JP3251550B2 - 液塗布容器 - Google Patents

液塗布容器

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JP3251550B2 JP25937098A JP25937098A JP3251550B2 JP 3251550 B2 JP3251550 B2 JP 3251550B2 JP 25937098 A JP25937098 A JP 25937098A JP 25937098 A JP25937098 A JP 25937098A JP 3251550 B2 JP3251550 B2 JP 3251550B2
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智 金子
祐稔 佐合
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Kowa Co Ltd
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刷毛タイプの液塗
布容器に関する。
【0002】
【従来の技術】容器口部に、注出口の周辺に刷毛を立設
した塗布部材を被嵌し、内容液を所要の場所に塗布する
とともに、ブラッシングすることができる刷毛タイプの
塗布用容器は、例えば実開昭52−67547号公報に
みられるよう従来より知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記塗
布部材は、刷毛を注出口の周辺に垂直に立設しているた
め、注出口の上方における刷毛先端面の密度を高くする
ことが出来ないという問題があり、また、注出口から注
出された塗布液は、注出口近辺の刷毛に沿って流出し、
刷毛面全面に均一に広がらないという問題があった。
【0004】上記公報記載の技術では、上記問題に鑑
み、内容液を泡として押出し、刷毛面全面に広がるよう
にしているが、薬液、その他泡化できない内容物の場合
には、上記問題点を解決することはできない。とくに薬
液の場合には、狭い範囲の塗布面でも均一に塗布するこ
とが求められており、上記従来技術では、それに応えら
れないという問題があった。
【0005】本発明は、上記の問題点を克服し、塗布面
を狭め、刷毛先端の密度を高めるとともに、塗布液が刷
毛面全面から均一に流出するようにした刷毛タイプの塗
布容器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の技術的
課題を達成するため、液塗布容器として、塗布液を収容
した容器と、容器口筒部に嵌着され、中央に開口を設け
た隔壁を有する中栓と、該中栓に対してバネを介して上
下動自在に装着された塗布部材と、塗布部材を覆い容器
口筒部に螺着されるキャップとからなる液塗布容器であ
って、前記塗布部材は、基体と該基体に取着される注出
塗布具とからなり、基体は、下端に前記開口を開閉する
栓を設けた筒体と、該筒体の上端よりフランジ状に広が
り注出塗布具を支持するフラット面を有する上壁とを具
えており、注出塗布具は、注出筒と該注出筒の中間部か
ら傘状に広がり上面に刷毛を植立した湾曲板とを具えて
おり、該注出塗布具を基体に取着したときに、湾曲板が
基体の上壁に圧接され、傘状の湾曲板がフラット板に変
形されることによって、刷毛を中央に向かって傾斜させ
刷毛の先端密度を高めるようにしたことを特徴とする構
成を採用する。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図1,2において、Aは
容器、Bは容器に嵌着された中栓、Cは中栓に対して上
下動自在に装着された塗布部材、Dはキャップである。
容器Aは、ガラスまたは合成樹脂によって成形されてお
り、中栓B、塗布部材C、キャップDは、合成樹脂によ
って成形されている。容器Aは、口筒部1と円形ないし
楕円形の胴部2、および底部3とからなり、口筒部1に
はキャップを螺着するネジ4が刻設されている。
【0008】中栓Bは、口筒部1の内周に嵌着される嵌
着筒5と、中央に開口6を設けた隔壁7とを具えてい
る。嵌着筒5の上端には、内周に膨出環8が設けられ、
その外周にはフランジ9が設けられている。フランジ9
