JP3252061B2 - 天井部の構造 - Google Patents

天井部の構造

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JP3252061B2 JP24441194A JP24441194A JP3252061B2 JP 3252061 B2 JP3252061 B2 JP 3252061B2 JP 24441194 A JP24441194 A JP 24441194A JP 24441194 A JP24441194 A JP 24441194A JP 3252061 B2 JP3252061 B2 JP 3252061B2
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稔 西尾
浩 駒井
正雄 辻
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ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井部の構造に関し、
詳しくは天井面の広い面積から空調空気を均等に吹き出
して室内の空調を行う構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】室内の冷暖房を行う場合、天井仕上げ面
の複数箇所に設けた空調吹き出し口から空調空気を吹き
出して行われるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の構造
の場合、空調吹き出し口から集中した空調空気が吹き出
されて室内の気流が生じて不快感を感じるという問題が
あり、また空調吹き出し口から集中して空調空気を吹き
出すために吹き出し音が発生するという問題がある。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、本発明の目的とするところは広い面積の通気
性天井仕上げ面の全面から均等に空調空気を吹き出して
空調できて気流を生じたり吹き出し音を発生したりする
ことなく快適に空調でき、また空調の立ち上がりのとき
には室内に多量の空調空気を送り込んで早期に立ち上げ
ることができる天井部の構造を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明天井部の構造は、天井基面1の下方に通気空間2
を隔てて通気性天井仕上げ面3を形成し、通気性天井仕
上げ面3は全面に亙って目で識別できない微細な通気孔
を無数に有すると共にフィルター機能を有する構造と
し、通気性天井仕上げ面3の下方に室内に空調空気を直
に吹き出す直吹き出し口4を設け、空調空気を上記通気
空間2や直吹き出し口4に供給する供給管路12に切り
替えダンパー11を設け、切り替えダンパー11の切り
替えにて空調空気を通気空間2或いは直吹き出し口4或
いは通気空間2と直吹き出し口4の両方に選択的に加圧
供給するようにして成ることを特徴とする。
【0006】また空調空気は室内7の空気を吸い込みエ
アーコンデショナー5で熱交換して送風される空気であ
ることを特徴とすることも好ましい。また空調空気は床
下17から取り入れて送風される床下空気であることを
特徴とすることも好ましい。また空調空気は夜間に屋外
から取り入れて送風される外気であることを特徴とする
ことも好ましい。
【0007】さらに空調空気を送風する送風機またはエ
アーコンディショナーを天井基面1の上側に設け、供給
経路を介して通気空間2或いは直吹き出し口4に供給す
るようにして成ることを特徴とすることも好ましい。さ
らにまたエアーコンデショナー5へ空気を送る経路に切
り替え弁装置6を設け、室内7から戻る空気や床下空気
や外気を選択切り替えして供給し得るようにして成るこ
とを特徴とすることも好ましい。
【0008】
【作用】上記構成によれば、通気空間2に空調空気を供
給することにより、空調空気を広い面積の通気性天井仕
上げ面3の全面から均等に吹き出して空調できる。この
ため全面の微細な通気孔から均等に吹き出して空調でき
て快適に空調できると共に吹き出し音が発生するのを防
止でき、さらに通気性天井仕上げ面3のフィルター機能
にて空気を浄化でき、さらにまた通気性があるために通
気性天井仕上げ面3に冷房時結露を生じるおそれがな
い。また切り替えダンパー11の切り替えにて空調空気
を通気性天井仕上げ面3の全面から吹き出されるように
したり、空調空気を直吹き出し口4から直接吹き出され
るようにしたり、空調空気を通気性天井仕上げ面3と直
吹き出し口4の両方から吹き出されたりするようにでき
る。また空調の立ち上がりときに空調空気を直吹き出し
口4或いは直吹き出し口4と通気空間2の両方に供給す
ることにより、天井基面1または通気性天井仕上げ面3
に熱を授受することが少なくなるので空調の立ち上がり
を早くでき、また直吹き出し口4からの空調空気を吹き
出しにて冷房時に涼感を得ることができる。
【0009】
【実施例】図1乃至図3に示すように建物8の天井部に
は合板等の天井下地材を貼って天井基面1を形成してあ
り、天井基面1の下には通気空間2を介して通気性天井
仕上げ面3を形成してあり、室内7の天井面に通気性天
