JP3251839B2 - アクセスコントロールシステム - Google Patents

アクセスコントロールシステム

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JP3251839B2
JP3251839B2 JP04638696A JP4638696A JP3251839B2 JP 3251839 B2 JP3251839 B2 JP 3251839B2 JP 04638696 A JP04638696 A JP 04638696A JP 4638696 A JP4638696 A JP 4638696A JP 3251839 B2 JP3251839 B2 JP 3251839B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード等によって
個人を識別して入出管理を行うアクセスコントロールシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビルやオフィス、研究所等の重要
施設等への出入りの管理をコンピュータを使用して行う
アクセスコントロールシステムが知られている。図9は
従来のアクセスコントロールシステムの構成を示すブロ
ック図である。この図に示すアクセスコントロールシス
テムは、ホストコンピュータ1、伝送インターフェイス
ユニット2、入出管理制御盤3、カードリーダ4、キー
パッド5および電気錠6から構成されている。キーパッ
ド5は暗証番号の入力に使用される。伝送インターフェ
イスユニット2はホストコンピュータ1と入出管理制御
盤3との間に設けられており、両機器間の伝送制御を行
う。この場合、伝送インターフェイスユニット2は4系
統までの伝送をサポートしており、1系統当たり80台
の入出管理制御盤3が接続可能になっている。伝送イン
ターフェイスユニット2はポーリング・セレクティング
伝送方式により各入出管理制御盤3との間のデータの伝
送を行う。ホストコンピュータ1はこの伝送インターフ
ェイスユニット2を介して最大320台の入出管理制御
盤3の監視制御が可能になっている。
【0003】各入出管理制御盤3には4チャンネルのシ
リアル入出力ポートと12点のパラレル出力ポートと1
6点のパラレル入力ポートが設けられており、シリアル
入出力ポートにはカードリーダ4およびキーパッド5が
それぞれ2台接続され、パラレル出力ポートには電気錠
6が接続される。また、パラレル入力ポートには最大1
6個の防犯センサが接続される。各入出管理制御盤3の
動作はRAM等のメモリに記憶されたプログラムに基づ
いて行われる。このプログラムは伝送インターフェイス
ユニット2を介してホストコンピュータ1から送られ
る。各入出管理制御盤3には固有のアドレスが与えられ
ており、ホストコンピュータ1からのデータ伝送はこの
アドレスにより送信先を指定して行われる。各入出管理
制御盤3はカードリーダ4により読み込まれたカード情
報によって電気錠6を解錠制御して部屋への入出を可能
にし、さらにそのカード情報にタイムスタンプ(年月日
時間)を付加して伝送インターフェイスユニット2を介
してホストコンピュータ1に送る。ホストコンピュータ
1はこのカード情報を記憶するとともにCRTディスプ
レイ上に表示する。
【0004】このような構成において、部屋等のドア付
近に設置されているカードリーダ4にあらかじめ入出許
可設定されているカードを操作し、さらにキーパッド5
を操作して暗証番号の入力を行うことにより、カードリ
ーダ4から入出管理制御盤3へカード信号が送出され、
入出管理制御盤3はそのカード信号を入力すると、カー
ド情報と暗証番号とが一致するか否かを判定し、一致す
ると判断すると電気錠6を解錠制御して部屋への入出を
可能にする。また入出管理制御部3はカード情報にタイ
ムスタンプを付加して伝送インターフェイスユニット2
を介してホストコンピュータ1に送る。ホストコンピュ
ータ1に送られたカード情報はホストコンピュータ1に
て保存されるとともにCRTディスプレイ上に表示され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のアクセスコントロールシステムにあっては、次のよ
うな問題点があった。すなわち、一般的にアクセスコン
トロールシステムが設置されたビルやオフィス、研究所
等の施設には防犯システムや火災報知システムも設けら
れているが、これらのシステムとの融合は図られてな
く、それぞれ独立したものであった。このため、アクセ
スコントロールシステムの入出管理制御盤3が入力して
いる防犯センサの状態を例えば防犯受信機に移報した
り、火報R型受信機に接続されている防犯センサの状態
を防犯受信機やホストコンピュータ1に移報したりする
ことが困難であった。さらに火報R型受信機からの移報
信号を受けてこれをCRTディスプレイ上に画像表示し
て事象の発生を操作者に報知するCRT防災監視システ
ムがあるが、このCRT防災監視システムとの連動で
は、このCRT防災監視システムよりマウス等のポィン
チングデバイスによって入出管理制御盤3に接続されて
いる扉を直接施錠したり開錠したりすることはできなか
った。
【0006】そこで本発明は、防犯システム、火災報知
システムおよびCRT防災監視システム等の各種防災/
防犯システムとの融合を図ることができるアクセスコン
トロールシステムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明のうちで請求項1記載の発明によるアクセスコント
ロールシステムは、個別情報を読み取る個別情報読取手
段にて読み取られた個別情報に基づいて電気錠等のアク
チュエータの制御を行うとともに該個別情報を外部へ出
力し、また防犯センサからの防犯情報を外部へ出力する
複数の入出管理制御手段と、前記複数の入出管理制御手
