JP4182470B2 - 映像表示装置及びこれに用いる映像信号処理方法 - Google Patents

映像表示装置及びこれに用いる映像信号処理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像表示装置及びこれに用いる映像信号処理方法に係り、特に、プラズマディスプレイパネル表示装置(PDP),フィールドエミッションディスプレイ装置(FED),デジタルライトプロセッシングプロジェクタ(DLP),エレクトロルミネッセンスディスプレイ(EL)等のように、デジタル的に限られた中間階調を表現する映像表示装置において、デジタル的に限られた中間階調を表現する際の階調特性を向上させることができる映像表示装置及びこれに用いる映像信号処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
映像信号を表示する映像表示装置の内、例えば、1フィールドを複数のサブフィールドに分割して階調表示するPDPや、PWM変調によって階調表示を行うELやFED等の映像表示装置においては、駆動方法によってはデジタル的に制限された階調数でしか映像を表現することができない。また、ガンマ特性がかけられた映像信号に対し、逆ガンマ補正処理を施してリニアな階調に戻すことが必要である。
【0003】
そこで、この種の映像表示装置では、デジタル的に制限された階調数で映像を表示する際、逆ガンマ補正処理を施してリニアな階調に戻す際に損なわれる階調の直線性を滑らかにするために、一例としてディザ法を用いて多階調化処理を行っている。
【0004】
ディザ法による多階調化処理は、隣接する複数個の画素(ドット)を1組としてディザマトリクスを構成し、損なわれた階調分の中間階調をこのディザマトリクス内の個々のディザ係数で表現するのが一般的な処理方法である。例えば、映像表示装置が6ビットの階調能力しかなく、8ビットのドットデータの上位6ビットにより階調表示する場合は、隣接する2×2ドットのディザマトリクスを構成し、そのディザマトリクス内で不足した2ビット分のノイズパターンを重畳することによって、視覚的な積分効果を利用して8ビット相当の階調表示を行う。
【0005】
ディザ法を用いて多階調化処理を行う従来の映像信号処理回路の一例として、本出願人による先願、特願平10−315743号(特開2000−148068)に記載のものがある。この先願には、逆ガンマ補正回路の前段に、ディザ法を用いて多階調化処理を行う映像信号処理回路を設け、この映像信号処理回路によって、映像信号の階調を複数の領域に分け、この複数の領域毎に適切なディザ係数パターンを加算することが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記先願に記載の映像信号処理回路によれば、低階調部における疑似輪郭状の画質妨害を効果的に削減することができるが、中高階調部における疑似輪郭状の画質妨害を削減することができず、映像全体の画質妨害を削減するのには不充分であった。特に、逆ガンマ補正回路により逆ガンマ補正された後における中高階調部では、隣接階調間における輝度段差が大きくなり、複数のサブフィールドに分割して階調表示するPDP等の場合では、中高階調部が連続する隣接画素間でのサブフィールドの選択状況によって、動画像で疑似輪郭状の画質妨害が発生しやすいという問題点があった。
【0007】
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、低階調部から中高階調部にかけて、階調特性を適応的に滑らかにして階調の連続性を向上させることができ、全体的に目立ちやすい疑似輪郭状の画質妨害の発生を効果的に低減することができる映像表示装置及びこれに用いる映像信号処理方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、
(a)R,G,B信号を入力映像信号とする映像表示装置において、入力されたR,G,B信号それぞれに複数のディザ係数をマトリクス状にしたディザ係数パターンを加算して、前記R,G,B信号における所定の階調以下の低階調部の階調を補正する第1のディザ重畳回路(100)と、前記第1のディザ重畳回路の後段に設けられ、前記第1のディザ重畳回路より出力されたR,G,B信号それぞれに逆ガンマ補正処理を施す逆ガンマ補正回路(200)と、前記逆ガンマ補正回路の後段に設けられ、前記逆ガンマ補正回路より出力されたR,G,B信号それぞれに複数のディザ係数をマトリクス状にしたディザ係数パターンを加算して、前記R,G,B信号における所定の階調以上の中高階調部の階調を補正する第2のディザ重畳回路(400)とを備えて構成したことを特徴とする映像表示装置を提供し、
