JP3254554B2 - 車椅子 - Google Patents

車椅子

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JP3254554B2
JP3254554B2 JP29906496A JP29906496A JP3254554B2 JP 3254554 B2 JP3254554 B2 JP 3254554B2 JP 29906496 A JP29906496 A JP 29906496A JP 29906496 A JP29906496 A JP 29906496A JP 3254554 B2 JP3254554 B2 JP 3254554B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はシートの高さを自
在に調整できるとともに小形に折畳むことのできる車椅
子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、介助者の手押しによる車椅子にお
いては、シートの前後にキャスター車輪からなる前輪と
大径の後輪とを備え、シートの高さを一定にし、背もた
れの角度や足のせの角度を調整可能にしたものが一般的
である。そして、非使用時には、左右の車輪を近接させ
て折畳むように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来構成の車椅子においては、シートの高さは、車椅子の
使用性や安定性の面で比較的低く形成されており、ベッ
ド等への移乗時に、介助者が搭乗者を抱き上げる場合、
介助者の上体が前かがみ姿勢となり、介助者の腰等に無
理な力がかかって腰痛等の障害を起こすおそれがあっ
た。
【0004】また折畳み時には、折畳み寸法が大径の後
輪によって限定され、乗用車のトランク等への積込みが
できないという問題があった。
【0005】この発明は、上記にかんがみてなされたも
のであり、シートの高さを自在に調整できるとともに小
形に折畳むことのできる車椅子を提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するためになされたものであり、この発明の車椅子
は、一対の前輪と一対の後輪を備えたベースフレーム
と、基端部が前記ベースフレームに枢着され、先端部が
水平状態に対して上方及び下方に向かって所定角度回動
可能に設けられた昇降フレームと、シート座部およびそ
れにほぼ直交した背パイプを備え前記昇降フレームの先
端部に揺動可能に設けられたシートフレームと、前記背
パイプの延長線上の位置と後方へ傾倒した位置との間を
回動可能な背部フレームと、足のせを備え前記シートフ
レームの前部に枢着されたフロントフレームと、前記ベ
ースフレームと昇降フレームとの間に介装されて前記昇
降フレームの先端部を上昇方向へ付勢する上昇用スプリ
ングと、前記ベースフレームと昇降フレームとの間に介
装されて前記昇降フレームの回動位置をロック可能なシ
ート高ロック機構と、前記昇降フレームとシートフレー
ムとの間に介装されて前記シートフレームの揺動位置を
ロック可能なリクライニングロック機構と、を具備し、
前記昇降フレームが前記シートフレームとともに前記ベ
ースフレームに対して回動することによってシート高さ
が調整可能とされ、前記シートフレームが前記昇降フレ
ームに対して回動することによってリクライニング可能
とされ、前記背部フレームが前記シートフレームに対し
回動することによって折り畳み可能に構成されること
を特徴とする車椅子である。
【0007】また、前記背部フレームは、上端部に着脱
可能なヘッドレストを備えてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0009】本実施形態の車椅子は、図1〜3に符号1
で示すように、各一対の前輪17,後輪18を備えたベ
ースフレーム10と、基端部がベースフレーム10に枢
着された昇降フレーム20と、昇降フレーム20の先端
部に揺動可能に設けられたシートフレーム30と、シー
トフレーム30後部に傾倒可能に設けられた背部フレー
ム43と、シートフレーム30の前部に枢着されたフロ
ントフレーム55と、ベースフレーム10と昇降フレー
ム20との間に介装された上昇用スプリング60と、ベ
