JP3257028B2 - 相互診断機構を有するデータ記録再生装置 - Google Patents

相互診断機構を有するデータ記録再生装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内部に自己診断機構を
有し、装置相互間で相互診断を可能とするデータ記録再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なデータレコーダは、図1
に概念的なブロック図で示すように、記録および再生ヘ
ッド、テープ、リール等からなる記録再生機構1と、入
力されたデータを処理してテープに記録する記録系2
と、テープから再生された信号を処理して出力する再生
系3と、例えばリモート等の制御入力からの指令にした
がってテープ走行やデータの流れを制御する制御系4と
から構成されており、データの入出力が正しいか否かを
判定する診断機能は備えられていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、従来は、デ
ータレコーダのデータ入出力機能の診断を行うために
は、外部に専用の基準信号発生器と出力されたディジタ
ル信号が正しいか否かを判定する出力信号評価回路を接
続する必要があり、不便さがあった。そこで、本発明
は、内部に自己診断機構を有し、しかも、装置相互間で
相互診断を可能とするデータ記録再生装置を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によるデータ記録
再生装置においては、内部に基準信号発生手段および出
力信号評価手段を備え、更に、それらを自己診断に使用
するとともに、2台のデータ記録再生装置を相互に接続
すると、互いに相手のための基準信号発生手段および出
力信号評価手段となるように切換接続する手段が設けら
れる。また、診断に必要な制御信号を発生する診断用制
御系が設けられ、診断時に自己、あるいは、相手の装置
の制御入力に接続される。
【0005】
【作用】自己診断においては、自己の装置の記録再生機
構を含む記録系および再生系が正当に動作しているか否
かを診断し、相互診断においては、自己診断では不可能
な、自己の入力から出力までのトータルな診断を行うこ
とができる。
【0006】
【実施例】図2は、本発明を実施した相互診断機構を有
するデータレコーダの構成を示す概念図であり、1〜4
は通常のデータレコーダを構成している記録再生機構、
記録系、再生系および制御系であり、更に、内部に基準
信号発生回路5、出力信号評価回路6、診断制御系7、
EEスイッチ8、入力系、出力系、制御系に対する連動
切換スイッチ9および10が設けられている。基準信号
発生回路5および出力信号評価回路6は、専用の診断機
器と同様の機能を備えており、また、診断制御系7は、
自己診断や相互診断のために、制御入力を操作して記録
再生を自動的に行わせることができる。
【0007】連動切換スイッチ9の入力系スイッチ9ー
1はデータレコーダ入力端子を記録系2あるいは出力信
号評価回路6に切換接続し、出力系スイッチ9ー2は出
力端子を再生系3あるいは基準信号発生回路5に切換接
続し、そして、制御系スイッチ9ー3は制御入出力端子
を制御系4あるいは診断制御系7に切換接続するように
構成されている。また、連動切換スイッチ10の入力系
スイッチ10ー1は記録系2に入力端子あるいは基準信
号発生回路5を切換接続し、再生系スイッチ10ー2は
再生系3に出力端子あるいは出力信号評価回路6を切換
接続し、そして、制御系スイッチ10ー3は制御系4に
制御入出力端子あるいは診断制御系7を切換接続するよ
うに構成されている。
【0008】図3は、基準信号発生回路5および出力信
号評価回路6の一例を示すブロック図である。基準信号
発生回路5は、データレコーダの入出力レートに合わせ
たクロックを発生するクロック発生回路21、カウンタ
22とデータパターンメモリ23とからなるデータパタ
ーン発生回路、データパターン選択スイッチ24から構
成され、また、出力信号評価回路6は、評価すべきデー
タおよびクロック入力を受けて保持する入力ラッチ2
5、基準信号発生回路5において選択されたデータパタ
ーンを遅延させるディレー回路26、データ比較回路2
7から構成されている。
【0009】選択スイッチ24を制御するデータパター
ン選択指令は、診断制御系7からその診断制御プログラ
ムに従って出力される。また、データパターン発生回路
