JPH07130074A - 磁気ヘッド - Google Patents
磁気ヘッドInfo
- Publication number
- JPH07130074A JPH07130074A JP27516993A JP27516993A JPH07130074A JP H07130074 A JPH07130074 A JP H07130074A JP 27516993 A JP27516993 A JP 27516993A JP 27516993 A JP27516993 A JP 27516993A JP H07130074 A JPH07130074 A JP H07130074A
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- Japan
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- magnetic
- sliding
- area
- magnetic core
- gap
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- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】光ディスクに形成した磁気記録領域に磁気記録
を行う磁気ヘッドを安定走行させ、磁気記録領域への傷
付きを防止し、ヘッド当たりを改善し、記録トラック幅
の確保を目的とする。 【構成】磁気コアを両側からスライダで挟み込み、磁気
コアの一部と各スライダの一部に夫れ夫れ摺動平面を形
成し、3個の摺動平面で磁気記録領域に当接させる。ス
ライダに形成された2個の摺動平面の面積和と磁気コア
に形成された摺動平面の面積とはほぼ等しい。また、磁
気ギャップ両端に非磁性部分を設け、非磁性部分にチャ
ンファ加工を施した。 【効果】3個の摺動平面は磁気ヘッドを安定に磁気記録
領域に当接させる。摺動平面の面積の等分化は押圧力の
部分集中を排除する。磁気ギャップ両端の非磁性部分は
滑らかなチャンファ加工を実現し、磁気ギャップの平坦
度を確保する。
を行う磁気ヘッドを安定走行させ、磁気記録領域への傷
付きを防止し、ヘッド当たりを改善し、記録トラック幅
の確保を目的とする。 【構成】磁気コアを両側からスライダで挟み込み、磁気
コアの一部と各スライダの一部に夫れ夫れ摺動平面を形
成し、3個の摺動平面で磁気記録領域に当接させる。ス
ライダに形成された2個の摺動平面の面積和と磁気コア
に形成された摺動平面の面積とはほぼ等しい。また、磁
気ギャップ両端に非磁性部分を設け、非磁性部分にチャ
ンファ加工を施した。 【効果】3個の摺動平面は磁気ヘッドを安定に磁気記録
領域に当接させる。摺動平面の面積の等分化は押圧力の
部分集中を排除する。磁気ギャップ両端の非磁性部分は
滑らかなチャンファ加工を実現し、磁気ギャップの平坦
度を確保する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光ディスクある
いは光カードなどの光情報記録媒体であるCD−ROM
の如きデータの書き込みが不可能な再生専用の光情報記
録媒体の一部分にデータの書き込み可能な磁気記録領域
をもった光情報記録媒体の記録再生に用いる磁気ヘッド
に関するものである
いは光カードなどの光情報記録媒体であるCD−ROM
の如きデータの書き込みが不可能な再生専用の光情報記
録媒体の一部分にデータの書き込み可能な磁気記録領域
をもった光情報記録媒体の記録再生に用いる磁気ヘッド
に関するものである
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータのデータ処理などに
CD−ROMが広く採用されている。このCD−ROM
は再生専用のものであり、後からデータをディスクに書
き込むことができない。そのためディスク内のデータを
処理した後、あるいはデータ処理の途中で、その結果を
当該ディスクに書き込んで保存することができず、書き
込みが可能な他の媒体に書き込まなければならない。ま
