険性が高くなる。
メータとして、図2に示すように、第1極32の上面と
第2極38の上面との距離である積層高さSHがある。
もちろん、該積層高さは、第1絶縁層47の厚みと、コ
イル層48及び備えられ得る他のコイル層の厚みと、コ
イル絶縁層50及び備えられる他のコイル絶縁層の高さ
とによって影響を受ける。該積層高さSHは、第2極が
形成されなければならないヨーク先端部の近傍の地形を
部分的に特徴づける交差角の指標となり得る。一般的
に、書き込み部の信頼性は、前記交差角が大きくなるに
従って、低下する。この少なくとも一つの理由として、
高い積層形状、特に、ヨーク先端部における高い積層形
状の上に第2極を形成することの困難性がある。例え
ば、図4に示すように、フォトレジストの蒸着及びエッ
チングを含む第2極の幅W2の決定は、高い形状となる
に従って、信頼性及び正確性が低下する。高密度書き込
み特性に対する要求によって、ヨーク先端部における第
2極の幅Wを狭くした場合、製造に際して問題を生じさ
せる危険性が高くなる。
【0013】さらに、高い形状の場合に、第2極をスパ
ッタリング又はメッキ等によって形成すると、第2極先
端領域45の近傍における,該第2極の傾斜領域の特性
は、望ましくないものとなる。従って、斯かる低信頼性
は、低生産性を招く。それ故、低い交差角を備える装置
が望ましい。
ッタリング又はメッキ等によって形成すると、第2極先
端領域45の近傍における,該第2極の傾斜領域の特性
は、望ましくないものとなる。従って、斯かる低信頼性
は、低生産性を招く。それ故、低い交差角を備える装置
が望ましい。
【0014】磁気記憶密度は、トラック密度に線状密度
を乗じたものに等しい。線状密度が増すと、データ転送
レートが高速になる。このデータ転送レートは、西暦2
000年には秒速1000メガビットになると予測され
る。より高速のデータ転送レートでの使用を補助するた
めに、別の方法として、第2極を薄状体によって形成す
ることもできるが、斯かる方法は薄状体を有さないもの
に比して、より多くの時間を要するものである。高速記
憶速度、即ち高速データ転送レートを得る為には、ヨー
クの長さYLをより短くすることが好ましい。なぜな
ら、ヨークの長さを短くすると、磁束上昇時間が短縮さ
れるからである。この関係は、図7に示された,ヨーク
長さYL対磁束上昇時間のグラフに見ることができる。
この関係は、本明細書に於いて、その全体が参考資料と
して使用される、「超高速レーザー診断学及び高速記憶
ヘッドのモデリング」(磁気学に関するIEEE報告書第3
5刊2、623号(1999)(Zhupei Shi、W. K. Hi
ebert、及びM. R. Freeman著)を参照することにより十
分に理解され得るであろう。
を乗じたものに等しい。線状密度が増すと、データ転送
レートが高速になる。このデータ転送レートは、西暦2
000年には秒速1000メガビットになると予測され
る。より高速のデータ転送レートでの使用を補助するた
めに、別の方法として、第2極を薄状体によって形成す
ることもできるが、斯かる方法は薄状体を有さないもの
に比して、より多くの時間を要するものである。高速記
憶速度、即ち高速データ転送レートを得る為には、ヨー
クの長さYLをより短くすることが好ましい。なぜな
ら、ヨークの長さを短くすると、磁束上昇時間が短縮さ
れるからである。この関係は、図7に示された,ヨーク
長さYL対磁束上昇時間のグラフに見ることができる。
この関係は、本明細書に於いて、その全体が参考資料と
して使用される、「超高速レーザー診断学及び高速記憶
ヘッドのモデリング」(磁気学に関するIEEE報告書第3
5刊2、623号(1999)(Zhupei Shi、W. K. Hi
ebert、及びM. R. Freeman著)を参照することにより十
分に理解され得るであろう。
【0015】書き込み部の他の重要なパラメータは、導
電性コイル48の配線49の数であり、これによって、
該書き込み部の磁気推進力(MMF)を決定している。
第1極及び第2極32,38間における配線49の数を
増やすと、周辺フィールドは強くなり、従って、書き込
み性能は向上する。しかしながら、配線数は、図2に示
すように、ヨーク長さYL及び隣接する配線49間の配
線ピッチPによって制限される。
電性コイル48の配線49の数であり、これによって、
該書き込み部の磁気推進力(MMF)を決定している。
第1極及び第2極32,38間における配線49の数を
増やすと、周辺フィールドは強くなり、従って、書き込
み性能は向上する。しかしながら、配線数は、図2に示
すように、ヨーク長さYL及び隣接する配線49間の配
線ピッチPによって制限される。
【0016】上述した説明から理解されるように、書き
込み部を高速なデータレート特性を提供することができ
るようにすることは、多くの要因によって制限される。
例えば、ヨークの長さと積重高さを最小化することが好
ましい。しかしながら、書き込みヘッドは、さらに十分
な磁気駆動力を提供しなければならず、この磁気駆動力
は、ヨークにおける電流量と配線の数によって制限され
てしまう。ヨークの長さ、又は積層高さを増やさずに、
配線数を増やすことはできない。さらに、熱が発生する
ことによって、リードセンサが磁気信号として検知する
熱応力を生じるため、ヘッドの読み出し特性が影響を受
けることから、電流量は、ヘッド内で許容できる発生熱
量によって制限される。
込み部を高速なデータレート特性を提供することができ
るようにすることは、多くの要因によって制限される。
例えば、ヨークの長さと積重高さを最小化することが好
ましい。しかしながら、書き込みヘッドは、さらに十分
な磁気駆動力を提供しなければならず、この磁気駆動力
は、ヨークにおける電流量と配線の数によって制限され
てしまう。ヨークの長さ、又は積層高さを増やさずに、
配線数を増やすことはできない。さらに、熱が発生する
ことによって、リードセンサが磁気信号として検知する
熱応力を生じるため、ヘッドの読み出し特性が影響を受
けることから、電流量は、ヘッド内で許容できる発生熱
量によって制限される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】よって、上述した他の
構成上のパラメータ及び製造に於ける制限を考慮した上
で、書き込み部におけるデータレートの特性を向上させ
る,根本的に異なるアプローチに対する要求が存在す
る。望ましいヘッドとは、データ記録レートを増加する
ことができる一方で、十分な磁気駆動力データ密度によ
って、通過する磁気ディスク上に記録することができる
ものである。より好ましくは、斯かる書き込み部の積重
高さが低く、ヨーク長さが短く、さらにはトラック幅が
狭い構成からなるものである。斯かる書き込み部は、費
用効率のよい製造技術に寄与するものとなる。
構成上のパラメータ及び製造に於ける制限を考慮した上
で、書き込み部におけるデータレートの特性を向上させ
る,根本的に異なるアプローチに対する要求が存在す
る。望ましいヘッドとは、データ記録レートを増加する
ことができる一方で、十分な磁気駆動力データ密度によ
って、通過する磁気ディスク上に記録することができる
ものである。より好ましくは、斯かる書き込み部の積重
高さが低く、ヨーク長さが短く、さらにはトラック幅が
狭い構成からなるものである。斯かる書き込み部は、費
用効率のよい製造技術に寄与するものとなる。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、データレート
記録性能を向上させつつ、磁気推進力及びデータ密度を
十分な程度に維持することができる磁気書き込み部を提
供する。該書き込み部は、閉鎖端部と、開放端部と、該
閉鎖端部と開放端部間に設けられた内部空間から構成さ
れている。分割コイルがさらに設けられ、該分割コイル
の配線の一部は前記磁気ヨークの前記内部空間を通過し
ている。前記分割コイルは、前記磁気ヨークに対して電
気的に絶縁されている。前記分割コイルは、薄膜状の誘
電コイル分離層によって分離される第1及び第2コイル
層を画するように分割されている。該第1及び第2コイ
ル層は、これら層の内方端部及び外方端部のところで接
合されて、並列電気回路を画している。
記録性能を向上させつつ、磁気推進力及びデータ密度を
十分な程度に維持することができる磁気書き込み部を提
供する。該書き込み部は、閉鎖端部と、開放端部と、該
閉鎖端部と開放端部間に設けられた内部空間から構成さ
れている。分割コイルがさらに設けられ、該分割コイル
の配線の一部は前記磁気ヨークの前記内部空間を通過し
ている。前記分割コイルは、前記磁気ヨークに対して電
気的に絶縁されている。前記分割コイルは、薄膜状の誘
電コイル分離層によって分離される第1及び第2コイル
層を画するように分割されている。該第1及び第2コイ
ル層は、これら層の内方端部及び外方端部のところで接
合されて、並列電気回路を画している。
【0019】さらに具体的には、本発明は、セラミック
からなる基板上に積重される読み出し部と書き込み部を
有するリード/ライトヘッドの組み合わせに於いて具体
化される。前記読み出し部は、前記基板上に蒸着される
第1シールドと、該第1シールドの上方に蒸着される第
2シールドを備える。前記第1シールドと第2シールド
間に挟まれた誘電部材からなる第1層は、近傍を通過す
る記録媒体から磁気信号を検出するリードセンサーを含
んでいる。誘電部材からなる前記第1層は、前記基板と
前記第2シールドの上面間の空間に充填されたシールド
のエッジを越えて延びている。
からなる基板上に積重される読み出し部と書き込み部を
有するリード/ライトヘッドの組み合わせに於いて具体
化される。前記読み出し部は、前記基板上に蒸着される
第1シールドと、該第1シールドの上方に蒸着される第
2シールドを備える。前記第1シールドと第2シールド
間に挟まれた誘電部材からなる第1層は、近傍を通過す
る記録媒体から磁気信号を検出するリードセンサーを含
んでいる。誘電部材からなる前記第1層は、前記基板と
前記第2シールドの上面間の空間に充填されたシールド
のエッジを越えて延びている。
【0020】前記書き込み部は、相互に接合されて共に
前記磁気ヨークを形成している第1極と第2極を有して
いる。前記第2シールドは、前記書き込み部の第1極の
一部を形成している。前記第1極は、さらに前記磁気ヨ
ークの開放端部並びに閉鎖端部である,書き込みギャッ
プ及び後方ギャップのそれぞれのところに台座を有して
いる。前記第2シールドは、Ni80Fe20等の磁性部材
によって形成され、さらに前記台座は、前記第2シール
ドと同一の部材にて形成されるか、高飽和モーメントを
有した部材によって形成される。
前記磁気ヨークを形成している第1極と第2極を有して
いる。前記第2シールドは、前記書き込み部の第1極の
一部を形成している。前記第1極は、さらに前記磁気ヨ
ークの開放端部並びに閉鎖端部である,書き込みギャッ
プ及び後方ギャップのそれぞれのところに台座を有して
いる。前記第2シールドは、Ni80Fe20等の磁性部材
によって形成され、さらに前記台座は、前記第2シール
ドと同一の部材にて形成されるか、高飽和モーメントを
有した部材によって形成される。
【0021】誘電部材からなる層によって、前記台座の
それぞれの上面と面一の上面を有する第1シールドを被
覆する。前記分割コイルはこの第2誘電層の上面に形成
され、又その内方及び外方端部に接触パッドを有してい
る。前記分割コイルは、好ましくは、銅から形成され、
さらにその第1及び第2コイル層は実質的に同一であ
り、一方の上方に他方が設けられている。前記第1及び
第2コイル層は、好ましくは、Al2O3から形成される
非常に薄い絶縁層により分離されている。前記第1及び
第2コイル層のそれぞれは、共通の内側接触パッド及び
外側接触パッドを共有しており、該接触パッドのところ
で電圧が供給され得る並列の電気回路を形成している。
それぞれの上面と面一の上面を有する第1シールドを被
覆する。前記分割コイルはこの第2誘電層の上面に形成
され、又その内方及び外方端部に接触パッドを有してい
る。前記分割コイルは、好ましくは、銅から形成され、
さらにその第1及び第2コイル層は実質的に同一であ
り、一方の上方に他方が設けられている。前記第1及び
第2コイル層は、好ましくは、Al2O3から形成される
非常に薄い絶縁層により分離されている。前記第1及び
第2コイル層のそれぞれは、共通の内側接触パッド及び
外側接触パッドを共有しており、該接触パッドのところ
で電圧が供給され得る並列の電気回路を形成している。
【0022】前記台座又は前記接触パッドの何れかが被
覆されないように、コイル絶縁層によって前記分割コイ
ルが被覆されている。非磁性で且つ電気絶縁性の書き込
みギャップ部材の薄膜によって、前記コイル絶縁層が被
覆され、さらに前記磁気ヨークの開放端部の台座が被覆
されている。前記書き込みギャップ部材は、後方ギャッ
プ領域又はコイル接触パッドを被覆していない。前記第
2極は、前記第1極の上方の書き込みギャップ部材の上
面に設けられ、さらに前記閉鎖端部のところの後方ギャ
ップ領域の第1極と接触することで、前記磁気ヨークが
完全なものとなる。前記第2極は、Ni45Fe55等の強
磁性の磁性部材から形成される。
覆されないように、コイル絶縁層によって前記分割コイ
ルが被覆されている。非磁性で且つ電気絶縁性の書き込
みギャップ部材の薄膜によって、前記コイル絶縁層が被
覆され、さらに前記磁気ヨークの開放端部の台座が被覆
されている。前記書き込みギャップ部材は、後方ギャッ
プ領域又はコイル接触パッドを被覆していない。前記第
2極は、前記第1極の上方の書き込みギャップ部材の上
面に設けられ、さらに前記閉鎖端部のところの後方ギャ
ップ領域の第1極と接触することで、前記磁気ヨークが
完全なものとなる。前記第2極は、Ni45Fe55等の強
磁性の磁性部材から形成される。
【0023】前記第1及び第2コイル層は、それぞれが
インダクタンスと直列に配置された抵抗を有し、これら
インダクタンスと抵抗の両者は相互に並列な経路を構成
しており、さらに両者ともキャパシタンスに並列とされ
る2つの電気経路としてモデル化し得る。これら2つの
誘電経路は、同様の磁気推進力を維持したままで、1つ
の誘導経路と比較して電流上昇時間が増加するという利
点を有している。さらに、分割コイルは、1つのコイル
と実質的に同じ高さのままで、この利点を達成すること
ができる。このようにして、本発明の書き込み部は、デ
ータレートを大幅に増加しつつ、他の重要な構成上のパ
ラメータを維持することができる。