ースフレーム10と昇降フレーム20との間に介装され
たシート高ロック機構65と、ベースフレーム10とシ
ートフレーム30との間に介装されたリクライニングロ
ック機構70を備え、背部フレーム43の上端部には着
脱可能なヘッドレスト51を備えて構成されている。
【0010】 ベースフレーム10は、前後方向に延び
て左右に相対して配設された一対のベースパイプ11
と、左右のベースパイプ11を連結する横棧13,14
とを備えて扁平形の枠状に形成されている。
【0011】ベースフレーム10の前端部には左右一対
のブラケット12が設けられ、後部の横棧14には、下
方へ突出した左右一対のブラケット15が設けられてい
る。また、ベースフレーム10の前部には、キャスタ車
輪からなる一対の前輪17が取付けられ、同じく後部に
は、車軸取付部16を介して内装ブレーキ機構を備えた
一対の後輪18が取付けられている。なお、符号19は
後輪18の駐車ブレーキである。
【0012】昇降フレーム20は、左右に相対して配設
された一対のアーム部21と、左右のアーム部21を連
結する横棧23,24とにより枠状に形成されている。
横棧24の中央部にはブラケット(図符号省略)が設け
られ、左右のアーム部21基端部(図1における左下端
部)は、それぞれ軸26によりベースフレーム10のブ
ラケット12,12に枢着されている。
【0013】これにより、昇降フレーム20は軸26を
中心として、水平状態より下方へ約35度、上方へ約5
5度回動して、アーム部21先端部が上下するように形
成されている。またアーム部21先端部は、軸40によ
りシートフレーム30のブラケット39に枢着されてい
る。
【0014】シートフレーム30は、左右各一組宛の基
パイプ31,背パイプ32,シートパイプ33,アーム
レスト34を有し、横棧35,36,37,38により
椅子形枠状に形成されている。
【0015】シートフレーム30後下部角の横棧37に
は、その左右端部に下方へ突出した左右一対のブラケッ
ト39が設けられており、一対の軸40により昇降フレ
ーム20の先端部に枢着されている。また、左右のシー
トパイプ33間には、厚手布材よりなるシート座部41
が張設されており、背パイプ32には厚手布材よりなる
シート背部42が張設されている。
【0016】背部フレーム43は、左右に相対して配設
されたパイプと、横棧44とによりほぼH字形に形成さ
れ、一対のハンドル45が後方へ突設されている。背部
フレーム43上端部は、ヘッドレスト51が嵌入可能に
形成され、ヘッドレスト51固定用の固定ねじ50が設
けられている。また背部フレーム43の下端部は、回動
ジョイント47を介してシートフレーム30の背パイプ
32上端に連設されている。
【0017】回動ジョイント47は、ほぼ水平な軸を有
し背パイプ32と背部フレーム43とがほぼ直線状にな
ったとき、その状態を保持するロック機構を備えて構成
されている。そして、ロック解除レバー48の操作によ
りロックを解除して、背部フレーム43を後方へ折り曲
げ状に回動可能に形成されている。なお、ハンドル45
には、後輪18の内装ブレーキを操作するブレーキレバ
ー49が取付けられている。
【0018】ヘッドレスト51は、左右一対の直管状部
材を備え、その間に厚手布材からなる頭受け部52が張
設されている。両直管状部材の下端部は、背部フレーム
43上端部に嵌入して、固定用ねじ50により固定可能
に形成されている。
【0019】フロントフレーム55は、左右一対の直管
状部材と、その両下端部間に軸57により枢着された足
のせ56と、両直管状部材間に張設された厚手布材から
なる足受け部58とにより形成されている。そしてフロ
ントフレーム55の上端部は、軸59によりシートパイ
プ33先端部に枢着されている。
【0020】上昇用スプリング60は、シリンダに封入
された気体の圧縮反発力を利用した所謂ガススプリング
からなり、2個の上昇用スプリング60が、それぞれベ
ースフレーム10と昇降フレーム20先端部との間に介
装されている。即ち、各上昇用スプリング60のシリン
ダは、ピン61によりベースフレーム10のブラケット
15下端に枢着され、同ロッド先端部は、昇降フレーム
20とシートフレーム30との枢着用軸40に枢着され
ている。