22、23は、テスト用のデータ列を発生するものであ
り、例えば、次のようなデータ列が用いられる。 (1) 疑似乱数:大部分の故障がこれで診断される。デー
タ線の相互ショートや張り付き、エンコード/デコード
のミス、クロック関係の回路の同期外れ、テープ記録/
再生系の不良、タイミングのずれ等である。 (2) 00FF00FF・・・ パターン:データレコーダは8ビット
づつ入出力するが、8ビットづつオール0とオール1を
繰り返すテストパターンである。このパターンは、レコ
ーダ内部の回路の多くの部分が一斉にON/OFFを繰
り返すことにより大きなノイズが発生するので、電源や
アースの不良が発見されやすい。 (3) AA55AA55・・・ パターン:データバスが1本おきにO
N/OFFを繰り返すので、クロストークなどのノイズ
がらみのトラブル発見に役立つ。 (4) オール0および(5) オール1:データ線が切れかか
っているなどの故障は、これにより発見できる。 (6) IDデータ:データにトラックIDを埋め込むモー
ドであり、サーボ/システム・コントロール関係のタイ
ミングの不具合を検出することができる。
【0010】ディレー回路26は、EEチェックやco
nfi(read after write)チェック
におけるデータの遅延を補償(エミュレート)するため
のものであり、入力データを指定されたクロック数だけ
遅延させる。その遅延量を制御するデータディレー量選
択指令は、診断制御系7から出力される。
【0011】以下、各診断モードについて説明する。ま
ず、自己診断モードについて説明すると、図4に示すよ
うに、いわば「自己診断スイッチ」として作動するとこ
ろの連動切換スイッチ10を操作して、記録系2に基準
信号発生回路5を、再生系3に出力信号評価回路6を、
そして、制御系4に診断制御系7をそれぞれ接続する。
この状態でEEスイッチ8をオンにすると、基準信号発
生回路5→記録系2→EEスイッチ8→再生系3→出力
信号評価回路6のように信号が流れ、評価回路6の結果
が「OK」であれば、記録系2および再生系3には異常
が無いことがわかる。(EEチェック)
【0012】図4の状態でテープを挿入すると、診断制
御系7が制御入力を操作し、記録/再生動作を自動的に
実行する。この時、基準信号発生回路5→記録系2→記
録ヘッド→テープ→再生ヘッド→再生系3→出力信号評
価回路6と信号が流れ、評価回路6の結果が「OK」で
あれば、記録ヘッドから再生ヘッドまでも異常が無いこ
とがわかる。(自己録チェック)
【0013】IDー1フォーマットのデータレコーダに
おいては、テープ上の位置を示すID(トラックセット
ID、VTRのタイムコードに相当する)が記録される
ので、基準信号から発生するデータとIDを関連づけて
おくことによって(例えば、1トラック分のデータの最
初のデータをIDと同じにする等)、書き込まれたデー
タのテープ上での位置が正しいか否かがわかる。それ
故、これをサーボが内部の同期信号に正しく同期できて
いるか否かといった制御系の診断のために用いることが
できる。
【0014】なお、自己診断モードにしたデータレコー
ダAで記録したテープを、同じく自己診断モードにした
データレコーダBで再生すると、自己録チェックでは発
見できないメカニカル精度のチェックを行うことができ
る。(互換性チェック)
【0015】次に、本発明の特徴である相互診断モード
について説明する。このモードにおいては、診断を行う
側のデータレコーダは図5に示すように設定される。す
なわち、いわば「相互診断スイッチ」として作動すると
ころの連動切換スイッチ9を操作して、入力端子に出力
信号評価回路6を、出力端子に基準信号発生回路5を、
そして、制御入出力端子に診断制御系7をそれぞれ接続
する。このように相互診断モードにしたデータレコーダ
Aと通常モード(図2の状態)のデータレコーダBとを
図6のように接続して、相互診断を開始する。
【0016】AはBに基準信号を供給し、Bへの制御入
力を操作して、次の2種類のテストを行う。 (1) 相互EEチェック:BのEEスイッチをオンにし
て、Bの出力をAの出力信号評価回路により診断する。 (2) 相互自己録チェック:Bに基準信号を記録させ、次
いでそれを再生させて出力を診断する。 上記(1) および(2) によって、データレコーダBが正常
に動作しているか否かが診断される。次に、図6の接続
のままで、Aを通常モードに、Bを相互診断モードとす
ることによって、今度はAの診断を行うことができる。