た前記データ処理の集計やデータ処理の再開の時には、
前記他の媒体を用いなければならないなどの問題があ
り、使用上不便である。
CD−ROMが広く採用されている。このCD−ROM
は再生専用のものであり、後からデータをディスクに書
き込むことができない。そのためディスク内のデータを
処理した後、あるいはデータ処理の途中で、その結果を
当該ディスクに書き込んで保存することができず、書き
込みが可能な他の媒体に書き込まなければならない。ま
た前記データ処理の集計やデータ処理の再開の時には、
前記他の媒体を用いなければならないなどの問題があ
り、使用上不便である。
【0003】この不便を解決するために、例えば特開昭
60−55526号や特開平01−217746号公報
に記載されているような複合体ディスクが提案されてい
る。これらのディスクはディスク基板に光記録領域と磁
気記録領域とを設け、記録再生は複雑であるが大容量の
記録再生が可能な光記録方式と、記録容量は小量である
が手軽な磁気記録再生方式とを一体にしたものである。
60−55526号や特開平01−217746号公報
に記載されているような複合体ディスクが提案されてい
る。これらのディスクはディスク基板に光記録領域と磁
気記録領域とを設け、記録再生は複雑であるが大容量の
記録再生が可能な光記録方式と、記録容量は小量である
が手軽な磁気記録再生方式とを一体にしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】光記録方式の再生には
光ヘッドを用い、磁気記録の記録再生には磁気ヘッドを
用いる。光ディスクに形成した磁気記録領域は、フレキ
シブル磁気ディスクのような可撓性は無く、ハードディ
スクに近い形態をしている。しかしながら、回転数はフ
レキシブル磁気ディスク並みの300rpm程度であ
り、磁気ヘッドは磁気記録領域に接触摺動して磁気記録
を行っており、飛翔してはいない。また、一方向からの
みのヘッド押しつけなので、接触圧は10g以下であ
る。したがって、磁気ヘッドは、接触圧が20g以上も
あるフレキシブル磁気ディスク用のものでも無く、エア
ベアリングを有するハードディスク用のものでも無く、
フレキシブル磁気ディスク用のものとハードディスク用
のものとの中間の形態の磁気ヘッドであると言える。し
かるに、前記従来例である特開昭60−55526号や
特開平01−217746号公報には磁気ヘッドの具体
的な開示は無かった。
光ヘッドを用い、磁気記録の記録再生には磁気ヘッドを
用いる。光ディスクに形成した磁気記録領域は、フレキ
シブル磁気ディスクのような可撓性は無く、ハードディ
スクに近い形態をしている。しかしながら、回転数はフ
レキシブル磁気ディスク並みの300rpm程度であ
り、磁気ヘッドは磁気記録領域に接触摺動して磁気記録
を行っており、飛翔してはいない。また、一方向からの
みのヘッド押しつけなので、接触圧は10g以下であ
る。したがって、磁気ヘッドは、接触圧が20g以上も
あるフレキシブル磁気ディスク用のものでも無く、エア
ベアリングを有するハードディスク用のものでも無く、
フレキシブル磁気ディスク用のものとハードディスク用
のものとの中間の形態の磁気ヘッドであると言える。し
かるに、前記従来例である特開昭60−55526号や
特開平01−217746号公報には磁気ヘッドの具体
的な開示は無かった。
【0005】接触圧を下げ、ヘッド当たりを向上させた
従来例として特開平3−181061号公報に開示の磁
気ヘッドがある。この従来例の磁気ヘッドは磁気コアを
有する側の媒体摺動面を磁気記録媒体の走行方向に対
し、ほぼ磁気ギャップまでの面積として、スペーシング
の変動を効果的に抑えた、記録の高密度化を図ると共
に、磁気ヘッドの媒体に対する押圧力を小さくして媒体
の耐久性の向上を図ることを目的としている。磁気ヘッ
ドの構成材料は対摩耗性のあるフェライトやチタン酸カ
ルシュームである。エッジが立っていると媒体を傷つけ
るため、エッジ等の角部は滑らかな面取りが施されてい
る。上記特開平3−181061号公報の第4頁第3欄
第5行目から第11行目には「記録再生コア1の媒体走