の上面には、嵌合リング10が立設されている。
【0009】図3に示すように、塗布部材Cは、基体1
1と注出塗布具12とからなっている。基体11は、有
底の筒体13と、該筒体13の上端縁からフランジ状に
広がり、上面をフラット面14aとした上壁14とを具
えている。筒体13の下端部には、円錐状の栓体15が
形成されており、筒体13の周辺には複数の液流路16
が穿設されている。
【0010】前記上壁14には、筒体13の外側に嵌合
筒17が垂設され、該嵌合筒17の下端縁には、中栓B
の嵌着筒5内周に嵌合する膨出部18が設けられてい
る。上壁14の上面はフラット面14aとなっており、
その周縁には、フラット面14aより上方に突出する保
持リング19が立設され、その下方には、中栓Bの嵌合
リング10外周に係合する係合リング20が垂設されて
いる。係合リング20の外周は、保持リング19より拡
径され、段部21が形成されている。
【0011】図4に示すように、注出塗布具12は、上
端に注出口22を設けた注出筒23と、注出筒23の中
間部から外方に傘状に広がるように設けられた湾曲板2
4とを具えている。注出筒23の下端には、複数のスリ
ット25が設けられ、注出筒23の通孔26に連通する
液流路となっている。湾曲板24の表面形状は、直線に
近い円弧の回転面の表面によって形成されており、湾曲
板24の上面には、毛先面が湾曲板24の表面形状に近
い球面を形成するよう刷毛27が植立されている。
【0012】注出塗布具12は、刷毛27をも含め柔軟
な合成樹脂によって一体成形されており、成形時には、
図4(a),(b)に示すように、刷毛27は湾曲板2
4に垂直に立設された状態に成形され、注出塗布具12
を基体11に装着したときには、図3(b)に示すよう
に、注出筒23が筒体13の孔内に嵌合されて、孔底ま
で押し込まれ、そのとき、湾曲板24は周縁を保持リン
グ19に嵌着保持され、その下面は上壁14のフラット
面14aに押しつけられ、その表面に接合され、フラッ
ト板24aとなる。そのことによって、図4(c)に示
すように、刷毛27は中央部に向かって傾斜し、毛先面
が水平となって中央部の刷毛27先端の密度が高くなる
ようになっている。
【0013】塗布部材Cの中栓Bへの装着にあたって
は、筒体13の周りに基体11の上壁14と中栓Bの隔
壁7との間に弾装される圧縮バネ28が挿着され、嵌合
筒17の膨出部18が、中栓Bの嵌着筒5内周の膨出環
8を乗り越えるようにして嵌着筒5内周に嵌挿され、係
合リング20の内周が中栓Bの嵌合リング10外周に嵌
合される。その際、塗布部材Cは、図5に示すように圧
縮バネ28によって上方に付勢され、嵌合筒17の膨出
部18が、中栓Bの膨出環8に係合して位置決めされ
る。
【0014】図5に示すように、キャップDは、頂壁3
0と側筒壁31とからなり、側筒壁31内周には段部3
2から下に拡径部33が形成され、該拡径部33には、
容器Aのネジ4に螺合するネジ34が刻設されている。
【0015】次に、塗布容器の使用態様と作用について
説明する。塗布液を収容した容器Aに中栓Bが嵌着さ
れ、次いで、中栓Bとの間に圧縮バネ28を介して塗布
部材Cが装着され、キャップDで被蓋される。
【0016】容器AにキャップDを螺着するときには、
キャップDの段部32が塗布部材Cの段部21を押さえ
て下降させ、係合リング20下端がフランジ9に接合す
るとともに塗布部材Cの栓体15によって開口6が閉鎖
される。
【0017】塗布容器の使用時には、キャップDを外す
と塗布部材Cが圧縮バネ28の付勢により上昇し、栓体
15が開口6を開放するので、開口6から筒体13の液
流路16、注出筒23のスリット25、通孔26を通じ
て注出口22に至る流路が形成される。塗布容器を把持
し、刷毛面を所望する被塗布面に当て塗布容器を押しつ
けると内容液が流出され、刷毛面によって被塗布面に塗
布することができる。その際、刷毛が中央に偏っている
ので、狭い範囲で塗布すること、内容液を刷毛面全面か
ら均一に流出させ塗布することができる。また、塗布容
器を円を描くように廻すときには、広い範囲にも均一に
効果的に塗布することができる。
【0018】次に、本発明の塗布容器の好ましい用途と
