JPH05217141A - 浮動型磁気ヘッド - Google Patents

浮動型磁気ヘッド

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JPH05217141A
JPH05217141A JP4017270A JP1727092A JPH05217141A JP H05217141 A JPH05217141 A JP H05217141A JP 4017270 A JP4017270 A JP 4017270A JP 1727092 A JP1727092 A JP 1727092A JP H05217141 A JPH05217141 A JP H05217141A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gap
plane
magnetic
core
magnetic layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP4017270A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Tsukamoto
茂 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4017270A priority Critical patent/JPH05217141A/ja
Publication of JPH05217141A publication Critical patent/JPH05217141A/ja
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 浮動型磁気ヘッドの巻線溝斜面部の微小クラ
ックをなくして、電気特性を向上させることを目的とす
る。 【構成】 ギャップ対向面に非磁性層31を設け、非磁
性層31の上に金属磁性層32を設け、巻線溝を構成す
る凹部を備えたC字形コア19と、ギャップ対向面に非
磁性層33を設け、非磁性層33の上に金属磁性層34
を設けたスライダコア20とを接合して構成し、巻線溝
の上面には、ギャップ面を含む面と対向する面に続く媒
体対向面と平行な平行面と、この平行面に続いた斜面部
30が形成されており、斜面部30はギャップ面を含む
面と鋭角に交わるように構成され、斜面部30に2つの
斜面35、36を設けるとともに、両斜面35、36を
鏡面加工し、微小クラックを除去した浮動型磁気ヘッ
ド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュ−タ−等の外部
記録装置に搭載される浮動型磁気ヘッドに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュ−タ−の外部記録装置
は、軽薄短小の市場の要請に沿って開発が進められてい
ると共に、単位面積当たりの記録密度を増加させる方向
で進められている。そのため、ヘッド・記録媒体両面か
らその改善、改良がなされており、高保磁力の金属薄膜
媒体に効率良く記録・再生を可能にするため、磁気ヘッ
ドに対しては、コアのギャップ対向面に高磁束密度を有
する金属膜を形成したメタル・インギャップ・ヘッドが
開発の中心をなしている。
【0003】以下従来のメタル・インギャップの浮動型
磁気ヘッドについて図を参照しながら説明する。図4に
おいて、1はMnZnフェライトからなるC字形コア、
2はC字形コア1と同じ材質からなるスライダコアであ
り、C字形コア1上面側と、スライダコア2の上面側と
を、非磁性材料である磁気ギャップ形成材3を介して接
合することにより磁気ギャップを形成する。4は後側の
接合部で隙間がなく一体になるように融着し固定してい
る。5、6、7はスライダコア2の上面に突出した浮上
用のレ−ルであり、記録媒体の回転に伴い浮揚力を得
る。8、9、10は磁気ギャップの反対側に空気を流入
させるためのテ−パ−部、11はコイルの巻線溝であ
る。
【0004】図5は磁気ギャップ部を拡大した断面図で
あり、C字形コア1のギャップ対向面に非磁性層13を
付着させ、その上に重ねて、高磁束密度を有する金属磁
性層14を付着構成している。又、スライダコア2も同
じ構成でありギャップ対向面に非磁性層15を付着さ
せ、その上に重ねて、金属磁性層16を付着させてい
る。磁気ギャップ形成材3は金属磁性層14と金属磁性
層16との間に配置し磁気ギャップを構成している。
【0005】C字形コア1の巻線凹部を設ける際、巻線
凹部の上面が媒体対向面と平行になるように加工すると
次のような問題がある。すなわち、凹部の上面がギャッ
プ下端部と同一面になるようにすると、ギャップの深さ
が僅かであるためコアが強度的に耐えない。又、コアの
強度を持たせるためにギャップ対向面を広くすると磁気
ヘッドの電気特性が低下する。その為に、巻線溝の上面
には、ギャップ面を含む面と対向する面に続く媒体対向
面と平行な平行面と、この平行面に続いた斜面部12が
形成されており、かつ、斜面部12はギャップ面を含む
面と鋭角に交わるように構成されている。斜面部12の
形成は巻線溝11を設ける際に、舟型砥石で同時に研削
加工して、巻線溝11と斜面17が得られる。加工した
斜面17の表面は粗研削であるため梨地面に仕上げられ
ている。梨地面ではC字形コア1のギャップ対向面の下
端部が凹凸であり、ギャップの深さを正確に形成するこ
とができない。その為に、斜面18を設けこの面を鏡面
の状態に仕上げている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように上記の従来
の構成では、斜面17が梨地面の粗研削のままである
が、磁気ギャップ形成時、ガラス等の融着による熱処理
によってコアの加工歪みが焼鈍され、磁気特性的には問
題はないとされていた。しかしながら、粗研削のままで
は、微小クラックが残留し、この微小クラックが磁気ヘ
ッドの電気特性を低下させる原因となり、記録、再生の
特性が低下するという問題点を有していた。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、巻線溝を構成する凹部を備えたコアの微小クラック
をなくした浮動型磁気ヘッドを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、巻線溝を構成する凹部を備えたコアの斜面
に梨地面のある粗研削の加工面をなくして、斜面部をす
べて鏡面に仕上げた構成とした。
【0009】
【作用】この構成によって、巻線溝を構成する凹部を備
えたコアの斜面部の微小クラックが除去され、磁気ヘッ
