JP3252583B2 - 磁気ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

磁気ヘッド及びその製造方法

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JP3252583B2
JP3252583B2 JP01153294A JP1153294A JP3252583B2 JP 3252583 B2 JP3252583 B2 JP 3252583B2 JP 01153294 A JP01153294 A JP 01153294A JP 1153294 A JP1153294 A JP 1153294A JP 3252583 B2 JP3252583 B2 JP 3252583B2
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magnetic head
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智義 原田
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Panasonic Corp
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録再生装置等に
用いられる磁気ヘッド及びその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図3,図4はそれぞれ従来の磁気ヘッド
を示す斜視図及び平面図である。図3,図4において、
1はコアチップで、コアチップ1は記録再生用のコア2
と消去用のコア3を非磁性体4を介して接合した構成と
なっている。5はスライダーで、スライダー5には溝6
が設けられている。更にコアチップ1の一方の側面のみ
にスライダー5が張り付けられており、コアチップ1の
他方の側面からはコアチップ1のギャップデプスが測定
可能である。
【0003】また一般に図4に示す様に、磁気ヘッドの
媒体対向面側の縁周部に面取りが施されて面取り部7と
平坦部8が形成されている。この面取り部7及び平坦部
8を形成する事によって、磁気ヘッドと磁気記録媒体
(例えばフロッピーディスク等)の接触性を良くし、磁
気ヘッドや磁気記録媒体の寿命を延ばす試みがなされて
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の構成では、磁気ヘッドと磁気記録媒体の接触性を良好
にするために、磁気ヘッドに面取り加工を施したにも関
わらず、磁気記録媒体等に傷等が入る事があった。
【0005】本発明は前記従来の課題を解決するもの
で、磁気記録媒体等に傷の入らない磁気ヘッドを提供す
る事を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、磁気ヘッドに媒体対向面を分割する様に媒体との摺
動方向に沿って形成された溝を備え、その溝によって分
割された媒体対向面それぞれの平坦部の面積を略同一に
した。
【0007】
【作用】この構成により、溝によって分割された媒体対
向面の媒体との接触面積を等しくする事ができる。
【0008】
【実施例】図1,図2はそれぞれ本発明の一実施例にお
ける磁気ヘッドを示す斜視図,平面図である。
【0009】図1,図2において11はフェライト等の
酸化物磁性材料で構成されたコアチップで、コアチップ
11は記録再生用のコア12と消去用のコア13を非磁
性体14を介して接合した構成となっている。15はセ
ラミック等の非磁性材料で構成されたスライダーで、ス
ライダー15には溝16が設けられている。更にコアチ
ップ11の一方の側面のみにスライダー15が張り付け
られており、コアチップ11の他方の側面からはコアチ
ップ11のギャップデプスが測定可能である。
【0010】また図2に示す様に、磁気ヘッドの媒体対
向面側の縁周部に面取りが施されて面取り部17と平坦
部18が形成されている。19は角部に設けられたC面
取り部である。
【0011】この時、溝16によって分割された媒体対
向面20,21の斜線で示す平坦部18は略等しくなる
様に構成されているので、磁気記録媒体に媒体対向面2
0,21のそれぞれの平坦部18が均等に接触すること
となるので、磁気記録媒体に傷が入り難くなった。一方
従来の磁気ヘッドでは、図4に示す様に平坦部8の面積
(斜線で示す面積)が左右で異なっているために、磁気
ヘッドの左右において不均等な力で磁気記録媒体に接触
していることとなるので、磁気記録媒体に傷等が発生し
ていた。
【0012】以上の様に本実施例では、溝16によって
分割された媒体対向面20,21のそれぞれの平坦部1
8の面積が等しくなる様に構成した事によって、均等な
力で磁気記録媒体に接触する様になる。
【0013】なお、本実施例では、媒体対向面20,2
1のそれぞれの平坦部18の面積が等しくなる様に構成
したが、平坦部18の形状も鏡面対称に形成すれば、媒
体との接触性がより左右で均等となり、より媒体に傷が
入ることはない。
【0014】次に、本発明の一実施例における磁気ヘッ
ドの製造方法について説明する。先ず、コアチップ11
をスライダー15の一方の側面に取り付けるとともにコ
アチップ11とスライダー15が構成する媒体対向面を
均等に分割する様に溝16を設ける。次に、分割された
媒体対向面20,21の内、媒体対向面20の角部にC
面取り部19を設ける。次に、媒体対向面20,21に
研磨テープによる研磨加工等を施して、面取り部17及
び平坦部18をそれぞれ形成する。
【0015】この時、C面取り部19の図2に示す寸法
A,B,Cを変更する事によって、媒体対向面20の側
の平坦部18の面積を調整する事ができる。すなわち、
C面取り部19を形成する大きさによって、研磨テープ
と媒体対向面20との接触面積が異なり、その結果とし
て平坦部18の形成面積が異なって来る。
【0016】C面取り部19を形成しなければならない
理由として、媒体対向面20と媒体対向面21のそれぞ
れの構成材料が異なっているために、同一条件で研磨す
るとフェライトはセラミックよりも摩耗し易いので、媒
体対向面21の方が面取り部17が多くなり、平坦部1
8の面積が小さくなる。従って、媒体対向面21の平坦
部18の面積を基準として、媒体対向面20の平坦部1
8の面積が媒体対向面21の平坦部18と同じになる様
にC面取り部19を形成する。
【0017】この時、C面取り部19は好ましくは角部
に設けた方がよい。C面取り部19を角部に設ける事に
よって、平坦部18の形状が媒体対向面20と媒体対向
面21でほぼ同一となるからである。
【0018】
【発明の効果】本発明は、磁気ヘッドに媒体対向面を分
割する様に媒体との摺動方向に沿って形成された溝を備
え、その溝によって分割された媒体対向面それぞれの平
坦部の面積を略同一にした事により、溝によって分割さ
れた媒体対向面の媒体との接触面積を等しくする事がで
きるので、媒体との接触性がよくなり、媒体に傷が入る
事はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における磁気ヘッドを示す斜
視図
【図2】本発明の一実施例における磁気ヘッドを示す平
面図
【図3】従来の磁気ヘッドを示す斜視図
【図4】従来の磁気ヘッドを示す平面図
【符号の説明】
11 コアチップ 15 スライダー 16 溝 17 面取り部 18 平坦部 19 C面取り部 20,21 媒体対向面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 17/32 G11B 5/187 G11B 5/60