【0021】シート高ロック機構65は、筒状体内を摺
動するロッドの移動をロック可能な所謂メカニカルロッ
クからなり、2個のシート高ロック機構65が、それぞ
れベースフレーム10と昇降フレーム20先端部との間
に介装されて、昇降フレーム20の回動位置をロック可
能に形成されている。即ち、各シート高ロック機構65
は、その筒状体がベースフレーム10の横棧13に設け
られたブラケット(図符号省略)に、ピン66により枢
着され、ロッド先端部が昇降フレーム20とシートフレ
ーム30との枢着用軸40に枢着されている。なお、各
シート高ロック機構65は、背部フレーム43の横棧4
4に設けられた解除レバー67の操作により、ワイヤ
(図示省略)を介してロック解除可能に構成されてい
る。
【0022】リクライニングロック機構70は、上記と
同様のメカニカルロックからなり、昇降フレーム20と
シートフレーム30との間に介装されて、シートフレー
ム30の揺動位置をロック可能に形成されている。即
ち、リクライニングロック機構70は、その筒状体が昇
降フレーム20の横棧24に設けられたブラケットにピ
ン71により枢着され、ロッド先端部がシートフレーム
30の横棧35に設けられたブラケットにピン72によ
り枢着されている。なお、リクライニングロック機構7
0は、背部フレーム43の横棧44に設けられた解除レ
バー73の操作により、ワイヤを介してロック解除可能
に構成されている。
【0023】次に、このように構成された車椅子1の動
作を説明する。
【0024】まず、通常のシート高さにおける各部の状
態について説明する。図1は、通常の使用状態の一例を
示す。この状態においては、昇降フレーム20はアーム
部21が水平に対して、25度前後の角度をなして上向
きになってシートフレーム30を支持し、その位置はシ
ート高ロック機構65によにりロックされている。また
シートフレーム30は、シート座部41面前部が水平に
対して30度前後上向き角度にあり、リクライニングロ
ック機構70によりロックされている。また、シートフ
レーム30の後上部には、背部フレーム43が連設固定
され、背部フレーム43の上端部にはヘッドレスト51
が嵌入固定されている。
【0025】さらに、フロントフレーム55は、シート
フレーム30前端部より垂下状に位置し、足のせ56は
前方へ張出した状態にある。そして、上昇用スプリング
60は、昇降フレーム20先端部を上昇する方向へ付勢
している。この状態で、シートフレーム30は通常の使
用に適する高さを保持し、シート座部41上に搭乗者が
椅座の上、介助者により駐車ブレーキ19およびブレー
キレバー49を随意に操作して、手押しにより走行する
ことができる。
【0026】次に、シート高さの調整について説明す
る。図1に示す状態において、解除レバー67を操作し
てシート高ロック機構65のロックを解除する。このと
き、上昇用スプリング60の付勢力と、搭乗者の体重に
よる昇降フレーム20先端部の降下力とは、ほぼ釣合い
状態にある。
【0027】次いで、背部フレーム43を前方(または
後方)へ押し出す(または引き寄せる)。例えば、シー
ト座部41位置を高くする場合は、シート高ロック機構
65のロック解除状態で、背部フレーム43を前方へ押
し出す。これにより、リクライニングロック機構70が
ロックされたシートフレーム30と昇降フレーム20と
は、一体となって軸26を中心として、図1の反時計回
り方向へ回動する。
【0028】そのとき昇降フレーム20先端部は、水平
より最大で約55度上向きの位置まで回動し、シートフ
レーム30が最高位置へ移動する。そして、解除レバー
67の操作を解くと、シート高ロック機構65がロック
され、昇降フレーム20の回動位置をロックする。な
お、シートフレーム30の高さ位置は、昇降フレーム2
0の回動角度により随意に調整でき、かつその位置をロ
ックすることができる。
【0029】続いて、解除レバー73を操作してリクラ
イニングロック機構70のロックを解除し、背部フレー
ム43を後方へ引き、シートフレーム30のシート座部
41面を使用角度、例えば、前部が水平より約30度上
向きの位置になるように調整する。そして、リクライニ
ングロック機構70をロックして、シートフレーム30
の高位の状態を保持する(図4参照)。このシートフレ