段の各々からの個別情報を入力して保存するとともに視
覚表示する監視手段と、前記入出管理制御手段間並びに
前記入出管理制御手段、防犯システム、火災報知システ
ムおよびCRT防災監視システムの各間の移報または連
動制御を行うための情報の伝送を制御する伝送制御手段
と、を備えるものである。この構成によれば、入出管理
制御手段間の連動制御や、入出管理制御手段、防犯シス
テム、火災報知システムおよびCRT防災監視システム
の各間の移報または連動制御が可能になる。したがっ
て、アクセスコントロールシステムに防犯システム、火
災報知システムおよびCRT防災監視システム等の各種
防災/防犯システムを融合させることが可能になる。
【0008】請求項2記載の発明によるアクセスコント
ロールシステムは、個別情報を読み取る個別情報読取手
段と、電気錠等のアクチュエータと、複数の電気錠等の
アクチュエータの各々を制御するための複数の出力ポー
トを有するとともに防犯情報を入力するための複数の入
力ポートを有し、個別情報読取手段により読み取られた
個別情報に基づいて対応する複数の出力ポートのうちの
少なくとも一つから制御信号を出力するとともに該個別
情報を外部へ出力し、また入力ポートより入力した防犯
情報を外部へ出力し、更にシリアルラインを介して外部
より入力した制御コマンドに基づいて複数の出力ポート
のうちの少なくとも一つから制御信号を出力する入出管
理制御手段と、シリアルラインを介して入出管理制御手
段からの個別情報を入力して保存するとともに視覚表示
する監視手段と、入出管理制御手段からの個別情報を監
視手段に供給する伝送インターフェイスと、この伝送イ
ンターフェイスと監視手段との間に介在し、入出管理制
御手段間における電気錠等のアクチュエータの連動制
御、入出管理制御手段から防犯システム、火災報知シス
テムまたはCRT防災監視システムへの移報、火災報知
システムから防犯システムへの移報、火災報知システム
から入出管理制御手段の電気錠等のアクチュエータの連
動制御、防犯システムから入出管理制御手段の電気錠等
のアクチュエータの連動制御、防犯システムから火災報
知システムまたはCRT防災監視システムへの移報、C
RT防災監視システムから入出管理制御手段の電気錠等
のアクチュエータの連動制御、CRT防災監視システム
から防犯システムへの報知の各々における情報の伝送を
制御する伝送制御手段と、を備えるものである。
【0009】この構成によれば、入出管理制御手段間の
連動制御や、入出管理制御手段、防犯システム、火災報
知システムおよびCRT防災監視システムの各間の移報
または連動制御が可能になる。したがって、アクセスコ
ントロールシステムに防犯システム、火災報知システム
およびCRT防災監視システム等の各種防災/防犯シス
テムを融合させることが可能になる。請求項3記載の発
明によるアクセスコントロールシステムは、伝送制御手
段に移報または連動制御を行うための連動データを記憶
する連動データ記憶手段を設け、この連動データ記憶手
段に記憶された連動データに基づいて移報または連動制
御を行うものである。この構成によれば、移報または連
動制御を行うための連動データを連動データ記憶手段に
記憶するので、入出管理制御手段、防犯システム、火災
報知システムまたはCRT防災監視システムの変更、或
いは他のシステムの追加等のシステムの設計を一部修正
したり、前面的に更新したりする場合に連動データの書
き替えのみで対応することができる。
【0010】請求項4記載の発明によるアクセスコント
ロールシステムは、伝送制御手段に、監視手段から送信
される連動データを受信する受信手段を更に設け、この
受信手段にて受信された連動データに連動データ記憶手
段に記憶されている連動データを更新するものである。
この構成によれば、監視手段から移報または連動制御を
行うための連動データを得るので、入出管理制御手段、
防犯システム、火災報知システムまたはCRT防災監視
システムの変更、或いは他のシステムの追加等のシステ
ムの設計を一部修正したり、全面的に更新したりする場
合でも監視手段にて容易に連動データの設定ができる。
【0011】請求項5記載の発明によるアクセスコント
ロールシステムは、伝送制御手段に、計時手段と、時刻
を記憶する時刻記憶手段と、この時刻記憶手段および前
記計時手段に電源を供給するバッテリと、を更に設け、
一定時間時間毎に現在時刻を時刻記憶手段に記憶すると
ともに、停電した後の復電時に停電時刻と復電時刻を監
視手段に移報するものである。この構成によれば、バッ
テリにてバックアップした計時手段と時刻記憶手段とを
使用して一定時間毎に現在時刻を記憶し、停電した後の
復電時に停電時刻と復電時刻を監視手段に供給するの
で、システムとしての信頼性を高めることが可能にな
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面例
と共に説明する。図1は本発明に係るアクセスコントロ
ールシステムの実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。なお、この図において、前述した図9と共通する部
分には同一の符号を付してその説明を省略する。 A.アクセスコントロールシステムの全体構成 図1に示すように、アクセスコントロールシステムのホ
ストコンピュータ1と伝送インターフェイス2との間に
拡張伝送インターフェイス10が設けられており、この
拡張伝送インターフェイス10を介して防犯受信機11
と、火報R型受信機12と、CRT防災監視システム1
3とが接続されている。
【0013】防犯受信機11には複数のパラレル接点が
設けられており、これらパラレル接点に図示せぬ防犯セ
ンサ、非常押し釦および地区音響機器等が接続される。
また、この防犯受信機11のパラレル接点と拡張伝送イ
ンターフェイス10のパラレル出力ポートとが接続され