ドの電気特性が改善され、記録・再生の特性が向上す
る。
【0010】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。本実施例においては、巻線溝を構
成する凹部を備えたコアの代表としてC字形コアについ
て言及するが、巻線溝を設けたコアであれば、例えばE
字形コア等で置き換えても差し支えない。
【0011】図1において、19はMnZnフェライト
からなるC字形コア、20はC字形コア19と同じ材質
からなるスライダコアであり、C字形コア19上面側
と、スライダコア20の上面側を、非磁性材料である磁
気ギャップ形成材21を介して接合することにより磁気
ギャップを形成する。22は後側の接合部で隙間がなく
一体になるように融着し固定している。23、24、2
5はスライダコア20の上面に突出した浮上用のレ−ル
であり、記録媒体の回転に伴い浮揚力を得る。26、2
7、28は磁気ギャップの反対側に空気を流入させるた
めのテ−パ−部、29はコイルの巻線溝である。
【0012】図2は磁気ギャップ部を拡大した断面図で
あり、C字形コア19のギャップ対向面に非磁性層31
を付着させ、その上に重ねて、高磁束密度を有する金属
磁性層32を付着構成している。又、スライダコア20
も同じ構成でありギャップ対向面に非磁性層33を付着
させ、その上に重ねて、金属磁性層34を付着させてい
る。磁気ギャップ形成材21は金属磁性層32と金属磁
性層34との間に配置し磁気ギャップを構成している。
【0013】尚、本実施例のC字形コア19の巻線溝2
9においては、巻線溝29の形状は図5に示した従来例
とほぼ同様の構成であり詳細は省略する。
【0014】本実施例の斜面35は鏡面の状態に仕上げ
ているので、微小クラックが除去されている。従って、
斜面部30は傾斜角度の異なる2つの斜面35、36を
設けるとともに、斜面の微小クラックを除去しているの
で、磁気ヘッドの磁気特性が改善され、電気特性での記
録・再生の特性が向上する。
【0015】(実施例2)実施例1ではC字形コアとス
ライダコアにそれぞれ金属磁性層を設けた場合のメタル
・インギャップの浮動型磁気ヘッドについて説明した
が、本実施例ではC字形コアのみに金属磁性層を設けた
場合について説明する。本実施例においても、巻線溝を
構成する凹部を備えたコアの代表としてC字形コアにつ
いて言及するが、巻線溝を設けたコアであれば、例えば
E字形コア等で置き換えても差し支えない。
【0016】図3に示すように、C字形コア37のギャ
ップ対向面に非磁性層38を付着させ、その上に重ね
て、高磁束密度を有する金属磁性層39を付着させ、磁
気ギャップ形成材40は金属磁性層39とスライダコア
41との間に配置し磁気ギャップを構成させた場合のよ
うな、片方のみ金属磁性層39からなる金属膜のメタル
・インギャップの浮動型磁気ヘッドについても、斜面4
2、43を共に鏡面に仕上げたことにより実施例1と同
様な効果が得られる。
【0017】ところで、実施例1、2ではスライダコア
と接合する側のコアに巻線溝が設けてある場合について
触れた。しかし実施例1、2においては、スライダコア
と接合する側のコアに巻線溝が設けてない場合にも適用
できるということは言うまでもない。加えて斜面部の斜
面の数も、複数でさえあれば2以外の数値を当てはめて
も差し支えない。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明は、磁気回路を形成
しているC字形コアの斜面部の斜面を共に鏡面に仕上げ
ることにより、微小クラックが除去され、磁気ヘッドの
電気特性が改善されるので、記録、再生の特性が向上し
た浮動型磁気ヘッドが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における浮動型磁気ヘッ
ドの斜視図
【図2】第1の実施例における磁気ギャップ部の拡大断
面図
【図3】本発明の第2の実施例における磁気ギャップ部
の拡大断面図
【図4】従来例の浮動型磁気ヘッドの斜視図
【図5】従来例の磁気ギャップ部の拡大断面図
【符号の説明】
1 C字形コア 2 スライダコア 3 磁気ギャップ形成材 4 接合部 5 レ−ル 6 レ−ル 7 レ−ル 8 テ−パ−部 9 テ−パ−部 10 テ−パ−部 11 巻線溝 12 斜面部 13 非磁性層 14 金属磁性層 15 非磁性層 16 金属磁性層 17 斜面 18 斜面 19 C字形コア 20 スライダコア 21 磁気ギャップ形成材 22 接合部 23 レ−ル 24 レ−ル 25 レ−ル 26 テ−パ−部 27 テ−パ−部 28 テ−パ−部 29 巻線溝 30 斜面部 31 非磁性層 32 金属磁性層 33 非磁性層 34 金属磁性層 35 斜面 36 斜面 37 C字形コア 38 非磁性層 39 金属磁性層 40 磁気ギャップ形成材 41 スライダコア 42 斜面 43 斜面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ギャップ対向面に非磁性層を設け、前記非
    磁性層の上に金属磁性層を設け、巻線溝を構成する凹部
    を備えたコアと、他のコアとを磁気ギャップとなる非磁
    性物を介して接合した磁気ヘッドであって、巻線溝の上
    面には、ギャップ面を含む面と対向する面に続く媒体対
    向面と平行な平行面と、この平行面に続いた斜面部が形
    成されており、かつ、前記斜面部は前記ギャップ面を含
    む面と鋭角に交わるように構成され、前記斜面部には複
    数の斜面を設けるとともに前記複数の斜面を鏡面加工し
    たことを特徴とする浮動型磁気ヘッド。
JP4017270A 1992-02-03 1992-02-03 浮動型磁気ヘッド Pending JPH05217141A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6321611A (ja) * 1986-07-14 1988-01-29 Fujitsu Ltd 導波路基板と光フアイバとの接続部構造
JPH02134606A (ja) * 1988-11-15 1990-05-23 Asahi Chem Ind Co Ltd 光軸合せ用ガイド付光デバイス
JPH02157805A (ja) * 1988-12-12 1990-06-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ガイド付光導波路およびその製造方法

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