JP2000148068A - マトリクス型表示装置の映像信号処理回路及び映像信号処理方法 - Google Patents
マトリクス型表示装置の映像信号処理回路及び映像信号処理方法Info
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Abstract
性を向上させると共に、全体的に低輝度な画面における
目立ちやすい疑似輪郭状の画質妨害を効果的に低減する
ことができるマトリクス型表示装置の映像信号処理回路
を提供する。 【解決手段】 ディザマトリクスパターン発生器11
は、複数のディザマトリクスパターンを発生する。セレ
クタ12はディザマトリクスパターンの1つを選択す
る。階調別ディザ係数発生回路15は、映像信号の階調
を複数の領域に分け、この複数の領域毎に、選択された
ディザマトリクスパターンに応じて、ディザ係数パター
ンを発生する。加算器13は、映像信号にディザ係数パ
ターンを加算する。
Description
ガンマ補正処理を施してリニアな階調に戻して画像表示
するマトリクス型表示装置に用いられる映像信号処理回
路及び映像信号処理方法に係り、特に、プラズマディス
プレイパネル表示装置(PDP),フィールドエミッシ
ョンディスプレイ装置(FED),デジタルマイクロミ
ラーデバイス(DMD),エレクトロルミネッセンスデ
ィスプレイ(EL)等のように、デジタル的に限られた
中間階調を表現する際の階調特性を向上させることがで
きるマトリクス型表示装置の映像信号処理回路及びその
処理方法に関する。
置の内、例えば、1フィールドを複数のサブフィールド
に分割して階調表示するPDPや、PWM変調によって
階調表示を行うELやFED等の表示装置においては、
駆動方法によってはデジタル的に制限された階調数でし
か映像を表現することができない。また、ガンマ特性が
かけられた映像信号に対し、逆ガンマ補正処理を施して
リニアな階調に戻すことが必要である。
タル的に制限された階調数で映像を表示する際、逆ガン
マ補正処理を施してリニアな階調に戻す際に損なわれる
階調の直線性を滑らかにするために、一例としてディザ
法を用いて多階調化処理を行っている。
複数個の画素(ドット)を1組としてディザマトリクス
を構成し、損なわれた階調分の中間階調をこのディザマ
トリクス内の個々のディザ係数で表現するのが一般的な
処理方法である。例えば、表示装置が6ビットの階調能
力しかなく、8ビットのドットデータの上位6ビットに
より階調表示する場合は、隣接する2×2ドットのディ
ザマトリクスを構成し、そのディザマトリクス内で不足
した2ビット分のノイズパターンを重畳することによっ
て、視覚的な積分効果を利用して8ビット相当の階調表
示を行う。
行う映像信号処理回路と逆ガンマ補正回路とを備えたマ
トリクス型表示装置の全体構成の一例を示している。こ
こでは、マトリクス型表示装置の一例としてPDPとし
ている。図9において、映像信号は映像信号処理回路1
00に入力され、後に詳述するディザ法によって多階調
化が図られ、逆ガンマ補正回路200に入力される。逆
ガンマ補正回路200は、入力された映像信号に逆ガン
マ補正を施し、PDP300に入力する。なお、映像信
号は、R,G,B信号である。従って、実際には、映像
信号処理回路100と逆ガンマ補正回路200は、R,
G,B信号で3系統必要である。
路100の一般的構成について説明する。図10におい
て、ディザマトリクス係数発生器1は、n×nドットの
マトリクスであるディザ係数パターン(以下、ディザパ
ターン)を複数種類(ここでは、m種類)発生する。な
お、ここでは、mが3以上の如く図示しているが、m=
2、即ち、2種類のディザパターンを発生するものであ
ってもよい。ディザマトリクス係数発生器1は、ROM
で構成してもよく、あるいは、ソフトウェアによって構
成することもできる。
器1からのm種類のディザパターンの1つを選択し、加
算器3に入力する。加算器3には、例えばデジタル変換
された映像信号が入力され、加算器3は、入力された映
像信号とセレクタ2によって選択されたディザパターン
とを加算し、リミッタ4に入力する。リミッタ4は、加
算器3の出力の下位ビットを削減して出力する。リミッ
タ4より出力された映像信号は、原信号と比較して階調
数は減少するが、見かけ上、原信号と同等の階調数に増
加された多階調化信号となっている。
の例である。図11(A),(B)において、a,b,
c,dで示す4つのドットよりなる区画は、縦(行)×
横(列)で2×2ドットのマトリクスによるディザ係数
を示している。なお、ドットとは、R,G,Bよりなる
画素を構成する1つを言う。この2×2ドットのディザ
係数は、後述するように、PDP300のパネル上のド
ットデータに対応して、映像信号に加算される。例え
ば、奇数行のドットデータにはディザ係数a,b,a,