る。火報R型受信機12には図示せぬ火災感知器、煙感
知およびガス漏れ検出器等の各種センサが直接または中
継機を介して接続されており、これらの機器との間でポ
ーリング・セレクティング伝送方式によりデータの伝送
を行われる。火報R型受信機12には防犯回線(200
回線)が設けられており、これらに複数の防犯センサを
接続することができる。また、この火報R型受信機12
にはシリアル出力ポートも設けられており、このシリア
ル出力ポートから移報信号が出力されるようになってい
る。
【0014】CRT防災監視システム13は火報R型受
信機12からの移報信号を受けて、この移報信号をCR
Tディスプレイ上に画像表示して事象の発生を操作者に
報知するものであり、画面内のシンボルの色変化や点
滅、警戒区域表示、ガイダンス表示、メッセージ表示な
ど、情報の緊急度や性格に応じた表現や報知が行えるよ
うになっている。このCRT防災監視システム13では
マウス等のポィンチングデバイスを操作することによっ
て図示せぬ防排煙機器などを遠隔制御できるようになっ
ており、そのための制御信号を出力するシリアル出力ポ
ートが設けられている。
【0015】拡張伝送インターフェイス10には5個の
シリアル入出力ポートと、512点のパラレル出力ポー
トと、256点のパラレル入力ポートとが設けられてお
り、そのシリアル入出力ポートにはホストコンピュータ
1、伝送インターフェイス2、火災R型受信機12およ
びCRT防災監視システム13がそれぞれ接続されてい
る。なお、シリアル入出力ポートの残りの一つは予備と
なっている。この拡張伝送インターフェイス10はCR
T防災監視システム13よる電気錠6の解錠および施錠
が可能になっており、CRT防災監視システム13のマ
ウス等のポィンチングデバイスを操作することにより、
入出管理制御盤3に接続されている扉の施錠および開錠
ができる。この場合、CRT防犯監視システム13から
の制御信号が拡張伝送インターフェイス10に供給され
ることで、制御対処となる入出管理制御盤3に供給され
る。
【0016】また、上述したように、拡張伝送インター
フェイス10のパラレル出力ポートには防犯受信機11
のパラレル入力ポートが接続されており、入出管理制御
盤3が入力している防犯センサの状態の防犯受信機11
への移報や火災R型受信機12に接続されている防犯セ
ンサの状態の防犯受信機11への移報等が可能になって
いる。拡張伝送インターフェイス10には、さらに停電
時刻と復電時刻とを復電時にホストコンピュータ1に対
して移報する機能も有している。この機能については以
下で説明する。
【0017】B.拡張伝送インターフェイス10の構成 図2は拡張伝送インターフェイス10の構成を示すブロ
ック図である。この図において、拡張伝送インターフェ
イス10は、制御部15と、この制御部15を制御する
ためのプログラムが記憶されたROM16と、二つの異
なる連動データのテーブルA、Bが記憶されたテーブル
RAM17と、CPU15の動作において使用されるR
AM18と、停電したときの時刻と復電したときの時刻
とを記憶するバックアップRAM19と、現在時刻を計
時するための計時回路20と、テーブルRAM17、バ
ックアップRAM19および計時回路20の各々に電源
を供給する大容量コンデンサ21と、パラレル入出力制
御回路22と、シリアル入出力制御回路23と、商用電
源を本装置で使用する電圧に変換する電源回路24とを
有して構成されている。ここで、テーブルRAM17に
記憶されたテーブルA、Bの内容は次のようになってい
る。
【0018】(イ)テーブルAの内容:入出管理制御盤
3からの監視入力情報に基づく連動データ ある入出管理制御盤3から他の入出管理制御盤3へ 連動元の入出管理制御盤3のパラレル入力(16点)→
連動先の入出管理制御盤3のパラレル出力(12点) 入出管理制御盤3から火報R型受信機12へ 連動元の入出管理制御盤3のパラレル入力(16点)→
連動先の火報R型受信機12の防犯回線(最大200回
線)のセット/リセット
【0019】入出管理制御盤3からCRT防災監視シ
ステム13へ 連動元の入出管理制御盤3のパラレル入力(16点)→
連動先のCRT防災監視システム13 入出管理制御盤3のパラレル入力情報をCRT防災監視
システム13のビジュアルな画面に表示するために使用
される。この場合、全ての入出管理制御盤3のパラレル
入力情報がそのままスルーでCRT防災監視システム1
3へ送られる。 入出管理制御盤3からパラレル出力(防災受信機1
1)へ 連動元の入出管理制御盤3のパラレル入力(16点)→
連動先の拡張伝送インタフェース10のパラレル出力
(最大512点)
【0020】(ロ)テーブルBの内容:火報R型受信機
12およびCRT防災監視システム13からの情報に基
づく連動データ、および、拡張伝送インターフェイス1
0の監視入力すなわち防犯受信機11からの情報に基づ
く連動データ 火報R型受信機12から入出管理制御盤3へ 連動元の火報R型受信機12の防犯回線(最大200回
線)のセット/リセット情報→入出管理制御盤3のパラ
レル出力(12点) 火報R型受信機12からパラレル出力(防犯受信機1
1)へ 連動元の火報R型受信機12の防犯回線(最大200回
線)のセット/リセット情報→連動先の拡張伝送インタ
ーフェイス10のパラレル出力(最大512点)
【0021】拡張伝送インターフェイス10のパラレ
ル入力(防犯受信機11)から入出管理制御盤3へ 連動元の拡張伝送インターフェイス10のパラレル入力
(最大256点)→連絡先の入出管理制御盤3のパラレ
ル出力(12点) 拡張伝送インターフェイス10のパラレル入力(防犯
受信機11)から火報R型受信機12へ 連動元の拡張伝送インターフェイス10のパラレル入力
(最大256点)→連動先の火報R型受信機 12の防
