JP3250995B2 - 表示装置及び方法 - Google Patents

表示装置及び方法

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JP3250995B2
JP3250995B2 JP2000003524A JP2000003524A JP3250995B2 JP 3250995 B2 JP3250995 B2 JP 3250995B2 JP 2000003524 A JP2000003524 A JP 2000003524A JP 2000003524 A JP2000003524 A JP 2000003524A JP 3250995 B2 JP3250995 B2 JP 3250995B2
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  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1フィールドの画
像を複数のサブフィールド画像に分割して多階調表示を
行うプラズマデスプレイパネル(PDP)やデジタルミ
ラーデバイス(DMD)等の表示装置及びその表示方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマデスプレイパネル(PDP)等
の二値的に発光を行う表示パネルを用いた画像表示装置
では、それぞれ重み付けられた複数の二値画像を時間的
に重ねることにより中間調を持つ動画像を表示するサブ
フィールド法が用いられる。
【0003】このサブフィールド法では、1フィールド
が複数のサブフィールドに時間分割されており、各サブ
フィールドはそれぞれ重み付けがされている。サブフィ
ールドの重みは各サブフィールドを点灯させたときの発
光量に対応する。すなわち、各サブフィールドは所定の
発光回数を輝度重みとして有し、発光するサブフィール
ドの重みの合計が表示する輝度の階調に対応する。
【0004】図6に1フィールドにおける各サブフィー
ルドの時間的関係を示す。この図に示す例では、1フィ
ールドは、サブフィールド1からサブフィールド8まで
の8つのサブフィールドに分割され、それぞれ1,2,
4,8,16,32,64,128の輝度重みを有して
いる。各サブフィールドは、予備放電を行うセットアッ
プ期間T1と、プラズマデスプレイパネル画面の画素毎
に点灯か非点灯かのデータの書き込みを行う書き込み期
間T2と、書き込み期間において点灯のデータが書き込
まれた画素を一斉に発光させる維持期間T3とにおいて
それぞれ所定の制御がなされる。サブフィールドの発光
はサブフィールド1からサブフィールド8の順に起こ
る。
【0005】図6に示す例では、これらのサブフィール
ドを種々組み合わせて発光させることにより0から25
5までの256段階の階調レベルを表現できる。例え
ば、階調レベル7は、サブフィールド1からサブフィー
ルド3を発光させることにより表現でき、階調レベル2
1は、サブフィールド1、サブフィールド3およびサブ
フィールド5を発光させることにより表現できる。
【0006】このように、サブフィールド法では、1フ
ィールドを時間分割した複数のサブフィールドの中から
所望の階調を得るためのサブフィールドが選択され、こ
の選択されたサブフィールドを発光させることにより中
間調の階調表現が可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようなサブフィー
ルド法を用いて多階調表示を行う表示装置においては、
動画表示中に疑似輪郭が現れることが知られている。次
に、この動画表示中に現れる疑似輪郭(動画擬似輪郭)
について説明する。
【0008】今、1、2、4、8、16、32、64、
128と重み付けられたサブフィールドに分割された場
合であって、図7に示すように画像パターンXが、プラ
ズマデスプレイパネル(PDP)の画面33上を1フィ
ールドで2画素相当、水平方向に移動する場合を考え
る。画像パターンXは、階調レベルが127である画素
P1、P2と、これに隣接する階調レベルが128であ
る画素P3、P4とからなる。図8は、画像パターンX
をサブフィールドに展開した図である。この図におい
て、横方向はプラズマデスプレイパネル画面33上の水
平方向に対応し、縦方向は時間方向に対応する。また、
図中、ハッチングは発光するサブフィールドを示してい
る。
【0009】図8において、画像パターンXが静止して
いる場合、人間の目はA−A’方向に見るため画素本来
の階調が見える。ところが、画像パターンXが図7に示
すように水平方向に移動すると、それを見る人間の視線
は、図8のB−B'またはC−C'方向に移動する。視線
がB−B'方向に移動した場合、人間の目は、画素P4
のサブフィールド1〜サブフィールド5と、画素P3の
サブフィールド6及びサブフィールド7と、画素P2の
サブフィールド8とを見ることになり、その結果、これ
らのサブフィールドが時間積分され、階調レベル0が見
えてしまう。また、視線がC−C'方向に移動した場
合、人間の目は、画素P1のサブフィールド1〜サブフ
ィールド5と、画素P2のサブフィールド6及びサブフ
ィールド7と、画素P3のサブフィールド8とを見るこ
とになり、その結果、階調レベル255が見えてしま
う。いずれにしても、これらは本来の階調レベル(12
7または128)とは大幅に異なる階調となり、人間の
目にはこれらは擬似輪郭線として現れる。上記のような
重み付けのサブフィールドを用いた場合、隣接する画素
の輝度階調が63と64、191と192等の場合にも
この擬似輪郭は顕著に観測される。これは、これらの階
調の画素が隣接した場合、階調の変化はわずかであるの