b,…が行頭の画素より順に加算され、偶数行のドット
データには、ディザ係数c,d,c,d,…が行頭の画
素より順に加算される。さらに詳細には、a,b,c,
dなるディザ係数は、R,G,Bそれぞれで同一色の隣
接した4つのドットに対して加算されることになる。
dをそれぞれ0,1,2,3としたディザパターン
と、a,b,c,dをそれぞれ3,2,1,0としたデ
ィザパターンとの2種類のパターンを用い、このディ
ザパターン,を1フィールド毎に交互に切り換える
ようにしたものである。
dをそれぞれ0,1,2,3としたディザパターン
と、a,b,c,dをそれぞれ2,0,3,1としたデ
ィザパターンと、a,b,c,dをそれぞれ3,2,
1,0としたディザパターンと、a,b,c,dをそ
れぞれ1,3,0,2としたディザパターンとの4種
類のパターンを用い、このディザパターン〜をフィ
ールド周期で規則的に巡回させて切り換えるようにした
ものである。
示すディザパターン,を用いた場合の、図10に示
す映像信号処理回路100による演算処理の例を示して
いる。図12(A),(B)では、入力された映像信号
(原信号)が8ビットで、a,b,c,dのディザ係数
に対応したドットデータが、9,17,3,5で、
(A)はディザパターンを、(B)はディザパターン
を加算する場合である。
号に加算器3によってディザパターンが加算され、
9,17,3,5なる原信号は、9,18,5,8なる
データとなる。このままでは、データの値が8ビットを
超えるので、リミッタ4によって原信号のビット数によ
る値を超えた分(いわゆるオーバーフロー)を制限する
と共に、下位2ビットを切り捨て、8,16,4,8な
る6ビットの信号とする。ここでは、6ビットの信号を
4の倍数にて表現している。従って、実際には、下位2
ビットを切り捨てて6ビットとした信号は、2,4,
1,2である。この6ビットの映像信号は、ディザパタ
ーンが加算されることによって、見かけ上、8ビット
に階調数が増加した多階調化信号となっている。
を有していれば、必ずしも6ビットに制限する必要はな
く、8ビットのデータを超えた部分のみリミッタ4によ
って制限すれば、10ビット相当の多階調表示を行うこ
とができる。上記のようにマトリクス型表示装置が6ビ
ットしか階調能力がない場合は、6ビットに制限して原
信号と同等の8ビット相当の多階調表示を行えばよい。
号に加算器3によってディザパターンが加算され、
9,17,3,5なる原信号は、12,19,4,5な
るデータとなる。実際には、このままでは、データの値
が8ビットを超えるので、リミッタ4によって原信号の
ビット数による値を超えた分(オーバーフロー)を制限
すると共に、下位2ビットを切り捨て、12,16,
4,4なる6ビットの信号とする。ここでも、6ビット
の信号を4の倍数にて表現している。従って、実際に
は、下位2ビットを切り捨てて6ビットとした信号は、
3,4,1,1である。この6ビットの映像信号は、デ
ィザパターンが加算されることによって、見かけ上、
階調数が増加した多階調化信号となっている。図12
(A),(B)に示す出力映像信号は、1フィールド毎
に交互に切り換えられる。
行われる。図11(B)の場合は、4種類のディザパタ
ーン〜がフィールド周期で規則的に巡回して切り換
えられるので、より空間的に滑らかな多階調化信号とな
る。
データとディザ係数との対応について説明する。図13
において、301はPDP300のパネルを示してお
り、302はR,G,Bよりなる画素を構成するドット
を示している。図13に示すように、パネル301は、
N行×M列の複数のドット302より構成されており、
a,b,c,dのディザ係数は、それぞれのドット30
2に印加するドットデータに対応して加算される。ここ
では、簡略化のため、R,G,Bの1つの色のドットに
てパネル301を構成するよう図示しているが、実際に
は、R,G,Bの各ドットが行方向に順次並んでパネル
301を構成する。
トリクス型表示装置においては、逆ガンマ補正回路20
0によって逆ガンマ補正処理を施してリニアな階調に戻
して表示するので、低輝度レベルの階調数が損なわれ、
しばしば階調の連続性がなくなることに起因する画質妨
害をもたらすことがある。特に、PDP300の場合で
は、1フィールドを発光量の重み付けの異なる複数のサ
ブフィールドによって構成し、そのサブフィールドを複
数選択することによって階調を表現する。従って、サブ
フィールドの選択状況によっては、隣接階調に対する視
覚的な輝度差が大きくなり、その結果、静止画像及び動
画像において疑似輪郭状の画質妨害が発生してしまうこ
とがある。
法による多階調化処理を施して階調の直線性を滑らかに
するのと同時に、疑似輪郭状の画質妨害を低減するよう
にしている。しかしながら、従来は、全ての階調に対し
て一律のディザ係数で構成されたディザパターンを加算
していたため、特に、中輝度レベルから高輝度レベルに
