JP3252493B2 - 電子式計算機及びその計算処理方法 - Google Patents
電子式計算機及びその計算処理方法Info
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Description
示する割り算機能を搭載した電子式計算機及びその計算
処理方法に関する。
ない数値の割り算(例えば20÷3)を実行させると、
通常、表示部には、「6.66…」と最終桁まで小数点
以下の割り切れない数値が連続表示されるか、最終桁の
み四捨五入されて「6.66…7」と表示される。この
場合、上記割り算による商及びその余りを明確に分けて
知ることができない問題がある。
割り算結果を商と余りに分けて表示させるための特定キ
ーを操作すれば、例えば「6.6あまり0.2」と小数
点以下1桁までの商とその余りを計算表示する、所謂、
余り割り算機能を備えた電子式計算機が考えられてい
る。
来の余り割り算機能を有する電子式計算機は、商の算出
表示が小数点以下1桁に限られているため、それ以下の
任意の桁までの商を求めてその余りを得ることができな
い問題がある。本発明は上記課題に鑑みなされたもの
で、商及びその余りの桁数を任意に設定して計算表示す
ることが可能になる電子式計算機及びその計算処理方法
を提供することを目的とする。
る第1の電子式計算機は、0乃至9の数値入力キー及び
除算を行なわせるための演算キーを有する電子式計算機
であって、 キー操作を検出するキー検出手段と、このキ
ー検出手段により検出された上記演算キーの操作に応じ
て商と余りを算出する除算を実行させる際に当該演算キ
ーの操作回数を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記
憶された演算キーの操作回数に対応して設定される単位
で上記除算を実行する制御手段とを備えて構成したもの
である。
は、0乃至9の数値キー及び除算を行なわせるための特
定キーと計算を実行するための実行キーとを有する電子
式計算機であって、少なくとも除算の商及び余りを表示
する数値表示体及び上記特定キーの操作に応じて点灯す
る特定表示体とを有する表示手段と、キー操作を検出す
るキー検出手段と、 このキー検出手段により検出された
上記特定キーの操作に応じて商と余りを算出する除算を
実行させる際に上記実行キーの操作回数を記憶する記憶
手段と、この記憶手段に記憶された実行キーの操作回数
に対応して設定される商と余りの単位で上記除算を実行
しその実行結果を上記表示手段に表示する制御手段とを
備えて構成したものである。
められる小数点以下の桁数が更新されて計算実行され、
その商及び余りが同時表示されることになる。
明する。図1は小型電子式計算機の構成を示すブロック
図であり、この小型電子式計算機はCPU11によりそ
の動作制御が行なわれる。CPU11には、キー入力部
12の他、ROM13、RAM14、及び表示部15が
接続される。
ー「0〜9」、演算子キー「+,−,×,÷」、余り割
り算キー「あまり÷」、クリアキー「C」、オールクリ
アキー「AC」、計算実行キー「=」等が備えられる。
ここで、上記余り割り算キー「あまり÷」は、商と余り
を算出する割り算を行なわせる際に、上記通常の商算演
算子キー「÷」に代わって操作される。この場合、上記
計算実行キー「=」を操作する毎に、計算により求めら
れる商及びその余りの桁数が小数点以下1桁ずつ更新さ
れる。ROM13には、CPU11における制御動作を
司る演算制御プログラムや表示制御プログラムが記憶さ
れる。
御動作に応じて、キー入力された被演算数としての数値
データや演算結果数値データ等が必要に応じて記憶され
るもので、このRAM14のAレジスタは表示レジス
タ、Bレジスタは退避レジスタ、Cレジスタは上記余り
割り算を行なう際の被演算数レジスタ、Dレジスタは上
記余り割り算を行なう際の演算数レジスタ、Eレジスタ
は上記余り割り算を行なう際の桁指定レジスタ、Fはフ
ラグレジスタとして使用される。
ー入力操作に応じた演算数値データや演算子マークが表
示されるもので、例えば通常の商算演算子キー「÷」に
代わって「あまり÷」キーが操作された場合には、商と
余りを計算表示する余り割り算モードであることを示す
「あまり÷」マークが表示される。次に、上記構成によ
る小型電子式計算機の表示動作について説明する。図2
は上記小型電子式計算機における余り割り算処理を示す
フローチャートである。図3は上記小型電子式計算機の
余り割り算処理に伴う表示状態を示す図である。
算を行なう場合に、まず、キー入力部12のテンキーに
より「20」と操作すると、RAM14のフラグレジス
タFにおけるフラグ“1”か否か判断される(ステップ
S1,S2)。
投入時あるいはオールクリアキー「AC」の操作時にお
いてリセットされているので、上記ステップS2ではF
=0、つまり“N”(NO)と判断され、上記テンキー