インダクタンスと直列に配置された抵抗を有し、これら
インダクタンスと抵抗の両者は相互に並列な経路を構成
しており、さらに両者ともキャパシタンスに並列とされ
る2つの電気経路としてモデル化し得る。これら2つの
誘電経路は、同様の磁気推進力を維持したままで、1つ
の誘導経路と比較して電流上昇時間が増加するという利
点を有している。さらに、分割コイルは、1つのコイル
と実質的に同じ高さのままで、この利点を達成すること
ができる。このようにして、本発明の書き込み部は、デ
ータレートを大幅に増加しつつ、他の重要な構成上のパ
ラメータを維持することができる。
【0024】他の形態のものも勿論可能である。例え
ば、書き込みギャップ部材は、前記コイルと前記第1極
間、若しくは前記コイルと前記コイル絶縁層間の何れか
に配設することができる。さらに、第1極は台座なしで
形成することができる。他の形態に於いては、前記分割
コイルを、構成上の要求事項に応じて3層以上のコイル
層を有するように形成することもできる。本発明のこれ
らの作用効果及び他の作用効果は、同様の部材には同一
符号を付している添付の図面を参照しつつなされる以下
の詳細な説明によって、より明確に理解され得るであろ
う。
ば、書き込みギャップ部材は、前記コイルと前記第1極
間、若しくは前記コイルと前記コイル絶縁層間の何れか
に配設することができる。さらに、第1極は台座なしで
形成することができる。他の形態に於いては、前記分割
コイルを、構成上の要求事項に応じて3層以上のコイル
層を有するように形成することもできる。本発明のこれ
らの作用効果及び他の作用効果は、同様の部材には同一
符号を付している添付の図面を参照しつつなされる以下
の詳細な説明によって、より明確に理解され得るであろ
う。
【0025】
【発明の実施の形態】図8に示されるように、本発明
は、基板506上に積重された読み出し部502及び書
き込み部504を備え、符号500で示された磁気抵抗
ヘッドに具現化されている。前記読み出し部502は、
第1誘電層512によって別体に設けられた第1シール
ド508及び第2シールド510を備えている。前記第
1誘電層512は、第1シールド508及び第2シール
ド510の端部を越えて延び、第2シールド510の上
面514と面一の高さまで上がっている。リードセンサ
ー516は前記誘電層内に埋め込まれて、その近傍を通
過する記録媒体からの磁気信号の検知を行う。
は、基板506上に積重された読み出し部502及び書
き込み部504を備え、符号500で示された磁気抵抗
ヘッドに具現化されている。前記読み出し部502は、
第1誘電層512によって別体に設けられた第1シール
ド508及び第2シールド510を備えている。前記第
1誘電層512は、第1シールド508及び第2シール
ド510の端部を越えて延び、第2シールド510の上
面514と面一の高さまで上がっている。リードセンサ
ー516は前記誘電層内に埋め込まれて、その近傍を通
過する記録媒体からの磁気信号の検知を行う。
【0026】図8をさらに参照すると、書き込み部50
4は、さらに内部空間を有した磁気ヨーク518を備え
ており、該ヨーク518に対して電気的に絶縁された導
電性の分割コイル520が該内部空間を貫通して設けら
れている。書き込み部504は一端部に書き込みギャッ
プ部517と、他端部に後方ギャップ部519を有して
いる。
4は、さらに内部空間を有した磁気ヨーク518を備え
ており、該ヨーク518に対して電気的に絶縁された導
電性の分割コイル520が該内部空間を貫通して設けら
れている。書き込み部504は一端部に書き込みギャッ
プ部517と、他端部に後方ギャップ部519を有して
いる。
【0027】さらに具体的には、磁気ヨーク518は、
第1極522と該第1極を覆うように形成された第2極
524とを備えている。前記読み出し部502の第2シ
ールド510は、磁気ヨーク518の第1極522の1
部として機能する。第1極522は、さらに前記書き込
み部504の書き込みギャップ部517に於ける第2シ
ールド510の上面514から上方に延びる書き込みギ
ャップ台座526を有する。前記書き込みギャップ台座
526は平滑な上面528を有する。前記書き込みギャ
ップ台座526の対向する位置に於いて、第1極522
は、さらに第2シールド510の上面514から同様に
上方に延びる後方ギャップ台座530を備えている。該
後方ギャップ台座530は、前記書き込みギャップ台座
526の上面528と同一平面上にある平滑な上面53
2を有している。本実施例に於いて、第2シールド51
0、並びに書き込みギャップ台座526及び後方ギャッ
プ台座530は、Ni80Fe20から形成されている。或
いは、書き込みギャップ台座526及び後方ギャップ台
座530の何れか一方又は両方を、Ni45Fe55等の高
飽和モーメント部材から形成してもよい。
第1極522と該第1極を覆うように形成された第2極
524とを備えている。前記読み出し部502の第2シ
ールド510は、磁気ヨーク518の第1極522の1
部として機能する。第1極522は、さらに前記書き込
み部504の書き込みギャップ部517に於ける第2シ
ールド510の上面514から上方に延びる書き込みギ
ャップ台座526を有する。前記書き込みギャップ台座
526は平滑な上面528を有する。前記書き込みギャ
ップ台座526の対向する位置に於いて、第1極522
は、さらに第2シールド510の上面514から同様に
上方に延びる後方ギャップ台座530を備えている。該
後方ギャップ台座530は、前記書き込みギャップ台座
526の上面528と同一平面上にある平滑な上面53
2を有している。本実施例に於いて、第2シールド51
0、並びに書き込みギャップ台座526及び後方ギャッ
プ台座530は、Ni80Fe20から形成されている。或
いは、書き込みギャップ台座526及び後方ギャップ台
座530の何れか一方又は両方を、Ni45Fe55等の高
飽和モーメント部材から形成してもよい。
【0028】引き続き図8を参照すると、第2誘電層5
34は、前記第2シールド510を被覆し、さらに該第
2シールド510のエッジを越えて延びている。前記第
2誘電層534は、書き込みギャップ台座526及び後
方ギャップ台座530のそれぞれの上面528,532
と面一の平滑な上面を有している。前記第2誘電層53
4は、電気的に絶縁された適当な部材で形成することが
できるが、好ましくは、Al2O3から形成される。
34は、前記第2シールド510を被覆し、さらに該第
2シールド510のエッジを越えて延びている。前記第
2誘電層534は、書き込みギャップ台座526及び後
方ギャップ台座530のそれぞれの上面528,532
と面一の平滑な上面を有している。前記第2誘電層53
4は、電気的に絶縁された適当な部材で形成することが
できるが、好ましくは、Al2O3から形成される。
【0029】前記分割コイル520は前記第2誘電層5
34の上面に設けられ、該分割コイルの一部が、前記書
き込みギャップ部517と前記後方ギャップ部519間
の前記第1極522上を通過するように形成されてい
る。図8とともに図9を参照することにより、さらに理
解できるように、前記分割コイル520は、第1コイル
層536と、該第1コイル層536の上方に形成され、
電気絶縁性コイル分離層540により該層から分離され
た類似の第2コイル層538とからなる。前記第1及び
第2コイル層536,538は、分割コイル520の内
方端部及び外方端部のそれぞれに形成された共通のコイ
ル接触パッド542,544により接合されている。こ
れにより、前記第1及び第2コイル層536,538
は、前記コイル接触パッド542,544に電流が供給
されることにより、並列の電気回路を画することにな
る。好ましくは、前記分割コイル520のピッチは、磁
気ヨーク518のヨーク長さが短くなるように、2μm
未満に適切に設定されている。
34の上面に設けられ、該分割コイルの一部が、前記書
き込みギャップ部517と前記後方ギャップ部519間
の前記第1極522上を通過するように形成されてい
る。図8とともに図9を参照することにより、さらに理
解できるように、前記分割コイル520は、第1コイル
層536と、該第1コイル層536の上方に形成され、
電気絶縁性コイル分離層540により該層から分離され
た類似の第2コイル層538とからなる。前記第1及び
第2コイル層536,538は、分割コイル520の内
方端部及び外方端部のそれぞれに形成された共通のコイ
ル接触パッド542,544により接合されている。こ
れにより、前記第1及び第2コイル層536,538
は、前記コイル接触パッド542,544に電流が供給
されることにより、並列の電気回路を画することにな
る。好ましくは、前記分割コイル520のピッチは、磁
気ヨーク518のヨーク長さが短くなるように、2μm
未満に適切に設定されている。
【0030】本実施例では、コイル520は1回だけ分
割されて、2層のコイル層536、538を有するよう
にしているが、図示しない他の実施例では、3層以上に
分割されたコイル層を備えることもできる。第1及び第
2コイル層536,538、並びにコイル接触パッド5
42,544を備えた分割コイル520は、適当な非磁
性の金属により形成することができるが、好ましくは銅
により形成される。電気絶縁性コイル分離層540は、
適当な電気絶縁性部材により形成することができるが、
好ましくはAl2O3により形成される。
割されて、2層のコイル層536、538を有するよう
にしているが、図示しない他の実施例では、3層以上に
分割されたコイル層を備えることもできる。第1及び第
2コイル層536,538、並びにコイル接触パッド5
42,544を備えた分割コイル520は、適当な非磁
性の金属により形成することができるが、好ましくは銅
により形成される。電気絶縁性コイル分離層540は、
適当な電気絶縁性部材により形成することができるが、
好ましくはAl2O3により形成される。
【0031】図8を引き続き参照すると、前記分割コイ
ル520は、コイルの配線間、さらには該コイルの周辺
の部材から、該コイルを電気的に絶縁するコイル絶縁層
546により被覆されている。コイル絶縁層546は電
気絶縁性の部材により形成されるが、好ましくは、糸状
に吐き出され硬化されたフォトレジストから形成され
る。コイル絶縁層546は、前記書き込みギャップ台座
526に隣接したところに、滑らかに傾斜した端部を有
している。
ル520は、コイルの配線間、さらには該コイルの周辺
の部材から、該コイルを電気的に絶縁するコイル絶縁層
546により被覆されている。コイル絶縁層546は電
気絶縁性の部材により形成されるが、好ましくは、糸状
に吐き出され硬化されたフォトレジストから形成され
る。コイル絶縁層546は、前記書き込みギャップ台座
526に隣接したところに、滑らかに傾斜した端部を有
している。
【0032】非磁性で,電気絶縁性の書き込みギャップ
部材548からなる薄層によって、前記コイル絶縁層5
46が被覆され、さらに前記書き込みギャップ台座52
6の上面528が被覆されている。前記書き込みギャッ
プ部材548は、前記後方ギャップ台座530又は前記
コイル接触パッド542,544を被覆しないように形
成されている。前記書き込みギャップ部材548は、電
気絶縁性で、且つ非磁性の多くの部材により形成される
が、好ましくはAl2O3により形成される。
部材548からなる薄層によって、前記コイル絶縁層5
46が被覆され、さらに前記書き込みギャップ台座52
6の上面528が被覆されている。前記書き込みギャッ
プ部材548は、前記後方ギャップ台座530又は前記
コイル接触パッド542,544を被覆しないように形
成されている。前記書き込みギャップ部材548は、電
気絶縁性で、且つ非磁性の多くの部材により形成される
が、好ましくはAl2O3により形成される。
【0033】図8をさらに参照すると、前記第2極52
4により、前記第1極522の上方の書き込みギャップ
部材548が被覆されている。前記第2極524は、前
記後方ギャップ台座530の上面532と接触すること
で、前記第1極522と接合され、これにより前記磁気
ヨーク518が形成される。前記第2極524は、適切
な磁性部材により形成されるが、好ましくは、Ni45F
e55により形成され、メッキにより蒸着される。
4により、前記第1極522の上方の書き込みギャップ
部材548が被覆されている。前記第2極524は、前
記後方ギャップ台座530の上面532と接触すること
で、前記第1極522と接合され、これにより前記磁気
ヨーク518が形成される。前記第2極524は、適切
な磁性部材により形成されるが、好ましくは、Ni45F
e55により形成され、メッキにより蒸着される。
【0034】図10を参照すると、本発明の分割コイル
520は、電流が流れるための一対の並列電気経路を形
成している。前記第1及び第2コイル層536、538
は、抵抗とインダクタンスの2つの分岐部(Rh1+Lh1及
びRh2+Lh2)として電気的にモデル化することができ
る。両回路セグメントは相互に並列とされ、さらにヘッ
ド・キャパシタンスChに対しても並列とされる。この
ように配列したのは、図5に示される,ヘッド抵抗がヘ
ッドインダクタンスに直列で、さらに、これら両者がヘ
ッドキャパシタンスに対して並列とされるものとして、
前記分割コイル520がモデル化された従来の書き込み
ヘッドに対して、特徴あるものとするためである。図1
1(a)、図11(b)を参照すると、分割コイル構造によっ
て得られた並列な電気回路が、行過ぎ量を大きくし、電
流上昇時間を短くしていることが分かる。解析の結果、
電流上昇時間に44%の改善が見られた。
520は、電流が流れるための一対の並列電気経路を形
成している。前記第1及び第2コイル層536、538
は、抵抗とインダクタンスの2つの分岐部(Rh1+Lh1及
びRh2+Lh2)として電気的にモデル化することができ
る。両回路セグメントは相互に並列とされ、さらにヘッ
ド・キャパシタンスChに対しても並列とされる。この
ように配列したのは、図5に示される,ヘッド抵抗がヘ
ッドインダクタンスに直列で、さらに、これら両者がヘ
ッドキャパシタンスに対して並列とされるものとして、
前記分割コイル520がモデル化された従来の書き込み
ヘッドに対して、特徴あるものとするためである。図1
1(a)、図11(b)を参照すると、分割コイル構造によっ
て得られた並列な電気回路が、行過ぎ量を大きくし、電
流上昇時間を短くしていることが分かる。解析の結果、
電流上昇時間に44%の改善が見られた。
【0035】図12を参照することで、本発明の磁気抵