行面1aをほぼ記録再生ギャップ2を頂点としてR面加
工を行うものである。主に、媒体走行方向aに対して円
弧となるようにするが、媒体走行方向aと直交するトラ
ック走行方向の各部にも媒体を傷つけないように若干の
R面加工を施すことが望ましい。」と記載されている。
しかし、媒体走行方向aと直交するトラック走行方向の
各部にも若干のR面加工を施した場合、磁気ギャップの
端部が丸みを帯び、磁気ギャップの端部に於いて媒体と
の間にスペーシングが生じ、磁気ギャップの幅が見かけ
上狭くなり、記録トラック幅が変化する問題が有った。
また、上記特開平3−181061号公報に開示の磁気
ヘッドはスライダの接触面積が磁気コアの接触面積に比
較して遥かに広いので、僅かな押圧力でも磁気ギャップ
に力が集中するため、押圧力のコントロールが難しい問
題が有った。
従来例として特開平3−181061号公報に開示の磁
気ヘッドがある。この従来例の磁気ヘッドは磁気コアを
有する側の媒体摺動面を磁気記録媒体の走行方向に対
し、ほぼ磁気ギャップまでの面積として、スペーシング
の変動を効果的に抑えた、記録の高密度化を図ると共
に、磁気ヘッドの媒体に対する押圧力を小さくして媒体
の耐久性の向上を図ることを目的としている。磁気ヘッ
ドの構成材料は対摩耗性のあるフェライトやチタン酸カ
ルシュームである。エッジが立っていると媒体を傷つけ
るため、エッジ等の角部は滑らかな面取りが施されてい
る。上記特開平3−181061号公報の第4頁第3欄
第5行目から第11行目には「記録再生コア1の媒体走
行面1aをほぼ記録再生ギャップ2を頂点としてR面加
工を行うものである。主に、媒体走行方向aに対して円
弧となるようにするが、媒体走行方向aと直交するトラ
ック走行方向の各部にも媒体を傷つけないように若干の
R面加工を施すことが望ましい。」と記載されている。
しかし、媒体走行方向aと直交するトラック走行方向の
各部にも若干のR面加工を施した場合、磁気ギャップの
端部が丸みを帯び、磁気ギャップの端部に於いて媒体と
の間にスペーシングが生じ、磁気ギャップの幅が見かけ
上狭くなり、記録トラック幅が変化する問題が有った。
また、上記特開平3−181061号公報に開示の磁気
ヘッドはスライダの接触面積が磁気コアの接触面積に比
較して遥かに広いので、僅かな押圧力でも磁気ギャップ
に力が集中するため、押圧力のコントロールが難しい問
題が有った。
【0006】本発明の目的は、磁気記録領域に接触摺動
して磁気記録を行い、記録トラックの幅が変化せず、媒
体を傷つけず、僅かな押圧力で良好なヘッド当たりが確
保できる磁気ヘッドを提供することにある。
して磁気記録を行い、記録トラックの幅が変化せず、媒
体を傷つけず、僅かな押圧力で良好なヘッド当たりが確
保できる磁気ヘッドを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、まず第一
に、磁気ヘッドの摺動平面が、磁気ギャップを有した磁
気コアに形成された第1の摺動平面と、該磁気コアに固
着したスライダに形成された第2及び第3の摺動平面か
らなり、前記第1の摺動平面と該第2及び第3の摺動平
面とがそれぞれ三角形の頂点の位置関係にあることと
し、前記第2の摺動平面面積と前記第3の摺動平面面積
の和が前記第1の摺動平面面積とほぼ等しい磁気ヘッド
とした。
に、磁気ヘッドの摺動平面が、磁気ギャップを有した磁
気コアに形成された第1の摺動平面と、該磁気コアに固
着したスライダに形成された第2及び第3の摺動平面か
らなり、前記第1の摺動平面と該第2及び第3の摺動平
面とがそれぞれ三角形の頂点の位置関係にあることと
し、前記第2の摺動平面面積と前記第3の摺動平面面積
の和が前記第1の摺動平面面積とほぼ等しい磁気ヘッド
とした。
【0008】第二に、前記第1の摺動平面が、磁気コア
と、該磁気コアに形成された前記磁気ギャップと、該磁
気ギャップの両端部分に形成された非磁性体と、前記磁
気コアと該非磁性体とに形成された滑らかな面取り部分
とから構成された磁気ヘッドとした。
と、該磁気コアに形成された前記磁気ギャップと、該磁