(b)R,G,B信号を入力映像信号とする映像表示装置に用いる映像信号処理方法において、入力されたR,G,B信号それぞれに複数のディザ係数をマトリクス状にしたディザ係数パターンを加算して、前記R,G,B信号における所定の階調以下の低階調部の階調を補正する第1のディザ重畳ステップと、前記第1のディザ重畳ステップの後段にて、前記第1のディザ重畳ステップによりディザ係数パターンが加算されたR,G,B信号それぞれに逆ガンマ補正処理を施す逆ガンマ補正ステップと、前記逆ガンマ補正ステップの後段にて、前記逆ガンマ補正ステップにより逆ガンマ補正されたR,G,B信号それぞれに複数のディザ係数をマトリクス状にしたディザ係数パターンを加算して、前記R,G,B信号における所定の階調以上の中高階調部の階調を補正する第2のディザ重畳ステップとを含むことを特徴とする映像表示装置に用いる映像信号処理方法を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の映像表示装置及びこれに用いる映像信号処理方法について、添付図面を参照して説明する。図1は本発明の映像表示装置の一実施形態を示すブロック図、図2は図1中の映像信号処理回路100の具体的構成例を示すブロック図、図3は図1中の映像信号処理回路100で用いるディザパターンの一例を示す図、図4は図1中の映像信号処理回路100で用いるディザパターン内のディザ係数を階調群毎に設定する際のディザ係数の具体的な一例を示す図、図5は図1中の映像信号処理回路100における最終的なディザ係数の決定方法を説明するための図、図6は図1中の逆ガンマ補正回路における逆ガンマ補正特性の例を示す図、図7は図1中の映像信号処理回路400の具体的構成例を示すブロック図、図8は図1中の映像信号処理回路400で用いるディザパターン内のディザ係数を階調群毎に設定する際のディザ係数の具体的な一例を示す図、図9は図1中の映像信号処理回路400における最終的なディザ係数の決定方法を説明するための図である。
【0010】
図1に示す本発明の一実施形態は、映像表示装置の一例としてPDPの場合を示している。図1において、映像信号は映像信号処理回路(第1のディザ重畳回路)100に入力され、後に詳述するディザ法によって多階調化が図られ、逆ガンマ補正回路200に入力される。逆ガンマ補正回路200は、入力された映像信号に逆ガンマ補正処理を施す。逆ガンマ補正回路200の出力はさらに映像信号処理回路(第2のディザ重畳回路)400に入力され、後に詳述するディザ法によって多階調化が図られる。映像信号処理回路400の出力はPDP300に入力される。なお、映像信号は、R,G,B信号である。従って、実際には、映像信号処理回路100,逆ガンマ補正回路200,映像信号処理回路400は、R,G,B信号で3系統必要である。
【0011】
本発明の特徴の1つは、映像信号に逆ガンマ補正処理を施す前にディザ法によって多階調化を図る第1の信号処理を施すと共に、映像信号に逆ガンマ補正処理を施した後においても、ディザ法によって多階調化を図る第2の信号処理を施すことである。図1では、第1の信号処理を施す映像信号処理回路100と、逆ガンマ補正回路200と、第2の信号処理を施す映像信号処理回路400とを別々の回路ブロックとして図示しているが、1つの回路ブロック内で上記の一連の処理を行うようにしてもよい。
【0012】
映像信号処理回路100,400における多階調化処理を説明する前に、図10を用いて、PDP300のパネル上のドットデータとディザ係数との対応について説明する。図10において、301はPDP300のパネルを示しており、302はR,G,Bよりなる画素を構成するドットを示している。図10に示すように、パネル301は、N行×M列の複数のドット302より構成されており、a,b,c,dのディザ係数は、それぞれのドット302に印加するドットデータに対応して加算される。ここでは、簡略化のため、R,G,Bの1つの色のドットにてパネル301を構成するよう図示しているが、実際には、R,G,Bの各ドットが行方向に順次並んでパネル301を構成する。
【0013】
次に、図2を用いて、映像信号処理回路100の構成及び動作について説明する。図2において、ディザマトリクスパターン発生器1は、一例として、n×nドットのマトリクスからなるディザマトリクスパターン(以下、ディザパターン)を複数種類(ここでは、m種類)発生する。なお、ここでは、mが3以上の如く図示しているが、m=2、即ち、2種類のディザパターンを発生するものであってもよい。ディザマトリクスパターン発生器1は、ROMで構成してもよく、あるいは、ソフトウェアによって構成することもできる。
【0014】