抗ヘッド500の製造方法900を説明する。読み出し
部502は既に形成されたものとして、前記第1極52
2の形成ステップ902から該方法は開始され、該ステ
ップに於いて、前記第2シールド510上面への書き込
みギャップ台座526及び後方ギャップ台座530の形
成を行う。これら台座はNi55Fe45から形成され、マ
スキング及びメッキを経て蒸着される。次のステップ9
04に於いて、前記第2誘電層534を前記第1極52
2上に蒸着する。該第2誘電層534は、前記書き込み
ギャップ台座526及び後方ギャップ台座530を含ん
だ第1極522全体を被覆するように、先ずAl2O3を
蒸着することによって形成する。次に、該Al2O3を、
前記書き込みギャップ台座526及び後方ギャップ台座
530のそれぞれの上面528,532が露出し平坦に
なるまで、化学機械研磨プロセス(CMP)によって研
磨を行う。図13を参照することにより、さらに明らか
なように、この研磨によって、平滑な面が、第2誘電層
534、並びに書き込みギャップ台座526及び後方ギ
ャップ台座530にわたって形成される。この平滑な面
の上に銅のメッキ給電層(seed layer)を蒸着する。該銅
のメッキ給電層(seed layer)によって、導電性基板が形
成され、該基板の上面にはその後のメッキ工程のところ
で、前記分割コイル520がメッキされる。
抗ヘッド500の製造方法900を説明する。読み出し
部502は既に形成されたものとして、前記第1極52
2の形成ステップ902から該方法は開始され、該ステ
ップに於いて、前記第2シールド510上面への書き込
みギャップ台座526及び後方ギャップ台座530の形
成を行う。これら台座はNi55Fe45から形成され、マ
スキング及びメッキを経て蒸着される。次のステップ9
04に於いて、前記第2誘電層534を前記第1極52
2上に蒸着する。該第2誘電層534は、前記書き込み
ギャップ台座526及び後方ギャップ台座530を含ん
だ第1極522全体を被覆するように、先ずAl2O3を
蒸着することによって形成する。次に、該Al2O3を、
前記書き込みギャップ台座526及び後方ギャップ台座
530のそれぞれの上面528,532が露出し平坦に
なるまで、化学機械研磨プロセス(CMP)によって研
磨を行う。図13を参照することにより、さらに明らか
なように、この研磨によって、平滑な面が、第2誘電層
534、並びに書き込みギャップ台座526及び後方ギ
ャップ台座530にわたって形成される。この平滑な面
の上に銅のメッキ給電層(seed layer)を蒸着する。該銅
のメッキ給電層(seed layer)によって、導電性基板が形
成され、該基板の上面にはその後のメッキ工程のところ
で、前記分割コイル520がメッキされる。
【0036】次に、図14に示されるように、酸化ケイ
素1102からなる層を蒸着するステップ906を引き
続き行う。その後、ステップ908に於いて、フォトレ
ジストの層を前記酸化ケイ素1102からなる層の上面
に蒸着し、さらにマスキングすることで、所望のコイル
パターンを現出させる。この構造は、図15を参照する
ことによってより理解することができる。次に、ステッ
プ910に於いて、エッチングを行って、図16に示さ
れるように、マスキングされたフォトレジストによって
現出した前記コイルパターンに従って、前記酸化ケイ素
1102を取り除く。その後、ステップ912に於い
て、前記第1コイル層536を蒸着する。この状態は図
17に示される。次に、図18に示されるように、ステ
ップ914において、Al203の薄層1502を蒸着し
て、前記電気絶縁性コイル分離層540を形成する。そ
の後、ステップ916に於いて、フォトレジスト層を剥
離することでコイルパターン領域のみにAl203を残
す。さらに、図19にも示されているように、ステップ
918に於いて、前記コイル接触パッド542,544
のところの前記電気絶縁性コイル分離層540をエッチ
ングする。
素1102からなる層を蒸着するステップ906を引き
続き行う。その後、ステップ908に於いて、フォトレ
ジストの層を前記酸化ケイ素1102からなる層の上面
に蒸着し、さらにマスキングすることで、所望のコイル
パターンを現出させる。この構造は、図15を参照する
ことによってより理解することができる。次に、ステッ
プ910に於いて、エッチングを行って、図16に示さ
れるように、マスキングされたフォトレジストによって
現出した前記コイルパターンに従って、前記酸化ケイ素
1102を取り除く。その後、ステップ912に於い
て、前記第1コイル層536を蒸着する。この状態は図
17に示される。次に、図18に示されるように、ステ
ップ914において、Al203の薄層1502を蒸着し
て、前記電気絶縁性コイル分離層540を形成する。そ
の後、ステップ916に於いて、フォトレジスト層を剥
離することでコイルパターン領域のみにAl203を残
す。さらに、図19にも示されているように、ステップ
918に於いて、前記コイル接触パッド542,544
のところの前記電気絶縁性コイル分離層540をエッチ
ングする。
【0037】ステップ920に於いて、銅からなる他の
層1702を、図20に示すように蒸着する。該ステッ
プは、第2給電メッキ層を蒸着させ、全膜銅層をメッキ
することから構成されており、これによって該層170
2によって酸化ケイ素層1102並びにコイルパターン
領域のAl203を被覆する。さらに図21に示されるス
テップ922に於いて、化学機械研磨プロセス(CM
P)を十分な程度まで実行することで、平坦な上面を有
するそれぞれのコイル配線を形成する。その後、図22
を参照することによって良く理解されるように、ステッ
プ924に於いて、前記酸化ケイ素層1102をエッチ
ング工程によって除去する。
層1702を、図20に示すように蒸着する。該ステッ
プは、第2給電メッキ層を蒸着させ、全膜銅層をメッキ
することから構成されており、これによって該層170
2によって酸化ケイ素層1102並びにコイルパターン
領域のAl203を被覆する。さらに図21に示されるス
テップ922に於いて、化学機械研磨プロセス(CM
P)を十分な程度まで実行することで、平坦な上面を有
するそれぞれのコイル配線を形成する。その後、図22
を参照することによって良く理解されるように、ステッ
プ924に於いて、前記酸化ケイ素層1102をエッチ
ング工程によって除去する。
【0038】図8に示されるように、前記ヘッド製造方
法900に於いて、このように形成された分割コイル5
20は、さらにステップ926のところで、該分割コイ
ルを覆うように、コイル絶縁層546を蒸着する。該コ
イル絶縁層546は、前記コイル上に糸状に吐き出され
たフォトレジストである。前記フォトレジストをマスキ
ングし、前記後方ギャップ台座530及び前記コイル接
触パッド542,544を現出させる。前記フォトレジ
ストをその後硬化させることによって、緩やかな傾斜エ
ッジを形成する。ステップ928に於いて、非磁性で且
つ電気絶縁性の書き込みギャップ部材を、コイル絶縁層
546及び書き込みギャップ台座526を覆うように蒸
着させる。前記書き込みギャップ部材は、好ましくはA
l203である。前記書き込みギャップ部材上には、前記
第2極524がステップ930に於いて形成される。該
第2極524は、好ましくはNi45Fe55により形成さ
れ、前記後方ギャップ台座530に接触するようにメッ
キによって蒸着される。これによって、第1及び第2極
522、524の両者によって、前記磁気ヨーク518
が形成される。
法900に於いて、このように形成された分割コイル5
20は、さらにステップ926のところで、該分割コイ
ルを覆うように、コイル絶縁層546を蒸着する。該コ
イル絶縁層546は、前記コイル上に糸状に吐き出され
たフォトレジストである。前記フォトレジストをマスキ
ングし、前記後方ギャップ台座530及び前記コイル接
触パッド542,544を現出させる。前記フォトレジ
ストをその後硬化させることによって、緩やかな傾斜エ
ッジを形成する。ステップ928に於いて、非磁性で且
つ電気絶縁性の書き込みギャップ部材を、コイル絶縁層
546及び書き込みギャップ台座526を覆うように蒸
着させる。前記書き込みギャップ部材は、好ましくはA
l203である。前記書き込みギャップ部材上には、前記
第2極524がステップ930に於いて形成される。該
第2極524は、好ましくはNi45Fe55により形成さ
れ、前記後方ギャップ台座530に接触するようにメッ
キによって蒸着される。これによって、第1及び第2極
522、524の両者によって、前記磁気ヨーク518
が形成される。
【0039】図示されていない本発明の他の実施例に於
いては、前記書き込みギャップ部材層は、該部材層が、
前記分割コイル520と前記第2誘電層534間に位置
するように、前記分割コイル形成前に形成されている。
この実施例は、分割コイルを用いて電流上昇時間を増す
ようにした前記実施例と実質的に同様に作用する。
いては、前記書き込みギャップ部材層は、該部材層が、
前記分割コイル520と前記第2誘電層534間に位置
するように、前記分割コイル形成前に形成されている。
この実施例は、分割コイルを用いて電流上昇時間を増す
ようにした前記実施例と実質的に同様に作用する。
【0040】さらに、図示されていない本発明の他の実
施例によると、第1極522は、前記書き込みギャップ
台座及び前記後方ギャップ台座の一方又は両方を設ける
ことなしに、形成される。この実施例では、前記第1極
から前記コイルを分離するための誘電層を含まし得る
か、或いは、そのような分離を実現するための書き込み
ギャップ部材を用いることができる。
施例によると、第1極522は、前記書き込みギャップ
台座及び前記後方ギャップ台座の一方又は両方を設ける
ことなしに、形成される。この実施例では、前記第1極
から前記コイルを分離するための誘電層を含まし得る
か、或いは、そのような分離を実現するための書き込み
ギャップ部材を用いることができる。
【0041】要約すれば、本発明は、電流上昇時間の顕
著な増加をもたらす、根本的に異なるコイル構成を採用
した書き込み部を提供する。これによって、データレー
ト性能が相応に向上する。本発明は、ここに記載の実施
例によって説明されているが、本実施の形態の置換,変
形,並び替え及び均等を含めて、他の形態が可能である
ことは、本明細書を考慮し、図面を検討し、さらに本発
明を実施することから当業者にとって明らかであろう。
従って、ここに記載の実施例及び好ましき特徴は、本発
明の一つの例示と解釈されるべきであり、本発明は、本
発明の要旨及び範囲内に属する置換,変形,組み合わせ
及び均等を含む特許請求の範囲によって画されるべきで
ある。
著な増加をもたらす、根本的に異なるコイル構成を採用
した書き込み部を提供する。これによって、データレー
ト性能が相応に向上する。本発明は、ここに記載の実施
例によって説明されているが、本実施の形態の置換,変
形,並び替え及び均等を含めて、他の形態が可能である
ことは、本明細書を考慮し、図面を検討し、さらに本発
明を実施することから当業者にとって明らかであろう。
従って、ここに記載の実施例及び好ましき特徴は、本発
明の一つの例示と解釈されるべきであり、本発明は、本
発明の要旨及び範囲内に属する置換,変形,組み合わせ
及び均等を含む特許請求の範囲によって画されるべきで
ある。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明の分割コイル構造を
有する磁気書き込みヘッドによれば、データレート記録
性能を向上させつつ、磁気推進力及びデータ密度を十分
な程度に維持することができる。
有する磁気書き込みヘッドによれば、データレート記録
性能を向上させつつ、磁気推進力及びデータ密度を十分
な程度に維持することができる。
【図1】図1(A)は、磁気データ格納システムの部分縦
断正面図である。図1(B)は、図1(A)におけるIB-IB線
に沿った部分平面図である。
断正面図である。図1(B)は、図1(A)におけるIB-IB線
に沿った部分平面図である。
【図2】図2は、図1に示す磁気ディスク駆動アッセン
ブリにおける従来のリード/ライトヘッドの断面図であ
る。
ブリにおける従来のリード/ライトヘッドの断面図であ
る。
【図3】図3は、図2におけるIII-III線に沿った平面
図である。
図である。
【図4】図4は、図2におけるIV-IV線に沿ったAB
S図である。
S図である。
【図5】図5は、従来の書き込み部によって画される電
気回路の概略図である。
気回路の概略図である。
【図6】図6は、従来の書き込み部形成方法のプロセス
フローである。
フローである。
【図7】図7は、ヨーク長さと磁束上昇時間との関係を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図8】図8は、本発明のリード/ライトヘッドの断面
図である。
図である。
【図9】図9は、本発明の分割コイルの斜視図である。
【図10】図10は、本発明の書き込み部によって画さ
れる電気回路の概略図である。
れる電気回路の概略図である。
【図11】図11(a)は、比較を行った従来のヘッドと
本発明のヘッドのそれぞれの電流上昇時間を示したグラ
フである。図11(b)は、比較を行った従来のヘッドと
本発明のヘッドのそれぞれのデータレートを示したグラ
フである。
本発明のヘッドのそれぞれの電流上昇時間を示したグラ
フである。図11(b)は、比較を行った従来のヘッドと
本発明のヘッドのそれぞれのデータレートを示したグラ
フである。
【図12】図12は、本発明の書き込み部の製造方法の
プロセスフローである。
プロセスフローである。
【図13】図13は、本発明のリード/ライトヘッド形
成の中間段階に於ける最初のステップを示す断面図であ
る。
成の中間段階に於ける最初のステップを示す断面図であ
る。
【図14】図14は、本発明のリード/ライトヘッド形
成の中間段階に於ける2番目のステップを示す断面図で
ある。
成の中間段階に於ける2番目のステップを示す断面図で
ある。
【図15】図15は、本発明のリード/ライトヘッド形
成の中間段階に於ける3番目のステップを示す断面図で
ある。
成の中間段階に於ける3番目のステップを示す断面図で
ある。
【図16】図16は、本発明のリード/ライトヘッド形
成の中間段階に於ける4番目のステップを示す断面図で
ある。
成の中間段階に於ける4番目のステップを示す断面図で
ある。
【図17】図17は、本発明のリード/ライトヘッド形
成の中間段階に於ける5番目のステップを示す断面図で