気ギャップの両端部分に形成された非磁性体と、前記磁
気コアと該非磁性体とに形成された滑らかな面取り部分
とから構成された磁気ヘッドとした。
【0009】第三に、前記非磁性体が前記磁気ギャップ
両端に形成された窪みに充填されたガラスであることと
した。
両端に形成された窪みに充填されたガラスであることと
した。
【0010】
【作用】三角形の頂点の位置に配置した第1の摺動平
面、第2の摺動平面及び第3の摺動平面は1つの平面を
規定するので、磁気ヘッド走行を安定させ、第2の摺動
平面面積と第3の摺動平面面積の和が磁気ギャップを有
する第1の摺動平面面積とほぼ等しくしたことは、第2
の摺動平面と第3の摺動平面にかかる力と磁気ギャップ
を有する第1の摺動平面にかかる力をほぼ等しくするの
で、磁気ギャップを有する第1の摺動平面にヘッド押圧
力が集中することが無い。
面、第2の摺動平面及び第3の摺動平面は1つの平面を
規定するので、磁気ヘッド走行を安定させ、第2の摺動
平面面積と第3の摺動平面面積の和が磁気ギャップを有
する第1の摺動平面面積とほぼ等しくしたことは、第2
の摺動平面と第3の摺動平面にかかる力と磁気ギャップ
を有する第1の摺動平面にかかる力をほぼ等しくするの
で、磁気ギャップを有する第1の摺動平面にヘッド押圧
力が集中することが無い。
【0011】また、磁気ギャップの両端部分に非磁性体
を構成し、磁気コアと非磁性体部分に滑らかな面取り加
工を施したことは、磁気ギャップの両端部分に曲線状の
丸みが付かず、従って面取り加工によるスペーシングの
発生が無く、記録トラック幅が変化することを防止す
る。
を構成し、磁気コアと非磁性体部分に滑らかな面取り加
工を施したことは、磁気ギャップの両端部分に曲線状の
丸みが付かず、従って面取り加工によるスペーシングの
発生が無く、記録トラック幅が変化することを防止す
る。
【0012】さらに、磁気ギャップの両端部分に形成さ
れた窪みにがラスを充填したことは、磁気ギャップ幅の
狭い磁気ヘッドの製造を可能とする。
れた窪みにがラスを充填したことは、磁気ギャップ幅の
狭い磁気ヘッドの製造を可能とする。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図面を引用しながら詳細に説
明する。
明する。
【0014】図6は、本発明の磁気ヘッドを搭載した磁
気記録方式パーシャルRAM(Random Acce
ss Memory)付きCD−ROM(Compac
tDisk−Read Only Memory)駆動
装置を示す。本駆動装置は、 シャーシ1、スピンドル
モータ2、光ヘッドキャリッジ6、磁気ヘッドキャリッ
ジ10、送りモータ8、12及び光ディスク14からな
る。シャーシ1の中央にはスピンドルモータ2が載置さ
れ、スピンドルモータ2の軸端部にはターンテーブル3
及びスピンドル4が固着されている。光ディスク14は
ターンテーブル3上に載置され、ディスククランパ5に
よってターンテーブル3に押しつける。シャーシ1には
ガイドレール7が固着されており、ガイドレール7に案
内されて光ヘッドキャリッジ6が送りモータ8によって
光ディスク14の半径方向にスライドする。光ヘッドキ
ャリッジ6には光ヘッド9が有り、光ディスク14のデ
ータを読み取る。シャーシ1にはガイドレール11が固
着されており、ガイドレール11に案内されて磁気ヘッ
ドキャリッジ10が送りモータ12によって光ディスク
14の半径方向にスライドする。磁気ヘッドキャリッジ
10には磁気ヘッド13が有り、光ディスク14に形成
した磁気記録領域に当接して磁気記録を行う。
気記録方式パーシャルRAM(Random Acce
ss Memory)付きCD−ROM(Compac
tDisk−Read Only Memory)駆動
装置を示す。本駆動装置は、 シャーシ1、スピンドル
モータ2、光ヘッドキャリッジ6、磁気ヘッドキャリッ
ジ10、送りモータ8、12及び光ディスク14からな
る。シャーシ1の中央にはスピンドルモータ2が載置さ
れ、スピンドルモータ2の軸端部にはターンテーブル3