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録または再生の少なくとも一方を行なう
    コアチップと、前記コアチップの一方の側面のみに設け
    られたスライダーとを備え、前記コアチップの他方の側
    面からギャップデプスが測定可能であり、しかも媒体対
    向面側の角部に面取り部及び前記媒体対向面の中央部に
    平坦部を有し、更に媒体対向面側に媒体との摺動方向に
    沿って溝を設けた磁気ヘッドであって、溝によって分割
    された媒体対向面それぞれの平坦部の面積を略同一とし
    た事を特徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】スライダーよりもコアチップが摩耗しやす
    い事を特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】スライダーのコアチップが取り付けられた
    側面と反対側の角部にC面取りを施されている事を特徴
    とする請求項2記載の磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】スライダーの一側面にコアチップを取り付
    け、前記スライダー及び前記コアチップで構成される媒
    体対向面を分割する溝を設け、前記溝で分割された媒体
    対向面において摩耗しにくい側の媒体対向面の角部を取
    り除き、その後前記媒体対向面を研磨して前記媒体対向
    面の周縁部の角部を落とす事を特徴とする磁気ヘッドの
    製造方法。
  5. 【請求項5】摩耗しにくい側の媒体対向面の角部にC面
    取りを施した事を特徴とする請求項4記載の磁気ヘッド
    の製造方法。
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