JP5308954B2 - 塗布容器 - Google Patents
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Description
本発明に係る塗布容器は、内容物が収容される容器本体と、該容器本体の口部に装着されるとともに天壁部に注出孔が形成され内容物を被塗布面に塗布可能な有頂筒状の塗布具と、を備える塗布容器であって、前記塗布具の天壁部の外面には、多数本の刷毛が注出孔をその径方向の外側から囲うように立設されるとともに、これらの天壁部および多数本の刷毛は、合成樹脂材料で一体に形成され、前記多数本の刷毛のうちの少なくとも一部における前記天壁部との連結部は、注出孔側に向けて限定して張り出した張出部とされ、前記張出部は、この張出部が備えられた前記刷毛のうち、前記連結部が限定して、この連結部よりも上側に位置する部分に対して注出孔側に向けて張り出すことで構成され、一の刷毛における張出部が前記上側に位置する部分に対して注出孔側に向けて張り出す張り出し量は、該一の刷毛よりも注出孔側に位置する他の刷毛における張出部の前記張り出し量よりも大きくなっており、前記多数本の刷毛のうちの少なくとも一部は、それぞれの張出部の熱収縮によって、基端側から先端側に向かうに従い漸次、注出孔側に向けて傾斜し、前記多数本の刷毛は、注出孔の軸回りに互いに間隔をあけて配置された複数本の刷毛からなる刷毛列が、注出孔の径方向に間隔をあけて複数列配列されるように配置され、一の刷毛列における各刷毛の張出部の前記張り出し量は、互いに同等となっており、前記天壁部の外面は、その外周縁側から注出孔側に向かうに従い漸次、上側に向けて傾斜し、前記多数本の刷毛の全てにおける前記連結部が、前記張出部となっており、前記刷毛の毛先面は、前記径方向の外側から内側に向かうに従い漸次、下側に向かって傾斜していることを特徴とする。
しかも、一の刷毛における張出部の張り出し量が、該一の刷毛よりも注出孔側に位置する他の刷毛における張出部の張り出し量よりも大きくなっているので、注出孔から離れた位置の刷毛ほど、その張出部の熱収縮量が大きくなり、注出孔側に向けて大きく傾斜することとなる。したがって、多数本の刷毛の先端側を注出孔側により一層密集させることが可能になり、多数本の刷毛の先端側の密度をより一層高めることができる。
さらに、塗布具の天壁部および多数本の刷毛が合成樹脂材料で一体に形成され、前記張出部の熱収縮によって刷毛が前述のように傾斜しているので、例えば複数の部品を組付けることで刷毛を傾斜させる構成と比べて、容易に形成することができる。したがって、多数本の刷毛の先端側を密集させて毛先面の全域にわたって均等に内容物を保持させることができるとともに、組立工程の簡素化を図ることができる。
なお熱収縮とは、成形金型のキャビティ内から取り出された後の冷却過程で生じる収縮である。
図1に示すように、塗布容器1は、内容物が収容される容器本体2と、容器本体2の口部3に装着されるとともに天壁部4に注出孔5が形成され内容物を被塗布面に塗布可能な有頂筒状の塗布具6と、塗布具6を覆うとともに口部3に装着されたオーバーキャップ7と、を備えている。
なお、容器本体2、塗布具6およびオーバーキャップ7それぞれの中心軸は共通軸上に位置している。以下、この共通軸を容器軸Oといい、この容器軸Oに沿ってオーバーキャップ7側を上側、容器本体2側を下側といい、また容器軸Oに直交する方向を径方向といい、さらに容器軸Oを中心に周回する方向を周方向という。
オーバーキャップ7の周壁部8は、内周面に前記雄ねじ部3aに螺着される雌ねじ部9aが形成された下筒部9と、下端が下筒部9の上端と連結され下筒部9よりも小径の上筒部10と、を備えている。上筒部10は、その下端が口部3の上端よりも上側に位置しているとともに、下側から上側に向かうに従って漸次縮径している。
またオーバーキャップ7の天壁部11には、容器軸Oと同軸に配置された閉塞筒部12が下側に向けて延設されている。なお図示の例では、この閉塞筒部12の上端部内は中実とされている。
また図示の例では、注出筒15の内周面における容器軸O方向の中間部分には、縮径部16が突設されており、この縮径部16の下端部は、下側から上側に向かうに従って漸次縮径するテーパ状となっている。
本実施形態では、多数本の刷毛21は、周方向に互いに間隔をあけて配置された複数本の刷毛21からなる刷毛列22が、径方向に間隔をあけて複数列配列されるように配置されている。図示の例では、各刷毛列22は、径方向に互いに等しい間隔をあけて配列されるとともに、各刷毛列22の複数本の刷毛21は、周方向に互いに等しい間隔をあけて配置されている。