ここで、ディザマトリクスパターン発生器1は、ディザ係数パターンそのもの、即ち、ディザパターン内の個々のディザ係数を発生するのではなく、ディザパターンの位置情報のみを発生している。さらに詳細には、ディザマトリクスパターン発生器1は、図10におけるパネル301のドット302における1つの区画(マトリクス)に対して、いかなる位置関係でディザ係数を対応させるかを表すパターンを発生するものである。従って、このディザマトリクスパターン発生器1の出力段の時点では、まだ、ディザパターン内の個々のディザ係数は決定されていない。
【0015】
セレクタ2は、ディザマトリクスパターン発生器1からのm種類のディザパターンの1つを選択し、階調別ディザ係数発生回路5に入力する。階調別ディザ係数発生回路5と加算器3には、例えばデジタル変換された映像信号が入力される。階調別ディザ係数発生回路5は、入力された映像信号の階調を検出し、予め設定した階調以下の映像信号についてさらに複数の階調群に分け、その階調群毎で共通に、ディザパターン内の個々のディザ係数を設定する。このとき、予め設定した階調以上では、ディザパターン内の個々のディザ係数を全て0として設定する。なお、複数の階調群としたが1つの階調群であってもよい。
【0016】
そして、階調別ディザ係数発生回路5は、セレクタ2によって選択されたディザパターンと、入力された映像信号の階調群とに対応して、ディザパターン内の個々のディザ係数を決定する。階調別ディザ係数発生回路5が発生したディザ係数は加算器3に入力される。加算器3は、入力された映像信号と階調別ディザ係数発生回路5が発生したディザ係数とを加算し、リミッタ4に入力する。リミッタ4は、加算器3の出力における原信号のビット数による値を超えた分(いわゆるアンダーフロー)を制限して出力する。なお、映像表示装置の階調能力に応じて、加算器3の出力のビット(下位ビット)を制限して出力してもよい。
【0017】
図3は、図2で用いるディザパターンの例である。図3(A),(B)において、a,b,c,dで示す4つのドットよりなる区画は、縦(行)×横(列)で2×2ドットのマトリクスによるディザパターンを示している。この2×2ドットのディザパターンは、図10で説明したように、PDP300におけるパネル301のドット302に印加するドットデータに対応した位置情報として設定される。
【0018】
例えば、図3(A),(B)のディザパターン▲1▼では、奇数行のドットデータにはディザパターンa,b,a,b,…が行頭のドットより順に加算され、偶数行のドットデータには、ディザパターンc,d,c,d,…が行頭のドットより順に加算される。図3(A)のディザパターン▲2▼では、奇数行のドットデータにはディザパターンd,c,d,c,…が行頭のドットより順に加算され、偶数行のドットデータには、ディザパターンb,a,b,a,…が行頭のドットより順に加算される。
【0019】
図3(A)に示す例では、a,b,c,dとしたディザパターン▲1▼と、d,c,b,aとしたディザパターン▲2▼との2種類のパターンを用い、このディザパターン▲1▼,▲2▼を例えば1フィールド毎に交互に切り換えるようにしたものである。
【0020】
図3(B)に示す例では、a,b,c,dとしたディザパターン▲1▼と、d,a,c,bとしたディザパターン▲2▼と、c,d,b,aとしたディザパターン▲3▼と、b,c,a,dとしたディザパターン▲4▼との4種類のパターンを用い、このディザパターン▲1▼〜▲4▼を例えばフィールド周期で規則的に巡回させて切り換えるようにしたものである。なお、図3に示す例は、ディザパターン▲1▼をパネル301のドット302に対応させた状態を示している。
【0021】
前述のように、加算器3に入力するディザパターンは、ディザマトリクスパターン発生器1から出力する時点では、ディザパターン内の個々のディザ係数は決定されていない。図3のように、個々のディザ係数の位置情報のみが決定している。個々のディザ係数は、この位置情報を基にして、階調別ディザ係数発生回路5で最終的に決定する。以下に、その処理方法について詳細に説明する。
【0022】
図4は、階調別ディザ係数発生回路5で階調群毎に設定するディザパターン内の個々のディザ係数の一例を示したものである。ここでは、図3(A)のように、ディザパターン▲1▼,▲2▼の2種類のパターンを用いる場合について示している。この例では、256階調で入力される入力映像信号において、階調63以下の階調についてディザ係数を設定する。階調を(A):階調0〜15,(B):階調16〜31,(C):階調32〜47,(D):階調48〜63,(E):階調64以上の5種類の階調群に分け、それぞれについて異なるディザ係数を設定している。
【0023】