犯回線(最大200回線)のセット/リセット 拡張伝送インターフェイス10のパラレル入力(防犯
受信機11)からCRT防災監視システム13へ 連動元の拡張伝送インターフェイス10のパラレル入力
(最大256点)→連絡先のCRT防災監視システム1
3 拡張伝送インターフェイス10のパラレル入力情報をC
RT防災監視システム13のビジュアルな画面に表示す
るために使用される。この場合、パラレル入力情報がそ
のままスルーでCRT防災監視システム13へ送られ
る。
【0022】CRT防災監視システム13から入出管
理制御盤3へ 連動元のCRT防災監視システム13→連動先の入出管
理制御盤3のパラレル出力(12点) CRT防災監視システム13から拡張伝送インターフ
ェイス10のパラレル出力(防犯受信機11)へ 連動元のCRT防災監視システム13→連動先の拡張伝
送インターフェイス10のパラレル出力(最大512
点)
【0023】拡張伝送インターフェイス10の制御部1
5はテーブルA、Bを参照して入出管理制御盤3や火報
R型受信機12からの防犯センサの状態を防犯受信機1
1に移報したり、CRT防災監視システム13よる入出
管理制御盤3における電気錠6の解錠および施錠等を可
能にしている。この場合、拡張伝送インターフェイス1
0は、CRT防災監視システム13に対しては、ホスト
コンピュータ1、各入出管理制御盤3および火報R型受
信機12から出力されたデータや移報信号の全てをその
ままスルーで送る。CRT防災監視システム13は、送
られてきたデータや移報信号を記憶し、その後、操作者
の指定があった場合にその指定に対応するデータや移報
信号に基づく表示を行う。
【0024】拡張伝送インターフェイス10が動作する
ためのプログラムや連動データはホストコンピュータ1
から供給されるようになっている。図3はその様子を示
すものであり、専用のターミナルソフトをインストール
したホストコンピュータ1から拡張伝送インターフェイ
ス10に対してデータが転送されている。この図に示
す”設定内容確認レポート”とは、拡張伝送インターフ
ェイス10に転送されたデータをホストコンピュータ1
側で確認する場合に拡張伝送インターフェイス10から
送られてくるものである。このようにホストコンピュー
タ1から連動データを得るので、入出管理制御盤3、防
犯受信機11または火報R型受信機12の変更、或いは
他のシステムの追加等のシステムの設計を一部修正した
り、全面的に更新したりする場合に連動データをホスト
コンピュータ1にて容易に設定することができる。ま
た、ホストコンピュータ1にて拡張伝送インターフェイ
ス10のデータの内容を確認することができるので、装
置の信頼性が向上する。
【0025】上記バックアップRAM19は、停電時の
時刻および復電時の時刻の記憶に使用されるものであ
り、図4に示すように停電していない正常時では、制御
部15は一定時間毎に現在時刻をバックアップRAM1
9に記憶する。停電したときには停止前の時刻がバック
アップRAM19に保持された状態になっている。復電
したときには、制御部15はそのときの時刻と停電時の
時刻とをホストコンピュータ1に移報する。停電時刻と
復電時刻とをホストコピュータ1に移報することにより
システムとしての信頼性を高めることができる。
【0026】なお、停電の検出を電源回路24の入力側
にリレーを設け、このリレーを商用電源で駆動するよう
にすれば停電をリアルタイムに検出することができる。
また、電源回路24の入力側にて検出するようにすれ
ば、電源回路24の入力側以降の回路や素子に異常があ
って制御部15に電源が供給されなくなっても停電か否
かを確実に識別することができる。図2に戻り、パラレ
ル入出力制御回路22には、上述したように防犯受信機
11のパラレル入力ポートが接続されており、防犯受信
機11に対して入出管理制御盤3が入力している防犯セ
ンサの状態の移報および火災R型受信機12に接続され
ている防犯センサの状態の移報等が可能になってる。シ
リアル入出力制御回路23には上述したようにホストコ
ンピュータ1のシリアル入出力ポート、伝送インターフ
ェイス2のシリアル入出力ポート、火報R型受信機12
のシリアル入出力ポート、CRT防災監視システム13
のシリアル入出力ポート等がそれぞれ接続されている。
【0027】拡張伝送インターフェイス10の制御部1
5は、ホストコンピュータ1に入出管理ソフトがインス
トールされて実際に運用が開始された後に図5(a)に
示すように運用履歴をホストコンピュータ1に供給す
る。また制御部15は図5(b)に示すようにホストコ
ンピュータ1からの制御データを入出管理制御盤3に供
給する。この制御データは入出管理制御盤3の動作に使
用される。
【0028】一方、本システムの運用を開始した後は、
運用上、システムを停止させることは困難であるので、
運用中に拡張伝送インターフェイス10の設定データの
確認や入出力状態の確認、さらには火報R型受信機12
の防犯セット/リセット状態の確認等のメンテナンスを
行いたい場合は図6(a)に示すように外部コンピュー
タ30を拡張伝送インターフェイス10の予備のシリア
ル入出力ポートに接続し、それを操作することによって
確認を行うことができる。また同様のことを図6(b)
に示すように公衆回線31を使用して行うこともでき
る。この場合、拡張伝送インターフェイス10側と外部
コンピュータ30側の各々にモデム32を設ける必要が
ある。
【0029】上記カードリーダ4およびキーパッド5は
個別情報読取手段に対応する。また、入出管理制御盤3
は入出管理制御手段に対応する。また、ホストコンピュ
ータ1は監視手段に対応する。また、拡張伝送インター
フェイス10は伝送制御手段に対応する。また、防犯受
信機11は防犯システムに対応する。また、火報R型受
信機12は火災報知システムに対応する。また、テーブ
ルRAM17は連動データ記憶手段に対応する。また、