及びスピンドル4が固着されている。光ディスク14は
ターンテーブル3上に載置され、ディスククランパ5に
よってターンテーブル3に押しつける。シャーシ1には
ガイドレール7が固着されており、ガイドレール7に案
内されて光ヘッドキャリッジ6が送りモータ8によって
光ディスク14の半径方向にスライドする。光ヘッドキ
ャリッジ6には光ヘッド9が有り、光ディスク14のデ
ータを読み取る。シャーシ1にはガイドレール11が固
着されており、ガイドレール11に案内されて磁気ヘッ
ドキャリッジ10が送りモータ12によって光ディスク
14の半径方向にスライドする。磁気ヘッドキャリッジ
10には磁気ヘッド13が有り、光ディスク14に形成
した磁気記録領域に当接して磁気記録を行う。
【0015】図7は光ディスク14の外観斜視図を示
す。光ディスク14は中心開口17を有し、内周側に磁
気記録のための円環状の磁気記録領域15を形成し、外
周側に所定の幅を有する円環状の光記録領域16を有す
る。中心開口17は駆動装置のスピンドル4と嵌合す
る。
す。光ディスク14は中心開口17を有し、内周側に磁
気記録のための円環状の磁気記録領域15を形成し、外
周側に所定の幅を有する円環状の光記録領域16を有す
る。中心開口17は駆動装置のスピンドル4と嵌合す
る。
【0016】図1、図2および図3は本発明の磁気ヘッ
ドの実施例を示し、図1はその外観斜視図、図2は要部
の部分斜視図、図3は要部の組立て構成図である。
ドの実施例を示し、図1はその外観斜視図、図2は要部
の部分斜視図、図3は要部の組立て構成図である。
【0017】磁気ヘッド13は磁気コア18と、磁気コ
ア18の両脇に固着したスライダ19、20と、磁気コ
ア18に差し込んだコイル21と、磁気コア18に固着
した閉回路用コア22と、ジンバル23及びフレキシブ
ルプリントコイル24とから構成される。
ア18の両脇に固着したスライダ19、20と、磁気コ
ア18に差し込んだコイル21と、磁気コア18に固着
した閉回路用コア22と、ジンバル23及びフレキシブ
ルプリントコイル24とから構成される。
【0018】磁気コア18の材質はフェライトである。
磁気コア18には第1の摺動平面である磁気コア摺動面
25が段差部29を形成することによって形成されてい
る。磁気コア摺動面25には磁気ギャップ31があり、
磁気ギャップ31の両端は削り込まれ、非磁性体である
ガラス32および33が充填されている。磁気コア摺動
面25の周囲は滑らかに面取りされたチャンファ34が
形成されている。磁気ギャップ31の近くに形成された
チャンファ34はガラス32および33に形成されてお
り、磁気ギャップ31にはかかっていない。したがっ
た、磁気ギャップ31は平坦であり、磁気ギャップ31
の幅全てが光ディスク14の磁気記録領域15と密着す
る。段差部29は磁気コア摺動面25より一段下がって
おり、光ディスク14の磁気記録領域15とは接触しな
い。
磁気コア18には第1の摺動平面である磁気コア摺動面
25が段差部29を形成することによって形成されてい
る。磁気コア摺動面25には磁気ギャップ31があり、
磁気ギャップ31の両端は削り込まれ、非磁性体である
ガラス32および33が充填されている。磁気コア摺動
面25の周囲は滑らかに面取りされたチャンファ34が
形成されている。磁気ギャップ31の近くに形成された
チャンファ34はガラス32および33に形成されてお
り、磁気ギャップ31にはかかっていない。したがっ
た、磁気ギャップ31は平坦であり、磁気ギャップ31
の幅全てが光ディスク14の磁気記録領域15と密着す
る。段差部29は磁気コア摺動面25より一段下がって
おり、光ディスク14の磁気記録領域15とは接触しな
い。
【0019】スライダ19及び20の材質はチタン酸カ
ルシューム等の耐摩耗性が強く温度膨張係数が磁気コア
18のフェライトと近い材料である。スライダ19及び
20は相互に対象形をしており、各々、スライダ摺動面
26、27、段差部28、30を有する。スライダ摺動
面26、27の周囲は各々滑らかに面取りされたチャン
ファ35、36が形成されている。段差部28、30は