井面仕上げ面3を露出させてある。この通気性天井仕上
げ面3は天井面の略全面に亙るように設けてあっても、
天井面の大部分の面に設けると共に残りの部分を通常の
天井材で仕上げた非通気性の天井仕上げ面としてもよ
い。天井基面1の上にはエアコンディショナー5を設置
してある。このエアーコンデショナー5には熱交換器と
送風のための送風機を有している。
【0010】エアーコンデショナー5から複数本の供給
管路10を連出してあり、この供給管路10を切り替え
ダンパー11を介して第1分岐供給路12aと第2分岐
供給路12bに分岐してある。第1分岐供給路12aは
通気空間2の吐出口13に連通させてあり、第2分岐供
給路12bは吹き出しダクト22に連通させてある。吹
き出しダクト22は天井面から下方に膨出するように設
けてあり、吹き出しダクト22に直吹き出し口4を設け
てある。エアーコンデショナー5から空調空気を供給す
るとき切り替えダンパー11の切り替えにて空調空気を
通気空間2のみに供給したり、直吹き出し口4にのみに
供給したり、通気空間2及び直吹き出し口4の両方に供
給したりする切り替えができるようになっている。
【0011】またエアーコンデショナー5から吸入管路
14を連出してあり、吸入管路14の端部に四方切り替
え弁のような切り替え弁装置6を設けてある。天井面に
は室内7に開口する室内空気吸入口15を設けてあり、
室内空気吸入口15と切り替え弁装置6とを室内空気吸
入管路16にて連通させてある。また建物8の床下17
の床下空気を供給する床下空気供給管路18を切り替え
弁装置6に連通させてあり、建物の軒下19等から夜間
冷気のような外気を供給する外気供給管路20も切り替
え弁装置6に連通させてある。そして切り替え弁装置6
を切り替えることにより、室内空気と床下空気と外気を
選択してエアーコンデショナー5に送ることができるよ
うになっている。一般的には室内空気を送るときはエア
ーコンデショナー5の熱交換器と送風機を作動させて温
度制御した空調空気を送るようになっており、床下空気
や外気を送るときにはエアーコンデショナー5の送風機
だけを作動させてそのまま空調空気として供給できるよ
うになっている。つまり、エアコンディショナー5から
通気空間2や直吹き出し口4に供給される空調空気とし
てはエアコンディショナー5で適宜の温度の空調された
空気、床下空気や夜間冷気のような外気を送風するだけ
の空気がある。また切り替え弁装置6で室内空気或いは
床下空気或いは外気の吸い込みを切り替えるようになっ
ているが、これらを同時に吸い込むこともあり、次の表
1のような組み合わせがある。
【0012】
【表1】
【0013】通気性天井仕上げ面3を構成する通気性天
井材としては布材、紙材、フェルト、不織布、ロックウ
ール材、フィルター材等がある。この通気性天井材は目
では識別できない微細な通気孔(非可視孔)を無数に有
すると共にフィルターの機能を有するものである。この
通気性天井仕上げ面3を形成するとき、適当な大きさに
枠組みされた(例えば6尺×3尺)に枠材に通気性天井
材を貼ったものを、天井面に複数枚並べ、嵌め込み式等
で着脱自在に取り付ける構造にすることが望ましい。し
かして切り替えダンパー11の切り替えにてエアコンデ
ィショナー5から空調空気を通気空間2に供給すると、
通気性天井仕上げ面3の全面から空調空気が吹き出さ
れ、室内7の空調が行われる。このとき広い面積から均
等に空調空気が吹き出されて気流を殆ど生じることな
く、室内7を均等に空調できる。このとき通気性天井仕
上げ面3のフィルター機能にて煙草の煙り等の汚染粒子
が捕らえられ、空気の浄化が行われる。また空調の立ち
上がり時には切り替えダンパー11にて空調空気を直吹
き出し口4または直吹き出し口4及び通気空間2の両方
に供給し、多量の空調空気を一度に吹き出して早期に立
ち上げる。また通気性天井仕上げ面3が汚れたとき清掃
したりする場合、上記のように適当な大きさの枠材に通
気性天井材を貼った構造にしてあると、簡単に取り外し
て清掃を行うことができる。
【0014】また上記実施例の場合、切り替え弁装置6
を介して吸入管路14に室内空気、床下空気及び外気の
3者を取り入れる構造になっていたが、室内空気と床下
空気の2者を取り入れる構造でも、室内空気と外気の2
者を取り入れる構造でも、床下空気と外気の2者を取り
入れる構造でもよい。この場合も切り替え弁装置6にて
選択して2者のうち任意のものを取り入れることができ
るようになっている。
【0015】
【発明の効果】本発明は叙述のように天井基面の下方に
通気空間を隔てて通気性天井仕上げ面を形成し、通気性
天井仕上げ面は全面に亙って目で識別できない微細な通
気孔を無数に有すると共にフィルター機能を有する構造
とし、通気性天井仕上げ面の下方に室内に空調空気を直
に吹き出す直吹き出し口を設け、空調空気を上記通気空
間や直吹き出し口に供給する供給管路に切り替えダンパ
ーを設け、切り替えダンパーの切り替えにて空調空気を
通気空間或いは直吹き出し口或いは通気空間と直吹き出
し口の両方に選択的に加圧供給するようにしてあるの
で、通気空間に空調空気を供給することにより、空調空
気を広い面積の通気性天井仕上げ面の全面から均等に吹
