JP2879806B2 - 警備の多階層化構築方法及び多階層警備システム - Google Patents

警備の多階層化構築方法及び多階層警備システム

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JP2879806B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、階層構造で構成される
警備開始/解除制御情報を用いて多階層化された警備を
提供する警備の多階層化構築方法及び多階層警備システ
ムに関する。
【0002】ビル、工場等では、それぞれ固有の、又は
共通のセキュリティを保持するため、ビル、工場等の中
に電気通信技術を用いたセキュリティシステムが構築さ
れて用いられている。特に、テナントビルにおいては、
そのテナントが、永続的に居住するとは限らないから、
セキュリティシステムを構築し、維持する上で、テナン
トビル特有の問題がある。
【0003】
【従来の技術】テナントビルに構築されているセキュリ
ティシステムには、図14に示すようなものがある。図
14において、100は、遠隔地監視センタであり、1
02はテナントビル内の1つ、又は複数のテナントビル
部分を示す。遠隔地監視センタ100は、テナントビル
部分102内で生起する被監視情報を公衆網106を経
てセンタ受信装置108で収集して表示・処理装置11
0で処理してその表示画面上に表示して監視処理に供す
る。
【0004】その被監視情報を生起させるテナントビル
部分102には、1つ又は複数の端末装置112が設け
られており、その端末装置112は所要数のセンサ11
4が接続されている。センサ114の各々には、部分開
始/解除ユニット116が1対1で設けられる。センサ
114から出力される被監視信号は、前記部分開始/解
除ユニット116から出力される警備開始、又は警備解
除の信号によって隔地監視センタ100への伝送を有
効、又は無効とされる。
【0005】又、前述のような被監視信号の遠隔地監視
センタ100への伝送を行う端末装置112の各々は、
前記部分開始/解除ユニット116のすべてが、警備開
始状態となって初めて警備開始に入れるものであり、又
それぞれ単独に警備開始/解除を行うこともできるよう
にして構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、端末装
置112で受信された被監視信号の各々を遠隔地監視セ
ンタ100へ伝送するのに、端末装置112から公衆網
106を経て伝送する伝送線118を配線し、又部分開
始/解除ユニット116を端末装置112へ接続するた
めの信号線120を配線する必要がする。そのため、端
末装置112の実装上の制約から部分開始/解除ユニッ
ト116の数が制限される。このような制限が生ずる場
合には、1つのテナント内において、端末装置の増設を
余儀無くされる。
【0007】又、入居者が変わったとき、セキュリティ
対象を異にするような場合には、前述のような伝送線1
18、信号線120を張り替える必要がある。又、端末
装置は、そこに接続されている全ての部分開始/解除ユ
ニット116が開始状態になっていないと、警備開始に
入れないという制限がある。つまり、セキュリティシス
テムを2階層化のセキュリティレベルで構築し得るに過
ぎない。これに加えて、端末装置は、それぞれ単独で警
備開始/解除ができるだけであるため、端末装置間での
セキュリティレベルの階層化ができない。同様に、部分
開始/解除ユニット116間でのセキュリティレベルの
階層化もできない。従って、セキュリティレベルの階層
化を用いての高度なセキュリティ体系を構築することが
できない。
【0008】端末装置間の、そして部分開始/解除ユニ
ット116間のセキュリティレベルの階層化を実施する
ことも可能であるが、それには配線体系を変更しなけれ
ばならないから、一旦セキュリティシステムが構築され
ると、その変更は容易でなくなる。
【0009】本発明は、斯かる技術的課題に鑑みて創作
されたもので、セキュリティレベルの階層化による高度
なセキュリティ体系を被監視対象に対して構築すること
のできる警備の多階層化構築方法及び多階層警備システ