シリアル入出力制御回路23は受信手段に対応する。ま
た、バックアップRAM19は時刻記憶手段に対応す
る。また、計時回路20は計時手段に対応する。また、
コンデンサ21はバッテリに対応する。
【0030】C.拡張伝送インターフェイス10の動作 図7は拡張伝送インターフェイスの連動動作を示すフロ
ーチャートである。ホストコンピュータ1からのプログ
ラムおよび連動データのインストールが行われてプログ
ラムが起動した後、まず、ステップS10で入力情報が
あるか否かの判定を行う。すなわち、ホストコンピュー
タ1、入出管理制御盤3、火報R型受信機12またはC
RT防災監視システム13等のいずれかから情報が出力
されたか否かを判定する。この判定において、入力情報
がないと判断するとこのステップを繰り返し、入力情報
があると判断するとステップS12に進む。ステップS
12では、その入力情報が入出管理制御盤3からの監視
入力情報であるか否かを判定する。この判定において監
視入力情報であると判断するとステップS14に進み、
その監視入力情報が連動データであるか否かを判定す
る。
【0031】この判定において、連動データであると判
断すると、ステップS16でテーブルAを参照し、この
テーブルAに基づいて制御コマンドを出力する(ステッ
プS18)。この場合、上述したようにテーブルAは入
力管理制御盤3からの監視入力情報に基づく連動データ
を設定したものであり、入出管理制御盤3から他の入
出管理制御盤3へ、入出管理制御盤3から火報R型受
信機12へ、入出管理制御盤3からパラレル出力(防
災受信機11)への3つの場合が設定されている。ここ
で、の場合で、例えば『系統1で番号1の入出管理制
御盤3の入力番号1にパラレル入力があったときに系統
2で番号10の入出管理制御盤3の出力番号4のパラレ
ル出力をオンする』という連動データが設定された状態
で、系統1で番号1の入出管理制御盤3からその入力番
号1にパラレル入力があったことを知らせる監視入力情
報が送られてくると、系統2で番号10の入出管理制御
盤3に対してその出力番号4のパラレル出力をオンせよ
という制御コマンドを出力する。
【0032】また、の場合で、例えば『系統1で番号
3の入出管理制御盤3の入力番号5にパラレル入力があ
ったときに火報R型受信機12に移報する』という連動
データが設定された状態で、系統1で番号3の入出管理
制御盤3からその入力番号5にパラレル入力があったこ
とを知らせる監視入力情報が送られてくると、その旨を
火報R型受信機12に移報する。
【0033】また、の場合で、例えば『系統1で番号
6の入出管理制御盤3の入力番号3にパラレル入力があ
ったときに出力番号2のパラレル出力をオンにする』と
いう連動データが設定された状態で、系統1で番号6の
入出管理制御盤3からその入力番号4にパラレル入力が
あったことを知らせる監視入力情報が送られてくると、
出力番号2のパラレル出力をオンする。この場合、拡張
伝送インターフェイス10のパラレル出力ポートには防
犯受信機11のパラレル接点も接続されるので、防犯受
信機11に移報する場合には防犯受信機11に接続され
たパラレル出力ポートにおける出力をオンする。このよ
うにしてテーブルAに基づく制御コマンドの出力を行っ
た後、ステップS20でホストコンピュータ1へ監視入
力情報を出力する。また、上記ステップS14の判定に
おいて入出管理制御盤3からの監視入力情報が連動デー
タを示すものでないと判断すると直接ステップS20に
進み、その監視入力情報をホストコンピュータ1へ出力
する。
【0034】一方、上記ステップS12の判定におい
て、入力情報が入出管理制御盤3からの監視入力情報で
ないと判断するとステップS22に進み、パラレル入力
情報であるか否か、すなわち防犯受信機11からのパラ
レル出力であるか否かの判定を行う。この場合、拡張伝
送インターフェイス10のパラレル入力ポートに防犯受
信機11のパラレル接点が接続されているので、パラレ
ル入力情報があるということは防犯受信機11のパラレ
ル出力があるということである。ステップS22の判定
において、防犯受信機11からのパラレル出力であると
判断するとステップS24に進み、そのパラレル出力が
連動データを示すものであるか否かを判定する。この判
定において、連動データを示すものであると判断すると
ステップS26でテーブルBを参照し、このテーブルB
に基づいて制御コマンドを出力する(ステップS2
8)。
【0035】上述したようにテーブルBは、火報R型受
信機12、拡張伝送インターフェイス10、CRT防災
監視システム13からの情報に基づく連動データを設定
したものであり、火報R型受信機12から入出管理制
御盤3へ、火報R型受信機12からパラレル出力(防
犯受信機11)へ、拡張伝送インターフェイス10の
パラレル入力(防犯受信機11)から入出管理制御盤3
へ、拡張伝送インターフェイス10のパラレル入力
(防犯受信機11)から火報R型受信機12へ、CR
T防災監視システム13から入出管理制御盤3へ、C
RT防災監視システム13から拡張伝送インターフェイ
ス10のパラレル出力(防犯受信機11)への7つの場
合が設定されている。
【0036】ステップS22の判定においてパラレル入
力であると判断した場合には、、の場合が該当す
る。すなわち、の場合で、例えば『拡張伝送インター
フェイス10の入力番号5にパラレル入力があったとき
に系統2で番号10の入出管理制御盤3の出力番号4の
パラレル出力をオンする』という連動データが設定され
た状態で、拡張伝送インターフェイス10の入力番号5
にパラレル入力があると、系統2で番号10の入出管理
制御盤3に対して出力番号4のパラレル出力をオンせよ
という制御コマンドを出力する。
【0037】また、の場合で、例えば『拡張伝送イン
ターフェイス10の入力番号7にパラレル入力があった