例えば、図4(A)の階調0〜15においては、ディザパターンa,b,c,dのディザ係数をそれぞれ5,3,−3,−5と設定し、図4(B)の階調16〜31においては、ディザパターンa,b,c,dのディザ係数をそれぞれ4,2,−2,−4と設定している。図4(C)の階調32〜47においては、ディザパターンa,b,c,dのディザ係数をそれぞれ3,1,−1,−3と設定し、図4(D)における階調48〜63においては、ディザパターンa,b,c,dのディザ係数をそれぞれ2,1,−1,−2と設定している。また、図4(E)の階調64以上においては、ディザパターンa,b,c,dのディザ係数をそれぞれ0,0,0,0と設定している。ディザパターン▲1▼,▲2▼を構成する具体的なディザ係数は、図4に示す如くである。
【0024】
このディザパターンの一例では、正のディザ係数と負のディザ係数の双方を備え、1つのディザパターン内におけるディザ係数の総和が0となるようにしている。
【0025】
上記の構成では、逆ガンマ補正処理を施した際に損なわれる階調の連続性を滑らかにすることを主な目的として、原信号(入力映像信号)にディザ係数を加算するので、隣接階調に対する視覚的な輝度差が大きく目立ちやすくなる低階調部のみにディザ係数を加算する。特に、サブフィールド分割により階調表現するPDP300の場合では、この低階調部の中でも階調レベルが小さくなるに従って階調の損失の程度が大きくなる。従って、全ての低階調部において階調の連続性を向上させるため、ディザ係数の重み付けを階調レベル毎に可変し、階調が小さくなるに従って重み付け(即ち、係数の絶対値)を大きくしている。
【0026】
図5は、最終的に原信号に加算する2×2ドットのディザパターンにおける個々のディザ係数の決定方法の一例を示している。図5は図3(A)におけるディザパターン▲1▼の場合である。この例では、図10におけるパネル301の第1〜2行,第1〜2列の2×2ドットのディザパターンにおける個々のディザ係数の決定方法を示している。パネル301の他の区画(マトリクス)でも全く同様である。
【0027】
まず、図3(A)のディザパターン▲1▼を用いる場合において、図5に示すように、第1行1列の階調が12,第1行2列の階調が18,第2行1列の階調が33,第2行2列の階調が57であるとする。このとき、第1行1列は、階調が12であるので、図4(A)に示す5,3,−3,−5が選択され、その中で、aの位置に相当するディザ係数5が選択される。第1行2列は、階調が18であるので、図4(B)に示す4,2,−2,−4が選択され、その中で、bの位置に相当するディザ係数2が選択される。
【0028】
第2行1列は、階調が33であるので、図4(C)に示す3,1,−1,−3が選択され、その中で、cの位置に相当するディザ係数−1が選択される。第2行2列は、階調が57であるので、図4(D)に示す2,1,−1,−2が選択され、その中で、dの位置に相当するディザ係数−2が選択される。このようにして、最終的に決定されるディザパターンの個々のディザ係数は、5,2,−1,−2となる。
【0029】
図3(A)のディザパターン▲2▼や図3(B)に示すディザパターン▲1▼〜▲4▼を用いる場合も同様に、パネル301を構成するそれぞれドット302に印加するドットデータの階調に応じて個々のディザ係数を決定する。
【0030】
このように、階調別ディザ係数発生回路5が、パネル301内でディザ係数パターンを加算する1つの区画であるマトリクスを構成する個々のドットデータの階調を検出する。階調別ディザ係数発生回路5は階調検出手段としても動作している。なお、階調検出手段を階調別ディザ係数発生回路5とは別に設けてもよい。そして、検出したドットデータの階調に応じて、マトリクスのドットそれぞれで、図4に示す具体的なディザ係数パターンを選択し、そのディザ係数パターンより、マトリクスのドットの位置に対応したディザ係数を抽出する。次に、抽出したディザ係数を合成して1つのマトリクスに加算する最終的なディザ係数パターンを生成する。
【0031】
ところで、図5の例では、本発明の要旨を理解しやすいよう、隣接するドット302の階調が大きく異なっている場合について示した。隣接するドット302の階調があまり相違せず、図4(A)〜(D)に示す同じ階調群の中にあれば、図5に示す最終的なディザ係数の決定方法によって決定した複数のディザ係数パターンは、図4(A)〜(D)に示すディザ係数パターンと同一となる。
【0032】
上記のように、図4(A)〜(D)に示すディザ係数パターンでは、1つのディザパターン内におけるディザ係数の総和が0となるようにしているので、実際に加算するディザ係数パターン内におけるディザ係数の総和も0となる。従って、隣接するドット302の階調が図4(A)〜(D)に示す同じ階調群の中にあるときには、映像信号にディザ係数を加算しても、ノイズとして目立ちにくくなる。
【0033】
次に、逆ガンマ補正回路200の動作について説明する。逆ガンマ補正回路200は、一例として、図6(A)に示すような補正特性で、入力された映像信号に逆ガンマ補正処理を施す。図6(A)において、横軸は入力映像信号の階調、縦軸は出力映像信号の階調である。図6(A)に示す補正特性は、ガンマ補正がかけられた映像信号を視覚上リニアな特性に戻すために一般的に用いられている逆ガンマカーブである。図6(B)は、他の補正特性を示している。図6(B)に示す補正特性は、映像信号に特定の補正処理を施すためにS字状にした逆ガンマカーブである。