ムを提供することをその目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
それぞれ、いずれかの階層レベルに属する複数の警備端
末装置の警備開始/解除制御情報の各々を該複数の警備
端末装置の警備態様に応じて予め決められた階層構造で
設定して格納し、警備端末装置毎に当該警備端末装置か
らの警備開始/解除通報情報の有無を判別し、警備開始
/解除通報情報があるとき当該警備開始/解除通報情報
に対して前記警備開始/解除制御情報に従った警備開始
/解除の処理を為し、その処理結果の警備開始/解除通
報情報を監視装置へ伝送して警備の監視に供することを
特徴とする。警備の多階層化構築方法。
【0011】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
警備の多階層化構築方法において、警備開始/解除制御
情報は、各警備端末装置毎に、端末番号、グループ番
号、運用形態、及び関連端末番号で構成されることを特
徴とする。
【0012】図1は請求項3に係る発明の原理ブロック
図を示す。請求項3に係る発明は、図1に示すように、
被監視対象要素及び該被監視対象要素の警備開始/解除
を行う手段を1個又は複数収容した複数の通報端末装置
2と、該複数の通報端末装置の各々に接続された第1の
通信回線4と、遠隔監視センタ6と、該遠隔監視センタ
6に接続された第2の通信回線8と、前記第1の通信回
線4に接続されると共に、それぞれ、いずれかの階層レ
ベルに属する複数の通報端末装置2の警備開始/解除制
御情報の各々を該複数の通報端末装置2の警備態様に応
じて設定して格納し、前記第1の通信回線4を経て前記
通報端末装置2から転送されて来る警備開始/解除通報
情報の有無を判別し、警備開始/解除通報情報があると
き該警備開始/解除通報情報に対して階層構造の警備開
始/解除制御情報に従った警備開始/解除の処理を為し
て前記第2の通信回線8を経て前記遠隔監視センタ6へ
伝送する通信制御装置10とを設けたことを特徴とす
る。
【0013】請求項4に係る発明は、図1に示すよう
に、請求項3に記載の多階層警備システムにおいて、警
備開始/解除制御情報は、各通報端末装置毎に、端末番
号、グループ番号、運用形態、及び関連端末番号で構成
されることを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1、及び請求項3に係る発明によれば、
警備開始/解除に際して、通報端末装置2から第1の通
信回線4を経て通信制御装置10へ転送されて来る警備
開始/解除通報情報の有無が、通信制御装置10におい
て判別される。
【0015】そして、警備開始/解除通報情報があると
き該警備開始/解除通報情報に対して階層構造の警備開
始/解除制御情報に従った警備開始/解除の処理が、通
信制御装置10において為される。
【0016】その処理結果の警備開始/解除通報情報が
監視装置(遠隔監視センタ6)へ伝送されて警備の監視
に用いられる。複数の通報端末装置から上がって来る警
備開始/解除通報情報に対して警備開始/解除制御情報
に従った警備開始/解除の処理を行った結果を警備の監
視に用いるようにしたから、警備の多階層化を警備シス
テム内に構築する手段を提供することができる。それに
よって、警備システムを、ハードウェア的な制約なし
に、高度にして自在に変更の利くセキュリティ体系のシ
ステムとして構築することを容易にする。
【0017】請求項2及び請求項4に係る発明は、警備
開始/解除制御情報が、各通報端末装置毎に設けられる
端末番号、グループ番号、運用形態、及び関連端末番号
で構成されたことによる作用、効果の差異を除いて、請
求項1及び請求項3に係る発明と同効である。
【0018】
【実施例】図2は、請求項1乃至請求項4に係る発明の
一実施例を示す。図2において、101は遠隔地監視セ
ンタで、テナントビル32から伝送されて来る被監視対
象の警備開始/解除のデータ(警備開始/解除通報情
報)、及び被監視信号を受信したり、後述する設定デー
タ(警備開始/解除制御情報)を必要に応じて後述の構
内回線制御装置42に設定したりするセンタ装置34を
有して構成されている。設定データは、図11に示すよ
うなマトリクス形式で構成され、そのマトリクスの各テ