に対して、発光するサブフィールドのパターンの変化が
大きいためである。動画の場合に限り現れるこのような
輪郭線を疑似輪郭ノイズ(「パルス幅変調動画表示に見
られる疑似輪郭ノイズ」:テレビジョン学会技術報告、
Vol.19、No.2、IDY95−21、pp.61-66)と言い、画質を
劣化させる原因となる。
【0010】本発明は上記課題を解決すべくなされたも
のであり、その目的とするところは、1フィールドの画
像を複数のサブフィールド画像に分割して階調表示を行
う表示装置であって画像の動画領域に生ずる疑似輪郭線
を低減するプラズマディスプレイパネル等に好適な表示
装置及び方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る表示装置
は、画像の1フィールドを重み付けられた複数のサブフ
ィールドで構成し、画像の各画素の階調に応じて各サブ
フィールドの発光または非発光を制御することにより多
階調表示する表示装置である。表示装置は、画像信号の
階調を、複数のサブフィールドを組み合わせて表現でき
る階調の中から表示に先立って選択され、表示に使用さ
れる所定の階調である第1の階調群に属する第1の階調
と、第1の階調の中間に位置し、前後の第1の階調との
階調差が等しい第2の階調群に属する第2の階調とのい
ずれかに変換する階調変換手段と、階調変換手段により
変換された信号の階調と画像信号の階調との誤差を周辺
の画素に拡散する誤差拡散手段とを備える。誤差拡散手
段の出力の階調が第1の階調であるときはその階調で表
示し、誤差拡散手段の出力の階調が第2の階調であると
きは、第2の階調の前後の第1の階調との階調差を第2
の階調に加算または減算して第1の階調を用いて表示す
る。加算又は減算はフィールド間で交互に行う。
【0012】上記の表示装置において、第1の階調群に
属する第1の階調は、その階調を表示するときに発光さ
せるサブフィールドのうち最も重いサブフィールドと、
それより小さい重みの全てのサブフィールドとにおい
て、発光していないサブフィールドが一つもない階調で
あってもよい。または、第1の階調群に属する第1の階
調は、その階調を表示するときに発光させるサブフィー
ルドのうち最も重いサブフィールドと、それより小さい
重みの全てのサブフィールドとにおいて、発光していな
いサブフィールドが一つ以下である階調であってもよ
い。または、前記第1の階調群に属する第1の階調は、
その階調を表示するときに発光させるサブフィールドの
うち最も重いサブフィールドと、それより小さい重みの
全てのサブフィールドとにおいて、発光していないサブ
フィールドが二つ以下である階調であってもよい。この
とき、最小重みのサブフィールドは、発光していないサ
ブフィールドに含めないようにしてもよい。または、最
小重みのサブフィールド及び二番目に重みが小さいサブ
フィールドは、前記発光していないサブフィールドに含
めないようにしてもよい。または、最小重みのサブフィ
ールドから三番目に重みが小さいサブフィールドまで
は、発光していないサブフィールドに含めないようにし
てもよい。
【0013】上記の表示装置において、誤差拡散手段
は、水平方向の画素へ拡散する量を、表示しようとする
画素の階調を示すビットのうちの所定の下位ビットに基
づいて求め、垂直方向の画素へ拡散する量を、表示しよ
うとする画素の階調と変換した階調との誤差から所定の
下位ビットの値を除いた値に基づいて求めるのが好まし
い。
【0014】本発明に係る表示方法は、画像の1フィー
ルドを重み付けられた複数のサブフィールドで構成し、
画像の各画素の階調に応じて各サブフィールドの発光ま
たは非発光を制御することにより多階調表示する表示方
法である。画像信号の階調を、複数のサブフィールドを
組み合わせて表現できる階調の中から表示に先立って選
択され、表示に使用される所定の階調である前記第1の
階調群に属する第1の階調と、第1の階調の中間に位置
し、第1の階調との階調差が等しい第2の階調群に属す
る第2の階調とのいずれかに変換するステップと、変換
された信号の階調と画像信号の階調との誤差を周辺の画
素に拡散するステップと、拡散により変換された階調が
第1の階調であるときはその階調を表示し、拡散により
変換された階調が第2の階調であるときは、第2の階調
の前後の第1の階調との階調差を、第2の階調に加算ま
たは減算して第1の階調を用いて表示するステップとを
備える。加算または減算はフィールド間で交互に行う。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明に係る表示装置の実施形態を説明する。なお、以下で
は、説明の簡単化のために1つの色について説明を行う
が、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色を用いたカラ
ー表示においても本発明は同様に適用できる。
【0016】図1に本発明に係る表示装置の構成を示
す。表示装置は、A/D変換器11と、逆ガンマ補正器
13と、動き検出器15と、階調制限/誤差拡散回路1
7と、ディザ回路19と、遅延回路21と、選択回路2
3と、映像信号−サブフィールド対応付け器25と、サ
ブフィールド処理器27と、走査・維持・消去駆動回路
29と、データ駆動回路31と、プラズマディスプレイ
パネル(以下「PDP」という。)33と、タイミング
パルス発生器35とからなる。
【0017】PDP33は、電極がマトリクス状に配置
され、オンまたはオフの二値的に発光を行う表示装置で
ある。本実施形態では、従来技術で説明したように、P
DP33においてそれぞれ重みづけられた複数のサブフ
ィールドによる多階調表示を行う。タイミングパルス発