【0034】
逆ガンマ補正回路200は、入力された映像信号を図6(A),(B)に示すような特性で変換して出力するROMやソフトウェアによるテーブルによって実現することができる。
【0035】
次に、図7を用いて、映像信号処理回路400の構成及び動作について説明する。図7に示すように、映像信号処理回路400は、ディザマトリクスパターン発生器11,セレクタ12,加算器13,リミッタ14,階調別ディザ係数発生回路15を備えて構成される。図2と図7とを比較すれば分かるように、映像信号処理回路400は、映像信号処理回路100と実質的に同じ構成であり、同じように動作する。ディザマトリクスパターン発生器11が発生するディザパターンは図2と同様であり、最終的に原信号に加算する2×2ドットのディザパターンにおける個々のディザ係数の決定方法も、図5と同様である。
【0036】
但し、階調別ディザ係数発生回路15で階調群毎に設定するディザパターン内の個々のディザ係数は、図4に示すものではなく、一例として図8に示すものを用いる。図8は、階調別ディザ係数発生回路15で階調群毎に設定するディザパターン内の個々のディザ係数の一例を示したものである。ここでは、図3(A)のように、ディザパターン▲1▼,▲2▼の2種類のパターンを用いる場合について示している。
【0037】
この図8に示す例では、逆ガンマ補正回路200の後段にあり、映像信号処理回路400に入力される256階調の映像信号に対し、階調32以上の階調についてディザ係数を設定する。階調を(A):階調0〜31,(B):階調32〜63,(C):階調64〜96,(D):階調97〜133,(E):階調144以上の5種類の階調群に分け、それぞれについて異なるディザ係数を設定している。
【0038】
例えば、図8(A)の階調0〜31においては、ディザパターンa,b,c,dのディザ係数をそれぞれ0,0,0,0と設定し、図8(B)の階調32〜63においては、ディザパターンa,b,c,dのディザ係数をそれぞれ2,1,−1,−2と設定している。図8(C)の階調64〜96においては、ディザパターンa,b,c,dのディザ係数をそれぞれ3,1,−1,−3と設定している。
【0039】
図8(D)における階調97〜133においては、ディザパターンa,b,c,dのディザ係数をそれぞれ4,2,−2,−4と設定し、図8(E)の階調144以上においては、ディザパターンa,b,c,dのディザ係数をそれぞれ5,3,−3,−5と設定している。ディザパターン▲1▼,▲2▼を構成する具体的なディザ係数は、図8に示す如くである。
【0040】
このディザパターンの一例では、正のディザ係数と負のディザ係数の双方を備え、1つのディザパターン内におけるディザ係数の総和が0となるようにしている。
【0041】
映像信号処理回路400は、逆ガンマ補正処理を施した後に隣接階調間における輝度段差が大きくなり、隣接画素間でのサブフィールドの選択状況によっては、特に動画像の中高階調部で発生する疑似輪郭状の画質妨害を軽減するためのものである。そこで、映像信号処理回路400は、疑似輪郭状の画質妨害が発生する中高階調部の連続性を滑らかにすることを主な目的として、中高階調部のみにディザ係数を加算する。
【0042】
特に、逆ガンマ補正回路200にて図6(A)に示す逆ガンマカーブを用い、サブフィールド分割により階調表現するPDP300の場合では、この中高階調部の中でも階調レベルが大きくなるに従って隣接階調間における輝度段差の程度が大きくなる。従って、全ての中高階調部において階調の連続性を向上させるため、ディザ係数の重み付けを階調レベル毎に可変し、階調が大きくなるに従って重み付け(即ち、係数の絶対値)を大きくしている。
【0043】
図9は、映像信号処理回路400にて最終的に原信号に加算する2×2ドットのディザパターンにおける個々のディザ係数の決定方法の一例を示している。図9は図3(A)におけるディザパターン▲1▼の場合である。この例では、図10におけるパネル301の第1〜2行,第1〜2列の2×2ドットのディザパターンにおける個々のディザ係数の決定方法を示している。パネル301の他の区画(マトリクス)でも全く同様である。
【0044】
まず、図3(A)のディザパターン▲1▼を用いる場合において、図9に示すように、第1行1列の階調が64,第1行2列の階調が100,第2行1列の階調が63,第2行2列の階調が157であるとする。このとき、第1行1列は、階調が64であるので、図8(C)に示す3,1,−1,−3が選択され、その中で、aの位置に相当するディザ係数3が選択される。第1行2列は、階調が100であるので、図8(D)に示す4,2,−2,−4が選択され、その中で、bの位置に相当するディザ係数2が選択される。