ナント端末装置毎に端末番号、グループ番号、運用形
態、及び関連端末番号を有して構成されている。センタ
装置34は、図3に示すように、公衆網36との間の回
線対応に設けられたインタフェース(I/F)60、通
信回線18を経て公衆網36へ接続される。そのインタ
フェース60は、入出力バス62を経て主制御部64へ
接続される。入出力バス62には、ディスプレイ装置
(CRT)66、キーボード(KB)67、プリンタ6
8、及び補助記憶装置70が接続されてセンタ装置34
全体が構成されている。前記設定データをセンタ装置3
4のディスプレイ装置66の画面上に表示した様子を示
したのが図10である。
【0019】前記センタ装置34の主制御部64は、図
4に示すように、MPU72、バス74、ROM76、
RAM78、E2 PROM80、及びI/O82を有し
て構成されている。I/O82は、図3の入出力バス6
2に接続される。センタ装置34による前記被監視対象
の警備開始/解除のデータ及び被監視信号の受信、並び
に前記設定データの構内回線制御装置42への設定は、
主制御装置64のROM76に格納されたプログラム
(図示せず)が、MPU72で実行されることによって
為される。
【0020】前述のセンタ装置34は、公衆網36を経
てテナントビル部分32内の回線ユニット40へ接続さ
れている。前述の設定データは、構内回線制御装置42
のキーボード、又はラップトップ型パーソナルコンピュ
ータによって構内回線制御装置42のRAM78に設定
されるようにしてもよい。又、回線ユニット40は、構
内回線制御装置42内に内蔵されて構成することもでき
る。
【0021】構内回線制御装置42は、図5に示すよう
に、主制御部90、バス92、回線ユニット用インタフ
ェース(I/F)94、高速通信インタフェース(高速
通信I/F)96、及び外部装置用インタフェース(外
部装置用I/F)98を有して構成される。外部装置用
インタフェース98には、ラップトップ型パーソナルコ
ンピュータが接続される。主制御部90は、図4に示す
ような構成を取っている。従って、その主制御部90
は、回線ユニット用インタフェース94(図5参照)、
並びにI/O82及びバス74(図4参照)を経て受信
した設定データをE2 PROM80に記憶させる。そし
て、その設定データを用いつつ、図6乃至図9に示す処
理フローを実行するプログラムが、ROM76に予め格
納されている。図6及び図7は、構内回線制御装置42
の主制御部90で処理される主処理フローを示し、図8
及び図9は、主処理フローのうちの警備開始/解除処理
フローの詳細を示す図である。
【0022】構内回線制御装置42の回線ユニット用イ
ンタフェース94は回線ユニット40へ接続され、高速
通信インタフェース96は図2の高速通信回線44へ接
続されている。
【0023】その高速通信回線44には、複数のテナン
ト端末装置46が接続されている。テナント端末装置4
6には、従来と同様の部分開始/解除ユニット(図示せ
ず)が接続されて警備開始/解除の信号を発生する。こ
の警備開始/解除の信号は、警備対象の素子であるセン
サ50からの被監視対象信号の送出、又は停止の制御に
用いられる。センサ50の数は、数個である。
【0024】以上のように構成される実施例の動作を以
下に説明する。構内回線制御装置42で処理が開始され
ると(図6のS1参照)、先ず設定データがセンタ装置
34から転送されて来ている否か、又は構内回線制御装
置42のキーボード、若しくはラップトップ型パーソナ
ルコンピュータから入力されているか否かを調べる。い
ないならば(図6のS2参照)、設定データの受信を待
つ(図6のS3参照)。
【0025】設定データの構内回線制御装置42のE2
PROM80への格納で(図6のS2、S3のY参
照)、各テナント端末装置へ設定データのうちの端末番
号及びグループ番号を送信する(図6のS4参照)。そ
の端末番号は、遠隔監視センタ101でのテナント識別
のための信号として用いられ、グループ番号は、同一テ
ナントに複数のテナント端末装置が設けられている場合
にその各テナント端末装置に接続されているセンサアド
レスの識別をするために各テナント端末装置で用いられ
る。勿論、各センサの識別情報も従来と同様に構内回線