また、これらの天壁部4および多数本の刷毛21は、合成樹脂材料で一体に形成されている。本実施形態では、塗布具6は、天壁部4、多数本の刷毛21、周壁部13および外筒部14を含めた全体が、射出成形により一体に形成されている。
なお図4に示すように、刷毛21の毛先面21aは、径方向の外側から内側に向かうに従い漸次、下側に向かって傾斜している。また、熱収縮前の多数本の刷毛21は、容器軸O方向に沿って延在している(図4に示す2点鎖線参照)。
まず、オーバーキャップ7を外す。
次いで、図5に示すように、塗布容器1を刷毛21の毛先面21aが下方に向く姿勢にした状態で、毛先面21aを被塗布面に当てながら塗布容器1を被塗布面に対して進退移動させることで、弁部材17を注出筒15内で容器軸O方向に進退移動させ注出孔5を開閉させる。これにより、注出孔5から内容物を注出するとともに、注出された内容物を多数本の刷毛21によって被塗布面に塗布することができる。なおこの際、多数本の刷毛21の先端側が径方向の内側に密集しているので、被塗布面が狭い場合であっても、内容物の塗布を円滑に行うことができる。
しかも、一の刷毛21における張出部23の張り出し量が、該一の刷毛21よりも径方向の内側に位置する他の刷毛21における張出部23の張り出し量よりも大きくなっているので、注出孔5から離れた位置の刷毛21ほど、その張出部23の熱収縮量が大きくなり、径方向の内側に向けて大きく傾斜することとなる。したがって、多数本の刷毛21の先端側を径方向の内側により一層密集させることが可能になり、多数本の刷毛21の先端側の密度をより一層高めることができる。
さらに、塗布具6の天壁部4および多数本の刷毛21が合成樹脂材料で一体に形成され、張出部23の熱収縮によって刷毛21が前述のように傾斜しているので、例えば複数の部品を組付けることで刷毛を傾斜させる構成と比べて、容易に形成することができる。したがって、多数本の刷毛21の先端側を密集させて毛先面21aの全域にわたって均等に内容物を保持させることができるとともに、組立工程の簡素化を図ることができる。
例えば、前記実施形態では、オーバーキャップ7および弁部材17を備えるものとしたが、これらはなくても良い。
また、前記実施形態では、多数本の刷毛21は、周方向に互いに間隔をあけて配置された複数本の刷毛21からなる刷毛列22が、径方向に間隔をあけて複数列配列されるように配置されているものとしたが、本発明の参考例では、天壁部4の上面に多数本の刷毛21が注出孔5を径方向の外側から囲うように立設されていれば、このように配置されていなくても良い。
さらに、張出部23は、底面が刷毛21の下端縁を含む面に連結されるとともに、側面の一部が天壁部4の上面に連結された錐体であっても良い。
2 容器本体
3 口部
4 天壁部
5 注出孔
6 塗布具
21 刷毛
22 刷毛列
23 張出部
O 容器軸
Claims (1)
- 内容物が収容される容器本体と、
該容器本体の口部に装着されるとともに天壁部に注出孔が形成され内容物を被塗布面に塗布可能な有頂筒状の塗布具と、を備える塗布容器であって、
前記塗布具の天壁部の外面には、多数本の刷毛が注出孔をその径方向の外側から囲うように立設されるとともに、これらの天壁部および多数本の刷毛は、合成樹脂材料で一体に形成され、
前記多数本の刷毛のうちの少なくとも一部における前記天壁部との連結部は、注出孔側に向けて限定して張り出した張出部とされ、
前記張出部は、この張出部が備えられた前記刷毛のうち、前記連結部が限定して、この連結部よりも上側に位置する部分に対して注出孔側に向けて張り出すことで構成され、
一の刷毛における張出部が前記上側に位置する部分に対して注出孔側に向けて張り出す張り出し量は、該一の刷毛よりも注出孔側に位置する他の刷毛における張出部の前記張り出し量よりも大きくなっており、
前記多数本の刷毛のうちの少なくとも一部は、それぞれの張出部の熱収縮によって、基端側から先端側に向かうに従い漸次、注出孔側に向けて傾斜し、
前記多数本の刷毛は、注出孔の軸回りに互いに間隔をあけて配置された複数本の刷毛からなる刷毛列が、注出孔の径方向に間隔をあけて複数列配列されるように配置され、
一の刷毛列における各刷毛の張出部の前記張り出し量は、互いに同等となっており、
前記天壁部の外面は、その外周縁側から注出孔側に向かうに従い漸次、上側に向けて傾斜し、
前記多数本の刷毛の全てにおける前記連結部が、前記張出部となっており、
前記刷毛の毛先面は、前記径方向の外側から内側に向かうに従い漸次、下側に向かって傾斜していることを特徴とする塗布容器。
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