おいて生じるサブフィールドの選択数が大きく変化する
階調付近等では、設定するディザ係数によっては隣接階
調に対する輝度差がさらに強調される場合があり、疑似
輪郭状の画質妨害が悪化してしまうことがあるという問
題点があった。
に発生する階調の損失の程度は低輝度レベルから高輝度
レベルまでの階調によって異なり、特に、低輝度レベル
の領域ではその損失の程度が大きく異なる。従来は、全
ての階調に対して一律のディザ係数で構成されたディザ
パターンを加算していたため、一部の階調に対してしか
効果的な補正を行うことができないという問題点があっ
た。
ものであり、階調特性を適応的に滑らかにして階調の連
続性を向上させると共に、全体的に低輝度な画面におけ
る目立ちやすい疑似輪郭状の画質妨害を効果的に低減す
ることができ、さらに、ビット数を削減する必要がな
く、画質の良好な映像を表示することができるマトリク
ス型表示装置の映像信号処理回路及び映像信号処理方法
を提供することを目的とする。
の技術の課題を解決するため、(1)複数の画素がマト
リクス状に形成されたパネルに映像信号を入力するに際
し、複数のディザ係数をマトリクス状にしたディザ係数
パターンを前記映像信号に加算して前記映像信号の階調
を補正するマトリクス型表示装置の映像信号処理回路に
おいて、前記パネルの画素を構成するドットに対して、
いかなる位置関係でディザ係数を対応させるかを表す複
数のディザマトリクスパターンを発生するディザマトリ
クスパターン発生器と、前記ディザマトリクスパターン
発生器が発生する複数のディザマトリクスパターンの1
つを選択するセレクタと、前記映像信号の階調を複数の
領域に分け、この複数の領域毎に、前記セレクタによっ
て選択されたディザマトリクスパターンに応じて、複数
のディザ係数を前記映像信号に加算するためのディザ係
数パターンとして発生する階調別ディザ係数発生回路
と、前記映像信号に前記ディザ係数パターンを加算する
加算器とを備えて構成したことを特徴とするマトリクス
型表示装置の映像信号処理回路を提供し、(2)複数の
画素がマトリクス状に形成されたパネルに映像信号を入
力するに際し、複数のディザ係数をマトリクス状にした
ディザ係数パターンを前記映像信号に加算して前記映像
信号の階調を補正するマトリクス型表示装置の映像信号
処理回路において、前記映像信号の階調を検出する階調
検出手段と、前記ディザ係数パターンを前記映像信号の
選択された部分的な階調のみに加算する部分的加算手段
とを備えて構成したことを特徴とするマトリクス型表示
装置の映像信号処理回路を提供し、(3)複数の画素が
マトリクス状に形成されたパネルに映像信号を入力する
に際し、複数のディザ係数をマトリクス状にしたディザ
係数パターンを前記映像信号に加算して前記映像信号の
階調を補正するマトリクス型表示装置の映像信号処理方
法において、前記パネルの画素を構成するドットに対し
て、いかなる位置関係でディザ係数を対応させるかを表
すディザマトリクスパターンを選択する第1のステップ
と、前記映像信号の階調を検出する第2のステップと、
前記第1のステップで選択したディザマトリクスパター
ンと、前記第2のステップで検出した前記映像信号の階
調とに応じて、複数のディザ係数を前記映像信号に加算
するためのディザ係数パターンとして発生する第3のス
テップと、前記映像信号に前記ディザ係数パターンを加
算する第4のステップとを含むことを特徴とするマトリ
クス型表示装置の映像信号処理方法を提供し、(4)複
数の画素がマトリクス状に形成されたパネルに映像信号
を入力するに際し、前記パネル内の画素を構成する複数
のドットをマトリクス状にした部分的な区画に対して、
その区画のドットに印加するドットデータに所定のディ
ザ係数を加算して前記映像信号の階調を補正するマトリ
クス型表示装置の映像信号処理方法において、前記区画
内の個々のドットデータの階調を検出する第1のステッ
プと、前記第1のステップで検出された前記ドットデー
タの階調に応じて、前記区画のドットそれぞれで、前記
区画と同じ大きさのマトリクス状の複数のディザ係数パ
ターンより1つのディザ係数パターンを選択する第2の
ステップと、前記第2のステップで選択されたそれぞれ
のディザ係数パターンより、前記ディザ係数パターンを
構成する前記区画のドットの位置に対応したディザ係数
を抽出する第3のステップと、前記第3のステップで抽
出されたディザ係数を合成して前記区画に加算する最終
的なディザ係数パターンを生成する第4のステップとを
含むことを特徴とするマトリクス型表示装置の映像信号
処理方法を提供するものである。
装置の映像信号処理回路及び映像信号処理方法につい
て、添付図面を参照して説明する。図1は本発明のマト
リクス型表示装置の映像信号処理回路の一実施例を示す
ブロック図、図2は本発明のマトリクス型表示装置の映
像信号処理回路で用いるディザパターンの一例を示す