制御装置42へ転送されるメッセージの中に挿入される
ことは、従来と同様である。
【0026】その後に、テナント端末装置NO.1 へポー
リング送信を行う(図6のS5参照)。そのポーリング
に対して当該テナント端末装置NO.1からメッセージを受
信するならば(図6のS6のY参照)、そのメッセージ
が警備開始メッセージ、又は警備解除メッセージ(以
下、警備開始/解除メッセージという。)であるか否か
の判定を行う(図6のS7参照)。警備開始/解除メッ
セージ以外のメッセージであるならば(図6のS7のN
参照)、そのメッセージの処理に入る(図6のS8参
照)。警備開始/解除メッセージは、従来と同様にして
当該テナント端末装置では行われるセンサループチェッ
ク、例えば戸締りがしてある否かのチェックが為され、
例えば警備開始が肯定であるときに、前記警備開始メッ
セージが送出されるものである。
【0027】警備開始/解除メッセージであるならば
(図6のS7のY参照)、警備開始/解除処理に入る
(図8参照)。その警備開始/解除処理において、テナ
ント端末装置に階層条件が設定されているならば(図8
のS1のY参照)、当該テナント端末装置、例えばテナ
ント端末装置NO.1の警備状態におけるループについての
階層条件が満たされているか否かの判定を行う(図8の
S2参照)。この判定は、当該テナント端末装置NO.1が
所属するセキュリティレベル(警備の階層)の上下レベ
ル間で行われる。例えば、前記判定は、図10のテナン
ト端末番号NO.1について関連端末番号0011が登録されて
おり、その関連端末番号0011で関連付けられるテナント
端末番号NO.2との間の警備解除関係が、前記警備解除メ
ッセージを上げて来たテナント端末装置NO.1につき、警
備解除処理の可能な関係にあるか否かの判定である。こ
の警備解除処理の可能な関係が、図12に示すようなテ
ナント端末装置についての警備レベルの階層化のうちの
テナント端末装置NO.1とテナント端末装置NO.2との間の
警備レベルの階層化関係を表している。図12の点線
は、警備レベルの各々を示している。即ち、図12に示
すように、テナント端末装置NO.1は、単独で警備開始を
行うことができるが、その警備解除については、テナン
ト端末装置NO.2が解除されていなければ、テナント端末
装置NO.1の解除を行うことができない。図11におい
て、横軸は警備開始条件を、縦軸が警備解除条件を示
し、〇が該当することを示す。図10、図11、及び図
12、特に図10に示す画面の表示状態を後述するとこ
ろと合わせて考慮すれば、テナント端末装置No.1乃至N
o.5, No.15 のセキュリティレベルは、図12に示すよ
うな階層となっている。
【0028】前記関係が満たされていないならば(図8
のS3のN参照)、前記判定対象のテナント端末装置へ
警備状態エラーを送信する(図8のS4参照)。判定が
肯定であり(図8のS3のY参照)、同一端末番号の設
定が他のテナント端末装置に設定されているか否かを判
定する。この判定は、設定データ内の端末番号及びグル
ープ番号を参照して行う。例えば、図10に示す例で言
えば、端末番号0010を付されているテナント端末装置N
O.1と、テナント端末装置NO.5とは、同一グループに属
し、テナント端末装置NO.1にはグループ番号1が、そし
てテナント端末装置NO.5にはグループ番号2が付されて
いることを設定データを参照することで、テナント端末
装置NO.1とテナント端末装置NO.5とがグループ登録され
ていると判定する。
【0029】この判定が得られることにより、テナント
端末装置NO.1の警備開始/解除は、テナント端末装置N
O.5と連動する。前記判定が肯定ならば(図8のS5の
Y参照)、前記グループ判定の結果がグループに属する
とされるテナント端末装置NO.5に接続されているセンサ
のループ状態の信号のチェックを行う(図8のS6参
照)。このチェックは、グループ、つまり同一セキュリ
ティレベルが同一であって、警備を同一にする必要性か
ら行われる。
【0030】前記チェックの判定が否定である、即ち戸
締りがされていないならば(図8のS7のN参照)、当
該テナント端末装置NO.1に対してセンサループエラーで
ある旨、即ち前記戸締りの警備に入って下さいとの警告