ある。
成の中間段階に於ける5番目のステップを示す断面図で
ある。
【図18】図18は、本発明のリード/ライトヘッド形
成の中間段階に於ける6番目のステップを示す断面図で
ある。
成の中間段階に於ける6番目のステップを示す断面図で
ある。
【図19】図19は、局所的エッチングを行う部位を示
した,本発明のコイルの平面図である。
した,本発明のコイルの平面図である。
【図20】図20は、本発明のリード/ライトヘッド形
成の中間段階に於ける7番目のステップを示す断面図で
ある。
成の中間段階に於ける7番目のステップを示す断面図で
ある。
【図21】図21は、本発明のリード/ライトヘッド形
成の中間段階に於ける8番目のステップを示す断面図で
ある。
成の中間段階に於ける8番目のステップを示す断面図で
ある。
【図22】図22は、本発明のリード/ライトヘッド形
成の中間段階に於ける9番目のステップを示す断面図で
ある。
成の中間段階に於ける9番目のステップを示す断面図で
ある。
【符号の説明】 500 磁気抵抗ヘッド 502 読み出し部 504 書き込み部 508 第1シールド 510 第2シールド 512 第1誘電層 516 リードセンサー 517 書き込みギャップ部 518 磁気ヨーク 519 後方ギャップ部 520 分割コイル 522 第1極 524 第2極 526 書き込みギャップ台座 530 後方ギャップ台座 534 第2誘電層 536 第1コイル層 538 第2コイル層 540 電気絶縁性コイル分離層 542 コイル接触パッド 544 コイル接触パッド 546 コイル絶縁層 548 ギャップ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シャイ ジューペイ アメリカ合衆国 カリフォルニア 95138 サンホセ シャトーデュラック 3245 (72)発明者 トーマス マーク デイヴィッド アメリカ合衆国 カリフォルニア 95023 ホリスター ダンヴィルウェイ 6355 (72)発明者 ワン リー−チャン アメリカ合衆国 カリフォルニア 94538 フレモント リセダサークル 5445
Claims (20)
- 【請求項1】 並列経路のコイル構造を有する薄膜磁気
書き込みヘッドであって、 閉鎖端部及び開放端部と、該閉鎖端部から前記開放端部
に向かって延びる第1極及び第2極とを有し、前記第1
極と前記第2極との間に内部空間を画する磁気ヨーク
と、 前記磁気ヨークの前記内部空間を貫通して延びる部分を
有し、さらに前記磁気ヨークに対して電気的に絶縁され
た導電性コイルとを備え、 該コイルは、内側接触部及び外側接触部のそれぞれで終
端し、且つ、前記コイルの少なくとも一部は、1箇所以
上にわたり分割されることで、2以上の並列な電気経路
を画することを特徴とする薄膜磁気書き込みヘッド。 - 【請求項2】 前記コイルは1箇所で分割されること
で、2つの並列電気経路を画し、該並列電気経路は、前
記内側接触部及び外側接触部により接合されていること
を特徴とする請求項1記載の薄膜磁気書き込みヘッド。 - 【請求項3】 前記コイルは2箇所で分割されること
で、3つの並列電気経路を画し、該並列電気経路は、相
互に内側接触部及び外側接触部によって接合されている
ことを特徴とする請求項1記載の薄膜磁気書き込みヘッ
ド。 - 【請求項4】 前記コイルは、金属からなる扁平状に構
成されたコイルであることを特徴とする請求項1から3
の何れかに記載の薄膜磁気書き込みヘッド。 - 【請求項5】 前記コイルは、略同一の第1及び第2コ
イル部に分割されており、該両コイル部は同心上に配設
され、さらに前記内側接触部及び前記外側接触部におい
て相互に接合されていることを特徴とする請求項1記載
の薄膜磁気書き込みヘッド。 - 【請求項6】 前記第1及び第2コイル部は相互に隣接
して配設され、さらに電気絶縁性部材によって離間され
ていることを特徴とする請求項5記載の薄膜磁気書き込
みヘッド。 - 【請求項7】 前記電気絶縁性部材がAl2O3であるこ
とを特徴とする請求項6記載の薄膜磁気書き込みヘッ
ド。 - 【請求項8】 前記コイルのピッチが2μm未満に設定
されていることを特徴とする請求項1から7の何れかに
記載の薄膜磁気書き込みヘッド。 - 【請求項9】 高密度データ記録用の薄膜磁気書き込み
ヘッドであって、 開放端部と、該開放端部とは反対側に位置する閉鎖端部
とを有し、前記開放端部と閉鎖端部と間に内部空間を画
する磁気ヨークと、 並列電気接続の構成を有し、それぞれの一部が前記磁気
ヨークの前記内部空間内を貫通している2以上の導電性
コイルと、 前記磁気ヨークの内部空間の少なくとも一部に配設さ
れ、前記磁気ヨークから前記導電性コイルを電気的に絶
縁させる電気絶縁体とを備えていることを特徴とする薄
膜磁気書き込みヘッド。 - 【請求項10】 前記並列電気接続構成の前記コイルの
それぞれと電気的に接合される一対の共通コイル接触部
をさらに備えていることを特徴とする請求項9に記載の
薄膜磁気書き込みヘッド。 - 【請求項11】 前記コイルは、前記共通コイル接触部
と接続している箇所を除いたところで、相互に電気的に
分離されていることを特徴とする請求項10記載の薄膜
磁気書き込みヘッド。 - 【請求項12】 前記コイルが2つ設けられていること
を特徴とする請求項9記載の薄膜磁気書き込みヘッド。 - 【請求項13】 前記コイルが3つ設けられていること
を特徴とする請求項9記載の薄膜磁気書き込みヘッド。 - 【請求項14】 薄膜磁気書き込みヘッドの製造方法で
あって、 第1極を形成する工程と、 前記第1極の上面に第1誘電層を配設させる工程と、 前記第1誘電層の上面に、内方端部及び外方端部を有し
た第1コイル層を形成する工程と、 前記内方端部及び外方端部に隣接する部分を露出させた
状態で、前記第1コイル層を絶縁部材によって被覆する
工程と、 前記絶縁部材を覆う第2コイル層を、該第2コイル層が
前記第1コイル層の露出端部と接触するように、形成す
る工程と、 前記第2コイル層を覆うように第2誘電層を配設させる
工程と、 一部が前記第1極の一部と接触するように、前記第1極
を覆う第2極を形成する工程とを含むことを特徴とする
薄膜磁気書き込みヘッドの製造方法。 - 【請求項15】 前記第1及び第2極は、それぞれ、後
方端部を有し、該第1及び第2極、該後方端部のところ
においてのみ相互に接触していることを特徴とする請求
項14記載の薄膜磁気書き込みヘッドの製造方法。 - 【請求項16】 前記第1及び第2磁の間において、該
第1及び第2極の前記後方端部とは反対側に、電気絶縁
性の部材からなる層を設ける工程をさらに含むことを特
徴とする請求項15記載の薄膜磁気書き込みヘッドの製
造方法。 - 【請求項17】 前記第1コイル層の前記内方端部及び
外方端部のそれぞれのところに内側コイル接触パッド及
び外側コイル接触パッドを形成する工程をさらに含むこ
とを特徴とする請求項14記載の薄膜磁気書き込みヘッ
ドの製造方法。 - 【請求項18】 前記第1コイル層は、前記内側コイル
接触パッド及び外側コイル接触パッドのところで、前記
第2コイル層と接触していることを特徴とする請求項1
7記載の薄膜磁気書き込みヘッドの製造方法。 - 【請求項19】 前記絶縁部材は、先ず、前記第1コイ
ル層の全面に配設され、その後、前記第1コイル層の前
記内方端部及び外方端部に隣接する該第1コイル層の一
部から該絶縁部材を局所的に除去する工程により形成さ
れることを特徴とする請求項14記載の薄膜磁気書き込
みヘッドの製造方法。 - 【請求項20】 前記第1及び第2コイル層は、銅を含
む部材から形成され、前記絶縁部材がAl2O3を含むこ
とを特徴とする請求項14記載の薄膜磁気書き込みヘッ
ドの製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/393,056 US6496330B1 (en) | 1999-09-09 | 1999-09-09 | Magnetic write head having a splitcoil structure |
US09/393056 | 1999-09-09 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001118216A true JP2001118216A (ja) | 2001-04-27 |
Family
ID=23553100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000273843A Pending JP2001118216A (ja) | 1999-09-09 | 2000-09-08 | 分割コイル構造を有する磁気書き込みヘッド、薄膜磁気書き込みヘッド及びその製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6496330B1 (ja) |
JP (1) | JP2001118216A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100541117B1 (ko) * | 1998-12-02 | 2006-01-10 | 라피드 소시에떼아노님 | 케이블, 파이프 시스템 등의 고정장치 |
Families Citing this family (133)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001319312A (ja) | 2000-05-10 | 2001-11-16 | Tdk Corp | 薄膜コイルおよびその製造方法ならびに薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 |
EP1667116B1 (de) * | 2004-11-05 | 2007-01-17 | SkiData AG | Vorrichtung zum Beschreiben einer Magnetschicht |
AU2007201675B2 (en) * | 2006-05-01 | 2012-05-24 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Dual-bend sphinctertome |
US8689430B1 (en) | 2006-11-29 | 2014-04-08 | Western Digital (Fremont), Llc | Method for providing a perpendicular magnetic recording (PMR)head |
US8404128B1 (en) | 2009-02-23 | 2013-03-26 | Western Digital (Fremont), Llc | Method and system for providing a perpendicular magnetic recording head |
US8400731B1 (en) | 2009-04-19 | 2013-03-19 | Western Digital (Fremont), Llc | Write head with variable side shield gaps |
US8611055B1 (en) | 2009-07-31 | 2013-12-17 | Western Digital (Fremont), Llc | Magnetic etch-stop layer for magnetoresistive read heads |
US9202480B2 (en) | 2009-10-14 | 2015-12-01 | Western Digital (Fremont), LLC. | Double patterning hard mask for damascene perpendicular magnetic recording (PMR) writer |
US8441896B2 (en) | 2010-06-25 | 2013-05-14 | Western Digital (Fremont), Llc | Energy assisted magnetic recording head having laser integrated mounted to slider |
US8997832B1 (en) | 2010-11-23 | 2015-04-07 | Western Digital (Fremont), Llc | Method of fabricating micrometer scale components |
US8441756B1 (en) | 2010-12-16 | 2013-05-14 | Western Digital (Fremont), Llc | Method and system for providing an antiferromagnetically coupled writer |
US9123359B1 (en) | 2010-12-22 | 2015-09-01 | Western Digital (Fremont), Llc | Magnetic recording transducer with sputtered antiferromagnetic coupling trilayer between plated ferromagnetic shields and method of fabrication |
US8456961B1 (en) | 2011-03-22 | 2013-06-04 | Western Digital (Fremont), Llc | Systems and methods for mounting and aligning a laser in an electrically assisted magnetic recording assembly |
US8419954B1 (en) | 2011-10-31 | 2013-04-16 | Western Digital (Fremont), Llc | Method for providing a side shield for a magnetic recording transducer |
US8760823B1 (en) | 2011-12-20 | 2014-06-24 | Western Digital (Fremont), Llc | Method and system for providing a read transducer having soft and hard magnetic bias structures |