き出して空調できるものであって、全面の微細な通気孔
から均等に吹き出して空調できて快適に空調できると共
に吹き出し音が発生するのを防止できるのであり、しか
も通気性天井仕上げ面のフィルター機能にて空気を浄化
できるものであり、さらに通気性があるために通気性天
井仕上げ面に冷房時結露を生じるおそれがないものであ
り、また空調の立ち上がりのときに空調空気を直吹き出
し口或いは直吹き出し口と通気空間の両方に供給するこ
とにより、天井基面または通気性天井仕上げ面に熱を授
受することが少なくなるので立ち上がりを早くできるも
のであり、また直吹き出し口からの空調空気の吹き出し
にて冷房時に涼感を得ることができるものである。
【0016】また本発明の請求項2記載の発明のように
空調空気は室内の空気を吸い込みエアーコンデショナー
で熱交換して送風される空気であると、適当に温度制御
された空調空気を供給して最適に空調ができるものであ
る。また本発明の請求項3記載の発明のように空調空気
は床下から取り入れて送風される床下空気であると、床
下空気の熱を利用して省エネルギー化が図れるものであ
る。
【0017】また本発明の請求項記載の発明のように
空調空気は夜間に屋外から取り入れて送風される外気で
あると、夜間の冷気を利用して省エネルギー化を図るこ
とができるものである。さらに本発明の請求項5記載の
発明のように空調空気を送風する送風機またはエアーコ
ンディショナーを天井基面の上側に設け、供給経路を介
して通気空間或いは直吹き出し口に供給するようにして
いるので、天井裏のデッドスペースを有効利用して送風
機やエアーコンディショナー等を設置できるものであ
る。
【0018】さらにまた本発明の請求項6記載の発明の
ようにエアーコンデショナーへ空気を送る経路に切り替
え弁装置を設け、室内から戻る空気や床下空気や外気を
選択切り替えして供給し得るようにしてあると、室内空
気や床下空気や外気をエアーコンデショナーに選択的に
送ってエアーコンデショナーから空調空気を供給できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略断面図である。
【図2】同上の一部切欠概略斜視図である。
【図3】同上の天井基面上の配管を示す平面図である。
【符号の説明】
1 天井基面 2 通気空間 3 通気性天井仕上げ面 4 直吹き出し口 5 エアーコンデショナー 6 切り替え弁装置 7 室内
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森川 淳 大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号 ナショナル住宅産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−28939(JP,A) 特開 昭55−24566(JP,A) 特開 昭58−86342(JP,A) 実開 平3−73824(JP,U) 実開 平2−64613(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 9/00 - 9/02 E04B 1/70 F24F 13/00 - 13/078

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井基面の下方に通気空間を隔てて通気
    性天井仕上げ面を形成し、通気性天井仕上げ面は全面に
    亙って目で識別できない微細な通気孔を無数に有すると
    共にフィルター機能を有する構造とし、通気性天井仕上
    げ面の下方に室内に空調空気を直に吹き出す直吹き出し
    口を設け、空調空気を上記通気空間や直吹き出し口に供
    給する供給管路に切り替えダンパーを設け、切り替えダ
    ンパーの切り替えにて空調空気を通気空間或いは直吹き
    出し口或いは通気空間と直吹き出し口の両方に選択的に
    加圧供給するようにして成ることを特徴とする天井部の
    構造。
  2. 【請求項2】 空調空気は室内の空気を吸い込みエアー
    コンデショナーで熱交換して送風される空気であること
    を特徴とする請求項1記載の天井部の構造。
  3. 【請求項3】 空調空気は床下から取り入れて送風され
    る床下空気であることを特徴とする請求項1記載の天井
    部の構造。
  4. 【請求項4】 空調空気は夜間に屋外から取り入れて送
    風される外気であることを特徴とする請求項1記載の天
    井部の構造。
  5. 【請求項5】 空調空気を送風する送風機またはエアー
    コンディショナーを天井基面の上側に設け、供給経路を
    介して通気空間或いは直吹き出し口に供給するようにし
    て成ることを特徴とする請求項1記載の天井部の構造。
  6. 【請求項6】 エアーコンデショナーへ空気を送る経路
    に切り替え弁装置を設け、室内から戻る空気や床下空気
    や外気を選択切り替えして供給し得るようにして成るこ
    とを特徴とする請求項1記載の天井部の構造。
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