図、図3は図2に示すディザパターン内のディザ係数を
階調群毎に設定する際のディザ係数の具体的な一例を示
す図、図4及び図5は本発明のマトリクス型表示装置の
映像信号処理回路及び映像信号処理方法による最終的な
ディザ係数の決定方法を説明するための図、図6は図4
もしくは図5に示すディザ係数の決定方法によって決定
したディザ係数の具体的な一例を示す図、図7は図4に
示すディザ係数の決定方法によって決定したディザ係数
の具体的な他の一例を示す図、図8は図6(A)に示す
ディザパターンを用いた場合の演算処理を説明するため
の図である。
信号処理回路と逆ガンマ補正回路とを備えたマトリクス
型表示装置の全体構成は、図9で説明した通りである。
図9はマトリクス型表示装置の全体構成の一例を示した
ものであり、この構成に限定されるものではない。映像
信号処理回路100によるディザ法を用いた信号処置と
逆ガンマ補正回路200による逆ガンマ補正処理は、図
9の順でなくてもよく、また、同一ブロックにて同時に
行うような構成であってもよい。
に示すように構成される。図1において、ディザマトリ
クスパターン発生器11は、一例として、n×nドット
のマトリクスからなるディザマトリクスパターン(以
下、ディザパターン)を複数種類(ここでは、m種類)
発生する。なお、ここでは、mが3以上の如く図示して
いるが、m=2、即ち、2種類のディザパターンを発生
するものであってもよい。ディザマトリクスパターン発
生器11は、ROMで構成してもよく、あるいは、ソフ
トウェアによって構成することもできる。
ザマトリクスパターン発生器11は、ディザ係数パター
ンそのもの、即ち、ディザパターン内の個々のディザ係
数を発生するのではなく、ディザパターンの位置情報の
みを発生する点である。さらに詳細には、ディザマトリ
クスパターン発生器11は、パネル301のドット30
2における1つの区画(マトリクス)に対して、いかな
る位置関係でディザ係数を対応させるかを表すパターン
を発生するものである。従って、このディザマトリクス
パターン発生器11の出力段の時点では、まだ、ディザ
パターン内の個々のディザ係数は決定されていない。
ン発生器11からのm種類のディザパターンの1つを選
択し、階調別ディザ係数発生回路15に入力する。階調
別ディザ係数発生回路15と加算器13には、例えばデ
ジタル変換された映像信号が入力される。階調別ディザ
係数発生回路15は、入力された映像信号の階調を検出
し、予め設定した階調以下の映像信号についてさらに複
数の階調群に分け、その階調群毎で共通に、ディザパタ
ーン内の個々のディザ係数を設定する。このとき、予め
設定した階調以上では、ディザパターン内の個々のディ
ザ係数を全て0として設定する。なお、複数の階調群と
したが1つの階調群であってもよい。
は、セレクタ12によって選択されたディザパターン
と、入力された映像信号の階調群とに対応して、ディザ
パターン内の個々のディザ係数を決定する。階調別ディ
ザ係数発生回路15が発生したディザ係数は加算器13
に入力される。加算器13は、入力された映像信号と階
調別ディザ係数発生回路15が発生したディザ係数とを
加算し、リミッタ14に入力する。リミッタ14は、加
算器13の出力における原信号のビット数による値を超
えた分(いわゆるアンダーフロー)を制限して出力す
る。従来と同様、マトリクス型表示装置の階調能力に応
じて、加算器13の出力のビット(下位ビット)を制限
して出力してもよい。
例である。図2(A),(B)において、a,b,c,
dで示す4つのドットよりなる区画は、縦(行)×横
(列)で2×2ドットのマトリクスによるディザパター
ンを示している。この2×2ドットのディザパターン
は、図13で説明したように、PDP300におけるパ
ネル301のドット302に印加するドットデータに対
応した位置情報として設定される。例えば、図2
(A),(B)のディザパターンでは、奇数行のドッ
トデータにはディザパターンa,b,a,b,…が行頭
のドットより順に加算され、偶数行のドットデータに
は、ディザパターンc,d,c,d,…が行頭のドット
より順に加算される。図2(A)のディザパターンで
は、奇数行のドットデータにはディザパターンd,c,
d,c,…が行頭のドットより順に加算され、偶数行の
ドットデータには、ディザパターンb,a,b,a,…
が行頭のドットより順に加算される。
としたディザパターンと、d,c,b,aとしたディ
ザパターンとの2種類のパターンを用い、このディザ
パターン,を例えば1フィールド毎に交互に切り換
えるようにしたものである。図2(B)に示す例では、
a,b,c,dとしたディザパターンと、d,a,
c,bとしたディザパターンと、c,d,b,aとし
たディザパターンと、b,c,a,dとしたディザパ
ターンとの4種類のパターンを用い、このディザパタ