生器35は、水平同期信号(HD)及び垂直同期信号
(VD)に基づいてタイミング信号(動作クロック)を
発生し、表示装置内の各部に供給する。
【0018】A/D変換器11はRGB信号を受けてA
/D(アナログ−デジタル)変換を行う。A/D変換さ
れたRGB信号は、逆ガンマ補正器13により逆ガンマ
補正がなされる。すなわち、RGB信号はCRT表示装
置上での表示を前提としたガンマ特性で送られてきてい
るため逆ガンマ補正し、この特性を元に戻す処理を行
う。A/D変換されたRGB信号は動き検出器15にも
入力され、動き検出器15にて映像が動画であるか否か
が検出される。その結果は選択回路23に出力される。
【0019】逆ガンマ補正後のRGB信号は、遅延回路
21に送られると共に、階調制限/誤差拡散回路17に
送られる。階調制限/誤差拡散回路17とディザ回路1
9は、動画擬似輪郭の発生を抑制するための所定の処理
を行う。具体的には、階調制限/誤差拡散回路17とデ
ィザ回路19は、送られてきた映像信号に対して、その
映像信号が示す画素の階調を動画擬似輪郭が発生しにく
い階調に変換する。これらの回路の詳細は後述する。遅
延回路21は逆ガンマ補正後のRGB信号を、階調制限
/誤差拡散回路17とディザ回路19とにおける処理時
間に等しい時間だけ遅延して出力する。
【0020】選択回路23は動き検出器15による検出
値にもとづき、その映像が動画である場合にはディザ回
路19からの出力を選択し、その映像が静止画である場
合には遅延回路21からの出力を選択する。これは、動
画擬似輪郭は動画の場合においてのみ観察されることか
ら、動画の場合にのみ映像信号に対して擬似輪郭の発生
を抑制するための処理を施すようにするためである。
【0021】選択回路23により選択された映像信号
は、映像信号−サブフィールド対応付け器25に送られ
る。映像信号−サブフィールド対応付け器25は、映像
信号をサブフィールドに対応した複数のビットからなる
フィールド情報に変換する。すなわち、フィールド情報
はサブフィールドを発光(点灯)させるか否かを示すビ
ットからなる。サブフィールド処理器27は、映像信号
−サブフィールド対応付け器25からのフィールド情報
に基づいて維持期間に出される維持パルスの数を決定す
る。走査・維持・消去駆動回路29とデータ駆動回路3
1は、サブフィールド処理器27からの出力に基づきP
DP33の電極を制御し、各画素の発光量を制御して、
PDP33上に所望の階調の画像を表示させる。
【0022】階調制限/誤差拡散回路17とディザ回路
19は、入力した映像信号に対して動画擬似輪郭の発生
を抑制するための所定の処理を行う。この所定の処理に
ついて簡単に説明する。なお、本実施形態では、1フィ
ールドを9つのサブフィールドに分割し、各サブフィー
ルド(サブフィールド1〜サブフィールド9)はそれぞ
れ1、2、4、8、16、32、48、64、80の輝
度重みを有するとして説明を行う。各サブフィールドの
重みは、そのサブフィールドが発光したときの発光量
(輝度)に対応する。これらのサブフィールドを組み合
わせることにより所望の階調が表現できる。
【0023】一般に隣接する画素間において動画擬似輪
郭が発生しやすいのは次のような場合である。すなわ
ち、隣接する画素の輝度が近い場合であって、発光する
サブフィールド中で最大の重みを持つサブフィールド及
びそれより小さい重みを持つサブフィールドにおいて、
発光するサブフィールドと発光しないサブフィールドと
の間で重み方向における分布がほぼ分かれている場合で
あり、さらに、隣接する画素間においてその分布がほぼ
逆転するような場合である。例えば、上記の1、2、
4、8、16、32、48、64、80に重み付けられ
たサブフィールド1〜9を用いるときは、隣接する画素
の輝度が63(=01 11111)と64(=10 10000)や、輝
度が111(=011 11111)と112(=101 10000)等の
ような場合である。このような画素が隣接すると、本来
の階調の差はわずかであるにもかかわらず、視線の移動
にともない発光/非発光のサブフィールドの重み方向に
おける分布が大きく変化するため、動画擬似輪郭が発生
しやすくなる。
【0024】そこで、本実施形態の表示装置では、擬似
輪郭の発生しやすい階調は表示に使用しないこととし、
擬似輪郭が発生しにくい階調をいくつか選択し、それら
の階調のみを表示に使用することとした。以下、この表
示に使用する階調を「表示用階調」と呼ぶ。擬似輪郭が
発生しにくい階調として例えば次のような階調が選択さ
れる。 (a)その階調を表示するときに発光させるサブフィー
ルドのうち最大重みのサブフィールドと、それより小さ
い重みを有する全てのサブフィールドとが発光するよう
な階調。
【0025】この場合、最小の重みのサブフィールドか
ら、その階調を表示するために必要な最大の重みのサブ
フィールドまでは発光しないサブフィールドはなく、全
てのサブフィールドが発光することになる。このような
階調では、階調の値が増加するにつれて発光させるサブ
フィールド数も段階的に増加していくため、階調が隣り
あう画素が隣接する場合において、発光するサブフィー
ルドと非発光のサブフィールドの重み方向における分布
の大きな変化がなくなり、動画擬似輪郭の発生が抑制で
きる。上記(a)を満たす階調の例を表1〜表5に示
す。なお、表中、各サブフィールドの欄の「1」はその
サブフィールドが発光することを示している。表中でこ
れらの階調は「表示に使用する階調」の欄において
「●」で示されている。すなわち、1、3、7、15、
31、63、111、175、255の階調レベルがこ
れに該当する。これに加えて0も表示に使用する階調に
加えている。例えば、表1において階調レベル31を見