表示を行う信号の送信を行う(図8のS8参照)。
【0031】センサループチェックが肯定であるならば
(図8のS7のY参照)、当該テナント端末装置NO.1へ
警備開始/解除OKを送信する(図8のS9参照)。そ
して、グループ内の対応するテナント端末装置NO.5へ連
動した警備開始/解除の制御送信、即ち例えば前記警備
状態においては、当該テナント端末装置NO.5に対して自
動で警備開始に入るように促すメッセージの送信を行う
(図8のS10参照)。そのテナント端末装置から制御
応答、即ち同一テナントであって、警備開始を要するグ
ループに属する各テナント端末装置からの警備開始応答
を受信したとき(図8のS11のY参照)、構内回線制
御装置42に設けられているグループに属する各テナン
ト端末装置対応のLEDにその表示処理を行う(図6の
S12参照)。
【0032】然る後に、センタ装置34に対し警備開始
/解除通報処理を行い(図9のS13参照)、警備開始
/解除の履歴を保存する(図9のS14参照)。警備開
始/解除の処理結果(警備開始/解除通報情報)を受け
取ったセンタ装置34では、その警備開始/解除通報情
報に対応した表示をディスプレイ装置66の画面上に表
示する。その表示を示すのが図13である。図13にお
いて、1つ1つの枠は、1つのテナントに対応してお
り、警備開始、又は警備解除を色別で表示する。
【0033】次いで、共用部の設定が行われているか否
かの判定を行い、その設定がないとき(図9のS15の
N参照)、図6のステップS8の処理から抜け出て、次
のテナント端末装置NO.2についてのテナント端末装置N
O.1と同様の処理に入る。
【0034】前記ループ処理、グループ処理、及び共用
部処理の結果と併せたとき、テナント端末装置NO.1は、
テナント端末装置NO.5と同一のセキュリティレベルにあ
って、且つテナント端末装置NO.2に対して1つ上位のセ
キュリティレベルにあり、しかもテナント端末装置NO.1
と、テナント端末装置NO.5とは、その警備開始/解除が
連動するというような階層化されたセキュリティレベル
が装置全体の中に構築され、そのセキュリティレベルの
階層化の下で警備の開始/解除が行われることになる。
【0035】前述のような処理が、各テナント端末装置
毎に行われて行く。即ち、前記設例では、テナント端末
装置NO.2の処理では、図10のテナントシステムデータ
設定画面に示すように、ループ処理はあるが、グループ
処理はない。従って、テナント端末装置NO.2とテナント
端末装置NO.4とは、図12に示すように、上下の階層関
係にある。又、テナント端末装置NO.3の処理では、テナ
ント端末装置NO.3とテナント端末装置NO.4とは、図12
に示すように、上下の階層関係であって、別レベルの階
層関係にある。
【0036】つまり、テナント端末装置NO.2において
は、テナント端末装置NO.1及びテナント端末装置NO.5の
下位のセキュリティレベルにあるから、その警備開始/
解除の開始は、テナント端末装置NO.1、NO.5の開始があ
ることを条件として為される。又、テナント端末装置N
O.3の警備は単独で開始され、その解除はテナント端末
装置NO.4及びテナント端末装置NO.15 の解除を条件とし
て行われる。テナント端末装置NO.4の警備は、テナント
端末装置NO.1,NO.2,NO.3,NO.5の開始があることを条
件として為され、その解除はテナント端末装置NO.15 の
警備解除を条件として行われる。なお、図10に示すテ
ナント端末装置NO.4の運用形態が単独であることを示し
ているが、この単独は共用部を除いた場合の単独を示し
ている。そのことはループについても又同様である。
又、図10は、警備解除から見た画面表示であり、警備
開始を直接表していないが、その表示データから間接的
に警備開始の条件も表しているものである。即ち、前述
したセキュリティレベルの階層化のデータを逆に辿るこ
とで、即ちテナント端末装置No.4の端末番号0013と関連
端末番号0013,0011 を辿ることで、前述のようにテナン
ト端末装置NO.4の警備開始の条件としてテナント端末装
置NO.1,NO.2,NO.3,NO.5の開始が必要であることが理
解されよう。このことは、テナント端末装置NO.1,NO.