US8451563B1 (en) | 2011-12-20 | 2013-05-28 | Western Digital (Fremont), Llc | Method for providing a side shield for a magnetic recording transducer using an air bridge |
US9093639B2 (en) | 2012-02-21 | 2015-07-28 | Western Digital (Fremont), Llc | Methods for manufacturing a magnetoresistive structure utilizing heating and cooling |
US9349392B1 (en) | 2012-05-24 | 2016-05-24 | Western Digital (Fremont), Llc | Methods for improving adhesion on dielectric substrates |
US8724259B1 (en) | 2012-06-11 | 2014-05-13 | Western Digital (Fremont), Llc | Conformal high moment side shield seed layer for perpendicular magnetic recording writer |
US8711528B1 (en) | 2012-06-29 | 2014-04-29 | Western Digital (Fremont), Llc | Tunnel magnetoresistance read head with narrow shield-to-shield spacing |
US9269382B1 (en) | 2012-06-29 | 2016-02-23 | Western Digital (Fremont), Llc | Method and system for providing a read transducer having improved pinning of the pinned layer at higher recording densities |
US9213322B1 (en) | 2012-08-16 | 2015-12-15 | Western Digital (Fremont), Llc | Methods for providing run to run process control using a dynamic tuner |
US9053719B2 (en) | 2012-11-30 | 2015-06-09 | Western Digital (Fremont), Llc | Magnetoresistive sensor for a magnetic storage system read head, and fabrication method thereof |
US8984740B1 (en) | 2012-11-30 | 2015-03-24 | Western Digital (Fremont), Llc | Process for providing a magnetic recording transducer having a smooth magnetic seed layer |
US8980109B1 (en) | 2012-12-11 | 2015-03-17 | Western Digital (Fremont), Llc | Method for providing a magnetic recording transducer using a combined main pole and side shield CMP for a wraparound shield scheme |
US8760818B1 (en) | 2013-01-09 | 2014-06-24 | Western Digital (Fremont), Llc | Systems and methods for providing magnetic storage elements with high magneto-resistance using heusler alloys |
US9042208B1 (en) | 2013-03-11 | 2015-05-26 | Western Digital Technologies, Inc. | Disk drive measuring fly height by applying a bias voltage to an electrically insulated write component of a head |
US9336814B1 (en) | 2013-03-12 | 2016-05-10 | Western Digital (Fremont), Llc | Inverse tapered waveguide for use in a heat assisted magnetic recording head |
US8883017B1 (en) | 2013-03-12 | 2014-11-11 | Western Digital (Fremont), Llc | Method and system for providing a read transducer having seamless interfaces |
US9013836B1 (en) | 2013-04-02 | 2015-04-21 | Western Digital (Fremont), Llc | Method and system for providing an antiferromagnetically coupled return pole |
US9111564B1 (en) | 2013-04-02 | 2015-08-18 | Western Digital (Fremont), Llc | Magnetic recording writer having a main pole with multiple flare angles |
US9104107B1 (en) | 2013-04-03 | 2015-08-11 | Western Digital (Fremont), Llc | DUV photoresist process |
US8993217B1 (en) | 2013-04-04 | 2015-03-31 | Western Digital (Fremont), Llc | Double exposure technique for high resolution disk imaging |
US9064527B1 (en) | 2013-04-12 | 2015-06-23 | Western Digital (Fremont), Llc | High order tapered waveguide for use in a heat assisted magnetic recording head |
US9245545B1 (en) | 2013-04-12 | 2016-01-26 | Wester Digital (Fremont), Llc | Short yoke length coils for magnetic heads in disk drives |
US9070381B1 (en) | 2013-04-12 | 2015-06-30 | Western Digital (Fremont), Llc | Magnetic recording read transducer having a laminated free layer |
US9431047B1 (en) | 2013-05-01 | 2016-08-30 | Western Digital (Fremont), Llc | Method for providing an improved AFM reader shield |
US9064528B1 (en) | 2013-05-17 | 2015-06-23 | Western Digital Technologies, Inc. | Interferometric waveguide usable in shingled heat assisted magnetic recording in the absence of a near-field transducer |
US9431039B1 (en) | 2013-05-21 | 2016-08-30 | Western Digital (Fremont), Llc | Multiple sensor array usable in two-dimensional magnetic recording |
US9263067B1 (en) | 2013-05-29 | 2016-02-16 | Western Digital (Fremont), Llc | Process for making PMR writer with constant side wall angle |
US9361913B1 (en) | 2013-06-03 | 2016-06-07 | Western Digital (Fremont), Llc | Recording read heads with a multi-layer AFM layer methods and apparatuses |
US9406331B1 (en) | 2013-06-17 | 2016-08-02 | Western Digital (Fremont), Llc | Method for making ultra-narrow read sensor and read transducer device resulting therefrom |
US9287494B1 (en) | 2013-06-28 | 2016-03-15 | Western Digital (Fremont), Llc | Magnetic tunnel junction (MTJ) with a magnesium oxide tunnel barrier |
US9318130B1 (en) | 2013-07-02 | 2016-04-19 | Western Digital (Fremont), Llc | Method to fabricate tunneling magnetic recording heads with extended pinned layer |
US8947985B1 (en) | 2013-07-16 | 2015-02-03 | Western Digital (Fremont), Llc | Heat assisted magnetic recording transducers having a recessed pole |
US8923102B1 (en) | 2013-07-16 | 2014-12-30 | Western Digital (Fremont), Llc | Optical grating coupling for interferometric waveguides in heat assisted magnetic recording heads |
US9275657B1 (en) | 2013-08-14 | 2016-03-01 | Western Digital (Fremont), Llc | Process for making PMR writer with non-conformal side gaps |
US9431032B1 (en) | 2013-08-14 | 2016-08-30 | Western Digital (Fremont), Llc | Electrical connection arrangement for a multiple sensor array usable in two-dimensional magnetic recording |
US9042051B2 (en) | 2013-08-15 | 2015-05-26 | Western Digital (Fremont), Llc | Gradient write gap for perpendicular magnetic recording writer |
US9343098B1 (en) | 2013-08-23 | 2016-05-17 | Western Digital (Fremont), Llc | Method for providing a heat assisted magnetic recording transducer having protective pads |
US9343086B1 (en) | 2013-09-11 | 2016-05-17 | Western Digital (Fremont), Llc | Magnetic recording write transducer having an improved sidewall angle profile |
US9441938B1 (en) | 2013-10-08 | 2016-09-13 | Western Digital (Fremont), Llc | Test structures for measuring near field transducer disc length |
US9042058B1 (en) | 2013-10-17 | 2015-05-26 | Western Digital Technologies, Inc. | Shield designed for middle shields in a multiple sensor array |
US9349394B1 (en) | 2013-10-18 | 2016-05-24 | Western Digital (Fremont), Llc | Method for fabricating a magnetic writer having a gradient side gap |
US9214172B2 (en) | 2013-10-23 | 2015-12-15 | Western Digital (Fremont), Llc | Method of manufacturing a magnetic read head |