ーン〜を例えばフィールド周期で規則的に巡回させ
て切り換えるようにしたものである。なお、図13に示
す例は、ディザパターンをパネル301のドット30
2に対応させた状態を示している。
13に入力するディザパターンは、ディザマトリクスパ
ターン発生器11から出力する時点では、ディザパター
ン内の個々のディザ係数は決定されていない。図2のよ
うに、個々のディザ係数の位置情報のみが決定してい
る。個々のディザ係数は、この位置情報を基にして、階
調別ディザ係数発生回路15で最終的に決定する。以下
に、その処理方法について詳細に説明する。
路15で階調群毎に設定するディザパターン内の個々の
ディザ係数の一例を示したものである。ここでは、図2
(A)のように、ディザパターン,の2種類のパタ
ーンを用いる場合について示している。この例では、2
56階調で入力される入力映像信号において、階調63
以下の階調についてディザ係数を設定する。階調63以
下を(A):階調0〜15,(B):階調16〜31,
(C):階調32〜47,(D):階調48〜63の4
種類の階調群に分け、それぞれについて異なるディザ係
数を設定している。
ては、ディザパターンa,b,c,dのディザ係数をそ
れぞれ5,3,−3,−5と設定し、図3(B)の階調
16〜31においては、ディザパターンa,b,c,d
のディザ係数をそれぞれ4,2,−2,−4と設定して
いる。図3(C)の階調32〜47においては、ディザ
パターンa,b,c,dのディザ係数をそれぞれ3,
1,−1,−3と設定し、図3(D)における階調48
〜63においては、ディザパターンa,b,c,dのデ
ィザ係数をそれぞれ2,1,−1,−2と設定してい
る。ディザパターン,を構成する具体的なディザ係
数は、図3に示す如くである。
に示す従来例とは異なり、正のディザ係数と負のディザ
係数の双方を備え、1つのディザパターン内におけるデ
ィザ係数の総和が0となるようにしている。
に損なわれる階調の連続性を滑らかにすることを主な目
的として、原信号(入力映像信号)にディザ係数を加算
するので、隣接階調に対する視覚的な輝度差が大きく目
立ちやすくなる低階調部のみにディザ係数を加算する。
特に、サブフィールド分割により階調表現するPDP3
00の場合では、この低階調部の中でも階調レベルが小
さくなるに従って階調の損失の程度が大きくなる。従っ
て、全ての低階調部において階調の連続性を向上させる
ため、ディザ係数の重み付けを階調レベル毎に可変し、
階調が小さくなるに従って重み付け(即ち、係数の絶対
値)を大きくしている。
る2×2ドットのディザパターンにおける個々のディザ
係数の決定方法を示している。図4は図2(A)におけ
るディザパターンの場合であり、図5は図2(A)に
おけるディザパターンの場合である。この例では、図
13におけるパネル301の第1〜2行,第1〜2列の
2×2ドットのディザパターンにおける個々のディザ係
数の決定方法を示している。パネル301の他の区画
(マトリクス)でも全く同様である。
いる場合において、図4に示すように、第1行1列の階
調が12,第1行2列の階調が18,第2行1列の階調
が33,第2行2列の階調が57であるとする。このと
き、第1行1列は、階調が12であるので、図3(A)
に示す5,3,−3,−5が選択され、その中で、aの
位置に相当するディザ係数5が選択される。第1行2列
は、階調が18であるので、図3(B)に示す4,2,
−2,−4が選択され、その中で、bの位置に相当する
ディザ係数2が選択される。第2行1列は、階調が33
であるので、図3(C)に示す3,1,−1,−3が選
択され、その中で、cの位置に相当するディザ係数−1
が選択される。第2行2列は、階調が57であるので、
図3(D)に示す2,1,−1,−2が選択され、その
中で、dの位置に相当するディザ係数−2が選択され
る。このようにして、最終的に決定されるディザパター
ンの個々のディザ係数は、5,2,−1,−2となる。
いる場合においても、図5に示すように、第1行1列の
階調が12,第1行2列の階調が18,第2行1列の階
調が33,第2行2列の階調が57であるとする。この
とき、第1行1列は、階調が12であるので、図3
(A)に示す−5,−3,3,5が選択され、その中
で、aの位置に相当するディザ係数−5が選択される。
第1行2列は、階調が18であるので、図3(B)に示
す−4,−2,2,−4が選択され、その中で、bの位
置に相当するディザ係数−2が選択される。第2行1列
は、階調が33であるので、図3(C)に示す−3,−
1,1,3が選択され、その中で、cの位置に相当する
ディザ係数1が選択される。第2行2列は、階調が57
であるので、図3(D)に示す−2,−1,1,2が選
択され、その中で、dの位置に相当するディザ係数2が
選択される。このようにして、最終的に決定されるディ
ザパターンの個々のディザ係数は、−5,−2,1,2