ときに火報R型受信機12に移報する』という連動デー
タが設定された状態で、拡張伝送インターフェイス10
の入力番号7にパラレル入力があると、火報R型受信機
12に移報する。このようにしてテーブルBに基づく制
御コマンドの出力を行った後、ステップS30でホスト
コンピュータ1にパラレル入力情報を供給する。また、
上記ステップS24の判定においてパラレル入力情報が
連動データを示すものでないと判断すると直接ステップ
S30に進み、そのパラレル入力情報をホストコンピュ
ータ1に供給する。一方、上記ステップS22の判定に
おいてパラレル入力情報でないと判断すると、火報R型
受信機12またはCRT防災監視システム13からの入
力情報であるとしてステップS32に進む。ステップS
32では、入力情報が連動データを示すものであるか否
かの判定を行い、連動データを示すものでないと判断す
るとステップS10に戻り、連動データを示すものであ
ると判断するとステップS34に進む。
【0038】連動データを示すものであると判断してス
テップS34に進むと、テーブルBを参照し、このテー
ブルBに基づいて制御コマンドを出力する(ステップS
36)。この場合は、、、およびが該当する。
すなわち、の場合で、例えば『火報R型受信機12か
ら移報出力があったときに系統4で番号3の入出管理制
御盤3の出力番号1のパラレル出力をオンする』という
連動データが設定された状態で、火報R型受信機12か
ら移報出力があると、系統4で番号3の入出管理制御盤
3に対して出力番号1のパラレル出力をオンせよという
制御コマンドを出力する。また、の場合で、例えば
『火報R型受信機12から移報出力があったときに出力
番号10のパラレル出力をオンする』という連動データ
が設定された状態で、火報R型受信機12から移報出力
があると、出力番号10のパラレル出力をオンする。
【0039】また、の場合で、例えば『CRT防災監
視システム13から移報出力があったときに系統3で番
号10の入出管理制御盤3の出力番号7のパラレル出力
をオンする』という連動データが設定された状態で、C
RT防災監視システム13から移報出力があると、系統
3で番号10の入出管理制御盤3に対して出力番号7の
パラレル出力をオンせよという制御コマンドを出力す
る。また、の場合で、例えば『CRT防災監視システ
ム13から移報出力があったときに出力番号25のパラ
レル出力をオンする』という連動データが設定された状
態で、CRT防災監視システム13から移報出力がある
と、出力番号25のパラレル出力をオンする。このよう
にしてテーブルBに基づく制御コマンドの出力を行った
後、ステップS10に戻り、上記処理を再び繰り返す。
【0040】D.アクセスコントロールシステムの動作 図8はアクセスコントロールシステムの動作の一例を説
明するためのブロック図である。この例では、オフィス
ビルのテナント部屋39に入出管理制御盤3と、カード
リーダ4と、表示灯(セット/リセット情報表示灯)4
0と、火報R型受信機12に接続された中継機41と、
この中継機41に接続された防犯センサ42とが設けら
れている。他方、防災センター43にはホストコンピュ
ータ1と、伝送インンタフェース2と、拡張伝送インタ
ーフェイス10と、火報R型受信機12とが設けられて
いる。
【0041】例えば、テナント部屋39の最終退出者が
外に出た後、カードリーダ4にカードを通すことによ
り、入出管理制御盤3はこれを検出して、電気錠4を制
御して施錠する。さらにカード信号に情報(系統番号、
装置番号等)を付加し、シリアル幹線を介してホストコ
ンピュータ1へ出力する。入出管理制御盤3から出力さ
れた情報を拡張伝送インターフェイス10が入力する
と、防犯センサ42をセットするための連動データを火
報R型受信機12へ出力し、さらにカード信号をホスト
コンピュータ1へ出力する。火報R型受信機12は拡張
伝送インターフェイス10からの連動データを入力する
と、その連動データに基づいてテナント部屋39に設け
られた中継機41に接続された防犯センサ42をセット
する。
【0042】これにより、テナント部屋39は警戒状態
になる。火報R型受信機12は防犯センサ42をセット
した後、防犯センサ回線のループ情報やセット信号をシ
リアルラインを介して拡張伝送インターフェイス10へ
出力する。拡張伝送インターフェイス10は火報R型受
信機12からの防犯センサ回線のループ情報やセット信
号を入力すると、表示灯40を点灯させるための連動デ
ータを入出管理制御盤3へ出力する。入出管理制御盤3
は拡張伝送インターフェイス10からの連動データを入
力すると、その連動データに基づいて表示灯40にセッ
ト状態表示を行わせる制御を行う。最終退出者はこのセ
ット状態表示を確認することで、警戒設定されたことを
認識する。
【0043】このようにこの実施例では、ホストコンピ
ュータ1と伝送ユニット2との間に拡張伝送インターフ
ェイスユニット10を設けて、次のような連動制御を可
能にしてアクセスコントロールシステムと、防犯受信機
11、火災R型受信機12およびCRT防災監視システ
ム13との融合を図ることができるようにした。 (1)拡張伝送インターフェイス10のパラレル入力か
ら入出管理制御盤3のパラレル出力へプログラマブルに
連動制御する。 (2)入出管理制御盤3のパラレル入力から拡張伝送イ
ンターフェイス10のパラレル出力へプログラマブルに
連動制御する。
【0044】(3)入出管理制御盤3のパラレル入力か
ら他の入出管理制御盤3のパラレル出力へプログラマブ
ルに連動制御する。 (4)入出管理制御盤3のパラレル入力から火報R型受
信機12の防犯回線のセット/リセットをプログラマブ
ルに連動制御する。 (5)火報R型受信機12の防犯回線のセット/リセッ
ト情報から入出管理制御盤3のパラレル出力へプログラ
マブルに連動制御する。 (6)火報R型受信機12の防犯回線発報情報から入出