により置数された被演算数「20」は被演算数レジスタ
Cに書込まれると共に、表示レジスタAにも書込まれる
(ステップS2→S3,S4)。すると、上記表示レジ
スタAに書込まれた被演算数「20」が表示部15に表
示される(ステップS5)。
「あまり÷」を操作すると、RAM14におけるフラグ
レジスタFに“1”がセットされ、表示部15の数値表
示帯の上部に対し、現計算モードが商と余りを計算する
余り割り算モードであることを示す「あまり÷」マーク
が表示される(ステップS1→S6〜S8,S5)。
「3」と操作すると、RAM14のフラグレジスタFに
おけるフラグ“1”と判断され、上記テンキーにより置
数された演算数「3」は演算数レジスタDに書込まれる
と共に、上記表示レジスタAに既に書込まれている被演
算数「20」が退避レジスタBに書換えられ、表示レジ
スタAには代わって上記演算数「3」が書込まれる(ス
テップS1,S2→S9,S10,S4)。すると、上
記表示レジスタAに書込まれた演算数「3」が表示部1
5に表示される(ステップS5)。
と、RAM14における桁指定レジスタEの桁指定値が
“1”(小数点以下1桁)に更新設定されると共に、被
演算数レジスタCに記憶される被演算数「20」と演算
数レジスタDに記憶される演算数「3」とに基づく小数
点以下1桁までの商「6.6」とその余り「0.2」が
算出され、表示レジスタAに書込まれる(ステップS1
→S6→S11〜S14)。
記表示レジスタAに書込まれた小数点以下1桁までの商
「6.6」及びその余り「0.2」が、前記「あまり
÷」マークと共に表示部15に表示されるようになる
(ステップS5)。
りを求めたい場合に、キー入力部12における上記計算
実行キー「=」をもう1回操作(2回目)すると、上記
RAM14における桁指定レジスタEの桁指定値が
“2”(小数点以下2桁)に更新設定されると共に、被
演算数レジスタCに記憶される被演算数「20」と演算
数レジスタDに記憶される演算数「3」とに基づく小数
点以下2桁までの商「6.66」とその余り「0.0
2」が算出され、表示レジスタAに書込まれる(ステッ
プS1→S6→S11〜S14)。
記表示レジスタAに書込まれた小数点以下2桁までの商
「6.66」及びその余り「0.02」が、前記「あま
り÷」マークと共に表示部15に表示されるようになる
(ステップS5)。
その余りを求めたい場合に、キー入力部12における上
記計算実行キー「=」をもう1回操作(3回目)する
と、上記RAM14における桁指定レジスタEの桁指定
値が“3”(小数点以下3桁)に更新設定されると共
に、被演算数レジスタCに記憶される被演算数「20」
と演算数レジスタDに記憶される演算数「3」とに基づ
く小数点以下3桁までの商「6.666」とその余り
「0.002」が算出され、表示レジスタAに書込まれ
る(ステップS1→S6→S11〜S14)。
記表示レジスタAに書込まれた小数点以下3桁までの商
「6.666」及びその余り「0.002」が、前記
「あまり÷」マークと共に表示部15に表示されるよう
になる(ステップS5)。
によれば、キー入力部12の余り割り算キー「あまり
÷」を用いて、例えば「20÷3」の商と余りを算出す
る割り算を実行させる際に、計算実行キー「=」の操作
回数をRAM14の桁指定レジスタEに記憶させ、初回
操作時には、小数点以下1桁までの割り算を実行してそ
の商「6.6」及び余り「0.2」を、余り割り算モー
ドであることを示す「あまり÷」マークと共に表示部1
5に表示させ、上記計算実行キー「=」の2回目操作時
には、小数点以下2桁までの割り算を実行してその商
「6.66」及び余り「0.02」を表示させ、さら
に、3回目操作時には、小数点以下3桁までの割り算を
実行してその商「6.666」及び余り「0.002」
を表示させるので、従来型の小型電子式計算機のよう
に、商の算出表示が小数点以下1桁に限られることな
く、容易にそれ以下の任意の桁までの商を求めてその余
りを得ることができる。
子式計算機は、0乃至9の数値入力キー及び除算を行な
わせるための演算キーを有する電子式計算機であって、
キー操作を検出するキー検出手段と、このキー検出手段
により検出された上記演算キーの操作に応じて商と余り
を算出する除算を実行させる際に当該演算キーの操作回
数を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された演
算キーの操作回数に対応して設定される単位で上記除算
を実行する制御手段とを備えて構成し、また、第2の電
子式計算機は、0乃至9の数値キー及び除算を行なわせ
るための特定キーと計算を実行するための実行キーとを
有する電子式計算機であって、少なくとも除算の商及び
余りを表示する数値表示体及び上記特定キーの操作に応
じて点灯する特定表示体とを有する表示手段と、キー操
作を検出するキー検出手段と、このキー検出手段により
検出された上記特定キーの操作に応じて商と余りを算出