このような相互診断を使用すると、入力から出力までの
トータルなデータレコーダの診断が可能となる。自己診
断に比較すると、自己診断においては不可能な入出力ケ
ーブル、制御系や、そこに使用されているコネクタまで
の診断が可能となる。
【0017】以上の実施例は、IDー1フォーマットの
データレコーダのデータ入出力に対して本発明を適用し
た場合について述べたが、本発明はそれに限らず一般的
にディジタル入出力のレコーダに適用することができ
る。IDー1データレコーダには主たるディジタル入出
力の他にAUX(auxiliary)と呼ばれる補助
データ入出力があるが、このAUXにも本発明は適用す
ることができる。また、いわゆる長手系(テープ長手方
向に記録するもの)の診断も、基準発振器を内蔵させる
ことによって、行うことができる。更に、制御系のスイ
ッチを省略し、クロス接続されたケーブルを代わりに用
いて、診断を行うこともできる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の相互診断
機構を有するデータ記録再生装置によれば、自己診断状
態のみならず、相互診断状態とすることができるので、
自己の記録および再生が正しく行われていることの自己
診断や、装置間の互換性のチェックに加えて、2台の装
置同士を接続することにより入出力系、リモートコント
ロール系を含めたより完全な検査を行うことのできる相
互診断をも、外部の専用の診断機器を用いることなく、
簡便、かつ、容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の一般的なデータレコーダの概念的な構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明を実施した相互診断機構を有するデータ
レコーダの構成を示す概念図である。
【図3】基準信号発生回路および出力信号評価回路の一
例を示すブロック図である。
【図4】自己診断モードについて説明する図である。
【図5】相互診断モードについて説明する図である。
【図6】相互診断における2台のデータレコーダの接続
関係を説明する図である。
【符号の説明】
1 記録再生機構 2 記録系 3 再生系 4 制御系 5 基準信号発生回路 6 出力信号評価回路 7 診断制御系 8 EEスイッチ 9、10 切換スイッチ 21 クロック発生回路 22 カウンタ 23 データパターンメモリ 24 データパターン選択スイッチ 25 入力ラッチ 26 ディレー回路 27 データ比較回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準信号発生手段と、 出力信号の正当性を測定する出力信号評価手段と、 上記基準信号発生手段を自己の入力に内部接続し、か
    つ、上記出力信号評価手段を自己の出力に内部接続し
    て、自己の動作の診断を行うことのできる第一の切換接
    続手段と、 自己を含む2台のデータ記録再生装置を相互に接続した
    時に、上記基準信号発生手段および上記出力信号評価手
    段が互いに相手の装置に対する基準信号発生手段および
    出力信号評価手段となるように内部接続して、相手の装
    置の動作の診断を行うことのできる第二の切換接続手段
    と、上記基準信号発生手段により診断に必要な制御信号を発
    生し、上記第一の切換接続手段により自己の制御入力に
    内部接続され、上記第二の切換接続手段により上記相手
    の装置に対する制御入力となるように内部接続される診
    断用制御手段と、 を備えたことを特徴とする相互診断機構を有するデータ
    記録再生装置。
  2. 【請求項2】 第一および第二の切換接続手段がそれぞ
    れ入力系、出力系および制御系の三回路に対する連動切
    換スイッチにより構成されていることを特徴とする請求
    項1に記載の相互診断機構を有するデータ記録再生装
    置。
  3. 【請求項3】 出力信号評価手段に出力信号の正当性測
    定のために基準信号が入力され、かつ、診断用制御手段
    が基準信号発生手段により発生される基準信号の種類を
    制御するとともに、出力信号評価手段に入力される基準
    信号に対する遅延量を制御することを特徴とする請求項
    2に記載の相互診断機構を有するデータ記録再生装置。
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