スライダ摺動面26、27より一段下がっており、光デ
ィスク14の磁気記録領域15とは接触しない。スライ
ダ19及び20は磁気コア18の両側に固着される。磁
気コア摺動面25とスライダ摺動面26および27の3
平面は磁気コア摺動面25を頂点とする二等辺三角形状
に配置されており、スライダ摺動面26とスライダ摺動
面27を加えた面積は磁気コア摺動面25の面積とほぼ
等しい。
ルシューム等の耐摩耗性が強く温度膨張係数が磁気コア
18のフェライトと近い材料である。スライダ19及び
20は相互に対象形をしており、各々、スライダ摺動面
26、27、段差部28、30を有する。スライダ摺動
面26、27の周囲は各々滑らかに面取りされたチャン
ファ35、36が形成されている。段差部28、30は
スライダ摺動面26、27より一段下がっており、光デ
ィスク14の磁気記録領域15とは接触しない。スライ
ダ19及び20は磁気コア18の両側に固着される。磁
気コア摺動面25とスライダ摺動面26および27の3
平面は磁気コア摺動面25を頂点とする二等辺三角形状
に配置されており、スライダ摺動面26とスライダ摺動
面27を加えた面積は磁気コア摺動面25の面積とほぼ
等しい。
【0020】コイル21はボビン37に細線38が巻か
れている。
れている。
【0021】閉回路用コア22はフェライトである。コ
イル21を磁気コア18に差し込み、閉回路用コア22
を磁気コア18に固着して磁気的閉回路を形成する。
イル21を磁気コア18に差し込み、閉回路用コア22
を磁気コア18に固着して磁気的閉回路を形成する。
【0022】ジンバル23は、くり抜き部41、42に
よって中央部40と周辺部43に分けられる。中央部4
0には磁気ヘッドチップ39が固着される。くり抜き部
41、42は、内側と外側の二重になっており、中央部
40が自在に傾斜可能に支持している。周辺部43には
2個の位置決穴44、45と4個の取付け穴46、4
7、48、49が開けられている。
よって中央部40と周辺部43に分けられる。中央部4
0には磁気ヘッドチップ39が固着される。くり抜き部
41、42は、内側と外側の二重になっており、中央部
40が自在に傾斜可能に支持している。周辺部43には
2個の位置決穴44、45と4個の取付け穴46、4
7、48、49が開けられている。
【0023】フレキシブルプリントコイル24はコイル
21に結線されており、また磁気コア18やジンバル2
3のアースを取っている。
21に結線されており、また磁気コア18やジンバル2
3のアースを取っている。
【0024】図4および図5は本発明の磁気ヘッドの第
2の実施例を示し、図4は要部の部分斜視図、図5は要
部の組立て構成図である。
2の実施例を示し、図4は要部の部分斜視図、図5は要
部の組立て構成図である。
【0025】磁気コア18は真中をフェライト、両脇を
非磁性体46、47でサンドイッチ状に挟まれている。
磁気コア18には第1の摺動平面である磁気コア摺動面
25が段差部29を形成することによって一段高く形成
されている。磁気コア摺動面25には磁気ギャップ31
があり、磁気ギャップ31の両端は非磁性体46、47
で終わっている。磁気コア摺動面25の周囲は滑らかに
面取りされたチャンファ34が形成されている。磁気ギ
ャップ31の近くに形成されたチャンファ34は非磁性
体46、47に形成されており、磁気ギャップ31には
かかっていない。したがった、磁気ギャップ31は平坦
であり、磁気ギャップ31の幅全てが光ディスク14の
磁気記録領域15と密着する。段差部29は磁気コア摺
動面25より一段下がっており、光ディスク14の磁気
記録領域15とは接触しない。
非磁性体46、47でサンドイッチ状に挟まれている。
磁気コア18には第1の摺動平面である磁気コア摺動面
25が段差部29を形成することによって一段高く形成
されている。磁気コア摺動面25には磁気ギャップ31
があり、磁気ギャップ31の両端は非磁性体46、47
で終わっている。磁気コア摺動面25の周囲は滑らかに
面取りされたチャンファ34が形成されている。磁気ギ