となる。
用いる場合も同様に、パネル301を構成するそれぞれ
ドット302に印加するドットデータの階調に応じて個
々のディザ係数を決定する。
ィザ係数発生回路15が、パネル301内でディザパタ
ーンを加算する1つの区画であるマトリクスを構成する
個々のドットデータの階調を検出する。階調別ディザ係
数発生回路15は階調検出手段としても動作している。
なお、階調検出手段を階調別ディザ係数発生回路15と
は別に設けてもよい。そして、検出したドットデータの
階調に応じて、マトリクスのドットそれぞれで、図3に
示す具体的なディザ係数のディザパターン(ディザ係数
パターン)を選択し、そのディザパターンより、マトリ
クスのドットの位置に対応したディザ係数を抽出する。
次に、抽出したディザ係数を合成して1つのマトリクス
に加算する最終的なディザパターンを生成する。
13によって入力された映像信号に加算するディザパタ
ーンを示している。図6において、(A)は図2(A)
の場合に相当し、(B)は図2(B)の場合に相当す
る。図6(A)の例では、上記のように、ディザパター
ン,を例えば1フィールド毎に交互に切り換える。
図6(B)の例では、上記のように、ディザパターン
〜をフィールド周期で規則的に巡回させて切り換え
る。
て加算するディザ係数を時間方向に積分すると、0とな
ることが分かる。即ち、1つのドット302において時
間的に見ると、正のディザ係数と負のディザ係数の双方
を備え、1つのドット302におけるディザ係数の総和
が0となるようにしたディザパターンを加算することに
なる。従って、映像信号にディザパターンを加算しても
全体的に階調が増えることがない。このようにすると、
映像信号にディザ係数を加算しても、ノイズとして目立
ちにくくなり、従来例の問題点であった輝度差がさらに
強調されて疑似輪郭状の画質妨害が悪化するということ
が発生せず、より画質の良好な映像を表示することが可
能である。
ィザパターンの位置情報が異なる複数のパターンを用
い、図4もしくは図5に示す最終的なディザ係数の決定
方法によってディザパターン内の個々のディザ係数をそ
れぞれ決定し、実際に加算する複数のディザパターンを
得たものである。実際に加算する複数のディザパターン
を得る他の方法として、次のようにしてもよい。ディザ
パターンの位置情報として、例えば、図2(A),
(B)のディザパターンのみを用い、図4に示す最終
的なディザ係数の決定方法によってディザパターン内に
おける個々のディザ係数の1つを決定する。そして、そ
の決定したディザ係数の位置をディザパターンのマトリ
クス内で移動させることにより、他のディザパターンを
得る。
ィザパターンを示している。図2(A),(B)のディ
ザパターンのみを用いると、図4の決定方法によっ
て、ディザパターンの個々のディザ係数は、5,2,−
1,−2となる。このディザパターンをとすると、図
7(A)の例では、ディザパターンを対角方向に入れ
換えたものを、ディザパターンとしている。このディ
ザパターン,を例えば1フィールド毎に交互に切り
換える。
を1つずつ周方向に右回りにずらしたものを、ディザ
パターン〜としている。このディザパターン〜
を例えばフィールド周期で規則的に巡回させて切り換え
る。ディザパターンの位置情報として、図2(A)のデ
ィザパターンを用い、図5に示す最終的なディザ係数
の決定方法によってディザパターン内における個々のデ
ィザ係数の1つを決定し、その決定したディザ係数の位
置をディザパターンのマトリクス内で移動させることに
より、他のディザパターンを得てもよい。図2(B)の
ディザパターン〜のいずれかを用いてもよい。
ディザパターン,を用いた場合の、図1に示す映像
信号処理回路100による演算処理の例を示している。
図8(A),(B)は、入力された映像信号(原信号)
が8ビットで、第1行1列,第1行2列,第2行1列,
第2行2列のディザ係数に対応したドットデータが、
9,17,3,5で、(A)はディザパターンを、
(B)はディザパターンを加算する場合である。
に加算器13によってディザパターンが加算され、
9,17,3,5なる原信号は、14,19,2,3な
るデータとなる。このままでは、データの値が0よりも
小さいマイナスの値に関してのみ8ビットを超えること
があるので、リミッタ14によって8ビットのデータを
超えた部分(アンダーフロー)のみ制限する。なお、P
DP300が6ビットの表示能力しかなければ、リミッ
タ14によって下位2ビットを切り捨て、12,16,
0,0なる6ビットの信号としてもよい。ここでも、6
ビットの信号を4の倍数にて表現している。従って、実
際には、下位2ビットを切り捨てて6ビットとした信号
は、3,4,0,0である。
に加算器13によってディザパターンが加算され、
9,17,3,5なる原信号は、4,15,4,7なる
のデータとなる。このままでは、データの値が0よりも