ると、この階調レベルを表示するときに発光させるサブ
フィールドのうち最大重みのサブフィールドはサブフィ
ールド5であり、それより小さい重みを有する全てのサ
ブフィールドはサブフィールド1〜サブフィールド4で
あり、これらの全てが発光しているため、階調レベル3
1が(a)の条件を満たしていることがわかる。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【0026】さらに、上記の(a)の場合に加え、階調
を表示するために必要な最大の重みより小さい重みを持
つサブフィールドにおいて所定数の発光しないサブフィ
ールドがある階調を、擬似輪郭が発生しにくい階調とし
てもよい。すなわち、以下の(b)、(c)の場合も考
えられる。 (b)ある階調を表示するときに発光させるサブフィー
ルドのうち最も重いサブフィールドとそれより小さい重
みを有する全てのサブフィールドとにおいて、発光して
いないサブフィールドが一つ以下となる階調。 (c)ある階調を表示するときに発光させるサブフィー
ルドのうち最も重いサブフィールドとそれより小さい重
みを有する全てのサブフィールドとにおいて、発光して
いないサブフィールドが二つ以下となる階調。
【0027】(b)、(c)の条件を満たす階調の数は
(a)の条件を満たす階調の数よりも多くなるため、よ
り多段階の階調表現が可能となる。(b)、(c)の階
調であっても、(a)の階調と同様に、隣接する画素間
において発光/非発光のサブフィールドの分布の大きな
変化は発生しない。上記(b)の例を表6〜表10に示
す。これらの階調は、表中の「表示に使用する階調」の
欄において「●」で示されている。すなわち、表1〜表
5で示される(a)の階調に加えて、2、5、6、1
1、13、14…251、253、254等の階調レベ
ルがこれに該当する。例えば、表6において階調レベル
14を見ると、この階調レベルを表示するときに発光さ
せるサブフィールドのうち最大重みのサブフィールドは
サブフィールド4であり、それより小さい重みを有する
全てのサブフィールドはサブフィールド1〜サブフィー
ルド3であり、かつ、サブフィールド1〜サブフィール
ド4の中で発光していないサブフィールドが1つ(サブ
フィールド1)あるため、階調レベル14が(b)の条
件を満たしていることがわかる。また、(c)の条件を
満たすものとして例えば階調レベル28がある。この階
調レベル28を表示するときに発光させるサブフィール
ドのうち最大重みのサブフィールドはサブフィールド5
であり、それより小さい重みを有する全てのサブフィー
ルドはサブフィールド1〜サブフィールド4であり、か
つ、サブフィールド1〜サブフィールド5の中で発光し
ていないサブフィールドが2つ(サブフィールド1とサ
ブフィールド2)あるため、階調レベル28は(c)の
条件を満たす。
【表6】
【表7】
【表8】
【表9】
【表10】
【0028】以上のように選択される階調レベルのみを
用いて階調表示を行うことにより、隣接する画素間にお
いて上位のサブフィールドと下位のサブフィールドの発
光/非発光が逆転することがなくなり、動画擬似輪郭の
発生が抑制できる。
【0029】なお、上記の(a)〜(c)の場合におい
て、所定の下位のサブフィールドについては考慮しない
ようにしてもよい。これは、下位のサブフィールドは重
みが小さいため、動画擬似輪郭に対する影響が少ないと
考えられるからである。例えば、上記(a)の条件で階
調を求める際に、最下位のサブフィールド(サブフィー
ルド1)を除いたサブフィールドについて全てが発光す
る階調レベルを表示に使用する階調として求めてもよ
い。または、最下位のサブフィールド1から2番目のサ
ブフィールド(サブフィールド2)もしくは3番目のサ
ブフィールド(サブフィールド3)までを除くようにし
てもよい。
【0030】本表示装置においては、さらに表示用階調
の中間の階調を「ディザ階調」として設定する。これら
の階調は、表1〜表10で「ディザによる階調」の欄に
おいて「●」で示されている。例えば、表1〜表5にお
いて、ディザ階調には、2、5、11、23、47、8
7、143、215が含まれる。また、ディザ階調とそ
の前後の表示用階調との距離をディザ量とする。例え
ば、表1において、ディザ階調が11のときのディザ量
は4、ディザ階調が23のときのディザ量は8である。
このディザ階調は直接表示には使用しないが、ディザ階
調をディザ量だけ上下の階調に拡散させることにより表
示用階調を用いてディザ階調を表現する。
【0031】本実施形態の表示装置は表示用階調及びデ
ィザ階調を表1〜表5に示すように設定しているものと
して以下の説明を行う。したがって、表示装置は、0、
1、3、7、15、31、63、111、175、25
5の階調レベルの輝度のみを表示する。また、ディザ階
調と表示用階調とをあわせて「変換階調」と呼ぶ。
【0032】階調制限/誤差拡散回路17は変換階調の
情報を階調テーブル(後述)に有しており、この階調テ
ーブルを用いて、入力した逆γ補正後の映像信号に基づ
く画素の階調を変換階調に変換する。ディザ回路19
は、階調制限/誤差拡散回路17からの変換階調が表示
用階調に等しいときは、その表示用階調の映像信号を生
成し、変換階調がディザ階調に等しいときは、そのディ
ザ階調のディザ量に基づき所定の拡散処理(後述)を行
って、そのディザ階調を表示用階調を用いて表示するた
めの映像信号を生成する。
【0033】図2に階調制限/誤差拡散回路17の構成
を示す。階調制限/誤差拡散回路17は、加算器51
と、階調テーブル53と、ディザ量テーブル55と、誤
差拡散処理回路60とからなる。このように構成される
階調制限/誤差拡散回路17の動作は次のようになる。