【0045】
第2行1列は、階調が63であるので、図8(B)に示す2,1,−1,−2が選択され、その中で、cの位置に相当するディザ係数−1が選択される。第2行2列は、階調が157であるので、図8(E)に示す5,3,−3,−5が選択され、その中で、dの位置に相当するディザ係数−5が選択される。このようにして、最終的に決定されるディザパターンの個々のディザ係数は、3,2,−1,−5となる。
【0046】
図3(A)のディザパターン▲2▼や図3(B)に示すディザパターン▲1▼〜▲4▼を用いる場合も同様に、パネル301を構成するそれぞれドット302に印加するドットデータの階調に応じて個々のディザ係数を決定する。
【0047】
このように、階調別ディザ係数発生回路15が、パネル301内でディザ係数パターンを加算する1つの区画であるマトリクスを構成する個々のドットデータの階調を検出する。階調別ディザ係数発生回路15は階調検出手段としても動作している。なお、階調検出手段を階調別ディザ係数発生回路15とは別に設けてもよい。そして、検出したドットデータの階調に応じて、マトリクスのドットそれぞれで、図8に示す具体的なディザ係数パターンを選択し、そのディザ係数パターンより、マトリクスのドットの位置に対応したディザ係数を抽出する。次に、抽出したディザ係数を合成して1つのマトリクスに加算する最終的なディザ係数パターンを生成する。
【0048】
ところで、図9の例では、本発明の要旨を理解しやすいよう、隣接するドット302の階調が大きく異なっている場合について示した。隣接するドット302の階調があまり相違せず、図8(A)〜(D)に示す同じ階調群の中にあれば、図9に示す最終的なディザ係数の決定方法によって決定した複数のディザ係数パターンは、図8(A)〜(D)に示すディザ係数パターンと同一となる。
【0049】
上記のように、図8(A)〜(D)に示すディザ係数パターンでは、1つのディザ係数パターン内におけるディザ係数の総和が0となるようにしているので、実際に加算するディザ係数パターン内におけるディザ係数の総和も0となる。従って、隣接するドット302の階調が図8(A)〜(D)に示す同じ階調群の中にあるときには、映像信号にディザ係数を加算しても、ノイズとして目立ちにくくなる。
【0050】
以上のように、本発明では、逆ガンマ補正回路200の前後にそれぞれディザ法を用いて多階調化処理を行う映像信号処理回路(ディザ重畳回路)100,400を設け、それぞれ入力された映像信号に対して、その映像信号の階調を複数の階調群に分け、それぞれに適したディザ係数を有するディザパターン(ディザ係数パターン)を加算するようにしている。従って、全ての階調に対して効果的な補正を行うことが可能となる。
【0051】
また、上述した実施形態では、図6(A)に示す逆ガンマ補正特性を用いる場合に好適な例として、逆ガンマ補正処理を施した際に発生する階調の損失の程度が大きい低階調部(一例として、階調63以下)においては、逆ガンマ補正処理前にディザ係数パターンを加算するようにし、逆ガンマ補正処理後の隣接階調間における輝度段差の程度が大きい中高階調部(一例として、階調32以上)においては、逆ガンマ補正処理後にディザ係数パターンを加算するようにしている。このとき、それぞれの領域でディザ係数の総和が0となるようにしているので、映像信号の階調が全体的に増えてしまうことがない。従って、原信号と全く同じ階調数を維持した良好な映像を表示することが可能である。
【0052】
ここで、図6(B)に示すS字状の逆ガンマ補正特性を用いる場合に好適な例について説明する。図6(B)に示す補正特性においては、入力映像信号の低階調部と高階調部で、入力映像信号の階調の増加に対する出力映像信号の階調の増加が緩やかである。このように、入力映像信号の階調の増加に対する出力映像信号の階調の増加が小さい領域においては、逆ガンマ補正処理を施す前、即ち、映像信号処理回路100にてディザ係数パターンを加算することが好ましい。
【0053】
一方、入力映像信号の階調の増加に対する出力映像信号の階調の増加が大きい領域、図6(B)に示す補正特性では中階調部においては、逆ガンマ補正処理を施した後、即ち、映像信号処理回路400にてディザ係数パターンを加算することが好ましい。
【0054】
図6(A),(B)に示すような補正特性(逆ガンマカーブ)において、傾きが45度より小なる領域では、逆ガンマ補正回路200の前段に設けた映像信号処理回路100にてディザ係数パターンを加算し、傾きが45度より大なる領域では、逆ガンマ補正回路200の後段に設けた映像信号処理回路400にてディザ係数パターンを加算することが好ましい。傾きが45度の領域は、映像信号処理回路100,400のいずれでディザ係数パターンを加算しても効果は同じである。