小さいマイナスの値に関してのみ8ビットを超えること
があるので、リミッタ14によって8ビットのデータを
超えた部分(アンダーフロー)のみ制限する。図8
(A),(B)に示す出力映像信号は、例えば1フィー
ルド毎に交互に切り換えられる。
る。図6(B)の場合は、4種類のディザパターン〜
がフィールド周期で規則的に巡回して切り換えられる
ので、より空間的に滑らかな多階調化信号となる。ま
た、図7(A),(B)の場合も同様に演算が行われ
る。
像信号の階調を複数の階調群に分け、それぞれに適した
ディザ係数を有するディザパターンを加算するようにし
ている。従って、全ての階調に対して効果的な補正を行
うことが可能となる。また、本発明では、逆ガンマ補正
処理を施した際に発生する階調の損失の程度が大きい低
輝度レベルの領域(一例として、階調63以下)におい
て、ディザパターンを加算するようにしているので、映
像信号の階調が全体的に増えてしまうことがない。従っ
て、従来のように、リミッタ14によって下位ビットを
削減する必要がないので、原信号と全く同じ階調数を維
持した良好な映像を表示することが可能である。なお、
好ましい実施形態として、階調が小さくなるに従ってデ
ィザ係数の重み付けを大きくしているので、より効果的
な補正を行うことができる。
において時間的に見ると、正のディザ係数と負のディザ
係数の双方を備え、1つのドット302におけるディザ
係数の総和が0となるようにしたディザパターンを加算
することになるので、映像信号にディザパターンを加算
しても全体的に階調が増えることがないので、好ましい
実施形態であると言える。
要旨を理解しやすいよう、隣接するドット302の階調
が大きく異なっている場合について示した。隣接するド
ット302の階調があまり相違せず、図3(A)〜
(D)に示す同じ階調群の中にあれば、図4もしくは図
5に示す最終的なディザ係数の決定方法によって決定し
た複数のディザパターンは、図3(A)〜(D)に示す
ディザパターンと同一となる。上記のように、図3
(A)〜(D)に示すディザパターンでは、1つのディ
ザパターン内におけるディザ係数の総和が0となるよう
にしているので、実際に加算するディザパターン内にお
けるディザ係数の総和も0となる。従って、隣接するド
ット302の階調が図3(A)〜(D)に示す同じ階調
群の中にあるときには、映像信号にディザ係数を加算し
ても、ノイズとして目立ちにくくなる。
ることはない。本実施例では、1フィールド毎にディザ
パターンを変更するようにしたが、それに限定されるこ
とはない。1フレーム毎にディザパターンを変更しても
よいし、隣接ブロック毎にディザパターンを変更した
り、区画(マトリクス)とドットとの対応関係を変更し
てもよい。即ち、ディザパターンを時間的もしくはPD
P300におけるパネル301上の位置的に変更すれば
よい。
てディザパターンを構成しているが、これは原信号と同
じ階調数にするためであり、ディザ係数の加算を階調の
連続性を滑らかにするためだけに使用しているからであ
る。但し、ディザ係数の設定は上記に限定されることは
なく、従来例と同様に、表示能力の不足分を補充すると
いう目的も考慮して、最終的なディザ係数を設定しても
よい。このようにすれば、そのように設定した階調の領
域に対しては、階調の連続性を滑らかにすることだけで
なく、見かけ上、階調数を増加させることができる。
下の低階調部のみにディザ係数を加算しているが、それ
に限定されることはない。低階調部のみだけでなく、中
階調部や高階調部のみでもよく、全階調に対してディザ
係数を加算してもよい。目的に応じて、ディザ係数を加
算する階調の位置を適宜選択すればよい。この場合も、
階調が小さくなるに従ってディザ係数の重み付けを大き
くするように設定することがより好ましいが、これに限
定されることはない。最終的に画像表示するマトリクス
型表示装置の階調特性に合わせて、ディザ係数の重み付
けを可変させたディザパターンを適宜最適化すればよ
い。
トリクス型表示装置の映像信号処理回路及び映像信号処
理方法は、映像信号の階調を複数の領域に分け、この複
数の領域毎に適切なディザ係数パターンを加算するよう
にしたので、階調特性が滑らかに平均的に変換され、隣
接階調に対する視覚的な輝度差が大幅に減少し、階調の
連続性を向上させることができると共に、低階調部にお
ける疑似輪郭状の画質妨害も効果的に削減することがで
きる。さらに、ビット数を削減することなく、原信号と
全く同じ階調数を維持したり、あるいは、見かけ上、階
調数を増加させて階調表示することができるので、より
画質の良好な映像を表示することができる。
である。
調群毎に設定する際のディザ係数の具体的な一例を示す
図である。
説明するための図である。
説明するための図である。
によって決定したディザ係数の具体的な一例を示す図で
ある。
したディザ係数の具体的な他の一例を示す図である。