【0034】逆ガンマ補正器13から画素の階調情報を
含む映像信号が階調制限/誤差拡散回路17に送られる
と、まず、加算器51において、その映像信号に基づく
画素の本来の階調と、その画素より前に処理された画素
から拡散された誤差eとが加算され、階調テーブル53
および誤差拡散処理回路60に出力される。
【0035】階調テーブル53は変換階調に関する情報
を格納したテーブルであり、入力した階調をその階調に
応じた変換階調に変換する。すなわち、階調テーブル5
3により、加算器51において本来の画素の階調に拡散
誤差eが加算された階調から、その階調に応じた一の変
換階調が選択され、この選択された変換階調が誤差拡散
処理回路60に出力される。ここでは、階調テーブル5
3の中身は、表1から表5の表示に使用する階調とディ
ザによる階調の内容が記述されており、階調テーブル5
3の出力は、入力された階調を越えない範囲の表示に使
用する階調、または、ディザによる階調のうちの最大の
ものが選ばれる。例えば、入力された階調が20のとき
には、表示に使用される階調である15が選ばれる。ま
た、入力された階調が25のときには、表示に使用され
る階調である23が出力される。
【0036】誤差拡散処理回路60は、階調テーブル5
3により変換された変換階調と、変換前の階調との差す
なわち誤差を、処理中の画素の周辺の画素に拡散させる
処理(以下「誤差拡散処理」という。)を行う。この誤
差拡散処理を画面全体に施すことにより、画面全体にお
いて表示すべき階調量が保存され、画面全体を見たとき
に人間の目にはあたかも本来の画素の輝度が表示されて
いるように見える。これにより画像のざらつきがないよ
り質の高い画像が表現できる。
【0037】誤差拡散処理回路60は図2に示すように
減算器61と、遅延器63、65、67、69と、乗算
器71、73、75、77と、加算器79とからなる。
拡散処理回路60において、減算器61により、本来の
画素の階調に拡散誤差eが加算された階調から、その階
調に基づく変換階調が減算され、それらの差分すなわち
誤差e'が求められる。誤差e'は遅延器63および遅延
器69に入力される。
【0038】遅延器63は入力信号を(1ライン−1画
素)分遅延して出力する。遅延器65、67、69はそ
れぞれ入力信号を1画素分遅延して出力する。したがっ
て、遅延器63は現在処理中の画素の1ライン前の画素
の直後の画素について求められた誤差e’を出力する。
遅延器65は現在処理中の画素の1ライン前の画素につ
いて求められた誤差e’を出力する。遅延器67は現在
処理中の画素の1ライン前の画素の直前の画素について
求められた誤差e’を出力する。遅延器69は現在処理
中の画素の直前の画素について求められた誤差e’を出
力する。
【0039】各遅延器69、63、65、67から出力
された誤差は乗算器71、73、75、77にて所定の
係数k0、k1、k2、k3が乗算される。このとき、各係
数k0、k1、k2、k3はk0+k1+k2+k3=1の関係
を満たす適当な値に設定される。その後、加算器79に
て各乗算器71、73、75、77からの出力が合算さ
れ、その結果が画素に対する拡散誤差eとして出力され
る。すなわち、誤差拡散処理回路60では、画素本来の
階調に拡散誤差eが加算された階調と変換階調との誤差
e'を、図2の(c)に示すように、その画素の周辺の
画素に所定の比率k0〜k3で拡散する。また、ある画素
に対する拡散誤差eは、図2の(b)に示すように、そ
の画素の周辺の画素から拡散された誤差を合算すること
により得られる。
【0040】階調テーブル53で求められた変換階調は
ディザ量テーブル55にも出力される。ディザ量テーブ
ル55は表1から表5に示すディザ階調とディザ量とを
対応付ける情報を有する。すなわち、ディザ量テーブル
55は階調テーブル53により変換された変換階調を、
それがディザ階調であるときはそのディザ階調に応じた
ディザ量を出力し、ディザ階調でないときすなわち表示
用階調のときはディザ量として0を出力する。例えば、
ディザ量テーブル55は入力した変換階調が23のとき
はディザ量として8を出力する(表1参照)。
【0041】以上のように、階調制限/誤差拡散回路1
7は、ある画素の階調を受けると、その階調にその画素
に対する拡散誤差を加算した階調から、その階調を表現
するのに適した変換階調を選択する。さらに、その変換
階調に対するディザ量を出力する。階調制限/誤差拡散
回路17からの変換階調を含む映像信号とディザ量とは
ディザ回路19に出力される。
【0042】次にディザ回路19を説明する。ディザ回
路19は階調制限/誤差拡散回路17により求められた
変換階調が、表示用階調でないときすなわちディザ階調
のときに、そのディザ階調をディザ量だけ拡散して得ら
れる表示用階調を用いて表現するための拡散処理(以下
「ディザ拡散処理」という。)を行う。具体的には、デ
ィザ回路19は、入力した映像信号の階調がディザ階調
のときに、そのディザ階調からディザ量だけ前後に離れ
てある表示用階調を1フィールドの偶数フィールドと奇
数フィールドとで交番させて表示させるための映像信号
を生成する。これにより、表示用階調が時間的に平均化
されてディザ階調が画面上で表現できる。例えば、ディ
ザ階調である階調レベル23(このとき、ディザ量は
8)を表示するときは、偶数または奇数フィールドの一
方で階調レベル15(23−8)を表示し、他方で階調
レベル31(23+8)を表示する。
【0043】ディザ拡散処理において、画面上でディザ
量(拡散量)の加減は図3の(b)、(c)に示すよう
に画素毎に変化させる。すなわち、偶数フィールドまた
は奇数フィールドにおいて、上下左右に隣り合う画素間