US9007719B1 (en) | 2013-10-23 | 2015-04-14 | Western Digital (Fremont), Llc | Systems and methods for using double mask techniques to achieve very small features |
US8988812B1 (en) | 2013-11-27 | 2015-03-24 | Western Digital (Fremont), Llc | Multi-sensor array configuration for a two-dimensional magnetic recording (TDMR) operation |
US9194692B1 (en) | 2013-12-06 | 2015-11-24 | Western Digital (Fremont), Llc | Systems and methods for using white light interferometry to measure undercut of a bi-layer structure |
US9280990B1 (en) | 2013-12-11 | 2016-03-08 | Western Digital (Fremont), Llc | Method for fabricating a magnetic writer using multiple etches |
US9001628B1 (en) | 2013-12-16 | 2015-04-07 | Western Digital (Fremont), Llc | Assistant waveguides for evaluating main waveguide coupling efficiency and diode laser alignment tolerances for hard disk |
US8917581B1 (en) | 2013-12-18 | 2014-12-23 | Western Digital Technologies, Inc. | Self-anneal process for a near field transducer and chimney in a hard disk drive assembly |
US9082423B1 (en) | 2013-12-18 | 2015-07-14 | Western Digital (Fremont), Llc | Magnetic recording write transducer having an improved trailing surface profile |
US8971160B1 (en) | 2013-12-19 | 2015-03-03 | Western Digital (Fremont), Llc | Near field transducer with high refractive index pin for heat assisted magnetic recording |
US9147408B1 (en) | 2013-12-19 | 2015-09-29 | Western Digital (Fremont), Llc | Heated AFM layer deposition and cooling process for TMR magnetic recording sensor with high pinning field |
US8970988B1 (en) | 2013-12-31 | 2015-03-03 | Western Digital (Fremont), Llc | Electric gaps and method for making electric gaps for multiple sensor arrays |
US9305583B1 (en) | 2014-02-18 | 2016-04-05 | Western Digital (Fremont), Llc | Method for fabricating a magnetic writer using multiple etches of damascene materials |
US9183854B2 (en) | 2014-02-24 | 2015-11-10 | Western Digital (Fremont), Llc | Method to make interferometric taper waveguide for HAMR light delivery |
US9202493B1 (en) | 2014-02-28 | 2015-12-01 | Western Digital (Fremont), Llc | Method of making an ultra-sharp tip mode converter for a HAMR head |
US9396743B1 (en) | 2014-02-28 | 2016-07-19 | Western Digital (Fremont), Llc | Systems and methods for controlling soft bias thickness for tunnel magnetoresistance readers |
US8988825B1 (en) | 2014-02-28 | 2015-03-24 | Western Digital (Fremont, LLC | Method for fabricating a magnetic writer having half-side shields |
US9142233B1 (en) | 2014-02-28 | 2015-09-22 | Western Digital (Fremont), Llc | Heat assisted magnetic recording writer having a recessed pole |
US9001467B1 (en) | 2014-03-05 | 2015-04-07 | Western Digital (Fremont), Llc | Method for fabricating side shields in a magnetic writer |
US9153255B1 (en) | 2014-03-05 | 2015-10-06 | Western Digital (Fremont), Llc | Method for fabricating a magnetic writer having an asymmetric gap and shields |
US9135930B1 (en) | 2014-03-06 | 2015-09-15 | Western Digital (Fremont), Llc | Method for fabricating a magnetic write pole using vacuum deposition |
US9934811B1 (en) | 2014-03-07 | 2018-04-03 | Western Digital (Fremont), Llc | Methods for controlling stray fields of magnetic features using magneto-elastic anisotropy |
US9190085B1 (en) | 2014-03-12 | 2015-11-17 | Western Digital (Fremont), Llc | Waveguide with reflective grating for localized energy intensity |
US9111558B1 (en) | 2014-03-14 | 2015-08-18 | Western Digital (Fremont), Llc | System and method of diffractive focusing of light in a waveguide |
US9135937B1 (en) | 2014-05-09 | 2015-09-15 | Western Digital (Fremont), Llc | Current modulation on laser diode for energy assisted magnetic recording transducer |
US8976635B1 (en) | 2014-06-10 | 2015-03-10 | Western Digital (Fremont), Llc | Near field transducer driven by a transverse electric waveguide for energy assisted magnetic recording |
US9007879B1 (en) | 2014-06-10 | 2015-04-14 | Western Digital (Fremont), Llc | Interfering near field transducer having a wide metal bar feature for energy assisted magnetic recording |
US8958272B1 (en) | 2014-06-10 | 2015-02-17 | Western Digital (Fremont), Llc | Interfering near field transducer for energy assisted magnetic recording |
US8953422B1 (en) | 2014-06-10 | 2015-02-10 | Western Digital (Fremont), Llc | Near field transducer using dielectric waveguide core with fine ridge feature |
US9508363B1 (en) | 2014-06-17 | 2016-11-29 | Western Digital (Fremont), Llc | Method for fabricating a magnetic write pole having a leading edge bevel |
US9361914B1 (en) | 2014-06-18 | 2016-06-07 | Western Digital (Fremont), Llc | Magnetic sensor with thin capping layer |
US9053735B1 (en) | 2014-06-20 | 2015-06-09 | Western Digital (Fremont), Llc | Method for fabricating a magnetic writer using a full-film metal planarization |
US9214169B1 (en) | 2014-06-20 | 2015-12-15 | Western Digital (Fremont), Llc | Magnetic recording read transducer having a laminated free layer |
US9042052B1 (en) | 2014-06-23 | 2015-05-26 | Western Digital (Fremont), Llc | Magnetic writer having a partially shunted coil |
US9230565B1 (en) | 2014-06-24 | 2016-01-05 | Western Digital (Fremont), Llc | Magnetic shield for magnetic recording head |
US9190079B1 (en) | 2014-09-22 | 2015-11-17 | Western Digital (Fremont), Llc | Magnetic write pole having engineered radius of curvature and chisel angle profiles |
US9007725B1 (en) | 2014-10-07 | 2015-04-14 | Western Digital (Fremont), Llc | Sensor with positive coupling between dual ferromagnetic free layer laminates |
US9087527B1 (en) | 2014-10-28 | 2015-07-21 | Western Digital (Fremont), Llc | Apparatus and method for middle shield connection in magnetic recording transducers |
US9786301B1 (en) | 2014-12-02 | 2017-10-10 | Western Digital (Fremont), Llc | Apparatuses and methods for providing thin shields in a multiple sensor array |
US9111550B1 (en) | 2014-12-04 | 2015-08-18 | Western Digital (Fremont), Llc | Write transducer having a magnetic buffer layer spaced between a side shield and a write pole by non-magnetic layers |
US9721595B1 (en) | 2014-12-04 | 2017-08-01 | Western Digital (Fremont), Llc | Method for providing a storage device |
US9236560B1 (en) | 2014-12-08 | 2016-01-12 | Western Digital (Fremont), Llc | Spin transfer torque tunneling magnetoresistive device having a laminated free layer with perpendicular magnetic anisotropy |