の演算処理を説明するための図である。
ブロック図である。
図である。
演算処理を説明するための図である。
ザ係数との対応を説明するための図である。
Claims (8)
- 【請求項1】複数の画素がマトリクス状に形成されたパ
ネルに映像信号を入力するに際し、複数のディザ係数を
マトリクス状にしたディザ係数パターンを前記映像信号
に加算して前記映像信号の階調を補正するマトリクス型
表示装置の映像信号処理回路において、 前記パネルの画素を構成するドットに対して、いかなる
位置関係でディザ係数を対応させるかを表す複数のディ
ザマトリクスパターンを発生するディザマトリクスパタ
ーン発生器と、 前記ディザマトリクスパターン発生器が発生する複数の
ディザマトリクスパターンの1つを選択するセレクタ
と、 前記映像信号の階調を複数の領域に分け、この複数の領
域毎に、前記セレクタによって選択されたディザマトリ
クスパターンに応じて、複数のディザ係数を前記映像信
号に加算するためのディザ係数パターンとして発生する
階調別ディザ係数発生回路と、 前記映像信号に前記ディザ係数パターンを加算する加算
器とを備えて構成したことを特徴とするマトリクス型表
示装置の映像信号処理回路。 - 【請求項2】前記階調別ディザ係数発生回路によって発
生するディザ係数の重み付けを、前記映像信号の階調が
小さい領域となるに従って大きくしたことを特徴とする
請求項1記載のマトリクス型表示装置の映像信号処理回
路。 - 【請求項3】前記セレクタが選択するディザマトリクス
パターンを時間的もしくは前記パネルの位置的に切り換
える手段を設けたことを特徴とする請求項1または2に
記載のマトリクス型表示装置の映像信号処理回路。 - 【請求項4】複数の画素がマトリクス状に形成されたパ
ネルに映像信号を入力するに際し、複数のディザ係数を
マトリクス状にしたディザ係数パターンを前記映像信号
に加算して前記映像信号の階調を補正するマトリクス型
表示装置の映像信号処理回路において、 前記映像信号の階調を検出する階調検出手段と、 前記ディザ係数パターンを前記映像信号の選択された部
分的な階調のみに加算する部分的加算手段とを備えて構
成したことを特徴とするマトリクス型表示装置の映像信
号処理回路。 - 【請求項5】複数の画素がマトリクス状に形成されたパ
ネルに映像信号を入力するに際し、複数のディザ係数を
マトリクス状にしたディザ係数パターンを前記映像信号
に加算して前記映像信号の階調を補正するマトリクス型
表示装置の映像信号処理方法において、 前記パネルの画素を構成するドットに対して、いかなる
位置関係でディザ係数を対応させるかを表すディザマト
リクスパターンを選択する第1のステップと、 前記映像信号の階調を検出する第2のステップと、 前記第1のステップで選択したディザマトリクスパター
ンと、前記第2のステップで検出した前記映像信号の階
調とに応じて、複数のディザ係数を前記映像信号に加算
するためのディザ係数パターンとして発生する第3のス
テップと、 前記映像信号に前記ディザ係数パターンを加算する第4
のステップとを含むことを特徴とするマトリクス型表示
装置の映像信号処理方法。 - 【請求項6】前記第3のステップは、前記映像信号の階
調が小さい領域となるに従って前記ディザ係数の重み付
けを大きくするディザ係数パターンとして発生すること
を特徴とする請求項5記載のマトリクス型表示装置の映
像信号処理方法。 - 【請求項7】前記ディザ係数パターンを時間的もしくは
前記パネルの位置的に切り換える第5のステップを設け
たことを特徴とする請求項5または6に記載のマトリク
ス型表示装置の映像信号処理方法。 - 【請求項8】複数の画素がマトリクス状に形成されたパ
ネルに映像信号を入力するに際し、前記パネル内の画素
を構成する複数のドットをマトリクス状にした部分的な
区画に対して、その区画のドットに印加するドットデー
タに所定のディザ係数を加算して前記映像信号の階調を
補正するマトリクス型表示装置の映像信号処理方法にお
いて、 前記区画内の個々のドットデータの階調を検出する第1
のステップと、 前記第1のステップで検出された前記ドットデータの階
調に応じて、前記区画のドットそれぞれで、前記区画と
同じ大きさのマトリクス状の複数のディザ係数パターン
より1つのディザ係数パターンを選択する第2のステッ
プと、 前記第2のステップで選択されたそれぞれのディザ係数
パターンより、前記ディザ係数パターンを構成する前記
区画のドットの位置に対応したディザ係数を抽出する第
3のステップと、 前記第3のステップで抽出されたディザ係数を合成して
前記区画に加算する最終的なディザ係数パターンを生成
する第4のステップとを含むことを特徴とするマトリク
ス型表示装置の映像信号処理方法。
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