ーム30が高位の場合は、ベッド等への移乗時に、介助
者が搭乗者を抱き抱え易くなり、介助者の上体が不自然
な姿勢となって腕や腰等に無理な力がかかるのを防止す
ることができる。
【0030】また、シート座部41位置を低くする場合
は、シート高ロック機構65のロック解除状態で、まず
背部フレーム43を後方へ引き寄せる。これにより、シ
ートフレーム30と昇降フレーム20とは、軸26を中
心として図1の時計回り方向へ回動し、昇降フレーム2
0がほぼ水平となるシートフレーム30の最低使用位置
へ移動する。そして、シート高ロック機構65をロック
し、リクライニングロック機構70のロックを解除し、
背部フレーム43を前方へ押出し、適宜使用角度を調整
して使用される。
【0031】なお、シートのリクライニングを行う場合
は、解除レバー73を操作するとともに、背部フレーム
43を前方または後方へ押引する。これにより、シート
フレーム30は、軸40を中心として揺動し、背部フレ
ーム43,ヘッドレスト51,フロントフレーム55が
一体となって傾動する。そして、解除レバー73の操作
を解くと、シートフレーム30は随意のリクライニング
角度でロックされる。このリクライニング操作は、使用
状態における何れのシート高さにおいても適用できるも
のである。
【0032】次に、車椅子1の折畳み操作を説明する。
【0033】例えば、図1に示す使用状態において、先
ず、固定ねじ50を緩めてヘッドレスト51を背部フレ
ーム43から取り外す。次いで、解除レバー67を操作
してシート高ロック機構65のロックを解除し、背部フ
レーム43を上昇用スプリング60の付勢力に抗して後
方へ引き寄せる。
【0034】これにより、シートフレーム30と昇降フ
レーム20とは、軸26を中心として図1の時計回り方
向へ回動し、昇降フレーム20を、上昇用スプリング6
0の軸線とほぼ同一線上に揃う位置まで後傾移動し(図
5参照)、一旦、シート高ロック機構65をロック状態
にする。
【0035】続いて、解除レバー73を操作してリクラ
イニングロック機構70のロックを解除し、背部フレー
ム43を前方へ押し出す。これにより、シートフレーム
30と背部フレーム43とは、軸40を中心として図5
の反時計回り方向へ回動し、シートフレーム30前端部
が最も下降する位置へ移動する。このとき、背部フレー
ム43は、ほぼ上下方向に延び、昇降フレーム20と上
昇用スプリング60とは、ほぼ同一線上の位置を保持し
ている。ここで、リクライニングロック機構70をロッ
ク状態にする。
【0036】次いで、再びシート高ロック機構65のロ
ックを解除し、背部フレーム43を再度、後方へ引き寄
せる。これにより、シートフレーム30と昇降フレーム
20とは相対位置が固定された状態で、軸26を中心と
して図5の時計回り方向へ回動し、背部フレーム30は
最も後傾状態となる。そして、昇降フレーム20と上昇
用スプリング60とは、軸40を最下位とした扁平状な
V字形となり、側方視において、シートフレーム30の
ほぼ半分はベースフレーム10の内側に入り込む。ここ
で、シート高ロック機構65をロック状態にする。な
お、この状態での昇降フレーム20先端部は、水平より
約35度下向きの位置にある。
【0037】次に、足のせ56を折り曲げるとともに、
フロントフレーム55を持ち上げ、軸59を中心として
回動させてシート座部41上へ折り重ねる。また、ロッ
ク解除レバー48を操作して、背部フレーム43を回動
ジョイント47を中心として後下方へ折り曲げる。
【0038】これにより、車椅子1は、図6に示すよう
に、背パイプ32,背部フレーム43が後輪18,18
の間に入り込んで折畳み状態となる。折畳み状態におけ
る車椅子1の床面よりの高さは、本例では約37cmと
なり、乗用車のトランクに収容可能な扁平な折畳み寸法
となる。
【0039】折畳まれた車椅子1を使用状態にするに
は、まず、背部フレーム43を起こし、背部フレーム4
3と背パイプ32とを直線状とする。この直線状態は回
動ジョイント47により自動的にロックされる。さら
に、フロントフレーム55を前下方へ回動し、足のせ5
6を使用位置にする。
【0040】次いで、ベースフレーム10の横棧14を
足で押さえながら、解除レバー67を操作してシート高
ロック機構65のロックを解除し、背部フレーム43を