管理制御盤3のパラレル出力へプログラマブルに連動制
御する。例えば、侵入者があれば扉をロックする。 (7)火報R型受信機12の防犯回線状態情報(ループ
情報)から入出管理制御盤3のパラレル出力へプログラ
マブルに連動制御する。
【0045】(8)CRT防災監視システム13のビジ
ュアルな画面より入出管理制御盤3のパラレル出力を制
御する。 (9)入出管理制御盤3のパラレル入力情報をCRT防
災監視システム13のビジュアルな画面に表示する。 (10)ホストコンピュータ1、各入出管理制御盤3お
よび火報R型受信機12から出力されたデータや移報信
号の全てをそのままスルーでCRT防災監視システム1
へ送る。 (11)停電した後の復電したときに停電時刻と復電時
刻とをホストコンピュータ1に移報する。
【0046】なお、本発明は上記各実施例に限らず、本
発明の目的の範囲内で各種の実施態様が可能である。具
体的には、次のようにしても良い。 (イ)実施の形態では、拡張伝送インターフェイス10
のシリアル入出力を最大5チャンネルとしたが、この最
大値に限定されるものではなく、例えば最大10チャン
ネルであっても良い。同様にパラレル入力を最大256
点、パラレル出力を最大512点としたが、これらの点
数も限定されるものではなく、それ以上であっても良
い。その他、入出管理制御部3のパラレル入力およびパ
ラレル出力の各々の点数、火報R型受信機12の防犯回
線の数も同様である。
【0047】(ロ)実施の形態では、拡張伝送インター
フェイス10に一つの制御部15を設けて、この制御部
15によりパラレレル入出力制御回路22およびシリア
ル入出力制御回路23を制御するようにしたが、主制御
部と副制御部とを設けてパラレレル入出力制御回路22
とシリアル入出力制御回路23の制御を専用に行うよう
にしても良い。この場合、主制御部は、幹線すなわちホ
ストコンピュータ1と伝送インターフェイス2との間に
おける信号を制御するとともに防犯受信機11との間の
信号を制御する。他方、副制御部は、火報R型受信機1
2およびCRT防災監視システム13との間の信号を制
御する。主制御部と副制御部とのデータの共有化はデュ
アルポートRAMを用いることで実現できる。このよう
にすることにより、全体として処理の高速化が可能にな
る。
【0048】(ハ)実施の形態では、拡張伝送インター
フェイス10が動作するためプログラムおよび連動デー
タをホストコンピュータ1から供給するようにしたが、
拡張伝送インターフェイスにROMという形で供給する
ようにしても良いし、フロッピーディスク装置などの記
憶装置を設けてフロッピーディスクから供給するように
しても良い。このようにすることで、ホストコンピュー
タ1が故障しても対処することができる。なお、暗証番
号等の入力がなければ書き替えができないようにすれば
セキュリティ性を確保することができる。 (ニ)実施の形態では、防犯受信機11、火報R型受信
機12およびCRT防災監視システム13を接続するよ
うにしたが、接続する設備はこれらに限定されるもので
はなく、その他の防災、防犯設備の接続も可能である。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明のアクセスコントロール
システムによれば、入出管理制御手段間の連動制御や、
入出管理制御手段、防犯システム、火災報知システムお
よびCRT防災監視システムの各間の移報または連動制
御を行うことができるようにしたので、アクセスコント
ロールシステムに防犯システム、火災報知システムおよ
びCRT防災監視システム等の各種防犯/防災システム
を融合させることができる。請求項2の発明のアクセス
コントロールシステムによれば、入出管理制御手段間の
連動制御や、入出管理制御手段、防犯システム、火災報
知システムおよびCRT防災監視システムの各間の移報
または連動制御を行うことができるようにしたので、ア
クセスコントロールシステムに防犯システム、火災報知
システムおよびCRT防災監視システム等の各種防犯/
防災システムを融合させることができる。
【0050】請求項3の発明のアクセスコントロールシ
ステムによれば、移報または連動制御を行うための連動
データを記憶するようにしたので、入出管理制御手段、
防犯システム、火災報知システムまたはCRT防災監視
システムの変更、或いは他のシステムの追加等のシステ
ムの設計を一部修正したり、前面的に更新したりする場
合に連動データを書き替えることで対応することができ
る。請求項4の発明のアクセスコントロールシステムに
よれば、監視手段から移報または連動制御を行うための
連動データを得ることができるようにしたので、入出管
理制御手段、防犯システム、火災報知システムまたはC
RT防災監視システムの変更、或いは他のシステムの追
加等のシステムの設計を一部修正したり、前面的に更新
したりする場合に連動データを監視手段にて容易に設定
することができる。
【0051】請求項5の発明のアクセスコントロールシ
ステムによれば、バッテリにてバックアップした計時手
段と時刻記憶手段とを使用して一定時間毎に現在時刻を
記憶し、停電した後の復電時に停電時刻と復電時刻を監
視手段に供給するようにしたので、システムとしての信
頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアクセスコントロールシステムの
実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】同実施の形態のアクセスコントロールシステム
の拡張伝送インタフェーフの構成を示すブロック図であ
る。
【図3】同実施の形態のアクセスコントロールシステム
の拡張伝送インターフェイスの機能を説明するための図
である。
【図4】同実施の形態のアクセスコントロールシステム
の拡張伝送インターフェイスの機能を説明するための図