US9881638B1 (en) | 2014-12-17 | 2018-01-30 | Western Digital (Fremont), Llc | Method for providing a near-field transducer (NFT) for a heat assisted magnetic recording (HAMR) device |
US9286919B1 (en) | 2014-12-17 | 2016-03-15 | Western Digital (Fremont), Llc | Magnetic writer having a dual side gap |
US9741366B1 (en) | 2014-12-18 | 2017-08-22 | Western Digital (Fremont), Llc | Method for fabricating a magnetic writer having a gradient in saturation magnetization of the shields |
US9214165B1 (en) | 2014-12-18 | 2015-12-15 | Western Digital (Fremont), Llc | Magnetic writer having a gradient in saturation magnetization of the shields |
US10074387B1 (en) | 2014-12-21 | 2018-09-11 | Western Digital (Fremont), Llc | Method and system for providing a read transducer having symmetric antiferromagnetically coupled shields |
US9343087B1 (en) | 2014-12-21 | 2016-05-17 | Western Digital (Fremont), Llc | Method for fabricating a magnetic writer having half shields |
US9437251B1 (en) | 2014-12-22 | 2016-09-06 | Western Digital (Fremont), Llc | Apparatus and method having TDMR reader to reader shunts |
US9449625B1 (en) | 2014-12-24 | 2016-09-20 | Western Digital (Fremont), Llc | Heat assisted magnetic recording head having a plurality of diffusion barrier layers |
US9123374B1 (en) | 2015-02-12 | 2015-09-01 | Western Digital (Fremont), Llc | Heat assisted magnetic recording writer having an integrated polarization rotation plate |
US9312064B1 (en) | 2015-03-02 | 2016-04-12 | Western Digital (Fremont), Llc | Method to fabricate a magnetic head including ion milling of read gap using dual layer hard mask |
US9431031B1 (en) | 2015-03-24 | 2016-08-30 | Western Digital (Fremont), Llc | System and method for magnetic transducers having multiple sensors and AFC shields |
US9443541B1 (en) | 2015-03-24 | 2016-09-13 | Western Digital (Fremont), Llc | Magnetic writer having a gradient in saturation magnetization of the shields and return pole |
US9384763B1 (en) | 2015-03-26 | 2016-07-05 | Western Digital (Fremont), Llc | Dual free layer magnetic reader having a rear bias structure including a soft bias layer |
US9449621B1 (en) | 2015-03-26 | 2016-09-20 | Western Digital (Fremont), Llc | Dual free layer magnetic reader having a rear bias structure having a high aspect ratio |
US9245562B1 (en) | 2015-03-30 | 2016-01-26 | Western Digital (Fremont), Llc | Magnetic recording writer with a composite main pole |
US9263071B1 (en) | 2015-03-31 | 2016-02-16 | Western Digital (Fremont), Llc | Flat NFT for heat assisted magnetic recording |
US9147404B1 (en) | 2015-03-31 | 2015-09-29 | Western Digital (Fremont), Llc | Method and system for providing a read transducer having a dual free layer |
US9508372B1 (en) | 2015-06-03 | 2016-11-29 | Western Digital (Fremont), Llc | Shingle magnetic writer having a low sidewall angle pole |
US9508365B1 (en) | 2015-06-24 | 2016-11-29 | Western Digital (Fremont), LLC. | Magnetic reader having a crystal decoupling structure |
US9530443B1 (en) | 2015-06-25 | 2016-12-27 | Western Digital (Fremont), Llc | Method for fabricating a magnetic recording device having a high aspect ratio structure |
US9646639B2 (en) | 2015-06-26 | 2017-05-09 | Western Digital (Fremont), Llc | Heat assisted magnetic recording writer having integrated polarization rotation waveguides |
US9842615B1 (en) | 2015-06-26 | 2017-12-12 | Western Digital (Fremont), Llc | Magnetic reader having a nonmagnetic insertion layer for the pinning layer |
US9431038B1 (en) | 2015-06-29 | 2016-08-30 | Western Digital (Fremont), Llc | Method for fabricating a magnetic write pole having an improved sidewall angle profile |
US9666214B1 (en) | 2015-09-23 | 2017-05-30 | Western Digital (Fremont), Llc | Free layer magnetic reader that may have a reduced shield-to-shield spacing |
US9472216B1 (en) | 2015-09-23 | 2016-10-18 | Western Digital (Fremont), Llc | Differential dual free layer magnetic reader |
US9424866B1 (en) | 2015-09-24 | 2016-08-23 | Western Digital (Fremont), Llc | Heat assisted magnetic recording write apparatus having a dielectric gap |
US9384765B1 (en) | 2015-09-24 | 2016-07-05 | Western Digital (Fremont), Llc | Method and system for providing a HAMR writer having improved optical efficiency |
US9595273B1 (en) | 2015-09-30 | 2017-03-14 | Western Digital (Fremont), Llc | Shingle magnetic writer having nonconformal shields |
US9484051B1 (en) | 2015-11-09 | 2016-11-01 | The Provost, Fellows, Foundation Scholars and the other members of Board, of the College of the Holy and Undivided Trinity of Queen Elizabeth near Dublin | Method and system for reducing undesirable reflections in a HAMR write apparatus |
US9953670B1 (en) | 2015-11-10 | 2018-04-24 | Western Digital (Fremont), Llc | Method and system for providing a HAMR writer including a multi-mode interference device |
US10037770B1 (en) | 2015-11-12 | 2018-07-31 | Western Digital (Fremont), Llc | Method for providing a magnetic recording write apparatus having a seamless pole |
US9812155B1 (en) | 2015-11-23 | 2017-11-07 | Western Digital (Fremont), Llc | Method and system for fabricating high junction angle read sensors |
US9564150B1 (en) | 2015-11-24 | 2017-02-07 | Western Digital (Fremont), Llc | Magnetic read apparatus having an improved read sensor isolation circuit |
US9799351B1 (en) | 2015-11-30 | 2017-10-24 | Western Digital (Fremont), Llc | Short yoke length writer having assist coils |
US9754611B1 (en) | 2015-11-30 | 2017-09-05 | Western Digital (Fremont), Llc | Magnetic recording write apparatus having a stepped conformal trailing shield |
US9767831B1 (en) | 2015-12-01 | 2017-09-19 | Western Digital (Fremont), Llc | Magnetic writer having convex trailing surface pole and conformal write gap |
US9740805B1 (en) | 2015-12-01 | 2017-08-22 | Western Digital (Fremont), Llc | Method and system for detecting hotspots for photolithographically-defined devices |
US9858951B1 (en) | 2015-12-01 | 2018-01-02 | Western Digital (Fremont), Llc | Method for providing a multilayer AFM layer in a read sensor |
Family Cites Families (36)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USRE29326E (en) * | 1969-10-28 | 1977-07-26 | Commissariat A L'energie Atomique | Integrated magnetic head having alternate conducting and insulating layers within an open loop of two magnetic films |
JPS51117020A (en) * | 1975-04-07 | 1976-10-14 | Hitachi Ltd | Magnetic head and production method of it |
US4416056A (en) * | 1977-12-13 | 1983-11-22 | Fujitsu Limited | Process for preparation of film coils |