引き起こし前方へ押し出す。これにより、シートフレー
ム30と昇降フレーム20とは、軸26を中心として回
動し、背部フレーム43がほぼ直立状態となり、昇降フ
レーム20は、先端部が水平より約20度上向き位置と
なる。
【0041】ここで、シート高ロック機構65をロック
状態にする。続いて、解除レバー73を操作してリクラ
イニングロック機構70のロックを解除し、背部フレー
ム43を後方へ引き寄せて、背部フレーム43を随意の
後傾角度に移動する。ここで、リクライニングロック機
構70をロックし、シートフレーム30の位置を固定し
使用状態となる。なお、必要に応じてシート高さの調整
が行われる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車椅子に
よれば、簡単な操作によりシートの高さを自在に調整す
ることができ、ベッド等への移乗時等において、シート
高さを高位に調整して、介助者の上体が自然な姿勢で搭
乗者を抱き抱えることができ、介助者の負担を大幅に軽
減することができる。
【0043】また、シート高さを搭乗者の体格や車椅子
の使用条件に合わせて、容易に最適高さに調整すること
ができる。
【0044】また、各フレームを上下に折重ねるように
して折畳むので、従来例の車椅子に比し小さい操作力で
折畳むことができるとともに、折畳み時の車椅子の高さ
を極めて低くすることができ、乗用車のトランク等への
積込みを容易にすることができる。
【0045】さらに、シートフレームの傾斜角度を自在
に調節して、搭乗者がリラックス姿勢をとることができ
る効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の車椅子の左側面図。
【図2】同じく正面図。
【図3】同じく後面図。
【図4】シートフレームの最高位の状態を示す一部破断
左側面図。
【図5】折畳み操作の途中経過を示す左側面図。
【図6】本発明の車椅子の折畳み状態を示す左側面図。
【符号の説明】
1 車椅子 10 ベースフレーム 17 前輪 18 後輪 20 昇降フレーム 30 シートフレーム 41 シート座部 43 背部フレーム 51 ヘッドレスト 55 フロントフレーム 60 上昇用スプリング 65 シート高ロック機構 70 リクライニングロック機構

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の前輪と一対の後輪を備えたベース
    フレームと、 基端部が前記ベースフレームに枢着され、先端部が水平
    状態に対して上方及び下方に向かって所定角度回動可能
    に設けられた昇降フレームと、 シート座部およびそれにほぼ直交した背パイプを備え前
    記昇降フレームの先端部に揺動可能に設けられたシート
    フレームと、 前記背パイプの延長線上の位置と後方へ傾倒した位置と
    の間を回動可能な背部フレームと、 足のせを備え前記シートフレームの前部に枢着されたフ
    ロントフレームと、 前記ベースフレームと昇降フレームとの間に介装されて
    前記昇降フレームの先端部を上昇方向へ付勢する上昇用
    スプリングと、 前記ベースフレームと昇降フレームとの間に介装されて
    前記昇降フレームの回動位置をロック可能なシート高ロ
    ック機構と、 前記昇降フレームとシートフレームとの間に介装されて
    前記シートフレームの揺動位置をロック可能なリクライ
    ニングロック機構と、を具備し、前記昇降フレームが前記シートフレームとともに前記ベ
    ースフレームに対して回動することによってシート高さ
    が調整可能とされ、 前記シートフレームが前記昇降フレームに対して回動す
    ことによってリクライニング可能とされ、 前記背部フレームが前記シートフレームに対して回動す
    ことによって折り畳み可能に構成されることを特徴と
    する車椅子。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車椅子であって、 前記背部フレームは、上端部に着脱可能なヘッドレスト
    を備えてなることを特徴とする座席降下式車椅子。
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