ャップ31の近くに形成されたチャンファ34は非磁性
体46、47に形成されており、磁気ギャップ31には
かかっていない。したがった、磁気ギャップ31は平坦
であり、磁気ギャップ31の幅全てが光ディスク14の
磁気記録領域15と密着する。段差部29は磁気コア摺
動面25より一段下がっており、光ディスク14の磁気
記録領域15とは接触しない。
【0026】スライダ19及び20の材質はチタン酸カ
ルシューム等の耐摩耗性が強く温度膨張係数が磁気コア
18のフェライトと近い材料である。スライダ19及び
20は相互に対象形をしており、各々、スライダ摺動面
26、27、段差部28、30を有する。スライダ摺動
面26、27の周囲は各々滑らかに面取りされたチャン
ファ35、36が形成されている。段差部28、30は
スライダ摺動面26、27より一段下がっており、光デ
ィスク14の磁気記録領域15とは接触しない。スライ
ダ19及び20は磁気コア18の両側に固着される。磁
気コア摺動面25とスライダ摺動面26および27の3
平面は磁気コア摺動面25を頂点とする二等辺三角形状
に配置されており、スライダ摺動面26とスライダ摺動
面27を加えた面積は磁気コア摺動面25の面積とほぼ
等しい。
ルシューム等の耐摩耗性が強く温度膨張係数が磁気コア
18のフェライトと近い材料である。スライダ19及び
20は相互に対象形をしており、各々、スライダ摺動面
26、27、段差部28、30を有する。スライダ摺動
面26、27の周囲は各々滑らかに面取りされたチャン
ファ35、36が形成されている。段差部28、30は
スライダ摺動面26、27より一段下がっており、光デ
ィスク14の磁気記録領域15とは接触しない。スライ
ダ19及び20は磁気コア18の両側に固着される。磁
気コア摺動面25とスライダ摺動面26および27の3
平面は磁気コア摺動面25を頂点とする二等辺三角形状
に配置されており、スライダ摺動面26とスライダ摺動
面27を加えた面積は磁気コア摺動面25の面積とほぼ
等しい。
【0027】コイル21はボビン37に細線38が巻か
れている。
れている。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上述べたように、三角形の頂
点の位置に配置した第1の摺動平面、第2の摺動平面及
び第3の摺動平面は1つの平面を規定するので、光ディ
スクの磁気記録領域に磁気ヘッドを当接させて安定に走
行させることができる。したがって、磁気ヘッド押圧力
は5g以下が実現でき、磁気記録領域の傷付きや摩耗を
低減できるとともに、第2の摺動平面面積と第3の摺動
平面面積の和が磁気ギャップを有する第1の摺動平面面
積とほぼ等しくしたので、第2の摺動平面と第3の摺動
平面にかかる力と磁気ギャップを有する第1の摺動平面
にかかる力をほぼ等しくするので、磁気ギャップを有す
る第1の摺動平面にヘッド押圧力が集中することを避け
ることができ、光ディスクの磁気記録領域を傷つけるこ
とが無い。
点の位置に配置した第1の摺動平面、第2の摺動平面及
び第3の摺動平面は1つの平面を規定するので、光ディ
スクの磁気記録領域に磁気ヘッドを当接させて安定に走
行させることができる。したがって、磁気ヘッド押圧力
は5g以下が実現でき、磁気記録領域の傷付きや摩耗を
低減できるとともに、第2の摺動平面面積と第3の摺動
平面面積の和が磁気ギャップを有する第1の摺動平面面
積とほぼ等しくしたので、第2の摺動平面と第3の摺動
平面にかかる力と磁気ギャップを有する第1の摺動平面
にかかる力をほぼ等しくするので、磁気ギャップを有す
る第1の摺動平面にヘッド押圧力が集中することを避け
ることができ、光ディスクの磁気記録領域を傷つけるこ
とが無い。
【0029】また、磁気ギャップの両端部分に非磁性体
を形成し、磁気コアと非磁性体部分に滑らかな面取り加
工を施したので、磁気ギャップの両端部分に曲線状の丸
みが付かず、従ってスペーシングの発生が無く、記録ト
ラック幅が変化することがない。
を形成し、磁気コアと非磁性体部分に滑らかな面取り加
工を施したので、磁気ギャップの両端部分に曲線状の丸