FR2455330A1 (fr) * | 1979-04-25 | 1980-11-21 | Cii Honeywell Bull | Dispositif magnetique de transduction a magnetoresistances |
JPS5644119A (en) * | 1979-09-19 | 1981-04-23 | Hitachi Ltd | Magnetic head |
FR2468183A1 (fr) * | 1979-10-25 | 1981-04-30 | Cii Honeywell Bull | Transducteur magnetique integre |
JPS58128012A (ja) * | 1982-01-27 | 1983-07-30 | Hitachi Ltd | 薄膜磁気ヘツドおよびその製造方法 |
US4636899A (en) | 1982-08-06 | 1987-01-13 | Nakamichi Corporation | Method and magnetic head assembly for recording and reproducing control signals |
EP0147003A1 (en) * | 1983-11-28 | 1985-07-03 | Ferix Corporation | Thin-film magnetic read/write head with multiple-layer coil |
FR2559292A1 (fr) | 1984-02-03 | 1985-08-09 | Commissariat Energie Atomique | Bobinage pour tete magnetique d'enregistrement en couche mince et son procede de realisation |
US4713711A (en) | 1985-05-08 | 1987-12-15 | International Business Machines | Thin film magnetic transducer having center tapped winding |
EP0218445A3 (en) | 1985-10-01 | 1989-08-30 | Sony Corporation | Thin film magnetic heads |
JP2529194B2 (ja) * | 1985-11-01 | 1996-08-28 | 松下電器産業株式会社 | 薄膜磁気ヘツド |
JPS62145703A (ja) * | 1985-12-20 | 1987-06-29 | Citizen Watch Co Ltd | 金属薄膜コイルの製造方法 |
US4694368A (en) | 1986-01-10 | 1987-09-15 | Read-Rite Corporation | Thin film magnetic head with three superimposed coils |
JPS62173607A (ja) | 1986-01-27 | 1987-07-30 | Hitachi Ltd | 薄膜磁気ヘツド |
US4884157A (en) * | 1987-07-28 | 1989-11-28 | Applied Magnetics Corporation | Thin film magnetic head with coil windings receiving trench |
JPH01220114A (ja) * | 1988-02-29 | 1989-09-01 | Nec Corp | 薄膜磁気ヘッド |
JPH02122410A (ja) | 1988-10-31 | 1990-05-10 | Yamaha Corp | 薄膜磁気ヘッド |
JP2677415B2 (ja) | 1989-05-17 | 1997-11-17 | ティーディーケイ株式会社 | 薄膜磁気ヘッド |
DE69011755T2 (de) * | 1989-06-16 | 1995-05-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Herstellungsverfahren einer Dünnfilmspule mit mehrteiliger Wicklung. |
US5072324A (en) | 1990-01-11 | 1991-12-10 | Magnex Corporation | Thin film transducer/transformer assembly |
US5170303A (en) | 1990-04-30 | 1992-12-08 | Seagate Technology Inc. | Inductive thin film head having improved readback characteristics |
JPH0413212A (ja) * | 1990-05-07 | 1992-01-17 | Mitsubishi Electric Corp | 薄膜磁気ヘッド |
US5331495A (en) | 1990-06-11 | 1994-07-19 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Thin film magnetic head and methods for producing same |
US5461528A (en) | 1990-08-27 | 1995-10-24 | Seagate Technology, Inc. | Self bucking servo transducer |
US5059278A (en) | 1990-09-28 | 1991-10-22 | Seagate Technology | Selective chemical removal of coil seed-layer in thin film head magnetic transducer |
US5831800A (en) | 1992-05-05 | 1998-11-03 | Magnex Corporation | Miniature transformer for read/write transducer |
US5465475A (en) * | 1992-07-30 | 1995-11-14 | Ricoh Co., Ltd. | Method of forming a thin film magnetic head |
US5570251A (en) * | 1993-07-07 | 1996-10-29 | Tdk Corporation | Thin film magnetic device with plural valves of magnetostriction |
JP3463759B2 (ja) | 1993-12-29 | 2003-11-05 | ソニー株式会社 | 磁気ヘッド及びその製造方法 |
WO1995030984A1 (fr) | 1994-05-09 | 1995-11-16 | Sony Corporation | Tete magnetique et sa fabrication |
US5699605A (en) | 1994-05-23 | 1997-12-23 | Seagate Technology, Inc. | Method for forming a magnetic thin film head with recessed basecoat |
US5673474A (en) | 1994-08-26 | 1997-10-07 | Aiwa Research And Development, Inc. | Method of fabricating a thin film magnetic head including layered magnetic side poles |
JP2692622B2 (ja) | 1994-12-26 | 1997-12-17 | 日本電気株式会社 | 薄膜磁気ヘッド |
US5875080A (en) | 1997-09-05 | 1999-02-23 | International Business Machines Corporation | Write head with second coil above pole having coil density less electrically connected first coil below the pole |
-
1999
- 1999-09-09 US US09/393,056 patent/US6496330B1/en not_active Expired - Lifetime
-
2000
- 2000-09-08 JP JP2000273843A patent/JP2001118216A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100541117B1 (ko) * | 1998-12-02 | 2006-01-10 | 라피드 소시에떼아노님 | 케이블, 파이프 시스템 등의 고정장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6496330B1 (en) | 2002-12-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2001118216A (ja) | 分割コイル構造を有する磁気書き込みヘッド、薄膜磁気書き込みヘッド及びその製造方法 | |
JP2614412B2 (ja) | 磁気変換器/サスペンション・アセンブリおよび製造方法並びに磁気ディスク・ドライブ・システム | |
US6396660B1 (en) | Magnetic write element having a thermally dissipative structure | |
US5995342A (en) | Thin film heads having solenoid coils | |
US6483662B1 (en) | High density multi-coil magnetic write head having a reduced yoke length and short flux rise time | |
US6650503B1 (en) | Inductive write head including a thin high moment pedestal having a tapered edge | |
JP2577527B2 (ja) | 磁気トランスデューサ/サスペンション・アセンブリおよびその製造方法並びにディスク・ドライブ・アセンブリ | |
US6304414B1 (en) | Thin film magnetic write head having an ultra-low stack height | |
US6178070B1 (en) | Magnetic write head and method for making same | |
US6195232B1 (en) | Low-noise toroidal thin film head with solenoidal coil | |
US6400526B2 (en) | Advanced writer for chip-on-load beam | |
US7522379B1 (en) | Write element with recessed pole and heat sink layer for ultra-high density writing | |
US7379269B1 (en) | Write element with reduced yoke length for ultra-high density writing | |
US6417998B1 (en) | Ultra small advanced write transducer and method for making same | |
US6381095B1 (en) | High performance thin film magnetic write element having high Bsat poles and method for making same | |
US7238292B1 (en) | Method of fabricating a write element with a reduced yoke length | |
US7117583B2 (en) | Method and apparatus using a pre-patterned seed layer for providing an aligned coil for an inductive head structure | |
JP2001101619A (ja) | 磁気抵抗ヘッド、薄膜磁気ヘッド、及び磁気ヘッドの形成方法 | |
JP2003030803A (ja) | 磁気ヘッド組立体およびその製造方法 | |
US7319572B2 (en) | Thin film coil and method of forming the same, and thin film magnetic head and method of manufacturing the same | |
JPH07182625A (ja) | 書込みヘッドの平坦化およびリード・ルーティングを同時に行うための方法および装置 | |
US7336445B2 (en) | Conductive stud for magnetic recording devices and method of making the same | |
JP2667374B2 (ja) | 磁気ディスク記憶システムのための薄膜型磁気トランスジューサの製造方法 | |
US20050007697A1 (en) | Magnetic transducer with pedestal pole piece structure | |
US5694276A (en) | Shielded magnetic head having an inductive coil with low mutual inductance |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20040706 |