作用効果について説明する。塗布容器は、薬液、化粧
料、洗剤の塗布容器として使用される。内容液として、
液体あるいは粘状物の薬液、化粧料、洗剤等が用いられ
る。薬液の塗布容器として使用する場合は、被塗布面
は、皮膚の比較的狭い範囲であるので、薬液は狭い刷毛
面からほぼ均一に流出されるから、患部のみに適量の薬
液を塗布することができる。
【0019】洗剤の塗布容器として使用する場合は、汚
れた個所の所望する範囲に洗剤を塗布し、汚れをこすり
取ることができる。
【0020】上記実施形態においては、刷毛は、湾曲
板、注出筒とともに一体に成形したが、複数本の毛束を
埋め込み成形してもよく、刷毛として、用途に応じてそ
の材料を選択することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成されている
から、次の効果を奏する。刷毛を中央部に向かって傾斜
させ、刷毛先端の密度を高めるとともに刷毛面を狭くし
ているから、塗布液が刷毛面全面に容易に広がるように
なり、小さい被塗布面でも、大きな被塗布面でも効果よ
く均一に塗布することができる。
【0022】塗布液が薬液である場合には、患部に対し
て、刷毛面が患部の中心とその周辺で円を描くようにし
て必要範囲に薬液を塗布することができる。
【0023】また、洗剤の塗布に使用する場合には、汚
れた個所の所望する範囲に洗剤を塗布し、汚れをこすり
取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗布容器の一部断面正面図である。
【図2】キャップを外した塗布容器の平面図である。
【図3】塗布部材の説明図で、(a)は平面図、(b)
断面正面図である。
【図4】塗布用具の説明図で、(a)は成形時の平面
図、(b)は図(a)のA−A線における成形時の断面
図、(c)は図(a)のA−A線における装着時の断面
図である。
【図5】キャップを外した状態の塗布容器の一部断面側
面図である。
【符号の説明】
A 容器 B 中栓 C 塗布部材 D キャップ 1 口筒部 2 胴部 5 嵌着筒 6 開口 7 隔壁 11 基体 12 注出塗布具 13 筒体 14 上壁 15 栓体 16 液流路 17 嵌合筒 18 膨出部 19 保持リング 22 注出口 23 注出筒 24 湾曲板 24a フラット板 25 スリット 26 通孔 27 刷毛 28 圧縮バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐合 祐稔 愛知県名古屋市南区豊田二丁目7番10号 興和紡績株式会社内 (72)発明者 角田 義幸 東京都江東区大島3丁目2番6号 株式 会社吉野工業所内 (56)参考文献 特開 平1−249009(JP,A) 実開 昭59−49649(JP,U) 実開 昭63−122677(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 47/42 A46D 3/00 B65D 35/36

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗布液を収容した容器と、容器口筒部に
    嵌着され、中央に開口を設けた隔壁を有する中栓と、該
    中栓に対してバネを介して上下動自在に装着された塗布
    部材と、塗布部材を覆い容器口筒部に螺着されるキャッ
    プとからなる液塗布容器であって、 前記塗布部材は、基体と該基体に取着される注出塗布具
    とからなり、 基体は、下端に前記開口を開閉する栓を設けた筒体と、
    該筒体の上端よりフランジ状に広がり注出塗布具を支持
    するフラット面を有する上壁とを具えており、 注出塗布具は、注出筒と該注出筒の中間部から傘状に広
    がり上面に刷毛を植立した湾曲板とを具えており、該注
    出塗布具を基体に取着したときに、湾曲板が基体の上壁
    に圧接され、傘状の湾曲板がフラットに変形されること
    によって、刷毛を中央に向かって傾斜させ刷毛の先端密
    度を高めるようにしたことを特徴とする液塗布容器。
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