でディザ量の加算/減算は逆になる。また、偶数フィー
ルドと奇数フィールドにおいて同じ画素位置では、ディ
ザ量の加算/減算は逆になる。なお、ディザ拡散処理に
おいては、図3の(d)と(e)に示すようにライン毎
に、または、図3の(f)と(g)に示すようにフィー
ルド毎に交互にディザ量の加算/減算を反転させてもよ
い。図3の(b)−(c)、(d)−(e)、(f)−
(g)のいずれの場合でも、偶数フィールドと奇数フィ
ールドとの間では総和がゼロになるようにディザ量の拡
散を行っている。
【0044】変換階調において、表示用階調に加えてデ
ィザ階調を用いることにより以下の効果が期待できる。
今、図4に示すように画面上において左から右へ階調レ
ベルが111から175に連続して変化する場合を考え
る。画面の左端では、階調レベル111のみが現れ、右
端では階調レベル175が現れる。画面の中央では、階
調レベル143(ディザ階調)が表示されるが、このと
き、階調レベル111と階調レベル175がちょうど等
しい比率で交番して現れる。画面の中央からそれぞれの
端にかけては、階調レベル111と階調レベル175が
現れる比率が連続的に変化する。すなわち、表示用階調
の中間の階調であるディザ階調(ここでは、143の階
調レベル)を表現する際に、表示用階調が正確に二分の
一づつ現れるため、ディザ階調を用いず誤差拡散のみを
用いて表現した場合と比較してより明確に表示用階調の
中間の階調を表現することができる。
【0045】図3の(a)にディザ回路19の構成を示
す。ディザ回路19は加算器91、減算器93、選択回
路95および切り替えパターン発生回路97を備える。
加算器91では変換階調にディザ量が加算される。減算
器93では変換階調からディザ量が減算される。切り替
えパターン発生回路97は、図3の(b)または(c)
に示すように画素毎にディザ量の加算/減算を切り替え
るための制御信号を出力する。選択回路95は切り替え
パターン発生回路97からの制御信号に基づき加算器9
1または減算器93からの出力を選択して出力する。
【0046】なお、階調制限/誤差拡散回路17から出
力される変換階調が表示用階調のときはディザ量として
0が出力されるため、ディザ回路19で加算/減算が実
行されても階調への影響はない。
【0047】以上のように、本実施形態の表示装置は、
画素本来の階調を動画擬似輪郭が発生しにくい表示用階
調に変換し、この表示用階調のみを用いて多階調表示を
行うことにより動画擬似輪郭の発生を抑制する。
【0048】ところで、図2に示す階調制限/誤差拡散
回路17は所定の動作クロック毎に順次画素毎の映像信
号を入力し、画素毎に処理する。通常、この動作クロッ
クは1画素を処理するためのタイミングに設定される。
例えば、1画面が852×480画素のとき、1動作ク
ロックは、約40.7ns(=1秒÷60フレーム÷
(852×480画素))になる。このとき、入力した
画素は、その次の画素を入力するまでに処理が完了する
必要がある。例えば、すぐ次の画素に対して拡散させる
誤差の量は1動作クロック以内に求められる必要があ
る。したがって、階調制限/誤差拡散回路17は、1動
作クロックサイクル内で、階調テーブル53において画
素の階調を変換階調に変換し、さらに誤差拡散処理回路
60において誤差の拡散を行う必要がある。しかし、階
調テーブル53及び誤差拡散処理回路60の減算器61
での処理は、上記の動作クロックと比較して非常に長い
処理時間(例えば、34.5μs)を要する。特に、減
算器61での演算処理に処理時間を要する。このため、
図2に示す回路構成では、1動作クロック内で処理を完
結させるためには、別途、高速なクロックを生成し、誤
差拡散処理回路60に供給する必要があり、このために
は複雑な回路構成が要求され、回路規模の増大、コスト
増を招く。そこで、この問題を解決するための階調制限
/誤差拡散回路17の好ましい構成を次に説明する。
【0049】図5に階調制限/誤差拡散回路17の好ま
しい構成を示す。なお、図中、図2に示すものと同じ構
成要素については同じ符号を付している。図5に示す階
調制限/誤差拡散回路17では、図2に示すものと誤差
拡散処理回路60'の構成が異なっている。この誤差拡
散処理回路60'は、次の画素すなわち水平方向への誤
差拡散において特に短い処理時間が要求されることか
ら、この水平方向への誤差拡散量の算出を高速化するこ
とを目的としている。
【0050】図5の誤差拡散処理回路60'には、図2
の誤差拡散処理回路60の構成に加え、さらに下位ビッ
ト分離回路81と減算器62とが設けられている。下位
ビット分離回路81は加算器51からの出力を受ける。
遅延器69は下位ビット分離回路81からの出力e'を
受ける。減算器62は減算器61と遅延器63の間に設
けられ、減算器61からの出力と、下位ビット分離回路
81からの出力e'とを受けるようになっている。
【0051】このように構成される誤差拡散処理回路6
0'は、次に処理される画素(処理中の画素の直後の画
素)へ拡散させる誤差e'として、加算器51からの階
調データの所定の下位ビットを用いる。すなわち、下位
ビット分離回路81で加算器51からの階調データ(通
常、8ビットのデータ)から下位4ビットを分離し、こ
れを誤差e'とする。このとき、下位ビット分離回路8
1におけるデータの下位ビットの分離は容易に実現で
き、また、きわめて短時間で処理できるため、1動作ク
ロック内で十分処理できる。
【0052】また、1ライン後にある画素すなわち垂直
方向へ拡散する誤差e''は、減算器61において画素の
本来の階調に拡散誤差eが加算された階調と階調テーブ
ル53による変換階調との差分が求められ、さらに、減