みが付かず、従ってスペーシングの発生が無く、記録ト
ラック幅が変化することがない。
【0030】さらに、磁気ギャップの両端部分に形成さ
れた窪みにがラスを充填したことは、磁気ヘッドの製造
にあたり、磁気コアの厚みを磁気ギャップ幅に合わせる
必要が無いので磁気ギャップ幅の狭い磁気ヘッドを製造
することができる。
れた窪みにがラスを充填したことは、磁気ヘッドの製造
にあたり、磁気コアの厚みを磁気ギャップ幅に合わせる
必要が無いので磁気ギャップ幅の狭い磁気ヘッドを製造
することができる。
【図1】本発明の第1の実施例に係る磁気ヘッドの外観
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図1の要部外観斜視図である。
【図3】図2の要部の組立て構成図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係る磁気ヘッドの要部
外観斜視図である。
外観斜視図である。
【図5】図4の要部の組立て構成図である。
【図6】本発明の磁気ヘッドを搭載した駆動装置の断面
図である。
図である。
【図7】光ディスク14の外観斜視図である。
13…磁気ヘッド 14…光ディスク 15…磁気記録領域 18…磁気コア 19、20…スライダ 25…磁気コア摺動面 26、27…スライダ摺動面 28、29、30…段差部 31…磁気ギャップ 32、33、46、47…非磁性体 34、35、36…チャンファ
Claims (3)
- 【請求項1】非可撓性磁性表面を摺動して磁気記録を行
う磁気ヘッドにおいて、 該磁気ヘッドが、磁気ギャップを有した磁気コアに形成
された第1の摺動平面と、該磁気コアに固着したスライ
ダに形成された第2及び第3の摺動平面を有し、前記第
1の摺動平面と該第2及び第3の摺動平面とがそれぞれ
三角形の頂点の位置関係にあり、前記第2の摺動平面面
積と前記第3の摺動平面面積の和が前記第1の摺動平面
面積とほぼ等しいことを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項2】前記第1の摺動平面が、磁気コアと、該磁
気コアに形成された前記磁気ギャップと、該磁気ギャッ
プの両端部分に形成された非磁性体と、前記磁気コアと
該非磁性体とに形成された滑らかな面取り部分とから構
成されたことを特徴とする請求項1に記載の磁気ヘッ
ド。 - 【請求項3】前記非磁性体が前記ギャップ両端に形成さ
れた窪みに充填されたガラスであることを特徴とする請
求項2に記載の磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27516993A JPH07130074A (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27516993A JPH07130074A (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 磁気ヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07130074A true JPH07130074A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=17551639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27516993A Pending JPH07130074A (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 磁気ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07130074A (ja) |
-
1993
- 1993-11-04 JP JP27516993A patent/JPH07130074A/ja active Pending
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