【0055】
このように、映像信号処理回路100,400それぞれでディザ係数パターンを加算するとき、逆ガンマ補正回路200の逆ガンマ補正特性に合わせたり、あるいは、隣接階調間における輝度段差の程度に応じて、ディザ係数パターンを加算する階調の位置(階調領域)を適宜選択すればよい。ディザ係数パターンを加算する領域としては、低階調部のみ、中階調部のみ、高階調部のみ、または、これらの任意の組み合わせ(全階調領域を含む)が考えられる。映像信号処理回路100がディザ係数パターンを加算する階調領域と映像信号処理回路400がディザ係数パターンを加算する階調領域とは、上記の実施形態のように一部で重複していてもよい。逆に言えば、階調領域の少なくとも一部が異なっていればよい。
【0056】
本発明は以上説明した実施形態に限定されることはない。本実施形態では、1フィールド毎にディザパターンを変更するようにしたが、それに限定されることはない。1フレーム毎にディザパターンを変更してもよいし、隣接ブロック毎にディザパターンを変更したり、区画(マトリクス)とドットとの対応関係を変更してもよい。即ち、ディザパターンを時間的もしくはPDP300におけるパネル301上の位置的に変更すればよい。
【0057】
また、本実施形態では、正と負のディザ係数を用いてディザパターンを構成しているが、これは原信号と同じ階調数にするためであり、ディザ係数の加算を階調の連続性を滑らかにするためだけに使用しているからである。但し、ディザ係数の設定は上記の例に限定されることはなく、従来例と同様に、表示能力の不足分を補充するという目的も考慮して、最終的なディザ係数を設定してもよい。このようにすれば、そのように設定した階調の領域に対しては、階調の連続性を滑らかにすることだけでなく、見かけ上、階調数を増加させることができる。
【0058】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明の映像表示装置及びこれに用いる映像信号処理方法は、入力されたR,G,B信号それぞれに複数のディザ係数をマトリクス状にしたディザ係数パターンを加算して、R,G,B信号の階調を補正し、次に、R,G,B信号それぞれに逆ガンマ補正処理を施し、さらにこの後、複数のディザ係数をマトリクス状にしたディザ係数パターンを加算して、R,G,B信号の階調を補正するようにしたので、低階調部から中高階調部にかけて、階調特性を適応的に滑らかにして階調の連続性や多階調化特性を向上させることができると共に、全体的に目立ちやすい疑似輪郭状の画質妨害の発生を効果的に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の映像表示装置の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1中の映像信号処理回路100の具体的構成例を示すブロック図である。
【図3】図1中の映像信号処理回路100で用いるディザパターンの一例を示す図である。
【図4】図1中の映像信号処理回路100で用いるディザパターン内のディザ係数を階調群毎に設定する際のディザ係数の具体的な一例を示す図である。
【図5】図1中の映像信号処理回路100における最終的なディザ係数の決定方法を説明するための図である。
【図6】図1中の逆ガンマ補正回路200における逆ガンマ補正特性の例を示す図である。
【図7】図1中の映像信号処理回路400の具体的構成例を示すブロック図である。
【図8】図1中の映像信号処理回路400で用いるディザパターン内のディザ係数を階調群毎に設定する際のディザ係数の具体的な一例を示す図である。
【図9】図1中の映像信号処理回路400における最終的なディザ係数の決定方法を説明するための図である。
【図10】映像表示装置におけるドットとディザ係数との対応を説明するための図である。
【符号の説明】
11 ディザマトリクスパターン発生器
12 セレクタ
13 加算器
14 リミッタ
15 階調別ディザ係数発生回路
100,400 映像信号処理回路(ディザ重畳回路)
200 逆ガンマ補正回路
300 PDP

Claims (8)

  1. R,G,B信号を入力映像信号とする映像表示装置において、
    入力されたR,G,B信号それぞれに複数のディザ係数をマトリクス状にしたディザ係数パターンを加算して、前記R,G,B信号における所定の階調以下の低階調部の階調を補正する第1のディザ重畳回路と、
    前記第1のディザ重畳回路の後段に設けられ、前記第1のディザ重畳回路より出力されたR,G,B信号それぞれに逆ガンマ補正処理を施す逆ガンマ補正回路と、