2, NO.3, NO.5,NO.15 についても、同様である。
【0037】前述の処理において、共用部の設定がある
ときには(図9のS15のY参照)、その共用部につい
ての処理をする。例えば、図10に示す設定データの設
例では、テナント端末装置NO.1乃至テナント端末装置N
O.15に対して図8のS10と同様に順次に警備開始/
解除の制御指令を送出して(図9のS16参照)それら
テナント端末装置を警備開始/解除状態に置く(図9の
S17参照)。即ち、テナント端末装置NO.15 は、図1
0には明示してないが、テナント端末装置NO.6乃至テナ
ント端末装置NO.14 とループ関係にあるとすると、これ
らテナント端末装置が警備開始にあるときのみ、テナン
ト端末装置NO.15 の警備開始が可能となり(警備開始の
条件については、テナント端末装置NO.1乃至NO.5につい
て述べたと同様である。)、テナント端末装置NO.15 は
共用部であるから、単独で警備解除を行うことができ
る。
【0038】前記実施例においては、設定データは、階
層構造のセキュリティレベルをシステム内に構築するた
めの例であり、その他の設定データであってもよい。例
えば、運用形態のループ、単独、及び共用をその他の関
係で関連付けてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の警備端末装置から上がって来る警備開始/解除通報
情報に対して警備開始/解除制御情報に従った警備開始
/解除の処理を行った結果を警備の監視に用いるように
したから、警備の多階層化を警備システム内に構築する
手段の提供が可能となる。この手段を用いれば、警備シ
ステムを、ハードウェア的な変更、例えば配線の変更、
テナント端末装置の設置の変更なしに、高度にして自在
に変更の利くセキュリティ体系のシステムとして構築す
ることを容易にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項3及び請求項4に係る発明の原理ブロッ
ク図である。
【図2】請求項1乃至請求項4に係る発明の一実施例を
示す図である。
【図3】センタ装置の構成図である。
【図4】センタ装置及び構内回線制御装置の主制御部の
構成図である。
【図5】構内回線制御装置の構成図である。
【図6】構内回線制御装置の主処理フローの一部を示す
図である。
【図7】構内回線制御装置の主処理フロー残部を示す図
である。
【図8】構内回線制御装置の警備開始/解除処理フロー
の一部を示す図である。
【図9】構内回線制御装置の警備開始/解除処理フロー
の残部を示す図である。
【図10】テナントシステムデータ設定画面を示す図で
ある。
【図11】設定データのマトリクス構成を示す図であ
る。
【図12】多階層化されたセキュリティレベルを示す図
である。
【図13】センタ装置のディスプレイ装置の画面に警備
開始/解除の表示を示す図である。
【図14】従来の警備システムの構成を示す図である。
【符号の説明】
2 通報端末装置 4 第1の通信回線 6 遠隔監視センタ 8 第2の通信回線 10 通信制御装置 18 通信回線 42 構内回線制御装置 44 高速通信回線 46 テナント端末装置 101 遠隔監視センタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−74697(JP,A) 特開 昭64−15899(JP,A) 特開 平1−189799(JP,A) 特開 平3−103582(JP,A) 特開 平4−276898(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G08B 25/00 G08B 13/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ、いずれかの階層レベルに属す
    る複数の警備端末装置の警備開始/解除制御情報の各々
    を該複数の警備端末装置の警備態様に応じて予め決めら
    れた階層構造で設定して格納し、 警備端末装置毎に当該警備端末装置からの警備開始/解
    除通報情報の有無を判別し、 警備開始/解除通報情報があるとき当該警備開始/解除
    通報情報に対して前記警備開始/解除制御情報に従った
    警備開始/解除の処理を為し、 その処理結果の警備開始/解除通報情報を監視装置へ伝
    送して警備の監視に供することを特徴とする警備の多階
    層化構築方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の警備の多階層化構築方
    法において、 警備開始/解除制御情報は、各警備端末装置毎に、端末
    番号、グループ番号、運用形態、及び関連端末番号で構
    成されることを特徴とする警備の多階層化構築方法。
  3. 【請求項3】 被監視対象要素及び該被監視対象要素の
    警備開始/解除を行う手段を1個又は複数収容した複数
    の通報端末装置(2)と、 該複数の通報端末装置の各々に接続された第1の通信回
    線(4)と、 遠隔監視センタ(6)と、 該遠隔監視センタ(6)に接続された第2の通信回線
    (8)と、 前記第1の通信回線(4)に接続されると共に、それぞ
    れ、いずれかの階層レベルに属する複数の通報端末装置
    (2)の警備開始/解除制御情報の各々を該複数の通報
    端末装置(2)の警備態様に応じて設定して格納し、前
    記第1の通信回線(4)を経て前記通報端末装置(2)
    から転送されて来る警備開始/解除通報情報の有無を判
    別し、警備開始/解除通報情報があるとき該警備開始/
    解除通報情報に対して階層構造の警備開始/解除制御情
    報に従った警備開始/解除の処理を為して前記第2の通
    信回線(8)を経て前記遠隔監視センタ(6)へ伝送す
    る通信制御装置(10)とを設けたことを特徴とする多
    階層警備システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の多階層警備システムに
    おいて、 警備開始/解除制御情報は、各通報端末装置毎に、端末
    番号、グループ番号、運用形態、及び関連端末番号で構
    成されることを特徴とする多階層警備システム
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