JP3254783B2 - リーケージトランス - Google Patents

リーケージトランス

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JP3254783B2
JP3254783B2 JP02100193A JP2100193A JP3254783B2 JP 3254783 B2 JP3254783 B2 JP 3254783B2 JP 02100193 A JP02100193 A JP 02100193A JP 2100193 A JP2100193 A JP 2100193A JP 3254783 B2 JP3254783 B2 JP 3254783B2
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bobbin
winding
leakage transformer
ferrite core
plate
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一成 井上
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータ電源及びス
イッチングトランス等に用いられるリーケージトランス
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のリーケージトランスについ
て図6を参照しながら説明する。図6は従来のリーケー
ジトランスに用いるボビンの側面図である。図6におい
て、1はリーケージトランスのボビンであり、巻線する
前の状態を示す。ボビン1において、2aは一次巻線の
巻装部分、2bは二次巻線の巻装部分である。従来はこ
のように一つのボビンに一次巻線と二次巻線を巻装して
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一次巻線と
二次巻線に同じ種類の線が使えない場合、例えば一次巻
線と二次巻線の線の径を変える必要がある場合には、一
次巻線と二次巻線を一度に連続的に巻回する事が出来な
い。そのため、例えば一次巻線を巻いた後、一旦巻線機
の運転を止め、二次巻線用の線に取り替えるという作業
が必要となる。このような巻線機の運転を止めて線を取
り替えるという作業は合理的でなく、工数の面でコスト
が高くなっていた。また同時に一次と二次が巻線できる
巻線機であったとしても、設備の面で高い巻線機になっ
てしまう。
【0004】本発明は上記課題を解決するものであり、
低コストで、汎用の巻線機が使用できるリーケージトラ
ンスを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の問題を解決するた
めに本発明のリーケージトランスボビンは、一次と二次
の巻線部のボビンを分割し、さらに一体化できるよう結
合手段を各々のボビンの対向面に筒状の突起と凸部とよ
り成る結合部を設けるとともに、板状フェライトコアを
挿入できるよう両ボビンの対向面間にすき間を設けた。
【0006】
【作用】本発明は上記構成により巻線径が異なると、一
次巻線をした後、取り外し線径を変え再び取り付け、二
次側を巻線しなければならないが、1ロット一次巻線を
した後、銅線を変え二次側をすることができ、作業性の
向上が図られることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図を参照し
ながら説明する。
【0008】図1(a)は本発明の一実施例のリーケー
ジトランスに用いるボビン3の側面図、図1(b)は同
ボビン3の正面図である。図1(a)(b)において、
4および5は結合のための筒状部であり、それぞれ中央
に凹部4a,5aを備えている。6および7は結合のた
めの凸部である。
【0009】図3は同実施例のリーケージトランスの組
立状態を示す平面図である。一次側用も二次側用も図1
に示す同じボビン3を用い、双方のボビン3に巻線をし
た後、双方を互いに向い合せに結合して一体にする(図
では巻線を省略)。すなわち、図3に示すように、一方
のボビン3の凸部6が他方のボビン3の凹部4aに嵌合
し、その他方のボビン3の凸部7が前記一方のボビン3
の凹部5aに嵌合することにより、双方のボビン3が結
合する事となる。
【0010】また図3において8aおよび8bはU字状
のコアであり、コア8aおよびコア8bの一方の脚部を
それぞれ一次側用のボビン3および二次側用のボビン3
に挿入する。
【0011】図2は本実施例のリーケージトランスに用
いる板状フェライトコアの斜視図である。9は板状フェ
ライトコアであり、2枚の板状コアを間にギャップ材1
0を介して接合した構成である。このギャップの幅やギ
ャップ材10の材質によってリーケージ量が決まる。
【0012】板状フェライトコア9は図3に示すよう矢
印Aで示すように挿入され、コア8aとコア8bとの間
に挟まれる。
【0013】図4は双方のボビン3の結合させた状態の
側面図であり、図4に示すように双方のボビン3を結合
した状態では双方のボビン3の間に隙間11が形成され
る。板状フェライトコア9の端部はこの隙間11へ挿入
され、コア8aおよびコア8bのボビン3へ挿入された
脚部の端面に密着する事となる。このように板状フェラ
イトコア9を隙間11へ挿入し、コア8aおよびコア8
bの脚部の端面に密着させる事により、リーケージトラ
ンスを作ることができる。
【0014】製造過程は次のようになる。まず一次巻線
を片方のボビン3に1ロット行い、次に同数個のボビン
3に二次巻線を行う。巻線工程を終えた後、2つのボビ
ン3の凸部と凹部を嵌合させることによって2つのボビ
ン3を結合する。
【0015】図5は本実施例のリーケージトランスの組
立終了状態を示す平面図である。結合した後は図5に示
すようにコア8a,コア8bと板状フェライトコア9と
の接合部に接着剤12を塗布し、また双方のボビン3の
結合部に接着剤13を注入する。
【0016】このように本実施例では、板状フェライト
コア9の2枚の板状コア間のギャップ幅を変えることに
よりリーケージ量を変えて結合度を変えることができる
ので、設計段階においてこのギャップ幅を調整して適当
な結合度にすることが出来る。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、一次と二
次のボビンが分割かつ篏合できる構造を成し、作業性の
向上及び設備等を低減させることができる。また篏合部
を利用してリーケージの為のギャップを備えた板状のフ
ェライトコアを挿入し、このギャップによって一次と二
次の結合度が決まるように構成しているので、設計段階
において一次と二次の結合度を容易に調整することがで
き、低コストで、従来の電源トランスより高性能である
リーケージトランスを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施例のリーケージトランス
に用いるボビンの側面図 (b)同ボビンの正面図
【図2】本発明の一実施例のリーケージトランスに用い
る板状フェライトコアの斜視図
【図3】同実施例のリーケージトランスの組立状態を示
す平面図
【図4】同実施例のリーケージトランスに用いるボビン
の結合させた状態の側面図
【図5】同実施例のリーケージトランスの組立終了状態
を示す平面図
【図6】従来のリーケージトランスに用いるボビンの側
面図
【符号の説明】
3 ボビン 4,5 筒状部 4a,5a 凹部 6,7 凸部 8a,8b コア 9 板状フェライトコア 10 ギャップ材 11 隙間 12,13 接着剤

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のボビンを有し、一方のボビンに一次
    巻線を施し、他方のボビンに二次巻線を施し、上記一方
    のボビンと他方のボビンとの各々の対向面には筒状の突
    起と凸部とより成る結合手段を備えるとともに双方の
    記筒状の突起と凸部とを対向面間に所定の隙間を保って
    結合し、上記ボビンの対向面間の隙間にギャップ材を介
    して接合した板状のフェライトコアの一端部を挿入し、
    それぞれ一対の脚部を備えた一対のU字状コアの一方の
    脚部を前記ボビンの貫通孔に挿入してこの脚部の端面を
    前記フェライトコアの表裏に密着させるとともに前記一
    対のU字状コアの他方の脚部の端面を前記フェライトコ
    アの他端面の表裏に互いに密着させた事を特徴とするリ
    ーケージトランス。
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DE102014205560A1 (de) * 2014-03-26 2015-10-01 SUMIDA Components & Modules GmbH Plattenförmiger Streukörper als Einsatz im Magnetkern eines induktiven Bauelements, Magnetkern mit plattenförmigem Streukörper und induktives Bauelement

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