である。
【図5】同実施の形態のアクセスコントロールシステム
の拡張伝送インターフェイスの機能を説明するための図
である。
【図6】同実施の形態のアクセスコントロールシステム
の拡張伝送インターフェイスの機能を説明するための図
である。
【図7】同実施の形態のアクセスコントロールシステム
の拡張伝送インターフェイスの動作を示すフローチャー
トである。
【図8】同実施の形態のアクセスコントロールシステム
の動作の一例を説明するためのブロック図である。
【図9】従来のアクセスアクセスコントロールシステム
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 伝送インターフェイス 3 入出管理制御盤 6 電気錠 10 拡張伝送インターフェイス 11 防犯受信機 12 火報R型受信機 13 CRT防災監視システム 15 制御部 16 ROM 17 テーブルRAM 18 RAM 19 バックアップRAM 20 計時回路 21 コンデンサ 22 パラレル入出力制御回路 23 シリアル入出力制御回路 24 電源回路

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個別情報を読み取る個別情報読取手段に
    て読み取られた個別情報に基づいて電気錠等のアクチュ
    エータの制御を行うとともに該個別情報を外部へ出力
    し、また防犯センサからの防犯情報を外部へ出力する複
    数の入出管理制御手段と、 前記複数の入出管理制御手段の各々からの個別情報を入
    力して保存するとともに視覚表示する監視手段と、 前記入出管理制御手段間並びに前記入出管理制御手段、
    防犯システム、火災報知システムおよびCRT防災監視
    システムの各間の移報または連動制御を行うための情報
    の伝送を制御する伝送制御手段と、を備えたことを特徴
    とするアクセスコントロールシステム。
  2. 【請求項2】 個別情報を読み取る個別情報読取手段
    と、 電気錠等のアクチュエータと、 複数の電気錠等のアクチュエータの各々を制御するため
    の複数の出力ポートを有するとともに防犯情報を入力す
    るための複数の入力ポートを有し、前記個別情報読取手
    段により読み取られた個別情報に基づいて対応する前記
    複数の出力ポートのうちの少なくとも一つから制御信号
    を出力するとともに該個別情報を外部へ出力し、また前
    記入力ポートより入力した防犯情報を外部へ出力し、更
    にシリアルラインを介して外部より入力した制御コマン
    ドに基づいて前記複数の出力ポートのうちの少なくとも
    一つから制御信号を出力する入出管理制御手段と、 前記シリアルラインを介して前記入出管理制御手段から
    の個別情報を入力して保存するとともに視覚表示する監
    視手段と、 前記入出管理制御手段からの個別情報を前記監視手段に
    供給する伝送インターフェイスと、 この伝送インターフェイスと前記監視手段との間に介在
    し、前記入出管理制御手段間における前記電気錠等のア
    クチュエータの連動制御、前記入出管理制御手段から防
    犯システム、火災報知システムまたはCRT防災監視シ
    ステムへの移報、前記火災報知システムから前記防犯シ
    ステムへの移報、前記火災報知システムから前記入出管
    理制御手段の前記電気錠等のアクチュエータの連動制
    御、前記防犯システムから前記入出管理制御手段の前記
    電気錠等のアクチュエータの連動制御、前記防犯システ
    ムから前記火災報知システムまたはCRT防災監視シス
    テムへの移報、前記CRT防災監視システムから前記入
    出管理制御手段の前記電気錠等のアクチュエータの連動
    制御、前記CRT防災監視システムから前記防犯システ
    ムへの報知の各々における情報の伝送を制御する伝送制
    御手段と、を備えたことを特徴とするアクセスコントロ
    ールシステム。
  3. 【請求項3】 前記伝送制御手段は、移報または連動制
    御を行うための連動データを記憶する連動データ記憶手
    段を有し、この連動データ記憶手段に記憶された連動デ
    ータに基づいて移報または連動制御を行うことを特徴と
    する請求項1乃至2のいずれかに記載のアクセスコント
    ロールシステム。
  4. 【請求項4】 前記伝送制御手段は、前記監視手段から
    送信される連動データを受信する受信手段を更に有し、
    この受信手段にて受信された連動データに前記連動デー
    タ記憶手段に記憶されている連動データを更新すること
    を特徴とする請求項3記載のアクセスコントロールシス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記伝送制御手段は、 計時手段と、 時刻を記憶する時刻記憶手段と、 この時刻記憶手段および前記計時手段に電源を供給する
    バッテリと、を更に有し、 一定時間時間毎に現在時刻を前記時刻記憶手段に記憶す
    るとともに、停電した後の復電時に停電時刻と復電時刻
    を前記監視手段に移報することを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれかに記載のアクセスコントロールシステ
    ム。
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JP4783514B2 (ja) * 2001-04-06 2011-09-28 ホーチキ株式会社 入出管理システム及びその制御方法並びにその制御プログラム、連動情報の設定方法
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