する除算を実行させる際に上記実行キーの操作回数を記
憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された実行キー
の操作回数に対応して設定される商と余りの単位で上記
除算を実行しその実行結果を上記表示手段に表示する制
御手段とを備えて構成したので、その何れの場合でも、
商及びその余りの桁数を任意に設定して計算表示するこ
とが可能になる。
構成を示すブロック図。
を示すフローチャート。
表示状態を示す図。
…RAM、15…表示部、A…表示レジスタ、B…退避
レジスタ、C…被演算数レジスタ、D…演算数レジス
タ、E…桁指定レジスタ、F…フラグレジスタ、「0」
〜「9」…テンキー、「あまり÷」…余り割り算キー、
「=」…計算実行キー。
Claims (4)
- 【請求項1】 0乃至9の数値入力キー及び除算を行な
わせるための演算キーを有する電子式計算機であって、 キー操作を検出するキー検出手段と、 このキー検出手段により検出された 上記演算キーの操作
に応じて商と余りを算出する除算を実行させる際に当該
演算キーの操作回数を記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された演算キーの操作回数に対応し
て設定される単位で上記除算を実行する制御手段とを備
えたことを特徴とする電子式計算機。 - 【請求項2】 0乃至9の数値キー及び除算を行なわせ
るための特定キーと計算を実行するための実行キーとを
有する電子式計算機であって、 少なくとも除算の商及び余りを表示する数値表示体及び
上記特定キーの操作に応じて点灯する特定表示体とを有
する表示手段と、キー操作を検出するキー検出手段と、 このキー検出手段により検出された 上記特定キーの操作
に応じて商と余りを算出する除算を実行させる際に上記
実行キーの操作回数を記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された実行キーの操作回数に対応し
て設定される商と余りの単位で上記除算を実行しその実
行結果を上記表示手段に表示する制御手段とを具備した
ことを特徴とする電子式計算機。 - 【請求項3】 0乃至9の数値入力キー及び除算を行な
わせるための演算キーを有する電子式計算機の計算処理
方法であって、 キー操作を検出するキー検出ステップと、 このキー検出ステップにて検出された上記演算キーの操
作に応じて商と余りを算出する除算を実行させる際に当
該演算キーの操作回数を記憶する記憶ステップと、 この記憶ステップにて記憶された演算キーの操作回数に
対応して設定される単位で上記除算を実行する制御ステ
ップとからなることを特徴とする計算処理方法。 - 【請求項4】 0乃至9の数値キー及び除算を行なわせ
るための特定キーと 計算を実行するための実行キーとを
有する電子式計算機の計算処理方法であって、 キー操作を検出するキー検出ステップと、 このキー検出手段にて検出された上記特定キーの操作に
応じて商と余りを算出する除算を実行させる際に上記実
行キーの操作回数を記憶する記憶ステップと、 この記憶ステップにて記憶された実行キーの操作回数に
対応して設定される商と余りの単位で上記除算を実行し
その実行結果を除算の商及び余りを表示する数値表示及
び上記特定キーの操作に応じた特定表示によって表示す
る制御ステップとからなることを特徴とする計算処理方
法。
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---|---|---|---|
JP32011892A JP3252493B2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 電子式計算機及びその計算処理方法 |
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JP32011892A Expired - Fee Related JP3252493B2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 電子式計算機及びその計算処理方法 |
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CN1300717C (zh) * | 2003-12-25 | 2007-02-14 | 金宝电子工业股份有限公司 | 商值/余数分屏显示的方法及其装置 |
JP5895021B2 (ja) * | 2014-05-19 | 2016-03-30 | 瑞起 久保 | 計算機およびプログラム |
-
1992
- 1992-11-30 JP JP32011892A patent/JP3252493B2/ja not_active Expired - Fee Related
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