    前記逆ガンマ補正回路の後段に設けられ、前記逆ガンマ補正回路より出力されたR,G,B信号それぞれに複数のディザ係数をマトリクス状にしたディザ係数パターンを加算して、前記R,G,B信号における所定の階調以上の中高階調部の階調を補正する第2のディザ重畳回路とを備えて構成したことを特徴とする映像表示装置。
  2. 前記第1のディザ重畳回路がディザ係数パターンを加算する前記R,G,B信号の階調領域と、前記第2のディザ重畳回路がディザ係数パターンを加算する前記R,G,B信号の階調領域とを、少なくとも一部で互いに異ならせたことを特徴とする請求項1記載の映像表示装置。
  3. 前記第1及び第2のディザ重畳回路は、
    前記映像表示装置の画素を構成するドットに対して、いかなる位置関係でディザ係数を対応させるかを表す複数のディザマトリクスパターンを発生するディザマトリクスパターン発生器と、
    前記ディザマトリクスパターン発生器が発生する複数のディザマトリクスパターンの1つを選択するセレクタと、
    R,G,B信号の階調を複数の領域に分け、この複数の領域毎に、前記セレクタによって選択されたディザマトリクスパターンに応じて、複数のディザ係数をR,G,B信号に加算するためのディザ係数パターンとして発生する階調別ディザ係数発生回路と、
    R,G,B信号に前記ディザ係数パターンを加算する加算器とを有することを特徴とする請求項1または2に記載の映像表示装置。
  4. 前記第1のディザ重畳回路は、前記逆ガンマ補正回路による逆ガンマ補正処理におけるR,G,B信号の入出力特性の傾きが45度より小なる領域で、前記階調別ディザ係数発生回路によって発生するディザ係数の重み付けを、R,G,B信号の階調が小さくなるに従って大きくし、
    前記第2のディザ重畳回路は、前記入出力特性の傾きが45度より大なる領域で、前記階調別ディザ係数発生回路によって発生するディザ係数の重み付けを、R,G,B信号の階調が大きくなるに従って大きくしたことを特徴とする請求項3記載の映像表示装置。
  5. R,G,B信号を入力映像信号とする映像表示装置に用いる映像信号処理方法において、
    入力されたR,G,B信号それぞれに複数のディザ係数をマトリクス状にしたディザ係数パターンを加算して、前記R,G,B信号における所定の階調以下の低階調部の階調を補正する第1のディザ重畳ステップと、
    前記第1のディザ重畳ステップの後段にて、前記第1のディザ重畳ステップによりディザ係数パターンが加算されたR,G,B信号それぞれに逆ガンマ補正処理を施す逆ガンマ補正ステップと、
    前記逆ガンマ補正ステップの後段にて、前記逆ガンマ補正ステップにより逆ガンマ補正されたR,G,B信号それぞれに複数のディザ係数をマトリクス状にしたディザ係数パターンを加算して、前記R,G,B信号における所定の階調以上の中高階調部の階調を補正する第2のディザ重畳ステップとを含むことを特徴とする映像表示装置に用いる映像信号処理方法。
  6. 前記第1のディザ重畳ステップにてディザ係数パターンを加算する前記R,G,B信号の階調領域と、前記第2のディザ重畳ステップにてディザ係数パターンを加算する前記R,G,B信号の階調領域とを、少なくとも一部で互いに異ならせたことを特徴とする請求項5記載の映像表示装置に用いる映像信号処理方法。
  7. 前記第1及び第2のディザ重畳ステップは、
    前記映像表示装置の画素を構成するドットに対して、いかなる位置関係でディザ係数を対応させるかを表す複数のディザマトリクスパターンを発生するディザマトリクスパターン発生ステップと、
    前記ディザマトリクスパターン発生ステップにて発生する複数のディザマトリクスパターンの1つを選択する選択ステップと、
    R,G,B信号の階調を複数の領域に分け、この複数の領域毎に、前記選択ステップにて選択されたディザマトリクスパターンに応じて、複数のディザ係数をR,G,B信号に加算するためのディザ係数パターンとして発生する階調別ディザ係数発生ステップと、
    R,G,B信号に前記ディザ係数パターンを加算する加算ステップとを含むことを特徴とする請求項5または6に記載の映像表示装置に用いる映像信号処理方法。
  8. 前記第1のディザ重畳ステップは、前記逆ガンマ補正ステップによる逆ガンマ補正処理におけるR,G,B信号の入出力特性の傾きが45度より小なる領域で、前記階調別ディザ係数発生ステップにて発生するディザ係数の重み付けを、R,G,B信号の階調が小さくなるに従って大きくし、
    前記第2のディザ重畳ステップは、前記入出力特性の傾きが45度より大なる領域で、前記階調別ディザ係数発生ステップにて発生するディザ係数の重み付けを、R,G,B信号の階調が大きくなるに従って大きくしたことを特徴とする請求項7記載の映像表示装置に用いる映像信号処理方法。
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