算器62においてその差分から既に拡散済みの水平方向
への拡散量e'が除かれることにより求められる。この
ように、垂直方向へ拡散する誤差e''を実際に階調を演
算(減算)して求めても、その拡散量が使用されるまで
にほぼ1ライン分の時間的な余裕があるために問題とな
らない。
【0053】以上のように誤差拡散処理回路60'は、
階調データ(通常8ビットのデータ)の下位ビットを水
平方向への拡散に対する誤差として用い、垂直方向への
拡散に対する誤差は、拡散誤差eを含めた本来の階調と
階調テーブル53で求めた階調との差分からさらに水平
方向への誤差を除いた量を用いて誤差拡散処理を行う。
これにより、簡単な回路構成で1動作クロック以内の短
い処理時間で誤差拡散処理が可能となる。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、サブフィールドで表現
できる階調の中から選択された所定の階調のみが表示に
使用される。所定の階調には、動画擬似輪郭の発生しに
くい階調として、例えば、その階調を表示するときに発
光させるサブフィールドのうち最も重いサブフィールド
の重みより小さい重みを有する全てのサブフィールドが
発光する階調や、その階調を表示するときに発光させる
サブフィールドのうち最も重いサブフィールドの重みよ
り小さい重みを有するサブフィールドのうち、発光しな
いサブフィールドが一つ以下である階調等が選択され
る。すなわち、本発明では、動画擬似輪郭の発生しにく
い階調のみを使用して画像表示を行うため、動画擬似輪
郭の発生が抑制される。このとき、表示装置は、画像の
各画素の階調を表示に使用する階調に変換する際に、表
示に使用する階調または表示に使用する階調の中間の階
調に変換する。このように、階調を変換する際に、中間
の階調を設けることにより、よりなめらかな多階調表現
が可能となる。
【0055】また、本発明によれば、画像の各画素の階
調を表示に使用する階調に変換する際に誤差が発生した
ときは、それを周辺の画素に拡散してもよい。これによ
り、画面全体に見たときに本来の画素の階調が表現され
る。さらに、誤差拡散する際に、水平方向への誤差拡散
については、画素の階調を表すデータの下位ビットをそ
の誤差として、拡散量を求めてもよい。これにより、拡
散量を求める際の処理時間が短縮され、簡単な回路構成
で誤差拡散のための回路が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る表示装置の構成図。
【図2】 表示装置の階調制限/誤差拡散回路の構成
図。
【図3】 ディザ回路の構成図。
【図4】 本発明に係る表示装置により画面上に表示さ
れる画素の階調の変化を説明した図。
【図5】 より好ましい階調制限/誤差拡散回路の構成
図。
【図6】 1フィールドを構成する複数のサブフィール
ドを説明した図。
【図7】 動画擬似輪郭の発生を説明するための図。
【図8】 動画擬似輪郭の発生原因を説明するための
図。
【符号の説明】
17 階調制限/誤差拡散回路 19 ディザ回路 33 プラズマディスプレイ(PDP) 53 階調テーブル 55 ディザ量テーブル 60,60' 誤差拡散処理回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−31455(JP,A) 特開 平3−138692(JP,A) 特開 平3−135596(JP,A) 特開 平11−85101(JP,A) 特開2000−267627(JP,A) 特開 平11−352954(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/28 G09G 3/34 G09G 3/20 641 G09G 3/36 JICSTファイル(JOIS)

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像の1フィールドを重み付けられた複
    数のサブフィールドで構成し、画像の各画素の階調に応
    じて各サブフィールドの発光または非発光を制御するこ
    とにより多階調表示する表示装置であって、 画像信号の階調を、前記複数のサブフィールドを組み合
    わせて表現できる階調の中から表示に先立って選択さ
    れ、表示に使用される所定の階調である第1の階調群に
    属する第1の階調と、前記第1の階調の中間に位置し、
    前後の第1の階調との階調差が等しい第2の階調群に属
    する第2の階調とのいずれかに変換する階調変換手段
    と、前記階調変換手段により変換された信号の階調と前記画
    像信号の階調との誤差を周辺の画素に拡散する誤差拡散
    手段とを備え、 前記誤差拡散手段の出力の階調が前記第1の階調である
    ときはその階調で表示し、 前記誤差拡散手段の出力の階調が前記第2の階調である
    ときは、前記第2の階調の前後の前記第1の階調との階
    調差を前記第2の階調に加算または減算して前記第1の
    階調を用いて表示し、前記加算又は減算はフィールド間
    で交互に行うこと を特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の階調群に属する第1の階調
    は、その階調を表示するときに発光させるサブフィール
    ドのうち最も重いサブフィールドと、それより小さい重
    みの全てのサブフィールドとにおいて、発光していない
    サブフィールドが一つもない階調であることを特徴とす
    る請求項1記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の階調群に属する第1の階調
    は、その階調を表示するときに発光させるサブフィール
    ドのうち最も重いサブフィールドと、それより小さい重
    みの全てのサブフィールドとにおいて、発光していない
    サブフィールドが一つ以下である階調であることを特徴
    とする請求項1記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の階調群に属する第1の階調
    は、その階調を表示するときに発光させるサブフィール
    ドのうち最も重いサブフィールドと、それより小さい重
    みの全てのサブフィールドとにおいて、発光していない
    サブフィールドが二つ以下である階調であることを特徴
    とする請求項1記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 最小重みのサブフィールドは、前記発光
    していないサブフィールドに含めないことを特徴とする
    請求項2、請求項3または請求項4記載の表示装置。
  6. 【請求項6】 最小重みのサブフィールド及び二番目に
    重みが小さいサブフィールドは、前記発光していないサ
    ブフィールドに含めないことを特徴とする請求項2、請
    求項3または請求項4記載の表示装置。
  7. 【請求項7】 最小重みのサブフィールドから三番目に
    重みが小さいサブフィールドまでは、前記発光していな
    いサブフィールドに含めないことを特徴とする請求項
    2、請求項3または請求項4記載の表示装置。
  8. 【請求項8】 誤差拡散手段は、水平方向の画素へ拡散
    する量を、表示しようとする画素の階調を示すビットの
    うちの所定の下位ビットに基づいて求め、垂直方向の画
    素へ拡散する量を、前記表示しようとする画素の階調と
    変換した階調との誤差から前記所定の下位ビットの値を
    除いた値に基づいて求めることを特徴とする請求項1記
    載の表示装置。
  9. 【請求項9】 画像の1フィールドを重み付けられた複
    数のサブフィールドで構成し、画像の各画素の階調に応
    じて各サブフィールドの発光または非発光を制御するこ
    とにより多階調表示する表示方法であって、 画像信号の階調を、前記複数のサブフィールドを組み合
    わせて表現できる階調の中から表示に先立って選択さ
    れ、表示に使用される所定の階調である前記第1の階調
    群に属する第1の階調と、前記第1の階調の中間に位置
    し、前後の前記第1の階調との階調差が等しい前記第2
    の階調群に属する第2の階調とのいずれかに変換するス
    テップと、 前記変換された信号の階調と前記画像信号の階調との誤
    差を周辺の画素に拡散するステップと、 前記拡散により変換された階調が前記第1の階調である
    ときはその階調を表示し、前記拡散により変換された階
    調が前記第2の階調であるときは、前記第2の階調の前
    後の前記第1の階調との階調差を、前記第2の階調に加
    算または減算して第1の階調を用いて表示するステップ
    とを備え、前記加算または減算はフィールド間で交互に
    行うことを特徴とする表示方法。
  10. 【請求項10】 前記第1の階調群に属する第1の階調
    は、その階調を表示ときに発光させるサブフィールドの
    うち最も重いサブフィールドと、それより小さい重みの
    全てのサブフィールドとにおいて、発光していないサブ
    フィールドが一つもない階調であることを特徴とする請
    求項9記載の表示方法。
  11. 【請求項11】 前記第1の階調群に属する第1の階調
    は、その階調を表示するときに発光させるサブフィール
    ドのうち最も重いサブフィールドと、それより小さい重
    みの全てのサブフィールドとにおいて、発光していない
    サブフィールドが一つ以下であることを特徴とする請求
    項9記載の表示方法。
  12. 【請求項12】 前記第1の階調群に属する第1の階調
    は、その階調を表示するときに発光させるサブフィール
    ドのうち最も重いサブフィールドと、それより小さい重
    みの全てのサブフィールドとにおいて、発光していない
    サブフィールドが二つ以下である階調であることを特徴
    とする請求項9記載の表示方法。
  13. 【請求項13】 最小重みのサブフィールドは、前記発
    光していないサブフィールドに含めないことを特徴とす
    る請求項10、請求項11または請求項12記載の表示
    方法。
  14. 【請求項14】 最小重みのサブフィールド及び二番目
    に重みが小さいサブフィールドは、前記発光していない
    サブフィールドに含めないことを特徴とする請求項1
    0、請求項11または請求項12記載の表示方法。
  15. 【請求項15】 最小重みのサブフィールドから三番目
    に重みが小さいサブフィールドは、前記発光していない
    サブフィールドに含めないことを特徴とする請求項1
    0、請求項11または請求項12記載の表示方法。
  16. 【請求項16】 誤差を拡散する際に、水平方向の画素
    へ拡散する量を、表示しようとする画素の階調を示すビ
    ットのうちの所定の下位ビットに基づいて求め、垂直方
    向の画素へ拡散する量を、前記表示しようとする画素の
    階調と変換した階調との誤差から前記所定の下位ビット
    の値を除いた値に基づいて求めることを特徴とする請求
    項9記載の表示方法。
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